JP4469211B2 - 集成材製造装置。 - Google Patents

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本発明は、集成材製造装置に関する。
従来、集成材は、部材(ラミナ)同士を接着するための接着剤を塗付する塗付工程や、接着剤が塗付されたラミナを積付ける積付け工程、該積付けられたラミナをプレスするプレス工程等を経て製造される(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、集成材の製造指示が集成材製造装置に入力されると、各集成材を製造するために供されるラミナが、粗材供給部より供給され、各ラミナが各工程で処理をされて、集成材が製造される。ここで、ラミナの積付けが行われる積付け装置においては、集成材を構成する単位毎に、ラミナの搬送順序に従って積付けが行われてきた。
また、集成材は、その供される目的によって、大きさ、特に、長手方向の長さが異なる。前述した特許文献1に記載の集成材製造装置は、許容範囲内で最大の長さの集成材を製造するようになっており、該集成材を所望の長さにカットすることによって、目的に応じた大きさの集成材を提供してきた。
しかし、集成材をカットすることによって発生する集成材片は、再利用することができず、無駄にしてしまうという問題があった。
そこで、このような資源の無駄を防ぐために、必要なラミナの長さ及び枚数を選択して、所望の寸法の集成材を製造することが望まれており、その場合には、種々の長さの集成材を製造することとなるため、積付け工程や、プレス工程においても、種々の長さの集成材を積付け、プレスする必要が出てきた。
特開2000−317918号公報
しかしながら、上記特許文献1に挙げた集成材製造装置によると、様々な長さの集成材に係る製造指示が入力された場合、異なる長さの集成材をまとめて一度に積付けてプレスすることができないため、集成材毎に積付けてプレスすることとなり、集成材製造の効率が悪いという問題があった。
本発明の課題は、様々な長さの集成材を製造する集成材製造装置において、集成材の製造効率を向上させることである。
以上の課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、複数のラミナ(例えば、ラミナ9)が接着剤で接着されて形成された集成材(例えば、集成材900)を製造する集成材製造装置(例えば、集成材製造装置100)において、前記複数のラミナ9の被接着面に接着剤を塗付する塗付装置(例えば、塗付装置3)と、前記塗付装置3により被接着面に接着剤が塗付された前記複数のラミナ9を積付ける積付け装置(例えば、積付け装置4)と、前記積付け装置4により積付けられた前記複数のラミナ9をプレスするプレス装置(例えば、プレス装置5)と、を備え、複数の集成材900の製造指示の入力に基づいて、前記積付け装置4において一度に積付けられ、複数の集成材900を構成するラミナ9の数を決定する積付け数決定手段(例えば、制御部120)と、前記積付け数決定手段120により決定された前記積付け装置4において一度に積付けるラミナ9の数に基づいて、前記積付け装置4におけるラミナ9の積付けを制御する積付け制御手段(例えば、制御部120)と、を備え、
前記塗付装置3は、前記ラミナ9を搬送する搬送部(例えば、搬送部31)と、前記搬送部31により搬送されるラミナ9の被接着面に接着剤を塗付する塗付部(例えば、塗付部32)と、前記塗付部32を水平方向に移動させる移動手段(例えば、移動機構部33)と、を備え、前記集成材900の製造指示の入力に基づいて、前記搬送部31により搬送されるラミナ9に接着剤を塗付するか否かを判断する塗付判断手段(例えば、制御部120)と、前記塗付判断手段120による判断結果に基づいて前記移動手段33の移動制御を行う移動制御手段(例えば、制御部120)と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、入力された集成材900の製造指示に基づいて、積付けるラミナ9の数を適宜決定することができるのみならず、複数の集成材900を構成する複数のラミナ9を同時に積付けることができる。
これにより、様々な長さの集成材900を製造する集成材製造装置100において、複数の集成材900を同時に積付けることができ、集成材900の製造効率を向上させることができる。
また、塗付判断手段120によって行われる接着剤の塗付に係る判断に基づいて、ラミナ9への接着剤の塗付が制御されることとなる。
これにより、ラミナ9への接着剤の塗付が、塗付判断手段120による判断に基づいて移動制御を実行する移動制御手段120によって制御されることとなり、一つの連続した搬送ラインで効率的な接着剤の塗付を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の集成材製造装置100において、前記積付け数決定手段120は、同一長さの集成材900を前記積付け装置4の積付け高さの許容範囲内で最大数一度に積付ける積付け数に決定するように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、積付け装置4によって、積付け高さの許容範囲内の数である、最大積付け数のラミナ9を積付けることが可能となる。
これにより、一回の積付けで積付け可能な数を無駄なく積付けることが可能となり、より効率的に集成材900を製造することができる。
請求項に記載の発明は、複数のラミナ(例えば、ラミナ9)が接着剤で接着されて形成された集成材(例えば、集成材900)を製造する集成材製造装置(例えば、集成材製造装置100)において、前記複数のラミナ9の被接着面に接着剤を塗付する塗付装置(例えば、塗付装置3)と、前記塗付装置3により被接着面に接着剤が塗付された前記複数のラミナ9を積付ける積付け装置(例えば、積付け装置4)と、前記積付け装置4により積付けられた前記複数のラミナ9をプレスするプレス装置(例えば、プレス装置5)と、を備え、複数の集成材900の製造指示の入力に基づいて、前記積付け装置4において一度に積付けられ、複数の集成材900を構成するラミナ9の数を決定する積付け数決定手段(例えば、制御部120)と、前記積付け数決定手段120により決定された前記積付け装置4において一度に積付けるラミナ9の数に基づいて、前記積付け装置4におけるラミナ9の積付けを制御する積付け制御手段(例えば、制御部120)と、を備え、
前記プレス装置5は、前記ラミナ9の長さ方向にプレス長さを多段階に調節可能なプレス部(例えば、プレス部51)と、前記ラミナ9の長さを検知する検知手段(例えば、検知センサ53)と、前記検知手段53による検知結果に基づいて、前記プレス部51のプレス長さを制御するプレス制御手段(例えば制御部120)と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、特に、検知手段53によって検知されたラミナ9の長さに基づいて、プレス制御手段120によるプレス部51のプレス長さについての制御が行われることとなる。
これにより、複数のラミナ9のプレスが、検知手段53による検知結果に基づいてプレス長さを制御するプレス制御手段120によって制御されることとなり、最適な範囲でラミナ9をプレスすることができ、無駄のないプレスを実行することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の集成材製造装置100において、被接着面に接着剤が塗付された複数のラミナ9が積み付けられてなる集成材900が複数積層された集成材ユニット(例えば、集成材ユニット999)を横倒した後、積付け方向の端部が逆転するように反転させる反転装置(例えば、反転装置6)を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜の何れか一項に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、集成材900が複数積層された集成材ユニット999を、ラミナ9の積付け方向の端部が逆転するように反転させることが可能となる。
