JP5895665B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
車室内の空気または車室外の空気を取り入れて車室外へ空気を送風する第2の送風路(13、15)と、
第1の送風路(12、14)に対する車室内の空気または車室外の空気の取り入れを切り替える第1の内外気切替ドア(151)と、
第2の送風路(13、15)に対する車室内の空気または車室外の空気の取り入れを切り替える第2の内外気切替ドア(150)と、
第1の送風路(12、14)に設けられ、車室内へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する第1の熱交換器(50)と、
第2の送風路(13、15)に設けられ、車室外へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する第2の熱交換器(40)と、
第1の送風路(12、14)内を通過する空気を除湿する除湿部材(60、61、62)と、を備え、
除湿部材は、第2の熱交換器(40)の空気下流側に配置されており、
車室内を暖房する暖房モードでは、第2の熱交換器(40)の冷媒が第2の送風路(13、15)を通過する空気を冷却し、かつ、第1の熱交換器(50)の冷媒が第1の送風路(12、14)を通過する空気を加熱することにより車室内の暖房を実施することを特徴としている。
これによれば、暖房モード時に、第2の内外気切替ドア(150)にて車室内の空気を第2の送風路(13、15)に取り入れることにより(後述の図21の矢印Yn参照)、車室内の空気の熱によって第2の熱交換器(40)の着霜を防止できる。
また、暖房モード時に、第1の内外気切替ドア(151)にて車室内の空気を第2の送風路(13、15)に取り入れることにより(後述の図21の矢印Yga参照)、車室内の空気を第1の熱交換器(50)にて加熱して車室内を暖房できる。
しかも、この際、除湿部材(60、61、62)にて車室内空気を除湿できるので、車室内の湿度上昇を抑制できる。
さらに、請求項1に記載の発明では、除湿部材を第2の熱交換器(40)の空気下流側に配置しているから、第2の送風路(13、15)のうち第2の熱交換器(40)にて冷却除湿された低湿度の空気が流れる部位に除湿部材を位置させることができる。これにより、第1の送風路(12、14)側の空気流れの水分を除湿部材(60、61、62)により第2の送風路(13、15)側に効率よく移動させることができるので、暖房モード時における車室内空気の除湿効果を向上できる。
次に、請求項2に記載の発明では、車室内の空気または車室外の空気を取り入れて車室内へ空気を送風する第1の送風路(12、14)と、
車室内の空気または車室外の空気を取り入れて車室外へ空気を送風する第2の送風路(13、15)と、
第1の送風路(12、14)に対する車室内の空気または車室外の空気の取り入れを切り替える第1の内外気切替ドア(151)と、
第2の送風路(13、15)に対する車室内の空気または車室外の空気の取り入れを切り替える第2の内外気切替ドア(150)と、
第1の送風路(12、14)に設けられ、車室内へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する第1の熱交換器(50)と、
第2の送風路(13、15)に設けられ、車室外へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する第2の熱交換器(40)と、
第1の送風路(12、14)内を通過する空気を除湿する除湿部材(60、61、62)と、
第2の送風路(13、15)の入口側から除湿部材(60、61、62)側に流れる空気量を制限する制限部材(160)と、を備え、
車室内を暖房する暖房モードでは、第2の熱交換器(40)の冷媒が第2の送風路(13、15)を通過する空気を冷却し、かつ、第1の熱交換器(50)の冷媒が第1の送風路(12、14)を通過する空気を加熱することにより車室内の暖房を実施することを特徴としている。
これによれば、暖房モード時に、第2の内外気切替ドア(150)にて車室内の空気を第2の送風路(13、15)に取り入れることにより(後述の図21の矢印Yn参照)、車室内の空気の熱によって第2の熱交換器(40)の着霜を防止できる。
また、暖房モード時に、第1の内外気切替ドア(151)にて車室内の空気を第2の送風路(13、15)に取り入れることにより(後述の図21の矢印Yga、図27の矢印Yn参照)、車室内の空気を第1の熱交換器(50)にて加熱して車室内を暖房できる。
