JP5892086B2 - 真空成膜装置と成膜方法および金属膜付長尺樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents
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長尺樹脂フィルムを巻き出す巻出ロールと、長尺樹脂フィルムを巻き取る巻取ロールと、巻出ロールと巻取ロールとの間に設けられ回転駆動される冷却キャンロールと、冷却キャンロールと巻出ロールとの間および冷却キャンロールと巻取ロールとの間にそれぞれ設けられた複数の上流側並びに下流側ロール群と、冷却キャンロールの外周面近傍に沿って設けられ上流側ロール群を介し冷却キャンロールに搬入されかつ冷却キャンロールの外周面に巻き付けられる長尺樹脂フィルムの上記外周面と接しない表面側に薄膜を形成する成膜手段と、冷却キャンロールと上記成膜手段との間に設けられ長尺樹脂フィルムにおける薄膜の形成領域を規制して長尺樹脂フィルムの幅方向両端側に長尺樹脂フィルムの長さ方向に亘り未成膜領域を形成させる遮蔽マスクとを真空チャンバー内に備える真空成膜装置において、
上記長尺樹脂フィルムの薄膜形成面に外周面が接すると共に回転可能に設けられた円筒状本体と、円筒状本体外周面における上記長尺樹脂フィルムの幅方向両端近傍に対応する部位に開設された少なくとも一対の開口部と、円筒状本体内における上記開口部に対応する部位に設けられかつ開口部へ向け光を照射する発光部と開口部からの反射光が入射される受光部を有するセンサーヘッドとを備え、長尺樹脂フィルムの幅方向両端における各端部位置と長尺樹脂フィルムに形成された薄膜の幅方向両端における各端部位置を検出する位置センサーロールが冷却キャンロールと巻取ロールとの間に設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明に係る真空成膜装置において、
上記位置センサーロールが、冷却キャンロールの近傍に設けられかつ冷却キャンロールから送り出される長尺樹脂フィルムを上記巻取ロール側へ搬出させる後フィードロールにより構成されていることを特徴とし、
請求項3に係る発明は、
請求項1または2に記載の発明に係る真空成膜装置において、
上記位置センサーロールの円筒状本体が固定軸により回転可能に支持され、かつ、位置センサーロールのセンサーヘッドが上記固定軸若しくは固定軸に設けられた取付け部材に固定されていることを特徴とし、
請求項4に係る発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の発明に係る真空成膜装置において、
先端を開口部側へ向けると共に光源に接続された発光用の光ファイバーによりセンサーヘッドの上記発光部が構成され、先端を開口部側へ向けると共に受光素子に接続された受光用の光ファイバーによりセンサーヘッドの上記受光部が構成されていることを特徴とし、
請求項5に係る発明は、
請求項4に記載の発明に係る真空成膜装置において、
上記発光用の光ファイバーと受光用の光ファイバーとを束ねて成るファイバーバンドルを2組以上組み合わせてセンサーヘッドの上記発光部と受光部が構成されていることを特徴とし、
請求項6に係る発明は、
請求項5に記載の発明に係る真空成膜装置において、
長方形状の開放部を有する箱型ケースと、この箱型ケース内に千鳥状に配置された複数のファイバーバンドルと、各ファイバーバンドルの先端にそれぞれ取付けられたマイクロレンズとで上記センサーヘッドが構成されていることを特徴とし、
請求項7に係る発明は、
請求項4に記載の発明に係る真空成膜装置において、
長方形状の開放部を有する箱型ケースと、この箱型ケース内に長さ方向に亘って互いに平行に配列された発光用の光ファイバー群並びに受光用の光ファイバー群と、上記箱型ケースの開放部に取付けられたシリンドルカルレンズとで上記センサーヘッドが構成されていることを特徴とし、
請求項8に係る発明は、
請求項1〜7のいずれかに記載の発明に係る真空成膜装置において、
上記成膜手段が、マグネトロンスパッタリングカソードであることを特徴とする。
