JP6990495B2 - 少なくとも2つのコンポーネントを枢動可能に組み立てるためのデバイス及び方法、並びに2つの組み立てたコンポーネントで形成された対応するアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも2つのコンポーネント、特に、例えば時計用腕輪(bracelet)のような腕輪の2つのリンクを枢動可能に(pivotably)組み立てるか又は取り付けるためのデバイスに関する。
このようなアセンブリ・デバイスは、一般に、枢動を案内する案内ピン(単にピンとも呼ばれる)及びねじを用いてリンクを組み立てることを可能とする。組み立てたリンクは、相互に対して回転可能に動くことができる。
このタイプのアセンブリには、望ましくないねじの緩みという危険性がある。時計製造者によく知られるこの問題は、腕輪を着用している間にリンクを相互に何度も動かすことによって、又はぶつかることによって、引き起こされる。
スイス特許695389号
この問題を解決するため、特許文献1は、時計用腕輪のリンク要素を組み立てるためのデバイスを開示している。これは、例えば2つの外側リンク要素及び1つの中央リンク要素のようなリンク要素を、相互に対してある角度で移動可能に組み立てることができる。このアセンブリ・デバイスは、一端にヘッドが設けられて他端にねじ切り部が設けられたねじを備えている。ねじの中間部は円筒形で、中央リンク要素の回転を案内する案内ピンとして作用する。望ましくないねじの緩みの危険性を抑えるために、弾性材料で形成されて環状の狭窄部が設けられた管状の胴部が、一方の外側リンク要素を貫通しているねじが挿入された穴(drilling)に挿入される。ねじは、胴部の狭窄部を収容するように意図された環状溝を備えている。組み立て時、狭窄部がねじの環状溝に係合するまで、ねじは胴部内に差し込まれる。この結果、胴部はねじに半径方向のクランプ力を与え、これが、ねじのねじ切り部により与えられる保持力と組み合わされる。従ってねじは、リンクに対して軸方向に動かなくなる。このような解決策では、いくつかのコンポーネント部品を組み立てる必要があり、これは比較的長い組み立て時間を要する。更に、胴部の環状の狭窄部がねじに与えるクランプ力は強くなければならないので、組み立て及び/又は解体の動作が困難である場合がある。
本発明は、この状況を改善しようとするものである。
このため、本発明は、少なくとも2つのコンポーネントを枢動可能に取り付けるためのアセンブリ・デバイスに関する。このデバイスは、第1のコンポーネント内に留められることが意図されると共に第2のコンポーネントの枢動を案内する案内ピンを支持するねじを備えている。ピンは、このピンの回転を防止するように第1のコンポーネントの対応する形状のゾーンと協働するように設計された形状を有する少なくとも1つの回転防止ゾーンを備えている。
本発明によれば、ねじの望ましくない緩み及びコンポーネントが外れる危険性に対処するため、ピンは回転が防止され、特に、組み立てられるコンポーネントの1つによって、最小限の隙間で回転が防止される。この防止は、ピンの形状とそのコンポーネントの形状との協働によって簡単に実行される。この結果、ピンを支持するねじは軸方向に固定化される。
ある特定の実施形態において、ねじはピンに収容されており、ピン及びねじは、ピンの回転が防止されると共にねじが第1のコンポーネント内にねじ込まれている場合に協働してねじがピンを軸方向に並進させるように設計されている。
また、アセンブリ・デバイスは、すでにピン内に収容されたねじを備える事前組み立てモジュールの形態をとり、全体が例えば時計用腕輪内に簡単に組み込むことが可能な状態であるという利点がある。
ピンの回転防止ゾーン、例えば外周ゾーンは、突出形状、内側にくぼんだ形状、又は平坦な形状とすることができる。従って第1のコンポーネントは、内側にくぼんだ形状、突出形状、又は平坦な形状という相補的な形状のゾーンを備えている。
ピンは、いくつかの外周回転防止ゾーンを備えることも可能である。これらの様々なゾーンは、例えば歯列を形成する場合がある。
ある特定の実施形態において、アセンブリ・デバイスは、保持手段、特に、ピンとねじとの間の半径方向の保持のための、ピンとねじとの間の相対的な斜めの動きを可能とするように設計された半径方向の保持手段を備えている。
半径方向の保持手段は、特に、ねじ及びピンの相対的な回転に対する抵抗を与えるトルクを生成することができるが、同時にピンとねじとの間にある程度の自由度を可能とする。
