JP5900459B2 - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍装置の室外ユニット、特に、複数の室内ユニットに接続可能なマルチ型の冷凍装置の室外ユニットに関する。
マルチ型の冷凍装置では、1台の室外ユニットに複数台の室内ユニットが接続される。そのため、マルチ型の冷凍装置の室外ユニットには、複数の室内ユニットに対して複数のガス管と複数の液管とに接続するため、複数のガス管接続口と複数の液管接続口とが設けられている。
室外ユニットは、特許文献1(特開2011−117641号公報)に記載されているように、屋外のベランダなどの狭い場所に設置されることもあるため、作業性を確保する目的で、複数のガス管接続口と複数の液管接続口をまとめたガス管接続ポート及び液管接続ポートを室外ユニットの側面に設置することが行なわれている。
しかしながら、ガス管接続ポート及び液管接続ポートを室外ユニットの側面に設置すると、これらを含めた室外ユニットの全幅が大きくなり、室外ユニットの設置に必要な場所が大きくなってしまう。
本発明の課題は、マルチ型の冷凍装置の室外ユニットについてのコンパクト化を図ることである。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、複数の室内ユニットの室内側冷媒回路に接続可能な液管及びガス管を有する室外側冷媒回路を収納する本体ケーシングと、本体ケーシングの側面の外側において高さ方向に並べて配置され、複数の室内側冷媒回路に室外側冷媒回路の液管を接続するための複数の液管接続口を有する液管接続ポートと、本体ケーシングの側面の外側において高さ方向に並べて配置され、複数の室内側冷媒回路を室外側冷媒回路のガス管に接続するための複数のガス管接続口を有するガス管接続ポートと、本体ケーシングの側面に取り付けられ、複数の液管接続口が取り付けられる液管接続口取付部及び、複数のガス管接続口が取り付けられるガス管接続口取付部を有する取付部材と、複数の室内側冷媒回路にそれぞれ対応する複数の電動弁と、を備え、取付部材は、最上部のガス管接続口と並んで配線群を取付部材から引き出すための配線口を最上部の液管接続口の上にさらに有し、ガス管接続ポートは、本体ケーシングの側面に対して液管接続ポートよりもさらに外側に配置され、液管接続ポートは、複数の液管接続口にそれぞれ接続され、複数の電動弁がそれぞれ取り付けられる複数の液分岐管をさらに有し、取付部材は、幅方向に並ぶ液管接続口取付部とガス管接続口取付部とを階段状に接続する段差部をさらに有し、液管接続口取付部の幅が電動弁の幅とおなじかそれよりも小さくなるように形成されているものである。
第1観点の冷凍装置の室外ユニットにおいては、取付部材の取り付けに必要なスペースうち最上部の液管接続口の上の配管に使用されないスペースに、配線群を引き出すための配線口をつくることができる。
また、液管接続ポートをガス管接続ポートよりも内側に配置することで、例えば液管に取り付けられる電動弁の配置スペースの一部をガス管接続ポートの配置領域及び本体ケーシングのうちの少なくとも一方に確保することができる。それにより、液管接続ポートとガス管接続ポートとを合わせた幅方向の長さを、ガス管接続ポートを内側に配置して液管接続ポートを外側に配置する場合に比べて短くすることができる。特に、電動弁の一部を本体ケーシングよりも内側の液管接続ポートの配置領域及び本体ケーシングのうちの少なくとも一方を使って配置できるので、電動弁がこれらに入り込む分だけ、液管接続ポートとガス管接続ポートとを合わせた幅方向の長さを削減できる。
また、液管接続口取付部とガス管接続口取付部とが階段状に配置されているので、複数の液管接続口と複数のガス管接続口とを近づけて配置することができる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る室外ユニットにおいて、液管接続口取付部は、その幅が本体ケーシングの側面から液分岐管の側面から遠いところまでの幅よりも小さい、ものである。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点又は第2観点に係る室外ユニットにおいて、ガス管接続ポートは、複数のガス管接続口にそれぞれ接続されている複数のガス分岐管と、複数のガス分岐管に接続されて高さ方向に延びるガスヘッダとをさらに有し、ガスヘッダは、電動弁の取付位置と同じかそれよりも取付部材に近い側に配置されている、ものである。