これにより、集成材ユニット999を構成する集成材900の製造順序と搬送順序とを一致させ、製造順序の判断が可能となり、所望の集成材900を容易に特定することができる。
本発明によれば、入力された集成材の製造指示に基づいて、積付けるラミナの数を適宜決定することができるのみならず、複数の集成材を構成する複数のラミナを同時に積付けることができる。これにより、様々な長さの集成材を製造する集成材製造装置において、複数の集成材を同時に積付けることができ、集成材の製造効率を向上させることができる。
また、積付け装置によって、積付け高さの許容範囲内の数である、最大積付け数のラミナを積付けることが可能となる。これにより、一回の積付けで積付け可能な数を無駄なく積付けることが可能となり、より効率的に集成材を製造することができる。
さらに、制御部によって行われる接着剤の塗付に係る判断に基づいて、ラミナへの接着剤の塗付が制御されることとなる。これにより、ラミナへの接着剤の塗付が、制御部による判断に基づいて移動制御を実行する制御部によって制御されることとなり、一つの連続した搬送ラインで効率的な接着剤の塗付を行うことができる。
そして、検知センサによって検知されたラミナの長さに基づいて、制御部によるプレス部のプレス長さについての制御が行われることとなる。これにより、複数のラミナのプレスが、検知センサによる検知結果に基づいてプレス長さを制御する制御部によって制御されることとなり、最適な範囲でラミナをプレスすることができ、無駄のないプレスを実行することができる。
その上、集成材が複数積層された集成材ユニットを、ラミナの積付け方向の端部が逆転するように反転させることが可能となる。これにより、集成材ユニットを構成する集成材の製造順序と搬送順序とを一致させ、製造順序の判断が可能となり、所望の集成材を容易に特定することができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した好適な実施の形態として例示する集成材製造装置の要部構成を示す図である。
被接着面に接着剤が塗付された複数のラミナが積付けられて接着されてなる集成材を製造する集成材製造装置100は、図1に示すように、搬入装置2、塗付装置3、積付け装置4、プレス装置5、反転装置6、切削装置7、搬出装置8、等を備える。また、集成材製造装置100には、粗材供給部1より、所望の寸法の集成材を製造するために必要な長さ及び本数のラミナ9が選択されて、搬入装置2を介して提供される。
ここで、集成材900とラミナ9について説明する。図2に集成材900の斜視図を示した。図2(b)に示した集成材900は、図2(a)に示したように、複数のラミナ9から形成される。具体的には、例えば、4本のラミナ9a、9b、9c、9dから形成される。ここで、9aは集成材900の最下段に位置するラミナであって、ラミナ9bはラミナ9aの上面92側に位置し、ラミナ9cはラミナ9bの上面92側に位置し、ラミナ9dはラミナ9cの上面92側に位置すると同時に、集成材900の最上段に位置する。また、各ラミナの対向する被接着面に接着剤(図示省略)が塗付されて、重ね合わされて接着されることによって集成材900が構成される。
ラミナ9は、例えば、アカマツ、カラマツ、モミ、エゾマツ、その他の樹木を平面矩形状の板状に加工してなる板材であり、JASで規定する構造である。本実施形態では、板材に代えてラミナ9を角材としてもよい。
搬入装置2は、粗材供給部1より供給されたラミナを集成材製造装置100に搬入する装置である。搬入装置2は、対象物であるラミナを一定方向に搬送可能なベルトコンベアやローラコンベア等によって構成されるものであり、本実施の形態においては、一定間隔毎に配置され、搬送方向に直交する回転軸を中心に回転するローラによって構成される。
また、粗材供給部1より、搬入装置2に供給されたラミナ9は、ラミナ9の長手(長さ)方向と搬送方向とが略平行となる状態で1本ずつ搬送される。
塗付装置3は、ラミナ9の被接着面に、接着剤等を塗付する装置である。図3に、塗付装置3の上面図を示す。
塗付装置3は、ラミナ9の被接着面に接着剤等を塗付するための装置である。塗付装置3は、ラミナ9を搬送するための搬送部31と、搬送部31により搬送されるラミナ9の被接着面に接着剤を塗付する塗付部32と、塗付部32を水平方向に移動可能にする移動手段としての移動機構部33を備えるが、本実施の形態においては、図3に示すように、塗付装置3は、2つの塗付部及び移動機構部を備える。
具体的には、塗付部32は、搬送部31により搬送されるラミナ9の被接着面に接着剤を塗付する第1の塗付部32Aと、第1の塗付部32Aよりも、ラミナの搬送方向下流側に設けられ、搬送部31により配送されるラミナ9の被接着面に接着剤としての硬化促進剤を塗付する第2の塗付部32Bを備えてなる。
また、第1の塗付部32Aと第2の塗付部32Bは、それぞれ独立して設けられており、第1の塗付部32Aには、第1の移動機構部33Aが、第2の塗付部32Bには第2の移動機構部33Bが備えられ、第1の移動機構部33Aと第2の移動機構部33Bは、各塗付部を個別に水平方向に移動させることができる。
搬送部31は、前述した搬入装置2と同様の構成であって、一定間隔毎に配置され、搬送方向に直交する回転軸を中心に回転するローラによって構成される。ラミナ9は、搬送方向とラミナ9の長手方向が略平行な状態で1本ずつ搬送される。
図4に、図3の第1の塗付部32A及び第1の移動機構部33A近傍の拡大上面図を、図5に、図4の正面図を示す。
図4及び図5に示すように、第1の塗付部32Aは、塗付時において搬送部31の途中に位置するように設けられた塗付本体321と、塗付本体321が搬送部31から外れた際に、塗付本体321と入れ替わって搬送部31の途中に位置して、ラミナ9の搬送を補助する補助搬送部322を備える。
塗付本体321は、搬送されるラミナ9の上面側に設けられた塗付手段としての塗付ローラ3211と、搬送されるラミナ9を下方から支持する支持ローラ3212を備える。
塗付ローラ3211は、ラミナ9に接着剤を塗付する役割を果たすものであって、該ラミナ9の上面と接することのできる高さに設けられている。具体的には、接着剤がのせられた塗付ローラ3211と、ラミナ9が接し、互いに接した状態でラミナ9が搬送されることにより、ラミナ9の被接着面で塗付ローラ3211が回転しながら移動することとなって、ラミナ9に接着剤が塗付される。
即ち、塗付ローラ3211を、ラミナ9の上面と接するように配置して、ラミナ9を通過させることによって、ラミナ9上面に接着剤が塗付されることとなる。
支持ローラ3212は、塗付ローラ3211によって、ラミナ9の上面に接着剤が塗付される際に、ラミナ9を支持する役割を果たす。支持ローラ3212は、搬送部31のローラと略同じ高さに設けられている。このとき支持ローラ3212は、下側からラミナ9を支えると同時に、接着剤が塗付されたラミナ9を、再び搬送部31に案内するガイドとしての役割も果たす。
補助搬送部322は、前述した搬送部31と同様の構成であって、ラミナの搬送方向に直交する回転軸を中心として回転する複数のローラが一定間隔で設けられてなる。また、補助搬送部322は、塗付本体321が、搬送部31から外れると、即ち、ラミナ9の搬送に供される領域の外に位置すると、塗付本体321と入れ替わって、搬送部31の途中に位置して、ラミナ9の搬送を補助する。