2つのコンポーネントを組み立てる場合、作業員は、回転が防止されているピンに対してねじを回すために、半径方向の保持手段が与える抵抗トルクを克服するだけでよい。組み立て後、アセンブリ・デバイスにより、例えば腕輪の2つのリンクのような2つのコンポーネントを組み立てる場合、ピンの外周回転防止ゾーンと第1のコンポーネントの対応する形状のゾーンとの間にはいくらかの隙間があり得る。そのような場合、ピンは隙間をあけて第1のコンポーネントに取り付けられている。このため、何度もぶつかるとピンに多少の残留運動(residual movement)が起こることがある。しかしながら、そのような運動はねじに影響を及ぼさない。半径方向の保持手段によって、ピンはねじに対して斜めに動くことができるからである。従ってねじは留められた位置に維持され、ピンにはわずかな回転が繰り返し生じる可能性があるが、ねじが緩む危険性はない。
更に、半径方向の保持手段を設けたので、アセンブリ・デバイスが事前組み立てされた場合ねじはピン内に収容されるがピン内部で自由に回ることがない。
第1の実施形態によれば、アセンブリ・デバイスは、ねじとピンとの間に保持トルクを与えて、ピンとねじとの間の保持、特にピンとねじとの間の半径方向の保持を与えるように設計された、ねじとピンとの間に位置決めされた少なくとも1つのシールを備えている。この場合、1つ又は複数のシールは、ピンとねじとの間の保持、特に半径方向の保持を与えるが、同時にその一方が他方に対して回転することを可能とする。1つ又は複数のシールは、せん断変形し、従ってねじを保護する。
シールは、例えば円環状又は四葉状とすることができる。他のタイプのシールも使用可能である。
有利な点として、ピンの内側部分の少なくとも1つの止め部とねじが有する少なくとも1つの止め部の面との協働により、軸方向の並進に関してピンはねじに固着されている。
ピンは、ねじが有する2つの支持面によって、特にピンの2つの内側支持面又はランドによって、軸方向に限定することができる。例えば、ねじは2つの別個の要素から形成することができる。2つのうち一方は、ヘッド部及び本体又は中間部を備え、それらが相互に固着されると共にランドによって分離されている。他方は、ねじ切り端部を備えている。アセンブリ・デバイスを事前組み立てする場合、これらの2つの要素をピン内に入れてから、例えばプレス加工又はレーザ溶接によって相互に組み立てる。組み立ての間、ピンの内側ランドは、例えば、ねじのヘッド部及び本体部を分離させるランドと、ねじの端部の自由端との間に置かれる。
第2の実施形態によれば、ピン及びねじは、弾性の戻り手段の効果のもとで爪結合によって協働して保持トルクを与え、ピンとねじとの間の保持、特にピンとねじとの間の半径方向の保持を与えるように設計された歯列をそれぞれ有する。
この場合、ピン及びねじの各歯列の結合が、ピンとねじとの間の保持、特に半径方向の保持を与える。更に、ピンの残留運動によって又はねじ留めの時に、ねじに対してピンが相対的に回転した場合、弾性手段は歯列を噛み合わせてそれらの結合を維持する。ピンの半径方向の移動は、ねじの歯の角度ピッチより小さい。
有利な点として、弾性の戻り手段は、ピンの内部に収容されてねじを囲むらせんばねを含み、このばねは、一端においてねじが有する支持面を押圧し、他端においてピンが有する支持面を押圧する。この場合、更に有利な点として、このばねは、ねじ切り部を有するねじの端部、ねじのヘッド部、及び中間部を組み立てることで予め負荷がかけられ、これらの部分は相互に接合されている。
ピン及びねじの各歯列は、対称的又は非対称的とすることができる。非対称的な歯列では、歯のサイズを最大化することができ、製造が容易になり、更に、特に爪結合を分離する際すなわち歯列を分離する際に作業員が感じる感触を改善することができる。
ピン及びねじは、直接に噛み合わせるか、又は、ピンの歯列に係合する第1の歯列及びねじの歯列に係合する第2の歯列を支持するインタフェース・リングを介して相互に噛み合わせることができる。
有利な点として、ねじには、開放されたピンの第1の端部に配置されたヘッドと、ねじ切り部を有すると共に開放されたピンの第2の端部においてピンの外側まで延出する端部と、が備えられている。
更に有利な点として、ピンの外周回転防止ゾーンはピンの第1の端部の近傍に配置されている。
本発明は、先に規定したようなアセンブリ・デバイスを用いて取り付けられた少なくとも2つのコンポーネントを備えるアセンブリにも関する。
本発明は、先に規定したようなアセンブリ・デバイスを用いて取り付けられた少なくとも2つのリンクを備える腕輪にも関する。
最後に、本発明は、先に規定したようなアセンブリ・デバイスを用いて少なくとも2つのコンポーネントを枢動可能に組み立てる方法に関する。この方法は、アセンブリ・デバイスを、第2のコンポーネントを貫通する開口内に入れた後に、ねじが第1のコンポーネント内にねじ込まれると共にデバイスの枢動を案内する案内ピンを軸方向に並進させるねじ留めステップを備え、ピンの回転防止ゾーンと第1のコンポーネントの対応するゾーンとの協働によってピンの回転が防止される。
