JPH0717779Y2 - エンジンのウォータポンプケース構造 - Google Patents

エンジンのウォータポンプケース構造

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JPH0717779Y2
JPH0717779Y2 JP4232089U JP4232089U JPH0717779Y2 JP H0717779 Y2 JPH0717779 Y2 JP H0717779Y2 JP 4232089 U JP4232089 U JP 4232089U JP 4232089 U JP4232089 U JP 4232089U JP H0717779 Y2 JPH0717779 Y2 JP H0717779Y2
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JP
Japan
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water pump
timing belt
bearing boss
cylinder block
rib
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JP4232089U
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誠治 難波
信男 平本
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、エンジンのウォータポンプケース構造に関す
るものである。
「従来の技術」 従来、エンジンにおいて、シリンダブロック及びシリン
ダヘッドの前面には、タイミングベルトカバーが取り付
けられ、該タイミングベルトカバーとシリンダブロック
及びシリンダヘッドの前面との間で、タイミングベルト
室が形成されるようになっている。
また、シリンダブロックには、ウォータポンプが取り付
けられ、該ウォータポンプの軸受部ボスは、シリンダブ
ロックに取り付けられている。前記軸受部ボスは、タイ
ミングベルトカバーの内側のタイミングベルト室に配置
され、該タイミングベルト室内のタイミングベルトによ
り、ウォータポンプが駆動されるようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 上記のような構造においては、ウォータポンプの軸受部
ボスがタイミングベルト室に配置されているが、このタ
イミングベルト室は、シリンダブロック及びシリンダヘ
ッドからの熱により高温であるので、軸受部ボスは、高
温になる。このように軸受部ボスが高温になると、軸受
部ボスは、熱の影響により、内部に封入されたグリース
が流出し、軸受部ボスの信頼性が低下する。
また、特開昭58-72620号公報の構造においては、タイミ
ングベルトカバーの外側に、ウォータポンプの軸受部ボ
スを設けている。従って、軸受部ボスは、タイミングベ
ルト室の熱の影響を受けることがなく、その信頼性を確
保することができる。
しかしながら、上記公報の構造においては、ウォータポ
ンプの軸受部ボスをタイミングベルトカバーの外側に設
けているので、ウォータポンプの軸方向長さが長くな
り、ウォータポンプが大型化する。
本考案の目的は、ウォータポンプの軸方向長さを短縮す
ることにより該ウォータポンプの小型化を達成し、ウォ
ータポンプの軸受部ボスへの熱の影響を排除することに
より該軸受部ボスの信頼性を確保することができるエン
ジンのウォータポンプケース構造を提供することにあ
る。
「課題を解決するための手段」 本考案は、シリンダブロック及びシリンダヘッドと、 該シリンダブロック及びシリンダヘッドの前面に取り付
けられ該シリンダブロック及びシリンダヘッドの前面と
の間にタイミングベルト室を形成するタイミングベルト
カバーと、 前記シリンダブロックに取り付けられたウォータポンプ
の軸受部ボスと、を含み、 前記ウォータポンプの軸受部ボスの半径方向外方には、
所定の空間を介して、該軸受部ボスをほぼ囲むように、
突出するリブが形成され、 該リブに縁部が対応するように、前記タイミングベルト
カバーには、開口が形成され、該開口の縁部は、シール
部材を介して、前記リブの先端部のシール面に当接する
ように構成されており、 前記ウォータポンプの軸受部ボスの少なくとも一部が、
前記タイミングベルト室と同じ軸方向位置に位置するよ
うになっていることを特徴とする。
「作用」 本考案においては、シリンダブロックにウォータポンプ
の軸受部ボスを取り付け、このウォータポンプの軸受部
ボスの半径方向外方には、所定の空間を介して、該軸受
部ボスをほぼ囲むように、突出するリブが形成されてお
り、また、該リブに縁部が対応するように、タイミング
ベルトカバーには、開口が形成され、該開口の縁部は、
シール部材を介して、リブの先端部のシール面に当接す
るように構成されている。
そして、ウォータポンプの軸受部ボスの少なくとも一部
は、タイミングベルト室と同じ軸方向位置に位置するよ
うになっており、それゆえ、ウォータポンプの軸方向長
