JP5894709B1 - 食料販売装置、食料販売方法及び食料販売プログラム - Google Patents
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Abstract
本発明の食料販売装置は、食料に関連付けて、食料の賞味期限に基づく納品周期が記憶される食料情報と、食料を購入する顧客に関連付けて、納品周期が記憶される顧客情報と、を格納する記憶部と、顧客が操作する端末装置に対して契約画面を表示し、顧客が、契約画面において納品周期を選択するのを受け付け、受け付けた納品周期を検索キーとして食料情報を検索し、納品すべき食料の候補を取得し、取得した候補を契約画面に表示し、顧客が、表示した食品の候補のうちから任意のものを選択するのを受け付け、食料情報において、受け付けた食品の候補に関連付けて顧客を示す情報を記憶し、顧客情報において、顧客に関連付けて、顧客が選択した納品周期を記憶する制御部と、を備えることを特徴とする。
Description
本発明は、食料販売装置、食料販売方法及び食料販売プログラムに関する。
自然災害の多いわが国において、非常時に備え食料を備蓄しておくことが一般に行われている。引用文献1に記載の備蓄米の回転備蓄方法において、消費者は、単に必要量の米を備蓄しておくだけではなく、賞味期限が早く到来するものから順番に日常的に消費し、消費した分を新たな米で補充する。すると、備蓄米のすべては常時賞味期間内のものに維持されることになる。
多くの者が食料を備蓄することの必要性を認識し、一度は食料を買い揃える。しかしながら、食料の賞味期限を管理すること自体に手間がかかる。そして、災害が発生しないまま長い期間が経過すると、食料を備蓄していることさえ忘れられやすい。結果的に、いざ災害が発生し、備蓄していた食料を消費する時点に至ると、その食料の多くが賞味期間切れであるということが発生する。さらに極端な場合、食料が食することさえできない状態になっているということも起こり得る。
引用文献1の備蓄米の回転備蓄方法においては、消費者が備蓄している食料の一部を賞味期限の早いものから順次日常的に消費していくことを前提としている。しかしながら、多くの消費者にとって、このような賞味期限の管理を積極的に行うことは手間である。備蓄する食料の種類又は数が多く、賞味期限がまちまちである場合はなおさらである。さらに、多くの消費者は、日常消費する食料と非常時に消費する食料を明確に区分し、前者については新鮮なものを好みにあわせて日常的に購入したうえで直ちに消費し、後者については一旦購入した後は安全な場所保管し、管理に手間をかけたくないと考えている。
そこで本発明は、賞味期限が異なる多くの食料を、賞味期限が到来する順に手間をかけずに入れ替えることを可能にする。
そこで本発明は、賞味期限が異なる多くの食料を、賞味期限が到来する順に手間をかけずに入れ替えることを可能にする。
本発明の食料販売装置は、食料に関連付けて、食料の賞味期限に基づく納品周期が記憶される食料情報と、食料を購入する顧客に関連付けて、納品周期が記憶される顧客情報と、を格納する記憶部と、顧客が操作する端末装置に対して契約画面を表示し、顧客が、契約画面において納品周期を選択するのを受け付け、受け付けた納品周期を検索キーとして食料情報を検索し、納品すべき食料の候補を取得し、取得した候補を契約画面に表示し、顧客が、表示した食品の候補のうちから任意のものを選択するのを受け付け、食料情報において、受け付けた食品の候補に関連付けて顧客を示す情報を記憶し、顧客情報において、顧客に関連付けて、顧客が選択した納品周期を記憶する制御部と、を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態において詳述する。
その他の手段については、発明を実施するための形態において詳述する。
本発明によれば、賞味期限が異なる多くの食料を、賞味期限が到来する順に手間をかけずに入れ替えることが可能になる。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。
(用語等)
“食料”とは、人間及び家畜が食する自然物又は加工物である。
“食料販売業者”とは、備蓄用の食料を販売する者である。食料販売業者は、多くの製造業者から仕入れた備蓄用の食料を販売する小売業者である。食料販売業者は、食料販売装置を操作する。
“顧客”とは、食料販売業者から食料を購入する者である。顧客は、顧客端末装置を操作する。
“サイト”とは、インターネット上における、食料販売業者及び顧客の出会いの場所である。顧客は、ネットワークを介して食料販売装置にアクセスすることによって、サイトを閲覧する。
“賞味期限”とは、その食料が本来有する風味、栄養等を損なうことなく顧客に消費され得る期限の日である。通常、食料の製造業者が賞味期限を決定する。
“金融機関”とは、食料販売業者及び顧客のそれぞれを名義人とする口座を有し、これらの間で資金決済を行う者である。“金融機関”は、多くの場合、銀行又は複数の銀行からなる“銀行ネットワーク”である。金融機関は、金融機関サーバを運営する。
“食料”とは、人間及び家畜が食する自然物又は加工物である。
“食料販売業者”とは、備蓄用の食料を販売する者である。食料販売業者は、多くの製造業者から仕入れた備蓄用の食料を販売する小売業者である。食料販売業者は、食料販売装置を操作する。
“顧客”とは、食料販売業者から食料を購入する者である。顧客は、顧客端末装置を操作する。
“サイト”とは、インターネット上における、食料販売業者及び顧客の出会いの場所である。顧客は、ネットワークを介して食料販売装置にアクセスすることによって、サイトを閲覧する。
“賞味期限”とは、その食料が本来有する風味、栄養等を損なうことなく顧客に消費され得る期限の日である。通常、食料の製造業者が賞味期限を決定する。
“金融機関”とは、食料販売業者及び顧客のそれぞれを名義人とする口座を有し、これらの間で資金決済を行う者である。“金融機関”は、多くの場合、銀行又は複数の銀行からなる“銀行ネットワーク”である。金融機関は、金融機関サーバを運営する。
