JP6265081B2 - キャンロール、およびスパッタリング装置 - Google Patents
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Description
第2発明のキャンロールは、第1発明において、前記導通部材は、帯状の導電膜付樹脂フィルムであり、一部が前記養生帯に重なり、残部が前記キャンロール本体の外周面に重なるように、導電膜を内側に向けて巻回されていることを特徴とする。
第3発明のキャンロールは、第2発明において、前記キャンロール本体の外周面であって、前記導通部材と前記キャンロール本体の端との間を覆うように巻回された拡張養生帯を備えることを特徴とする。
第4発明のキャンロールは、スパッタリング法により帯状の被成膜基材に成膜するスパッタリング装置に設けられるキャンロールであって、キャンロール本体と、前記キャンロール本体の外周面であって、前記被成膜基材の縁が重なる位置に巻回された養生帯と、を備え、前記養生帯は、導体で形成されており、前記キャンロール本体と導通していることを特徴とする。
第5発明のスパッタリング装置は、請求項1、2、3または4記載のキャンロールを備えることを特徴とする。
第2発明によれば、導通部材が導電膜付樹脂フィルムであるので、養生帯の導電膜とキャンロール本体とを導通させることができるとともに、被成膜基材から外れた成膜物質がキャンロール本体に付着することを防止できる。
第3発明によれば、キャンロール本体の外周面に、養生帯と導通部材に加えて拡張養生帯を巻回することで、養生帯を幅狭とすることができる。そのため、養生帯をキャンロール本体の外周面にシワが生じることなく密着させることが容易となり、被成膜基材を均一に冷却できる。
第4発明によれば、養生帯が導体で形成されているので、養生帯上に成膜物質が付着しても、電荷をキャンロール本体に逃すことができる。そのため、被成膜基材から外れて付着した成膜物質と成膜品の縁とが接触しても異常放電が生じない。
第5発明によれば、被成膜基材から外れて付着した成膜物質と成膜品の縁とが接触しても異常放電が生じないので、製品の縁が溶解して、製品不良が発生することがない。その結果、歩留まりを向上することができる。
(第1実施形態)
<スパッタリング装置>
図5に示すように、本発明の第1実施形態に係るスパッタリング装置Aは、ロールツーロール方式で連続的に帯状の被成膜基材fを搬送しつつ、スパッタリング法により被成膜基材fに成膜して成膜品mfを製造する装置であり、スパッタリングウェブコータとも称される。
つぎに、本実施形態の特徴部分であるキャンロールC1を説明する。
図1に示すように、キャンロールC1は、キャンロール本体1と、キャンロール本体1の外周面に巻回された養生帯2、導通帯3、および拡張養生帯4とを備える。キャンロール本体1は、円柱状のロールであり、内部に冷媒が循環している。キャンロール本体1の素材は特に限定されないが、例えばステンレス鋼で形成されており、表面は硬質クロムめっきが施されている。
図2(A)に示すように、まず、キャンロール本体1の外周面における被成膜基材fの縁が重なる位置に、養生帯2の一端を貼り付ける。そして、養生帯2をキャンロール本体1の外周面に少なくとも一周巻回させて、他端を貼り付ける。この際、養生帯2の他端を引っ張り、長尺方向に引き伸ばすようにして巻き付ける。このように巻き付けることで、養生帯2をキャンロール本体1の外周面にシワなく密着させることができる。
つぎに、本発明の第2実施形態に係るキャンロールC2を説明する。
図4に示すように、本実施形態のキャンロールC2は、第1実施形態のキャンロールC1において、導通帯3に代えて導電性テープ5を貼り付けた形態である。ここで、導電性テープ5とは、粘着層に金属粉等の導電材料を分散させたテープである。この導電性テープ5を、養生帯2とキャンロール本体1の外周面との間に貼り付ける。そうすると、導電性テープの粘着層により、養生帯2の導電膜2mとキャンロール本体1とが導通される。
つぎに、本発明の第3実施形態に係るキャンロールC3を説明する。
本実施形態のキャンロールC3は、第1実施形態のキャンロールC1において、養生帯2を金属箔等の導体で形成した形態である。養生帯2が導体で形成されているので、養生帯2上に成膜物質Mが付着しても、電荷をキャンロール本体1に逃すことができる。そのため、被成膜基材から外れて付着した成膜物質Mと成膜品mfの縁とが接触しても異常放電が生じない。
C キャンロール
1 キャンロール本体
2 養生帯
2f 樹脂フィルム
2m 導電膜
3 導通帯
3f 樹脂フィルム
3m 導電膜
4 拡張養生帯
5 導電性テープ
10 真空チャンバー
21 巻出ロール
22 フリーロール
23 張力センサロール
24 フィードロール
25 フィードロール
26 張力センサロール
27 フリーロール
28 巻取ロール
31〜34 スパッタリングカソード
Claims (5)
- スパッタリング法により帯状の被成膜基材に成膜するスパッタリング装置に設けられるキャンロールであって、
キャンロール本体と、
前記キャンロール本体の外周面であって、前記被成膜基材の縁が重なる位置に巻回された養生帯と、
導電性を有する導通部材と、を備え、
前記養生帯は、帯状の導電膜付樹脂フィルムであり、導電膜を外側に向けて巻回されており、
前記導通部材は、前記養生帯の導電膜と前記キャンロール本体とを導通させるよう設けられている
ことを特徴とするキャンロール。 - 前記導通部材は、帯状の導電膜付樹脂フィルムであり、一部が前記養生帯に重なり、残部が前記キャンロール本体の外周面に重なるように、導電膜を内側に向けて巻回されている
ことを特徴とする請求項1記載のキャンロール。 - 前記キャンロール本体の外周面であって、前記導通部材と前記キャンロール本体の端との間を覆うように巻回された拡張養生帯を備える
ことを特徴とする請求項2記載のキャンロール。 - スパッタリング法により帯状の被成膜基材に成膜するスパッタリング装置に設けられるキャンロールであって、
キャンロール本体と、
前記キャンロール本体の外周面であって、前記被成膜基材の縁が重なる位置に巻回された養生帯と、を備え、
前記養生帯は、導体で形成されており、前記キャンロール本体と導通している
ことを特徴とするキャンロール。 - 請求項1、2、3または4記載のキャンロールを備える
ことを特徴とするスパッタリング装置。
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JP2014163491A JP6265081B2 (ja) | 2014-08-11 | 2014-08-11 | キャンロール、およびスパッタリング装置 |
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JP2014163491A JP6265081B2 (ja) | 2014-08-11 | 2014-08-11 | キャンロール、およびスパッタリング装置 |
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JP2016037655A JP2016037655A (ja) | 2016-03-22 |
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