JP5897867B2 - ウォーターポンプ - Google Patents

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本発明は、ポンプのケーシングにおいて該ケーシング内の蒸気をケーシング外へ排出する換気孔と、ポンプを駆動するためのベルト車の張力に対して補強するリブとのそれぞれの位置が干渉する場合であっても、両者を適正位置に確保することができるウォーターポンプに関する。
一般に、車両用のウォーターポンプは、ベアリング及びメカニカルシール等を具備し、該メカニカルシールでは冷却水をシール(密封)する機能を有するものの、ごく微量の冷却水は漏れ続ける状態となっている。その漏れた冷却水を逃がすため、メカニカルシールとベアリングとの間の空間には、ケーシング外に下方向に延びる水抜き孔と、ケーシング外に上方向に延びる換気孔(蒸気孔)が形成されるのが一般的である。
この種のものとして、特許文献1が存在する。なお、以下の説明において、部材に付された符号は、特許文献1に記載されたものをそのまま使用する。シール部材8と軸受け3との間に環状空間10が配置されている。該環状空間10から連通して上方に向かって排気口1eが形成されている。該排気口1eを取り囲むように円筒形状の突出部1fが、特許文献1における図2の左右方向及び図1,3の手前から奥方向に沿うように突出して形成されている。
前記排気口1eを取り囲むように形成される突出部1fは、回転軸4のほぼ真上となるように形成されている。これはドレン排水1cが回転軸4のほぼ真下となるように形成されるために、一直線上の排気口1eがほぼ回転軸4の真上となるためである。そして、特許文献1の図1,3に記載されているように、突出部1fを避けるようにしてボスの外周から右上方向に向かってリブが形成されている。
特開2002−122100号公報
特許文献1には、以下の課題が存在する。まず、前記突出部1f(排気口1eやドレン排水1c含む)が配置される位置にリブを形成することは出来ない。つまり、リブが配置される位置に、突出部1f(排気口1eやドレン排水1c含む)を形成することは、相互に位置が干渉することとなり、リブが補強としての機能を果たしえなくなる。
一般にリブは、駆動プーリ5に掛かるベルト荷重によってケーシングに生じる応力が極力小さくなるように配置されるが、そのリブの形成方向が突出部1fを避けることによって制限されてしまう。これによりケーシングに生じる応力が最小とならない位置にリブを形成しなければならないため、ポンプボディ1の強度及び耐久性を十分に高めることが出来ないという問題点がある。
逆に、リブの形成方向を最適な位置に配置すると、今度はリブが邪魔となって、排気口1e、ドレン排水1cの位置が最適とならないため、漏れた冷却水がしっかりと排出されずに長時間経つと軸受け3にダメージを与える恐れがあるという問題点もある。また、特許文献1の3本のリブは、3本とも全て軸受け3が圧入されるポンプボディ1のボス部(円筒部分)の外周側まで形成されている。
そして、リブとしての機能は、リブのみで果たされており、突出部1fとリブとは、全く別機能のものとして設けられている。そのために、リブの総重量に加えて突出部1f分の重量がそのままケーシング重量の増加となってしまうという問題点もある。本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、ケーシング内の蒸気をケーシング外へ排出する換気孔と、ポンプを駆動するためのベルト車の張力に対して補強するリブとのそれぞれの位置が干渉する場合であっても、両者が適正位置を確保できる構造とし、ポンプケーシングを軽量且つコンパクトにすることである。