次いで、第1の移動機構部33Aについて説明する。第1の移動機構部33Aは、搬送部31から離間するように水平方向に延在するレール部331と、レール部331を摺動可能に設けられ、塗付本体321に連結された枠部332により構成される。
レール部331は、ラミナ9の搬送方向に対して、略直交する方向に、2本のレール331a、331aが互いに略平行に設けられてなる。
尚、レール部331は、ラミナ9の搬送方向に対して必ずしも、略直交する方向に設けられている必要はなく、常に、塗付本体321及び補助搬送部322のどちらか一方がラミナ9の搬送に供される領域に配置可能であって、さらに、その配置を必要に応じて入れ替えることが出来る構成であれば足りる。従って、レール部331は、例えばラミナ9の搬送方向に対して45°の角度で移動するように設けられていても良いし、また、湾曲していても構わない。
枠部332は、2本のレール331a、331aを跨いで設けられる底面部3321と、該底面部3321の両端部に、レール331aの長手方向に略直交する向きで底面部3321から起立して設けられた側壁部3322からなる。また、枠部332は、レール部331上を摺動可能に設けられる。
枠部332への塗付本体321の連結は次の通りである。枠部332の一方の側壁部3322から、他方の側壁部3322に亘って上下に2本の軸が設けられる。該2本の軸のうち、上方に位置する軸には、塗付ローラ3211が取り付けられ、下方の軸には、支持ローラ3212が取り付けられる。
また、枠部332には、補助搬送部322が連結され、補助搬送部322は、レール部331上を摺動可能とされている。
従って、枠部332がレール部331上を摺動することにより移動すると、枠部332に連結された塗付本体321及び補助搬送部322もその動きに連動して移動する。即ち、レール部331上を、枠部332及び補助搬送部322が移動することによって、塗付本体321と、補助搬送部322を所望の位置に移動させることが可能となる。
第2の塗付部32B及び第2の移動機構部33Bも第1の塗付部32A及び第1の移動機構部33Aとほぼ同様の構成であるが、第2の塗付部32Bにおいては、塗付ローラ3211が下、支持ローラ3212が上に位置するようになっている。
ここで、本実施の形態に用いられる接着剤としてはハネムーン接着剤が挙げられる。ハネムーン接着剤は、隣り合うラミナ9の互いに対向する被接着面である上面92と底面91とに塗付される2種類の接着剤構成材A、Bからなる。例えば、接着剤構成材Aとしてイミド樹脂を用い、接着剤構成材Bとしてグリオキザールを用いるもの、もしくは、接着剤構成材Aとしてアセトアセチル基を有する高分子化合物を用い、接着剤構成材Bとしてアルデヒド化合物、ポリエチレンイミン、又は、ヒドラジン化合物を主成分とするものを用いるものでもよい。要するに、互いに重ね合わせることで急速にゲル化又は硬化する接着剤ならば、その具体的な種類は問われない。さらに、耐水性向上、耐熱性向上のために接着剤構成材Aと反応する硬化剤を予め混合して使用するものでもよい。
本実施の形態においては、2種類の接着剤構成材A、Bからなるハネムーン接着剤を用いる。即ち、ラミナ9の対向する被接着面のうち、一方のラミナ9の被接着面には接着剤、他方のラミナ9の被接着面には硬化促進剤を塗付する。
具体的には、図3に示す、第1の塗付部32Aによっては、接着剤構成材Aとしての接着剤が塗付され、第2の塗付部32Bによっては、接着剤構成材Bとしての硬化促進剤が塗付されてなる。さらに、第1の塗付部32Aによっては、ラミナ9の一方の被接着面である上面92(図2参照)に塗付が行われ、第2の塗付部32Bによっては、ラミナ9の他方の被接着面である底面91に塗付が行われる。即ち、ラミナ9の上面92には第1の塗付部32Aによって接着剤が塗付され、ラミナ9の底面91には第2の塗付部32Bによって硬化促進剤が塗付される。
積付け装置4は、接着剤及び硬化促進剤が塗付された複数のラミナを所望の順番に積付ける装置である。積付け装置4の側面図を図6に示した。図6において、積付け装置4は、直線状の位置合わせ面40Aが上下に沿って形成されたケーシング40と、このケーシング40を矢印Pで示す前後に移動させる移動機構41と、位置合わせ面40Aに対してそれぞれ出没自在に設けられた複数本のロッド状の保持部42と、これらの保持部42をそれぞれ位置合わせ面40Aに対して出没動作する出没機構43とを有する。
ケーシング40は、略箱形に形成されており、位置合わせ面40Aに沿った下部にはラミナ9を受ける受け台44が設けられている。保持部42は、ラミナ9をその長手方向の複数箇所で水平保持するために、水平方向に配置された複数本が対になっており、これらの対となった保持部42は上下に並んで複数(図6では、例えば6対の例を示したが、これ以上の保持部42を備えることとしても構わない。)設けられている。出没機構43は、保持部42をそれぞれ進退駆動するシリンダ装置から構成されている。保持部42は前進した状態では位置合わせ面40Aから突出してラミナ9を保持し(想像線参照)、後退した状態ではケーシング40内に収納される(実線参照)。
なお、積付け装置4は、並列して二つ設けられており、各々の積付け装置4により積付けられたラミナ9は、各々に対応して設けられた二つの搬送路57を経由してプレス装置5に搬送されるようになっている。
プレス装置5は、積付け装置4によって積付けられた複数のラミナ9に圧力をかけて、ラミナ同士をより強力に接着する装置である。プレス装置5の上面図を図7に示す。また、図7の側面図を図8に示し、図7のA−A´線における断面図を図9に示す。
ここで、プレス装置5において、プレス装置5にラミナ9が搬入される方向、即ち、図7の上面図における長手方向を「x方向」とし、x方向と略直交する方向、即ち、図7の上面図における短手方向を「y方向」、x方向と、y方向により形成される平面に略直交する方向、即ち、図8の側面図における短手方向を「z方向」として説明する。
図7〜9に示すように、プレス装置5は、積付け装置により積付けられたラミナ9の搬送路57の途中に設けられている。そして、プレス装置5は、二つの搬送路57の間に立設された耐圧壁55を挟んで並列して設けられ、ラミナ9の長さ方向にプレス長さを多段階に調節可能なプレス部51と、積付けられた複数のラミナ9の側面を、ラミナ9の長さ方向にプレス長さを多段階に調節可能な側面プレス部52と、プレス部51の上面を覆う保護カバー56等を備えている。
プレス部51は、積付けられた複数のラミナ9をその積付方向にプレスして、ラミナ同士を接着固定するためのものであり、積付けられた複数のラミナ9の上方に位置するプレス板511と、ラミナ9の長さ方向に所定の間隔で設けられ、プレス板511をz方向に押圧する押圧手段としてのシリンダ装置512とを備える。
プレス板511は、積付けられて搬入されたラミナ9の上方に位置し、x方向の長さは、搬送されるラミナ9の長さの最大値と同等若しくはそれ以上となっている。また、プレス板511のy方向の長さ(幅)は、搬送されるラミナ9の幅の最大値と同等若しくはそれ以上となっているとともに、耐圧壁55や、後述する側面プレス板521との干渉を避けるために、耐圧壁55と側面プレス板521との間隔より短くなっている。
シリンダ装置512は、例えば、油圧式のシリンダ装置であり、プレス板511と連結されたピストンロッド5121を備えている。