添付図面を参照し、本発明の枢動アセンブリのためのデバイスの様々な実施形態の以下の記載を用いることで、本発明はいっそう理解されるであろう。
組み立てプロセス中の、本発明の第1の実施形態によるアセンブリ・デバイスを備えた腕輪の2つのリンクのアセンブリを示す。 第1の実施形態によるアセンブリ・デバイスを示す。 第1の実施形態によるアセンブリ・デバイスの軸方向の断面図を示す。 組み立て後の図1のアセンブリを、軸方向のA-A断面図として示す。 図1のアセンブリを、軸方向のB-B断面図として示す。 第2の実施形態によるアセンブリ・デバイスを示す。 第2の実施形態によるアセンブリ・デバイスの軸方向の断面図を示す。 第2の実施形態によるアセンブリ・デバイスを備えた2つのリンクのアセンブリを、軸方向のB-B断面図として示す。 第3の実施形態によるアセンブリ・デバイスを示す。 第3の実施形態によるアセンブリ・デバイスの軸方向の断面図を示す。 図3のアセンブリ・デバイスを用いて2つのリンクを組み立てるステップのフロー図を示す。
本発明は、相互に対して枢動可能な少なくとも2つのコンポーネントを組み立てることが意図された枢動アセンブリ又は連結デバイスに関する。これは、例えば時計用腕輪等の腕輪のリンクを組み立てるために使用可能である。
様々な図面に示す同一又は対応する要素は、特別な指示がない限り、同一の参照番号で表す。
図1から図5は、本発明のアセンブリ・デバイス3の第1の実施形態に関する。
図1は、本発明の第1の実施形態による、組み立てプロセス中の、アセンブリ・デバイス3を用いた2つの腕輪リンクM1、M2のアセンブリを示す。
リンクM1は、特に中央リンク要素M1cによって既知の方法で接合された2つの外側リンク要素M1a、M1bから成る。ここで、「リンク要素」という言葉は、リンクの単純な要素又はユニットを表すことが意図される。代替案として、リンクM1はワンピースに形成されることもある。2つの外側リンク要素M1a、M1b並びに中央リンク要素M1cは、リンクM2の側方端部20を受容する中央筐体10の範囲を画定する。図には中央リンク要素のみを示している。
図2を参照すると、アセンブリ・デバイス3は、ねじ4と、枢動を案内する案内ピン5と、を備えている。ねじ4及びピン5は、2つの別個のコンポーネントを形成する。
図3を参照すると、ねじ4は、円筒形で直径がD1であるヘッド部40と、円筒形で直径がd1である中間部(又は本体部)41と、ねじ切り端部42と、を備えている。直径D1は直径d1よりも大きい。
ヘッド部40には、ねじヘッド400が組み込まれている。ヘッド部40及び中間(又は本体)部41は、環状ランド44によって分離している。これらは相互に固着され、この例ではワンピースのコンポーネント部を形成している。
端部42は、一端にねじ切り部420を、他端にアセンブリ部421を備え、これらは接合部422によって相互に接続されている。アセンブリ部421は管状であり、外径及び内径がそれぞれD1及びd1と等しいか又は実質的に等しい。これは、ピン5内に一方の端部53を介して挿入され、同時に中間部41の自由端に重なって装着されるように設計されている。ねじ切り部420は、ここでは外径がD1に等しいか又は実質的に等しい。好ましくは、ねじ切り部420の直径をピン5の外径より小さくすることで、ピン5の端部53が、組み立ての終了時にリンクに対してアセンブリ・デバイスを長手方向に位置決めするように意図された支持面を形成するようになっている。
枢動の案内を行う案内ピン5は、軸AXの管状の円筒形(特に外面55)を有し、第1の開放端部52及び第2の開放端部53を備えている。これは、ねじ4を受容するための円筒形で軸AXと同軸の内部筐体50を形成する。ピン5の内径は、D1と等しいか又は実質的に等しい。ピン5の外径(後述する突出外周ゾーン540を除いて)をD2と表す。このD2は、もちろんD1よりも大きい。
直径D1、D2、及びd1は、図3に示されている。
ピン5の内壁には、ここでは環状リブの形態である少なくとも1つの止め部、特に2つの止め部を画定する部分51が設けられている。その高さは、直径D1とd1との差(D1-d1)に実質的に等しい。代替案として、ピン5の内壁は、一列に配置されて環状部を形成するいくつかの止め部を有する場合もある。