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、ベアリングボス部と該ベアリングボス部の軸方向に対して直交方向に延出するポンプハウジング部とからなるケーシングにおいて、該ケーシングのベアリングボス部の内周側のベアリング室と、ポンプハウジング部内のシール装着室と、前記ベアリング室と前記シール装着室との間に形成された空隙室と、前記ケーシングの前記空隙室における内部上方と外部上方とを連通する換気孔と、前記ベアリングボス部の外側面上方の所定位置に形成されると共に前記換気孔の開口を覆う換気屋根部と、該換気屋根部の上面と前記ポンプハウジング部との間に亘って形成されたリブとからなり、前記換気屋根部は前記ポンプハウジング部側より前記ベアリングボス部の軸方向に沿って突出形成されてなるウォーターポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記換気屋根部は、所定間隔をおいて2個形成され、前記両換気屋根部に前記リブが形成されると共に、前記両換気屋根部のいずれか一方にのみ前記換気孔が形成されてなるウォーターポンプとしたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1において、前記換気屋根部は、側壁部と、頂部とからなり、該頂部と前記ベアリングボス部との間に仕切り壁が設けられて屋根開口が仕切られ、該屋根開口のいずれか一方にのみ前記換気孔が形成され、且つ前記換気屋根部の頂部は連続且つ一体形成され、前記リブは1個としてなるウォーターポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、ポンプハウジング部とベアリングボス部とを繋ぐように形成されたリブは、換気孔が配置された位置であっても、相互に避けること無くリブを形成することが出来る。つまり、換気孔の外側面に形成される開口を覆うようにして換気屋根部が形成され、該換気屋根部とポンプハウジング部との間に亘ってリブが形成されることにより、前記換気屋根部が換気孔の開口を確保しつつ、換気屋根部がリブと連続する構成となり、リブと共に換気屋根部も補強の役目を十分に果たすことができる。
したがって、リブ及び換気孔の両方は、何ら他方に対して障害とならず、相互に干渉せずに、最適な角度に配置することが出来るようになる。そして、これによりベルト荷重によるケーシングに掛かる応力を何の邪魔も無く最小にでき、ケーシングの強度及び耐久性を向上させることが出来る。
また、リブの内周側が換気屋根部によって二股形状に分かれているため、ポンプに掛かったベルト荷重は分散されるため、リブに掛かるベルト荷重による応力は小さくなる。これによって、ケーシングの強度及び耐久性を向上できる。また、従来通りのケーシングの強度及び耐久性で十分なものとするならば、リブを小さくできるため、ケーシングの軽量化にも繋がる。
さらに、換気屋根部の壁は、リブの機能を兼ね備えているため、換気屋根部の壁の分だけリブの長さを短くすることができることになる。つまり、換気屋根部を形成する壁自体がリブの機能を兼ね備えるため、リブ自体の長さを短くできることにより、その分だけケーシングの重量を削減することが出来る。
請求項2の発明では、換気屋根部は、所定間隔をおいて2個形成され、前記両換気屋根部に前記リブが形成されたことにより、2個のリブからさらに2個の換気屋根部の壁によって4個の枝分かれした壁が構成され、ベルト荷重をこれら4個の壁に分散させることが出来る。これにより、ケーシングの強度をより一層、向上させ、同時にケーシングの軽量化を図ることが出来る。
請求項3の発明では、前記換気屋根部は、側壁部と、頂部とからなり、該頂部と前記ベアリングボス部との間に仕切り壁が設けられて屋根開口が仕切られ、いずれか一方にのみ前記換気孔が形成され、且つ前記換気屋根部の頂部は連続且つ一体形成され、前記リブは1個としてなるウォーターポンプとしたことにより、換気屋根部の頂部箇所壁は一体化され、形状が単純であり、鋳造金型費や加工費を安くすることが出来る。
(A)は本発明の第1実施形態の正面図、(B)は(A)のY1−Y1矢視断面図である。 (A)は本発明の第1実施形態の斜視図、(B)は(A)の(ア)部拡大図、(C)は(B)のX1−X1矢視拡大断面図である。 本発明におけるベルト荷重による応力が換気屋根部及びリブによって分散された作用を示す要部拡大正面図である。 (A)は本発明の第2実施形態を示す要部斜視図、(B)は第2実施形態の要部正面図、(C)は本発明の第3実施形態を示す要部正面図である。 (A)は本発明におけるケーシングの縦断側面図、(B)は(A)のY2−Y2矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。本発明は、複数の実施形態が存在し、まず第1実施形態について説明する。主に、ケーシングAと、シャフト付きベアリング91と、メカニカルシール92と、インペラー93とから構成される。前記ケーシングAは、アルミ合金製であるが、その他の材質でも構わない。
