JP5895115B1 - 単板重ね合わせ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】重ね合わせ工程が完了するまでの時間の短縮化を図る。【解決手段】単板重ね合わせ方法は、糊付け後の平行単板100をその長辺の一方にて位置決めし、位置決めを維持しつつ待機させる平行単板位置決め待機工程と、クロス単板200を糊付け前コンベヤ31へ移動させるクロス単板移動工程と、クロス単板200を糊付け前コンベヤ31の基準位置に位置決めするクロス単板位置決め工程と、クロス単板200を位置決めを維持しつつ糊付け前コンベヤ31の上方位置にて待機させるクロス単板位置決め待機工程と、平行単板100を位置決めを維持しつつ糊付け前コンベヤ31へ戻し、基準位置としての長手方向位置にて位置決めする平行単板位置決め戻し工程と、平行単板100の上にクロス単板200を重ね合わせる重ね合わせ工程と、クロス単板200の上面に糊付けする重ね合わせ単板糊付け工程と、を含む。【選択図】図9

Description

本発明は、単板重ね合わせ方法に関する。
位置決めされた平行単板の上に、同じようにして予め位置決めされて待機状態にあるクロス単板を重ね合わせ、対応する辺々がほぼ一致した状態となった重ね合わせ単板の上側に位置するクロス単板の上面に糊付けするようにした単板重ね合わせ方法が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この単板重ね合わせ方法は、特に接着剤塗布ローラを用いる接着方式に好適であり、平行単板用の接着剤塗布ローラのみを用いるだけで済み、クロス単板用の接着剤塗布ローラが不要となることから、設備の簡略化を図りつつ、クロス単板の上面に良好に接着剤を塗布することが可能である。
特許第5755385号公報
ところで、上記特許文献1に記載された単板重ね合わせ方法では、平行単板待機工程、クロス単板移動工程、クロス単板位置決め工程、クロス単板待機工程及び平行単板戻し工程の各工程が、それぞれ前の工程が終了した後に以降の工程が順次実施されるように構成されていた。このため、全ての工程が完了するまでに相当の時間が必要であり、重ね合わせ単板の処理枚数を増やすことが困難であった。そこで、重ね合わせ単板の処理枚数がより多くなるよう、上記全ての工程が完了するまでに要する時間の短縮化が望まれるようになった。
本発明の課題は、重ね合わせ工程が完了するまでの時間の短縮化を図ることにより、重ね合わせ単板の処理枚数を従来よりも多くし得る単板重ね合わせ方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の単板の重ね合わせ方法は、繊維方向が単板の長手方向と平行である長方形状の平行単板と、繊維方向が単板の長手方向と直交する長方形状のクロス単板とを対応する辺々が一致した状態で重ね合わせ可能であり、重ね合わされた単板の長辺が単板搬送方向に沿うように該単板を搬送可能な単板重ね合わせ装置を用いた単板重ね合わせ方法であって、
前記単板重ね合わせ装置は、糊付け前コンベヤ、糊付け装置、糊付け後コンベヤを単板搬送方向の上流側からこの順に備え、前記クロス単板を前記糊付け前コンベヤへ供給するクロス単板供給装置が前記糊付け前コンベヤの一側方に配置されており、
前記糊付け前コンベヤは、前記クロス単板を該糊付け前コンベヤ上の予め定められた基準位置に位置決めする第1位置決め機構を備え、
前記糊付け後コンベヤは、前記平行単板の長辺の一方を該糊付け後コンベヤの対応する一側方へ寄せて位置決めする第2位置決め機構を備え、
前記基準位置は、前記糊付け前コンベヤの長手方向における長手方向位置と、該糊付け前コンベヤの幅方向における幅方向位置とで特定され、その幅方向位置は前記クロス単板の長辺の一方を前記糊付け前コンベヤの対応する一側方へ寄せて位置決めしたときの位置とされ、前記第2位置決め機構により位置決めされる前記平行単板の幅方向位置を単板搬送方向に沿って延長した同一直線上に位置するように設定されており、
前記クロス単板供給装置は、所定位置に積載された前記クロス単板を吸引した状態で上下に昇降可能な昇降機構を有する本体部と、その本体部を前記糊付け前コンベヤの上方位置へ移動可能に支持する移動機構とを備え、
前記糊付け装置により糊付けされて前記糊付け後コンベヤ上にある前記平行単板を前記第2位置決め機構により該平行単板の長辺の一方にて位置決めした後、その位置決めを維持しつつ待機させる平行単板位置決め待機工程と、
前記クロス単板供給装置の所定位置から前記クロス単板を1枚ずつ前記糊付け前コンベヤへ移動させるクロス単板移動工程と、
前記糊付け前コンベヤ上にある前記クロス単板を前記第1位置決め機構により前記基準位置にて位置決めするクロス単板位置決め工程と、
位置決め後の前記クロス単板をその位置決めが維持されたまま前記糊付け前コンベヤの上方へ移動させ、その上方位置にて待機させるクロス単板位置決め待機工程と、
位置決め待機状態にある前記平行単板を該平行単板の長辺の一方での位置決めが維持されたまま前記糊付け前コンベヤへ戻した後、前記基準位置としての前記長手方向位置において位置決めする平行単板位置決め戻し工程と、
位置決めされた前記平行単板の上に位置決め待機状態にある前記クロス単板を重ね合わせる重ね合わせ工程と、
前記平行単板の上の前記クロス単板の上面に糊付けする重ね合わせ単板糊付け工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の単板重ね合わせ方法によれば、糊付け装置により糊付けされた平行単板は糊付け後コンベヤ上にて長辺の一方が位置決めされた後、そのまま待機状態とされる(平行単板位置決め待機工程)。すなわち、従来は糊付け後コンベヤ上の任意の位置において待機状態とされるだけであった平行単板が糊付け後コンベヤの幅方向において位置決めされ、その位置決めを維持しつつ待機状態とされる。この場合、糊付け後コンベヤ上での平行単板の幅方向位置は、糊付け前コンベヤの基準位置における幅方向位置と同じ位置に設定されているため、糊付け後コンベヤ上で位置決めされた平行単板を糊付け前コンベヤへそのまま戻せば、糊付け前コンベヤ上の基準位置における幅方向位置を満たすことになり、糊付け前コンベヤの幅方向へは平行単板を再度位置決めする必要がなく、糊付け前コンベヤの長手方向のみの位置決めを行うだけで、平行単板を糊付け前コンベヤ上の基準位置に位置決めすることが可能となる。
この単板重ね合わせ方法によれば、例えば平行単板位置決め待機工程と、クロス単板移動工程、クロス単板位置決め工程及びクロス単板位置決め待機工程とを並行して行うことが可能であり、しかも平行単板位置決め戻し工程では糊付け前コンベヤ上の長手方向のみ平行単板を位置決めするだけで済むから、上記した全工程に要する時間を従来に比して大幅に短縮化することが可能となり、ひいては重ね合わせ単板の処理枚数を従来よりも多くすることが可能となる。