図2を参照すると、ピン5は、第1の端部52の近傍に、回転を防止する突出外周ゾーン540又は隆起を支持する端部54を備えている。図1及び図2に示す特定の実施形態では、突出ゾーン540は全体として、軸AXと平行な軸の半円筒形を有する。この突出ゾーン540は、組み立てられるリンクに形成された相補的な形状の内側にくぼんだゾーン又はキャビティ内に挿入されることが意図されている。ピン5は、端部54の外側に外面55を備え、これが腕輪のリンク(ここではM2)のための枢動部を形成する。
図3では、以下のものを示している。
-第1の開放端部52と環状部51の第1の止め部との間の軸AXに沿った距離に相当する軸方向の長さL1、
-第2の開放端部53と環状部51の第2の止め部との間の軸AXに沿った距離に相当する軸方向の長さL2、
-部分51の軸AXに沿った寸法に相当する軸方向の長さL3(換言すると環状止め部の幅)。
ねじ4のヘッド部40の軸方向の長さは、ここでは長さL1に等しい。中間部41の軸方向の長さは、L2+L3よりもわずかに長い。ねじ4の端部42のアセンブリ部421の軸方向の長さは、ここでは長さL2に等しい。
アセンブリ・デバイス3は、ピン5とねじ4との間に配置された2つのOリング・シール6a、6bも備えている。これらは、ピン5とねじ4との間に抵抗トルク、特に摩擦トルクを与え、ピン5及びねじ4の相対的な回転に対する抵抗を発生させることによってピン5とねじ4との間に半径方向の保持を与えるが、同時にピンとねじとの間にある程度の自由度を可能とするように設計されている。抵抗トルクは、特にねじがリンクM1内に留められる時やピン5の残留運動の時にピン5及びねじ4の相対的な回転を可能とするように決定される。ねじ4には、シール6a、6bを収容するための2つの環状溝401、402が、この場合はヘッド部40に形成されている。
Oリング・シールの代わりに、例えば接触面積を最大化するような四葉状シール等、他のいずれかの適切な形状のシールを用いることも可能である。また、潜在的な液体の存在によって摩擦条件が影響を受けない密閉ゾーンを生成するように、単一のシール又は3つ以上のシールを用いることも可能である。
中央リンクM2には、アセンブリ・デバイス3を通すための円筒形の穴21が貫通している。その直径は、側方端部20においてD2に等しいか又は実質的に等しい。
リンク要素M1aは、アセンブリ・デバイス3のねじ切り端部420を受容するための孔11を備え、この穴には雌ねじ切り部110が設けられている。孔11はリンク要素M1aを貫通している。代替案として、孔11を止まり穴とすることも可能である。孔11は、筐体10への入口でわずかに広がって、ねじ留めの終了時にねじ4を位置決めするための止め部として作用するランド111を形成するようになっている。
リンク要素M1bには、アセンブリ・デバイス3を通すための穴12が貫通している。穴12はピン5の端部54を収容するように構成されている。穴12は円筒形の壁を備え、この壁には、突出ゾーン540の形状と相補的な形状であってこれを収容することが意図されている内側にくぼんだゾーン120又は中空ゾーンが設けられている。
アセンブリ・デバイス3は、以下に説明するステップを実行することで事前組み立てされる。
第1のステップでは、環状溝401、402にOリング6a、6bを嵌める。
第2のステップでは、ヘッド部40及び中間部41から成るワンピースのコンポーネントを、ピン5の第1の開放端部52から筐体50内に入れて、ランド44がピン5の環状部51の第1の止め部に当たるか又はその近傍に来るまで挿入する。
第3のステップでは、端部42のアセンブリ部421を、ピン5の第2の開放端部53から筐体50内に入れて、中間部41の自由端に重なるように装着し、アセンブリ部421の自由端の環状面426が環状部51によって形成された第2の止め部に当たるか又はその近傍に来るまで挿入する。
第2及び第3のステップが完了すると、ピン5の環状部51は、ランド44及び端部42の自由端の環状面423から成る2つの止め部の面の間に位置している。しかしながら、ねじを回すことができるように、環状部51と止め部の面44及び426との間にはある程度の隙間又は遊びが残されている。
第2及び第3のステップは任意の順序で実行可能であり、又は同時に実行してもよい。
これらのステップが完了すると、ヘッド部40及び中間部41を含むコンポーネントを、加圧によってねじ4の端部42に固着させることができる。あるいは、これらの2つの要素を、溶接、特にレーザ溶接によって相互に固着してもよい。端部42のねじ切り部420はピン5の外側まで延出し、ねじヘッド400はピン5の開放端部52に位置決めされる。ピン5は、その内側部分51がランド44と端部42のアセンブリ部421の自由端426との間に位置することで、ねじ4に対して軸方向に画定される。従って、ピン5及びねじ4は、軸方向の並進において最小限の隙間を有するように固着される。更に、シール6a及び6bがピン5とねじ4との間に摩擦トルクを加え、これがねじ及びピンの相対的な回転に対する抵抗を発生させて、一方を他方に対して半径方向に保持する。