ケーシングAは、図1,図5に示すように、略中空円筒形状のベアリングボス部1と平板形状のポンプハウジング部2とから構成される。ベアリングボス部1とポンプハウジング部2とは一体的に形成されている。ベアリングボス部1は、内周側に包囲されたベアリング室11が形成される。また、ポンプハウジング部2にはメカニカルシール92が装着されるシール装着室21が形成されている。
ベアリング室11には、シャフト付きベアリング91のベアリング部が装着され、シール装着室21には、メカニカルシール92が装着される〔図1(B)参照〕。シャフト付きベアリング91のシャフト91aは、メカニカルシール92によって外周側面が水密的にシールされつつ、メカニカルシール92を貫通している。そして、シャフト91aの軸方向一端には、インペラー93が装着される。また、シャフト91aにはベルト車94が装着され、該ベルト車94にはベルト95が装着される(図1参照)。
ケーシングAのベアリング室11とシール装着室21との間には、空隙室3が形成される〔図1(B),図5(A)参照〕。該空隙室3は、ベアリング室11に装着されたシャフト付きベアリング91のベアリング部分と、シール装着室21に装着されたメカニカルシール92との間に構成されたスペースとなる。ケーシングAには、水抜き孔4と換気孔5とがシャフト付きベアリング91に対して上下方向且つ垂直方向に形成される〔図1(B),図5(A)参照〕。
前記水抜き孔4及び換気孔5は、前記ケーシングA内部と外部とを貫通する孔であり、メカニカルシール92とシャフト付きベアリング91の間に構成された空隙室3に漏れて溜まった冷却水をケーシングAの外部に排出する役目を有する。前記水抜き孔4及び換気孔5は、ケーシングAにおける空隙室3の内部側と外部側とを貫通する管路状の孔であり、共に直線状の孔であり、水抜き孔4と換気孔5とは、1直線上に並んで形成される(図1,図5参照)。
ケーシングAの外側には、換気屋根部6が形成されている。さらに具体的には、換気屋根部6は、前記ベアリングボス部1の外側面上方の所定位置に形成され、且つ前記ポンプハウジング部2側より前記ベアリングボス部1の軸方向に沿って突出形成される。具体的には、換気屋根部6は、シャフト付きベアリング91のシャフト91aの軸方向に沿うようにして立ち上がった形状となっている。換気屋根部6は、前記換気孔5のケーシングAの外部側で、且つ換気孔5の排出側である換気開口51を覆うと共にケーシングAの補強としての役目を果たす。
換気屋根部6は、ベアリングボス部1の外周側面の上方位置に略半割管形状又はトンネル形状に形成された略アーチ状の形成物である〔図2(A),(B)参照〕。そして、換気孔5の換気開口51は、さらに換気屋根部6の内側を通過して、ケーシングAの外部と連通する。また、換気屋根部6の壁の高さは、本実施例ではベアリングボス部1の高さの略半分程度の高さとしているが、この大きさに限定するものではない。
また、換気屋根部6の屋根開口61の面積は、前記換気孔5の換気開口51の面積より僅かに大きい程度となっている。換気屋根部6は、換気孔5の換気開口51の必要な面積を確保しつつ、換気屋根部6の屋根開口61の面積は出来る限り小さい面積にすることが好ましい。換気屋根部6の屋根開口61の面積を小さくすることで、換気孔5より内部への水や泥の浸入を抑制することができる。
その浸入の抑制手段として、換気屋根部6の通路には、該換気屋根部6の屋根開口61と、換気孔5の換気開口51との間に堰形状の段差部62が形成されることもある〔図2(C)参照〕。該段差部62によって、換気孔5の換気開口51からケーシングAの内部に水や泥の浸入を抑制することができる。
また、換気屋根部6の屋根開口61の部位では頂部からベアリングボス部1側に近づくにしたがって、ポンプハウジング部2から遠ざかるようにベアリングボス部1側とのすそ野が長くなるように形成されている。これにより換気屋根部6の屋根開口61の端面に付着した水はすそ野形状に沿って屋根開口61から遠ざかりながら垂れて行き、これにより換気孔6より内部への水や泥の浸入を抑制している。
