JP5886620B2 - ブローバイガス還流通路構造 - Google Patents
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このため、エンジンと吸気通路との間に介在されるにブローバイガス還流通路の一部を、加熱管とすべく、金属管の外周に樹脂管を一体化する構成とし、その樹脂管に、その軸心延び方向途中において金属管の外周面を外部に露出させるための筒状のコネクタ接続部を備えさせ、そのコネクタ接続部にヒータに電流を供給するためのコネクタを接続するものが開発されつつある。
これによれば、ヒータの熱を金属管を介してその金属管内に伝達することができ、ブローバイガス中の水蒸気が凝縮されること等を起こすことを防止することができる。
エンジンと吸気通路との間に介在されるブローバイガス還流通路の一部が、金属管の外周に樹脂管を嵌合する構成とされ、該樹脂管に、その軸心延び方向途中において該金属管の外周面を外部に露出させるための筒状のコネクタ接続部が備えられ、該コネクタ接続部にヒータを通じて熱を供給するためのコネクタが嵌合保持されているブローバイガス還流通路構造であって、
前記金属管と前記樹脂管との間に、前記コネクタ接続部を基準として両側においてシール部材が圧縮された状態でそれぞれ介在され、
前記樹脂管の両端部のうち、少なくとも一方の端部が、前記金属管の端面よりも該樹脂管の軸心延び方向内方に引っ込んだ内側接続管部と、該内側接続管部の外周面に嵌合され該金属管の端面よりも該樹脂管の軸心延び方向外方に突出する筒状の外側接続管部と、を備え、
前記外側接続管部の内周面に、前記内側接続管部の端面よりも前記樹脂管の軸心延び方向外方において前記金属管の外周面に当接する突部が設けられ、
前記外側接続管部と前記金属管との間で、前記突部と前記内側接続管部の端面とにより前記シール部材が挟持されている、
ような構成としてある。
前記目的を達成するため本発明(請求項3に係る発明)にあっては、次のような構成としてある。すなわち、
エンジンと吸気通路との間に介在されるブローバイガス還流通路の一部が、金属管の外周に樹脂管を嵌合する構成とされ、該樹脂管に、その軸心延び方向途中において該金属管の外周面を外部に露出させるための筒状のコネクタ接続部が備えられ、該コネクタ接続部にヒータを通じて熱を供給するためのコネクタが嵌合保持されているブローバイガス還流通路構造であって、
前記金属管と前記樹脂管との間に、前記コネクタ接続部を基準として両側においてシール部材が圧縮された状態でそれぞれ介在され、
前記金属管は、該金属管の軸心延び方向両端部が該金属管の軸心延び方向内方部よりも縮径されて、該金属管の軸心延び方向各端部と該金属管の軸心延び方向内方部との間に段差部を有しており、
前記樹脂管は、前記コネクタ接続部を有し前記金属管の軸心延び方向内方部を嵌合させるための本体管部と、該本体管部の内径よりも縮径されて該金属管の軸心延び方向一端部を嵌合させるため一方の接続管部とを一体的に接続する管体と、を備えていると共に、該管体と独立して該金属管の軸心延び方向他端部外周に嵌合され該管体の端面に当接されたときには、該金属管の段差部と協働して環状空間を形成する段差部を有する筒状の他方の接続管部と、を備えている、
ような構成としてある。
図1において、符号1は、吸気通路2とエンジン(図示略)との間に介在されてブローバイガスをエンジン側(例えばシリンダヘッドカバー)から吸気通路2に還流するブローバイガス還流通路である。このブローバイガス還流通路1は、エンジン側(例えばシリンダヘッドカバー)から延びるホース3と、そのホース3に一端側が接続されて他端側が吸気通路2内に開口される加熱管4とにより構成されており、加熱管4は、ブローバイガス還流通路1の一部をなしている。
銅管5は、図4に示すように、ブローバイガス中の水蒸気が凝結されること等を防止すべく、ヒータ7からの熱が内部に伝達し易くする観点から材質が選択されている。この銅管5の上面部には、その延び方向中央よりもやや流入端側(図1中、右端側)において凹部8が形成され、その凹部8よりもさらに流入端側には、係止溝9が形成されている。そのうち、凹部8の底部には、ヒータ7を収納するためのヒータ収納凹部10が形成されている。
このとき、コネクタ26の嵌合先端部は、コネクタ接続部13内を通過して銅管5の凹部8内に進入されていることから、銅管5に対して樹脂管6は、銅管5の軸心延び方向にも、銅管5の軸心を中心とした回転方向にも相対動が不能となっている。
環状溝28には、シール部材としてのOリング29が嵌め込まれている。Oリング29としては、この場合においても、HNBR(水素化ニトリルゴム)が用いられており、このOリング29は、コネクタ接続部13内にコネクタ26が嵌合された状態において、コネクタ接続部13内周面と環状溝28とにより圧縮された状態となっている。これにより、Oリング29は、シール性(ブローバイガスの漏れ防止、銅管5、ヒータ等の錆防止)を確保している。
