JP2006240524A - 車両空調用室外熱交換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両停止時と車両走行時の双方において室外熱交換器の冷却風量を確保する。
【解決手段】 車両前方側に外気導入口13を配置し、外気導入口13よりも車両後方側に室外熱交換器11を配置し、外気導入口13から外気が入口通風路14を通過した後に室外熱交換器11を通過する。室外熱交換器11よりも車両後方側の部位に、入口通風路14に外気を導入する補助外気口18を配置し、入口通風路14と補助外気口18との間にドア19を設け、ドア19は、車両停止時に入口通風路14と補助外気口18との間を連通する開状態となり、車両走行時に入口通風路14と補助外気口18との間を遮断する閉状態となる。
【選択図】 図2
【解決手段】 車両前方側に外気導入口13を配置し、外気導入口13よりも車両後方側に室外熱交換器11を配置し、外気導入口13から外気が入口通風路14を通過した後に室外熱交換器11を通過する。室外熱交換器11よりも車両後方側の部位に、入口通風路14に外気を導入する補助外気口18を配置し、入口通風路14と補助外気口18との間にドア19を設け、ドア19は、車両停止時に入口通風路14と補助外気口18との間を連通する開状態となり、車両走行時に入口通風路14と補助外気口18との間を遮断する閉状態となる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両空調用室外熱交換装置に関するもので、バス車両用空調装置のコンデンシングユニットとして好適なものである。
従来、バス車両のような大型車両においては、空調用室外熱交換装置を車両の屋根上に設置する構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9はこの従来技術を模式的に示す空調用室外熱交換装置の概略断面図で、室外熱交換器をなす凝縮器11を車両の屋根R上のケース12内に配置するに当たり、凝縮器11を水平面よりも微小角度だけ車両前後方向に傾斜配置している。そして、外気導入口13をケース12の車両前方端に配置し、凝縮器11の上方部に冷却ファン15を配置し、凝縮器通過後の外気を排出口17からケース12の外部へ排出している。
さらに、ケース12の内部空間において凝縮器11の後方端部の位置に遮断壁28を設けている。この遮断壁28は、車両走行動圧(ラム圧)による走行風が破線矢印xのように凝縮器下側の入口通風路14を後方側へ通り抜けることを阻止して、走行動圧による走行風が凝縮器11のコア部を有効に通過する役割を果たす。つまり、遮断壁28は車両走行時における凝縮器冷却風量の増加に貢献する。
特開2003−320841号公報
ところで、車両停止時には走行動圧が消滅するので、凝縮器冷却風量は冷却ファン15による送風風量のみとなる。その際に、車両後方側から凝縮器下側の入口通風路14への外気吸入(破線矢印y参照)が遮断壁28によって阻害されるので、凝縮器冷却風量を減少させる。
なお、遮断壁28を廃止すれば、車両停止時に車両後方側からの外気吸入が可能となるが、その反面、車両走行時に車両後方側への走行風の通り抜け(破線矢印x参照)が発生し、凝縮器冷却風量を減少させる。
本発明は、上記点に鑑み、車両停止時と車両走行時の双方において室外熱交換器の冷却風量を確保できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両前方側に配置される外気導入口(13)と、
前記外気導入口(13)よりも車両後方側の部位に配置される室外熱交換器(11)とを備え、
前記外気導入口(13)から外気が入口通風路(14)を通過した後に前記室外熱交換器(11)を通過する車両空調用室外熱交換装置において、
前記室外熱交換器(11)よりも車両後方側の部位に、前記入口通風路(14)に外気を導入する補助外気口(18)を配置し、
前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間に開閉手段(19)を設け、
前記開閉手段(19)は、車両停止時に前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間を連通する開状態となり、車両走行時に前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間を遮断する閉状態となることを特徴としている。
前記外気導入口(13)よりも車両後方側の部位に配置される室外熱交換器(11)とを備え、
前記外気導入口(13)から外気が入口通風路(14)を通過した後に前記室外熱交換器(11)を通過する車両空調用室外熱交換装置において、
前記室外熱交換器(11)よりも車両後方側の部位に、前記入口通風路(14)に外気を導入する補助外気口(18)を配置し、
前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間に開閉手段(19)を設け、