第3観点の冷凍装置の室外ユニットにおいては、電動弁の取り付け位置がガスヘッダの配置位置と同じかそれよりも取付部材から遠い側にあるので、液管接続ポートとガス管接続ポートとを合わせた幅方向の長さが短くても、ガスヘッダが電動弁の着脱の邪魔にならない。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかに係る室外ユニットにおいて、複数の液管接続口と複数のガス管接続口は、千鳥状にずらして配置されている、ものである。
第4観点の冷凍装置の室外ユニットにおいては、複数の液管接続口と複数のガス管接続口が千鳥状にずらして配置されているので、複数の液管接続口の並びと複数のガス管接続口の並びの間隔を狭め易くなる。
本発明の第1観点又は第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、取付部材の取り付けに必要なスペースのうちのデッドスペースを有効に活用してマルチ型の冷凍装置の室外ユニットについてコンパクト化を図ることができる。
また、液管接続ポートとガス管接続ポートとを含む室外ユニットの全幅を小さくすることができ、室外ユニットの幅方向についてのコンパクト化を図ることができる。
また、ガス管接続口の方から見て、ガス管接続口取付部及び本体ケーシングのうちの少なくとも一方と電動弁との重なり部分を増やして、液管接続ポートとガス管接続ポートとを合わせた幅方向の長さをさらに削減することができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、液分岐管に取り付けられている電動弁のメンテナンスが容易になる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、ガス管接続口取付部及び本体ケーシングのうちの少なくとも一方と電動弁との重なり部分を増やして、液管接続ポートとガス管接続ポートとを合わせた幅方向の長さをさらに削減することができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路。 本発明の一実施形態に係る室外ユニットの斜視図。 ガス管接続ポート及び液管接続ポートの背面図。 ガス管接続ポート及び液管接続ポートの周辺を背面側から見た斜視図。 ガス管接続ポート及び液管接続ポートの周辺を正面側から見た斜視図。 ガス管接続ポート及び液管接続ポートの周辺を上面側から見た平面図。 接続ポートの上部を拡大した部分拡大背面図。
(1)全体構成
(1−1)空気調和装置の冷媒回路
本発明の一実施形態に係る冷凍装置の室外ユニットとして、空気調和装置の室外ユニットを例に挙げて説明する。図1には、空気調和装置の冷媒回路が示されている。空気調和装置10は、マルチ型の空気調和装置であって、1台の室外ユニット20に対して5台の室内ユニット30が並列に接続される構成となっている。ここでは、5台の室内ユニット30が1台の室外ユニット20に接続されている例が示されているが、後述する液管接続口やガス管接続口の数の設定を変えれば、接続できる室内ユニット30の台数の上限値は変更することができる。また、この実施形態のように構成されている空気調和装置10でも、常に1台の室外ユニット20に5台の室内ユニット30を接続しなければならない訳ではなく、5台以内であれば何台でも接続が可能である。接続される室内ユニット30が4台以下の場合には、室内ユニット30が接続されない液管接続口やガス管接続口は、閉鎖される。
空気調和装置10の冷媒回路11は、主として、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、5つの電磁弁24、室内熱交換器31が順に接続されたものである。この冷媒回路11では、蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行なわれる。冷媒回路11は、さらに詳細に見ると、接続ポート25によって、室外ユニット20の中に形成される室外側冷媒回路12と室内ユニット30の中に形成される室内側冷媒回路13とが接続された構成になっている。室外側冷媒回路12には、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、5つの電磁弁24が含まれ、室内側冷媒回路13には室内熱交換器31が含まれる。
