JP5897386B2 - Rfidタグ - Google Patents

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Description

本発明は、RFIDタグに関する。
図1は、従来のRFIDタグ1を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)におけるA−A矢視断面を示す図である。
RFIDタグ1は、衣服のように変形し易く人間が身につける物品に取り付けられるRFIDタグである。
図1(A)、(B)に示すように、RFID(Radio Frequency Identification)タグ1は、インレイ2、及び、インレイ2を覆うゴム製の被覆体3を含む。
インレイ2は、ベース4、アンテナ5、ICチップ6、チップ補強体7、及び裏側補強体8を有する。
ベース4は、PETフィルムで形成されている。アンテナ5は、通信用のアンテナであり、ベース4上に配線されている。ICチップ6は、アンテナ5に電気的に接続され、アンテナ5を介して無線通信を行う。
チップ補強体7は、繊維強化樹脂製であり、ICチップ6の周囲を覆っている。チップ補強体7とICチップ6は、熱硬化性の接着剤9でベース4の表面に接着されている。
裏側補強体8は、チップ補強体7と同様に繊維強化樹脂製であり、インレイ2の裏面に熱硬化性の接着剤9で接着されている。
また、従来より、不飽和カルボン酸をグラフトした変性ポリオレフィンからなるフィルムの少なくとも片面に金属で形成された導電回路を有するフィルムアンテナがあった。不飽和カルボン酸をグラフトした変性ポリオレフィンは、電気絶縁性を有する。
特開2008−159007号公報 特開2009−135605号公報
RFIDタグは、上述のように衣服等の人間が身につける物品の他に、例えば、ホテル等で利用される業務用のシーツあるいはタオル、飲食店等で利用されるナプキンあるいはおしぼり等(以下、シーツ等と称す)にも用いられる。
このような業務用のシーツ等は、洗濯して繰り返し利用するために、例えば、様々なホテル又は飲食店等から洗濯業者の工場に収集され、まとめて洗濯された後に、各持ち主の元に返却される。
洗濯業者は大量のシーツ等の洗濯を工場で行うため、シーツ等が洗濯工場に持ち込まれる度に、大量のシーツ等と、シーツ等の持ち主又は返却先等とを結びつける管理を行うことが必要になる。
このような管理で取り扱う情報量は膨大であるため、例えば、シーツ等にRFIDタグを縫いつけ、RFIDタグが保持する識別子(Identification)を利用して、膨大な情報の管理を容易かつ効率的に行うことが実現されている。
ところで、例えば、洗濯業者が水洗いによってシーツ等の洗濯物を洗濯し、脱水する際には、洗濯作業の効率を向上させるために、多くの洗濯物を巨大な容器に入れ、容器の上から巨大なピストンで洗濯物を押圧することによって脱水(以下、圧力脱水と称す)を行う場合がある。
このような圧力脱水に用いられる容器は、例えば容器が円筒型である場合は、容器とピストンの直径は数メートルにも及ぶ場合がある。また、ピストンによって洗濯物に加えられる圧力は、例えば、30kgf/cm〜50kgf/cmに及ぶ場合があり、RFIDタグにとって、大変過酷な環境で脱水が行われることになる。
このため、このような圧力脱水に、PETフィルム製のベース又は繊維強化樹脂製の補強体を含む従来のRFIDタグが取り付けられたシーツ等がかけられると、圧力脱水によって生じる応力によってPETフィルム製のベース又は繊維強化樹脂製の補強体が割れる場合があった。
このようにPETフィルム製のベースが割れると、アンテナが破損する場合があった。また、繊維強化樹脂製の補強体が割れると、ICチップが破損する場合があった。いずれの場合も、RFIDタグが破損する場合があるという問題があった。
このような問題は、シーツ等以外の洗濯物であっても、圧力脱水が繰り返し行われる場合には、同様に生じていた。
また、従来のフィルムアンテナは折り曲げることができるが、例えば、従来のフィルムアンテナにRFIDタグ用のICチップを実装してRFIDタグを作製しても、ICチップを保護する部材がなければ、圧力脱水に耐えられるRFIDを実現することはできなかった。
また、従来のフィルムアンテナに、ICチップとICチップの保護部材とを取り付けても、保護部材が割れる可能性のある固い材料で形成されている場合は、従来のRFIDタグと同様に、繰り返しの圧力脱水には耐えられず、圧力脱水を繰り返すうちにRFIDタグが破損する場合があるという問題があった。
このように、従来のRFIDタグは、耐久性が低いという問題点があった。
