JP5897376B2 - 合成樹脂製アンプル容器 - Google Patents

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Description

本発明は、栓体部を傾倒、折り曲げることにより破断予定部から該栓体部を切り離して容器本体の口部を開放する合成樹脂製アンプル容器に関するものである。
使い切りタイプの薬剤等を収納するのに用いられるアンプル容器は、容器本体の口部に破断予定部(薄肉弱化部)を介して栓体部(頭部)が一体的につながった構造からなっているのが普通であり、該破断予定部を起点とする栓体部の傾倒、折り曲げにて該破断予定部を破断することによって容器を開封して内容物の取り出しを可能としている(特許文献1参照)。
特開2009−153900号公報 特開2010−29598号公報
ところで、この種の容器は、商品の流通過程で加えられる振動や衝撃等により栓体部に予期しない外力が付加された場合に簡単に折れ曲がってしまい、破断予定部が破断されて内容物が漏れ出てしまうことが懸念されるため、通常は、アンプル容器の全体を別に用意したケースに入れるのが普通であった。
しかし、この場合、アンプル容器の製造に使用する材料の他にケースの製造に使用する材料が必要となることから資源の有効活用を図る観点からも得策であるとはいえない。
なお、この点に関しては、オーバーキャップにて栓体部のみを覆い隠し、その下部を、容器本体の口部にアンダーカットやねじにより固定保持するようにした特許文献2に開示された構造のものも知られているが、係る構造のアンプル容器においても商品の流通過程で加えられる振動や衝撃でオーバーキャップと容器本体との係合状態が解除されないとはいえないところに問題を残しており、栓体部を確実に保護することができるアンプル容器の開発が望まれている。
本発明の課題は、商品の流通過程で加えられる振動や衝撃でもって発生が懸念されるアンプル容器の栓体部における折れ曲がりを容器の製造に使用する材料の使用量を増加させることなしに確実に防止できる合成樹脂製アンプル容器を提案するところにある。
本発明は、内容物を収納する収納空間を有する容器本体と、この容器本体の口頚部の突端に一体的につながり該容器本体の収納空間を密閉状態に保持する栓体部とを備え、その相互間に設けられた破断予定部を起点とする該栓体部の傾倒、折り曲げにて該破断予定部を破断して該容器本体の口部を開放する合成樹脂製アンプル容器であって、前記栓体部を覆い隠し前記容器本体の口頚部の外側面に形成されたねじ部に着脱自在に連係するオーバーキャップを設け、前記容器本体の口頚部に、該口頚部を取り囲むとともに、前記オーバーキャップの下端に薄肉連結片を介して切り離し可能に連結する封印バンドを設けたことを特徴とする合成樹脂製アンプル容器である。
上記の構成からなる合成樹脂製アンプル容器においては、
1)ねじ部は、その周りの少なくとも1か所にてねじ山を分断した間欠ねじ部とすること、
2)封印バンドを、前記容器本体の口頚部を取り囲む環状帯と、この環状帯の内周壁に設けられ、該環状帯の口頚部からの抜け出しを不能とする弾性舌片から構成すること、
が、本発明の課題を解決するための具体的手段として好ましい。
上記の構成からなる本発明の合成樹脂製アンプル容器によれば、栓体部を覆い隠し容器本体の口頚部の外側面に形成されたねじ部に着脱自在に連係するオーバーキャップを設けるとともに、容器本体の口頚部に、該口頚部を抜け出し不能に取り囲むとともに、オーバーキャップの下端に薄肉連結片を介して切り離し可能に連結する封印バンドを設けるようにしたため、オーバーキャップと封印バンドが切り離されない限り、該オーバーキャップが容器本体の口頚部から離れることがなく、商品の流通過程でアンプル容器に振動や衝撃が付加されてもオーバーキャップが簡単に外れることがなく、栓体部を確実に保護することができる。