前記開閉手段(19)は、車両停止時に前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間を連通する開状態となり、車両走行時に前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間を遮断する閉状態となることを特徴としている。
これによると、車両停止時には開閉手段(19)が開状態となるので、外気導入口(13)からの外気に加えて、補助外気口(18)からの外気も室外熱交換器(11)に流入させることができ、車両停止時における室外熱交換器(11)の冷却風量を増加できる。
しかも、車両走行時には開閉手段(19)が閉状態となるので、車両後方側の補助外気口(18)への走行風の通り抜けを防止できる。このため、外気導入口(13)からの走行風の全部を室外熱交換器(11)に流入できる。従って、車両走行時においても、室外熱交換器(11)の冷却風量を効果的に確保できる。
請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の車両空調用室外熱交換装置において、前記開閉手段(19)は、前記入口通風路(14)における圧力変動に応じて前記開状態と前記閉状態を切り替える機械的機構にて構成できる。
これによれば、電気的制御機構を一切必要とせずに、開閉手段(19)を簡潔に低コストで構成できる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の車両空調用室外熱交換装置において、前記室外熱交換器(11)の空気流れ下流側に外気を送風する冷却ファン(15)を配置し、
車両停止時には前記冷却ファン(15)の作動により前記入口通風路(14)に負圧を発生させ、前記負圧により前記開閉手段(19)を前記開状態に変位させ、
車両走行時には前記外気導入口(13)から前記入口通風路(14)に作用する走行動圧により前記開閉手段(19)を前記閉状態に変位させることを特徴とする。
車両停止時には前記冷却ファン(15)の作動により前記入口通風路(14)に負圧を発生させ、前記負圧により前記開閉手段(19)を前記開状態に変位させ、
車両走行時には前記外気導入口(13)から前記入口通風路(14)に作用する走行動圧により前記開閉手段(19)を前記閉状態に変位させることを特徴とする。
これによると、冷却ファン(15)の作動による負圧および走行動圧を利用して開閉手段(19)を開閉するから、開閉手段(19)の開閉のための機構を特別に必要とせず、開閉手段(19)をより一層低コストで構成できる。
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の車両空調用室外熱交換装置において、前記開閉手段(19)に、電気的に制御されるアクチュエータ(25)を設け、前記アクチュエータ(25)の作動を制御する制御装置(26)を有し、
前記制御装置(26)は、車両停止時に前記開閉手段(19)が前記開状態となり、車両走行時に前記開閉手段(19)が前記閉状態となるように前記アクチュエータ(25)の作動を制御することを特徴とする。
前記制御装置(26)は、車両停止時に前記開閉手段(19)が前記開状態となり、車両走行時に前記開閉手段(19)が前記閉状態となるように前記アクチュエータ(25)の作動を制御することを特徴とする。
これによると、アクチュエータ(25)の作動制御によって開閉手段(19)を開閉動作させことができる。
請求項5に記載の発明のように、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両空調用室外熱交換装置において、室外熱交換器(11)を略水平状態に配置し、
前記入口通風路(14)および前記開閉手段(19)を前記室外熱交換器(11)の下側に配置する構成にしてよい。
前記入口通風路(14)および前記開閉手段(19)を前記室外熱交換器(11)の下側に配置する構成にしてよい。
請求項6に記載の発明では、バス車両の屋根上に配置されるコンデンシングユニット(10)を備えるバス車両用空調装置であって、
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両空調用室外熱交換装置は前記コンデンシングユニット(10)として構成され、
前記室外熱交換器(11)は前記コンデンシングユニット(10)内の凝縮器として構成されることを特徴とする。
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両空調用室外熱交換装置は前記コンデンシングユニット(10)として構成され、
前記室外熱交換器(11)は前記コンデンシングユニット(10)内の凝縮器として構成されることを特徴とする。
