JP2578737B2 - 建築用壁材の供給装置 - Google Patents

建築用壁材の供給装置

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JP2578737B2
JP2578737B2 JP24859494A JP24859494A JP2578737B2 JP 2578737 B2 JP2578737 B2 JP 2578737B2 JP 24859494 A JP24859494 A JP 24859494A JP 24859494 A JP24859494 A JP 24859494A JP 2578737 B2 JP2578737 B2 JP 2578737B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建築用壁材のほ
ぞ取り加工機や目地等の表面加工を施す表面加工機に、
幅方向の位置合せを行った状態で建築用壁材を送り込む
建築用壁材の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、建築用壁材の幅方向両端部にほ
ぞ取り加工機によりほぞとほぞ溝とを形成する場合、壁
材には、そりが生じていたり、製作時の寸法誤差などが
あったりするため、加工機への壁材の供給に際し、幅方
向の位置合せが正確に行われていないと、加工機により
形成されたほぞやほぞ溝が傾斜状に形成されることにな
り、このため、他の壁材に継ぎ合せたときに、表面の模
様や目地等が他の壁材の模様や目地等と一致せず、不良
品となってしまう問題がある。この問題に対し、通常、
加工機に対し幅方向の位置合せを行った状態で壁材を送
り込む建築用壁材の供給装置を用い、これにより壁材の
幅方向両端部の所定の位置にほぞとほぞ溝とを形成し
て、他の壁材に継ぎ合せたときに、表面の模様や目地等
が他の壁材の模様や目地等と一致させるようにしてい
る。
【0003】すなわち、上記供給装置は、図8に示した
ように、ベルトサンダCで裏面が研磨された壁材Bを加
工機Aに向けて長手方向に搬送する搬送機構Dと、該搬
送機構Dの所定位置に設けられ、壁材Bを幅方向一側に
押し出す押出機構Eと、壁材B上に設けられた位置合せ
マークMの幅方向の位置を検出する位置検出センサFと
を備え、上記搬送機構Dにより搬送される壁材Bを、該
搬送機構途中の所定位置で停止させ、この停止状態にて
上記押出機構Eにより壁材Bを幅方向一側方に押し出
し、上記位置検出センサFが壁材B上に設けられた位置
合せマークMを検出したとき押出機構Eを停止させるこ
とにより壁材Bの幅方向の位置合せを行い、この後、押
さえローラGを下降させて壁材を押さえ付け、然る後、
該押さえローラGと上記搬送機構Dとで壁材Bの幅方向
位置を保持しながら搬送機構Dを作動させて、壁材Bを
加工機側に送り込むように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の供給装置にあっては、壁材Bを搬送機構Dにより所
定位置に停止させ、この停止状態のもとで押出機構Eを
作動して、壁材Bを幅方向一側に移動させて壁材Bの幅
方向の位置合せを行い、その後、搬送機構Dを作動して
壁材Bを加工機Aに送り込むものであるから、壁材Bの
幅方向の位置合せするための時間が搬送機構Dによる搬
送時間とは別に必要となっており、このため、幅方向の
位置合せをした状態で壁材Bを加工機Aに送り込む場合
に要する時間が長くかかる問題があった。
【0005】また、壁材Bの幅方向の位置合せが、押出
機構Eの押出部による壁材Bの幅方向への押し出し移動
で行うものであるため、その移動時に慣性作用による位
置ずれなどが生じ易くて正確な位置合せが行いにくく、
その上、単に押さえローラGにより上方からガイドした
状態で幅方向の位置合せ位置から加工機Aまで搬送させ
るものであるから、加工機に至るまでの間における幅方
向のずれも発生し易く、上記壁材Bの幅方向の位置合せ
精度が悪い問題があった。
【0006】そこで本発明は、加工機に幅方向の位置合
せをした状態で建築用壁材を送り込むまでの時間を短縮
化することができると共に、上記壁材の幅方向の位置合