(a)はLVLの一例を示す模式図。(b)はLVBの一例を示す模式図。 本発明の実施例1に係るレイアップ装置を示す平面図。 図2の正面図。 図2の側面図。 重ね合わせ装置のブロック図。 (a)は図5の糊付け前コンベヤの側面図。(b)は(a)の位置決め機構を模式的に示す説明図。 仕組み装置のブロック図。 図7の仕組み装置を構成する糊付け後コンベヤの位置決め機構を示す斜視図。 図5の重ね合わせ装置により実行される重ね合わせ処理を示すフローチャート。 図9のS33で実行される平行単板処理を示すフローチャート。 図9のS33で実行されるクロス単板処理を示すフローチャート。 (a)〜(c)は、図9の重ね合わせ処理に対応する工程を示す説明図。 (d)〜(g)は、図9の重ね合わせ処理に対応する工程を示す説明図。 本発明の実施例2に係り、糊付け前コンベヤの位置決め機構を模式的に示す説明図。 本発明の実施例3に係り、糊付け後コンベヤの位置決め機構を模式的に示す説明図。 本発明の実施例4の変形例に係り、糊付け後コンベヤの位置決め機構を模式的に示す説明図。 本発明の実施例5に係り、糊付け後コンベヤの位置決め機構を模式的に示す説明図。 (a),(b)は図16の位置決め機構により平行単板が位置決めされる状態を模式的に示す説明図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施例1の重ね合わせの対象となる単板の一例を示したものである。具体的に、図1(a)は、ロータリーレース等の切削機械で切削された各単板片101を、各々の繊維方向が単板の長手方向と平行となるように接続部102により繋いで所定大きさ(例えば、1.4m×4m)の長方形状とした平行単板100で構成されるLVL(単板積層材:Laminated Veneer Lumber)の一例を示し、図1(b)は、平行単板100に加えて、各単板片201の繊維方向が単板の長手方向と直交するように接続部202により繋いで所定大きさの長方形状としたクロス単板200を任意に組み合わせて構成されるLVB(単板積層板:Laminated Veneer Board)の一例を示す。なお、接続部102,202を有しない平行単板やクロス単板についても、本実施例1の重ね合わせの対象とし得ることは言うまでもない。
レイアップ装置1は、上記LVLやLVB、合板を製造するために、単板の搬入(投入)からその仕組みに至るまでの工程を自動化した一ラインとしての機能を果たすものであり、図2〜図4に示されるように、搬入装置10、反転装置20、重ね合わせ装置30、仕組み装置40を単板の搬送方向の上流側からこの順に備えている。
搬入装置10は、図2及び図3に示されるように、周知の単板載置コンベヤ11と単板送り機構12を備える。単板送り機構12は、単板載置コンベヤ11上に段積みされた単板100を1枚ずつ吸引して持ち上げ、反転装置20へ供給する。反転装置20は、平行単板100の表裏を反転させる機能を有するものであり、例えば平行単板100や重ね合わせ単板300(図12B参照)の曲げや反りを防止するために反転のものとそうでないものとを任意に組み合わせる場合に駆動制御される。
仕組み装置40は、図7に示されるように、糊付け後コンベヤ33、積載装置(図示省略)、単板検出センサ44〜46、糊付後コンベヤコントローラ47などを備えている。糊付け後コンベヤ33は、糊付け装置32の下流側に配置され、糊付け後の単板を単板停止位置、すなわち積載装置における所定の仕組み位置の上方に対応する位置に向けて搬送するためのスライド伸縮式ローラコンベヤであり、固定フレーム43に設置された固定コンベヤ41及び可動コンベヤ42を備える。
そして、糊付け後コンベヤ33は、可動コンベヤ42を固定コンベヤ41の内側から外側へ押し出すように前進(往動)させた伸長位置にある伸長状態と、可動コンベヤ42を固定コンベヤ41の外側から内側へ引き入れるように後退(復動)させた収縮位置にある収縮状態とに択一的に切り替え可能とされている。
固定フレーム43には、可動コンベヤ42の外幅寸法とほぼ同じ内幅寸法に設定された一対のガイドレール43aが固定コンベヤ41の内側から外側にわたって敷設されている。可動コンベヤ42は、所定間隔に配置されたスライドブロック43bを介してガイドレール43aに沿ってスライド移動可能とされている。
また、固定フレーム43には、単板停止位置に対応してストッパ部材43cが設けられている。ストッパ部材43cは、単板の始端側端縁に接触してその前進を阻止するものであり、固定フレーム43の中心線に対しての一側方(図7中の図示下側)寄りに設けられている。
固定コンベヤ41は、単板を固定コンベヤ41の長手方向へ送る複数の駆動ローラ41a(コンベヤローラ)と、駆動モータ41bの駆動力を各駆動ローラ41aへ伝達する伝達機構41cとを備える。なお、重ね合わせ単板300を製造する場合は、駆動モータ41bは重ね合わせコントローラ37により正転・逆転駆動を制御される。
可動コンベヤ42は、その後部にて複数の駆動ローラ42aと、駆動モータ42bの駆動力を各駆動ローラ42aへ伝達する伝達機構42cと、可動コンベヤ42自身をガイドレール43aに沿って前進・後退させる駆動モータ43d及び伝達機構43eとを備える。
可動コンベヤ42は、その前部にて複数の非駆動ローラ42d(図7では5本の場合を例示)を備える。非駆動ローラ42d(誘導ローラ)は、搬送中の単板の始端部を可動コンベヤ42の基準面(定規)42e(一側部:図7中の図示下側のフレーム)の内側面へ向けて誘導するよう、可動コンベヤ42の長手方向Lと直交する幅方向Wに対して所定角度(例えば2〜5°)だけ基準面(定規)42e寄りに傾斜して配置されている。
これら駆動ローラ42a及び非駆動ローラ42dは、可動コンベヤ42の前方へ向かうに従って下側に位置するよう、可動コンベヤ42の長手方向Lに対して下向きに傾斜して配置されている。
積載装置は、伸長状態にある可動コンベヤ42の下方に設置され、単板停止位置から自然落下する単板を受け止めて段積みする。この単板の段積み位置が仕組み位置に該当する。積載装置は、段積みされた仕組み単板を搬出ベルトコンベヤ(図示省略)上に載置するように昇降可能な昇降機構(図示省略)を備え、段積みされた仕組み単板は搬出ベルトコンベヤにより可動コンベヤ42の外側へ搬出される。
単板検出センサ44は、接触式又は透過型や反射型の非接触式の検出器であり、重ね合わせ単板300を製造する場合に作動し、固定コンベヤ41にて平行単板100の始端を検出すると、その検出信号を重ね合わせコントローラ37へ出力する。なお、単板検出センサ44を、固定コンベヤ41の長手方向や幅方向に沿って複数設けることにより、平行単板100の検出精度を高めることができる。
単板検出センサ45は、接触式又は透過型や反射型の非接触式の検出器であり、可動コンベヤ42上の単板の始端を検出すると、その検出信号を糊付後コンベヤコントローラ47へ出力する。なお、単板検出センサ45を、固定フレーム43の長手方向や幅方向に沿って複数設けることにより、単板の検出精度を高めることができる。
単板検出センサ46は、接触式又は透過型や反射型の非接触式の検出器であり、収縮位置に後退した可動コンベヤ42の前端を検出すると、その検出信号を糊付後コンベヤコントローラ47へ出力する。なお、単板検出センサ46を、固定フレーム43の長手方向や幅方向に沿って複数設けることにより、可動コンベヤ42の検出精度を高めることができる。