このように、バス車両の屋根上に配置されるコンデンシングユニット(10)において本発明は好適に実施できるものである。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜図7はバス車両空調装置に本発明を適用した第1実施形態を示すもので、図1はバス車両の屋根上に設置されるコンデンシングユニット10およびクーリングユニット30の概要を示す斜視図で、図2はコンデンシングユニット10部分の概略断面図で、図3は図2のドア部の拡大斜視図である。なお、図1、図2の前後、左右、上下の各矢印は車両搭載状態での方向を示す。コンデンシングユニット10は本発明の室外熱交換装置を構成するものである。
図1〜図7はバス車両空調装置に本発明を適用した第1実施形態を示すもので、図1はバス車両の屋根上に設置されるコンデンシングユニット10およびクーリングユニット30の概要を示す斜視図で、図2はコンデンシングユニット10部分の概略断面図で、図3は図2のドア部の拡大斜視図である。なお、図1、図2の前後、左右、上下の各矢印は車両搭載状態での方向を示す。コンデンシングユニット10は本発明の室外熱交換装置を構成するものである。
コンデンシングユニット10は、空調用冷凍サイクルの室外熱交換器をなす凝縮器11を外気により冷却して高圧ガス冷媒を凝縮する機能を発揮する。また、クーリングユニット30は空調用冷凍サイクルの室内熱交換器をなす蒸発器(図示せず)を内蔵し、この蒸発器にて冷却された冷風を車室内へ吹き出して車室内を冷房する。
コンデンシングユニット10はバス車両の屋根R(図2)上においてクーリングユニット30の前方側に隣接配置されている。コンデンシングユニット10は、凝縮器11を内蔵するケース12を有している。このケース12の車両前方側端部に外気導入口13を開口している。
凝縮器11は図2、図4、図5に示すように薄型の矩形状になっている。凝縮器11は、冷媒通路をなす多数本のチューブ11aと空気側伝熱面積を拡大するフィン11bとにより構成されるコア部11cを有し、このコア部11cの空隙部を空気(外気)が通過する。なお、図4、図5ではフィン11bとしてプレートフィンを用いるプレートフィン型コア部11cを図示しているが、コア部11cをコルゲートフィン型等の他の形式で構成してもよい。
凝縮器11は図2に示すようにケース12の内側空間において外気導入口13よりも車両後方側の上方寄りの部位に略水平方向に配置されている。より具体的には、凝縮器11は車両前方側が高く車両後方側が低くなるように車両前後方向に微小角度傾斜した状態にて略水平に配置されている。
これにより、ケース12の内側空間において凝縮器11の下側には入口通風路14が形成され、この入口通風路14には外気導入口13から外気が図2の矢印aのように直線的に導入される。ケース12の内側空間において凝縮器11の上側(空気流れ下流側)には外気を送風する冷却ファン15が配置される。この冷却ファン15は軸流ファンを電動モータにより回転駆動する電動ファンである。
この冷却ファン15の周囲には、冷却ファン15の通風路を区画する筒状のシュラウド16が配置されている。これにより、冷却ファン15は凝縮器11のコア部11cの空隙部を通過する外気のみを吸引して上方側へ送風する。ケース12のうち、凝縮器11および冷却ファン15の上方部には排出口17が開口している。冷却ファン15の送風空気はシュラウド16によりガイドされて排出口17からケース12外部へ排出される。
なお、凝縮器11の全体形状は、図1に示すコンデンシングユニット10の全体形状と同様に車両左右方向(幅方向)に長く延びる横長の長方形になっている。
このため、冷却ファン15、シュラウド16および排出口17は車両左右方向に4個並列に配置される。なお、図1には4個の排出口17の並列配置が図示されている。
一方、ケース12のうち、車両後方側壁面の下方部に補助外気口18(図2)が開口している。この補助外気口18はケース12の車両後方側から入口通風路14に外気を導入するもので、この補助外気口18と入口通風路14との間をドア19により開閉するようになっている。なお、補助外気口18は、コンデンシングユニット10とクーリングユニット30との隙間を通して外気をケース12内へ導入する。
ドア19は回転式の開閉手段を構成するもので、凝縮器11の車両後方側端部付近において車両左右方向(水平方向)に長く延びる回転軸19aを有し、この回転軸19aに板状本体部19bを一体に結合している。
ドア19の回転軸19aの軸方向の両端部は軸受け部材20により回転自在に支持されている。この軸受け部材20の貫通孔には円筒形状の部材からなるブッシュ21が図2、図3に示すように嵌合固定され、このブッシュ21の内周に回転軸19aの軸方向の両端部を回転可能に嵌合支持している。ここで、ブッシュ21は、ポリアセタール、ナイロン6等の摩擦抵抗の小さい樹脂で成形されている。
図2に示す取付部材22は、軸受け部材20の配置部位において車両前後方向にレール状に細長く延びる部材であって、軸受け部材20はこのレール状の取付部材22上に取り付けられる。