せ精度を向上することができる建築用壁材の供給装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0008】すなわち、本願の請求項1に係る発明(以
下、第1発明という)は、加工機に幅方向の位置合せを
行った状態で建築用壁材を送り込む建築用壁材の供給装
置において、上記壁材を上記加工機に向けて長手方向に
搬送する主搬送機構と、該主搬送機構で所定位置に搬送
された壁材をクランプするバイスと、このバイスを支持
し、上記クランプ位置と加工機側との間を往復動してバ
イスによってクランプした壁材を加工機に搬送する移動
体と、該移動体を往復動させる駆動手段と、上記バイス
を幅方向に移動させる幅方向移動機構と、上記壁材上に
設けられた位置合せマークの幅方向の位置を検出する位
置検出センサとを設け、上記所定位置で、上記バイスを
閉じて壁材をクランプし、このクランプ状態で壁材を移
動体を介して加工機側に搬送するように駆動手段を作動
させながら、上記位置検出センサによって位置合せマー
クが検出されるまでバイスを幅方向に移動させて壁材の
幅方向の位置合せを行うように幅方向移動機構を作動さ
せるコントローラを備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明の構成に加えて、主搬送機
構として、ローラコンベアを用い、該コンベアの各ロー
ラの回転中心軸を、壁材を幅方向一側方へ寄せるように
傾斜させると共に、該コンベアの上記側方には、壁材の
該側方への移動を規制する規制体を設け、かつ、バイス
を上記コンベアの他側方に配置したことを特徴とする。
【0010】また、請求項3に係る発明(以下、第3発
明という)は、上記第1発明の構成に加えて、主搬送機
構と加工機側との間にコンベアと該コンベアに対し昇降
可能な押さえローラとからなる補助搬送機構を設けると
共に、コントローラを、移動体の加工機側への移動によ
り、壁材の前端が加工機側に送り込まれたとき、上記押
さえローラを下降させると共に、バイスを開き、かつ、
駆動手段を作動させて移動体を元位置に復帰移動させる
ように構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、次のような作用が得られ
る。
【0012】まず、第1発明によれば、上記搬送機構に
より壁材を所定位置まで搬送し、この所定位置で、コン
トローラによりバイスを閉動作させて該バイスで壁材を
クランプする。このクランプ終了後、コントローラによ
り駆動手段と幅方向移動機構とを共に作動させて、上記
バイスにクランプされた壁材を移動体により加工機側に
搬送しながら、バイスを介して幅方向に移動させる。そ
して、上記壁材の加工機側への搬送中において、位置検
出センサによって幅方向に移動する壁材上の位置合せマ
ークを検出することにより上記幅方向移動機構が停止さ
れ、壁材の幅方向の位置合せが行われることになる。こ
れにより、上記移動機構による壁材の加工機側への搬送
時に壁材の幅方向の位置合せが同時に行われた上で加工
機に送り込まれることになる。
【0013】また、第2発明によれば、主搬送機構とし
てローラの回転中心軸が壁材を幅方向一側方へ寄せるよ
うに傾斜しているローラコンベアを用いたから、このコ
ンベアで搬送される壁材は該コンベアの幅方向一側に設
けた規制体側に寄せられながら該規制体の内面に沿って
所定位置まで搬送されることになる。つまり、所定位置
に搬送された壁材は常に上記規制体に沿う所定位置に位
置して、おおよその幅方向の位置合せが行われたことに
なる。これにより、壁材を移動体を介して加工機側に移
送するとき、コンベアの他側方に配置したバイスで壁材
を上記コンベアの幅方向一側から他側方へ移動させるこ
とにより、上記位置検出センサによって位置合せマーク
が容易に検出されて迅速に位置合せすることが可能とな
る。
【0014】また、第3発明によれば、加工機側と移動
体との間に、コンベアと該コンベアに対し昇降可能な押
さえローラとからなる補助搬送手段が設けられているか
ら、上記移動体の加工機側への移動により、バイスでク
ランプされ、かつ位置合せセンサにより幅方向の位置合
せが行われた壁材の前端を、そのクランプ状態のもとで
加工機側に送り込めながら、壁材の前端が加工機側に送
り込まれたときには、コントローラによりバイスを開動