長尺樹脂フィルムを巻き出す巻出ロールと、長尺樹脂フィルムを巻き取る巻取ロールと、巻出ロールと巻取ロールとの間に設けられ回転駆動される冷却キャンロールと、冷却キャンロールと巻出ロールとの間および冷却キャンロールと巻取ロールとの間にそれぞれ設けられた複数の上流側並びに下流側ロール群と、冷却キャンロールの外周面近傍に沿って設けられかつ冷却キャンロールの外周面に巻き付けられる長尺樹脂フィルムの上記外周面と接しない表面側に薄膜を形成する成膜手段と、冷却キャンロールと成膜手段との間に設けられかつ長尺樹脂フィルムにおける薄膜の形成領域を規制する遮蔽マスクとを真空チャンバー内に備え、長尺樹脂フィルムの幅方向両端側に長尺樹脂フィルムの長さ方向に亘り未成膜領域を残しながら薄膜を形成する成膜方法において、
上記長尺樹脂フィルムの薄膜形成面に外周面が接すると共に回転可能に設けられた円筒状本体と、円筒状本体外周面における上記長尺樹脂フィルムの幅方向両端近傍に対応する部位に開設された少なくとも一対の開口部と、円筒状本体内における上記開口部に対応する部位に設けられかつ開口部へ向け光を照射する発光部と開口部からの反射光が入射される受光部を有するセンサーヘッドを備えた位置センサーロールを冷却キャンロールと巻取ロールとの間に配設し、位置センサーロール上を搬送される長尺樹脂フィルムの幅方向両端における各端部位置と長尺樹脂フィルムに形成された薄膜の幅方向両端における各端部位置が検出されるようにしたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明に係る成膜方法において、
上記位置センサーロールが、冷却キャンロールの近傍に設けられかつ冷却キャンロールから送り出される長尺樹脂フィルムを上記巻取ロール側へ搬出させる後フィードロールにより構成されていることを特徴とし、
請求項11に係る発明は、
請求項9または10に記載の発明に係る成膜方法において、
先端を開口部側へ向けると共に光源に接続された発光用の光ファイバーによりセンサーヘッドの上記発光部が構成され、先端を開口部側へ向けると共に受光素子に接続された受光用の光ファイバーによりセンサーヘッドの上記受光部が構成されていることを特徴とし、
請求項12に係る発明は、
請求項11に記載の発明に係る成膜方法において、
上記発光用の光ファイバーと受光用の光ファイバーとを束ねて成るファイバーバンドルを2組以上組み合わせてセンサーヘッドの上記発光部と受光部が構成されていることを特徴とし、
請求項13に係る発明は、
請求項12に記載の発明に係る成膜方法において、
長方形状の開放部を有する箱型ケースと、この箱型ケース内に千鳥状に配置された複数のファイバーバンドルと、各ファイバーバンドルの先端にそれぞれ取付けられたマイクロレンズとで上記センサーヘッドが構成されていることを特徴とし、
請求項14に係る発明は、
請求項11に記載の発明に係る成膜方法において、
長方形状の開放部を有する箱型ケースと、この箱型ケース内に長さ方向に亘って互いに平行に配列された発光用の光ファイバー群並びに受光用の光ファイバー群と、上記箱型ケースの開放部に取付けられたシリンドルカルレンズとで上記センサーヘッドが構成されていることを特徴とし、
請求項15に係る発明は、
請求項9〜14のいずれかに記載の発明に係る成膜方法において、
上記成膜手段が、マグネトロンスパッタリングカソードであることを特徴とする。
金属膜付長尺樹脂フィルムの製造方法において、
請求項1〜8のいずれかに記載の真空成膜装置を用いて、幅方向両端側に未成膜領域が残された金属膜付長尺樹脂フィルムを製造することを特徴とする。
長尺樹脂フィルムの薄膜形成面に外周面が接すると共に回転可能に設けられた円筒状本体と、円筒状本体外周面における長尺樹脂フィルムの幅方向両端近傍に対応する部位に開設された少なくとも一対の開口部と、円筒状本体内における上記開口部に対応する部位に設けられかつ開口部へ向け光を照射する発光部と開口部からの反射光が入射される受光部を有するセンサーヘッドを備える位置センサーロールを、真空チャンバー内の冷却キャンロールと巻取ロールとの間に配設するため、位置センサーロール上を搬送される長尺樹脂フィルムの幅方向両端における各端部位置と長尺樹脂フィルムに形成された薄膜の幅方向両端における各端部位置を正確に測定することが可能となる効果を有する。
幅方向両端側に未成膜領域が残された高品質の金属膜付長尺樹脂フィルムを効率的に製造できる効果を有している。