糊付後コンベヤコントローラ47は、CPU,ROM,RAM,入出力インターフェース回路などからなるマイクロコンピュータを主要構成部品としており、例えばROMには糊付後コンベヤ制御プログラムが格納・記憶されている。糊付後コンベヤコントローラ47は、固定コンベヤ41の駆動モータ41b、可動コンベヤ42の駆動モータ42bを駆動制御する。また、糊付後コンベヤコントローラ47は、単板検出センサ45,46の検出信号に基づいて、可動コンベヤ42を前進・後退させる駆動モータ43dを予め定められた順序に従って制御する。
重ね合わせ装置30(単板重ね合わせ装置)は、平行単板100の上にクロス単板200を対応する端縁同士がほぼ一致した状態となるように重ね合わせた重ね合わせ単板300を製造する機能を有するものであり、図4及び図5に示されるように、糊付け前コンベヤ31、糊付け装置32、糊付け後コンベヤ33、クロス単板供給装置34、単板検出センサ35,36、重ね合わせコントローラ37などを備えている。糊付け前コンベヤ31、糊付け装置32及び糊付け後コンベヤ33は、平行単板100の搬送方向の上流側からほぼ真っ直ぐにこの順に配置され、クロス単板供給装置34は糊付け前コンベヤ31の一側方に配置されている。
糊付け前コンベヤ31は、図5及び図6(a),図6(b)に示されるように、固定フレーム31A(第1固定台)と、固定フレーム31A上を水平方向に移動可能に支持される可動フレーム31B(第1可動台)とを備える。可動フレーム31Bは、平行単板100、クロス単板200又は重ね合わせ単板300を単板搬送方向(単板の前進又は後退方向)へ送る複数の駆動ローラ31a(コンベヤローラ)と、駆動モータ31bの駆動力を各駆動ローラ31aへ伝達する伝達機構31cとを備える。
固定フレーム31Aには、クロス単板200を位置決めするための位置決め機構31C(第1位置決め機構)として、ねじ駆動部31d(第1ねじ駆動部)により駆動されるボールねじ31e(第1ボールねじ)と、複数のガイドレール31f(図6(b)では4本の場合を例示)が設けられる一方、可動フレーム31Bには、ボールねじ31eに螺合したボールねじナット31g(第1ボールねじナット)と、各ガイドレール31fに摺動可能に嵌合されたスライドブロック31hが設けられている。
また、固定フレーム31Aには、クロス単板200の始端側短辺(端縁)に接触可能な複数のストッパ部材31i(図6(b)では3本の場合を例示)が設けられるとともに、クロス単板200の長辺(長手端縁)の一方に接触可能な定規部材31jが設けられている。
ストッパ部材31i(第1始端側ストッパ)は、糊付け前コンベヤ31の長手方向におけるクロス単板200の長手方向位置(Y座標)を規定するものであり、クロス単板200の始端側短辺がストッパ部材31iに接触した位置が基準位置としての長手方向位置に設定されている。
ストッパ部材31iは、クロス単板200の始端側短辺との接触によりクロス単板200の前進を阻止する阻止位置と、クロス単板200の始端側短辺からの離間によりクロス単板200の前進を許容する許容位置とのいずれかに移動可能とされている。そして、ストッパ部材31iは、クロス単板200の位置決め時には阻止位置へ移動される一方、クロス単板200の位置決め時以外は許容位置へ移動されるようになっている。
定規部材31j(第1側方ストッパ)は、糊付け前コンベヤ31の幅方向におけるクロス単板200の幅方向位置(X座標)を規定するものであり、クロス単板200の長辺の一方が定規部材31jに接触した位置が基準位置としての幅方向位置に設定されている。
上記したように、クロス単板200の位置決め時にはストッパ部材31iが阻止位置にある。この状態でねじ駆動部31dが駆動されると、可動フレーム31Bが固定フレーム31A上を下流側に向けて斜めにずれるように移動、すなわち可動フレーム31Bが固定フレーム31Aに対して、図6(b)中の図示矢印の方向に移動する。これにより、可動フレーム31B上のクロス単板200は基準となる直角方向で位置決め、すなわち始端側短辺が各ストッパ部材31iにより位置決めされ、長辺の一方が定規部材31jにより位置決めされて、クロス単板200が糊付け前コンベヤ31上の基準位置にて位置決めされることとなる。
図5に戻って、糊付け装置32は、単板の上面に接着剤を塗布可能な周知の転写ローラ32a(接着剤塗布ローラ)と、駆動モータ32bの駆動力を転写ローラ32aへ伝達する伝達機構32cとを備える。さらに、糊付け装置32は、転写ローラ32aを単板の上面に接触させる塗布位置と、単板の上面から離間させる非塗布位置とに位置調整可能な昇降機構32dとを備える。
糊付け後コンベヤ33は、図7に示されるように、その一部が仕組み装置40と兼用されている。糊付け後コンベヤ33には、平行単板100の長辺の一方を位置決めするための位置決め機構50(第2位置決め機構)が設けられている。位置決め機構50は、図7及び図8に示されるように、糊付け後コンベヤ33を構成する固定コンベヤ41の下流端側に配置されており、固定ストッパ部材51、可動ストッパ部材52及び単板受け部材53を備えている。
固定ストッパ部材51(第2側方ストッパ)は、糊付け前コンベヤ31の定規部材31jと同様の機能を果たすものであり、固定コンベヤ41の一側方に固定され、糊付け装置32により接着剤が塗布された平行単板100の固定コンベヤ41上での幅方向位置を規定する。
そして、平行単板100の長辺の一方が固定ストッパ部材51に接触した位置が、固定コンベヤ41上での幅方向位置(X座標)に設定されている。この幅方向位置は、糊付け前コンベヤ31上での基準位置としての幅方向位置を単板搬送方向に沿って延長した同一直線上に位置するように設定されている。
可動ストッパ部材52(短辺側ストッパ、第2始端側ストッパ)は、その長辺が固定コンベヤ41の幅長よりも長く形成された矩形状をなし、その表面に立設された一対のアーム52aを介して支持軸52bと一体化されている。支持軸52bは固定コンベヤ41の幅方向へ延び出し、一対の軸受け52cを介して支持板52eに軸線周りに回転可能かつ軸線方向へ摺動可能に支持されている。支持板52eは固定コンベヤ41の上方を覆うように固定コンベヤ41の両側方に配設された支持脚52dに取り付けられている。支持板52eには、空気圧もしくは油圧による流体シリンダ52f、52gが取り付けられている。
流体シリンダ52fは、その本体が固定コンベヤ41の長手方向に沿って配置され、そのピストンロッドが連結部材52hを介して支持軸52bに連結されており、ピストンロッドの伸長・収縮に伴い、支持軸52bが軸線周りに正転・逆転可能とされている。流体シリンダ52gは、その本体が固定コンベヤ41の幅方向に沿って配置され、そのピストンロッドが連結部材52iを介して支持軸52bに連結されており、ピストンロッドの伸長・収縮に伴い支持軸52bが軸線方向へ往動・復動可能とされている。