次に、すでに事前組み立てされたアセンブリ・デバイス2を用いて2つのリンクM1、M2を組み立てるプロセスについて、図11を参照して説明する。
第1のステップE1では、リンクM1及びM2を組み立て位置に置く。これを行うため、リンクM2の側方端部20を、2つのリンク要素M1aとM1bとの間で筐体10内に差し込む。開口部11、21、及び12を一列となるように位置決めして、アセンブリ・デバイス3を受容する通路を形成する。
第2のステップE2では、開口部11、21、及び12により形成された通路内にアセンブリ・デバイス3を差し込んで、ピン5の突出ゾーン540がわずかに筐体120内に入るまで挿入する。これによって、ねじ4に対する案内ピン5の回転を防止することができる。
次いでプロセスは、ねじ留めステップE3を行う。このステップE3では、例えば作業員によってピン5の開放端部52からねじヘッド400を回すことで、ねじ4を回す。ねじ4を回すために加えるねじ留め力は、Oリング・シール6a、6bにより与えられる摩擦トルクよりも大きくなければならない。換言すると、作業員は、シール6a、6bにより加えられる摩擦トルクを克服する必要がある。
ねじ4を回す動作中、ねじ切り端部420がリンク要素M1aの雌ねじ切り部110に係合するとすぐに、ねじ4は、図5に矢印7で示すようなねじ留め方向の軸方向成分を含むらせん運動で動く。このらせん運動において、ねじ4はピン5を軸方向に並進させ、ピン5は、軸方向の並進においてねじ4と共に動くが、突出ゾーン540とリンクM1の内側にくぼんだゾーン120との協働のために回転は防止される。従って、ねじ4がリンクM1の雌ねじ切り孔11内に留められていくにつれて、ピン5は、方向7の軸方向の並進運動で開口部11、21、及び12により形成された通路内に入っていく。
従って、アセンブリ・デバイス3は、ねじ4のらせん運動とピン5の軸方向の並進運動とを介して、リンクM1及びM2を貫通する開口部11、21、及び12により形成された通路に入っていき、例えばピン5の端部53がリンク要素M1aのランド111に当接するまで挿入される。このようにして、アセンブリ・デバイス3は、リンクM1及びM2に対して長手方向(これは軸AXの方向を意味する)に位置決めされる。
リンクM1及びM2に対するアセンブリ・デバイス3の長手方向の位置決めは、代替的又は追加的な止め部に対してねじ4を当接させることで達成することも可能である。例えば、雌ねじ切りされた止まり穴11の場合は、この穴の閉鎖端で追加的な止め部を形成すればよい。
ねじ留めステップE3が完了すると、図5に示すように、ねじ切り端部420は完全に雌ねじ切り部110に係合し、ピン5の突出ゾーン540の全体がリンク要素M1bの内側にくぼんだゾーン120内に収容される。リンクM1及びM2に対するピン5の軸方向の保持は、リンクM1の雌ねじ切り穴11内でねじ4のねじ切り部420が与える力によって達成される。このようにリンクM1及びM2を組み立てると、リンクM2はリンクM1に対してピン5を軸として枢動することができる。リンクM2のこの枢動は、このリンクがピン5の外面55を軸として回転することで行われる。
腕輪が装着されている場合又はぶつかった場合、ピン5の外面55と中央リンクM2の孔21の内壁との接触が繰り返し起こる。これにより、ピン5は外側リンクM1に対してわずかに斜めに動く。こういった斜めの動きは、ピン5の突出ゾーン540がリンクM1の内側にくぼんだゾーン120の壁に当接してピン5の回転を防止することで、最小限に抑えられる。しかしながら、それでもなお、ピン5及びリンクM1のそれぞれの固定化ゾーン540、120の間に多少の斜めの隙間が存在し得るので、これがリンクM1に対するピン5の残留運動を発生させる可能性がある。しかしながら、このような現象は、シール6a及び6bの作用があるためにねじ4には影響を及ぼさない。この場合、これらのシールは、ピン5及び環状溝401、402の接触面に対してせん断変形することができる。このため、シール6a、6bによってピン5はねじ4に対してわずかに斜めに動くことができ、ねじ4を回すことなくリンクM1に対するピン5の残留運動を吸収することが可能となる。この結果、中央リンクM2とピン5との間で接触が繰り返されても、ねじ4は影響を受けない。ねじ4は留められた位置に維持される。従って、望ましくないねじの緩みの危険性は解消される。シール6a、6bの効果を補足するため、ねじの本体部41と端部42との間にも隙間を設けることができる。これを行うには、例えばキー又は差し込みピンを用いて、ねじの本体部41上に隙間をあけて端部42を取り付ければよい。