また、上記の構成からなる本発明の合成樹脂製アンプル容器によれば、ねじ部を、その周りの少なくとも1か所においてねじ山を分断してその部位を平滑部とした間欠ねじ部で構成するようにしたため、その部位の材料を減らすことができ原料使用量の削減、アンプル容器そのものの軽量化に有利であり、しかも、栓体部を傾倒、折り曲げる際に、該平滑部に指をあてがってアンプル容器を把持するホールド部として使用することができるため、容器の把持が確実となる(ねじ部に指が当たると、痛みにより力が入らず、容器の把持が不安定となる)。
本発明による合成樹脂製アンプル容器によれば、封印バンドを、容器本体の口頚部を取り囲む環状帯と、この環状帯の内周壁に設けられ、該環状帯を、口頚部から抜け出し不能に連係させる弾性舌片からなるもので構成したため、オーバーキャップとの一体化が可能となり、アンプル容器への取り付けも該オーバーキャップの装着と同時に行え、効率的な組み付けが実現できる。
オーバーキャップは、ねじ部によって容器本体の口頚部に連係するようになっているため、容器本体から切り離した栓体部をオーバーキャップに収納し、容器本体の口頚部に連係させた状態で一まとめにして廃棄することが可能であり、ゴミの散乱を防止できる。
(a)(b)本発明に従う合成樹脂製アンプル容器の実施の形態を模式的に示した図である。 図1に示した合成樹脂製アンプル容器の要部の外観斜視図である。 図1に示した合成樹脂製アンプル容器の開封状態を示した図である。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う合成樹脂製アンプル容器の実施の形態を模式的に示した図であり、(a)は、容器の側面を一部断面で示した図、(b)は(a)のA−A部の拡大断面図である。また、図2は、図1の要部(口頚部)を拡大して示した外観斜視図である。
なお、本発明に従うアンプル容器は、例えば、ポリプロピレン(PP)の如き合成樹脂からなるプリフォームをブロー成形することによって一体的に成形されるものである。
図における符号1は、容器本体である。この容器本体1は、容器の底部を形成する底壁1aと、この底壁1aの縁部において立ち上がり、その内側に底壁1aと協働してその内側に内容物の収納空間Mを形成する筒状の胴部1bと、この胴部1bの上端に肩部を通してつながる筒状の口頚部1cとから構成されており、該口頚部1cの外周壁には、ねじ部nが形成され、その下部にはネックリング1dが形成されている。
口頚部1cに設けられたねじ部nは、図1(b)および図2に示すように、周方向の対向する2箇所においてねじ部nのねじ山を分断することによって平滑部nが形成されていて、該ねじ部nは、該平滑部nによって間欠ねじ部になっている。ねじ部nを図示の如く間欠ねじにすることによってアンプル容器を製造に際して使用する樹脂材料を削減するのに有効であるとともに、該アンプル容器の軽量化が可能となる。
平滑部nは、この例では、対向位置の2箇所に設けた場合について示したが、少なくとも1箇所あるいは2箇所以上設けることも可能であり、図示のように2箇所設けたものには限定されることはない。
また、2は、容器本体1の収納空間を密閉状態に保持する栓体部である。この栓体部2は、天板2aと、この天板2aの縁部につながる筒状体2bからなり、該筒状体2bの下端が破断予定部3を介して口頚部1cの突端に一体的につながっている。
ここに、破断予定部3は、栓体部の筒状体2bおよび口頚部1cよりも縮径された極わずかな肉厚からなる環状体にて構成されており、栓体部2の傾倒、折り曲げによりこの部位を起点に破断させて容器本体1の口部を開放して内容物の取り出しを可能としている。
また、4は、栓体部2を覆い隠すオーバーキャップである。このオーバーキャップ4は、栓体部2の上面に位置する天板4aと、この天板4aの縁部に一体連結して下向きに開放された収納空間を形成する筒体4bから構成されている。
該筒体4bの下部の内壁面には、容器本体1の口頚部1cに設けられたねじ部nに着脱自在に係合するねじ部4cが形成されていて、ねじ部4cを、口頚部1cのねじ部nに係合させることによってオーバーキャップ4を容器本体1の口頚部1cに装着することができるようになっている。