作し、かつ、駆動手段を作動させて移動体を迅速に後退
させると共に、上記押さえローラを下降させて該押さえ
ローラとコンベアとで壁材を挟み付けて以後壁材を加工
機に搬送するのである。これにより、移動体で壁材を加
工機の搬入部に最後まで案内させる必要がなく、移動体
の移動ストロークを短くすることができて、移動体の移
動に要する時間ロスを少なくすることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る建築用壁材の供給装置の
実施例について説明する。
【0016】図1ないし図4はほぞ取り加工機Aに、幅
方向の位置合せを行った状態で建築用壁材Bを送り込む
建築用壁材の供給装置を示す。
【0017】この供給装置1は、ベルトサンダCで裏面
が研磨された壁材Bを、加工機側に向けて長手方向に搬
送する主搬送機構2と、該主搬送機構2と加工機側との
間に配設される補助搬送機構3と、上記主搬送機構2に
より所定位置に移送された壁材Bをクランプするバイス
4と、バイス4を支持し、上記クランプ位置と加工機側
との間を往復動してバイス4によってクランプした壁材
Bを加工機Aに搬送する移動体5と、該移動体5を往復
動させる駆動手段6と、上記バイス4を開閉する開閉シ
リンダ7と、バイス4を幅方向に移動させる幅方向移動
機構8と、上記壁材B上に設けられた位置合せマークM
の幅方向の位置を検出する位置検出センサ9とを有して
いる。
【0018】そして、上記壁材Bが所定位置に位置した
とき、上記バイス4を閉じて壁材Bをクランプするよう
に開閉シリンダ7を作動させ、このクランプ状態で壁材
Bを移動体5を介して加工機側に移送するように駆動手
段6を作動させながら、上記位置検出センサ9によって
位置合せマークMが検出されるまでバイス4を幅方向に
移動させて壁材Bの幅方向の位置合せを行うように幅方
向移動機構8を作動させ、かつ、壁材Bの移送終了後、
バイス4を開いて壁材Bクランプを開放するように開閉
シリンダ7を作動させ、移動体5を元位置に復帰移動さ
せるように移動機構8を作動させるコントローラ10を
備えている。
【0019】上記主搬送機構2は、図2,図3に示すよ
うに大小1対のローラコンベア21,22から成り、小
ローラコンベア22は基台フレーム11の上部の長手方
向一側に支持され、大ローラコンベア21は、小ローラ
コンベア21と、ベルトサンダCとの間に支持部材12
を介して支持されている。また、これら両コンベア2
1,22は、図1,図2に示すように、各ローラ21
a,22aの回転中心軸が、壁材Bを幅方向一側方へ寄
せるように傾斜されていると共に、各コンベア21,2
2の上記側方には、壁材Bの該側方への移動を規制し、
かつ、壁材Bのおおよその幅方向の位置合せを行う規制
体23,24がそれぞれ設けられている。
【0020】なお、上記規制体24は、上記基台フレー
ム11に搬送する壁材Bの大きさに応じて幅方向に移動
調節ができるように移動調節機構25を介して支持され
ており、また、規制体23は、大ローラコンベア21を
支持する支持部材12に設けられていて、支持部材12
の基台フレーム11に対する幅方向の移動により、壁材
Bの幅寸法に対応した位置に調節することが可能となっ
ている。
【0021】補助搬送機構3は、図3に示すように加工
機Aの搬送部aと小ローラコンベア22との間に介装さ
れるベルトコンベア31とこのコンベア31上に位置
し、かつ該コンベア31に対し昇降可能な多数の押さえ
ローラ32とからなり、ベルトコンベア31は基台フレ
ーム11の下部側に固設されると共に、押さえローラ3
2は多数のローラ32aを備え、該押さえローラ32は
基台フレーム11の上部フレームに複数の昇降シリンダ
33を介して独立的に昇降可能に支持されている。ま
た、これらコンベア31及び押さえローラ32の加工機
側先端部は、加工機側の搬送部aと一部がオーバーラッ
プするように配設され,搬送部aに送られた壁材Bは該
搬送部aで噛み込み状に保持されて送り込まれた姿勢を
保ったまま加工機A内搬送される。
【0022】上記バイス4は、図1に示すように、上記
小ローラコンベア22とベルトコンベア31との幅方向
他側方で、長手方向の前後2箇所に配置されている。こ
れらバイス4,4は、図4に示すように基体41から一
