JP5887327B2 - プッシャーのモジュール式組付け方法及びモジュール式プッシャー - Google Patents

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Description

本発明は、プッシャーの組付け方法及びこの方法を実施するための適切なモジュール式プッシャーに関する。
時計の中間部へのプッシャーの取付けは、一般的にはケースの縁部に設けられたハウジングにプッシャー本体を固定し、次に、プッシャー本体を時計の中間部内に駆動又はねじ止めした後、プッシャーの他の構成要素を組み付けることが知られている。
プッシャー専門製作所の外でプッシャーの各構成要素を中間部に個別に組み付ける必要があることを考えると、第一に、組付けはこの種の構成要素の専門家によって行われていないために、比較的冗長となり、また比較的時間がかかる。第二に、機能部品のいずれも事前に組み付けられていないために、プッシャーを時計の中間部に実際に取り付ける前に組付け完成済みのプッシャーを検査することは不可能である。したがって、この組付けの解決策では、ケースと一体化する前にプッシャーの密封特性及び行程設定を満足に調べることができない。
ねじ止め式プッシャーの組付けを単純化するために、密封部を事前に組み付けるように、封止用ガスケットを事前に装着した管が存在する。この場合、第1のステップにおいて管を中間部内にねじ止めし、次に、第2のステップにおいて、プッシャーの戻しばねを位置決めし、プッシャー頭部を行程終端位置に押し進めた後、内側からステムをねじ止めする。しかし、この解決策の欠点は、封止用ガスケットが、プッシャー・ステムの取付けの際、特にこの作業をプッシャー専門家が行わないときに損傷しやすいことであり、この解決策では、プッシャーの密封及び動作行程の事前検査ができない。
時計の中間部にプッシャーを組み付ける前に個別の構成要素をプッシャーに備えることに関連する欠点を克服するために、スイス国特許第692255号明細書は、プッシャーを中間部に取り付ける前に完全に組み付け、次に、プッシャー本体に作用する工具を使用して内側から時計ケースにねじ止めする、モジュール式組付けの解決策を提案している。しかし、この解決策の欠点は、特にプッシャー本体とその頭部との間に回転の自由度がない場合には円筒形頭部を有するねじ止め式プッシャーしか適用できないことである。
したがって、こうした公知の制限がない組付け方法が必要とされる。
スイス国特許第692255号明細書
具体的には、本発明の目的は、限られた数の組付けステップで中間部の上にプッシャーを迅速に取り付けることを可能にする、新規のプッシャー組付け方法を提案することである。
本発明の他の目的は、プッシャーを中間部へ取り付ける前に、プッシャーの動作特徴を個別に検査することを可能にする、プッシャーのモジュール式組付け代替方法を提案することである。
これらの目的は、管、ステム、少なくとも1つの封止用ガスケット及び第1の固定停止部材と第2の可動停止部材との間に配置された戻しばねを含む封止機能モジュールを組み付ける事前ステップ、次に、封止機能モジュールをケースに組み付ける第1のステップ、及び最後に、プッシャー頭部を封止機能モジュールに組み付ける第2のステップを含むことを特徴とする、本発明による、時計ケースへのプッシャーのモジュール式組付け方法によって達成される。
これらの目的は、管、ステム、少なくとも1つの封止用ガスケット、第1の固定停止部材と第2の可動停止部材との間に配置された戻しばね及びプッシャー頭部を含む、本発明のモジュール式組付け方法を実施する適切なモジュール式プッシャーにおいて、プッシャーは、封止機能モジュールを含み、封止機能モジュールは、管、ステム、少なくとも1つの封止用ガスケット及び戻しばね、さらにはプッシャー頭部への封止機能モジュール組付け手段及びケースへの封止機能モジュール組付け手段を含むことを特徴とする、モジュール式プッシャーによっても達成される。
本発明によって提案される組付け方法の一つの利点は、本方法を多数のプッシャー頭部及び異なる行程を有するプッシャーに利用できることである。
本発明の組付け方法の他の利点は、本方法が、プッシャー頭部及び管の形状に関わらず、プッシャーのための一様な封止機能システムを提供することである。
提案する解決策のさらなる利点は、アフター・サービスに関し、このアフター・サービスは、事前に組み付けた本体の頭部の変更が今や可能である以上、例えば、プッシャー全体の交換を必要とせず、頭部のみを修理する作業を行うことができることを意味する。同様に、アフター・サービスの間、交換が必要な封止構成要素にアクセスするために、プッシャー全体の交換を必要とせずに頭部を分解することも可能である。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかになるであろう。