そこで、耐久性の高いRFIDタグを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のRFIDタグは、可撓性を有するベース部と、前記ベース部の表面に形成されるアンテナと、前記ベース部の表面に搭載され、前記アンテナに電気的に接続されるICチップと、前記ベース部の表面、前記アンテナ、及び前記ICチップを覆い、可撓性を有する第1シート部と、前記ベース部の裏面を覆い、可撓性を有する第2シート部と、弾性及び可撓性を有し、前記第1シート部の表面に配設される第3シート部と、前記第3シート部に積層され、可撓性を有する第4シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第1補強部材と、弾性及び可撓性を有し、前記第2シート部の裏面に形成される第5シート部と、前記第5シート部に積層され、可撓性を有する第6シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第2補強部材と可撓性及び弾性を有し、前記第1シート部、前記第2シート部、前記第1補強部材、及び前記第2補強部材を覆う外装部材とを含第1シート部、第2シート部の平面視でのサイズがベース部の平面視でのサイズと等しく、かつ、第1シート部、第2シート部の平面視でのサイズが第3、第4、第5、第6シート部よりも大きい
耐久性の高いRFIDタグを提供することができる。
従来のRFIDタグ1を示す図である。 実施の形態のRFIDタグ100を示す図である。 実施の形態のRFIDタグ100のインレット100Aを示す図である。 実施の形態のRFIDタグ100を折り曲げた状態を示す図である。 実施の形態の変形例のRFIDタグ100のアンテナ120を示す図である。 実施の形態のRFIDタグ100をTシャツ200に縫いつけた状態を示す図である。 圧力脱水を行う脱水機500を示す図である。
以下、本発明のRFIDタグを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図2は、実施の形態のRFIDタグ100を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)はRFIDタグ100を分解した状態における断面図である。図2(C)に示す断面は、図2(B)における断面に対応する。
図2(A)〜(C)に示すように、RFIDタグ100は、ベース部110、アンテナ120、ICチップ130、保護シート140、150、補強部160、170、及びカバー部180、190を含む。
以下では、図中上側にある面を表面と称し、下側にある面を裏面と称す。ただし、これは説明の便宜上の定義であり、普遍的に表面、裏面であることを表すものではない。
ベース部110は、可撓性を有するシート状の部材であり、ベース部の一例である。ベース部110の一方の面には、アンテナ120が形成されるとともに、ICチップ130が実装される。
ベース部110は、例えば、PET(Polyethylene Terephthalate)フィルムであればよい。ベース部110は、例えば、押し出し成形等によって製造することができる。
なお、ベース部110を形成する弾性を有する部材は、PETフィルム以外のものであってもよく、例えば、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニル製のフィルムを用いることができる。
アンテナ120は、ベース部110の一方の表面に形成される。アンテナ120は、例えば、銀ペーストによって形成される。銀ペーストとしては、熱硬化性のある樹脂に、銀粉末を混合させたペースト状のものを用いればよい。ペースト状の銀ペーストをベース部110の表面に塗布し、加熱して熱硬化させることにより、アンテナ120を形成することができる。
なお、アンテナ120の平面視でのパターンについては、図3を用いて後述する。
ICチップ130は、ベース部110の一方の面に実装され、アンテナ120に電気的に接続される。
ICチップ130は、アンテナ120を介してRFIDタグ100のリーダライタからRF(Radio Frequency)帯域の読み取り用の信号を受信すると、受信信号の電力で作動し、アンテナ120を介して識別情報を発信する。これにより、リーダライタでRFIDタグの識別情報を読み取ることができる。
なお、ベース部110、アンテナ120、及びICチップ130は、インレット100Aを構築する。
保護シート140、150は、可撓性を有するシート状の部材であり、ベース部110の一方の表面及び他方の表面に配設される。保護シート140、150は、それぞれ、接着層141、151によってベース部110の一方の表面及び他方の表面に接着される。
保護シート140は、ベース部110の表面に配設されるアンテナ120及びICチップ130を覆い、保護する。保護シート150は、ベース部110の他方の表面を覆い、ベース部110を介して、アンテナ120及びICチップ130を保護する。
保護シート140、150は、それぞれ、第1シート部、第2シート部の一例である。保護シート140、150は、例えば、PET(Polyethylene Terephthalate)フィルムを用いることができる。保護シート140、150は、例えば、押し出し成形等によって製造することができる。
また、接着層141、151は、それぞれ、例えば、アクリル系の粘着テープを用いることができる。
保護シート140、150の平面視でのサイズは、ベース部110の平面視でのサイズと等しい。これは、ベース部110に形成されるアンテナ120と、ベース部110に実装されるICチップとを保護するためである。
補強部160は、保護シート140の表面140Aのうち、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部との上に位置する部分に接着される。すなわち、補強部160は、保護シート140を介してICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とを覆っている。