シリンダ装置512は、耐圧壁55の上方に位置する保護カバー56の上方に設けられ、プレス装置5のx方向に対して一定間隔で複数設けられている。本実施の形態においては、x方向に対して、例えば、ラミナ9が搬入される側から、シリンダ装置512a、512b、・・・、512m、の計13のシリンダ装置512が設けられている。
側面プレス部52は、積付けられた複数のラミナ9を側面方向からプレスして、積付けられた際に生じたラミナ9のズレや、プレス部51による上方からのプレスによって発生し得るラミナ9のズレを修正する働きをなし、積付けられた複数のラミナ9の側方に位置する側面プレス板521と、ラミナの長さ方向に所定の間隔で設けられ、側面プレス板521をy方向に押圧する側面押圧手段としての側面シリンダ装置522を備える。
側面プレス板521は、積付けられて搬入されたラミナ9の、耐圧壁55に対向する面と反対側の面に対向する位置に設けられる。側面プレス板521のx方向の長さは、搬送されるラミナ9の長さの許容値と同等若しくはそれ以上となっている。また、側面プレス板521のz方向の長さは、積付けられたラミナ9の高さの許容値と同等若しくはそれ以上となっており、側面プレス板521のz方向における上端521aは、プレス板511のz方向における下端511bよりもやや上方に位置する。さらに、側面プレス板521は、積付けられたラミナ9がプレス装置5に搬入される際のガイドとしての働きもなす。
側面シリンダ装置522は、例えば、油圧式のシリンダ装置であり、側面プレス板521と連結された側面ピストンロッド5221を備えている。また、側面シリンダ装置522は、プレス装置5のx方向に一定間隔で立設された側面柱523に設けられている。
具体的には、側面柱523は、側面プレス板521のy方向外側に位置し、プレス装置5のx方向に沿って一定間隔に設けられ、ラミナ9が搬入される側から、側面柱523a、523b、・・・、523h、の計8本が配されてなる。これに対応して、側面シリンダ装置522は、x方向に対して、ラミナ9が搬入される側から、側面シリンダ装置522a、522b、・・・、522h、の計8の側面シリンダ装置522が設けられてなる。
ここで、検知センサ53は、搬入されるラミナ9の長さを検知する働きをなし、本実施の形態においては、側面柱523において、各側面シリンダ装置522に隣り合って取り付けられている。
検知センサ53は、例えば、赤外線センサからなり、ラミナ9の搬入方向に対して直交する方向(即ち、y方向)に赤外線を発光するように設けられる。検知センサ53は、発光部(図示省略)と受光部(図示省略)を備え、発光部より発光された赤外線が耐圧壁55で反射して戻ってきた反射光を受光部が受光するか否かによりラミナ9の存在を検知するようになっている。つまり、赤外線の照射領域にラミナ9が位置した場合には、検知センサ53の受光部が赤外線を受光しないこととなるので、該情報を検知情報として制御部120に出力するようになっている。
本実施の形態においては、図8に示すように、例えば、8本の側面柱(523a〜523h)各々に8つの検知センサ(53a〜53h)が取り付けられている。
尚、本実施の形態においては、センサとして、赤外線センサを用いたが、この他に、ラミナ9を映像として検知するCCDカメラや、接触式のセンサ等のセンサを用いてもよい。
反転装置6は、積付けられた複数の集成材9からなる集成材ユニットを、製造順序に従った順序で搬送するために、集成材ユニットの横倒し及び反転を行う装置である。
ここで、集成材ユニットとは、集成材9が複数積層されたものをいい、より具体的には、プレス装置5にて1回のプレスでプレスされる集成材9の集合体をいう。
反転装置6の上面図を図10に示す。また、図10の側面図を図11に示す。
図10においては、図の下方から上方に向かって集成材ユニットが搬送されてなる。
図10及び11に示すように、反転装置6は、プレス装置5によりプレスされた集成材ユニット999を立ったままの状態で搬送する第1の搬送コンベア61と、第1の搬送コンベア61の搬送方向の先端部に位置して、立てられた状態で搬送された集成材ユニット999を横倒しにする横倒し手段としての横倒し装置62と、横倒し装置62により横倒しされた集成材ユニット999を積付け方向に搬送する搬送手段としての第2の搬送コンベア63と、第2の搬送コンベア63の搬送方向に対して水平面上で直交する軸を中心に回転する回転部64と、回転部64に設けられ、第2の搬送コンベア63により搬送される集成材999を狭持する挟持部65とを備えてなる。
第1の搬送コンベア61は、帯状の搬送用ベルトコンベアによって構成され、コンベア上に対象物を載置して搬送を行う。載置された対象物の、コンベア上での載置位置は変化せず、コンベアそのものが図示しない駆動部によって一定の方向に引っ張られることによって、同時に対象物を搬送する。
横倒し装置62は、第1の搬送コンベア61の搬送方向の先端部に位置して、立てられた状態で搬送された集成材ユニット999の側面を支持するとともに、第1の搬送コンベア61の搬送方向に直交する方向を軸として回動する回動支持部621と、回動支持部621を搬送方向に引き倒して回動させる引倒部622と、等を備える。
回動支持部621は、図12に示すように、側面視略L字型となっており、集成材ユニット999の側面と当接する当接面部6211と、この当接面部6211の下方より突出して集成材ユニット999を支持する突出部6212とを備えている。そして、集成材ユニット999を突出部6212が支持した状態で回動支持部621が回動すると、当接面部6211に集成材ユニット999の側面が当接した状態で横倒しされるようになっている。
引倒部622は、例えば、金属棒622aと、金属棒622aの一端が、回動支持部621の上方に連結され、他端が、反転装置6に設けられたスライド機構を備えるスライド装置(図示省略)などに連結されることにより構成される。
スライド装置によって、金属棒622aの一端が、回動支持部621から離間する方向に引っ張られると、回動支持部621が搬送方向側に引っ張られて回動するようになっている。一方、回動支持部621は、スライド装置を元の位置に戻すことによって、搬送方向と反対側に回動するようになっている。
第2の搬送コンベア63は、横倒し装置62により横倒しされた集成材ユニット999を積付け方向に搬送する装置である。第2の搬送コンベア63は、第1の搬送コンベア61と同様にベルトコンベアにより構成され、対象物を載置して、移動することによって搬送を行う。本実施の形態においては、横倒しされた集成材ユニット999を集成材900の長さ方向に略直交する向きに搬送する3つの第2の搬送コンベア63が互いに離間して設けられている。
回転部64は、挟持部65を一定の方向に回転させる役割を果たす。回転部64は、第2の搬送コンベア63の搬送方向に対して水平面上で直交する方向を軸として回転するように設けられている。回転部64には、挟持部65が連結しているため、回転部64の回転運動によって、狭持部65が、同様の回転動作を行うようになっている。
挟持部65は、第2の搬送コンベア63により搬送される集成材ユニット999を狭持する働きをなす。
挟持部65は、平行した二本のアーム651、651が回転部64に連結されることにより構成される。挟持部65を構成するアーム651の長さは、プレス装置5によってプレス可能な集成材ユニット999の積付け方向の長さと略同一若しくはそれよりも若干長いことで足りる。また平行した二本のアーム651、651間の距離は、集成材ユニット999を構成するラミナ9の幅方向の長さよりも若干広ければ足りる。
挟持部65は、回転部64を中心として90度間隔に第1の挟持部65a、第2の挟持部65b、第3の挟持部65c、第4の挟持部65dの4つが設けられている。本実施の形態においては、第1の挟持部65aの回転部64の中心を挟んで対向する側には第3の挟持部65cが位置し、第2の挟持部65bの回転部64の中心を挟んで対向する側には第4の挟持部65dが位置してなる。