ベアリングボス部1とポンプハウジング部2との間には、複数のリブ7が形成されている。リブの高さはベアリングボス部1に向かうに従って徐々に高くなっていく。リブ7は、ベアリングボス部1の外周において略等間隔に5箇所配置されている。リブ7の個数は、必ずしも5に限定されるものではなく、5以下でも、或いは5以上であっても構わないが、全体のバランスを考慮して形成されるものである。
リブ7は、板片状に形成されたものであり、ポンプハウジング部2の外周縁に形成された複数のボルト取付部22,22,…から、ベアリングボス部1の直径中心に向かって連続的に繋がるようにして形成されている。それぞれのリブ7の外端寄りの高さは、ポンプハウジング部2からベアリングボス部1の軸方向に突出するボルト取付部22の高さ寸法と略同等である。そして、リブ7とベアリングボス部1の外周側面との連続箇所では、ベアリングボス部1の軸方向に沿って延びるように形成されている。
複数のリブ7,7,…は、ベアリングボス部1の外周側面に連続形成されるものであるが、その中の一部は、前記換気屋根部6に連続形成される。該リブ7は、前記換気屋根部6の頂部箇所に形成される。1箇所のボルト取付部22から2本のリブ7が換気屋根部6に向かって形成され、換気屋根部6を構成する左右両側の側壁部6a,6aによって、略二股形状に分岐形成される。
つまりリブ7のベアリングボス部1側では、換気屋根部6の側壁部6a,6aによって二股状に分岐形成される。そして、リブ7と換気屋根部6の二岐状の側壁部6a,6aによって、一つの補強リブが構成されることになり、換気孔5の換気開口51は、換気屋根部6にて排気可能に覆われ、リブ7と換気孔5との最適位置が一致しても、共に最適位置を確保しつつ相互の干渉も防止でき、補強リブとして十分に機能を果たすことができる。
本発明の第1実施形態では、前記換気屋根部6は、所定間隔をおいて2箇所に形成される。そして、1つのボルト取付部22から、2個の換気屋根部6,6の両方に向かってリブ7,7が形成される。そして、1箇所のボルト取付部22から2本のリブ7,7が2個の換気屋根部6,6に向かって形成され、2個のそれぞれのリブ7から換気屋根部6を構成する側壁部6a,6aによって、略二股形状に分岐形成される。つまり換気屋根部の壁は四つ股に分かれる。
この第1実施形態では、前述したように、2個の換気屋根部6,6と、この2個の換気屋根部6,6に対応する2個のリブ7,7を有するものである。そして、2個の換気屋根部6,6は、そのいずれか一方がケーシングAの頂部に位置するように設定できるようになっている。つまり、本発明のウォーターポンプを装着するエンジンによって、取付角度が変更する場合が存在するが、換気屋根部6が2個具備されたものであり、これによっていずれか一方の換気屋根部6がケーシングAの頂部に位置するように設定される。
そして、ケーシングAの頂部に位置する側の換気屋根部6に換気孔5が形成され、他方の換気屋根部6には換気孔5は形成されていない。つまり、予めケーシングAには2個の換気屋根部6,6と、これに対応する2個のリブ7,7が形成され、頂部に位置する換気屋根部6にのみ換気孔5を形成することで、エンジンへの種々の取付状態に対応することができ、鋳造金型費や加工費を安くすることが出来る。
第1実施形態では、2個の換気屋根部6,6のいずれか一方に換気孔5が形成され、該換気孔5の換気開口51が覆われることになる。2個の換気屋根部6,6において、いずれに換気孔5が形成されるかを決定するには、ケーシングAがエンジンに取り付けられた状態で、2個の換気屋根部6,6のいずれか高い位置となる方の換気屋根部6の形成箇所に換気孔5が形成される。つまり、換気孔5は、ケーシングAの空隙室3の上方となる位置が好ましいからである。
リブ7は、換気屋根部6によって二股形状に分かれているため、ポンプのベルト車94に掛かったベルト95によるベルト荷重Fは分散された応力f,f,…となるため、リブ7に掛かるベルト荷重Fによる応力は小さくなる(図3参照)。これによって、ケーシングAの強度及び耐久性を向上できる。また、従来通りのケーシングAの強度及び耐久性で十分なものとするならば、リブ7を小さくできるためケーシングAの軽量化にも繋がる。