さを短縮することにより該ウォータポンプの小型化を達
成している。
また、ウォータポンプの軸受部ボスは、リブによりタイ
ミングベルト室から熱的に隔離されており、それゆえ、
ウォータポンプの軸受部ボスへの熱影響を排除すること
により該軸受部ボスの信頼性を確保することができる。
なお、タイミングベルトカバーの開口の縁部は、シール
部材を介して、リブの先端部のシール面に当接するよう
に構成されており、それゆえ、タイミングベルト室の密
閉性を確保することができる。
「実施例」 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を説明す
る。
第1、2図には、それぞれ、本考案の実施例によるエン
ジンのウォータポンプケース構造の正面断面、側面断面
が示されており、第1図は、第2図のI-I断面を示し、
第2図は、第1図のII-II断面を示す。
第1、2図において、エンジンは、シリンダブロック10
及びシリンダヘッド12を含む。
前記シリンダブロック10は、シリンダ14〜14を含み、該
シリンダ14〜14には、それぞれ、ピストン16〜16がその
軸方向に摺動自在に配置され、該ピストン16〜16には、
それぞれ、コンロッド18〜18の一端18a〜18aが軸支され
ている。一方、シリンダブロック10には、その軸方向
(水平方向)にクランクシャフト20が軸支され、該クラ
ンクシャフト20には、前記コンロッド18〜18の他端18b
〜18bが軸支されている。なお、クランクシャフト20の
後端20aには、フライホイール22が取り付けられてい
る。
前記シリンダヘッド12には、前記シリンダブロック10の
シリンダ14〜14に対応して、それぞれ、吸気(排気)バ
ルブ24〜24、及び、点火プラグ26〜26が設けられてい
る。一方、シリンダヘッド12には、その軸方向(水平方
向)にカムシャフト28、28が軸支され、該カムシャフト
28、28のカム30〜30は、それぞれ、前記バルブ24〜24の
上端に当接している。そして、カムシャフト28、28が回
転すると、該カムシャフト28、28のカム30〜30により、
吸気(排気)バルブ24〜24が作動することとなる。
前記カムシャフト28、28を回転させるために、クランク
シャフト20の前端20bには、駆動プーリ32が取り付けら
れ、一方、カムシャフト28、28には、被動プーリ34、34
が取り付けられており、該駆動プーリ32及び被動プーリ
34、34には、タイミングベルト36が掛け渡されている。
そして、駆動プーリ32の回転により、タイミングベルト
36を介して、被動プーリ34、34が回転することとなる。
なお、タイミングベルト36は、シリンダブロック10及び
シリンダヘッド12に取り付けられたアイドラプーリ38、
38、38により、その移動経路が案内されている。
前記シリンダブロック10及びシリンダヘッド12の前面に
は、タイミングベルトカバー40がボルト42〜42により取
り付けられ、該タイミングベルトカバー40とシリンダブ
ロック10及びシリンダヘッド12の前面との間で、タイミ
ングベルト室44が形成され、該タイミングベルト室44内
には、前記駆動プーリ32、被動プーリ34、34、及び、タ
イミングベルト36が配置されている。なお、タイミング
ベルトカバー40は、2つのタイミングベルトカバー片46
−1、46−2から構成されている。
前記シリンダブロック10には、ウォータポンプ48が設け
られるとともに、該ウォータポンプ48の軸受部ボス50が
取り付けられ、該軸受部ボス50は、ウォータポンプ48の
シャフト52を軸支している。このシャフト52を回転させ
るために、クランクシャフト20の前端20bには、駆動プ
ーリ54が取り付けられ、一方、シャフト52には、被動プ
ーリ56が取り付けられており、該駆動プーリ54及び被動
プーリ56には、タイミングベルト58が掛け渡されてい
る。そして、駆動プーリ54の回転により、タイミングベ
ルト58を介して、被動プーリ56が回転することとなる。
なお、タイミングベルト58は、シリンダブロック10に取
り付けられた他のプーリ60、62により、その移動経路が
案内されている。
次に、第3図には、ウォータポンプが拡大して示され、
第4、5図には、それぞれ、第3図のIV-IV断面、V-V断
面が示されている。なお、第3図は、第4、5図のIII-
III断面に対応する。
第3、4、5図において、ウォータポンプ48は、ボルト
64〜64によりシリンダブロック10に取り付けられ、該ウ
ォータポンプ48には、軸受部ボス50が形成され、この軸
受部ボス50は、ウォータポンプ48のシャフト52を軸支し
ている。すなわち、軸受部ボス50のリング66とシャフト
52との間には、ボールベアリング68〜68、70〜70が配置
されるとともに、グリースが封入され、これにより、シ
ャフト52は、軸受部ボス50に対して円滑に回転可能であ
る。
なお、前記シャフト52の前端取付部72には、ブラケット
74がボルト76〜76により取り付けられ、このブラケット
74は、前記被動プーリ56を有している。
前記軸受部ボス50の半径方向外方には、所定の空間を介