補強部160は、ゴムシート161及びフィルム162を含む。補強部160は、ゴムシート161が保護フィルム140の表面140Aに接着される。すなわち、保護シート140の表面140Aには、ゴムシート161及びフィルム162の順に重ねられる。なお、補強部160を保護シート140の表面140Aに接着するには、例えば、アクリル系の粘着材(テープ状のもの)を用いればよい。
補強部160は、平面視で、ICチップ130よりも大きい。すなわち、補強部160の平面視でのサイズ(面積)は、ICチップ130の平面視でのサイズ(面積)よりも大きい。また、補強部160は、平面視でICチップ130が補強部160の略中央に位置するように、保護シート140の表面140Aに接着される。
例えば、補強部160の平面視でのサイズは、ICチップ130の平面視でのサイズの4倍以上であることが望ましい。これは、補強部160が平面視でICチップ130を完全に覆うことができるようにするためである。
例えば、ICチップ130の平面視でのサイズが0.5mm×0.5mmで、厚さが0.1mmの場合、補強部160のサイズは、例えば、平面視で7mm×7mmに設定される。この平面視でのサイズは、ゴムシート161及びフィルム162も同一である。また、ゴムシート161の厚さは0.1mm、フィルム162の厚さは0.25mmに設定される。
ゴムシート161の厚さは、ICチップ130の厚さ以上であることが望ましい。これは、RFIDタグ100に厚さ方向の圧力又は応力が掛かった場合に、保護シート140とフィルム162との間で、ゴムシート161がICチップ130によって相対的に押圧される保護シート140に生じる段差を吸収できるようにするためである。このようにゴムシート161で段差を吸収する原理については後述する。
補強部160は、第1補強部材の一例であり、ゴムシート161は、弾性及び可撓性を有する第3シート部の一例であり、フィルム162は、可撓性を有する第4シート部の一例である。
ゴムシート161は、弾性及び可撓性を有する材料で形成されていればよく、例えば、エントロピー弾性のある部材で形成することができる。エントロピー弾性には、例えば、ゴム弾性とエラストマー弾性がある。このため、ゴムシート161を形成する可撓性及び弾性を有する部材の材料としては、ゴム弾性のあるゴム系の材料、又は、エラストマー弾性のあるエラストマー系の材料を用いることができる。
ゴム系の材料としては、例えば、シリコーン(シリカケトン)ゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプレンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、又はウレタンゴムを用いることができる。
エラストマー系の材料としては、塩化ビニル系、スチレン系、オレフィン系、エステル系、ウレタン系、又はアミド系のエラストマーを用いることができる。
なお、ゴムシート161は、可撓性及び弾性を有していればよいため、上述の材料で形成される部材に限定されず、エントロピー弾性のある部材にも限定されない。
ゴムシート161は、例えば、カレンダーロール機を用いたカレンダー成形、又は、押し出し成形等によって製造することができる。
フィルム162は、可撓性を有している材料で形成されていればよく、例えば、PET(Polyethylene Terephthalate)フィルムを用いることができる。なお、フィルム162は、可撓性を有していればよく、PETフィルム以外のものであってもよく、例えば、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニル製のフィルムを用いることができる。
補強部160は、後述するカバー部180の内側に形成される凹部181に収納される。
なお、補強部160が、保護シート140の表面140Aに、ゴムシート161及びフィルム162の順に重ねられるのは次のような理由によるものである。
補強部160は、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とを保護するために設けられるため、ある程度の強度を有することが必要であることからフィルム162を有する。
しかしながら、保護シート140は、例えばPETフィルムのようなある程度強度を有し、変形しにくい部材であり、フィルム162としても同様に例えばPETフィルムが用いられる。
このため、保護シート140の上にフィルム162を直接貼り付けたのでは、外部からの圧力又は応力によってRFIDタグ100が変形したときに、保護シート140とフィルム162との間で応力が緩和されずに直接的にICチップ130に伝達されてしまい、ICチップ130に過大な応力が掛かる可能性がある。
このため、保護シート140とフィルム162との間に、弾性及び可撓性を有するゴムシート161を介在させている。このように保護シート140とフィルム162との間にゴムシート161を介在させることにより、RFIDタグ100に圧力又は応力が掛かったときに、保護シート140とフィルム162との間で圧力又は応力を緩和又は平均化できる。