また、アーム651の取付位置は、隣合う第2の搬送コンベア63の間に設けられているので、第2の搬送コンベア63によって妨げられることなく挟持部65が回転動作を行うことができる。
反転装置6によって、反転された集成材ユニット999は、第2の搬送コンベア63によって切削装置7に搬送される。
切削装置7は、反転装置6から搬送された集成材900の側面を切削加工して、集成材900の側面を滑らかなものにし、製品寸法とするための装置である。
搬出装置8は、複数の集成材900を搬送し、集成材製造装置100より外部へ搬出するための装置である。搬出装置8は、搬入装置2とほぼ同様の構成であるが、搬入装置2と異なる点としては、ラミナ9ではなく集成材900を搬送することであって、ここでは、複数のラミナ9から成る集成材単位で搬送される。
次に、本実施の形態の集成材900の製造工程における各装置の動作について説明する。本発明に係る集成材製造装置100は、図13に示すように、指示入力部110、制御部120、指示出力部130、表示部140、等を備えている。
指示入力部110は、当該集成材製造装置100に対して、集成材の製造指示データを入力するためのものであり、例えば、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号を制御部120に出力する機能と、所定の外部機器から送信された指示を受信するためのUSB(Universal Serial Bus)や無線LAN等のインターフェースを備えて製造指示データを受信する機能などを備えて構成されている。
制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)121、RAM(Random Access Memory)122、ROM(Read Only Memory)123等を備えている。
CPU121は、ROM123の中に格納されている各種プログラムの中から、指定されたプログラムをRAM122の作業領域に展開して、このプログラムに従った各種処理を実行する。
RAM122は、CPU121により実行される各種処理において、プログラムやデータ等を一時的に記憶する記憶領域、プログラムを実行するための作業領域などを形成する。
ROM123は、本発明の動作に必要な各種アプリケーションソフト、プログラム等を格納しており、具体的には、例えば、図13に示すように、積付け数決定プログラム1231、積付け制御プログラム1232、搬送制御プログラム1233、塗付判断プログラム1234、移動制御プログラムとしての、第1の移動制御プログラム1235、第2の移動制御プログラム1236及びプレス制御プログラム1237等を格納している。
積付け数決定プログラム1231は、入力された複数の集成材900の製造指示に基づいて、積付け装置4において、一度に積付けられ、複数の集成材を構成するラミナ9の数を決定するためのプログラムである。即ち、積付け装置4において、積付け高さの許容範囲内で、最大数のラミナ9を一度に積付けることが可能な、複数の集成材900の組み合わせパターンを検索し、最も効率的で無駄のない積付けが可能な積付けパターンを構成するためのプログラムであって、CPU121は、かかる積付け数決定プログラム1231を実行することによって、積付け数決定手段として機能する。
より具体的に説明すると、積付け数決定プログラム1231は、入力された複数の集成材900の中から、同一長さのものをグループ化する。そして、グループ化された同一長さの集成材を、積付け高さの許容範囲内で最大数一度に積付けるようにラミナの数を決定する。決定されたラミナの数は、RAM122に記憶される。
積付け制御プログラム1232は、RAM122に記憶された、積付けパターンに基づいて、積付け装置4におけるラミナ9の積付けを制御するためのプログラムである。即ち、積付け装置4において、積付けられる数のラミナが積付けられた時点で、積付けを完成させるためのプログラムであって、CPU121は、かかる積付け制御プログラム1232を実行することによって、積付け制御手段として機能する。
搬送制御プログラム1233は、決定された積付けパターンに基づいて、ラミナ9の搬送順序を制御するためのプログラムである。即ち、目的とする積付けパターンで積付けるための、ラミナ9の搬送順序に支配される集成材900の製造順序を決定するためのプログラムであって、CPU121は、かかる搬送制御プログラム1233を実行することによって、搬送制御手段として機能する。取得された集成材900の製造順序は、RAM122に記憶される。
塗付判断プログラム1234は、入力された集成材900の製造指示に基づいて、塗付装置3における、各ラミナ9への接着剤及び硬化促進剤の塗付の有無を判断するためのプログラムであって、CPU121は、かかる塗付判断プログラム1234を実行することによって、塗付判断手段として機能する。取得された塗付の有無に関する判断は、RAM122に記憶される。
第1の移動制御プログラム1235は、RAM122に記憶された、接着剤の塗付に関する判別情報に基づいて、塗付装置3における第1の移動機構部33Aの動作を制御する。CPU121は、かかる第1の移動制御プログラム1235を実行することによって、第1の移動制御手段として機能する。
第2の移動制御プログラム1236は、RAM122に記憶された、硬化促進剤の塗付に関する判別情報に基づいて、塗付装置3における、第2の移動機構部33Bの動作を制御する。CPU121は、かかる第2の移動制御プログラム1236を実行することによって、第2の移動制御手段として機能する。
プレス制御プログラム1237は、検知センサ53によって検知された、プレス装置5に搬入されたラミナ9の長さに基づいて、プレス装置5におけるプレス長さを決定し、駆動指示するシリンダ装置511及び側面シリンダ装置512を選択し、駆動指示を出力して制御するためのプログラムであって、CPU121は、かかるプレス制御プログラム1237を実行することによって、プレス制御手段として機能する。
ここでは、CPU121によるプレス制御プログラム1237の実行によって、シリンダ装置511と、側面シリンダ装置521の双方に対して、駆動制御を実行することとしたが、シリンダ装置511に対してのみ制御を実行することとしても構わない。
指示出力部130は、各プログラムを実行することにより取得された各種指示を、外部機器である各装置に出力するためのものであり、各指示を送信するための各種インターフェースを備えて構成されている。
表示部140は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、制御部120から入力される表示情報に基づいて、指示入力部110を介して送受信されたデータの内容等を表示画面上に表示させる。具体的には、例えば、CPU121が搬送制御プログラム1233を実行することによって決定された、集成材900の製造順序等を表示する。
次に、集成材製造装置100による集成材製造動作の一例を図14に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、指示入力部110に、複数の集成材の製造指示が入力される(ステップS1)。具体的には、指示入力部110へは、製造指示として、製造される集成材900の数及び各集成材の寸法等が入力される。