室外ユニット20の室外側冷媒回路12と室内ユニット30の室内側冷媒回路13との間は、ガス側冷媒連絡配管17aおよび液側冷媒連絡配管17bにより接続されている。5本のガス側冷媒連絡配管17aは、室外ユニット20のガス管接続ポート26に接続され、5本の液側冷媒連絡配管17bは、室外ユニット20の液管接続ポート27に接続される。ガス管接続ポート26は、5本のガス側冷媒連絡配管17aを1本にまとめて、ガス側閉鎖弁18を介してその1本のガス管(後述するガスヘッダ64から延びるガス管)を四路切換弁22に接続する。この四路切換弁22は室外熱交換器23の一端側に接続されている。液管接続ポート27は、5本の液側冷媒連絡配管17bをそれぞれ5つの電磁弁24の一端側に接続して、5つの電磁弁24の他端側を1本の液管(後述する液ヘッダ65から延びる液管)にまとめている。液管接続ポート27は、液側閉鎖弁19を介して5つの電磁弁24の他端側に接続される1本の液管を室外熱交換器23の他端側に接続している。
室外ユニット20には、圧縮機21や四路切換弁22や電磁弁24や室外ファン(図示せず)などを動作させるための室外側電気回路28が設けられている。また、各室内ユニット30には、室内ファン(図示せず)などを動作させるための室内側電気回路32が設けられている。これら室内側電気回路32は、配線群15によって室外側電気回路28と接続されている。
(1−2)空気調和装置の動作
次に、この空気調和装置10の冷房運転時及び暖房運転時の動作について説明する。なお、以下の説明では、5台の室内ユニット30が全て動作している場合について説明しているが、各室内ユニット30は、空気調和装置10の設定や環境状況によって動作したり、停止したりするものである。
(1−2−1)冷房運転
まず、冷房運転時は、四路切換弁22が図1において実線で示す状態に切り換えられる。つまり、圧縮機21の吐出側が室外熱交換器23の一端側に接続され、圧縮機21の吸入側がガス側閉鎖弁18に接続される。このような冷房運転時の冷媒回路11の回路構成により、圧縮機21から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を介して室外熱交換器23に流入し、室外熱交換器23で室外空気と熱交換されることによって凝縮して液化する。室外熱交換器23で液化した液冷媒は、液側閉鎖弁19を通過した後、5つに分流され、5つの分流が5つの電磁弁24をそれぞれ通過する。液管接続ポート27の5つの電磁弁24を通過した液冷媒は、電磁弁24を通過することで膨張し、それぞれ5本の液側冷媒連絡配管17bを通って5台の室内ユニット30にそれぞれ流入する。
各室内ユニット30において、液冷媒は、室内熱交換器31で室内空気と熱交換して蒸発する。そして、冷媒の蒸発によって冷却された室内空気は、図示しない室内ファンによって室内へと吹き出され、室内を冷房する。また、5台の室内熱交換器31で蒸発して気化したガス冷媒は、5本のガス側冷媒連絡配管17aを通ってガス管接続ポート26から室外ユニット20の室外側冷媒回路12に戻り、圧縮機21に吸入される。
(1−2−2)暖房運転
一方、暖房運転時は、四路切換弁22が図1において破線で示す状態に切り換えられる。つまり、圧縮機21の吐出側がガス側閉鎖弁18に接続され、圧縮機21の吸入側が室外熱交換器23の一端側に接続される。このような暖房運転時の冷媒回路11の回路構成により、圧縮機21から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四路切換弁22及びガス側閉鎖弁18を介してガス管接続ポート26から5本のガス側冷媒連絡配管17aに流出する。そして、ガス冷媒は、これら5本のガス側冷媒連絡配管17aを通って各室内ユニット30の室内熱交換器31に流入し、室内熱交換器31で室内空気と熱交換されることによって凝縮して液化する。冷媒の凝縮によって加熱された室内空気は、室内ファンによって室内へと吹き出され、室内を暖房する。5台の室内熱交換器31において液化した液冷媒は、それぞれ5本の液側冷媒連絡配管17bを通って液管接続ポート27から室外ユニット20の室外側冷媒回路12に戻る。室外ユニット20に戻った液冷媒は、液管接続ポート27において5つの電磁弁24を通過して膨張する。5つの電磁弁24を通過した液冷媒は、液管接続ポート27で合流して液側閉鎖弁19を通過して室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した液冷媒は、室外熱交換器23で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器23で蒸発して気化したガス冷媒は、四路切換弁22を介して圧縮機21に吸入される。
(2)室外ユニットの詳細構成