また、5は、封印バンドである。この封印バンド5は、容器本体1の口頚部1cをネックリング1dとともに取り囲む環状帯5aと、この環状帯5aの内周壁の複数個所に設けられ、ネックリング1dの下側付け根部に当接して環状帯5aの口頚部1cからの抜け出しを不能とする弾性舌片5bから構成されている。
封印バンド5の弾性舌片5bは、容易に変位することができるため、該封印バンド5を容器本体1の口頚部1cに押し込むだけの簡単な動作で容器本体1に装着することができる一方、該封印バンド5が装着されたのちは、該弾性舌片5bの先端爪部がネックリング1dの付け根部に当接して該ネックリング1dに引っ掛かるため、その取り外しが不能となる(嵌め殺し)。
6は、一端がオーバーキャップ4の下端に一体的につながり、他端が封印バンド5の環状帯5aの上端に一体的につながる薄肉連結片である。
上記薄肉連結片6は、封印バンド5およびオーバーキャップ4の周りに沿い間隔をおいて複数個設けられるものであって、オーバーキャップ4の強制的な回動によって 該薄肉連結片6を引きちぎられることになりオーバーキャップ4の取り外しを可能としている。この薄肉連結片6によってオーバーキャップ4と封印バンド5を予め相互に連結しておくことで、不正な開封が行われたかどうか目視でもって把握できる不正開封把握機能を付与することができる。
上記の構成からなる合成樹脂製アンプル容器を開封するには、まず、オーバーキャップ4を回動させて薄肉連結片6を引きちぎって該オーバーキャップ4を容器本体1の口頚部1cから取り外す。
そして、平滑部nに指をあてがった状態で容器本体1を把持し、図3に示すように、栓体部2を図中矢印に従って傾倒、折り曲げる。
栓体部2の折り曲げにより破断予定部3は、破断され、それによって口部が形成されることとなり、内容物の取り出しが可能となる。この時、指をあてがった平滑部nはホールド部として機能するため、容器の安定的な把持が可能となる。
オーバーキャップ4の取り外しに際しては、封印バンド5の弾性舌片5bを、ネックリング1dの下側付け根部に強く当接させておくことによって、該封印バンド5の回動を不能に保持することができるが、該オーバーキャップ4の回動の際の封印バンド5の供回りを確実に防止するため、該ネックリング1dあるいは口頚部1cの外周壁には、弾性舌片5bの幅方向の端部に当接するストッパー(突起等)を少なくとも1つ設けておくのが望ましい。
本発明によれば、商品の流通過程で不可避的に付加される振動や衝撃に起因した栓体部の破損を材料の使用量を増加させることなしに確実に防止し得る合成樹脂製アンプル容器が提供できる。
1 容器本体
1a 底壁
1b 胴部
1c 口頚部
1d ネックリング
2 栓体部
2a 天板
2b 筒状体
3 破断予定部
4 オーバーキャップ
4a 天板
4b 筒体
5 封印バンド
5a 環状帯
5b 弾性舌片
6 薄肉連結片
n ねじ部
平滑部

Claims (2)

  1. 内容物を収納する収納空間を有する容器本体と、この容器本体の口頚部の突端に一体的につながり該容器本体の収納空間を密閉状態に保持する栓体部とを備え、その相互間に設けられた破断予定部を起点とする該栓体部の傾倒、折り曲げにて該破断予定部を破断して該容器本体の口部を開放する合成樹脂製アンプル容器であって、
    前記栓体部を覆い隠し前記容器本体の口頚部の外側面に形成されたねじ部に着脱自在に連係するオーバーキャップを設け、
    前記容器本体の口頚部に、該口頚部を取り囲むとともに、前記オーバーキャップの下端に薄肉連結片を介して切り離し可能に連結する封印バンドを設け
    前記ねじ部に、周方向の対向2箇所においてねじ部のねじ山を分断する平滑部を設け、
    前記平滑部は、前記栓体部を傾倒、折り曲げる際に指をあてがわれて把持されるホールド部であることを特徴とする合成樹脂製アンプル容器。
  2. 前記封印バンドは、前記容器本体の口頚部を取り囲む環状帯と、この環状帯の内周壁に設けられ、該環状帯の口頚部からの抜け出しを不能とする弾性舌片からなることを特徴とする請求項1に記載した合成樹脂製アンプル容器。
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