CPU121は、指示入力部110より、製造指示が入力されたと判断すると、該製造指示に基づいて、ROM123より呼び出した積付け数決定プログラム1231を実行することによって、積付け装置4において、最も効率的で無駄のない積付けが可能な積付けパターンを決定する(ステップS2)。具体的には、製造指示として入力された集成材900の数及び各集成材の寸法より、各集成材900を製造するために必要なラミナ9の寸法及び数を決定し、積付け装置4において、積付け高さの許容範囲内で最大数一度に積付け可能な組み合わせを構成し、積付けパターンを決定する。決定された積付けパターンは、RAM122に記憶される。
ここでは、図2(b)に示すような、4本のラミナからなる集成材である、第1の集成材901と、第1の集成材901と略同じ寸法であって、同じく4本のラミナからなる第2の集成材902等を製造する場合であって、積付けパターンとして、第1の集成材901と第2の集成材902とを一度に積付けるパターンを例に挙げて説明する。
ステップS3では、CPU121は、RAM122に記憶された積付けパターンに基づいて、ROM123より呼び出した搬送制御プログラム1233を実行することによって、集成材900の製造順序を決定する。取得された製造順序は、RAM122に記憶される。ここでは、第1の集成材901、第2の集成材902、…の順序で製造される。
製造順序が決定されると、該製造順序に係る指示が、指示出力部130を介して、外部機器である粗材供給部1に出力され、該指示に従って、粗材供給部1より集成材製造装置100へ、搬入装置2を介してラミナ9が供給される(ステップS4)。ここでは、第1の集成材901を構成するラミナ9a〜9dと、第2の集成材902を構成するラミナ9e〜9hは、ラミナ9a、9b、…、9hの順番で、粗材供給部1より搬送される。
ここで、CPU121は、RAM122に記憶された積付けパターンと、RAM122に記憶された製造順序に基づいて、塗付判断プログラム1234を実行し、ラミナ9の被接着面への接着剤及び硬化促進剤の塗付について判別を行う。具体的には、集成材900の最下段に位置するラミナ9に対しては、上面92(図2参照)への接着剤の塗付を行い、集成材900の中間部に位置するラミナ9に対しては、上面92への接着剤の塗付及び底面91への硬化促進剤の塗付を行い、集成材900の最上段に位置するラミナ9に対しては、底面91への硬化促進剤の塗付を行うように判断する。各ラミナ9に対する接着剤及び硬化促進剤の塗付に関する判断情報はRAM122に記憶される。
塗付装置3にラミナ9が供給されると(ステップS4)、CPU121は、RAM122に記憶された、接着剤及び硬化促進剤の塗付に関する判断情報に基づいて、第1の移動制御プログラム1235を実行し、第1の移動機構部33Aの制御を行う。
具体的には、ラミナ9の上面92に接着剤を塗付するとの判断情報に基づいては(ステップS5;Yes)、第1の塗付部33Aの塗付本体321が、搬送部31に位置するよう第1の移動機構部33Aを制御し(ステップS6)、ラミナ9の上面に接着剤を塗付しないとの判断情報に基づいては(ステップS5;No)、補助搬送部322が搬送部31に位置するよう第1の移動機構部33Aの制御を行う(ステップS7)。
次いで、CPU121は、RAM122に記憶された、接着剤及び硬化促進剤の塗付に関する判断情報に基づいて、第2の移動制御プログラム1236を実行し、第2の移動機構部33Bの制御を行う。
具体的には、ラミナ9の底面91に硬化促進剤を塗付するとの判断情報に基づいては(ステップS8;Yes)、第2の塗付部32Bの塗付本体321が、搬送部31に位置するよう第2の移動機構部33Bを制御し(ステップS9)、ラミナ9の底面91に硬化促進剤を塗付しないとの判断情報に基づいては(ステップS8;No)、補助搬送部322が搬送部31に位置するよう第2の移動機構部33Bの制御を行う(ステップS10)。
つまり、例えば、図2(a)に示した、4つのラミナから成る集成材900を製造する場合、集成材900の最下段に位置するラミナであるラミナ9aは、第1の塗付部32Aの塗付本体321と、第2の塗付部32Bの補助搬送部322上を搬送されることにより、接着剤が塗付される(図3参照)。具体的には、ラミナ9aの上面92に、第1の塗付部32Aの塗付ローラ3211によって接着剤が塗付される。
集成材の中間部に位置するラミナであるラミナ9b、9cは、第1の塗付部32Aの塗付本体321と、第2の塗付部32Bの塗付本体321上を搬送されることにより、接着剤及び硬化促進剤が塗付される。図15に、第1の塗付部32Aの塗付本体321と第2の塗付部32Bの塗付本体321が搬送部31に位置してなる塗付装置3の上面図を示した。具体的には、ラミナ9b、9cの上面92に、第1の塗付部32Aの塗付ローラ3211によって接着剤が塗付され、第2の塗付部32Bの塗付ローラ3211によって硬化促進剤が塗付される。
集成材900の最上段に位置するラミナであるラミナ9dは、第1の塗付部32Aの補助搬送部322と、第2の塗付部32Bの塗付本体321上を搬送されることにより、硬化促進剤が塗付される。図16に、第1の塗付部32Aの補助搬送部322と第2の塗付部32Bの塗付本体321が搬送部31に位置してなる塗付装置3の上面図を示した。具体的には、ラミナ9dの底面91に、第2の塗付部32Bの塗付ローラ3211によって硬化促進剤が塗付される。
以上のようにして、接着剤等の塗付が行われたラミナ9は、積付け装置4に搬送され積付けられる(ステップS11)。積付けは搬送の順番に行われ、CPU121が、ROM123に格納された積付け制御プログラム1232を実行することによって、積付け数をカウントし、一方の積付け装置4に予定されたラミナ数が積付けられると、次に搬送されるラミナ9を、異なる他方の積付け装置に移行させ、新たな積付けを開始する。つまり、例えば、最下段にラミナ9aが位置し、その上にラミナ9bが積付けられ、ラミナ9bの上方にラミナ9cが積付けられ、以降順次ラミナが積付けられ、最上段にラミナ9hが積付けられると、次に搬送されるラミナ9iは、他方の積付け装置4に搬送され、最下段に積付けられる。
具体的には受け台44に接着剤が塗付された被接着面である上面を上に向けラミナ9aを配置する。その後、出没機構43を作動して、最下段の保持部材42を位置合わせ面40Aから突出させ、この保持部材42の上に接着剤が塗付されたラミナ9bを配置する。この状態では、上段の保持部材42は位置合わせ面40Aから没入されたままであり、最下段の保持部材42にラミナ9bを配置する作業の邪魔にはならない。同様に、下から2段目の保持部材42を出没機構43によって位置合わせ面40Aから突出させ、この保持部材42の上に接着剤が塗付されたラミナ9cを配置する。この作業を最上段の保持部材42でラミナ9を保持するまで繰り返す。
次いで、CPU121は、一度に積付けるべきラミナ9が全て積付けられているかについての判断を行い(ステップS12)、CPU121が全てのラミナが積付けられていないと判断された場合(ステップS12;No)には、再びラミナ9が供給され、塗付装置3において接着剤等が塗付された上で、積付け装置4に搬送され、積付けられる。
一方、CPU121により、全てのラミナが積付けられたと判断されると(ステップS12;Yes)、CPU121は、出没機構43を作動させて、全ての保持部材42を略同時に引き抜く(位置合わせ面40Aから没入させる)。ここで、略同時に引き抜くとは、各保持部材42が正確に同期して引き抜く場合だけではなく、各保持部材42の引き抜き時間に若干のずれを持たせる場合も含まれる。例えば、最上段の保持部材42から最下段の保持部材42まで順に保持部材42を引き抜く場合も含まれ、この場合には、最上段の保持部材42を引き抜いて最上段のラミナ9が2段目の保持部材42に保持されたラミナ9の上に落とされた直後に、当該2段目の保持部材42を引き抜き、これを最下段の保持部材42まで繰り返すものでもよい。すると、複数のラミナ9は位置合わせ面40Aで水平方向の移動が規制されるため、位置合わせ面40Aに沿って下方に落下し、受け台44の上で瞬時(略同時)に重ね合わされる。なお、保持部材42を上から順に引き抜いた場合では、各ラミナ9が移動する距離が短くなり、ラミナ9の左右方向のずれが少なくなる。