特に、RFIDタグ100がコの字型に折り曲げられた場合、又は、厚さ方向の応力が掛かった場合には、保護シート140がICチップ130によって相対的に押圧され、保護シート140にICチップ130による段差が生じる。このような場合に、保護シート140とフィルム162との間にゴムシート161を設けておけば、保護シート140に生じた段差をゴムシート161で吸収できる。
そして、この結果、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とに掛かる応力を軽減することができる。
以上のような理由により、保護シート140とフィルム162との間に、弾性及び可撓性を有するゴムシート161を介在させている。換言すれば、保護シート140の表面140Aに貼り付ける補強部160をゴムシート161とフィルム162との二層構造にし、かつ、ゴムシート161を保護シート140に貼り付けることにより、保護シート140に補強部160を接着している。
補強部170は、保護シート150の裏面150Aのうち、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部との下に位置する部分に接着される。すなわち、補強部170は、保護シート150を介してICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とを覆っている。
補強部170は、ゴムシート171及びフィルム172を含む。補強部170は、ゴムシート171が保護フィルム150の裏面150Aに接着される。すなわち、保護シート150の裏面150Aには、ゴムシート171及び保護フィルム172の順に重ねられる。なお、補強部170を保護シート150の裏面150Aに接着するには、例えば、アクリル系の粘着材(テープ状のもの)を用いればよい。
補強部170は、補強部160と同一のサイズを有している。補強部170は、補強部160と同様に、平面視でICチップ130が補強部170の略中央に位置するように、保護シート150の裏面150Aに接着される。
補強部170のサイズは、例えば、平面視で7mm×7mmに設定される。この平面視でのサイズは、ゴムシート171及び保護フィルム172も同一である。また、ゴムシート171の厚さは0.1mm、保護フィルム172の厚さは0.25mmに設定される。
なお、補強部170が、保護シート150の裏面150Aに、ゴムシート171及び保護フィルム172の順に重ねられる理由は、補強部160が、保護シート140の表面140Aに、ゴムシート161及びフィルム162の順に重ねられる理由と同様である。
補強部170は、第2補強部材の一例であり、ゴムシート171は、弾性及び可撓性を有する第5シート部の一例であり、フィルム172は、可撓性を有する第6シート部の一例である。
ゴムシート171は、弾性及び可撓性を有する材料で形成されていればよく、例えば、エントロピー弾性のある部材で形成することができる。ゴムシート171の材料としては、ゴムシート161と同様のものを用いることができる。
フィルム172は、可撓性を有している材料で形成されていればよく、例えば、PETフィルムを用いることができる。なお、フィルム172は、可撓性を有していればよく、PETフィルム以外のものであってもよく、例えば、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニル製のフィルムを用いることができる。
補強部170は、後述するカバー部190の内側に形成される凹部191に収納される。
カバー部180は、保護シート140及び補強部160の上に配設され、保護シート140及び補強部160を覆う。カバー部180は、直方体の底面側から凹む凹部180Aと、周辺部180Bを有する。周辺部180Bはカバー部180の外周に沿って平面視で矩形環状に形成されており、凹部180Aを囲繞する。凹部180Aの中央には、補強部160を収納するための凹部181が形成されている。
カバー部180は、弾性及び可撓性を有する材料で形成されていればよく、例えば、エントロピー弾性のある部材で形成することができる。エントロピー弾性には、例えば、ゴム弾性とエラストマー弾性がある。このため、カバー部180を形成する可撓性及び弾性を有する部材の材料としては、ゴム弾性のあるゴム系の材料、又は、エラストマー弾性のあるエラストマー系の材料を用いることができる。
ゴム系の材料としては、例えば、シリコーン(シリカケトン)ゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプレンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、又はウレタンゴムを用いることができる。
エラストマー系の材料としては、塩化ビニル系、スチレン系、オレフィン系、エステル系、ウレタン系、又はアミド系のエラストマーを用いることができる。
なお、ゴムシート161は、可撓性及び弾性を有していればよいため、上述の材料で形成される部材に限定されず、エントロピー弾性のある部材にも限定されない。
ゴムシート161は、例えば、カレンダーロール機を用いたカレンダー成形、又は、押し出し成形等によって製造することができる。
また、カバー部190は、保護シート150及び補強部170の下に配設され、保護シート150及び補強部170を覆う。カバー部190は、直方体の上面側から凹む凹部190Aと、周辺部190Bを有する。周辺部190Bはカバー部190の外周に沿って平面視で矩形環状に形成されており、凹部190Aを囲繞する。凹部190Aの中央には、補強部170を収納するための凹部191が形成されている。