なお、食料販売業者は、金融機関に2種類の口座を有している。一方は、“食料販売業者(保証金)”口座であり、当該口座には、顧客の保証金が預けられる。他方は、“食料販売業者(売上金)”口座であり、当該口座には、売上金が預けられる。同じ預金であっても、食料販売業者から見れば、保証金は、個々の顧客に対して負う債務であり、売上金は自身の資産である。よって、食料販売業者は、“食料販売業者(保証金)”口座を、顧客ごとに分別して管理する。つまり、“食料販売業者(○さま保証金)”、食料販売業者(◎さま保証金)”、・・・のように、口座には顧客の名称も付されており、どの顧客からの保証金の残高がいくらであるかがわかるようになっている。
なお、本実施形態では、食料販売業者と顧客との取引が始まった時点で、顧客は食料販売業者に対して保証金を支払う。顧客は、食料の販売代金を食料の回収時に支払う(後払い)。
(食料の納品及び回収)
図1に沿って、食料の納品及び回収を時系列で説明する。図1では、左から右へ時間が経過する。顧客42は、6か月ごとに食料を新たなものに入れ替えることを希望している。顧客42は、食料販売業者41が販売し得る食料の候補のうちから、現在を基準に6か月後の時点以降直ちに賞味期限が到来するものを選択する。すると、食料販売業者41は、顧客42が選択した食品を包装し、食料セット44aとして、顧客42の自宅等に納品する。いま、食料セット44aは、“株式会社Bフーズ製インドカレー(レトルト商品)3個”及び“C社製ミネラル水5本”を格納しているとする。
図1に沿って、食料の納品及び回収を時系列で説明する。図1では、左から右へ時間が経過する。顧客42は、6か月ごとに食料を新たなものに入れ替えることを希望している。顧客42は、食料販売業者41が販売し得る食料の候補のうちから、現在を基準に6か月後の時点以降直ちに賞味期限が到来するものを選択する。すると、食料販売業者41は、顧客42が選択した食品を包装し、食料セット44aとして、顧客42の自宅等に納品する。いま、食料セット44aは、“株式会社Bフーズ製インドカレー(レトルト商品)3個”及び“C社製ミネラル水5本”を格納しているとする。
その後、6か月が経過する。食料販売業者41は、顧客42に対し、食料セット44bを納品する。食料セット44bは、食料セット44aと全く同様に、“株式会社Bフーズ製インドカレー3個”及び“C社製ミネラル水5本”を格納している。ただし、2回目納品時に納品される食品の賞味期限は、2回目納品時を基準に6か月後以降直ちに到来する。食料販売業者41は、2回目納品時において、顧客が消費しなかった食料セット44aを回収する。
さらにその後、6か月が経過する。食料販売業者41は、2回目納品時と全く同じことを繰り返す。
さらにその後、6か月が経過する。食料販売業者41は、2回目納品時と全く同じことを繰り返す。
他の顧客43は、3か月ごとに食料を新たなものに入れ替えることを希望している。顧客43は、食料販売業者41が販売し得る食料の候補のうちから、現在を基準に3か月後の時点以降直ちに賞味期限が到来するものを選択する。すると、食料販売業者41は、顧客43が選択した食品を包装し、食料セット45aとして、顧客43の自宅等に納品する。いま、食料セット45aは、“株式会社A食品製いわし缶詰5個”及び“D社製ビスケット5箱”を格納しているとする。
その後、3か月が経過する。食料販売業者41は、顧客43に対し、食料セット45bを納品する。食料セット45bは、食料セット45aと全く同様に、“株式会社A食品製いわし缶詰5個”及び“D社製ビスケット5箱”を格納している。ただし、2回目納品時に納品された食品の賞味期限は、2回目納品時を基準に3か月後以降直ちに到来する。食料販売業者41は、2回目納品時において、顧客が消費しなかった食料セット45aを回収する。
さらにその後、3か月が経過する。食料販売業者41は、2回目納品時と全く同じことを繰り返す。
さらにその後、3か月が経過する。食料販売業者41は、2回目納品時と全く同じことを繰り返す。
前記では、顧客42及び顧客43は別人である。しかしながら、顧客42及び顧客43が同一人であってもよい。すなわち、ある顧客が、複数の周期で賞味期限が異なる食料セットを受け取ってもよい。さらに、同じ顧客について複数の周期がある場合、食料販売業者は、その周期の最小公倍数となる周期に複数の食料セットを一度にまとめて納品、回収してもよい。図1の例では、“3か月”及び“6か月”の最小公倍数は“6か月”である。よって、食料販売業者41は、同じタイミングで、食料セット44a及び食料セット45aを納品し、別の同じタイミングで、食料セット44a及び食料セット45bを回収したうえで食料セット44b及び食料セット45cを納品する(以降繰り返し)。このとき、食料販売業者41は、例えば、食料セット44a、44b、44c、・・・の包装に“青色”のラベルを添付し、食料セット45a、45b、45c、・・・の包装に“赤色”のラベルを添付して区別しやすくしてもよい。
(食料販売装置)
図2に沿って、食料販売装置1の構成を説明する。
食料販売装置1は、一般的なコンピュータであり、食料販売業者によって操作される。食料販売装置1は、中央制御装置11、入力装置12、出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を有する。これらはバスによって相互に接続されている。補助記憶装置15は、食料情報31、顧客情報32、製造業者割引情報33及び納品時期割引情報34を格納している(詳細後記)。食料販売部21はプログラムである。以降、“食料販売部は”、と動作の主体を記した場合は、中央制御装置11が、補助記憶装置15から当該プログラムを読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで、当該プログラムの機能(詳細後記)を実現するものとする。食料販売装置1は、ネットワーク4を介して、顧客端末装置2及び金融機関サーバ3に接続可能である。
