JP5886456B2 - 排気レシーバ及び掃気レシーバを有する大型低速ターボチャージャ付2ストローク内燃エンジン - Google Patents

排気レシーバ及び掃気レシーバを有する大型低速ターボチャージャ付2ストローク内燃エンジン Download PDF

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Description

本発明は、排気レシーバ及び掃気レシーバを有する、クロスヘッド式大型低速ユニフロー型ターボチャージャ付2ストローク内燃エンジンに関する。
クロスヘッド式大型低速2ストローク内燃エンジンは、典型的には、大型船舶の推進システムにおいて、又は発電所の原動機として用いられる。これらエンジンは、ピストンとクランクシャフトとの間に配置されるクロスヘッドを有する。
特に窒素酸化物レベルに関して、排出ガス規制に適合させることが困難になっており、また、今後ますます困難となるであろう。
排気ガス再循環は、小型高速駆動ディーゼルエンジンにおいてNOx排出を低下させるのに役立つことが知られる手段である。しかしながら、これまで、排気ガス再循環を採用した大型2ストロークディーゼルエンジンで商業的に稼働しているものは数少ない。その理由は、大型2ストロークディーゼルエンジンにおいて排気ガス再循環を実施することは困難だからである。
1つの手法として、タービンの低圧側から、EGRクーラを介してエンジンコンプレッサの流入口に排気ガスを送ることが知られている。残念ながら、この手法においては、毎回ガスを膨張・圧縮する度に、全ての排気ガスを膨張・再圧縮共に行わなければならず、効率が損なわれる結果となる。さらに、EGRは、清浄空気を冷却するよう設計されたインタークーラ/アフタークーラを介してその経路が決められるものであるが、このシナリオにおいては、それらクーラは清浄空気とは対照的な微粒子含有空気を冷却することが必要とされている。その結果、微粒子は、クーラを汚染し、それらクーラの効果を損なう。
別のEGR手法としては、排気レシーバから排気ガスを新気インタークーラの下流の吸気レシーバに送ることが知られている。インタークーラの汚染は緩和されるが、この手法においては、再循環排気ガスを流入口に送る追加のブロワが必要とされる。
更なる別の手法としては、エンジンの全シリンダに内部EGRを保持することである。この方法は、比較的簡単な手法であるが、このEGRでは冷却は行われず、その結果、効果が低くなるという欠点がある。
大型2ストロークディーゼルエンジンにおいて排気ガス再循環を実行することが困難であることが証明されている理由の1つは、排気レシーバから掃気フローに再循環排気ガスを移送するのに必要となる出力量にある。大型2ストロークディーゼルエンジンにおいては、掃気圧は、大型2ストロークディーゼルエンジンの排気レシーバにおける圧力より、通常、最大で約0.3バール高い。したがって、排気レシーバから掃気システムに再循環排気ガスを強制的に送るためにブロワ又はその他手段が必要となる。Man B&W製12K98MC−Cエンジン等の大型ボア12又は14シリンダ2ストロークディーゼルエンジンにおいては、上述のようなブロワを駆動するのに必要となる電力は0.5MWに近いであろう。これは、排気ガスシステムに用いるには大量のエネルギーであり、このような大きな所要電力を有するブロワを駆動するための電動モータは非常に高価なものである。さらに、燃焼プロセスの「汚染」側にこの圧力差を解消する任意のブロワ又は手段が配置されるが、これは、ブロワ材料に大きな要求を課すものである。
このように、大型2ストローク内燃エンジンのための排気ガス再循環システムにおいてはブロワ又駆動モータ等の機械の原価が、それら部品の寸法に起因して、合計するとかなりの金額となる。
さらに、EGR付きの運転からEGRなしの運転へ切り替えることは、難しいことであると考えられてきた。これは例えば、ターボチャージャのバランスを取ることの観点から、そう考えられてきた。