カバー部190は、弾性及び可撓性を有する材料で形成されていればよく、カバー部180と同様の材料で形成することができる。
カバー部180及び190は、周辺部180Bと周辺部190Bとを互いに張り合わせることにより、ベース部110、アンテナ120、ICチップ130、保護シート140、150、及び補強部160、170を密封する。周辺部180B及び190Bは、例えば、粘着剤で接着すればよい。カバー部180及び190は、外装部材の一例である。粘着剤は、例えば、アクリル系の粘着材(テープ状のもの)を用いればよい。また、周辺部180B及び190Bを加熱して融着させてもよい。
次に、図3を用いて、インレット100Aについて説明する。
図3は、実施の形態のRFIDタグ100のインレット100Aを示す図であり、(A)はICチップ130を実装する前の平面図、(B)はICチップ130及びその周辺を示す断面図である。図3(B)は、図3(A)におけるC−C矢視断面を拡大して示す図である。
実施の形態のRFIDタグ100のインレット100Aは、ベース部110、アンテナ120、及びICチップ130を含む。
図3(A)に示すように、アンテナ120は、ベース部110の表面110Aに、例えば、銀ペーストを印刷することによって形成される。アンテナ120は、アンテナ部121、122を含むダイポール型のアンテナである。
アンテナ部121、122の長さは、RFIDタグ100の無線通信に用いる周波数に応じて設定すればよい。日本では、例えば、952MHz〜954MHz、又は2.45GHzの周波数帯がRFIDタグ用に割り当てられているため、アンテナ部121の端部121Bから、アンテナ部122の端部122Bまでの長さが使用周波数における波長λの1/2の長さになるようにすればよい。また、米国では915MHz、欧州(EU)では868MHzが代表的な周波数として割り当てられているため、これらの周波数における波長λの1/2の長さになるようにすればよい。
ここで、ICチップ130が実装される領域130Aを破線で示す。ICチップ130のアンテナ120に接続される一対の端子は、アンテナ部121の端子121Aと、アンテナ部122の端子122Aに接続される。
図3(B)に示すように、ICチップ130の通信用の端子は、ベース部110の一方の面にフリップチップ実装されることにより、アンテナ120に接続される。ICチップ130は、バンプ131、132を介して、アンテナ120の端子121A、122Aに接続される。
ICチップ130がアンダーフィル部133によってベース部110に接続されることにより、アンテナ120の端子121A、122Aとバンプ131、132が接続され、アンテナ120とICチップ130とが電気的に接続される。
図2に示すICチップ130とアンテナ120とを接続する接続部120Aは、図3(B)に拡大して示す、端子121A、122B、及びバンプ131、132に対応する。
次に、図4を用いて、実施の形態のRFIDタグ100を折り曲げた場合について説明する。
図4は、実施の形態のRFIDタグ100を折り曲げた状態を示す図である。図4(A)は、RFIDタグ100の断面を示し、図4(B)は、図4(A)に破線で示す部分をコの字型に折り曲げた場合の断面を示し、図4(C)は、RFIDタグ100をICチップ130を中心にコの字型に折り曲げた場合の断面を示す。図4(A)に示す断面は、図2(B)に示す断面と同一である。
また、図4(D)は、RFIDタグ100のICチップ130の周辺に厚さ方向の応力が掛かった場合の断面を示し、図4(E)は、RFIDタグ100のICチップ130の周辺に幅方向の応力が掛かった場合の断面を示す。
図4(B)に示すように、図4(A)に破線で示す部分(RFIDタグ100のICチップ130より右側の部分)がコの字型に折り曲げられて、上下から矢印で示すように圧力が掛かったとする。
この場合に、PETフィルムで構築される保護シート140、150は、圧力に対する変形が弾性及び可撓性を有するカバー部180、190よりも小さいため、ある程度の曲率を保持する。また、ベース110もPETフィルムで構築されるため、ある程度の曲率を保持する。すなわち、ベース110と保護シート140、150は完全に折れ曲がりにくい。
このため、アンテナ120が完全に完全に折れ曲がることが抑制され、アンテナ120が折れ曲がることによる断線を抑制できる。
また、図4(C)に示すように、RFIDタグ100がICチップ130を中心として補強部160を内側にしてコの字型に折り曲げられ、さらに、矢印で示すように圧力が掛かったとする。
この場合には、ゴムシート161及びフィルム162で構築される補強部160が、図4(C)に示すようにコの字型に折れ曲がり、完全に折れ曲がった状態にはなりにくい。これは、フィルム162が薄いPETフィルムであることから完全には折れ曲がりにくく、ある程度の曲率を保持しようとするのに加えて、コの字の内側に位置するフィルム162は、カバー部180を挟んで折れ曲がるため、カバー部180によって支持されるからである。このため、フィルム162は、完全には折り曲げられない。