流体シリンダ52fの収縮状態では、可動ストッパ部材52が固定コンベヤ41の搬送面を横切る阻止位置にあり(図8参照)、平行単板100の始端側短辺との接触により平行単板100の前進が阻止される一方、流体シリンダ52fの伸長状態では、可動ストッパ部材52が固定コンベヤ41の搬送面よりも上方に位置する許容位置にあり、平行単板100の始端側短辺からの離間により平行単板100の前進が許容される。なお、重ね合わせ単板300を製造する場合、流体シリンダ52fの初期位置は収縮位置に設定されている。
流体シリンダ52gの伸長状態では、可動ストッパ部材52が糊付け後コンベヤ33の中央近辺に位置する一方、流体シリンダ52gの収縮状態では、可動ストッパ部材52が固定ストッパ部材51側へ変位する(図8参照)。なお、可動ストッパ部材52が固定ストッパ部材51側へ変位しても、可動ストッパ部材52と平行単板100の始端側短辺との接触は維持され、平行単板100の前進が阻止された状態に保たれる。なお、重ね合わせ単板300を製造する場合、流体シリンダ52gの初期位置は伸長位置に設定されている。
単板受け部材53(単板受け体)は、平行単板100を固定コンベヤ41の幅方向へ搬送可能なものであり、固定コンベヤ41の搬送面とほぼ同じ高さに位置する平坦面を有し、所定の駆動ローラ41a間にて固定コンベヤ41の幅方向へ移動可能に固定コンベヤ41の固定フレームに取り付けられている。
単板受け部材53は、空気圧もしくは油圧による流体シリンダ53aのピストンロッドに連結されており、そのピストンロッドの伸長・収縮に伴い固定コンベヤ41の幅方向へ往動・復動可能とされている。なお、固定コンベヤ41の一側方には支持脚53bが設けられ、支持脚53bには支持板53cが固定されており、流体シリンダ53aは、その本体が固定コンベヤ41の幅方向へ延び出すように支持板53cに取り付けられている。
図4及び図5に戻って、クロス単板供給装置34は、LVBを製造するとき、所定位置にある積載装置34Cに段積みされたクロス単板200を1枚ずつ糊付け前コンベヤ31へ供給するものであり、複数の吸引パッド34a(図5では6個の場合を例示)を含みそれら吸引パッド34a(吸引部)を上下に昇降可能な昇降機構を有する本体部34Aと、クロス単板200を吸引した本体部34Aを積載装置34C上から糊付け前コンベヤ31上へ移動させるための一対のガイドレール34B(移動機構)と、クロス単板200を吸引するための吸引力を発生させる吸引源34bと、本体部34Aをガイドレール34Bに沿って往復動させる駆動モータ34c及び伝達機構34d(移動機構)とを備える。また、クロス単板供給装置34は、単板検出センサ35、単板検出センサ36及び重ね合わせコントローラ37を備えている。
単板検出センサ35は、接触式又は透過型や反射型の非接触式の検出器であり、LVBを製造する場合に作動し、糊付け前コンベヤ31にて平行単板100の始端を検出すると、その検出信号を重ね合わせコントローラ37へ出力する。なお、単板検出センサ35を、例えば糊付け前コンベヤ31の長手方向や幅方向に沿って複数設けることにより、搬送される平行単板100の大きさが異なる場合でも、平行単板100の検出精度を高めることができる。
単板検出センサ36は、接触式又は透過型や反射型の非接触式の検出器であり、LVBを製造する場合に作動し、糊付け後コンベヤ33にて平行単板100の終端を検出すると、その検出信号を重ね合わせコントローラ37へ出力する。なお、単板検出センサ36を、例えば糊付け後コンベヤ33の長手方向や幅方向に沿って複数設けることにより、搬送される平行単板100の大きさが異なる場合でも、平行単板100の検出精度を高めることができる。
重ね合わせコントローラ37は、CPU,ROM,RAM,入出力インターフェース回路などからなるマイクロコンピュータを主要構成部品としており、例えばROMには重ね合わせ制御プログラムが格納・記憶されている。重ね合わせコントローラ37は、単板検出センサ35,36,44の検出信号に基づいて、クロス単板供給装置34の吸引源34bや駆動モータ34c、糊付け前コンベヤ31の駆動ローラ31aの駆動モータ31bやねじ駆動部31d、糊付け装置32の転写ローラ32aの駆動モータ32bや昇降機構32d、糊付け後コンベヤ33の駆動ローラ41aの駆動モータ41bなどを予め定められた順序に従って制御する。
次に、上記のように構成されたレイアップ装置1を用いて重ね合わせ単板300を製造する場合について説明する。重ね合わせ単板300を製造する場合、重ね合わせコントローラ37は、図9のフローチャートで示される重ね合わせ処理を示すプログラムを実行する。
まず、重ね合わせ処理を行わない場合は(S31:NO)、このプログラムの実行を終了する。重ね合わせ処理を行う場合は(S31:YES)、糊付け装置32により接着剤Bが塗付された平行単板100が糊付け後コンベヤ33を構成する固定コンベヤ41へ送られると、重ね合わせコントローラ37は、単板検出センサ36からの検出信号の入力により(S32:YES)、S33の処理、すなわち図10のフローチャートで示される平行単板処理(平行単板位置決め待機処理)と、図11のフローチャートで示されるクロス単板処理(クロス単板移動処理、クロス単板位置決め処理及びクロス単板位置決め待機処理)とを同時に実行する。
平行単板処理では、図10に示されるように、重ね合わせコントローラ37は、駆動モータ31b,32bを減速した後、それらの駆動を停止する(S41)。この場合、駆動モータ41bの駆動は維持されているので、平行単板100は固定コンベヤ41上を前進し、その始端側短辺が可動ストッパ部材52と接触することで停止する(図12A(a)参照)。
平行単板100が可動ストッパ部材52により前進を阻止されると、重ね合わせコントローラ37は、単板検出センサ44からの検出信号の入力により(S42:YES)、駆動モータ41bの駆動を維持したまま流体シリンダ52gを収縮作動させるとともに、流体シリンダ53aを伸長作動させる。なお、流体シリンダ52g,53aは、例えば平行単板100が固定コンベヤ41から糊付け前コンベヤ31へ後退するとき、原位置へ戻される。
流体シリンダ52gの収縮作動により可動ストッパ部材52が固定ストッパ部材51側へ変位するのに伴い、平行単板100の始端部は固定ストッパ部材51側へ変位する向きの力を受ける。また、流体シリンダ53aの伸長作動により単板受け部材53が固定ストッパ部材51側へ変位するのに伴い、平行単板100の中間部は固定ストッパ部材51側へ変位する向きの力を受ける(図12A(b)参照)。
これらの力を受けて、平行単板100は、その姿勢をほとんど変えることなく固定ストッパ部材51側へ寄せられる。平行単板100の長辺の一方が固定ストッパ部材51に接触すると、平行単板100の長辺の一方が位置決めされ、平行単板100の固定コンベヤ41上での幅方向位置が規定された状態となる。その後、重ね合わせコントローラ37は、駆動モータ41bの駆動を停止する(S43:平行単板位置決め待機工程)。これにより、平行単板100は、位置決めが維持されたまま固定コンベヤ41上で一旦待機状態となる。