(2−1)室外ユニットの外観
図2は、室外ユニット20の正面側の右斜め上方から見た外観を示す斜視図である。なお、以下の説明では、室外ユニット20を正面側から見て左右に向かう方向Xを「室外ユニット20の幅方向」、上下に向かう方向Yを「室外ユニット20の高さ方向」、方向Xおよび方向Yに直交する方向Zを「奥行き方向」とし、X1を左方、X2を右方、Y1を上方、Y2を下方、Z1を前方、Z2を後方と定義する。
室外ユニット20は、本体ケーシング40とポートケーシング50とを備えている。本体ケーシング40は、前板41と天板42と右側板43と左側板(図示せず)と底板(図示せず)とを備えている。また、本体ケーシング40の前板41には、開口部41aの前に、室外ファンのプロペラ29をカバーするためのグリル44が取り付けられている。
本体ケーシング40の右側板43からさらに右に食み出すように、ポートケーシング50が取り付けられている。ポートケーシング50は、接続ポート25を覆うための樹脂製の筐体である。図1に示されているように、ポートケーシング50内には、ガス側閉鎖弁18、液側閉鎖弁19、ガス管接続ポート26、液管接続ポート27、電磁弁24及び配線群15の一部が収納されている。
室外ユニット20の幅は、本体ケーシング40の幅W1とポートケーシング50の幅W2との和W1+W2になる。
(2−2)接続ポート
図3には、接続ポート25を説明するためにガス管接続ポート26及び液管接続ポート27を背面から見た状態が示されている。また、図4には、接続ポート25を説明するためにガス管接続ポート26や液管接続ポート27や電磁弁24を斜め後ろ上方から見た状態が示されている。図3及び図4には、ポートケーシング50や配線群15などが取り外された接続ポート25が示されている。さらに、図5には、ガス管接続ポート26及び液管接続ポート27を正面側右斜め横から見た状態が示され、図3及び図4には、ポートケーシング50などが取り外された接続ポート25が示されている。
接続ポート25は、本体ケーシング40に近い側に液管接続ポート27が配置され、本体ケーシング40から遠い側にガス管接続ポート26が配置されている。言い換えると、ガス管接続ポート26が液管接続ポート27の右側(X2方向)に配置され、液管接続ポート27が本体ケーシング40の右側に配置されているということである。
接続ポート25は、金属板を折り曲げて形成した取付部材51を備えている。取付部材51は、高さ方向(Y方向)に長く延びた直方形板状のガス管接続口取付部51a、ガス管接続口取付部51aと幅方向(X方向)に並んで高さ方向に延びた直方形板状の液管接続口取付部51b、及びガス管接続口取付部51aと液管接続口取付部51bとを前後方向(Z方向)にずらして階段状に互いに平行になるように接続する段差部51cを有している。液管接続口62a〜62eがガス管接続口61a〜61eの後端よりも後ろに位置するので、液管接続口62a〜62eの接続作業に用いられる工具(スパナ、モンキーレンチなど)などがガス管接続口61a〜61eに引っ掛かって回し難くなるという不具合を生じない。取付部材51は、液管接続口取付部51b及びガス管接続口取付部51aの短手方向を室外ユニット20の幅方向(X方向)と一致させ、液管接続口取付部51b及びガス管接続口取付部51aの長手方向を室外ユニット20の高さ方向(Y方向)と一致させ、液管接続口取付部51b及びガス管接続口取付部51aの板厚方向を室外ユニット20の奥行き方向(Z方向)と一致させて、室外ユニット20に取り付けられる。
また、ガス管接続口取付部51aと液管接続口取付部51bは、液管接続口取付部51bの上端がガス管接続口取付部51aの上端よりも低くなるように高さ方向(Y方向)にずらして取り付けられている。ガス管接続口取付部51aには、高さ方向に等間隔に並べて配置されている5つのガス管接続口61a,61b,61c,61d,61eが取り付けられている。液管接続口取付部51bには、高さ方向(Y方向)に等間隔に並べて配置されている5つの液管接続口62a,62b,62c,62d,62eが取り付けられている。