して、該軸受部ボス50をほぼ囲むように、ウォータポン
プ48から突出するリブ78が形成されている。このリブ78
に縁部80、82が対応するように、前記タイミングベルト
カバー片46−1、46−2には、開口84、86が形成されて
いる。そして、該開口84、86の縁部80、82は、シール部
材88を介して、前記リブ78の先端部89のシール面90に当
接する。
そして、軸受部ボス50の少なくとも一部は、タイミング
ベルト室44と同じ軸方向位置に位置している。それゆ
え、軸受部ボス50をタイミングベルトカバー40に設ける
場合と比較して、ウォータポンプ48の軸方向長さを短縮
することができ、該ウォータポンプ48の小型化を達成し
ている。
また、ウォータポンプ48の軸受部ボス50は、リブ78によ
りタイミングベルト室44から熱的に隔離されており、そ
れゆえ、ウォータポンプ48の軸受部ボス50への熱影響を
排除することができるので、軸受部ボス50に封入された
グリースが熱により流出することがなく、軸受部ボス50
の信頼性を確保することができる。
また、タイミングベルトカバー片46−1、46−2の開口
84、86の縁部80、82は、シール部材88を介して、リブ78
の先端部89のシール面90に当接するように構成されてお
り、それゆえ、タイミングベルト室44の密閉性を確保す
ることができる。
なお、実施例においては、軸受部ボス50からボルト64〜
64の取付部91〜91に向かって放射状にリブ92〜92が形成
され、該放射状のリブ92〜92は、前記リブ78と交差して
いるので、リブ78の剛性を向上させることができる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、ウォータポンプ
の軸方向長さを短縮することにより該ウォータポンプの
小型化を達成し、ウォータポンプの軸受部ボスへの熱影
響を排除することにより該軸受部ボスの信頼性を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図には、それぞれ、本考案の実施例によるエン
ジンのウォータポンプケース構造の正面断面図、側面断
面図であり、第1図は、第2図のI-I断面図、第2図
は、第1図のII-II断面図、 第3図は、ウォータポンプの拡大図であり、第4、5図
のIII-III断面図、及び、 第4、5図は、それぞれ、第3図のIV-IV断面図、V-V断
面図である。 10……シリンダブロック、12……シリンダヘッド、20…
…クランクシャフト、40……タイミングベルトカバー、
44……タイミングベルト室、46−1、46−2……タイミ
ングベルトカバー片、48……ウォータポンプ、50……ウ
ォータポンプの軸受部ボス、52……ウォータポンプのシ
ャフト、54……駆動プーリ、56……被動プーリ、58……
タイミングベルト、66……リング、68〜68、70〜70……
ボールベアリング、72……シャフトの前端取付部、74…
…ブラケット、76〜76……ボルト、78……リブ、80、82
……縁部、84、86……開口、88……シール部材、89……
リブの先端部、90……リブの先端部のシール面、92〜92
……放射状のリブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロック及びシリンダヘッドと、 該シリンダブロック及びシリンダヘッドの前面に取り付
    けられ該シリンダブロック及びシリンダヘッドの前面と
    の間にタイミングベルト室を形成するタイミングベルト
    カバーと、 前記シリンダブロックに取り付けられたウォータポンプ
    の軸受部ボスと、を含み、 前記ウォータポンプの軸受部ボスの半径方向外方には、
    所定の空間を介して、該軸受部ボスをほぼ囲むように、
    突出するリブが形成され、 該リブに縁部が対応するように、前記タイミングベルト
    カバーには、開口が形成され、該開口の縁部は、シール
    部材を介して、前記リブの先端部のシール面に当接する
    ように構成されており、 前記ウォータポンプの軸受部ボスの少なくとも一部が、
    前記タイミングベルト室と同じ軸方向位置に位置するよ
    うになっていることを特徴とするエンジンのウォータポ
    ンプケース構造。
JP4232089U 1989-04-11 1989-04-11 エンジンのウォータポンプケース構造 Expired - Lifetime JPH0717779Y2 (ja)

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JP2570992Y2 (ja) * 1991-03-18 1998-05-13 三菱自動車工業株式会社 エンジン構造
JP4052660B2 (ja) * 2003-07-10 2008-02-27 ヤマハ発動機株式会社 エンジン
JP5897867B2 (ja) * 2011-10-20 2016-04-06 株式会社山田製作所 ウォーターポンプ

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