また、銅管5と樹脂管6との間に、コネクタ接続部13を基準として両側においてOリング25が圧縮された状態でそれぞれ介在されていることから、銅管5と樹脂管6との熱膨張差が生じるとしても、圧縮された状態のOリング25がそれを吸収して、銅管5と樹脂管6との間のシール性は、常に確保される。
一方、本体管部11と一方の接続管部31とが一体的に接続された管体32は、その一方の接続管部31の内径が本体管部11の内径よりも縮径され、その一方の接続管部31が本体管部11に一体化する手前で本体管部11の内径まで拡径されている。この一方の接続管部31の内径変化により段差部34が形成されている。この管体32内には前記銅管5が嵌合されており、銅管5の軸心延び方向一端部5aが管体における一方の接続管部31内に嵌合され、銅管5の軸心延び方向内方部31cが本体管部11内に嵌合されている。このとき、管体32内には、その段差部34と銅管5の段差部33との間において環状空間35が形成されることになり、その環状空間35内にOリング25が収納されて、銅管5外周と一方の接続管部31内周との間のシール性が確保されている。
この場合、銅管5に対しては、管体32、他方の接続管部36は、前記各実施形態同様、その軸心延び方向、その軸心を中心とした回転方向に相対動不能となっている。
(1)銅管5の他の金属管を用いること。
(2)内側接続管部15と外側接続管部12との嵌合関係を、樹脂管6の軸心延び方向一方側においてのみ適用すること。
(3)第3実施形態を変形して、銅管5の軸心延び方向内方部を管体から他方の接続管部側に突出させ、その外周に、他方の接続管部における拡径された内周を嵌合すること。
2 吸気通路
3 ホース
4 加熱管
5 銅管(金属管)
6 樹脂管
5a 金属管の軸心延び方向一端部
5b 金属管の軸心延び方向他端部
5c 金属管の軸心延び方向内方部
11 本体管部
12 外側接続管部
13 コネクタ接続部
15 内側接続管部
23 突部
24 環状空間
25 Oリング(シール部材)
26 コネクタ
29 Oリング(シール部材)
30 ガスケット(シール部材)
31 一方の接続管部
33 段差部
34 段差部
35 一方の接続管部
37 段差部
Claims (4)
- エンジンと吸気通路との間に介在されるブローバイガス還流通路の一部が、金属管の外周に樹脂管を嵌合する構成とされ、該樹脂管に、その軸心延び方向途中において該金属管の外周面を外部に露出させるための筒状のコネクタ接続部が備えられ、該コネクタ接続部にヒータを通じて熱を供給するためのコネクタが嵌合保持されているブローバイガス還流通路構造であって、
前記金属管と前記樹脂管との間に、前記コネクタ接続部を基準として両側においてシール部材が圧縮された状態でそれぞれ介在され、
前記樹脂管の両端部のうち、少なくとも一方の端部が、前記金属管の端面よりも該樹脂管の軸心延び方向内方に引っ込んだ内側接続管部と、該内側接続管部の外周面に嵌合され該金属管の端面よりも該樹脂管の軸心延び方向外方に突出する筒状の外側接続管部と、を備え、
前記外側接続管部の内周面に、前記内側接続管部の端面よりも前記樹脂管の軸心延び方向外方において前記金属管の外周面に当接する突部が設けられ、
前記外側接続管部と前記金属管との間で、前記突部と前記内側接続管部の端面とにより前記シール部材が挟持されている、
ことを特徴とするブローバイガス通路構造。 - 請求項1において、
前記コネクタ接続部内周と前記コネクタ外周との間にも、シール部材が圧縮した状態で介在されている、ことを特徴とするブローバイガス通路構造。 - エンジンと吸気通路との間に介在されるブローバイガス還流通路の一部が、金属管の外周に樹脂管を嵌合する構成とされ、該樹脂管に、その軸心延び方向途中において該金属管の外周面を外部に露出させるための筒状のコネクタ接続部が備えられ、該コネクタ接続部にヒータを通じて熱を供給するためのコネクタが嵌合保持されているブローバイガス還流通路構造であって、
前記金属管と前記樹脂管との間に、前記コネクタ接続部を基準として両側においてシール部材が圧縮された状態でそれぞれ介在され、
前記金属管は、該金属管の軸心延び方向両端部が該金属管の軸心延び方向内方部よりも縮径されて、該金属管の軸心延び方向各端部と該金属管の軸心延び方向内方部との間に段差部を有しており、
前記樹脂管は、前記コネクタ接続部を有し前記金属管の軸心延び方向内方部を嵌合させるための本体管部と、該本体管部の内径よりも縮径されて該金属管の軸心延び方向一端部を嵌合させるため一方の接続管部とを一体的に接続する管体と、を備えていると共に、該管体と独立して該金属管の軸心延び方向他端部外周に嵌合され該管体の端面に当接されたときには、該金属管の段差部と協働して環状空間を形成する段差部を有する筒状の他方の接続管部と、を備えている、
ことを特徴とするブローバイガス通路構造。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記シール部材がOリング又はガスケットである、ことを特徴とするブローバイガス通路構造。
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