しかも、この際、除湿部材(60、61、62)にて車室内空気を除湿できるので、車室内の湿度上昇を抑制できる。
さらに、請求項2に記載の発明では、第2の送風路(13、15)の入口側から除湿部材(60、61、62)側に流れる空気量を制限する制限部材(160)を備えているから、後述の図26に例示する冷房モードにおいて、高温多湿の外気が第2の送風路(13、15)側を流れる際に、除湿部材の表面を通過する高温多湿の外気流れの空気量を制限部材(160)により制限することができる。その結果、高温多湿の外気流れの水分量が除湿部材を介して第1の送風路(12、14)側の空気流れ(車室内へ向かって流れる空気)に移動することを抑制できる。
次に、請求項3に記載の発明では、車室内の空気が通過する第1の通風路(12)と、
車室外の空気が通過する第2の通風路(13)と、
車室内へ向かって空気が通過する第3の通風路(14)と、
車室外へ向かって空気が通過する第4の通風路(15)とを備え、
第1の通風路(12)と第3の通風路(14)とにより、車室内の空気を取り入れて車室内へ空気を送風する第1の送風路(12、14)が構成され、
第2の通風路(13)と第4の通風路(15)とにより、車室外の空気を取り入れて車室外へ空気を送風する第2の送風路(13、15)が構成され、
第1の通風路(12)と第4の通風路(15)とにより、車室内の空気を取り入れて車室外へ空気を送風する第3の送風路(12、15)が構成され、
第2の通風路(13)と第3の通風路(14)とにより、車室外の空気を取り入れて車室内へ空気を送風する第4の送風路(13、14)が構成され、
さらに、第1の送風路(12、14)と第2の送風路(13、15)とをそれぞれ形成できる第1の送風パターンと、第3の送風路(12、15)と第4の送風路(13、14)とをそれぞれ形成できる第2の送風パターンとを切り替える送風パターン切替機構(20、30a、30b)と、
第3の通風路(14)に設けられ、車室内へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する室内熱交換器(50)と、
第4の通風路(15)に設けられ、車室外へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する室外熱交換器(40)と、を備え、
送風パターン切替機構は、第1、第2の通風路(12、13)のうちいずれか一方の通風路を通過する空気を第3の通風路(14)の入口側に導くとともに、第1、第2の通風路(12、13)のうち他方の通風路を通過する空気を第4の通風路(15)の入口側に導く切り替えドア(20)を有しており、
冷凍サイクル装置には、冷媒を圧縮する圧縮機(70)と、室内熱交換器(50)および室外熱交換器(40)のうちいずれか一方の熱交換器の入口と圧縮機の出口との間を接続し、室内熱交換器(50)および室外熱交換器(40)のうち他方の熱交換器の出口と圧縮機の入口との間を接続する四方弁(80)と、を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明のように、請求項3に記載の車両用空調装置において、送風パターン切替機構は、
第1、第2の通風路(12、13)のうちいずれか一方の通風路から空気を吸い込んで第4通風路(15)側に吹き出す第1の送風機(30a)と、
第1、第2の通風路(12、13)のうちいずれか一方の通風路から空気を吸い込んで第3通風路(14)側に吹き出す第2の送風機(30b)と、を備えるようにしてもよい。
請求項5に記載の発明では、請求項3または4に記載の車両用空調装置において、前記切り替えドア(20)が第1の通風路(12)を通過する車室内空気を第3の通風路(14)の入口側に導くとともに、第2の通風路(13)を通過する車室外空気を第4の通風路(15)の入口側に導くことにより、第1の送風路(12、14)と第2の送風路(13、15)とをそれぞれ形成できる第1の送風パターンを設定し、かつ、四方弁(80)が室外熱交換器(40)の入口と圧縮機(70)の出口との間を接続して室内熱交換器(50)の出口と圧縮機(70)の入口との間を接続することにより冷房モードを設定し、
冷房モードでは、第3の通風路(14)を通過する車室内空気を室内熱交換器(50)にて冷却するとともに、第4の通風路(15)を通過する車室外空気を室外熱交換器(40)にて加熱することを特徴としている。