図3に示されているように、5つのガス管接続口61a〜61eと5つの液管接続口62a〜62eは、千鳥状にずらして配置されている。例えば、高さ方向(Y方向)において、2つのガス管接続口61a,61bの中間の高さに液管接続口62aが配置され、2つのガス管接続口61b,61cの中間の高さに液管接続口62bが配置され、2つのガス管接続口61c,61dの中間の高さに液管接続口62cが配置され、2つのガス管接続口61d,61eの中間の高さに液管接続口62dが配置されている。また、高さ方向(Y方向)において、例えば、2つの液管接続口62d,62の中間の高さにガス管接続口61eが配置されている。そのため、5つのガス管接続口61a〜61eと5つの液管接続口62a〜62eをそれぞれ同じ高さに配置する場合に比べて、互いに隣接するガス管接続口61a〜61eと5つの液管接続口62a〜62eの間隔CL1が広くなる。そのため、ガス管接続口61a〜61eの並びと液管接続口62a〜62eの並びとの間隔を狭め易くなる。また、液管接続口62a〜62eの接続作業に用いられる工具がガス管接続口61a〜61eに引っ掛かって回し難くなるという不具合を解消し易くなる。
5つのガス管接続口61a,61b,61c,61d,61eには、図4に示されている5本のガス分岐管63a,63b,63c,63d,63eが前方(Z1方向)に延びるように接続されている。これら5本のガス分岐管63a〜63eは、前方(Z1方向)にあるガスヘッダ64によって1本にまとめられてガス側閉鎖弁18に接続されている。ガスヘッダ64は、高さ方向(Y方向)に長く延びている。ガス分岐管63a,63b,63c,63d,63eには温度センサ68a,68b,68c,68d,68eが取り付けられている。また、5つの液管接続口62a,62b,62c,62d,62eには、図5に示されている5本の液分岐管65a,65b,65c,65d,65eが前方(Z1方向)に延びるように接続されている。これら5本の液分岐管65a〜65eは、右側(X2方向)にある液ヘッダ65によって1本にまとめられて液側閉鎖弁19に接続されている。液ヘッダ65は、高さ方向(Y方向)に長く延びている。
図6に示されているように、液管接続口取付部51bの幅W4は、電磁弁24の幅W3と同じかそれよりも小さい。そのため、正面から見て、電磁弁24の一部がガス管接続口取付部51aと重なるように配置でき、液管接続口取付部51bの幅W4とガス管接続口取付部51aの幅W5を足し合わせた幅を小さくできる。また、液管接続口取付部51bの幅W4は、ガス管接続口取付部51aの幅W5よりも小さい。さらに、液管接続口取付部51bの幅W4は、取付部材51の右側板43に取り付けられる側面から液分岐管65a〜65eの最も右側板43から遠いところまでの幅W6よりも小さい。液分岐管65a〜65eに取り付けられる断熱部材67が取り付けられることを考慮すると、液分岐管65a〜65eの配置には、幅W6よりも広いスペースが必要になる。つまり、液分岐管65a〜65eの一部や断熱部材67の一部が、正面から見て、ガス管接続口取付部51aと重なる領域に配置されることになる。
液分岐管65a,65b,65c,65d,65eの前側(Z1方向の先端側)には、電磁弁24a,24b,24c,24d,24eが取り付けられている。電磁弁24は電磁コイル24Lと弁体24Vとからなっており、電磁コイル24Lは着脱自在に弁体24Vに取り付けられる。電磁コイル24Lの幅W3(図6参照)が電磁弁24の幅になる。図5に示されているように、前面から見たときに、電磁コイル24Lは、円筒形から一部突出した部分24Laがある。そのため、電磁コイル24Lは、突出した部分24Laがあることにより、単なる円筒形の形状の場合よりも、弁体24Vに嵌め込み難い形を呈している。電磁コイル24Lの弁体24Vへの取り付け方によっては、突出した部分24Laによって電磁コイル24Lの幅Wが円筒形の直径よりも長くなる場合がある。
図7に示されているように、配線群15は、液管接続口取付部51bの上端部の上の配線口52を使って配線し、ポートケーシング50の開口部55から外部に取り出すことができるこのようにすると、配線群15は最上部のガス管接続口61aと並べて配置できる。
(3)特徴
(3−1)
上述のように、本体ケーシング40は、5台の室内ユニット30の室内側冷媒回路13に接続ポート25を介して接続可能な液管及びガス管を有する室外側冷媒回路12を収納している。室内側冷媒回路13に接続可能なガス管とはガス側閉鎖弁18の前後に接続されている配管であり、室内側冷媒回路13に接続可能な液管とは液側閉鎖弁19の前後に接続されている配管である。液管接続ポート27は、5台の室内側冷媒回路13に室外側冷媒回路12の液管を接続するための5つの液管接続口62a〜62eを有している。これら5つの液管接続口62a〜62eは、本体ケーシング40の右側板43(側面の例)の外側において高さ方向(Y方向)に並べて配置されている。また、ガス管接続ポート26は、5つの室内側冷媒回路13を室外側冷媒回路12のガス管に接続するための5つのガス管接続口61a〜61eを有している。5つのガス管接続口61a〜61eは、本体ケーシング40の右側板43に対して液管接続ポート27よりもさらに外側において高さ方向(Y方向)に並べて配置されている。