他方、クロス単板処理(クロス単板工程)では、図11に示されるように、重ね合わせコントローラ37は、吸引源34bを吸引駆動し、昇降機構及び駆動モータ34cを駆動して積載装置34Cに段積みされたクロス単板200の1枚を糊付け前コンベヤ31へ移動させる(S51:クロス単板移動工程、図12A(b)参照)。重ね合わせコントローラ37は、クロス単板200が糊付け前コンベヤ31上に載置されると、単板検出センサ35からの検出信号の入力により(S52:YES)、ねじ駆動部31dを正転駆動し、クロス単板200をその長手方向に対し斜めにずらすように位置調整して、クロス単板200を糊付け前コンベヤ31上の基準位置に位置決めする(S53:クロス単板位置決め工程、図12A(c)参照)。その後、吸引源34bを吸引駆動し、昇降機構を駆動して位置決め後のクロス単板200を糊付け前コンベヤ31の上方位置にて待機状態とする(S54:クロス単板位置決め待機工程)。
図9に戻って、平行単板処理及びクロス単板処理が終了すると、重ね合わせコントローラ37は、糊付け装置32の昇降機構32dを駆動して転写ローラ32aを非塗布位置へ離間させた状態で、駆動モータ31b,41bを逆転駆動し、位置決めされて待機状態にある平行単板100を固定コンベヤ41上から糊付け前コンベヤ31上へ戻す(S34:平行単板位置決め戻し工程、図12B(d)参照)。この場合、平行単板100は、その長辺の一方の位置決めが糊付け前コンベヤ31へ戻された後も維持されたままであるから、糊付け前コンベヤ31上にてその長辺の一方が定規部材31jにほぼ接触した状態となる。
単板検出センサ35からの検出信号を入力すると(S35:YES)、駆動モータ31b,41bの逆転駆動を停止する(S36)。この状態では、平行単板100の始端側短辺が許容位置にあるストッパ部材31iの上方を上流側へ向けて所定距離だけ通過するようになっている。次に、重ね合わせコントローラ37は、ストッパ部材31iを許容位置から阻止位置へ移動させた後、駆動モータ31bを正転駆動し、平行単板100を前進させてその始端側短辺をストッパ部材31iに接触させる(S37)。平行単板100は、その始端側短辺がストッパ部材31iに接触することで、糊付け前コンベヤ31上の基準位置での位置決めが行われたこととなる(S37:平行単板位置決め戻し工程、図12B(e)参照)。
その後、重ね合わせコントローラ37は、本体部34Aの昇降機構を駆動し、位置決めされた平行単板100の上に待機状態にあるクロス単板200を重ね合わせるように吸引源34bの駆動を停止する(S38:重ね合わせ工程、図12B(f)参照)。その後、本体部34Aは積載装置34C上の原位置へ戻される。
そして、重ね合わせコントローラ37は、ストッパ部材31iを阻止位置から許容位置へ移動させ、糊付け装置32の昇降機構32dを駆動して転写ローラ32aを塗布位置へ移動させた後、駆動モータ31b,32b,41bを正転駆動し、重ね合わせ単板300におけるクロス単板200の上面に接着剤Bを塗付する(S39:重ね合わせ単板糊付け工程、図12B(g)参照)。以後は、表裏を反転させずに平行単板100を仕組む場合や表裏を反転させた平行単板100を仕組む場合と同様、重ね合わせ単板300は、固定コンベヤ41から可動コンベヤ42へと搬送され、仕組み位置にて段積みされることとなる。
以上の説明からも明らかなように、本実施例1の単板重ね合わせ処理(図9〜11,12A,12B参照)によれば、糊付け装置32により糊付けされた平行単板100は糊付け後コンベヤ33を構成する固定コンベヤ41上で長辺の一方が位置決めされた後、そのまま待機状態とされる(S33,S43:平行単板位置決め待機工程)。
すなわち、従来は固定コンベヤ41上の任意の位置において待機状態とされるだけであった平行単板100が固定コンベヤ41の幅方向において位置決めされ、その位置決めを維持しつつ待機状態とされる。この場合、固定コンベヤ41上での平行単板100の幅方向位置は、糊付け前コンベヤ31の基準位置における幅方向位置を延長した同一直線上に設定されているため、固定コンベヤ41上で位置決めされた平行単板100を糊付け前コンベヤ31へそのまま戻せば、糊付け前コンベヤ31上の基準位置における幅方向位置を満たすことになり、糊付け前コンベヤ31の幅方向へは平行単板100を再度位置決めする必要がなく、糊付け前コンベヤ31の長手方向のみの位置決めを行うだけで、平行単板100を糊付け前コンベヤ31上の基準位置に位置決めすることができる。
したがって、本実施例1によれば、図9のS33の処理に示すように、平行単板処理工程(平行単板位置決め待機工程)とクロス単板処理工程(クロス単板移動工程、クロス単板位置決め工程及びクロス単板位置決め待機工程)とを並行して行うことが可能であり、しかもS34〜S37の処理(平行単板位置決め戻し工程)では糊付け前コンベヤ31上の長手方向のみ平行単板100を位置決めするだけで済むから、上記した全工程に要する時間を従来に比して大幅に短縮化することができ、ひいては重ね合わせ単板300の処理枚数を従来よりも多くすることができる。
また、上記実施例1では、糊付け装置32は、転写ローラ32a(接着剤塗布ローラ)を平行単板100の上面に接触させる塗布位置と、平行単板100の上面から離間させる非塗布位置とに位置調整可能な昇降機構32dを備え、糊付け装置32は、S34の処理(平行単板位置決め戻し工程)では非塗布位置に位置調整される一方、S39の処理(重ね合わせ単板糊付け工程)では塗布位置に位置調整されるように構成されている。
これにより、既に接着剤Bが塗布された平行単板100に対する接着剤Bの2度塗りを効果的に防止することができる。なお、上記実施例1では、平行単板100に対する転写ローラ32aの塗布位置と、重ね合わせ単板300に対する転写ローラ32aの塗布位置とが同じとなるように設定されていたが、これに限らず、例えば平行単板100やクロス単板200の板厚や硬さ等に応じて、平行単板100と重ね合わせ単板300とで転写ローラ32aの塗布位置を適宜変更することも可能である。
また、上記実施例1では、糊付け前コンベヤ31は、固定フレーム31A(第1固定台)と、駆動ローラ31a(コンベヤローラ)を有し固定フレーム31A上を水平方向に移動可能に支持される可動フレーム31B(第1可動台)とを備え、位置決め機構31C(第1位置決め機構)は、ねじ駆動部31dにより駆動されるボールねじ31e(第1ボールねじ)と、そのボールねじ31eに螺合したボールねじナット31g(第1ボールねじナット)とを備え、固定フレーム31Aと可動フレーム31Bとがボールねじ31e及びボールねじナット31gを介してねじ結合されることにより、可動フレーム31Bが固定フレーム31A上を単板搬送方向に対して斜めに移動可能とされ、可動フレーム31Bの移動に応じてクロス単板200を単板搬送方向に対して斜めにずらして位置決めするように構成されている。これにより、クロス単板200を糊付け前コンベヤ31上の基準となる直角方向で容易に位置決めすることができる。