これによれば、冷房モード時に、第3の通風路(14)を通過する車室内空気を室内熱交換器(50)にて冷却することにより、車室内を冷房する機能を発揮できる。
請求項6に記載の発明では、請求項3ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、切り替えドア(20)が第2の通風路(13)を通過する車室外空気を第3の通風路(14)の入口側に導くとともに、第1の通風路(12)を通過する車室内空気を第4の通風路(15)の入口側に導くことにより、第3の送風路(12、15)と第4の送風路(13、14)とをそれぞれ形成できる第2の送風パターンを設定し、かつ、四方弁(80)が室内熱交換器(50)の入口と圧縮機(70)の出口との間を接続して室外熱交換器(40)の出口と圧縮機(70)の入口との間を接続することにより暖房モードを設定し、
暖房モードでは、第3の通風路(14)を通過する車室外空気を室内熱交換器(50)にて加熱するともに、第4の通風路(15)を通過する車室内空気を室外熱交換器(40)にて冷却することを特徴としている。
これによれば、暖房モード時には、第3の通風路(14)を通過する車室外空気を室内熱交換器(50)にて加熱することにより車室内を暖房する機能を発揮できる。その際、室外熱交換器(40)は、第4の通風路(15)を通過する車室内空気を冷却するから、車室内の空気の熱によって室外熱交換器(40)の着霜を防止できる。
請求項7に記載の発明では、請求項3または4に記載の車両用空調装置において、切り替えドア(20)が第1の通風路(12)を通過する車室内空気を第3の通風路(14)の入口側に導くとともに、第2の通風路(13)を通過する車室外空気を第4の通風路(15)の入口側に導くことにより、第1の送風路(12、14)と第2の送風路(13、15)とをそれぞれ形成できる第1の送風パターンを設定し、かつ、四方弁(80)が室内熱交換器(50)の入口と圧縮機(70)の出口との間を接続して室外熱交換器(40)の出口と圧縮機(70)の入口との間を接続することにより暖房モードを設定し、
暖房モードでは、第3の通風路(14)を通過する車室内空気を室内熱交換器(50)にて加熱するとともに、第4の通風路(15)を通過する車室外空気を室外熱交換器(40)にて冷却することを特徴とする。
これによれば、暖房モード時には、第3の通風路(14)を通過する車室内空気を室内熱交換器(50)にて加熱することにより車室内を暖房する機能を発揮できる。
図1〜図3に本発明の第1実施形態における車両用空調装置を示す。図1は車両用空調装置1が搭載されている状態を示す図、図2は車両左右方向から視た断面図、図3は車両進行方向後側から視た背面図である。
−Kam×Tam−Ks×Ts+C・・・・(数式1)
目標吹出温度TAOは、空調熱負荷変動にかかわらず、温度設定スイッチ137により設定された設定温度Tsetに車室内温度(内気温)Trを維持するために必要な車室内吹出空気温度である。なお、Kset、Kr、Kam、Ksは制御ゲインである。Cは補正用の定数である。
図6において、矢印Ygは冷房モードにおける外気の流れを示し、矢印Ynは冷房モードにおける内気の流れを示す。
図7において、矢印Ygは暖房モードにおける外気の流れを示し、矢印Ynは暖房モードにおける内気の流れを示す。
図8において、矢印Ygは内気暖房モードにおける外気の流れを示し、矢印Ynは内気暖房における内気の流れを示す。
図9において、矢印Ygは換気モードにおける外気の流れを示す。
上記第1実施形態では、内気暖房モードにおいて通風路13内を通過する空気を除湿するために通風路12、15の間の境界に透過膜60を設けた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、通風路12、15の間の境界壁に熱交換器61を設けた例について説明する。
上記第1実施形態では、内気暖房モードにおいて通風路13内を通過する空気を除湿するために通風路12、15の間の境界に透過膜60を設けた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、通風路12、15の間の境界壁にペルチェ素子62を設けた例について説明する。
本実施形態では、上記第1実施形態において、通風路12から通風路15を通過した内気を通風路13、14側に案内して内気開口部14aから吹き出す内気除湿暖房モードを実施する例について説明する。