実施の形態に係る真空成膜装置は、上述したスパッタリングウェブコーターと略同一構造を有しており、図1に示すように、長尺樹脂フィルム52を巻き出す巻出ロール51と、長尺樹脂フィルム52を巻き取る巻取ロール64と、巻出ロール51と巻取ロール64との間に設けられかつモータにより回転駆動される冷却キャンロール56と、冷却キャンロール56と巻出ロール51との間の搬送路上に設けられた上流側ロール群(フリーロール53、張力センサーロール54、前フィードロール55)と、冷却キャンロール56と巻取ロール64との間の搬送路上に設けられた下流側ロール群(後フィードロール61、張力センサーロール62と、フリーロール63)と、冷却キャンロール56の外周面近傍に沿って設けられ上記上流側ロール群を介し冷却キャンロール56に搬入されかつ冷却キャンロール56の外周面に巻き付けられる長尺樹脂フィルム52の上記外周面と接しない表面側に薄膜(金属膜)を形成する成膜手段(マグネトロンスパッタリングカソード57、58、59、60)と、冷却キャンロール56と成膜手段との間に設けられ長尺樹脂フィルム52における薄膜の形成領域を規制して長尺樹脂フィルム52の幅方向両端側に長尺樹脂フィルム52の長さ方向に亘り未成膜領域(ベアエリア)を形成させる遮蔽マスク(図1においては図示せず。図2の符号102参照)を真空チャンバー内に備え、かつ、位置センサーロールが上記後フィードロール61にて構成されている。
図3に示す冷却キャンロール10と巻取ロール(図示せず)との間に設けられる位置センサーロール(後フィードロール)12は、長尺樹脂フィルム13の薄膜形成面に外周面が接すると共に回転可能に設けられた円筒状本体と、円筒状本体外周面における上記長尺樹脂フィルム13の幅方向両端近傍に対応する部位に開設された少なくとも一対の開口部(スリット)14、15と、円筒状本体内における上記開口部(スリット)14、15に対応する部位に設けられかつ開口部(スリット)14、15へ向け光を照射する発光部と開口部(スリット)14、15からの反射光が入射される受光部を有するセンサーヘッドとでその主要部が構成されている。
光源に接続されかつ先端を開口部側へ向けた光ファイバー(発光用光ファイバー)により上記発光部が構成され、受光素子に接続されかつ先端を開口部側へ向けた光ファイバー(受光用光ファイバー)により受光部が構成された実施の形態に係るセンサーヘッドについて、以下、図面を用いて具体的に説明する。
図10(A)の説明図は、位置センサーロールに設けられた一対の開口部(スリット)112、111と長尺樹脂フィルム110の幅方向両端部との位置関係を示し、図10(B)の説明図は、薄膜114が形成された長尺樹脂フィルム113における搬送方向左側に位置する左側端部の概略断面と上記左側端部からの反射光強度を示し、また、図10(C)の説明図は、薄膜116が形成された長尺樹脂フィルム115における搬送方向右側に位置する右側端部の概略断面と上記右側端部からの反射光強度を示している。
実施の形態に係る真空成膜装置を用いて、金属膜付耐熱性樹脂フィルム(金属膜付長尺樹脂フィルム)を製造することができる。
図1に示す真空成膜装置(スパッタリングウェブコーター)50を用い、また、長尺樹脂フィルム(長尺耐熱性樹脂フィルム)52には、幅500mm、長さ1000m、厚さ12.5μmの東レ・デュポン株式会社製の耐熱性ポリイミドフィルム「カプトン(登録商標)」を使用した。
図1に示す真空成膜装置(スパッタリングウェブコーター)50を用い、また、長尺樹脂フィルム(長尺耐熱性樹脂フィルム)52には、幅500mm、長さ1000m、厚さ12.5μmの東レ・デュポン株式会社製の耐熱性ポリイミドフィルム「カプトン(登録商標)」を使用した。
図1に示す真空成膜装置(スパッタリングウェブコーター)50を用い、また、長尺樹脂フィルム(長尺耐熱性樹脂フィルム)52には、幅500mm、長さ1000m、厚さ12.5μmの東レ・デュポン株式会社製の耐熱性ポリイミドフィルム「カプトン(登録商標)」を使用した。
11 前フィードロール
12 位置センサーロール(後フィードロール)
13 長尺樹脂フィルム
14 開口部(スリット)
15 開口部(スリット)
20 円筒状本体
21 固定軸
22 ベアリング
23 開口部(スリット)
24 開口部(スリット)
25 長尺樹脂フィルム
30 円筒状本体
31 固定軸
32 ベアリング
33 開口部(スリット)
34 開口部(スリット)
35 長尺樹脂フィルム
36 センサーヘッド
37 センサーヘッド
38 光ファイバー