さらに、換気屋根部6の側壁部6a,6aは、リブ7と略同等の機能を兼ね備えているため、換気屋根部6の側壁部6a,6aだけリブ7の長さを短くすることができる。これによって、リブ7自体の長さを短くできることにより、その分だけケーシングAの重量を削減することが出来る。
特に、第1実施形態では、換気屋根部6は、所定間隔をおいて2個形成されているので、2個のリブ7,7からそれぞれ2個の換気屋根部6,6の合計4個の両側壁部6a,6a,…によって4個に枝分かれしており、ベルト荷重Fがこれら4個の側壁部6a,6a,…によって、より一層小さい分力fに分散させることが出来る。これにより、ケーシングAの強度をより一層、向上させ、同時にケーシングAの軽量化を図ることが出来る。
次に本発明の第2実施形態について述べる。前記換気屋根部6の屋根開口61は、図4(A),(B)に示すように、2個形成されると共に、前記換気屋根部6の頂部は連続且つ一体形成される。具体的には、換気屋根部6の最も離間した位置に形成される2つの側壁部6a,6aと、両側壁部6a,6aに亘って形成された頂部6bとから構成される。
頂部6bは、ベアリングボス部1の外周側面の周方向に沿って略円弧状の板片部として形成されたものである。そして、前記頂部6bとポンプハウジング部2との間にリブ7が形成される。該リブ7は1個形成される。具体的には、頂部6bの周方向において、略中間位置にリブ7が形成される。
また、両側壁部6a,6aで、且つ頂部6bの周方向の略中間位置と、ベアリングボス部1との間で、仕切り壁71が形成される。該仕切り壁71は、前述した頂部6bとポンプハウジング部2との間に形成されたリブ7と頂部6bを挟んで連続したものであり、仕切り壁71は、リブ7と共に換気屋根部6の補強の役目をなす。
本発明の第3実施形態では、図4(C)に示すように、前記換気屋根部6は、1箇所に形成される。そして、1つのボルト取付部22から、1個の換気屋根部6に向かって1本のリブ7が形成される。そして、1個の換気屋根部6を構成する側壁部6a,6aによって、略二股形状に分岐形成される。1個の換気屋根部6には、換気孔5が形成される。この第3実施形態では、換気屋根部6が最も高い位置となるようにして、ケーシングAがエンジンに取り付けられる。つまり、換気孔5がケーシングAの空隙室3の上方となる位置となるようにケーシングAがエンジンに装着される。
A…ケーシング、1…ベアリングボス部、11…ベアリング室、
2…ポンプハウジング部、21…シール装着室、3…空隙室、5…換気孔、
6…換気屋根部、7…リブ。

Claims (3)

  1. ベアリングボス部と該ベアリングボス部の軸方向に対して直交方向に延出するポンプハウジング部とからなるケーシングにおいて、該ケーシングのベアリングボス部の内周側のベアリング室と、ポンプハウジング部内のシール装着室と、前記ベアリング室と前記シール装着室との間に形成された空隙室と、前記ケーシングの前記空隙室における内部上方と外部上方とを連通する換気孔と、前記ベアリングボス部の外側面上方の所定位置に形成されると共に前記換気孔の開口を覆う換気屋根部と、該換気屋根部の上面と前記ポンプハウジング部との間に亘って形成されたリブとからなり、前記換気屋根部は前記ポンプハウジング部側より前記ベアリングボス部の軸方向に沿って突出形成されてなることを特徴とするウォーターポンプ。
  2. 請求項1において、前記換気屋根部は、所定間隔をおいて2個形成され、前記両換気屋根部に前記リブが形成されると共に、前記両換気屋根部のいずれか一方にのみ前記換気孔が形成されてなることを特徴とするウォーターポンプ。
  3. 請求項1において、前記換気屋根部は、側壁部と、頂部とからなり、該頂部と前記ベアリングボス部との間に仕切り壁が設けられて屋根開口が仕切られ、該屋根開口のいずれか一方にのみ前記換気孔が形成され、且つ前記換気屋根部頂部は連続且つ一体形成され、前記リブは1個としてなることを特徴とするウォーターポンプ。
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