JP5901721B2 - ガス分析装置 - Google Patents
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また、本発明のガス分析装置は、被測定ガスを抜出す被測定ガス抜出し管と、レーザ光を発振するレーザ発振部と、前記レーザ発振部より発振されたレーザ光を前記被測定ガス抜出し管の測定チャンバー内に照射する少なくとも1つの光照射手段と、前記被測定ガスにレーザ光を照射することで発生する散乱光を受光する受光手段と、受光した散乱光を測定する測定部と、前記レーザ発振部と前記光照射手段とを連結し、前記レーザ発振部から発振されたレーザ光を前記光照射手段に導光する第1の導光体と、前記受光手段と前記測定部とを連結し、前記受光手段で受光された散乱光を前記測定部に導光する第2の導光体と、を具備し、前記光照射手段が、前記第1の導光体からレーザ光が照射される照射部と、前記測定チャンバー内に前記第1の導光体の先端を覆うように設けられる内筒と、前記内筒を覆うように設けられる外筒とからなる二重管で形成され、前記測定チャンバーの壁面に設けられた筒体と、前記内筒内に前記第1の導光体より照射されるレーザ光を集光するレンズと、前記内筒内に設けられ、周方向に複数の孔が設けられ、前記レンズを前記内筒内に支持するレンズ挟持部材とを有し、前記外筒に、当該外筒から前記測定チャンバー側に向かって開口幅が狭く形成された開口部が設けられ、前記内筒内に不活性ガスを供給し、この供給された不活性ガスを前記測定チャンバー内に導出する、ことを特徴とする。
また、第1の導光体及び第2の導光体を介してレーザ光を測定チャンバー内に照射すると共に、散乱光を測定部に伝達することができるため、制御装置等を現場環境の外側の防塵、調温、調湿された環境に設置することができる。
これにより、ガス測定装置を設置する際には、除震設備や光軸のずれを調整する調整設備を設ける必要がないため、設備費用を抑えることができると共に、メンテナンス性を向上させることもできる。
図1は、本発明による実施例1に係るガス分析装置の構成を簡略に示す概念図であり、図2は、図1中のA−A方向から見たときの構成を簡略に示す図である。
図1に示すように、本実施例に係るガス分析装置10Aは、被測定ガスとして燃料ガス11を抜出す燃料ガス抜出し管(被測定ガス抜出し管)12と、レーザ光13を発振するレーザ照射装置(レーザ発振部)14と、レーザ照射装置14より発振されたレーザ光13を燃料ガス抜出し管12の測定チャンバー15内に照射するための光照射手段16Aと、燃料ガス11にレーザ光13を照射することで発生する散乱光17を受光する受光手段18Aと、受光した散乱光17を測定する測定部19Aと、レーザ照射装置14と光照射手段16Aとを連結し、レーザ照射装置14から発振されたレーザ光13を光照射手段16Aに導光する第1の導光体として第1の光ファイバ20と、受光手段18Aと測定部19Aとを連結し、受光手段18Aで受光された散乱光17を測定部19Aに導光する第2の導光体として第2の光ファイバ21と、を有するものである。
また、第1の光ファイバ20及び第2の光ファイバ21を介してレーザ光13を測定チャンバー15内に照射すると共に、散乱光17を測定部19Aに伝達することができるため、制御装置等の電器機器類を現場環境の外側の防塵、調温、調湿された環境に設置することができる。
また、分岐部40は、図3に示すように、2つに分岐するものに限定されるものではなく、3つ以上に分岐するようにしてもよい。
図4は、本発明による実施例2に係るガス分析装置の構成を簡略に示す概念図である。
本実施例に係るガス分析装置は、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10Aの構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図5は、本発明による実施例3に係るガス分析装置の構成を簡略に示す概念図である。
本実施例に係るガス分析装置10Cは、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10A又は図4に示す実施例2に係るガス分析装置10Bの構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図6は、本発明による実施例4に係るガス分析装置の構成を簡略に示す概念図である。