図2に沿って、食料販売装置1の構成を説明する。
食料販売装置1は、一般的なコンピュータであり、食料販売業者によって操作される。食料販売装置1は、中央制御装置11、入力装置12、出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を有する。これらはバスによって相互に接続されている。補助記憶装置15は、食料情報31、顧客情報32、製造業者割引情報33及び納品時期割引情報34を格納している(詳細後記)。食料販売部21はプログラムである。以降、“食料販売部は”、と動作の主体を記した場合は、中央制御装置11が、補助記憶装置15から当該プログラムを読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで、当該プログラムの機能(詳細後記)を実現するものとする。食料販売装置1は、ネットワーク4を介して、顧客端末装置2及び金融機関サーバ3に接続可能である。
(食料情報)
図3(a)に沿って、食料情報31を説明する。食料情報31においては、食料ID欄101に記憶された食料IDに関連付けて、商品ID欄102には商品IDが、商品名欄103には商品名が、製造業者名欄104には製造業者名が、賞味期限月欄105には賞味期限月が、納品周期欄106には納品周期が、販売価格欄107には販売価格が、原価欄108には原価が、納品先欄109には納品先の顧客IDが、納品月欄110には納品月が、回収月欄111には回収月が記憶されている。
図3(a)に沿って、食料情報31を説明する。食料情報31においては、食料ID欄101に記憶された食料IDに関連付けて、商品ID欄102には商品IDが、商品名欄103には商品名が、製造業者名欄104には製造業者名が、賞味期限月欄105には賞味期限月が、納品周期欄106には納品周期が、販売価格欄107には販売価格が、原価欄108には原価が、納品先欄109には納品先の顧客IDが、納品月欄110には納品月が、回収月欄111には回収月が記憶されている。
食料ID欄101の食料IDは、食料セットに含まれる個々の食料を一意に特定する識別子である。例えば、同じ製造業者による同じ“いわし缶詰”の“缶”が10個存在するとき、その10個には別々の食料IDが付されている。つまり、食料IDは、商品(直ちに後記)の最小の販売単位に対応している。
商品ID欄102の商品IDは、商品を一意に特定する識別子である。商品とは、食料の種類である。
商品名欄103の商品名は、商品の名称である。
商品ID欄102の商品IDは、商品を一意に特定する識別子である。商品とは、食料の種類である。
商品名欄103の商品名は、商品の名称である。
製造業者名欄104の製造業者名は、食料の製造業者の名称である。
賞味期限欄105の賞味期限月は、食料の賞味期限を含む年月の直前の年月である。
納品周期欄106の納品周期は、食料販売業者が食料を顧客に納品する周期である。
販売価格欄107の販売価格は、顧客に対する食料の販売価格(単価)である。
原価欄108の原価は、食料販売業者からみた、食料の仕入れ値(単価)である。
納品先欄109の納品先の顧客IDは、食料を購入する顧客を一意に特定する識別子である。
納品月欄110の納品月は、食料が顧客に納品された時点の年月である。
回収月欄111の回収月は、食料が顧客から回収される予定の時点の年月である。なお、“回収月=納品月+納品周期”が成立している。
賞味期限欄105の賞味期限月は、食料の賞味期限を含む年月の直前の年月である。
納品周期欄106の納品周期は、食料販売業者が食料を顧客に納品する周期である。
販売価格欄107の販売価格は、顧客に対する食料の販売価格(単価)である。
原価欄108の原価は、食料販売業者からみた、食料の仕入れ値(単価)である。
納品先欄109の納品先の顧客IDは、食料を購入する顧客を一意に特定する識別子である。
納品月欄110の納品月は、食料が顧客に納品された時点の年月である。
回収月欄111の回収月は、食料が顧客から回収される予定の時点の年月である。なお、“回収月=納品月+納品周期”が成立している。
因みに、食料情報31の1行目及び2行目のレコードは、以下のことを示している。
・ある日、食料販売業者は、“株式会社A食品”から“いわし缶詰”を単価“150円”で、少なくとも2個仕入れた。そして、食料販売業者は、その2個を単価“300円”で販売することとした。なお、“ある日”は、食料情報31には記憶されていないが、“2014年2月1日”であるとする。
・ある日、食料販売業者は、“株式会社A食品”から“いわし缶詰”を単価“150円”で、少なくとも2個仕入れた。そして、食料販売業者は、その2個を単価“300円”で販売することとした。なお、“ある日”は、食料情報31には記憶されていないが、“2014年2月1日”であるとする。
・仕入れた2個の“いわし缶詰”のうち、“P001001”及び“P001002”の賞味期限は、2014年6月1日であるとする。よって、“P001001”及び“P001002”の賞味期限月は、“2014年5月”である。賞味期限は、製造業者が決定するものである。食料販売業者は、“2014年2月1日に仕入れた食料の賞味期限が2014年6月1日であった”という経験に基づき、“いわし缶詰”の納品周期としては“3か月”が相応しいと決定する。
・2014年2月のある日、食料販売業者は、“P001001”及び“P001002”を顧客“F001”に納品した。そして、食料販売業者は、“P001001”及び“P001002”を2014年5月のある日に回収する予定である。
・2014年2月のある日、食料販売業者は、“P001001”及び“P001002”を顧客“F001”に納品した。そして、食料販売業者は、“P001001”及び“P001002”を2014年5月のある日に回収する予定である。