側方に突設された下挟持板42と、該下挟持板42に対
し上下に相対向し、かつ、基体41にガイドロッド4
4,44を介して上下移動自在に支持される上挟持板4
3とを備え、上挟持板43の上面には開閉シリンダ45
を備えた開閉機構7が取付けられ、該開閉シリンダ45
のピストンロッド46の先端部が基体41側に連結され
ていて、開閉シリンダ45の作動により上挟持板43が
上下動して上下挟持板42,43が開閉されるようにな
っている。
【0023】また、バイス4の基体41には、該バイス
41を壁材の幅方向に移動させるための第1サーボモー
タ81を備えた幅方向移動機構8が設けられている。こ
の幅方向移動機構8は、第1サーボモータ81の本体8
1aに上記機体41を上下1対のガイド杆82を介して
幅方向に移動可能に支持すると共に、第1サーボモータ
81の駆動螺杆83に上記基体41に設けられた螺合部
41aを螺合させ、駆動螺杆83の正逆転駆動により基
体41、つまりバイス4を幅方向に出退移動させるよう
になっている。
【0024】そして、上記第1サーボモータ81,81
は、走行ビームからなる移動体5上面における長さ方向
前後に固定されている。この走行ビーム5は、基台フレ
ーム11の幅方向他側上方に配設され、かつ搬送方向に
延びる案内レール51に摺動自在に支持され、かつ、第
2サーボモータ61を備えた駆動手段6により搬送方向
に移動可能に支持されている。この駆動手段6は、図
1,図4に示すように、上記第2サーボモータ61をそ
の駆動螺杆62が上記案内レール51と平行して搬送方
向に延びるように基台フレーム11に配設し、この駆動
螺杆62に、上記走行ビーム5の幅方向他側部に設けた
螺合部5aを螺合させて、駆動螺杆62の正逆転駆動に
より走行ビーム5、つまりバイス4を搬送方向に往復動
させるようになっている。
【0025】上記基台フレーム11には上記ローラコン
ベア21,22で搬送された壁材Bを所定位置で停止す
るためのストッパ16,16が設けられている。これら
ストッパ16,16は壁材Bの搬送通路下方に配設さ
れ、昇降シリンダ17を介して搬送通路内に出退自在に
設けられている。
【0026】また、上記基台フレーム11の上記所定位
置における搬送通路下方には、所定位置に停止した壁材
Bを下面から上方に持ち上げてバイス4によるクランプ
を容易にするための持上ピン18が複数配設され、これ
ら各持上ピン18は昇降シリンダ19を介して搬送通路
内に出退自在に設けられている。
【0027】一方、壁材Bに設けるマークMとしては、
図1に示すように主として該壁材Bの幅方向一側方で、
長さ方向両端部に一対の溝状のマークMを形成してい
る。
【0028】そして、基台フレーム11の幅方向一側方
で、長さ方向前後位置には、壁材Bが所定位置から加工
機Aに至るまでの間において壁材B上の位置合せマーク
Mを検出する一対の位置検出センサ9,9が配設されて
いる。この位置検出センサ9としては、位置合せマーク
Mにおける溝の段差部を確実に検出する主として2次元
レーザ変位センサを用いている。
【0029】なお、このマークMとしては、壁材Bに位
置合せマークMを特別に形成する他、例えば予め壁材B
の表面に搬送方向に延びる目地等が形成されている場合
には、殊更に位置合せマークMを壁材Bの表面に形成し
なくとも、上記目地を位置合せマークMとして位置検出
センサにより検出するようにしてもよい。また、マーク
の形成位置についても、壁材Bの幅方向一側方に何ら限
定されるものではないし、さらに、個数についても、壁
材Bの長さ方向ほぼ全長にわたるようなマークMであれ
ば1つであっても良いし、2つ以上設けてもよい。複数
のマークMを形成する場合、マークMの位置や個数に応
じて位置検出センサ9の配置や個数を設定することは勿
論である。
【0030】一方、上記コントローラ10には、図5に
示すようにその入力側に位置合せマークMを検出する一
対の位置検出センサ9,9が接続され、出力側には、上
記バイス4,4を開閉する開閉シリンダ45,45と、
バイス4,4を幅方向に移動させる第1サーボモータ8
1,81と、走行ビーム5を往復動させる第2サーボモ
ータ61とが接続されている。
【0031】また、本実施例では、大小ローラコンベア