また、上記実施例1では、糊付け前コンベヤ31に設けられた位置決め機構31C(第1位置決め機構)は、クロス単板200の長辺の一方及び始端側短辺にそれぞれ接触可能な定規部材31j(第1側方ストッパ)及びストッパ部材31i(第1始端側ストッパ)を備え、クロス単板200を単板搬送方向の下流側に向けて斜めにずらし、定規部材31j及びストッパ部材31iと接触した位置を基準位置として、その基準位置にてクロス単板200を位置決めするように構成されている。これにより、クロス単板200の位置決めを簡易かつ精度良く実施することができる。
また、上記実施例1では、糊付け後コンベヤ33を構成する固定コンベヤ41に設けられた位置決め機構50(第2位置決め機構)は、平行単板100の長辺の一方及び始端側短辺にそれぞれ接触可能な固定ストッパ部材51(第2側方ストッパ)及び可動ストッパ部材52(短辺側ストッパ、第2始端側ストッパ)と、平行単板100の下面を支持可能な単板受け部材53(単板受け体)とを備え、可動ストッパ部材52は、平行単板100の始端側短辺との接触により平行単板100の前進を阻止する阻止位置と、平行単板100の始端側短辺からの離間により平行単板100の前進を許容する許容位置とのいずれかに移動可能とされている。そして、固定コンベヤ41の駆動モータ41bが正転駆動され、平行単板100が可動ストッパ部材52により前進を阻止されている状態で、可動ストッパ部材52及び単板受け部材53の移動に応じて、平行単板100の長辺の一方を固定ストッパ部材51に接触させて位置決めするように構成されている。これにより、平行単板100の位置決めを簡易かつ精度良く実施することができる。
上記実施例1の位置決め機構31Cでは、可動フレーム31Bを単板搬送方向の下流側に向けて斜めにずらすことで、クロス単板200を基準位置にて位置決めするように構成されていたが、これに代えて、例えば図13に示すような位置決め機構131Cとすることもできる。なお、図13において、上記実施例1と同じ機能を果たす部材には同一の符号を付して各部材についての説明は省略する。
この実施例2の位置決め機構131Cは、クロス単板200の長辺の一方及び終端側短辺にそれぞれ接触可能な定規部材31j(第1側方ストッパ)及びストッパ部材31i(第1終端側ストッパ)を備え、可動フレーム31Bを単板搬送方向の上流側に向けて斜めにずらし、定規部材31j及びストッパ部材31iと接触した位置をクロス単板200の基準位置として、その基準位置にてクロス単板200を位置決めするように構成されている。この実施例2によっても、クロス単板200の位置決めを簡易かつ精度良く実施することができる。
上記実施例1では、ストッパ部材31iが平行単板100の始端側短辺に対応して設けられていた。このため、平行単板位置決め戻し工程に際して、平行単板100の始端側短辺が許容位置にあるストッパ部材31iの上方を上流側へ通過後、ストッパ部材31iを許容位置から阻止位置へ移動させ、その後に平行単板100を前進させてその始端側短辺をストッパ部材31iに接触させるように構成されていた。
これに対し実施例2によれば、ストッパ部材31iが平行単板100の終端側短辺に対応して設けられている。このため、平行単板位置決め戻し工程に際して、ストッパ部材31iを許容位置から阻止位置へ予め移動させておけば、平行単板100をその終端側短辺がストッパ部材31iに接触するまで後退させるだけで、平行単板100を糊付け前コンベヤ31上の長手方向位置に位置決めすることができ、ひいては平行単板100を糊付け前コンベヤ31上の基準位置にて位置決めすることができる。したがって、この実施例2によれば、上記実施例1に比して平行単板100の位置決めをより簡易化することができる。
上記実施例1の位置決め機構50は、糊付け後コンベヤ33を構成する固定コンベヤ41の下流側端部に配置され、可動ストッパ部材52が平行単板100の始端側短辺に接触可能なストッパであり、かつ固定コンベヤ41の幅方向へ移動可能に構成されていたが(図7及び図8参照)、これに代えて例えば図14に示すような位置決め機構150とすることもできる。なお、図14において、上記実施例1と同じ機能を果たす部材には同一の符号を付して各部材についての説明は省略する。
この実施例3の位置決め機構150は、糊付け後コンベヤ33を構成する固定コンベヤ41の上流端側に配置され、可動ストッパ部材52が平行単板100の終端側短辺に接触可能なストッパであり、かつ固定コンベヤ41の幅方向へ移動可能に構成されている。この実施例3では、重ね合わせ単板300を製造する場合、可動ストッパ部材52の初期位置(原位置)が許容位置に設定されており、平行単板100が固定コンベヤ41上に送られた後、可動ストッパ部材52が阻止位置へ移動される。
その後、駆動モータ41bが逆転駆動され、平行単板100が可動ストッパ部材52により後退を阻止されると、駆動モータ41bの駆動を維持したまま流体シリンダ52gが収縮作動されるとともに、流体シリンダ53aが伸長作動される。これにより、平行単板100の長辺の一方が位置決めされ、平行単板100の固定コンベヤ41上での幅方向位置が規定された状態となる(平行単板位置決め待機工程)。駆動モータ41bの駆動停止により、平行単板100は、位置決めが維持されたまま固定コンベヤ41上で一旦待機状態となる。並行して行われているクロス単板処理が終了すると、可動ストッパ部材52が許容位置へ移動され、駆動モータ31b,41bの逆転駆動により、位置決めされて待機状態にある平行単板100が固定コンベヤ41上から糊付け前コンベヤ31上へ戻される。この実施例3によっても、上記実施例1と同様、平行単板100の位置決めを簡易かつ精度良く実施することができる。
上記実施例1,3の位置決め機構50,150に代えて、例えば上記実施例1の位置決め機構31C又は上記実施例2の位置決め機構131Cを採用することができる。この実施例4によれば、平行単板100は固定コンベヤ41上にて単板搬送方向の下流側又は上流側に向けて斜めにずらされ、定規部材31j及びストッパ部材31iと接触してその長辺の一方を固定コンベヤ41の幅方向において位置決めさせることができる。したがって、これによっても、平行単板100の位置決めを簡易かつ精度良く実施することができる。
また、例えば図15に示すような位置決め機構250を採用することもできる。この変形例では、固定コンベヤ41は、固定フレーム231A(第2固定台)と、固定フレーム231A上を水平方向に移動可能に支持される可動フレーム231B(第2可動台)とを備える。固定フレーム231Aには、平行単板100の始端側短辺に接触可能な複数のストッパ部材231i(第2始端側方ストッパ)が設けられるとともに、平行単板100の長辺の一方に接触可能な定規部材231j(第2側方ストッパ)が設けられる。また、固定フレーム231Aには、ねじ駆動部231d(第2ねじ駆動部)により駆動されるボールねじ231e(第2ボールねじ)と、複数のガイドレール231fが設けられる一方、可動フレーム231Bには、ボールねじ231eに螺合したボールねじナット231g(第2ボールねじナット)と、各ガイドレール231fに摺動可能に嵌合されたスライドブロック231hが設けられている。