本実施例に係るガス分析装置10Dは、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10A乃至図5に示す実施例3に係るガス分析装置10Cの構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
即ち、図6に示すように、本実施例に係るガス分析装置10Dの測定チャンバー15の突出部26−3には、窓29−1、集光レンズ30−1、フィルタ31が散乱光17の入射方向順に設けられ、測定チャンバー15の突出部26−3と対向するように設けられる突出部26−4には、窓29−2、集光レンズ30−2が散乱光17の入射方向側から順に設けられている。
図7は、本発明による実施例5に係るガス分析装置の構成を簡略に示す概念図である。
本実施例に係るガス分析装置は、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10A乃至図6に示す実施例4に係るガス分析装置10Dの構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
即ち、本実施例に係るガス分析装置10Eは、第2の光ファイバ21を第2の光ファイバ21−1、21−2に分岐する分岐部47を有し、第2の光ファイバ21−1に受光手段18Aで受光されるレーザ光13を除去するフィルタ48が連結され、第2の光ファイバ21−2がPD41に連結され、散乱光17を分光器35とPD41に各々導光するようにしている。
図8は、本発明による実施例6に係るガス分析装置の構成を簡略に示す概念図である。
本実施例に係るガス分析装置は、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10A乃至図7に示す実施例5に係るガス分析装置10Eの構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図11は、本発明による実施例7に係るガス分析装置の構成を簡略に示す概念図であり、図12は、照射部の構成を簡略に示す図であり、図13は、図12のA−A方向から見た図である。
本実施例に係るガス分析装置は、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10A乃至図8に示す実施例6に係るガス分析装置10F−1の構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図16は、本発明による実施例8に係るガス分析装置の構成を簡略に示す概念図であり、図17は、図16のA−A方向から見た時の断面図である。
本実施例に係るガス分析装置は、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10A乃至図8に示す実施例6に係るガス分析装置10F−1の構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
本実施例に係るガス分析装置は、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10A乃至図16に示す実施例8に係るガス分析装置10Hの構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
また、本実施例に係るガス分析装置は、図1に示す実施例1に係るガス分析装置10A乃至図16に示す実施例8に係るガス分析装置10Hの構成と同様であるため、光照射手段と、受光手段との構成を示す図のみを用いて説明する。
図20は、本発明による実施例9に係るガス分析装置の構成を一部を簡略に示す概念図であり、図21は、図20のA−A方向から見た図である。
図20に示すように、本実施例に係るガス分析装置は、第1の光ファイバ20の周囲に複数の第2の光ファイバ21が設けられ、第1の光ファイバ20と第2の光ファイバ21との先端を覆うように設けられる筒体91を有する。光照射手段16Dは、第1の光ファイバ20からレーザ光13が照射される照射部23と、第1の光ファイバ20より照射されるレーザ光13を集光するレンズ25と、で構成されている。また、受光手段18Fは、測定チャンバー15(図1参照)内に第2の光ファイバ21の先端を覆うように設けられる受光用筒体92と、受光用筒体92内の散乱光17の入射方向側に設けられ、散乱光17を集光する集光レンズ30と、散乱光17のみ通過させるフィルタ31と、で構成されている。