室外ユニット20は、5つの室内側冷媒回路13にそれぞれ対応する5つの電磁弁24a〜24e(電動弁の例)を備えている。液管接続ポート27は、5つの電磁弁24a〜24eがそれぞれ取り付けられる5つの液分岐管65a〜65eを有している。5つの液分岐管65a〜65eは、5つの液管接続口62a〜62eにそれぞれ接続されている。
液管接続ポート27をガス管接続ポート26よりも右側板43に近い側つまり内側に配置することで、電磁弁24a〜24eの配置スペースの一部をガス管接続ポート26の配置領域に確保することができている。それにより、液管接続ポート27とガス管接続ポート26とを合わせた幅方向の長さを、ガス管接続ポート26を内側に配置して液管接続ポート27を外側に配置する場合に比べて短くすることができ、マルチ型の冷凍装置である空気調和装置10の室外ユニット20についてコンパクト化を図ることができる。なお、電磁弁24a〜24eの配置スペースの一部は、上記実施形態とは異なり、本体ケーシング40に確保してもよい。
(3−2)
取付部材51の液管接続口取付部51bは、本体ケーシング40の右側板43(側面の例)に取り付けられている。液管接続口取付部51bには、5つの液管接続口62a〜62eが取り付けられている。取付部材51のガス管接続口取付部51aには、5つのガス管接続口61a〜61eが取り付けられている。従って、ガス管接続口取付部51aは、液管接続口取付部51bよりも右側板43から遠い側に配置されている。そして、取付部材51の段差部51cは、幅方向(X方向)に並ぶ液管接続口取付部51bとガス管接続口取付部51aとを階段状に接続している。そして、液管接続口取付部51bの幅が電磁弁24の幅よりも小さくなるように形成されている。
液管接続口取付部51bとガス管接続口取付部51aとが階段状に配置されているので、5つの液管接続口62a〜62eと5つのガス管接続口61a〜61eとを近づけて配置することができる。その結果、ガス管接続口61a〜61eの方から見た背面視において、ガス管接続口取付部51aと電磁弁24とが重なる部分を増やして、液管接続ポート27とガス管接続ポート26とを合わせた幅方向の長さをさらに削減することができる。上記実施形態とは異なるが、ガス管接続口61a〜61eの方から見た背面視において、本体ケーシング40と電磁弁24とが重なる部分を増やしてもよい。
(3−3)
ガス管接続ポート26の5本のガス分岐管63a〜63eは、5つのガス管接続口61a〜61eにそれぞれ接続されている。そして、ガスヘッダ64は、5本のガス分岐管63a〜63eに接続されて高さ方向(Y方向)に延びており、電磁弁24の取り付け位置よりも取付部材51に近い側に配置されている。
電磁弁24a〜24eの取り付け位置がガスヘッダ64の配置位置よりも取付部材51から遠い側にあると、液管接続ポート27とガス管接続ポート26とを合わせた幅方向の長さが短くても、ガスヘッダ64が電磁弁24a〜24eの着脱の邪魔にならず、液分岐管65a〜65eに取り付けられている電磁弁24a〜24eのメンテナンスが容易になる。なお、上記実施形態とは異なってガスヘッダ64の配置位置が電磁弁24の取り付け位置とほぼ同じであっても同様の効果を奏する。
(3−4)
5つの液管接続口62a〜62eと5つのガス管接続口61a〜61eは、千鳥状にずらして配置されている。千鳥状にずらして配置されていることで、5つの液管接続口62a〜62eの並びと5つのガス管接続口61a〜61eの並びの間隔を狭め易くなる。それにより、ガス管接続口取付部51aと電磁弁24a〜24eとの重なり部分を増やして、液管接続ポート27とガス管接続ポート26とを合わせた幅方向の長さをさらに削減することができる。なお、上記実施形態と異なり、本体ケーシング40と電磁弁24a〜24eとの重なり部分を増やしてもよい。
(3−5)
取付部材51は、最上部の液管接続口62aの上に、最上部のガス管接続口61aと並んで配線群15を取付部材51から引き出すための配線口52を有している。取付部材51の取り付けに必要なスペースうち最上部の液管接続口62aの上の配管に使用されないスペースに、配線群15を引き出すための配線口52をつくることができ、取付部材51の取り付けに必要なスペースのうちのデッドスペースを有効に活用して室外ユニット20のコンパクト化を図ることができる。