食料情報31の3行目及び4行目のレコード、並びに、5行目及び6行目のレコードについてもほぼ同様の説明がそのままあてはまる。
“インドカレー”及び“欧風カレー”もまた、食料販売業者が、“2014年2月1日”に仕入れたものである。一般的に、製造業者は、賞味期限が同じ商品同士をまとめて工場から出荷する。したがって、食料販売業者は、仕入れ日以降賞味期限までの期間に応じて、容易に納品周期を決定することができる。
“インドカレー”及び“欧風カレー”もまた、食料販売業者が、“2014年2月1日”に仕入れたものである。一般的に、製造業者は、賞味期限が同じ商品同士をまとめて工場から出荷する。したがって、食料販売業者は、仕入れ日以降賞味期限までの期間に応じて、容易に納品周期を決定することができる。
なお、食料の仕入れ直後においては、食料情報31のレコードの納品先欄109、納品月欄110及び回収月欄111は空欄になっている。このようなレコードを“在庫レコード”と呼ぶ。その後、食料が納品されると、納品先欄109、納品月欄110回収月欄111にデータが記憶される。つまり、食料販売部21は、納品及び同時回収が進行するにつれて、同種の商品についてのレコードを作成していくことになる。そのとき、食料情報31のあるレコードの回収月を、同じ顧客に納品される同じ納品周期の同じ商品である食料についての他のレコードの納品月として記憶することになる。例えば、2014年5月において、食料販売部21は、食料情報31の1行目及び2行目のレコードとほぼ同じレコードを新たに作成することになる。このとき、例えば、食料品販売部21は、新たなレコードの納品月欄110に“2014年5月”を記憶し、回収月欄111に“2014年8月”を記憶することになる。
(顧客情報)
図3(b)に沿って、顧客情報32を説明する。顧客情報32においては、顧客ID欄121に記憶された顧客IDに関連付けて、顧客名欄122には顧客名が、メールアドレス欄123にはメールアドレスが、住所欄124には住所が、性別欄125には性別が、年齢欄126には年齢が、納品周期欄127には納品周期が、保証金残高欄128には保証金残高が記憶されている。
図3(b)に沿って、顧客情報32を説明する。顧客情報32においては、顧客ID欄121に記憶された顧客IDに関連付けて、顧客名欄122には顧客名が、メールアドレス欄123にはメールアドレスが、住所欄124には住所が、性別欄125には性別が、年齢欄126には年齢が、納品周期欄127には納品周期が、保証金残高欄128には保証金残高が記憶されている。
顧客ID欄121の顧客IDは、前記した顧客IDと同じである。
顧客名欄122の顧客名は、個人である顧客の氏名又は法人である氏名の名称である。
メールアドレス欄123のメールアドレスは、顧客のメールアドレスである
住所欄124の住所は、顧客の住所である。
性別欄125の性別は、顧客が個人である場合における、顧客の性別である。
年齢欄126の年齢は、顧客が個人である場合における、顧客の年齢である。
納品周期欄127の納品周期は、顧客が選択した納品周期である。
保証金残高欄128の保証金残高は、顧客が食料販売業者に対して預けている保証金の残高である。
顧客名欄122の顧客名は、個人である顧客の氏名又は法人である氏名の名称である。
メールアドレス欄123のメールアドレスは、顧客のメールアドレスである
住所欄124の住所は、顧客の住所である。
性別欄125の性別は、顧客が個人である場合における、顧客の性別である。
年齢欄126の年齢は、顧客が個人である場合における、顧客の年齢である。
納品周期欄127の納品周期は、顧客が選択した納品周期である。
保証金残高欄128の保証金残高は、顧客が食料販売業者に対して預けている保証金の残高である。
(製造業者割引情報)
図4(a)に沿って、製造業者割引情報33を説明する。製造業者割引情報33においては、製造業者名欄131に記憶された製造業者名に関連付けて、割引率欄132には割引率が記憶されている。
製造業者名欄131の製造業者名は、図3(a)の製造業者名と同じである。
割引率欄132の割引率は、1つの食料セットに含まれる食料をすべて同じ製造業者の食料とし、かつ、その食料セットに含まれる食料の個数が所定の閾値以上である場合における、販売価格に対する割引率である。
図4(a)に沿って、製造業者割引情報33を説明する。製造業者割引情報33においては、製造業者名欄131に記憶された製造業者名に関連付けて、割引率欄132には割引率が記憶されている。
製造業者名欄131の製造業者名は、図3(a)の製造業者名と同じである。
割引率欄132の割引率は、1つの食料セットに含まれる食料をすべて同じ製造業者の食料とし、かつ、その食料セットに含まれる食料の個数が所定の閾値以上である場合における、販売価格に対する割引率である。
(納品時期割引情報)
図4(b)に沿って、納品時期割引情報34を説明する。納品時期割引情報34においては、地域名欄141に記憶された地域名に関連付けて、納品時期欄142には納品時期が、割引率欄143には割引率が記憶されている。
地域名欄141の地域名は、顧客の住所が含まれる行政上の区画である。
納品時期欄142の納品時期は、食料セットの納品周期を具体的な月の並びで表現したものである。
割引率欄143の割引率は、当該地域において当該納品時期に食料セットが納品される場合における、販売価格に対する割引率である。
図4(b)に沿って、納品時期割引情報34を説明する。納品時期割引情報34においては、地域名欄141に記憶された地域名に関連付けて、納品時期欄142には納品時期が、割引率欄143には割引率が記憶されている。
地域名欄141の地域名は、顧客の住所が含まれる行政上の区画である。
納品時期欄142の納品時期は、食料セットの納品周期を具体的な月の並びで表現したものである。
割引率欄143の割引率は、当該地域において当該納品時期に食料セットが納品される場合における、販売価格に対する割引率である。
(食料販売処理手順(継続取引の場合))
図5に沿って、食料販売処理手順(継続取引の場合)を説明する。