11 燃料ガス
12 燃料ガス抜出し管
13 レーザ光
14 レーザ照射装置(レーザ発振部)
15 測定チャンバー
16A〜16D 光照射手段
17 散乱光
18A〜18F 受光手段
19A、19B 測定部
20 第1の光ファイバ
21、21−1、21−2 第2の光ファイバ
22 煙道
23 照射部
24、61、91 筒体
25 レンズ
26−1〜26−3 突出部
27 ファイバアダプタ
28 ダンパ(遮蔽部材)
29 窓
30 集光レンズ
30a 93、95、96 リングマウント
31 フィルタ
32 受光部
33、38、53、64、75、83、94、97 不活性ガス
34、39、54、65、76、84 不活性ガス供給部(不活性ガス供給手段)
35 分光器
36 検出器
37 制御装置
41 PD
43 紫外レーザ光照射装置
44A、44B 紫外レーザ光
45 フィルタ
46 第3の光ファイバ
47 分岐部
48 フィルタ
51、62、71 内筒
52、63、72 外筒
73 孔
74、85 リングポート
77 不活性ガス供給管
80 ビーム径調整手段
81 レーザ光導光管
82a〜82d 反射板
83−1、83−2 ビーム径調整部
84−1、84−2 凹レンズ
85−1、85−2 凸レンズ
86 ハーフミラー
87 出力計
88 計測装置
92 受光用筒体
95 リングマウント
95a ガス通気通路
96a 孔
Claims (19)
- 被測定ガスを抜出す被測定ガス抜出し管と、
レーザ光を発振するレーザ発振部と、
前記レーザ発振部より発振されたレーザ光を前記被測定ガス抜出し管の測定チャンバー内に照射する少なくとも1つの光照射手段と、
前記被測定ガスにレーザ光を照射することで発生する散乱光を受光する受光手段と、
前記受光手段で受光した前記散乱光を測定する測定部と、
前記レーザ発振部と前記光照射手段との間に設けられ、前記レーザ発振部から発振されたレーザ光を前記光照射手段に導光する第1の導光体と、
前記受光手段と前記測定部との間に設けられ、前記受光手段で受光した散乱光を前記測定部に導光する第2の導光体と、を具備し、
前記光照射手段が、
前記第1の導光体からレーザ光が照射される照射部と、
前記測定チャンバー内に前記第1の導光体の先端を覆うように設けられる筒体と、
前記第1の導光体より照射されるレーザ光を集光するレンズと、
前記筒体内において、前記第1の導光体の周囲に複数の前記第2の導光体が設けられ、
前記測定チャンバー内に前記複数の第2の導光体の先端をそれぞれ覆うように複数の受光用筒体が前記筒体内に設けられ、
前記受光手段が、前記受光用筒体と、前記受光用筒体内に設けられ、前記散乱光を集光する集光レンズと、前記散乱光のみ通過させるフィルタと、で構成されてなることを特徴とする、ガス分析装置。 - 前記受光手段が、
前記受光用筒体内に設けられ、周方向に複数の孔が設けられ、前記集光レンズを前記受光用筒体内に支持するレンズ挟持部材を有し、
前記受光用筒体内に供給される不活性ガスを前記測定チャンバー内に導出する、請求項1に記載のガス分析装置。 - 前記測定部が、
前記散乱光の特定波長の光を分光する分光器と、
分光器により分光された散乱光を検出するICCDカメラと、
を有する、請求項1又は請求項2に記載のガス分析装置。 - 前記測定部が、フォトダイオードを有する、請求項1又は請求項2に記載のガス分析装置。
- 前記第2の導光体が前記受光手段で受光されるレーザ光を除去するフィルタと連結されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガス分析装置。
- 複数の前記受光用筒体同士の間に形成される空間内に不活性ガスを供給し、前記測定チャンバー内に導出する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のガス分析装置。
- 被測定ガスを抜出す被測定ガス抜出し管と、
レーザ光を発振するレーザ発振部と、
前記レーザ発振部より発振されたレーザ光を前記被測定ガス抜出し管の測定チャンバー内に照射する少なくとも1つの光照射手段と、
前記被測定ガスにレーザ光を照射することで発生する散乱光を受光する受光手段と、
受光した散乱光を測定する測定部と、
前記レーザ発振部と前記光照射手段とを連結し、前記レーザ発振部から発振されたレーザ光を前記光照射手段に導光する第1の導光体と、