本発明を実施するための第1の好ましい実施形態によるプッシャーの上面図である。 図1のプッシャーの断面図である。 第1のプッシャー・モジュールを中間部に取り付けた後の図2のプッシャーの第2の断面図である。 プッシャー頭部を最後に取り付ける間の図3のプッシャーの第3の断面図である。 本発明を実装するための第2の好ましい実施形態によるプッシャーの上面図である。 図5のプッシャーの、図5のA−A線に沿った第1の断面図である。 図5のプッシャーの、図6AのB−B線に沿った第2の断面図である。 図6Aのプッシャーの、図6AのC−C線に沿った第3の断面図である。
図1は、ほぼ平行六面体形状のプッシャー頭部1の上面図を示す。図示される四角形は、わずかに左に向かって先細になった長方形である。すなわち、この長方形の左側は、右側よりもわずかに小さく、したがって2つの長辺は完全に平行ではない。この特定の非円筒形の頭部形状を本発明の第1の好ましい実施形態の実装に使用する。
図2は、図1の断面を示し、時計ケース又は中間部に取り付けることを目的としてプッシャー本体に組み付けたプッシャー頭部1を示す。以下の本発明の好ましい実施形態では、ねじ止め式プッシャー、すなわち、プッシャーの取付けを目的としてプッシャー本体をケース内にねじ止めするねじ止め式プッシャーのみを含む。しかし、本発明が、あらゆる他の様式でケース内に駆動又は締結されるプッシャーにも適用できることは明らかであろう。
図2のプッシャー本体は、ケース100に組み付けるためのねじ山71が設けられた管7から構成され、以下で図3及び図4において参照する。この場合、時計ケース100は、ねじ穴102の形態である補完的組付け手段を有し、図面にも示されている。ステム8は管7に取り付けられる。ステムの下側端部には、ステム用第1の回転駆動手段80を形成する頭部があり、この目的で第1の回転駆動手段80内に工具を挿入することができる。ねじ頭と同じ形状であるステムの頭部は、管の下側オリフィス72よりもわずかに広く、これにより、ステム8は、その頭部が管7の底面73に当接するまでこの端部を介して管7に必然的にねじ込まれる。図2に示す位置は、プッシャー載置位置であり、管7の上側オリフィス内に挿入された戻しばね3は、Oリング形の封止用ガスケット5の上に取り付けた第1のリング4によって形成された第1の固定停止部材と、ステム8の上端部に取り付けた挿入体2によって形成された第2の可動停止部材との間に延在することになる。この好ましい実施形態によれば、挿入体2は、ステム8の上端でステム8の第1のねじ切り端部81に螺合する内側ねじ部21を含む。挿入体2は、その外側部にねじ山をもち、このねじ山は、プッシャー頭部1を組み付けるためにプッシャー頭部1のねじ穴11と協働することを目的とする。例えば、ステムの端部上に挿入体を駆動させることなど、他の組付け形態を想定することもできるが、この図に示されるねじ止め式組付けの利点は、ねじ止め式組付けは可逆的であり、したがってプッシャー頭部1をモジュール式に交換可能にすることである。
図2に示される本発明の好ましい実施形態によれば、プッシャーの密封は、互いの方に移動しないように中間リング6によって分離された2つの重ねて置いた封止用ガスケット5を使用することで最適化される。
図3から図4は、本発明による図2のプッシャーに関する異なる組付けステップを示す。プッシャーのステム8が、下側オリフィス72を通って管7内に挿入されると、封止用ガスケット5、中間リング6及び封止用ガスケット5を覆う第1のリング4の事前位置決めが続き、戻しばね3を前記第1のリング4と(ステムの上端部にねじ止めした)挿入体2との間に位置決めすることができる。この第1のリング4及び挿入体2は、戻しばね3のための第1の固定停止部材及び第2の可動停止部材をそれぞれ形成する。これらの要素のすべてが封止機能モジュール10を形成する。この封止機能モジュール10は、プッシャー頭部の形状に関わらず、一様であるという利点を有する。図3は、この実施形態では管7のねじ山71をケース100のねじ穴102内にねじ止めすることによって、ケースの外側から第1の組付けステップE1を行った後の、ケース100に組み付けた封止機能モジュール10を示す。この組付けステップを単純化するために、例えば図5及び図6A〜図6Dを参照して説明する第2の好ましい実施形態に示すように、管7は特別な駆動手段を有していてもよく、これにより、工具を使用してねじ止め作業を行うことができる。