アセンブリ・デバイス3を分解するため、リンクM1及びM2を分離させるために、作業員は、シール6a、6bにより与えられる摩擦トルクよりも大きいねじ抜きトルク(unscrewing torque)を与えることで、ねじヘッド400を用いてねじ抜き方向にねじ4を回すだけでよい。ねじ4は、ねじ抜き方向に回されると、方向7とは反対方向の軸方向並進成分を有するらせん運動で動く。このように動いたねじ4はピン5を軸方向に並進させ、ピンは回転を防止されるが、方向7とは反対方向の軸方向の並進においてねじ4と共に動く。この結果、ねじ4を内部に収容したまま、ピン5はリンク要素M1bから出る。
図6から図8は、本発明のアセンブリ・デバイス3の第2の実施形態を示す。明確さのため、前述の第1の実施形態とは異なる要素のみを説明する。
この第2の実施形態では、ピン5とねじ4との間の半径方向の保持は、シール6a、6bの代わりに、ピン5及びねじ4によってそれぞれ支持された歯列(tooth set)56及び424によって与えられる。これらの歯列56、424を介して、ピン5及びねじ4は、らせんばね47の反作用のもとで爪結合によって協働することで、ピン5及びねじ4の相対的な回転に対抗する爪結合トルクを与えてピン5とねじ4との間の半径方向の保持を行うように設計されている。歯の角度ピッチは、リンクM1に隙間があってピン5が回転を防止される場合のピン5の斜めの残留運動より大きいものに設計されている。
ねじ4は、ヘッド部40、中間部41、及び端部42を備えている。
直径D1のヘッド部40は、直径d1(D1より小さい)の中間部41に固着され、これと共にワンピースのコンポーネント部を形成する。これら2つの部分40、41は、支持ランド44によって分離されている。らせんばね47は、2つの端部の一方でランド44に当接するように意図されている。コンポーネント40及び41の軸方向の長さはピン5の長さよりも大きく、中間部41の自由端は、デバイス3を事前組み立てする場合に第2の端部53から出てピン5の外側まで突出するように意図されている。
端部42は、第1の端部にねじ切り部420を、第2の端部に歯列424を支持するアセンブリ部423を備え、これら2つの部分420及び423は接合部422によって接続されている。端部42の第2の端部には、中間部41の自由端を受容するために、止まり穴の形態の軸方向の開口部425が形成されている。
ピン5は、ねじ4を受容するための円筒形で同軸の内部筐体50を備えている。筐体50は、D1と等しいか又は実質的に等しい内径を有すると共に端部52を含む第1の部分500と、端部53を含むと共にd1と等しいか又は実質的に等しい直径を有する第2の部分501と、を備えている。2つの部分500及び501は、ランド502によって分離されている。らせんばね47はランド502に当接する。歯列56はピン5の端部53によって支持されている。筐体50の第1の部分500の軸方向の長さは、ねじ4のヘッド部40の軸方向の長さよりも大きいので、ばね47を受容する筐体57が形成される。
歯列424及び56は、ここでは対称的である。
ばね47は、一端においてワッシャ48aを介してランド44に、他端において別のワッシャ48bを介してランド502に当接する。
ピン5は、この例では突出ゾーンである回転防止ゾーン540を支持している。
アセンブリ・デバイスは以下のように事前組み立てされる。
第1のステップでは、中間部41の上に、ワッシャ48a、ばね47、及びワッシャ48bを順次配置する。
第2のステップでは、ばね47及びワッシャ48a、48bが配置されたワンピースのコンポーネント部40~41を、端部52からばね5内に入れて、ばねヘッド400が端部52の近傍でピン5の内部に収容されるまで挿入する。この位置において、中間部41の自由端は端部53から出てピン5の外側まで突出し、ワッシャ48a、48bを介してランド44及び502に当接するばね47に予め負荷がかけられる。
第3のステップでは、中間部41の自由端を開口部425内に挿入して加圧することによって、この自由端と端部42を組み立てる。こうして端部42は中間部41の突出自由端に重なって装着される。組み立て中、歯列56及び424は相互に直接に結合又は係合される。従ってピン5及びねじ4は、ばね47の反作用のもとで爪結合によって協働することで、ピン5及びねじ4の相対的な回転に対する抵抗となる爪結合トルクを与える。
第2の実施形態に従ってアセンブリ・デバイス3を用いて2つのリンクM1及びM2を組み立てるプロセスは、前述のプロセスと同様であるが、結合された歯列56、424によって与えられる爪結合トルクよりも大きいねじ留めトルクが必要である点が異なっている。