上記第1〜4実施形態では、四方弁80を用いて冷房モードおよび暖房モードを両立するように車両用空調装置1を構成した例について説明したが、これに代えて、四方弁80を用いることなく、冷房モードおよび暖房モードを両立するように車両用空調装置1を構成する例について説明する。
(冷房モード)
電子制御装置130は、送風機30a、30bをそれぞれ回転させる。これに加えて、上記第1実施形態の冷房モードと同様に、目標吹出温度TAOに対応する目標値TEOに基づいて圧縮機70の回転数制御を実施する。このため、圧縮機70から吐出される高温高圧冷媒は、室外熱交換器40を通して膨張弁90に流れ、この膨張弁90によって冷媒が減圧される。この減圧された冷媒は室内熱交換器50を通して圧縮機70に戻る。さらに、電子制御装置130は、ドア駆動用電動機141によって切り替えドア20を回転させて、図16に示すように、通風路13、15の間を連通して、かつ通風路12、14の間を連通する状態に設定する。
電子制御装置130は、送風機30a、30bをそれぞれ回転させる。これに加えて、目標吹出温度TAOに対応する目標値TCOをメモリのマップデータから求め、この求められた目標値TCOに基づいて圧縮機70の回転数を制御する。これにより、圧縮機70の吐出冷媒量を制御して、熱交換器温度センサ135(図4参照)の検出温度Tcを目標値TCOに近づけることになる。検出温度Tcは、室外熱交換器40から吹き出される空気温度である。
上記第1の実施形態では、透過膜60の空気流れ下流側に車室外熱交換器40を配置した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、透過膜60の空気流れ上流側に車室外熱交換器40を配置した例について説明する。
電子制御装置130は、送風機30a、30bをそれぞれ回転させる。四方弁80によって、室外熱交換器40の入口と圧縮機70の出口との間を接続し、室内熱交換器50の出口と圧縮機70の入口との間を接続する。
本外気冷房モードは、上記冷房モードに対してドア151の位置が違うだけで、その他の作動は同様である。以下、本外気冷房モードと上記冷房モードとの間の共通な作動の説明を省略し、相違する作動について説明する。
電子制御装置130は、送風機30a、30bをそれぞれ回転させる。四方弁80によって、室外熱交換器40の出口と圧縮機70の入口との間を接続し、室内熱交換器50の入口と圧縮機70の出口との間を接続する。
本内外気混入暖房モードは、上記暖房モードに対してドア151の位置が違うだけで、その他の作動は同様である。以下、本内外気混入暖房モードと上記暖房モードとの間の共通の作動の説明を省略し、相違する作動について説明する。
本内気除湿暖房モードは、上記暖房モードに対してドア150の位置が違うだけで、その他の作動は同様である。以下、本内気除湿暖房モードと上記暖房モードとの間の共通の作動の説明を省略し、相違する作動について説明する。
本第7実施形態では、上記第6実施形態において、室外熱交換器40から透過膜60の表面付近を通過する空気量を制限するための制限部材として平板160が設けられている。
本実施形態では、上記第7実施形態の車両用空調装置1の外気導入口12b、13aおよび車室外開口部15aに、空気の流れを整流するカウルをそれぞれ設ける例について説明する。
カウル170が外気を車両外気導入口から外気導入口13aに導くことができる。これに加えて、車両走行時に車両前方から加わる風圧(すなわち、ラム圧)に関わらず、カウル172は、車室外開口部15aから吹き出される排気を車両排気口に導くことができる。
上述の第4実施形態では、通風路12、15の間の境界壁に除湿手段を設けない例について説明したが、これに代えて、通風路12、15の間の境界壁に除湿手段としての透過膜60を設けるようにしてもよい。また、透過膜60に代えて、図11の熱交換器61、或いは、図13のペルチェ素子62を設けるようにしてもよい。
2 ファイアウォール
10 ケース
11a ケース部
11b ケース部
12 通風路
13 通風路
14 通風路
15 通風路
20 切り替えドア
30a 送風機
30b 送風機
40 室外熱交換器
50 室内熱交換器
60 透過膜
61 熱交換器
62 ペルチェ素子
70 圧縮機
80 四方弁
90 膨張弁
Claims (7)
- 車室内の空気または車室外の空気を取り入れて車室内へ空気を送風する第1の送風路(12、14)と、