ステップS301において、食料販売装置1の食料販売部21は、契約画面61(図7)を送信する。具体的には、第1に、顧客端末装置2から食料販売装置1に対するアクセスがあると、食料販売部21は、顧客端末装置2の出力装置に、契約画面61を表示する。顧客は、納品周期タグ62a、62b及び62cのうちいずれかを選択する。それぞれの納品周期タグは、“3か月”、“6か月”及び“9か月”に対応している。いま、顧客は、“9か月”の納品周期タグ62cを選択したとする。
図5に沿って、食料販売処理手順(継続取引の場合)を説明する。
ステップS301において、食料販売装置1の食料販売部21は、契約画面61(図7)を送信する。具体的には、第1に、顧客端末装置2から食料販売装置1に対するアクセスがあると、食料販売部21は、顧客端末装置2の出力装置に、契約画面61を表示する。顧客は、納品周期タグ62a、62b及び62cのうちいずれかを選択する。それぞれの納品周期タグは、“3か月”、“6か月”及び“9か月”に対応している。いま、顧客は、“9か月”の納品周期タグ62cを選択したとする。
第2に、食料販売部21は、納品周期“9か月”を検索キーとして食料情報31(図3(a))を検索し、該当した在庫レコードをすべて取得する。
第3に、食料販売部21は、商品名欄63a、販売価格欄63b、商品説明欄63c及びご注文欄63dを有する食料候補リスト63を表示する。食料候補リスト63の各レコードは、ステップS301の“第2”において取得された在庫レコードを商品ごとにまとめたレコード群に対応している。なお、レコード群に含まれるレコードの数が、商品ごとの在庫数にほかならない。商品説明欄63cには、例えば当該商品を説明するインターネット上のサイトへのリンク情報が埋め込まれたアイコンが表示される。顧客はこのアイコンをマウスで押下する(又は指で触れる)ことにより、商品の画像、特徴等を視認する。
第3に、食料販売部21は、商品名欄63a、販売価格欄63b、商品説明欄63c及びご注文欄63dを有する食料候補リスト63を表示する。食料候補リスト63の各レコードは、ステップS301の“第2”において取得された在庫レコードを商品ごとにまとめたレコード群に対応している。なお、レコード群に含まれるレコードの数が、商品ごとの在庫数にほかならない。商品説明欄63cには、例えば当該商品を説明するインターネット上のサイトへのリンク情報が埋め込まれたアイコンが表示される。顧客はこのアイコンをマウスで押下する(又は指で触れる)ことにより、商品の画像、特徴等を視認する。
顧客は、ご注文欄63dに数量を入力し、ご注文欄63dの“注文する”ボタンを押下する。ここでは、顧客は、“欧風カレー”を“5”個、“ミネラル水”を“2”個及び“カップ麺”を“10”個注文しようとしている。仮にいま、ミネラル水の在庫数が“4”であったとする。すると、食料販売部21は、“ミネラル水の現在の在庫数は4個であります。したがって、初回は4個をお届けし、次回以降は5個をお届けします”というメッセージを表示する。
第4に、顧客が続いて“3か月”(又は“6ヶ月”)の納品周期タグ62a(又は62b)を選択したとする。すると、食料販売部21は、ステップS301の“第2”及び“第3”と同様の処理を納品周期“3か月” (又は“6ヶ月”)について繰り返す。顧客も、ステップS301の“第3”と同様の入力を行う。
第5に、食料販売部21は、保証金及び販売代金を計算する。食料販売部21は、顧客が選択した商品の個数と販売価格の積の総和を販売代金とする。食料販売部21は、顧客が選択した商品の個数と原価の積の総和を原価総額とし、原価総額に対して所定の比率rを乗算した額を手数料相当額とする。なお、0<r<1である。一般的には、r=0.3程度が望ましい。さらに、原価総額に対して手数料相当額を加算した金額を保証金の金額とする。当該計算方法はあくまでも一例である。例えば、手数料相当額のみを保証金の金額としてもよい。そして、計算した保証金の金額を、欄64に表示する。
顧客は、当該保証金を支払えば食料を手元に納品してもらうことができる。保証金の金額は、前記のように安価に抑えられている。したがって、顧客は、初回の取引を容易に始めることができ、また、自身の好みの食料を選択するので、その食料を日常的に消費することもできる。製造業者も、不利益なく販路拡大を実現できる。
顧客は、当該保証金を支払えば食料を手元に納品してもらうことができる。保証金の金額は、前記のように安価に抑えられている。したがって、顧客は、初回の取引を容易に始めることができ、また、自身の好みの食料を選択するので、その食料を日常的に消費することもできる。製造業者も、不利益なく販路拡大を実現できる。
ステップS302において、食料販売部21は、契約内容を受信する。具体的には、第1に、食料販売部21は、顧客が、契約画面61のお名前欄65aに氏名を入力し、住所欄65bに住所を入力し、年齢欄65cに年齢を入力し、性別ボタン65dのいずれかを押下し、メールアドレス欄65eにメールアドレスを入力し、最後に“この内容で申し込む”ボタン66を押下するのを受け付ける。
第2に、食料販売部21は、契約画面61において表示した内容及び選択された内容に基づいて、顧客情報32(図3(b))の新たなレコードを作成する。図7の入力例は、顧客情報32の3行目のレコードに対応している。つまり、顧客“野村太郎”は、納品周期として“9か月”のみを選択している。仮に、野村太郎が“3か月”も選択すると、顧客情報32において、野村太郎“F003”についてのレコードが2つ作成されることになる。
第3に、食料販売部21は、契約画面61において選択された商品についての食料情報31(図3(a))のレコードを更新する。この例では、“野村太郎”は、例えば“欧風カレー”を“5”個注文している。そこで、食料販売部21は、食料情報31の在庫レコードのうち、商品名“欧風カレー”を有する5つのレコードの納品先欄109及び納品月欄110及び回収月欄111に、それぞれ、“F003”、“2014年2月”(現在月)及び“2014年11月”を記憶する。