21,22の駆動制御、ストッパ15の昇降制御、持上
ピン18の昇降制御、ベルトコンベア31の駆動制御及
び押さえローラ32の昇降制御は上記コントローラ10
とは別に設ける制御手段(図示せず)により制御される
ものである。なお、上記コントローラ10により大小ロ
ーラコンベア21,22の駆動制御、ストッパ15の昇
降制御、持上ピン18の昇降制御、ベルトコンベア31
の駆動制御及び押さえローラ32の昇降制御を行うよう
にしてもよいことは勿論である。
【0032】次に、上記した供給装置の動作を、図6の
供給装置の動作を示すフローチャートに従って説明す
る。
【0033】先ず、ベルトサンダCで裏面を研磨された
壁材Bは、大小一対のローラコンベア21,22によ
り、所定位置まで搬送される。このとき、壁材Bは上記
コンベア21,22の各ローラ21a,22aにより、
各コンベア21,22の幅方向一側に設けた規制体2
3,24規制体側に寄せられながら搬送される。そし
て、壁材Bが所定位置位置に至ると、壁材Bの搬送方向
先端部にストッパ16,16が当接して壁材Bはその移
動が停止される(ステップS1)。これにより、壁材B
は上記規制体23,24に沿う所定位置に停止されるこ
とになって、おおむね幅方向の位置合せが行われたこと
になる。
【0034】また、この所定位置での壁材Bの停止と同
時に、持上ピン18の昇降シリンダ19が作動されて持
上ピン18が上昇し、壁材Bが上記コンベア21,22
よりもやや上方に位置するように持ち上げられる(ステ
ップS2)。
【0035】次に、上記のように壁材Bが持ち上げら
れ、コンベア21,22の送り作用を受けない状態のも
とで、上記バイス4,4の開閉シリンダ45,45が作
動されて、両バイス4,4が閉じ壁材Bはクランプされ
る(ステップS3)。このクランプ終了後、コントロー
ラ10により第1サーボモータ81,81と第2サーボ
モータ61とが共に作動されて、上記バイス4,4にク
ランプされた壁材Bは走行ビーム5により加工機側に搬
送されながら、バイス4,4を介して幅方向に移動され
ることになる(ステップS5)。そして、上記壁材Bの
加工機側への搬送途中において、位置検出センサが幅方
向に移動する壁材B上の位置合せマークを検出するまで
は、第1及び第2サーボモータ81,81,61の駆動
が継続的に行われる(ステップS6,S7)。そして、
位置検出センサ9が位置合せマークMを検出すると上記
第1サーボモータ81,81の駆動が停止されて、壁材
Bの幅方向の位置合せが行われたことになる。この場
合、壁材Bが上記規制体23,24に沿う所定位置に位
置していて、おおよその幅方向の位置合せが予め行われ
ているので、該壁材Bを各バイス4,4で幅方向一側か
ら他側方へ移動させるだけて迅速に位置合せできること
になる。
【0036】こうして上記移動機構による壁材の加工機
側への搬送と壁材の幅方向の位置合せとが同時に行われ
た上で加工機に送り込まれることになる。
【0037】そして、上記走行ビーム5の往動により、
壁材Bの前端を加工機Aの搬入部に送り込んだときに
は、第2サーボモータ61の作動が停止される(ステッ
プS8,S9)一方、上記押さえローラ32の昇降シリ
ンダ33を作動させて押さえローラ32を順次下降させ
て該押さえローラ32とベルトコンベア31とで壁材B
を挟み付けて位置保持すると共に、壁材Bをさらに加工
機側へ搬送する(ステップS10)。これと同時に、開
閉シリンダ7,7が作動されて上記バイス4,4を開動
作して壁材Bのクランプを解除すると共に、第2サーボ
モータ61が駆動螺杆を逆回転するように作動されて走
行ビーム5を復動させて該走行ビーム5を元位置に移動
復帰させるのである(ステップS11,S12)。
【0038】これにより、走行ビーム5で壁材Bを加工
機Aの搬入部に最後まで案内しなくとも、壁材Bの前端
を加工機側に送り込んだときに、バイス4,4を開動作
し、かつ、第2サーボモータ61を逆回転するように作
動させて走行ビーム5を迅速に後退させることが可能と
なる。その結果、幅方向の位置合せ精度の向上を図りな
がら、走行ビーム5の移動ストロークを短く抑えること
ができて、走行ビーム5の移動に要する時間ロスを少な
くすることができ、次の壁材を加工機に送り込むまでの