なお、凝縮器11、ケース12、冷却ファン15、シュラウド16、ドア19、軸受け部材20等は、1ユニット(一体構造)として組み付けられ、取付部材22を介してバス車両の屋根R上に取り付けられる。
ストッパー23は左右両側の軸受け部材20の間で、かつ、軸受け部材20の下端部の位置に配置されている。ドア19が図5に示す閉状態の位置に変位すると、ドア19の板状本体部19bの下端部がストッパー23に接触することにより、ドア19の閉状態の位置決めを行う。
このストッパー23は断面L形状の板部材であり、左右両側の軸受け部材20の間を車両左右方向に細長く延びるように形成されている。なお、図2、図3もドア19の閉状態を示す。
一方、凝縮器11の車両後方側端部はコ字状の断面形状からなる保持部材24(図4、図5)によって保持されるようになっている。この保持部材24も車両左右方向に長く延びるように形成されている。この保持部材24はドア19の開状態の位置決めを行うストッパーの役割を兼務する。
具体的には、ドア19が図4に示す開状態の位置に変位すると、ドア19の板状本体部19bの上端部(回転軸19a寄りの部位)が保持部材24に接触することにより、ドア19の開状態の位置決めを行う。
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明する。図4は車両停止時におけるドア19の開状態を示す。車両停止時には外気導入口13からケース12内側に加わる走行動圧が消滅する。そのため、冷却ファン15の電動モータに通電して冷却ファン15を作動させると、冷却ファン15の空気吸引作用によって凝縮器11下側の入口通風路14に負圧が発生する。
これにより、ドア19の板状本体部19bが凝縮器11側へ持ち上げられ、回転軸19aを中心として板状本体部19bが図4(b)の時計方向bに回転するので、ドア19が開状態となり、凝縮器11の入口通風路14と補助外気口18との間が連通する(図6参照)。
このため、図6に示すように冷却ファン15の空気吸引作用によって外気導入口13(車両前方側)から外気を吸入すると同時に、補助外気口18(車両後方側)からも外気を吸入できる。
従って、車両停止時における凝縮器11の冷却風量を、外気導入口13(車両前方側)のみから外気を吸入する場合に比較して増加できる。
ところで、ドア19の板状本体部19bが図4の時計方向bに所定量回転すると、板状本体部19bが凝縮器11の保持部材24に接触して板状本体部19bの回転が停止され、ドア19の開状態の位置決めを行うことができる。この際に、ドア19の板状本体部19bの前方側が図4(b)、図6に示すように水平面よりも所定角度だけ斜め下方に傾斜するようにドア19の開状態の位置決めを行う。
一方、車両停止状態から車両走行状態に移行すると、車両の走行動圧が外気導入口13から入口通風路14に作用する。ここで、ドア19の開状態は、板状本体部19bの前方側が水平面よりも所定角度だけ斜め下方に傾斜するように設定されているから、車両の走行動圧が入口通風路14にてドア19の板状本体部19bを押し下げるように作用する。
これにより、ドア19の板状本体部19bが回転軸19aを中心として図5(b)の反時計方向cに回転して、板状本体部19bが図5(b)に示すほぼ鉛直方向の状態に到達すると、板状本体部19bの下端部がストッパー23に接触して、ドア19の位置が固定される。
これにより、ドア19は入口通風路14と補助外気口18との間を遮断する閉状態となる。この結果、図7に示すように、車両の走行動圧による外気導入口13からの外気風の全部を凝縮器11のコア部11cに導くことができるので、走行動圧を有効利用して凝縮器11の冷却風量を効果的に確保できる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、凝縮器11の入口通風路14における圧力変動を利用して開閉動作を行う機械的機構によりドア19を構成しているが、第2実施形態では、図8に示すように、ドア19の回転軸19aに、電気的に制御されるサーボモータ等からなるアクチュエータ25を連結し、このアクチュエータ25の回転角を電子制御装置26により制御する。この電子制御装置26には、車速センサ27からの車速信号Vs等の車両走行状態を示す信号が入力されるようになっている。
第1実施形態では、凝縮器11の入口通風路14における圧力変動を利用して開閉動作を行う機械的機構によりドア19を構成しているが、第2実施形態では、図8に示すように、ドア19の回転軸19aに、電気的に制御されるサーボモータ等からなるアクチュエータ25を連結し、このアクチュエータ25の回転角を電子制御装置26により制御する。この電子制御装置26には、車速センサ27からの車速信号Vs等の車両走行状態を示す信号が入力されるようになっている。