図4(C)に示すようにカバー部180を挟んでいれば、PETフィルムで構築されるフィルム162の両端同士の間には、折り曲げられた状態で、圧力で押しつぶされたカバー部180の厚さが確保され、カバー部180の厚さ以上には折り曲げられない。この程度の折り曲げであれば、フィルム162は追従することができる。
また、RFIDタグ100がコの字型に折り曲げられると、保護シート140とフィルム162との間で、ICチップ130によって相対的に押圧される保護シート140に段差が生じる。
このとき、ゴムシート161が圧力によって変形するため、保護シート140に生じる段差を吸収することができる。
この結果、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とに掛かる圧力は、ゴムシート161によって緩和される。また、これと同時に、フィルム162がある程度の曲率を保持することにより、ICチップ130の全体に略均等に圧力が掛かり、局所的な圧力がICチップ130に掛かることを抑制できる。
このように、ICチップ130に局所的な圧力が掛かることを抑制できるのは、ゴムシート161とフィルム162の二層構造の補強部160が上述のように変形することに加えて、補強部160の平面視でのサイズがICチップ130の平面視でのサイズよりも大きいことが寄与している。
このため、図4(C)に示すようにICチップ130を中心として補強部160を内側にしてRFIDタグ100がコの字型に折り曲げられても、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部との破損を抑制できる。
なお、図4(C)には、補強部160を内側にしてRFIDタグ100が折り曲げられた状態を示すが、RFIDタグ100が補強部170を内側にしてコの字型に折り曲げられた場合は、ゴムシート171及びフィルム172がICチップ130に掛かる応力を同様に緩和する。
このため、RFIDタグ100が補強部170を内側にしてコの字型に折り曲げられた場合においても、RFIDタグ100が補強部160を内側にしてコの字型に折り曲げられた場合と同様に、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部との破損を抑制できる。
また、図4(D)に示すように、RFIDタグ100のICチップ130の周辺に厚さ方向の圧力が掛かった場合は、ゴムシート161が変形してICチップ130の厚さによる段差を吸収する。
そして、PETフィルムで構築されるフィルム162がICチップ130に掛かる応力をICチップ130よりも大きな面で支えるため、ICチップ130に掛かる応力は、ICチップ130の上面で略均一になる。
なお、このとき、ゴムシート171も厚さ方向に変形して圧力を緩和しており、また、フィルム172も下側からかかる圧力を均一化する。
従って、ICチップ130に掛かる応力は緩和され、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部との破損を抑制できる。
以上のように、ICチップ130に掛かる応力を略均一にできるのは、補強部160の平面視でのサイズがICチップ130の平面視でのサイズよりも大きいからである。例えば、補強部160の平面視でのサイズがICチップ130の平面視でのサイズの4倍である場合は、双方のサイズが等しい場合に比べて、ICチップ130に掛かる応力は1/4に軽減される。
なお、このように応力を軽減できるのは、図4(C)に示すように、RFIDタグ100がコの字型に折り曲げられた場合も同様である。
また、図4(E)に示すように、RFIDタグ100のICチップ130の周辺に幅方向の応力が掛かったとする。幅方向の応力は、矢印で示すように、RFIDタグ100にせん断方向の応力となって掛かることになる。
この場合は、ゴムシート161及び171がせん断方向の応力を緩和するため、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とに掛かる応力を緩和することができる。
以上、実施の形態のRFIDタグ100は、アンテナ120がコの字型に折り曲げられた場合(図4(B)参照)でも、ICチップ130を中心にRFIDタグ100が厚さ方向に折り曲げれらた場合(図4(C)参照)でも、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とに掛かる応力を緩和することができる。
また、RFIDタグ100に厚さ方向の応力が掛かった場合(図4(D)参照)でも、RFIDタグ100にせん断方向の応力が掛かった場合(図4(E)参照)でも、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とに掛かる応力を緩和することができる。
従って、実施の形態のRFIDタグ100は、圧力脱水のような過酷な状況においても、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とに掛かる応力を緩和することにより、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部とを保護することができる。
このため、実施の形態によれば、耐久性の高いRFIDタグ100を提供することができる。