(4)変形例
(4−1)変形例1A
上記実施形態では、「複数のガス管接続口」や「複数の液管接続口」として、5つのガス管接続口61a〜61eや5つの液管接続口62a〜62eを例に挙げて説明したが、「複数」というのは、2以上の任意の数である。また、上記実施形態では、5つのガス管接続口61a〜61eや5つの液管接続口62a〜62eが等間隔で並んでいる場合について説明した。5つのガス管接続口61a〜61eや5つの液管接続口62a〜62eのようにそれぞれが一直線上に等間隔で並んでいる方が好ましいが、必ずしも等間隔に並んでいなくてもよく、また一直線状に並ばずに例えばジグザグに並んでいてもよい。
(4−2)変形例1B
上記実施形態では、ガス管接続口取付部51aや液管接続口取付部51bが金属製平板で形成されているが、これらは湾曲していてもよく、また金属製に限られるものではない。
10 空気調和機
11 冷媒回路
12 室外側冷媒回路
13 室内側冷媒回路
20 室外ユニット
24,24a〜24e 電磁弁
25 接続ポート
26 ガス管接続ポート
27 液管接続ポート
30 室内ユニット
40 本体ケーシング
51 取付部材
51a ガス管接続口取付部
51b 液管接続口取付部
51c 段差部
61a〜61e ガス管接続口
62a〜62e 液管接続口
63a〜63e ガス分岐管
64 ガスヘッダ
65a〜65e 液分岐管
66 液ヘッダ
特開2011−117641号公報

Claims (4)

  1. 複数の室内ユニット(30)の室内側冷媒回路(13)に接続可能な液管及びガス管を有する室外側冷媒回路(12)を収納する本体ケーシング(40)と、
    前記本体ケーシングの側面の外側において高さ方向に並べて配置され、複数の前記室内側冷媒回路に前記室外側冷媒回路の前記液管を接続するための複数の液管接続口(62a〜62e)を有する液管接続ポート(27)と、
    前記本体ケーシングの側面の外側において高さ方向に並べて配置され、複数の前記室内側冷媒回路を前記室外側冷媒回路の前記ガス管に接続するための複数のガス管接続口(61a〜61e)を有するガス管接続ポート(26)と
    前記本体ケーシングの側面に取り付けられ、複数の前記液管接続口が取り付けられる液管接続口取付部(51b)及び、複数の前記ガス管接続口が取り付けられるガス管接続口取付部(51a)を有する取付部材(51)と
    複数の前記室内側冷媒回路にそれぞれ対応する複数の電動弁(24,24a〜24e)と、を備え、
    前記取付部材は、最上部の前記ガス管接続口と並んで配線群(15)を前記取付部材から引き出すための配線口(52)を最上部の前記液管接続口の上にさらに有し、
    前記ガス管接続ポートは、前記本体ケーシングの側面に対して前記液管接続ポートよりもさらに外側に配置され、
    前記液管接続ポートは、複数の前記液管接続口にそれぞれ接続され、複数の前記電動弁がそれぞれ取り付けられる複数の液分岐管(65a〜65e)をさらに有し、
    前記取付部材は、幅方向に並ぶ前記液管接続口取付部と前記ガス管接続口取付部とを階段状に接続する段差部(51c)をさらに有し、前記液管接続口取付部の幅が前記電動弁の幅とおなじかそれよりも小さくなるように形成されている、冷凍装置の室外ユニット。
  2. 前記液管接続口取付部は、その幅(W4)が前記本体ケーシングの前記側面から前記液分岐管の前記側面から遠いところまでの幅(W6)よりも小さい、
    請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  3. 前記ガス管接続ポートは、複数の前記ガス管接続口にそれぞれ接続されている複数のガス分岐管(63a〜63e)と、複数の前記ガス分岐管に接続されて高さ方向に延びるガスヘッダ(64)とをさらに有し、
    前記ガスヘッダは、前記電動弁の取付位置と同じかそれよりも前記取付部材に近い側に配置されている、
    請求項1又は請求項2に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  4. 複数の前記液管接続口と複数の前記ガス管接続口は、千鳥状にずらして配置されている、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷凍装置の室外ユニット。
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