車室内の空気または車室外の空気を取り入れて車室外へ空気を送風する第2の送風路(13、15)と、
前記第1の送風路(12、14)に対する前記車室内の空気または前記車室外の空気の取り入れを切り替える第1の内外気切替ドア(151)と、
前記第2の送風路(13、15)に対する前記車室内の空気または前記車室外の空気の取り入れを切り替える第2の内外気切替ドア(150)と、
前記第1の送風路(12、14)に設けられ、車室内へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する第1の熱交換器(50)と、
前記第2の送風路(13、15)に設けられ、車室外へ向かって流れる空気と前記冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する第2の熱交換器(40)と、
前記第1の送風路(12、14)内を通過する空気を除湿する除湿部材(60、61、62)と、を備え、
前記除湿部材は、前記第2の熱交換器(40)の空気下流側に配置されており、
前記車室内を暖房する暖房モードでは、前記第2の熱交換器(40)の冷媒が前記第2の送風路(13、15)を通過する空気を冷却し、かつ、前記第1の熱交換器(50)の冷媒が前記第1の送風路(12、14)を通過する空気を加熱することにより前記車室内の暖房を実施することを特徴とする車両用空調装置。 - 車室内の空気または車室外の空気を取り入れて車室内へ空気を送風する第1の送風路(12、14)と、
車室内の空気または車室外の空気を取り入れて車室外へ空気を送風する第2の送風路(13、15)と、
前記第1の送風路(12、14)に対する前記車室内の空気または前記車室外の空気の取り入れを切り替える第1の内外気切替ドア(151)と、
前記第2の送風路(13、15)に対する前記車室内の空気または前記車室外の空気の取り入れを切り替える第2の内外気切替ドア(150)と、
前記第1の送風路(12、14)に設けられ、車室内へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する第1の熱交換器(50)と、
前記第2の送風路(13、15)に設けられ、車室外へ向かって流れる空気と前記冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する第2の熱交換器(40)と、
前記第1の送風路(12、14)内を通過する空気を除湿する除湿部材(60、61、62)と、
前記第2の送風路(13、15)の入口側から前記除湿部材(60、61、62)側に流れる空気量を制限する制限部材(160)と、を備え、
前記車室内を暖房する暖房モードでは、前記第2の熱交換器(40)の冷媒が前記第2の送風路(13、15)を通過する空気を冷却し、かつ、前記第1の熱交換器(50)の冷媒が前記第1の送風路(12、14)を通過する空気を加熱することにより前記車室内の暖房を実施することを特徴とする車両用空調装置。 - 車室内の空気が通過する第1の通風路(12)と、
車室外の空気が通過する第2の通風路(13)と、
前記車室内へ向かって空気が通過する第3の通風路(14)と、
前記車室外へ向かって空気が通過する第4の通風路(15)とを備え、
前記第1の通風路(12)と前記第3の通風路(14)とにより、前記車室内の空気を取り入れて車室内へ空気を送風する第1の送風路(12、14)が構成され、
前記第2の通風路(13)と前記第4の通風路(15)とにより、車室外の空気を取り入れて車室外へ空気を送風する第2の送風路(13、15)が構成され、
前記第1の通風路(12)と前記第4の通風路(15)とにより、車室内の空気を取り入れて車室外へ空気を送風する第3の送風路(12、15)が構成され、
前記第2の通風路(13)と前記第3の通風路(14)とにより、車室外の空気を取り入れて車室内へ空気を送風する第4の送風路(13、14)が構成され、
さらに、前記第1の送風路(12、14)と前記第2の送風路(13、15)とをそれぞれ形成できる第1の送風パターンと、前記第3の送風路(12、15)と前記第4の送風路(13、14)とをそれぞれ形成できる第2の送風パターンとを切り替える送風パターン切替機構(20、30a、30b)と、
前記第3の通風路(14)に設けられ、車室内へ向かって流れる空気と冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する室内熱交換器(50)と、