図5は、実施の形態の変形例のRFIDタグ100のアンテナ120を示す図である。アンテナ120は、ベース部110の一方の面10Bに形成されるアンテナ部121、122を含む。アンテナ部121、122は、折り曲げられたパターンを有する。
アンテナ部121、122の長さは、図3(A)に示すアンテナ部121、122と同一である。また、アンテナ120は、平面視におけるパターンがアンテナ120と異なるだけで、その他の構成は、図3(A)に示すアンテナ120と同様である。
図5に示すように、アンテナ120のアンテナ部121、122が折り曲げられた形状にパターニングされる場合は、ベース部110、保護シート140、150、及びカバー部180、190の平面視におけるサイズを小さくできる。図5に示すベース部110は、図3(A)に示すベース部110に比べて、横方向の長さが約2/3に小型化されている。
実施の形態のRFIDタグ100は、図5に示すように平面視で折り曲げられたパターンのアンテナ120を含むことにより、小型化を図ってもよい。
また、図6は、実施の形態のRFIDタグ100をTシャツ200に縫いつけた状態を示す図である。Tシャツ200の右肩の部分には、RFIDタグ100が縫いつけられている。実施の形態のRFIDタグ100は、例えば、図6に示すようにTシャツ200に縫いつけて利用してもよいし、シーツ等に縫いつけて利用してもよい。
図7は、圧力脱水を行う脱水機500を示す図である。
実施の形態のRFIDタグ100を縫いつけたTシャツ200は、例えば、圧力脱水用の脱水機500にかけられ、洗濯が行われる。
脱水機500は、筐体510、加圧ピストン520、及び排水口530を含む。筐体510内に入れられた大量の洗濯物540は、加圧ピストン520により、例えば、30kgf/cm〜50kgf/cm程度の圧力(矢印P参照)が加えられることにより、強制的に脱水が行われる。洗濯物540から脱水された水分は、排水口530を通じて排水される。
このような洗濯物540に、図6に示すTシャツ200が含まれていて、Tシャツに縫いつけられたRFIDタグ100が、斜めに捻られてコの字型に折り曲げられた上に押し潰されても、補強部160、170によってICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部との破損は抑制される。
従って、圧力脱水用の脱水機500にかけても、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部との破損を抑制でき、耐久性の非常に高いRFIDタグ100を提供することができる。
以上、実施の形態によれば、圧力脱水のような過酷な状況で用いても、ICチップ130と、ICチップ130及びアンテナ120の接続部との破損を抑制でき、耐久性の非常に高いRFIDタグ100を提供することができる。
なお、以上では、第1補強部材の一例としての補強部160が、第3シート部の一例としてのゴムシート161と、第4シート部の一例としてのフィルム162を有する形態体について説明した。また、以上では、第2補強部材の一例としての補強部170が、第5シート部の一例としてのゴムシート171と、第6シート部の一例としてのフィルム172とを有する形態について説明した。
しかしながら、ゴムシート161、171の代わりに、可撓性を有する粘着材を用いてもよい。可撓性を有する粘着材としては、例えば、アクリル系の粘着テープを用いることができる。
この場合には、第1補強部材の一例としての補強部160が、第1接着層としてのアクリル系の粘着テープと、第3シート部の一例としてのフィルム162を有することになるとともに、第2補強部材の一例としての補強部170が、第2接着層としてのアクリル系の粘着テープと、第4シート部の一例としてのフィルム172とを有することになる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のRFIDタグについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
可撓性を有するベース部と、
前記ベース部の表面に形成されるアンテナと、
前記ベース部の表面に搭載され、前記アンテナに電気的に接続されるICチップと、
前記ベース部の表面、前記アンテナ、及び前記ICチップを覆い、可撓性を有する第1シート部と、
前記ベース部の裏面を覆い、可撓性を有する第2シート部と、
弾性及び可撓性を有し、前記第1シート部の表面に配設される第3シート部と、前記第3シート部に積層され、可撓性を有する第4シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第1補強部材と、
弾性及び可撓性を有し、前記第2シート部の裏面に形成される第5シート部と、前記第5シート部に積層され、可撓性を有する第6シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第2補強部材と
可撓性及び弾性を有し、前記第1シート部、前記第2シート部、前記第1補強部材、及び前記第2補強部材を覆う外装部材と
を含む、RFIDタグ。
(付記2)
前記第3シート部の厚さは、前記ICチップの厚さ以上であり、前記第5シート部の厚さは、前記ICチップの厚さ以上である、付記1記載のRFIDタグ。
(付記3)
可撓性を有するベース部と、