前述のように、腕輪を装着している場合又はぶつかった場合、突出ゾーン540がリンクM1の内側にくぼんだゾーン120と協働することで、ピン5の回転は防止される。更に、噛み合った歯列56、424がピン5とねじ4との間の相対的な斜めの運動を可能とするので、ねじ4は、リンクM1に対するピン5の潜在的な残留移動による影響を受けない。この場合、歯列56、424は、ピン5の動力学の効果のもとで、ばね47の反作用に抗して相互に遠ざかる方向に動くように設計されている。
図9及び図10は、アセンブリ・デバイスの実施形態の代替的な形態を表す第3の実施形態を示す。これが第2の実施形態と異なるのは、ピン5の歯列56及び端部42の歯列424が、直接でなく追加のインタフェース・リング8を介して相互に結合されている点である。リング8は、ピン5の端部53が支持する歯列56に結合されるように意図された第1の歯列80と、端部42が支持する第2の歯列424に結合されるように意図された第2の歯列81と、を有する。2組の歯列(56、80)及び(81、424)は、ここでは非対称である。
らせんばね47は、ここではねじヘッド400の近傍に収容されている。
第3の実施形態によるアセンブリ・デバイス3は、第2の実施形態について前述したものと同様の方法で事前組み立てされる。端部42は、インタフェース・リング8を介在させて、中間部41の自由端と組み立てる。中間部41の自由端の上にリング8を配置し、歯列56及び80を係合させる。次いで中間部41の自由端を端部42の受容開口部425内に差し込み、歯列81及び424を係合させる。デバイス3の事前組み立ての間、ばね47には予め負荷がかけられる。ばね47の作用ものとで2組の歯列(56、80)及び(81、424)を噛み合わせ、ピン5及びねじ4の相対的な回転に対抗させる。
非対称の2組の歯列を用いると、結果的に製造が容易になる。ねじ4に対するピン5の割り出し位置数を同一にして第2の実施形態の歯よりも粗い歯を生成したり、又は歯の数を増やすと共にねじ4に対するピン5の割り出し位置数を増やすことで、爪結合の分離中に作業員が感じる感触を改善したりすることができる。
ばね47は、ピン5に沿った任意の位置に収容することができる。いずれの状況であっても、ばね47は、一端においてねじ4のヘッド部40及び中間部41を分離させるランド44に当接し、更に、それぞれ直径D1の通路及び直径d1の通路を備えたピン5の2つの部分500及び501を分離させるランドに当接する。
前述の記載において、ねじ4及びピン5は2つの別個のコンポーネントを形成する。ねじ4は、第1のリンクM1内に固定される。ピン5は、第2のリンクM2のための枢動面を形成する。ねじ4は第2のリンクM2と接触しない。
前述の記載において、ヘッド部40、中間又は本体部41、及び端部42は、プレス嵌めによって固着されている。それらは、例えば溶接のような任意の適切な手段によって固着すればよい。
前述の記載において、ピン5は、このピン5が支持する突出外周ゾーン540とリンクM1に設けられている内側にくぼんだゾーン120との協働によって、リンクM1に対する回転が防止される。代替案として、ピン5の外周固定化ゾーンは、リンクM1の相補的な形状の突出ゾーンと協働することが意図される内側にくぼんだゾーンの形態、又はリンクM1の対応する平坦部と協働するように意図される平坦な形態のいずれかを有し得る。
更に、前述の記載において、ピン5の突出固定化ゾーン540の全体的な形状は、(軸AXに垂直な)断面において半円形である。もちろん他の形状も想定可能であり、例えばU字形又はV字形、又は他の任意の適切な形状が考えられる。
また、ピンの外周部に、例えば歯列の形態のいくつかの固定化ゾーンを設けることも考えられる。その場合、もちろんリンク1には対応する形状の同じ数の固定化ゾーンが設けられる。
M1a、M1b 外側リンク要素
M1c 中央リンク要素
M2 中央リンク
3 アセンブリ・デバイス
4 ねじ
5 ピン
540 突出外周ゾーン(回転防止ゾーン)
6a、6b シール

Claims (15)

  1. 少なくとも2つのコンポーネント(M1、M2)を枢動可能に取り付けるためのアセンブリ・デバイスであって、第1のコンポーネント(M1)にねじ込むことが意図されると共に第2のコンポーネント(M2)の枢動を案内するピン(5)を支持するねじ(4)を備え、前記ピン(5)が、前記ピン(5)の回転を防止するために前記第1のコンポーネント(M1)の対応する形状のゾーンと協働するように設計された形状を有する少なくとも1つの回転防止ゾーン(540)を備え、