39 光ファイバー
40 箱型ケース
41 ファイバーバンドル
42 発光用光ファイバー
43 受光用光ファイバー
44 マイクロレンズ
45 センサーヘッド
50 真空成膜装置(スパッタリングウェブコーター)
51 巻出ロール
52 長尺樹脂フィルム
53 フリーロール
54 張力センサーロール
55 前フィードロール
56 冷却キャンロール
57 マグネトロンスパッタリングカソード
58 マグネトロンスパッタリングカソード
59 マグネトロンスパッタリングカソード
60 マグネトロンスパッタリングカソード
61 後フィードロール
62 張力センサーロール
63 フリーロール
64 巻取ロール
70 箱型ケース
71 発光用光ファイバー
72 受光用光ファイバー
73 シリンドリカルレンズ
74 センサーヘッド
80 ファイバーバンドル
81 光ファイバー
82 光アンプ
83 信号線
90 センサーヘッド
91 光ファイバー
92 光源
93 光ファイバー
94 光アンプ
95 信号線
100 冷却キャンロール
101 長尺樹脂フィルム
102 遮蔽マスク
103 ベアエリア(未成膜領域)
104 ベアエリア(未成膜領域)
105 取付け部材
106 スパッタリングターゲット
110 長尺樹脂フィルム
111 開口部(スリット)
112 開口部(スリット)
113 長尺樹脂フィルム
114 薄膜(金属面)
115 長尺樹脂フィルム
116 薄膜(金属面)
Claims (16)
- 長尺樹脂フィルムを巻き出す巻出ロールと、長尺樹脂フィルムを巻き取る巻取ロールと、巻出ロールと巻取ロールとの間に設けられ回転駆動される冷却キャンロールと、冷却キャンロールと巻出ロールとの間および冷却キャンロールと巻取ロールとの間にそれぞれ設けられた複数の上流側並びに下流側ロール群と、冷却キャンロールの外周面近傍に沿って設けられ上流側ロール群を介し冷却キャンロールに搬入されかつ冷却キャンロールの外周面に巻き付けられる長尺樹脂フィルムの上記外周面と接しない表面側に薄膜を形成する成膜手段と、冷却キャンロールと上記成膜手段との間に設けられ長尺樹脂フィルムにおける薄膜の形成領域を規制して長尺樹脂フィルムの幅方向両端側に長尺樹脂フィルムの長さ方向に亘り未成膜領域を形成させる遮蔽マスクとを真空チャンバー内に備える真空成膜装置において、
上記長尺樹脂フィルムの薄膜形成面に外周面が接すると共に回転可能に設けられた円筒状本体と、円筒状本体外周面における上記長尺樹脂フィルムの幅方向両端近傍に対応する部位に開設された少なくとも一対の開口部と、円筒状本体内における上記開口部に対応する部位に設けられかつ開口部へ向け光を照射する発光部と開口部からの反射光が入射される受光部を有するセンサーヘッドとを備え、長尺樹脂フィルムの幅方向両端における各端部位置と長尺樹脂フィルムに形成された薄膜の幅方向両端における各端部位置を検出する位置センサーロールが冷却キャンロールと巻取ロールとの間に設けられていることを特徴とする真空成膜装置。 - 上記位置センサーロールが、冷却キャンロールの近傍に設けられかつ冷却キャンロールから送り出される長尺樹脂フィルムを上記巻取ロール側へ搬出させる後フィードロールにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の真空成膜装置。
- 上記位置センサーロールの円筒状本体が固定軸により回転可能に支持され、かつ、位置センサーロールのセンサーヘッドが上記固定軸若しくは固定軸に設けられた取付け部材に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の真空成膜装置。
- 先端を開口部側へ向けると共に光源に接続された発光用の光ファイバーによりセンサーヘッドの上記発光部が構成され、先端を開口部側へ向けると共に受光素子に接続された受光用の光ファイバーによりセンサーヘッドの上記受光部が構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の真空成膜装置。
- 上記発光用の光ファイバーと受光用の光ファイバーとを束ねて成るファイバーバンドルを2組以上組み合わせてセンサーヘッドの上記発光部と受光部が構成されていることを特徴とする請求項4に記載の真空成膜装置。