そして、車速センサ27からの車速信号Vs等に基づいて電子制御装置26にて車両の停止状態と走行状態とを判定し、車両停止時には電子制御装置26の制御出力によりアクチュエータ25の回転角をドア19が開状態となる位置に制御する。また、車両走行時には、電子制御装置26の制御出力によりアクチュエータ25の回転角をドア19が閉状態となる位置に制御する。これにより、第2実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果を発揮できる。
(他の実施形態)
なお、第1実施形態では、車両停止時に冷却ファン15の空気吸引作用によって凝縮器11の入口通風路14に負圧を発生させ、この負圧を利用してドア19を開状態に変位させているが、例えば、車両停止時にコイルスプリング等のばね手段のばね力によりドア19を開状態に変位させ、一方、車両走行時には走行動圧による押圧力がばね手段のばね力に打ち勝ってドア19を閉状態に変位させる構成としてもよい。
なお、第1実施形態では、車両停止時に冷却ファン15の空気吸引作用によって凝縮器11の入口通風路14に負圧を発生させ、この負圧を利用してドア19を開状態に変位させているが、例えば、車両停止時にコイルスプリング等のばね手段のばね力によりドア19を開状態に変位させ、一方、車両走行時には走行動圧による押圧力がばね手段のばね力に打ち勝ってドア19を閉状態に変位させる構成としてもよい。
また、第1実施形態では、空調用冷凍サイクルの凝縮器11を外気により冷却するコンデンシングユニット10について説明したが、ヒートポンプサイクルにおける室外熱交換装置のように冷房時には凝縮器(冷媒放熱器)として作用し、暖房時には蒸発器(冷媒吸熱器)として作用する室外熱交換器を備える室外熱交換装置に本発明を適用してもよい。
11…凝縮器(室外熱交換器)、13…外気導入口、14…入口通風路、
18…補助外気口、19…ドア(開閉手段)。
18…補助外気口、19…ドア(開閉手段)。
Claims (6)
- 車両前方側に配置される外気導入口(13)と、
前記外気導入口(13)よりも車両後方側の部位に配置される室外熱交換器(11)とを備え、
前記外気導入口(13)から外気が入口通風路(14)を通過した後に前記室外熱交換器(11)を通過する車両空調用室外熱交換装置において、
前記室外熱交換器(11)よりも車両後方側の部位に、前記入口通風路(14)に外気を導入する補助外気口(18)を配置し、
前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間に開閉手段(19)を設け、
前記開閉手段(19)は、車両停止時に前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間を連通する開状態となり、車両走行時に前記入口通風路(14)と前記補助外気口(18)との間を遮断する閉状態となることを特徴とする車両空調用室外熱交換装置。 - 前記開閉手段(19)は、前記入口通風路(14)における圧力変動に応じて前記開状態と前記閉状態を切り替える機械的機構にて構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両空調用室外熱交換装置。
- 前記室外熱交換器(11)の空気流れ下流側に外気を送風する冷却ファン(15)を配置し、
車両停止時には前記冷却ファン(15)の作動により前記入口通風路(14)に負圧を発生させ、前記負圧により前記開閉手段(19)を前記開状態に変位させ、
車両走行時には前記外気導入口(13)から前記入口通風路(14)に作用する走行動圧により前記開閉手段(19)を前記閉状態に変位させることを特徴とする請求項2に記載の車両空調用室外熱交換装置。 - 前記開閉手段(19)に、電気的に制御されるアクチュエータ(25)を設け、前記アクチュエータ(25)の作動を制御する制御装置(26)を有し、
前記制御装置(26)は、車両停止時に前記開閉手段(19)が前記開状態となり、車両走行時に前記開閉手段(19)が前記閉状態となるように前記アクチュエータ(25)の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両空調用室外熱交換装置。 - 前記室外熱交換器(11)は略水平状態に配置され、
前記入口通風路(14)および前記開閉手段(19)が前記室外熱交換器(11)の下側に配置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両空調用室外熱交換装置。 - バス車両の屋根上に配置されるコンデンシングユニット(10)を備えるバス車両用空調装置であって、
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両空調用室外熱交換装置は前記コンデンシングユニット(10)として構成され、
前記室外熱交換器(11)は前記コンデンシングユニット(10)内の凝縮器として構成されることを特徴とするバス車両用空調装置。
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