ステップS303において、顧客端末装置2は、保証金を入金する。具体的には、顧客端末装置2は、金融機関サーバ3に対して、“野村太郎の口座残高を3000円だけ減少させ、食料販売者(野村太郎さま保証金)の口座残高を同額だけ増加させる”旨の指示を送る。
ステップS304において、食料販売部21は、納品周期の到来を確認する。具体的には、第1に、食料販売部21は、食料情報31(図3(a))の回収月を常に監視しておき、回収月の初日が到来するまで待機する。
第2に、回収月の初日が到来すると、食料販売部21は、その回収月を有するレコードをすべて取得する。ここで取得されたレコードを“回収レコード”と呼び、回収レコードの顧客を“回収対象顧客”と呼ぶ。回収対象顧客は通常複数存在する。現在は2014年5月1日であり、回収対象顧客の1人が、“野村太郎”であるとする。
第2に、回収月の初日が到来すると、食料販売部21は、その回収月を有するレコードをすべて取得する。ここで取得されたレコードを“回収レコード”と呼び、回収レコードの顧客を“回収対象顧客”と呼ぶ。回収対象顧客は通常複数存在する。現在は2014年5月1日であり、回収対象顧客の1人が、“野村太郎”であるとする。
ステップS305において、食料販売部21は、第1のメール(通知)81(図8(a))を送信する。具体的には、食料販売部21は、野村太郎が操作する顧客端末装置2に、第1のメール81を送信する。第1のメール81には、前回納品した賞味期限が間もなく到来する旨、及び、ある期限(入金期限)までに前回納品した商品の代金を振り込んで欲しい旨が記載されている。
ステップS306において、食料販売部21は、入金期限の到来を確認する。具体的には、第1に、食料販売部21は、入金期限が到来するまで待機する。
第2に、入金期限が到来すると、ステップS307に進む。
第2に、入金期限が到来すると、ステップS307に進む。
ステップS307において、食料販売部21は、代金の入金を確認する。具体的には、食料販売部21は、金融機関サーバ3にアクセスし、“食料販売業者(売上金)”口座に対して、“野村太郎”が、10000円の代金を入金しているか否かを判断する。ここでは、その入金があったものとする。
ステップS308において、食料販売部21は、第2のメール82(図8(b))を送信する。具体的には、食料販売部21は、野村太郎が操作する顧客端末装置2に、第2のメール82を送信する。第2のメール82には、代金を受け取ったので、商品(同じ内容の食料セット)を納品する旨、及び、顧客は、消費しきれなかった食料を“同封伝票”を使用して食料販売業者に返送することもできる旨が記載されている。
食料販売部21は、ステップS304〜ステップS308の処理を、すべての回収対象顧客について繰り返す。
食料販売部21は、ステップS304〜ステップS308の処理を、すべての回収対象顧客について繰り返す。
(食料販売処理手順(継続終了の場合))
図6に沿って、食料販売処理手順(継続終了の場合)を説明する。
図6のステップS301〜S306は、図5のステップS301〜S306の処理と同じである。
図6に沿って、食料販売処理手順(継続終了の場合)を説明する。
図6のステップS301〜S306は、図5のステップS301〜S306の処理と同じである。
ステップS317において、食料販売部21は、代金の入金を確認する。具体的には、食料販売部21は、金融機関サーバ3にアクセスし、“食料販売業者(売上金)”口座に対して、“野村太郎”が、10000円の代金を入金しているか否かを判断する。ここでは、その入金がなかったものとする。
ステップS318において、食料販売部21は、第3のメール83(図8(c))を送信する。具体的には、食料販売部21は、野村太郎が操作する顧客端末装置2に、第3のメール83を送信する。第3のメール83には、代金の受け取りを確認できないので、代金をある期限(催促期限)までに振り込んで欲しい旨が記載されている。
ステップS319において、食料販売部21は、催促期限の到来を確認する。具体的には、第1に、食料販売部21は、催促期限が到来するまで待機する。
第2に、催促期限が到来すると、ステップS320に進む。
第2に、催促期限が到来すると、ステップS320に進む。
ステップS320において、食料販売部21は、代金の入金を再度確認する。具体的には、食料販売部21は、金融機関サーバ3にアクセスし、“食料販売業者(売上金)”口座に対して、“野村太郎”が、10000円の代金を入金しているか否かを判断する。ここでは、その入金がなかったものとする。
ステップS321において、食料販売部21は、第4のメール84(図8(d))を送信する。具体的には、食料販売部21は、野村太郎が操作する顧客端末装置2に、第4のメール84を送信する。第4のメール84には、代金の受け取りを確認できないので、保証金の一部を受領したうえで(残額は返金される)、取引を終了する旨が記載されている。
(変形例1:製造業者割引)
顧客は食料セットの内容として、様々な製造業者の食料を選択できる。しかしながら、顧客が1つの食料セットに含まれるすべての食料を同一製造業者のものから選択すれば、在庫管理等、納品に関する食料販売業者の手間が削減される。製造業者にとっても売上の伸長につながる。そこで、食料販売業者は、代金に対する割引率を製造業者ごとに決定する。さらに、割引によって生じた減収分の一部を各製造業者から受け取ってもよい。
顧客は食料セットの内容として、様々な製造業者の食料を選択できる。しかしながら、顧客が1つの食料セットに含まれるすべての食料を同一製造業者のものから選択すれば、在庫管理等、納品に関する食料販売業者の手間が削減される。製造業者にとっても売上の伸長につながる。そこで、食料販売業者は、代金に対する割引率を製造業者ごとに決定する。さらに、割引によって生じた減収分の一部を各製造業者から受け取ってもよい。