ここで、ラミナ9の積付けは、ラミナ9が搬送される順番に行われるため、先に搬送されたラミナによって構成される第1の集成材901の上方に、後に搬送されたラミナによって構成される第2の集成材902が積層されて集成材ユニット999を構成する。
また、並列して二つ設けられる各々の積付け装置4により積付けされたラミナ9は、各々に対応して設けられた二つの搬送路57を経由してプレス装置5に搬送される(ステップS13)。
プレス装置5においては、検知センサ53によって、ラミナ9の長さが検知される(ステップS14)。
検知センサ53によって検知されたラミナの長さは、RAM122に記憶される。RAM122に記憶されたラミナの長さに基づいて、CPU121がプレス制御プログラム1237を実行し、駆動指示するシリンダ装置511及び側面シリンダ装置512を選択し、駆動制御することによって、最適な範囲のシリンダ装置512及び側面シリンダ装置522によってプレスが実行される(ステップS15)。
具体的には、搬入されるラミナ9の長さを検知する検知センサ53によって取得された検知情報が制御部120に入力されると、CPU121は、ROM123より読み出したプレス制御プログラム1237をRAM122に展開し、入力された検知情報に基づいて実行する。そして、複数のシリンダ装置512及び側面シリンダ装置522のうち、いずれのシリンダ装置512及び側面シリンダ装置522を作動させるかについての判断を行い、シリンダ装置512及び側面シリンダ装置522に各指示が出力されることによってプレスが行われる。
以下、検出センサ53が、ラミナ9を検出した場合に制御部120に入力される検知情報を「1」とし、ラミナ9を検出しなかった場合に制御部120に入力される検知情報を「0」として説明する。また、プレス装置5のx方向の長さに対して略半分の長さのラミナ9が搬入された場合を例に挙げる。
ラミナ9が搬入されると、例えば、検出センサ53a〜53d(図8参照)は、「1」を制御部120に出力し、検出センサ53e〜53hは、「0」を制御部120に出力する。すると、CPU121は、ラミナの長手方向の端部が、側面柱523dと523eとの間に位置すると判断し、シリンダ装置512a〜512g及び側面シリンダ装置522a〜522dに駆動信号を、指示出力部140を介して出力する。この指示に従って、シリンダ装置512a〜512g及び側面シリンダ装置522a〜522dはプレス板511及び側面プレス板512に圧力をかけ、プレスを行う。
この時、駆動信号の入力がなかったシリンダ装置512h〜512mのピストンロッドは、他のシリンダ装置のピストンロッドとプレス板511を介して連結しているため、ピストンロッドはプレス板511の動きに連動して下方向に移動するが、該シリンダ装置512h〜512mはプレス板511に対して圧力をかけていない。同様に、駆動信号が入力されなかった側面シリンダ装置522e〜522hのピストンロッドも、側面プレス板521の動きに連動して内側方向に移動する。
つまり、検出センサ53によって検出された、各ポイントにおけるラミナ9の有無(即ち、ラミナの長さ)に関する検知情報が制御部120に入力されることによって、搬入されたラミナ9の長さをプレスするに足りるシリンダ装置512及び側面シリンダ装置522のみが作動し、プレスが行われることとなる。
プレス装置5によってプレスされた複数のラミナ9は、ラミナ9a〜9dによって形成される第1の集成材901の上方に、ラミナ9e〜9hによって形成される第2の集成材902が載置された、集成材ユニット999の状態で反転装置6に搬入される(ステップS16)。
集成材ユニット999は、積付け方向をz方向として、第1の搬送コンベア61に載置される。そして、回動支持部621まで集成材ユニット999が搬送されると(図12(a))、回動支持部621に連結された金属棒622aの一端が、スライド装置(図示省略)によって、回動支持部621より離間する方向に引っ張られる。これに伴い、回動支持部621が集成材ユニット搬送方向下流側に引っ張られ(図12(b))、回動支持部621に載置される集成材ユニット999も同時に、集成材ユニット999の積付け面を底面として横倒しされる(図12(c))。集成材ユニット999は、第2の集成材902が第1の集成材901の前方、即ち、集成材ユニット搬送方向上流側に位置する向きで、第2の搬送コンベア63に載置される。第2の搬送コンベア63によって、載置された集成材ユニット999が搬送されると、スライド装置(図示省略)によって金属棒622aの一端が回動支持部621方向に移動し、これにより回動支持部621は元の位置(図12(d))に戻る。
次いで、第2の搬送コンベア63によって、回転部64まで集成材ユニット999が搬送される。このとき、回転部64に備えられた挟持部65のうち、いずれか一つの挟持部65(本実施の形態においては、第1の挟持部65a)を形成する二本のアーム651、651が第2の搬送コンベア63の搬送ベルト面と略平行となる位置で保持された状態で、集成材ユニット999が搬送される(図11参照)。そして、集成材ユニット999が、二本のアーム651、651の間に差し込まれ、第1の挟持部65aが狭持可能な位置に配置される。
次いで、回転部64が、駆動部(図示省略)によって駆動され、集成材ユニット999の搬送方向(図11において左方向)に回転する。すると、回転部64の回転に伴い挟持部65も同方向に回転し、集成材ユニット999は第1の挟持部65aによって第2の搬送コンベア63から持ち上げられ、回転部64を中心にして左方向に半円を描くようにして移動する。
このとき、集成材ユニット999を形成する各集成材は、集成材ユニット搬送方向前方に、第2の集成材902が位置し、後方に第1の集成材901が位置してなる。
回転部64が180度回転し、第1の挟持部65aが、第1の挟持部65aのアーム651、651と、第2の搬送コンベア63の搬送ベルト面とが略平行となる位置(図11の第3の挟持部65cの位置)に達すると、回転部64は一時的に回転を止める。同時に、集成材ユニット999は、第2の搬送コンベア63のベルト上面に載置される。
このとき、集成材ユニット999を形成する各集成材は、集成材ユニット搬送方向前方に、第1の集成材901が位置し、後方に第2の集成材902が位置してなる。
次いで、第1の集成材901と第2の集成材902は、切削装置7に搬入される(ステップS17)。切削装置7においては、各集成材は、製品寸法となるように側面が切削される。
次いで、第1の集成材901と第2の集成材902は、搬出装置8によって、集成材製造装置100より外部(例えば、部材保管部)に搬出される(ステップS18)。
以上に説明した集成材製造装置100によると、入力された集成材900の製造指示に基づいて、積付けるラミナ9の数を適宜決定することができるのみならず、複数の集成材900を構成する複数のラミナ9を同時に積付けることができる。これにより、様々な長さの集成材900を製造する集成材製造装置100において、複数の集成材900を同時に積付けることができ、集成材900の製造効率を向上させることができる。
また、積付け装置4によって、積付け高さの許容範囲内の数である、最大積付け数のラミナ9を積付けることが可能となる。これにより、一回の積付けで積付け可能な数を無駄なく積付けることが可能となり、より効率的に集成材900を製造することができる。