前記受光手段と前記測定部とを連結し、前記受光手段で受光された散乱光を前記測定部に導光する第2の導光体と、を具備し、
前記光照射手段が、
前記第1の導光体からレーザ光が照射される照射部と、
前記測定チャンバー内に前記第1の導光体の先端を覆うように設けられる内筒と、前記内筒を覆うように設けられる外筒とからなる二重管で形成され、前記測定チャンバーの壁面に設けられた筒体と、
前記内筒内に前記第1の導光体より照射されるレーザ光を集光するレンズと、
前記内筒内に設けられ、周方向に複数の孔が設けられ、前記レンズを前記内筒内に支持するレンズ挟持部材とを有し、
前記外筒の先端部分に、前記レンズの直径より狭い開口部が設けられ、
前記内筒内に不活性ガスを供給し、この供給された不活性ガスを前記測定チャンバー内に導出する、ことを特徴とするガス分析装置。 - 被測定ガスを抜出す被測定ガス抜出し管と、
レーザ光を発振するレーザ発振部と、
前記レーザ発振部より発振されたレーザ光を前記被測定ガス抜出し管の測定チャンバー内に照射する少なくとも1つの光照射手段と、
前記被測定ガスにレーザ光を照射することで発生する散乱光を受光する受光手段と、
受光した散乱光を測定する測定部と、
前記レーザ発振部と前記光照射手段とを連結し、前記レーザ発振部から発振されたレーザ光を前記光照射手段に導光する第1の導光体と、
前記受光手段と前記測定部とを連結し、前記受光手段で受光された散乱光を前記測定部に導光する第2の導光体と、を具備し、
前記光照射手段が、
前記第1の導光体からレーザ光が照射される照射部と、
前記測定チャンバー内に前記第1の導光体の先端を覆うように設けられる内筒と、前記内筒を覆うように設けられる外筒とからなる二重管で形成され、前記測定チャンバーの壁面に設けられた筒体と、
前記内筒内に前記第1の導光体より照射されるレーザ光を集光するレンズと、
前記内筒内に設けられ、周方向に複数の孔が設けられ、前記レンズを前記内筒内に支持するレンズ挟持部材とを有し、
前記外筒に、当該外筒から前記測定チャンバー側に向かって開口幅が狭く形成された開口部が設けられ、
前記内筒内に不活性ガスを供給し、この供給された不活性ガスを前記測定チャンバー内に導出する、ことを特徴とする、ガス分析装置。 - 前記受光手段が、
前記散乱光が透過可能な窓と、
前記散乱光を集光する集光レンズと、
前記散乱光を受光するための受光部と、
を有する、請求項7又は請求項8に記載のガス分析装置。 - 前記受光手段が、
前記測定チャンバー内に前記第2の導光体の先端を覆うように設けられる筒体と、
該筒体の前記散乱光の入口部に設けられ、前記散乱光を集光する集光レンズと、
前記散乱光を受光するための受光部と、
を有する、請求項7又は請求項8に記載のガス分析装置。 - 前記受光手段が、
前記測定チャンバー内に前記散乱光を受光するための受光部を覆うように設けられる内筒と、
前記内筒を覆うように設けられる外筒と、
からなる二重管で形成されている、請求項7又は請求項8に記載のガス分析装置。 - 前記測定部が、
前記散乱光の特定波長の光を分光する分光器と、
分光器により分光された散乱光を検出するICCDカメラと、
を有する、請求項7から請求項11のいずれか1項に記載のガス分析装置。 - 前記測定部が、フォトダイオードを有する、請求項7から請求項12のいずれか1項に記載のガス分析装置。
- 前記第2の導光体が、前記散乱光を二つ以上に分岐する、請求項7から請求項13のいずれか1項に記載のガス分析装置。
- 前記第2の導光体が前記受光手段で受光されるレーザ光を除去するフィルタと連結されている、請求項7から請求項14のいずれか1項に記載のガス分析装置。
- 前記測定チャンバー内に不活性ガスを供給する、請求項7から請求項15のいずれか1項に記載のガス分析装置。
- 前記内筒と前記外筒との間に不活性ガスを供給する、請求項7から請求項16のいずれか1項に記載のガス分析装置。
- 前記レーザ発振部と前記第1の導光体との間に前記レーザ光のビーム径を調整するビーム径調整手段と、
複数の第1の導光体を含むレーザ光導光管と、を有し、
前記第1の導光体に前記レーザ光のレーザ出力に応じ、前記レーザ光のビーム径を調整して照射させる、請求項1から請求項17のいずれか1項に記載のガス分析装置。 - 前記測定部、前記レーザ発振部が防塵、調温、調湿された環境に設けられる、請求項1から請求項18のいずれか1項に記載のガス分析装置。
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