具体的には、食料販売部21は、ステップS301の“第1”において、製造業者割引情報33(図4(a))を参照する。そして、契約画面61の任意の領域に、“○○社は、○○カレー、○○麺、○○缶詰、・・・を製造しています。全商品をこのうちからご選択頂ければ、代金は○%安くなります。ただし、◎個以上お買い求めください。”のようなメッセージを表示する。さらに、食料販売部21は、ステップS301の“第5”において、販売代金を計算する際に、販売代金に対して“1−割引率”を乗算して、販売代金を補正する。
(変形例2:納品時期割引)
食料販売業者は、道路上を走行する車両を使用して食料セットを顧客へ納品する。そこで、食料販売業者は、道路渋滞、不要な車両の維持等を回避するために、納品時期を地域ごとに分散することができれば便宜である。具体的には、食料販売部21は、ステップS302の“第1”(顧客が住所欄65bに入力した直後)において、入力された住所を検索キーとして、納品時期割引情報34(図4(b))を検索し、該当したレコードの納品時期及び割引率を取得する。そして、契約画面61の任意の領域に、取得した納品時期及び割引率を、“お客さまにお届けする時期を、○月、◎月、□月、◇月とさせていただければ、代金は○%安くなります。”のようなメッセージとして表示する。さらに、食料販売部21は、顧客がそのメッセージに応じる旨の回答を入力するのを受け付けると、ステップS301の“第5”において計算した販売代金に対して“1−割引率”を乗算して、販売代金を補正する。
食料販売業者は、道路上を走行する車両を使用して食料セットを顧客へ納品する。そこで、食料販売業者は、道路渋滞、不要な車両の維持等を回避するために、納品時期を地域ごとに分散することができれば便宜である。具体的には、食料販売部21は、ステップS302の“第1”(顧客が住所欄65bに入力した直後)において、入力された住所を検索キーとして、納品時期割引情報34(図4(b))を検索し、該当したレコードの納品時期及び割引率を取得する。そして、契約画面61の任意の領域に、取得した納品時期及び割引率を、“お客さまにお届けする時期を、○月、◎月、□月、◇月とさせていただければ、代金は○%安くなります。”のようなメッセージとして表示する。さらに、食料販売部21は、顧客がそのメッセージに応じる旨の回答を入力するのを受け付けると、ステップS301の“第5”において計算した販売代金に対して“1−割引率”を乗算して、販売代金を補正する。
(変形例3:食料セットのラベリング等)
顧客によっては、納品周期が異なる複数の食料セットを多数自宅等に保管することになる。よって、食料セットの外見を見て、納品周期(=回収周期)を一目で視認できれば、顧客及び食料販売業者は、食料セットを管理しやすくなる。具体的には、食料販売部21は、ステップS302の“第3”(回収月欄111にデータを記憶した直後)において、“ラベル”を作成し出力(印刷)する。食料販売部21は、ラベルに“この食料セットは○年○月に回収されます”というメッセージを記載する。さらに、回収月ごとにラベルの色(又は形状)を変え、かつ、納品周期ごとにラベルの形状(又は色)を変えてもよい。食料販売業者は、当該ラベルを食料セットの包装の視認し易い箇所に添付する。
顧客によっては、納品周期が異なる複数の食料セットを多数自宅等に保管することになる。よって、食料セットの外見を見て、納品周期(=回収周期)を一目で視認できれば、顧客及び食料販売業者は、食料セットを管理しやすくなる。具体的には、食料販売部21は、ステップS302の“第3”(回収月欄111にデータを記憶した直後)において、“ラベル”を作成し出力(印刷)する。食料販売部21は、ラベルに“この食料セットは○年○月に回収されます”というメッセージを記載する。さらに、回収月ごとにラベルの色(又は形状)を変え、かつ、納品周期ごとにラベルの形状(又は色)を変えてもよい。食料販売業者は、当該ラベルを食料セットの包装の視認し易い箇所に添付する。
(実施形態の効果)
(1)本実施形態の食料販売装置は、賞味期限がほぼ同じ食料を同じ周期で顧客に対して納品することを決定することができる。
(2)本実施形態の食料販売装置は、賞味期限が到来する順に食料を回収することを事前に顧客に知らせることができる。
(3)本実施形態の食料販売装置は、前回納品した食料を回収するのと同時に、同じ種類の食料を再度納品することを決定することができる。
(4)本実施形態の食料販売装置は、顧客が同一製造業者の製品のみを選択した場合、代金に対して割引料率を適用する。よって、製造業者の販売促進に資することができる。
(5)本実施形態の食料販売装置は、所定の納品周期を選択した場合、代金に対して割引料率を適用する。よって、納品の時期的集中に起因する道路混雑等を防止することができる。
(6)本実施形態の食料販売装置は、納品周期かつ回収時点ごとに色分け等されたラベルを出力する。このレベルは、食料の管理を容易にする。
(1)本実施形態の食料販売装置は、賞味期限がほぼ同じ食料を同じ周期で顧客に対して納品することを決定することができる。
(2)本実施形態の食料販売装置は、賞味期限が到来する順に食料を回収することを事前に顧客に知らせることができる。
(3)本実施形態の食料販売装置は、前回納品した食料を回収するのと同時に、同じ種類の食料を再度納品することを決定することができる。
(4)本実施形態の食料販売装置は、顧客が同一製造業者の製品のみを選択した場合、代金に対して割引料率を適用する。よって、製造業者の販売促進に資することができる。
(5)本実施形態の食料販売装置は、所定の納品周期を選択した場合、代金に対して割引料率を適用する。よって、納品の時期的集中に起因する道路混雑等を防止することができる。
(6)本実施形態の食料販売装置は、納品周期かつ回収時点ごとに色分け等されたラベルを出力する。このレベルは、食料の管理を容易にする。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。
1 食料販売装置
2 顧客端末装置
3 金融機関サーバ