封止機能モジュール10をケース100に組み付ける第1のステップE1を行った後、次に、プッシャー頭部1を封止機能モジュール10に付加してプッシャーの組付けを完成させる必要がある。頭部が非円筒形状で、図3に見られるように、ハウジング101が相補的形状であるとき、プッシャー頭部1をハウジング101内で回転させることは不可能である。この欠点を克服するために、本発明のモジュール式組付け方法は、実際のステム8を回転駆動させることよって、ステムと一体化した要素(ここでは、その外側部分にねじ山を有する挿入体2である)上にプッシャー頭部1をねじ止めすることを提案するものである。次に、挿入体2は、プッシャー頭部1への直接的な回転作用ではなく、ケース100のハウジング101の底部に頭部を当接させる軸方向への作用のみによって、プッシャー頭部1のねじ穴11内にねじ止めされる。図2に示した要素と同じ要素の断面を示し、ケース100、及び管7をねじ止めするケース100のねじ穴102を追加した図4からわかるように、事前に組み付けた封止機能モジュール10にプッシャー頭部1を組み付ける第2のステップE2は、工具(図示せず)の作用によってケース100の内側から行われ、この工具は、この実施形態では、ステム8の頭部に形成された第1の雌型回転駆動手段80に作用することによってステム8を回転駆動させる。ステムの頭部は、プッシャー頭部1をハウジング101の底部に押し進めたときに管73の底面から軸方向に解放され、これにより工具をより容易に螺合することができ、同時にプッシャー頭部1の回転を防止する。プッシャー頭部の組付け作業中、ステム8の第1のねじ端部81から挿入体2のねじが緩んで外れることを防止するために、挿入体の内側ねじ部21及び挿入体の外側ねじ部22に、同じ方向を有するねじ山を選択することができる。このことにより、プッシャー頭部1のねじ穴11の底部が挿入体2に当接するまでは、プッシャー頭部1の挿入体2へのねじ止めが、同時にステム8の第1のねじ端部81の挿入体へのねじ止めとなる。
プッシャー頭部1を封止機能モジュール10に組み付ける、この第2のステップは、プッシャー行程の長さを調節可能にはしないが、行程は、所与の形状のクラウン頭部1に対して、例えば挿入体2の高さ及びステム8の第1のねじ端部81の軸方向への位置決めに直接作用することで事前に調節できることを留意されたい。換言すれば、プッシャー行程は、事前に組み付けた封止機能モジュール10に直接作用することによって調節することができる。
図5は、本発明のモジュール式組付け方法に使用することができる非円筒形の他の形状を有するプッシャーを示す。プッシャー頭部1は、この実施形態では弓なり形状を有し、ケース又は中間部のスタッド又はピン(図示せず)と協働させる目的であるボア12を備えている。このボア12とケースのスタッドとの協働は、プッシャーのハウジングへの正確な角度の位置決め及びプッシャー頭部1を押し進めるときのプッシャー頭部1の案内のために有利であるだけではなく、プッシャー頭部1をハウジングの奥深くに配置することを目的とせず、中間部の外側へ相対的にかなり突出させる実施形態にも有利である。その場合、封止機能モジュール10の上記第2の組付けステップE2の間、スタッドとプッシャ頭部1のボア12との協働により、プッシャーを押し進めたときに、好ましくはプッシャーが中間部と当接するまでプッシャー頭部1の回転をロックすることを可能にする。
図6Aは、図5で示されるA−A線に沿った、この実施形態のための図2と同様の断面図を示す。
この図では、プッシャーの構成要素のほとんどが図2に示したプッシャーの構成要素と同一である。しかし、この実施形態と図2に例示した実施形態との大きな差異は、ステム8が、その下側部分と一体化した頭部を備えておらず、第2のねじ山を備えていることである。2つの封止用ガスケット5、2つのガスケット間の中間リング6、戻しばね3用の第1の固定停止部材を形成する第1のリング4及び戻しばねを事前に位置決めした後、第2のねじステム端部82はナット9に組み付けられ、このナット9は管73の底面に当接して取り付けられて、ステム8の管7への組付けを完成させる。代替実施形態(図示せず)によれば、ナット9及びねじステム端部82の代わりに、保持サークリップをステム8の底端部に設けた溝に係着することができる。この解決策の1つの利点は、アフター・サービスの間、ステム8を取り外すことを容易にすることである。しかし、ナット9との違いは、サークリップではステム8を回転駆動させる手段として使用できないという欠点がある。ステム8はカラー2’も含み、しかし、代替実施形態によれば、このカラー2’はステムとは異なり、取り外し可能な部分から構成することができる。