    前記ピン(5)と前記ねじ(4)との間の相対的な斜めの回転の動きを可能とするように設計された、前記ピン(5)と前記ねじ(4)との相対的な回転に対する抵抗を発生させる保持手段(6a、6b;56、424;8、56、424)を、前記ピン(5)と前記ねじ(4)との間に備え、
    前記ピン(5)の内側部分(51)の少なくとも1つの止め部と前記ねじ(4)が有する少なくとも1つの止め部の面(44、426)との協働によって、軸方向の並進に関して前記ピンが前記ねじ(4)に固定されるように最小限の隙間を有して事前組み立てされている、アセンブリ・デバイス。
  2. 前記ねじ(4)が前記ピン(5)に収容されており、前記ピン(5)及び前記ねじ(4)が、前記ピン(5)の回転が防止されると共に前記ねじ(4)が前記第1のコンポーネント(M1)内にねじ込まれている場合に協働して前記ねじ(4)が前記ピン(5)を軸方向に並進させるように設計されている、請求項1に記載のアセンブリ・デバイス。
  3. 前記回転防止ゾーン(540)が外周回転防止ゾーン(540)である、請求項1又は2に記載のアセンブリ・デバイス。
  4. 前記保持手段は、前記ねじ(4)と前記ピン(5)との間に保持トルクを与えて、前記ピンと前記ねじとの間の保持を与えるように設計された、前記ねじと前記ピンとの間に位置決めされた少なくとも1つのシール(6a、6b)である、請求項1から3のいずれか
    1項に記載のアセンブリ・デバイス。
  5. 前記保持手段は、弾性の戻り手段の効果のもとで爪結合によって協働して保持トルクを与え、前記ピンと前記ねじとの間の保持を与えるように設計された、前記ピン及び前記ねじがそれぞれ有する歯列である、請求項1から3のいずれか1項に記載のアセンブリ・デバイス。
  6. 前記弾性の戻り手段が、前記ピン(5)の内部に収容されて前記ねじ(4)を囲むらせんばね(47)を含み、前記ばねが、一端において前記ねじ(4)が有する少なくとも1つの止め部の面(44)を押圧し、他端において前記ピン(5)の内側部分の少なくとも1つの止め部の面(502)を押圧する、請求項5に記載のアセンブリ・デバイス。
  7. 前記ばね(47)が、前記ねじ(4)のヘッド部(40)及び中間部(41)に、ねじ切り部を有する前記ねじの端部(42)を組み付けることで予め負荷がかけられ、これらの部分が相互に接合されている、請求項6に記載のアセンブリ・デバイス。
  8. 前記ねじ(4)には、前記ピン(5)の第1の開放端部(52)に配置されたヘッド(400)と、ねじ切り部を有すると共に前記ピン(5)の第2の開放端部(53)において前記ピンの外側まで延出する端部(42)と、が備えられている、請求項2から7のいずれか1項に記載のアセンブリ・デバイス。
  9. 前記ピン(5)の前記外周回転防止ゾーン(540)が前記ピンの前記第1の開放端部(52)の近傍に配置されている、請求項3を引用する請求項8に記載のアセンブリ・デバイス。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のアセンブリ・デバイスを用いて取り付けられた少なくとも2つのコンポーネントを備える組立品。
  11. 請求項1から9のいずれか1項に記載のアセンブリ・デバイスを用いて取り付けられた前記少なくとも2つのコンポーネント(M1、M2)はリンクであり、前記アセンブリ・デバイスを用いて取り付けられた前記リンクを備える腕輪。
  12. 前記アセンブリ・デバイスの前記ねじ(4)及び前記ピン(5)が2つの別個のコンポーネントである、請求項11に記載の腕輪。
  13. 前記少なくとも2つのリンクは、第1のリンク(M1)と、第2のリンク(M2)とを含み、前記ねじ(4)が前記腕輪の前記第1のリンク(M1)内に固定され、前記ピン(5)が前記腕輪の前記第2のリンク(M2)のための枢動面を形成する、請求項11又は12に記載の腕輪。
  14. 前記ねじ(4)をねじ込むことが、前記少なくとも2つのリンクに対する前記ピン(5)の軸方向の並進を誘発する、請求項13に記載の腕輪。
  15. 請求項2から9に記載のアセンブリ・デバイス(3)を用いて少なくとも2つのコンポーネント(M1、M2)を枢動可能に組み立てる方法であって、
    前記アセンブリ・デバイス(3)を、第2のコンポーネント(M2)を貫通する開口(21)内に入れることと、
    前記ねじ(4)を第1のコンポーネント(M1)内に留めると共に前記アセンブリ・デバイス(3)の前記ピン(5)を軸方向に並進させるねじ留めを行うことであって、前記ピンの回転防止ゾーンと前記第1のコンポーネント(M1)の前記対応する形状のゾーンとの協働によって前記ピンの回転が防止される、ことと、
    を備える、方法。
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