時間の短縮化を図ることが可能になる。
【0039】また、該押さえローラ32とベルトコンベ
ア31とにより壁材Bを加工機Aの搬送部aに搬入する
場合、搬送し終えた小ローラコンベア側の押さえローラ
32から順次上昇されることになる(ステップ13)。
【0040】また、本実施例では、大小ローラコンベア
21,22からなる主搬送機構2は、常時回転駆動され
ると共に、この搬送機構2送り速度と、第2サーボモー
タ8を備えた移動機構6及び補助搬送機構3の搬送速度
がほぼ同一に設定されている。そして、壁材Bは、図7
の壁材の移動動作を示すタイムチャートに示すように、
上記主搬送機構2においては壁材Bが一定の時間t1を
置いて次ゞに搬送される。この場合、壁材Bは所定位置
まで搬送されると、ストッパに当たって停止し、かつ持
上ピンで持ち上げられてバイスでクランプされるまで停
止していることから、この間において、前方側の壁材B
と後方側の壁材Bとの間隔が詰まることになるので、先
の壁材が移動して一定速度になるまでの間において干渉
しない程度の時間遅れt2の時間遅れを有するように設
定する。なお、t3は壁材が一定速度に達するのでの時
間である。
【0041】そして、バイス4,4により壁材Bがクラ
ンプされた後、加工機側に移動し始めて壁材Bの先端部
が加工機側の搬送部aに送り込まれるまでの時間t4の
間に位置検出センサ9,9で壁材Bの位置合せマークM
を検出し、幅方向の位置合せを行うのである。このよう
に主搬送機構、移動機構6及び補助搬送機構3の搬送速
度の設定並びに壁材Bの搬送間隔の時間設定を行うこと
により、壁材Bを加工機側に搬送しながら幅方向の位置
合せを行う効果を十分に発揮させて壁材Bの移動に要す
る時間をより効果的に抑えることが可能となる。
【0042】なお以上の実施例ではほぞ取り加工機に適
用したものについて説明したけれども、ほぞ取り加工機
に限定されるものではなく、壁材の外面に目地等を形成
する加工機についても適用できることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、壁材を
主搬送機構により加工機に向けて所定位置まで搬送し、
この所定位置でコントローラにより、バイスを閉じて壁
材をクランプし、かつ、このクランプ状態で壁材を移動
体を介して加工機側に搬送するように駆動手段を作動さ
せながら、位置検出センサによって壁材上の位置合せマ
ークが検出されるまでバイスを幅方向に移動させて壁材
の幅方向の位置合せを行うようにしたから、上記駆動手
段による壁材の加工機側への搬送中に壁材の幅方向の位
置合せが行われた上で該壁材が加工機に送り込まれるこ
とになり、これにより、加工機に幅方向の位置合せをし
た状態で壁材を送り込むまでの時間を短縮化することが
できると共に、壁材の加工機側への搬送及び幅方向への
移動に際し、壁材をバイスでクランプした状態のもと
で、加工機側への搬送及び幅方向への移動が行われるか
ら、上記位置検出センサによる幅方向の位置合せ精度を
向上できる。
【0044】また、第2発明によれば、主搬送機構とし
て、ローラコンベアを用い、該コンベアの各ローラの回
転中心軸を、壁材を幅方向一側方へ寄せるように傾斜さ
せると共に、該コンベアの上記側方には、壁材の該側方
への移動を規制する規制体を設け、かつ、バイスを上記
コンベアの他側方に配置したから、上記コンベアで搬送
される壁材は該コンベアの幅方向一側に設けた規制体側
に寄せられながら該規制体の内面に沿って所定位置まで
搬送されることになる。つまり、所定位置に搬送された
壁材は常に上記規制体に沿う所定位置に位置して、おお
よその幅方向の位置合せが行われたことになる。これに
より、壁材を加工機側に搬送しながら幅方向の位置合せ
を行う場合、コンベアの他側方に配置したバイスで壁材
を上記コンベアの幅方向一側から他側方へ移動させるこ
とにより、幅方向への大きな移動を必要とすることな
く、位置検出センサによって位置合せマークが容易に検
出されて迅速に位置合せすることが可能となる。
【0045】また、第3発明によれば、加工機側と移動
体との間に、コンベアと該コンベアに対し昇降可能な押
さえローラとからなる補助搬送機構が設けられているか
ら、上記移動体の加工機側への移動により、バイスでク