そして、平行単板100を単板搬送方向と直交する固定フレーム231Aの幅方向に向けてずらし、定規部材231j及びストッパ部材231iと接触させることにより、その長辺の一方を固定コンベヤ41の幅方向において位置決めさせることができる。したがって、実施例4及びその変形例によっても、平行単板100の位置決めを簡易かつ精度良く実施することができる。
上記実施例1の位置決め機構50に代えて、例えば図16に示すような位置決め機構350を採用することもできる。なお、図16において、上記実施例1と同じ機能を果たす部材には同一の符号を付して各部材についての説明は省略する。
この実施例5の固定コンベヤ41においては、平行単板100の始端側短辺が固定コンベヤ41の一側方へ接近するように駆動ローラ41a(コンベヤローラ)が固定コンベヤ41の幅方向に対して所定角度だけ傾斜して配置されている。すなわち、平行単板100の始端側短辺が、固定ストッパ部材51が設けられた固定コンベヤ41の側方へ接近するように駆動ローラ41aが傾斜配置されている。
位置決め機構350(第2位置決め機構)は、上記実施例1と同様な固定ストッパ部材51(第2側方ストッパ)及び可動ストッパ部材52(第2始端側ストッパ)を備え、可動ストッパ部材52を阻止位置と許容位置間で変位させる。なお、図16において、可動ストッパ部材52を可変させる機構についての図示は省略されている。
上記のような構成により、この実施例5では、図17(a)に示されるように、平行単板100の始端側短辺が可動ストッパ部材52と部分的に接触した状態となる。このとき、駆動ローラ41a(コンベヤローラ)が固定コンベヤ41の幅方向に対して所定角度だけ傾斜して配置されて正転駆動されていることにより、平行単板100の始端側短辺が可動ストッパ部材52により前進を阻止されている間に、平行単板100は駆動ローラ41aのロール軸心方向に対して直交する方向への推力を受けてその長辺の一方が固定ストッパ部材51側へ寄せられる。したがって、平行単板100の固定コンベヤ41上での幅方向位置が規制された状態となる。この実施例5によっても、平行単板100の位置決めを簡易かつ精度良く実施することができる。
なお、上記実施例1では、図9のS34の処理(平行単板位置決め戻し工程)において、単板検出センサ35からの検出信号を入力することで、駆動モータ31b,41bの逆転駆動を停止するように構成されていたが、これに代えて例えばパルスエンコーダ等を使用し、平行単板100を糊付け前コンベヤ31へ戻す際のパルス数を予め設定しておき、そのパルス数をカウントすることで駆動モータ31b,41bの逆転駆動を制御するようにしてもよい。これによっても、平行単板100の糊付け前コンベヤ31上における戻し位置を適切なものとすることができる。
また、上記実施例1〜5では、糊付け装置として転写ローラ32aを用いる方式のものに本発明を適用したが、これに限らず、例えばエクスツルーダ方式のものに本発明を適用することも可能である。
その他、本発明は、例えば糊付け前コンベヤ31における位置決め機構の構成や糊付け後コンベヤ33における位置決め機構の構成など、上記実施例1等に記載の態様に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えた態様で実施することが可能である。
1 レイアップ装置
10 搬入装置
20 反転装置
30 重ね合わせ装置(単板重ね合わせ装置)
31 糊付け前コンベヤ
31A 固定フレーム(第1固定台)
31B 可動フレーム(第1可動台)
31C,131C 位置決め機構(第1位置決め機構)
31a 駆動ローラ(コンベヤローラ)
31d ねじ駆動部(第1ねじ駆動部)
31e ボールねじ(第1ボールねじ)
31g ボールねじナット(第1ボールねじナット)
31i ストッパ部材(第1始端側ストッパ)
31j 定規部材(第1側方ストッパ)
32 糊付け装置
32a 転写ローラ(接着剤塗布ローラ)
33 糊付け後コンベヤ
34 クロス単板供給装置
35,36,44 単板検出センサ
37 重ね合わせコントローラ
40 仕組み装置
41 固定コンベヤ
41a 駆動ローラ
42 可動コンベヤ
47 糊付後コンベヤコントローラ
50,150,250,350 位置決め機構(第2位置決め機構)
51 固定ストッパ部材(第2側方ストッパ)
52 可動ストッパ部材(短辺側ストッパ、第2始端側ストッパ、第2終端側ストッパ)
53 単板受け部材(単板受け体)
100 平行単板
200 クロス単板
231d ねじ駆動部(第2ねじ駆動部)
231e ボールねじ(第2ボールねじ)
231g ボールねじナット(第2ボールねじナット)
231i ストッパ部材(第2始端側ストッパ)
231j 定規部材(第2側方ストッパ)
300 重ね合わせ単板

Claims (10)

  1. 繊維方向が単板の長手方向と平行である長方形状の平行単板と、繊維方向が単板の長手方向と直交する長方形状のクロス単板とを対応する辺々が一致した状態で重ね合わせ可能であり、重ね合わされた単板の長辺が単板搬送方向に沿うように該単板を搬送可能な単板重ね合わせ装置を用いた単板重ね合わせ方法であって、
    前記単板重ね合わせ装置は、糊付け前コンベヤ、糊付け装置、糊付け後コンベヤを単板搬送方向の上流側からこの順に備え、前記クロス単板を前記糊付け前コンベヤへ供給するクロス単板供給装置が前記糊付け前コンベヤの一側方に配置されており、
    前記糊付け前コンベヤは、前記クロス単板を該糊付け前コンベヤ上の予め定められた基準位置に位置決めする第1位置決め機構を備え、
    前記糊付け後コンベヤは、前記平行単板の長辺の一方を該糊付け後コンベヤの対応する一側方へ寄せて位置決めする第2位置決め機構を備え、
    前記基準位置は、前記糊付け前コンベヤの長手方向における長手方向位置と、該糊付け前コンベヤの幅方向における幅方向位置とで特定され、その幅方向位置は前記クロス単板の長辺の一方を前記糊付け前コンベヤの対応する一側方へ寄せて位置決めしたときの位置とされ、前記第2位置決め機構により位置決めされる前記平行単板の幅方向位置を単板搬送方向に沿って延長した同一直線上に位置するように設定されており、
    前記クロス単板供給装置は、所定位置に積載された前記クロス単板を吸引した状態で上下に昇降可能な昇降機構を有する本体部と、その本体部を前記糊付け前コンベヤの上方位置へ移動可能に支持する移動機構とを備え、
    前記糊付け装置により糊付けされて前記糊付け後コンベヤ上にある前記平行単板を前記第2位置決め機構により該平行単板の長辺の一方にて位置決めした後、その位置決めを維持しつつ待機させる平行単板位置決め待機工程と、
    前記クロス単板供給装置の所定位置から前記クロス単板を1枚ずつ前記糊付け前コンベヤへ移動させるクロス単板移動工程と、
    前記糊付け前コンベヤ上にある前記クロス単板を前記第1位置決め機構により前記基準位置にて位置決めするクロス単板位置決め工程と、
    位置決め後の前記クロス単板をその位置決めが維持されたまま前記糊付け前コンベヤの上方へ移動させ、その上方位置にて待機させるクロス単板位置決め待機工程と、