さらに、制御部120によって行われる接着剤の塗付に係る判断に基づいて、ラミナ9への接着剤の塗付が制御されることとなる。これにより、ラミナ9への接着剤の塗付が、制御部120による判断に基づいて移動制御される移動機構部33によって制御されることとなり、一つの連続した搬送ラインで効率的な接着剤の塗付を行うことができる。
そして、検知センサ53によって検知されたラミナ9の長さに基づいて、制御部120によるプレス部51のプレス長さについての制御が行われることとなる。これにより、複数のラミナ9のプレスが、検知センサ53による検知結果に基づいてプレス長さを制御する制御部120によって制御されることとなり、最適な範囲でラミナ9をプレスすることができ、無駄のないプレスを実行することができる。
その上、集成材900が複数積層された集成材ユニット999を、ラミナ9の積付け方向の端部が逆転するように反転させることが可能となる。これにより、集成材ユニット999を構成する集成材900の製造順序と搬送順序とを一致させ、製造順序の判断が可能となり、所望の集成材900を容易に特定することができることとなる。
尚、上記説明では、順を追って説明するために、塗付装置3において、各ラミナ9への各接着剤構成材の塗付が終了した時点で次のラミナ9が搬送されることとしたが、各ラミナ9への各接着剤構成材の塗付が確実に行われるタイミングであれば、搬送のスピードは適宜設定可能である。
また、プレス装置5においては、検出センサ53は、側面シリンダ装置522に対応して設けることとしたが、これに限らず、シリンダ装置512に対応して設けることとしても良く、またその他適宜有効な場所に設けることとしても良い。
反転装置6においては、第1の挟持部65aのアーム651、651が、第2の搬送コンベア63と略平衡になった時点で一時回転を止めるとしたが、集成材ユニット999が、確実に第2の搬送コンベア63に載置されて搬送され、回転部64の回転が、挟持部65によって妨げられることがなければ、回転を止めずに連続的に回転することとしても構わない。
また、第1の挟持部65aが、90度回転した時点で、第2の挟持部65bによって次の集成材ユニット999を狭持し、第1の挟持部65aが180度回転した時点で、第3の挟持部65cによってさらに次の集成材ユニット999を狭持し、連続的且つ効率的に集成材ユニット999の反転処理を行うこととしても構わない。
本発明を適用した好適な実施の形態として例示する集成材製造装置の要部構成を示す図である。 集成材の斜視図である。 塗付装置の上面図である。 図3の第1の塗付部及び第1の移動機構部近傍の拡大上面図である。 図4の正面図である。 積付け装置の側面図である。 プレス装置の上面図である。 図7の側面図である。 図7のA−A´線における断面図である。 反転装置の上面図である。 図10の側面図である。 横倒し装置の側面図である。 制御部の概略構成を示すブロック図である。 集成材製造装置が行う集成材の製造処理を示すフローチャートである。 図3における第2の移動機構部によって第2の塗付部が移動した後の塗付装置の上面図である。 図15における第1の移動機構部によって第1の塗付部が移動した後の塗付装置の上面図である。
符号の説明
1 粗材供給部
2 搬入装置
3 塗付装置
31 搬送部
32 塗付部
32A 第1の塗付部
32B 第2の塗付部
321 塗付本体
322 補助搬送部
4 積付け装置
5 プレス装置
51 プレス部
511 プレス板
512 シリンダ装置
52 側面プレス部
521 側面プレス板
522 側面シリンダ装置
6 反転装置
7 切削装置
8 搬出装置
9、9a、9b、9c、9d、9e、9f、9g、9h、9i ラミナ
91 底面
92 上面
93 側面
100 集成材製造装置
110 指示入力部
120 制御部
121 CPU
122 RAM
123 ROM
1231 積付け数決定プログラム
1232 積付け制御プログラム
1233 搬送制御プログラム
1234 塗付判断プログラム
1235 第1の移動制御プログラム
1236 第2の移動制御プログラム
1237 プレス制御プログラム
130 指示出力部
140 表示部
900 集成材
901 第1の集成材
902 第2の集成材
999 集成材ユニット

Claims (4)

  1. 複数のラミナが接着剤で接着されて形成された集成材を製造する集成材製造装置において、
    前記複数のラミナの被接着面に接着剤を塗付する塗付装置と、
    前記塗付装置により被接着面に接着剤が塗付された前記複数のラミナを積付ける積付け装置と、
    前記積付け装置により積付けられた前記複数のラミナをプレスするプレス装置と、
    を備え、
    複数の集成材の製造指示の入力に基づいて、前記積付け装置において一度に積付けられ、複数の集成材を構成するラミナの数を決定する積付け数決定手段と、
    前記積付け数決定手段により決定された前記積付け装置において一度に積付けるラミナの数に基づいて、前記積付け装置におけるラミナの積付けを制御する積付け制御手段と、
    を備え、
    前記塗付装置は、
    前記ラミナを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送されるラミナの被接着面に接着剤を塗付する塗付部と、
    前記塗付部を水平方向に移動させる移動手段と、を備え、
    前記集成材の製造指示の入力に基づいて、前記搬送部により搬送されるラミナに接着剤を塗付するか否かを判断する塗付判断手段と、
    前記塗付判断手段による判断結果に基づいて前記移動手段の移動制御を行う移動制御手段と、を備えることを特徴とする集成材製造装置。
  2. 請求項1に記載の集成材製造装置において、
    前記積付け数決定手段は、
    同一長さの集成材を前記積付け装置の積付け高さの許容範囲内で最大数一度に積付ける積付け数に決定するように構成されていることを特徴とする集成材製造装置。
  3. 複数のラミナが接着剤で接着されて形成された集成材を製造する集成材製造装置において、
    前記複数のラミナの被接着面に接着剤を塗付する塗付装置と、
    前記塗付装置により被接着面に接着剤が塗付された前記複数のラミナを積付ける積付け装置と、
    前記積付け装置により積付けられた前記複数のラミナをプレスするプレス装置と、
    を備え、
    複数の集成材の製造指示の入力に基づいて、前記積付け装置において一度に積付けられ複数の集成材を構成するラミナの数を決定する積付け数決定手段と、
    前記積付け数決定手段により決定された前記積付け装置において一度に積付けるラミナの数に基づいて、前記積付け装置におけるラミナの積付けを制御する積付け制御手段と、
    を備え、
    前記プレス装置は、
    前記ラミナの長さ方向にプレス長さを多段階に調節可能なプレス部と、
    前記ラミナの長さを検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知結果に基づいて、前記プレス部のプレス長さを制御するプレス 制御手段と、を備えることを特徴とする集成材製造装置。
  4. 請求項1〜の何れか一項に記載の集成材製造装置において、
    被接着面に接着剤が塗付された複数のラミナが積み付けられてなる集成材が複数積層された集成材ユニットを横倒した後、積付け方向の端部が逆転するように反転させる反転装置を備えることを特徴とする集成材製造装置。
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