このカラー2’の機能は、挿入体2の機能と同様である。すなわち、戻しばね3用可動停止部材及びプッシャー頭部1の取付け用停止部材を実現する。したがって、図2の実施形態とは異なり、ステム8は、この実施形態では、管7の下側オリフィス72を通って挿入されるのではなく、上側オリフィス74を通って挿入され、次にナット9を介して管7の下側面74上に固定されることは明らかであろう。管7の上部では、回転駆動手段70は、一部が八角形断面の形態で構成され、詳細には、管7、ステム8及び戻しばね3の断面を示す図3のC−C線に沿った断面図である図6Cに示されている。この駆動手段により、プッシャー頭部1(第1の組付けステップE1の間にケースに組み付けられる)を除いて、管に組み付けるすべての構成要素を含めた封止機能モジュール(見やすさのためにこの図では参照しない)の組付けを容易にする。
プッシャー頭部1を封止機能モジュール10に組み付ける第2のステップE2において、この実施形態の原理は、上記実施形態、すなわちケース100内部に挿入された工具(図6A〜図6Cには図示せず)を介してステム8を回転駆動させることによりプッシャー頭部1をねじ止めするステップと同じである。しかし、この実施形態では、ねじ止め作業は、上記挿入体2のような、ステム8に締結した構成要素には行わず、ステムの第1のねじ端部81に直接行う。さらに、上記実施形態との他の差異は、中間部の内部に挿入する工具はより複雑なものであるということである。これというのは、工具は、図2のねじ頭のような第1の雌型駆動手段80には螺合せず、ナット9を越えて位置する一部が八角形断面状の第2の雄型駆動手段83に係合するためであり、この第2の雄型駆動手段83は、ステム8の底端部に位置し、詳細には図6Bに示される。図6Bは、図6Aに示すB−B線に沿った断面図であり、管7及びそのねじ山71も示す。プッシャー頭部1を封止機能モジュール10に組み付ける第2のステップE2において、プッシャー頭部1を押し進めると、ナット9をねじ止めしたステム8の底端部は、(図4の底部にあるステムの頭部と同じような)管の底部オリフィス72から軸方向に解放され、八角形断面のこの部分が管7の外側に現れる。したがって、八角形断面のこの部分を工具で把持してステム8を回転駆動させることができる。工具がナット9の上を通過して八角形断面のこの部分を把持する必要があることを考えると、工具は例えばフォークであってもよい。理論上は、工具をナット9に直接作用させ、ステム8を回転駆動させることは可能であるが、ナット9のねじを誤って緩めるといったあらゆる危険を回避するために第2の雄型回転駆動手段83に作用することが好ましい。
プッシャー頭部1を封止機能モジュール10に組み付ける、この第2のステップにおいて、ステム8をカラー2’と当接するまでプッシャー頭部1のねじ穴11内にねじ止めすることができる。
提案したモジュール式組付け方法の利点は、第一に、事前に封止機能モジュールを外側から組み付け、次に、任意形状の頭部を内側から組み付けることにより、例えば、専用製作所で事前に検査することができるプッシャー行程の長さ及び封止などの機能特性に影響を与えることなく、あらゆる種類のプッシャーをより迅速に組み付けることが可能になることである。したがって、説明した2つの実施形態では、管7のねじ山71は、第1の組付けステップE1で使用することになる第1の組付け手段から構成され、一方で、プッシャー頭部1のねじ穴11に螺合される挿入体2の外側ねじ山22及びステム8の第1のねじ端部81のそれぞれは、第2の組付けステップE2で使用される封止機能モジュール10をプッシャー頭部1に組み付ける第2の手段から構成される。
代替実施形態によれば、プッシャー頭部1をねじ止めし、ステム8を回転駆動させるためにケース内部への工具の挿入を必要とする代わりに、プッシャー頭部1は、ケースに事前に組み付けた封止機能モジュール内で外側から直接駆動させることができる。頭部を組み付けるこの最後の方法は、例えば図2に示すプッシャー、すなわち挿入体2を使用するプッシャーに適合させてもよく、この場合、挿入体2の外周にねじ部はない。この種類の挿入体は、プッシャー頭部を挿入体2に保持するために十分な摩擦力を印加できるように、プッシャー頭部1との比較的大きな接触面を有する。この代替組付け方法は、第2の組付けステップE2を簡単にするのでより迅速であるという利点を有する。しかし、プッシャー頭部と封止機能モジュールとの間を取り外し可能に接続しないという欠点を有する。さらに、この接続の力は小さく、構成要素の弾性変形応力が減少した一定期間後にプッシャー頭部1が中間部から脱落するおそれがあるといったおそれを伴う。