前記第4の通風路(15)に設けられ、車室外へ向かって流れる空気と前記冷凍サイクル装置の冷媒との間で熱交換する室外熱交換器(40)と、を備え、
前記送風パターン切替機構は、前記第1、第2の通風路(12、13)のうちいずれか一方の通風路を通過する空気を前記第3の通風路(14)の入口側に導くとともに、前記第1、第2の通風路(12、13)のうち他方の通風路を通過する空気を前記第4の通風路(15)の入口側に導く切り替えドア(20)を有しており、
前記冷凍サイクル装置には、前記冷媒を圧縮する圧縮機(70)と、前記室内熱交換器(50)および前記室外熱交換器(40)のうちいずれか一方の熱交換器の入口と前記圧縮機の出口との間を接続し、前記室内熱交換器(50)および前記室外熱交換器(40)のうち他方の熱交換器の出口と前記圧縮機の入口との間を接続する四方弁(80)と、を備えることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記送風パターン切替機構は、
前記第1、第2の通風路(12、13)のうちいずれか一方の通風路から空気を吸い込んで前記第4通風路(15)側に吹き出す第1の送風機(30a)と、
前記第1、第2の通風路(12、13)のうちいずれか一方の通風路から空気を吸い込んで前記第3通風路(14)側に吹き出す第2の送風機(30b)と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。 - 前記切り替えドア(20)が前記第1の通風路(12)を通過する前記車室内空気を前記第3の通風路(14)の入口側に導くとともに、前記第2の通風路(13)を通過する前記車室外空気を前記第4の通風路(15)の入口側に導くことにより、前記第1の送風路(12、14)と前記第2の送風路(13、15)とをそれぞれ形成できる前記第1の送風パターンを設定し、かつ、前記四方弁(80)が前記室外熱交換器(40)の入口と前記圧縮機(70)の出口との間を接続して前記室内熱交換器(50)の出口と前記圧縮機(70)の入口との間を接続することにより冷房モードを設定し、
前記冷房モードでは、前記第3の通風路(14)を通過する前記車室内空気を前記室内熱交換器(50)にて冷却するとともに、前記第4の通風路(15)を通過する前記車室外空気を前記室外熱交換器(40)にて加熱することを特徴とする請求項3または4に記載の車両用空調装置。 - 前記切り替えドア(20)が前記第2の通風路(13)を通過する前記車室外空気を前記第3の通風路(14)の入口側に導くとともに、前記第1の通風路(12)を通過する前記車室内空気を前記第4の通風路(15)の入口側に導くことにより、前記第3の送風路(12、15)と前記第4の送風路(13、14)とをそれぞれ形成できる第2の送風パターンを設定し、かつ、前記四方弁(80)が前記室内熱交換器(50)の入口と前記圧縮機(70)の出口との間を接続して前記室外熱交換器(40)の出口と前記圧縮機(70)の入口との間を接続することにより暖房モードを設定し、
前記暖房モードでは、前記第3の通風路(14)を通過する前記車室外空気を前記室内熱交換器(50)にて加熱するともに、前記第4の通風路(15)を通過する前記車室内空気を前記室外熱交換器(40)にて冷却することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記切り替えドア(20)が前記第1の通風路(12)を通過する前記車室内空気を前記第3の通風路(14)の入口側に導くとともに、前記第2の通風路(13)を通過する前記車室外空気を前記第4の通風路(15)の入口側に導くことにより、前記第1の送風路(12、14)と前記第2の送風路(13、15)とをそれぞれ形成できる第1の送風パターンを設定し、かつ、前記四方弁(80)が前記室内熱交換器(50)の入口と前記圧縮機(70)の出口との間を接続して前記室外熱交換器(40)の出口と前記圧縮機(70)の入口との間を接続することにより暖房モードを設定し、
前記暖房モードでは、前記第3の通風路(14)を通過する前記車室内空気を前記室内熱交換器(50)にて加熱するとともに、前記第4の通風路(15)を通過する前記車室外空気を前記室外熱交換器(40)にて冷却することを特徴とする請求項3または4に記載の車両用空調装置。
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