ランプされ、位置合せセンサで幅方向の位置合せが行わ
れた壁材の前端を、バイスによるクランプ状態のまま加
工機側に正確に送り込むことができながら、壁材の前端
が加工機側に送り込まれたときには、上記押さえローラ
を下降させて該押さえローラとコンベアとで壁材を挟み
付けて壁材を加工機に搬送することができる。これによ
り、移動体で壁材を加工機の搬入部に最後まで案内しな
くともよいので、壁材の前端を加工機側に送り込んだと
きには、コントローラによりバイスを開動作し、かつ、
駆動手段を作動させて、移動体を迅速に後退させること
が可能となる。その結果、移動体の移動ストロークを短
くすることができて、移動体の移動に要する時間ロスを
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の建築用壁材の供給装置要部を示す要
部の拡大平面図である。
【図2】 同供給装置全体を示す平面図である。
【図3】 同正面図である。
【図4】 バイスの基台フレームへの取付状態を示す一
部省略拡大側面図である。
【図5】 本発明の構成を示すブロック図である。
【図6】 同供給装置の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図7】 同供給装置による壁材の移動動作を示すタイ
ムチャート図である。
【図8】 従来の建築用壁材の供給装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 供給装置 2 主搬送装置 3 補助搬送装置 4 バイス 5 走行ビーム 6 駆動手段 7 開閉シリンダ 8 幅方向移動機構 9 位置検出センサ 31 ベルトコンベア 32 押さえローラ A 加工機 B 建築用壁材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機に幅方向の位置合せを行った状態
    で建築用壁材を送り込む建築用壁材の供給装置であっ
    て、上記壁材を上記加工機に向けて長手方向に搬送する
    主搬送機構と、該主搬送機構で所定位置に搬送された壁
    材をクランプするバイスと、このバイスを支持し、上記
    クランプ位置と加工機側との間を往復動してバイスによ
    ってクランプした壁材を加工機に搬送する移動体と、該
    移動体を往復動させる駆動手段と、上記バイスを幅方向
    に移動させる幅方向移動機構と、上記壁材上に設けられ
    た位置合せマークの幅方向の位置を検出する位置検出セ
    ンサとを有し、上記所定位置で、上記バイスを閉じて壁
    材をクランプし、このクランプ状態で壁材を移動体を介
    して加工機側に搬送するように駆動手段を作動させなが
    ら、上記位置検出センサによって位置合せマークが検出
    されるまでバイスを幅方向に移動させて壁材の幅方向の
    位置合せを行うように幅方向移動機構を作動させるコン
    トローラが備えられていることを特徴とする建築用壁材
    の供給装置。
  2. 【請求項2】 主搬送機構がローラコンベアであり、該
    コンベアの各ローラの回転中心軸が、壁材を幅方向一側
    方へ寄せるように傾斜されていると共に、該コンベアの
    上記側方には、壁材の該側方への移動を規制する規制体
    が設けられ、かつ、バイスが上記コンベアの他側方に配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の建築用
    壁材の供給装置。
  3. 【請求項3】 主搬送機構と加工機側との間にコンベア
    と該コンベアに対し昇降可能な押さえローラとからなる
    補助搬送機構が設けられていると共に、コントローラ
    は、移動体の加工機側への移動により、壁材の前端が加
    工機側に送り込まれたとき、上記押さえローラを下降さ
    せると共に、バイスを開き、かつ、駆動手段を作動させ
    て移動体を元位置に復帰移動させるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の建築用壁材の供給
    装置。
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