4 ネットワーク
11 中央制御装置(制御部)
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置(記憶部)
15 補助記憶装置(記憶部)
16 通信装置
21 食料販売部
31 食料情報
32 顧客情報
33 製造業者割引情報
34 納品時期割引情報
61 契約画面
2 顧客端末装置
3 金融機関サーバ
4 ネットワーク
11 中央制御装置(制御部)
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置(記憶部)
15 補助記憶装置(記憶部)
16 通信装置
21 食料販売部
31 食料情報
32 顧客情報
33 製造業者割引情報
34 納品時期割引情報
61 契約画面
Claims (6)
- 食料に関連付けて、前記食料の賞味期限に基づく納品周期、前記食料の納品時点、及び、前記食料の納品時点を起点として前記納品周期が経過した時点である回収時点が記憶される食料情報と、
前記食料を購入する顧客に関連付けて、前記納品周期が記憶される顧客情報と、
を格納する記憶部と、
前記顧客が操作する端末装置に対して契約画面を表示し、
前記顧客が、前記契約画面において前記納品周期を選択するのを受け付け、
前記受け付けた納品周期を検索キーとして前記食料情報を検索し、納品すべき食料の候補を取得し、
前記取得した候補を前記契約画面に表示し、
前記顧客が、前記表示した食料の候補のうちから任意のものを選択するのを受け付け、
前記食料情報において、前記受け付けた食料の候補に関連付けて前記顧客を示す情報を記憶し、
前記顧客情報において、前記顧客に関連付けて、前記顧客が選択した納品周期を記憶し、
前記回収時点が到来する前の任意の時点において、前記食料の前記賞味期限が到来することを示す通知を前記端末装置に対して送信し、
前記食料情報のあるレコードの前記回収時点を、前記顧客に納品される同種の前記食料についての他のレコードの前記納品時点として記憶する制御部と、
を備えることを特徴とする食料販売装置。 - 前記制御部は、
前記顧客が選択した食料の候補が、すべて同一の製造業者が製造するものであった場合は、前記食料の代金に対して割引料率を適用すること、
を特徴とする請求項1に記載の食料販売装置。 - 前記制御部は、
前記顧客が選択した納品周期が、地域ごとに予め定められた納品周期と一致する場合は、前記食料の代金に対して割引料率を適用すること、
を特徴とする請求項2に記載の食料販売装置。 - 前記制御部は、
前記納品周期ごと、かつ、前記回収時点ごとに、色彩又は形状が異なるラベルを出力すること、
を特徴とする請求項3に記載の食料販売装置。 - 食料販売装置の記憶部は、
食料に関連付けて、前記食料の賞味期限に基づく納品周期、前記食料の納品時点、及び、前記食料の納品時点を起点として前記納品周期が経過した時点である回収時点が記憶される食料情報と、
前記食料を購入する顧客に関連付けて、前記納品周期が記憶される顧客情報と、
を格納しており、
前記食料販売装置の制御部は、
前記顧客が操作する端末装置に対して契約画面を表示し、
前記顧客が、前記契約画面において前記納品周期を選択するのを受け付け、
前記受け付けた納品周期を検索キーとして前記食料情報を検索し、納品すべき食料の候補を取得し、
前記取得した候補を前記契約画面に表示し、
前記顧客が、前記表示した食料の候補のうちから任意のものを選択するのを受け付け、
前記食料情報において、前記受け付けた食料の候補に関連付けて前記顧客を示す情報を記憶し、
前記顧客情報において、前記顧客に関連付けて、前記顧客が選択した納品周期を記憶し、
前記回収時点が到来する前の任意の時点において、前記食料の前記賞味期限が到来することを示す通知を前記端末装置に対して送信し、
前記食料情報のあるレコードの前記回収時点を、前記顧客に納品される同種の前記食料についての他のレコードの前記納品時点として記憶すること、
を特徴とする前記食料販売装置の食料販売方法。 - 食料販売装置の記憶部に対し、
食料に関連付けて、前記食料の賞味期限に基づく納品周期、前記食料の納品時点、及び、前記食料の納品時点を起点として前記納品周期が経過した時点である回収時点が記憶される食料情報と、
前記食料を購入する顧客に関連付けて、前記納品周期が記憶される顧客情報と、
を格納させ、
前記食料販売装置の制御部に対し、
前記顧客が操作する端末装置に対して契約画面を表示し、
前記顧客が、前記契約画面において前記納品周期を選択するのを受け付け、
前記受け付けた納品周期を検索キーとして前記食料情報を検索し、納品すべき食料の候補を取得し、
前記取得した候補を前記契約画面に表示し、
前記顧客が、前記表示した食料の候補のうちから任意のものを選択するのを受け付け、
前記食料情報において、前記受け付けた食料の候補に関連付けて前記顧客を示す情報を記憶し、
前記顧客情報において、前記顧客に関連付けて、前記顧客が選択した納品周期を記憶し、
前記回収時点が到来する前の任意の時点において、前記食料の前記賞味期限が到来することを示す通知を前記端末装置に対して送信し、
前記食料情報のあるレコードの前記回収時点を、前記顧客に納品される同種の前記食料についての他のレコードの前記納品時点として記憶する処理を実行させること、
を特徴とする前記食料販売装置を機能させるための食料販売プログラム。
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Title |
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JPN6015045337; 上野 俊夫: '食品販売店における仕入れ計画と在庫管理に関する研究' 社団法人日本経営工学会平成18年度秋季研究大会予稿集 , 20061104, 52-53ページ, 社団法人日本経営工学会 * |
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