    位置決め待機状態にある前記平行単板を該平行単板の長辺の一方での位置決めが維持されたまま前記糊付け前コンベヤへ戻した後、前記基準位置としての前記長手方向位置において位置決めする平行単板位置決め戻し工程と、
    位置決めされた前記平行単板の上に位置決め待機状態にある前記クロス単板を重ね合わせる重ね合わせ工程と、
    前記平行単板の上の前記クロス単板の上面に糊付けする重ね合わせ単板糊付け工程と、
    を含むことを特徴とする単板重ね合わせ方法。
  2. 前記糊付け装置は、接着剤塗布ローラを前記平行単板の上面に接触させる塗布位置と、前記平行単板の上面から離間させる非塗布位置とに位置調整可能な昇降機構を備え、
    前記糊付け装置は、前記平行単板位置決め戻し工程では前記非塗布位置に位置調整される一方、前記重ね合わせ単板糊付け工程では前記塗布位置に位置調整される請求項1に記載の単板重ね合わせ方法。
  3. 前記糊付け前コンベヤは、第1固定台と、コンベヤローラを有し前記第1固定台上を水平方向に移動可能に支持される第1可動台とを備え、前記第1位置決め機構は、第1ねじ駆動部により駆動される第1ボールねじと、その第1ボールねじに螺合した第1ボールねじナットとを備え、前記第1固定台と前記第1可動台とが前記第1ボールねじ及び前記第1ボールねじナットを介してねじ結合されることにより、前記第1可動台が前記第1固定台上を単板搬送方向に対して斜めに移動可能とされ、前記第1可動台の移動に応じて前記クロス単板を単板搬送方向に対して斜めにずらして位置決めする請求項1又は2に記載の単板重ね合わせ方法。
  4. 前記第1位置決め機構は、前記クロス単板の長辺の一方及び始端側短辺にそれぞれ接触可能な第1側方ストッパ及び第1始端側ストッパを備え、前記クロス単板を単板搬送方向の下流側に向けて斜めにずらし、前記第1側方ストッパ及び前記第1始端側ストッパと接触した位置を前記基準位置として、その基準位置にて前記クロス単板を位置決めする請求項3に記載の単板重ね合わせ方法。
  5. 前記第1位置決め機構は、前記クロス単板の長辺の一方及び終端側短辺にそれぞれ接触可能な第1側方ストッパ及び第1終端側ストッパを備え、前記クロス単板を単板搬送方向の上流側に向けて斜めにずらし、前記第1側方ストッパ及び前記第1終端側ストッパと接触した位置を前記基準位置として、その基準位置にて前記クロス単板を位置決めする請求項3に記載の単板重ね合わせ方法。
  6. 前記第2位置決め機構は、前記平行単板の長辺の一方及び短辺の一方にそれぞれ接触可能な第2側方ストッパ及び短辺側ストッパと、前記平行単板の下面を支持可能な単板受け体とを備え、
    前記短辺側ストッパは、前記平行単板の短辺の一方との接触により該平行単板の前進又は後退を阻止する阻止位置と、前記平行単板の短辺の一方からの離間により該平行単板の前進及び後退を許容する許容位置とのいずれかに移動可能とされ、
    前記単板受け体は、前記平行単板が前記短辺側ストッパにより前進又は後退を阻止されている状態で、前記平行単板の下面を支持しつつ前記糊付け後コンベヤの幅方向へ移動可能とされており、前記単板受け体の移動に応じて、前記平行単板の長辺の一方を前記第2側方ストッパに接触させて位置決めする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の単板重ね合わせ方法。
  7. 前記短辺側ストッパは、前記平行単板の始端側短辺に接触可能な第2始端側ストッパであり、かつ前記糊付け後コンベヤの幅方向へ移動可能とされ、
    前記単板受け体は、前記阻止位置にある前記第2始端側ストッパの移動と共に前記平行単板の下面を支持しつつ前記糊付け後コンベヤの幅方向へ移動可能とされており、
    前記第2位置決め機構は、前記糊付け後コンベヤのコンベヤローラが正転駆動され、前記平行単板が前記第2始端側ストッパにより前進を阻止されている状態で、前記第2始端側ストッパ及び前記単板受け体の移動に応じて、前記平行単板の長辺の一方を前記第2側方ストッパに接触させて位置決めする請求項6に記載の単板重ね合わせ方法。
  8. 前記短辺側ストッパは、前記平行単板の終端側短辺に接触可能な第2終端側ストッパであり、かつ前記糊付け後コンベヤの幅方向へ移動可能とされ、
    前記単板受け体は、前記阻止位置にある前記第2終端側ストッパの移動と共に前記平行単板の下面を支持しつつ前記糊付け後コンベヤの幅方向へ移動可能とされており、
    前記第2位置決め機構は、前記糊付け後コンベヤのコンベヤローラが逆転駆動され、前記平行単板が前記第2終端側ストッパにより後退を阻止されている状態で、前記第2終端側ストッパ及び前記単板受け体の移動に応じて、前記平行単板の長辺の一方を前記第2側方ストッパに接触させて位置決めする請求項6に記載の単板重ね合わせ方法。
  9. 前記糊付け後コンベヤは、第2固定台と、コンベヤローラを有し前記第2固定台上を水平方向に移動可能に支持される第2可動台とを備え、前記第2固定台には前記平行単板の長辺の一方に接触可能な第2側方ストッパが設けられ、前記第2位置決め機構は、第2ねじ駆動部により駆動される第2ボールねじと、その第2ボールねじに螺合した第2ボールねじナットとを備え、前記第2固定台と前記第2可動台とが前記第2ボールねじ及び前記第2ボールねじナットを介してねじ結合されることにより、前記第2可動台が前記第2固定台に対して水平面上を単板搬送方向と交差する方向に移動可能とされ、前記第2可動台の移動に応じて前記平行単板の長辺の一方を前記第2側方ストッパに接触させて位置決めする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の単板重ね合わせ方法。
  10. 前記糊付け後コンベヤにおいては、前記平行単板の始端側短辺が該糊付け後コンベヤの一側方へ接近するようにコンベヤローラが該糊付け後コンベヤの幅方向に対して所定角度だけ傾斜して配置され、前記第2位置決め機構は、前記平行単板の長辺の一方及び始端側短辺にそれぞれ接触可能な第2側方ストッパ及び第2始端側ストッパを備え、
    前記第2始端側ストッパは、前記平行単板の始端側短辺との接触により該平行単板の前進を阻止する阻止位置と、前記平行単板の短辺の一方からの離間により該平行単板の前進を許容する許容位置とのいずれかへ移動可能とされており、
    前記第2位置決め機構は、前記糊付け後コンベヤのコンベヤローラが所定角度傾斜して配置されて正転駆動されていることにより、前記平行単板の始端側短辺が前記第2始端側ストッパにより前進を阻止されている間に、前記平行単板はロール軸心方向に対して直交する方向への推力を受け、その推力に基づいて該平行単板の長辺の一方を前記第2側方ストッパに接触させて位置決めする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の単板重ね合わせ方法。
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