工具の規格化の理由で、様々な駆動手段の断面は八角形のものを好ましく選択したが、あらゆる他の適切な形状(例えば四角形、六角形等)も想定し得ることは、当業者にとっては明らかであろう。
1 プッシャー頭部
2 挿入体
2’ カラー
3 戻しばね
4 第1のリング
5 封止用ガスケット
6 中間リング
7 管
8 ステム
9 ナット
10 封止機能モジュール
11 ねじ穴
70 回転駆動手段
80 第1の雌型回転駆動手段
81 第1のねじ端部
22 外側ねじ山
83 第2の雄型駆動手段
100 時計ケース
101 プッシャー・ハウジング
E1 第1のステップ
E2 第2のステップ

Claims (9)

  1. 管(7)、ステム(8)、少なくとも1つの封止用ガスケット(5)及び第1の固定停止部材と第2の可動停止部材との間に配置された戻しばね(3)を含む封止機能モジュール(10)を事前に組み付け、プッシャー行程を事前に調節する事前ステップ、
    次に、前記封止機能モジュール(10)をケース(100)に組み付ける第1のステップ(E1)及び、最後に、プッシャー頭部(1)を前記封止機能モジュール(10)に組み付ける第2のステップ(E2)を含
    前記第2の組付けステップ(E2)は、前記ステム(8)と一体化した要素に前記プッシャー頭部(1)をねじ止めするステップを含み、そして、
    前記ねじ止めするステップは、前記時計ケース(100)の内部に工具を挿入して前記ステム(8)を回転駆動させることにより達成される
    ことを特徴とする、前記時計ケース(100)へのプッシャーのモジュール式組付け方法。
  2. 前記第1の組付けステップ(E1)において、前記管(7)を、管(7)に設けた回転駆動手段(70)を使用して前記ケース(100)に外側からねじ止めすることを特徴とする、請求項1に記載のプッシャーのモジュール式組付け方法。
  3. 前記工具は、第1の雌型回転駆動手段(80)又は第2の雄型駆動手段(83)に作用させる、請求項1または2に記載のプッシャーのモジュール式組付け方法。
  4. 前記第2の組付けステップ(E2)において、前記プッシャー頭部(1)をプッシャー・ハウジング(101)の底部に押し進めることを特徴とする、請求項1から3のうちのいずれか一項に記載のプッシャーのモジュール式組付け方法。
  5. 前記第2の組付けステップ(E2)において、前記ステム(8)と一体化した要素上に前記プッシャー頭部(1)を駆動させることを特徴とする、請求項1又は2に記載のプッシャーのモジュール式組付け方法。
  6. 管(7)、ステム(8)、少なくとも1つの封止用ガスケット(5)、第1の固定停止部材と第2の可動停止部材との間に配置された戻しばね(3)及びプッシャー頭部(1)を含むモジュール式プッシャーにおいて、前記プッシャーは、プッシャー行程を調整された状態の封止機能モジュール(10)を含み、前記封止機能モジュール(10)は、前記管(7)、前記ステム(8)、前記少なくとも1つの封止用ガスケット(5)、前記戻しばね(3)、前記第1の固定停止部材及び前記第2の可動停止部材、前記封止機能モジュール(10)を前記ケース(100)に組み付ける第1の手段、及び前記封止機能モジュール(10)を前記プッシャー頭部(1)に組み付ける第2の手段を含み、前記プッシャー頭部(1)は、非円筒形状であり、
    前記ステム(8)は、前記管(7)に前記ステム(8)を締結させる第2のねじ端部(82)、及び前記ステム(8)を回転駆動させるための一部が多角形断面の形態の第2の雄型駆動手段(83)を含む、
    ことを特徴とする、モジュール式プッシャー。
  7. 前記管(7)は、前記ケース(100)内への前記管(7)のねじ止めを容易にするために一部が多角形断面の形態の回転駆動手段(70)を含むことを特徴とする、請求項に記載のプッシャー。
  8. 前記プッシャーステム(8)は、第1のねじ端部(81)を含み、前記プッシャー頭部(1)を、前記第1のねじ端部(81)、又は前記第1のねじ端部(81)にねじ止めした挿入体(2)の外側ねじ山(22)にねじ止めすることを特徴とする、請求項に記載のモジュール式プッシャー。
  9. 前記第1の固定停止部材が、前記ガスケット(5)を覆う第1のリング(4)によって形成され、前記第2の可動停止部材が、前記第1の端部にねじ止めした挿入体(2)又は前記ステムと一体化したカラー(2’)によって形成されている、請求項6から8のうちいずれか一項に記載のモジュール式プッシャー。
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