- 長方形状の開放部を有する箱型ケースと、この箱型ケース内に千鳥状に配置された複数のファイバーバンドルと、各ファイバーバンドルの先端にそれぞれ取付けられたマイクロレンズとで上記センサーヘッドが構成されていることを特徴とする請求項5に記載の真空成膜装置。
- 長方形状の開放部を有する箱型ケースと、この箱型ケース内に長さ方向に亘って互いに平行に配列された発光用の光ファイバー群並びに受光用の光ファイバー群と、上記箱型ケースの開放部に取付けられたシリンドルカルレンズとで上記センサーヘッドが構成されていることを特徴とする請求項4に記載の真空成膜装置。
- 上記成膜手段が、マグネトロンスパッタリングカソードであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の真空成膜装置。
- 長尺樹脂フィルムを巻き出す巻出ロールと、長尺樹脂フィルムを巻き取る巻取ロールと、巻出ロールと巻取ロールとの間に設けられ回転駆動される冷却キャンロールと、冷却キャンロールと巻出ロールとの間および冷却キャンロールと巻取ロールとの間にそれぞれ設けられた複数の上流側並びに下流側ロール群と、冷却キャンロールの外周面近傍に沿って設けられかつ冷却キャンロールの外周面に巻き付けられる長尺樹脂フィルムの上記外周面と接しない表面側に薄膜を形成する成膜手段と、冷却キャンロールと成膜手段との間に設けられかつ長尺樹脂フィルムにおける薄膜の形成領域を規制する遮蔽マスクとを真空チャンバー内に備え、長尺樹脂フィルムの幅方向両端側に長尺樹脂フィルムの長さ方向に亘り未成膜領域を残しながら薄膜を形成する成膜方法において、
上記長尺樹脂フィルムの薄膜形成面に外周面が接すると共に回転可能に設けられた円筒状本体と、円筒状本体外周面における上記長尺樹脂フィルムの幅方向両端近傍に対応する部位に開設された少なくとも一対の開口部と、円筒状本体内における上記開口部に対応する部位に設けられかつ開口部へ向け光を照射する発光部と開口部からの反射光が入射される受光部を有するセンサーヘッドを備えた位置センサーロールを冷却キャンロールと巻取ロールとの間に配設し、位置センサーロール上を搬送される長尺樹脂フィルムの幅方向両端における各端部位置と長尺樹脂フィルムに形成された薄膜の幅方向両端における各端部位置が検出されるようにしたことを特徴とする成膜方法。 - 上記位置センサーロールが、冷却キャンロールの近傍に設けられかつ冷却キャンロールから送り出される長尺樹脂フィルムを上記巻取ロール側へ搬出させる後フィードロールにより構成されていることを特徴とする請求項9に記載の成膜方法。
- 先端を開口部側へ向けると共に光源に接続された発光用の光ファイバーによりセンサーヘッドの上記発光部が構成され、先端を開口部側へ向けると共に受光素子に接続された受光用の光ファイバーによりセンサーヘッドの上記受光部が構成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の成膜方法。
- 上記発光用の光ファイバーと受光用の光ファイバーとを束ねて成るファイバーバンドルを2組以上組み合わせてセンサーヘッドの上記発光部と受光部が構成されていることを特徴とする請求項11に記載の成膜方法。
- 長方形状の開放部を有する箱型ケースと、この箱型ケース内に千鳥状に配置された複数のファイバーバンドルと、各ファイバーバンドルの先端にそれぞれ取付けられたマイクロレンズとで上記センサーヘッドが構成されていることを特徴とする請求項12に記載の成膜方法。
- 長方形状の開放部を有する箱型ケースと、この箱型ケース内に長さ方向に亘って互いに平行に配列された発光用の光ファイバー群並びに受光用の光ファイバー群と、上記箱型ケースの開放部に取付けられたシリンドルカルレンズとで上記センサーヘッドが構成されていることを特徴とする請求項11に記載の成膜方法。
- 上記成膜手段が、マグネトロンスパッタリングカソードであることを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の成膜方法。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の真空成膜装置を用いて、幅方向両端側に未成膜領域が残された金属膜付長尺樹脂フィルムを製造することを特徴とする金属膜付長尺樹脂フィルムの製造方法。
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