前記ベース部の表面に形成されるアンテナと、
前記ベース部の表面に搭載され、前記アンテナに電気的に接続されるICチップと、
前記ベース部の表面、前記アンテナ、及び前記ICチップを覆い、可撓性を有する第1シート部と、
前記ベース部の裏面を覆い、可撓性を有する第2シート部と、
可撓性を有し、前記第1シート部の表面に配設される第1接着層と、前記第1接着層に積層され、可撓性を有する第3シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第1補強部材と、
可撓性を有し、前記第2シート部の裏面に形成される第2接着層と、前記第2接着層に積層され、可撓性を有する第4シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第2補強部材と
可撓性及び弾性を有し、前記第1シート部、前記第2シート部、前記第1補強部材、及び前記第2補強部材を覆う外装部材と
を含む、RFIDタグ。
(付記4)
前記ICチップは、平面視で、前記第1補強部材及び前記第2補強部材の中央部に配設される、付記1乃至3のいずれか一項記載のRFIDタグ。
(付記5)
前記第1補強部材及び前記第2補強部材の平面視でのサイズは、前記ICチップの平面視でのサイズの4倍以上である、付記4記載のRFIDタグ。
(付記6)
前記第1補強部材及び前記第2補強部材は、それぞれ、前記外装部材の内側に設けられる第1凹部及び第2凹部の内部に収容される、付記1乃至5のいずれか一項記載のRFIDタグ。
100 RFIDタグ
100A インレット
110 ベース部
120 アンテナ
130 ICチップ
140、150 保護シート
160、170 補強部
161、171 ゴムシート
162、172 フィルム
180、190 カバー部

Claims (6)

  1. 可撓性を有するベース部と、
    前記ベース部の表面に形成されるアンテナと、
    前記ベース部の表面に搭載され、前記アンテナに電気的に接続されるICチップと、
    前記ベース部の表面、前記アンテナ、及び前記ICチップを覆い、可撓性を有する第1シート部と、
    前記ベース部の裏面を覆い、可撓性を有する第2シート部と、
    弾性及び可撓性を有し、前記第1シート部の表面に配設される第3シート部と、前記第3シート部に積層され、可撓性を有する第4シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第1補強部材と、
    弾性及び可撓性を有し、前記第2シート部の裏面に形成される第5シート部と、前記第5シート部に積層され、可撓性を有する第6シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第2補強部材と
    可撓性及び弾性を有し、前記第1シート部、前記第2シート部、前記第1補強部材、及び前記第2補強部材を覆う外装部材と
    を含
    第1シート部、第2シート部の平面視でのサイズがベース部の平面視でのサイズと等しく、かつ、第1シート部、第2シート部の平面視でのサイズが第3、第4、第5、第6シート部よりも大きい、RFIDタグ。
  2. 前記第3シート部の厚さは、前記ICチップの厚さ以上であり、前記第5シート部の厚さは、前記ICチップの厚さ以上である、請求項1記載のRFIDタグ。
  3. 可撓性を有するベース部と、
    前記ベース部の表面に形成されるアンテナと、
    前記ベース部の表面に搭載され、前記アンテナに電気的に接続されるICチップと、
    前記ベース部の表面、前記アンテナ、及び前記ICチップを覆い、可撓性を有する第1シート部と、
    前記ベース部の裏面を覆い、可撓性を有する第2シート部と、
    可撓性を有し、前記第1シート部の表面に配設される第1接着層と、前記第1接着層に積層され、可撓性を有する第3シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第1補強部材と、
    可撓性を有し、前記第2シート部の裏面に形成される第2接着層と、前記第2接着層に積層され、可撓性を有する第4シート部とを有し、前記ICチップ、及び、前記ICチップと前記アンテナとの接続部を覆う第2補強部材と
    可撓性及び弾性を有し、前記第1シート部、前記第2シート部、前記第1補強部材、及び前記第2補強部材を覆う外装部材と
    を含
    第1シート部、第2シート部の平面視でのサイズがベース部の平面視でのサイズと等しく、かつ、第1シート部、第2シート部の平面視でのサイズが第1接着層、第3シート部、第2接着層、第4シート部よりも大きい、RFIDタグ。
  4. 前記ICチップは、平面視で、前記第1補強部材及び前記第2補強部材の中央部に配設される、請求項1乃至3のいずれか一項記載のRFIDタグ。
  5. 前記第1補強部材及び前記第2補強部材の平面視でのサイズは、前記ICチップの平面視でのサイズの4倍以上である、請求項4記載のRFIDタグ。
  6. 前記第1補強部材及び前記第2補強部材は、それぞれ、前記外装部材の内側に設けられる第1凹部及び第2凹部の内部に収容される、請求項1乃至5のいずれか一項記載のRFIDタグ。
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