本願請求項に係る発明の目的は、運転モードを柔軟に切り替えることの可能な、大型低速ターボチャージャ付2ストローク内燃エンジンを提供することである。
この目的は、次の内燃エンジンを提供することによって達成される。このエンジンは、クロスヘッドを有するユニフロー型大型低速ターボチャージャ付2ストローク直列型内燃エンジンであって、
各々その下端又は下端近くに掃気口が設けられると共に、その上端には排気弁が一つ設けられる、一列に配された複数のシリンダと、
コンプレッサを駆動するタービンを有するターボチャージャと、
前記シリンダの列に沿って延在する長尺掃気レシーバであって、前記掃気口を介して前記シリンダに接続される長尺掃気レシーバと、
前記シリンダの列に沿って延在する長尺排気レシーバであって、前記排気弁を介して前記シリンダに接続される長尺排気レシーバと、
を備える。
前記エンジンにおいて、
前記掃気レシーバは、長手方向に少なくとも2つの掃気レシーバ区画に分割されており、第1掃気レシーバ区画は1以上の一次シリンダに接続され、第2掃気レシーバ区画は1以上の二次シリンダに接続されており、
前記第1掃気レシーバ区画には流入口が設けられており、前記第2掃気レシーバ区画にも流入口が設けられており、
前記第2掃気レシーバ区画は前記第1掃気レシーバ区画に選択的に接続可能である。
また前記エンジンにおいて、
前記排気レシーバは、長手方向に少なくとも2つの排気レシーバ区画に分割されており、第1排気レシーバ区画は1以上の排気ダクトを介して前記1以上の一次シリンダに接続され、第2排気レシーバ区画は1以上の排気ダクトを介して前記1以上の二次シリンダに接続されており、
前記第1排気レシーバ区画には流出口が設けられており、前記第2排気レシーバ区画にも流出口が設けられており、
前記第2排気レシーバ区画は、前記第1排気レシーバ区画に選択的に接続可能である。
選択的に接続可能な区画に各々分割された、排気レシーバ及び掃気レシーバを採用することにより、エンジンの運転状態を、従来同様に全てのシリンダが単一の大きな掃気レシーバ及び単一の大きな排気レシーバに接続される状態と、従来とは異なり、いくつかの一次シリンダが、掃気レシーバの第1区画及び排気レシーバの第1区画に接続され、いくつかの二次シリンダが、掃気レシーバの第2区画及び排気レシーバの第2区画に接続される状態との間で切り替えることが可能となる。
掃気レシーバ及び排気レシーバのそれぞれに、一次シリンダおよび二次シリンダに対してそれぞれ専用区画を設けることにより、一次シリンダの運転の仕方を二次シリンダの運転の仕方とは異ならせることができる。例えば、一次シリンダと二次シリンダで異なる燃料を用いることや、一次シリンダと二次シリンダでEGR率を変えることができる。
更に、排気レシーバ及び掃気レシーバの各々において、各区画を選択的に接続可能とすることで、複数の運転モードの間を迅速に(または自動的に)切り替えることが可能となる。従って、運転モードの切り替えの柔軟性が向上する。
例えば、排出物の制限が厳しい海域において、エンジンの排気をできるだけきれいにするように運転することと、そのような制限が厳しくない海域において、燃料消費効率ができるだけ向上するように運転することとの間の切り替えを、柔軟に行うことができるようになる。
一次シリンダに対して排気ガスを生成する二次シリンダは、NOx低減の要求量を低くする異なる燃料/異なるプロセスで駆動され得るものであり、例えば、一次シリンダが重油燃料で動作するのに対し、これらの二次シリンダは留出燃料又はエタノールで動作され得る。
特に燃料としてガスで動作するエンジンに対しては、上記解決手段は有利のようである。
ある実施形態においては、長尺排気レシーバにおいて第1排気レシーバ区画は、第2排気レシーバ区画と水平壁で隔てられている。
別の実施形態においては、第1排気レシーバ区画は空洞の内部空間を有し、かつ第2排気レシーバ区画も空洞の内部空間を有する。
別の実施形態においては、長尺排気レシーバは、水平壁で長手方向に分けられた空隙を規定する空洞円筒形状を有し、該水平壁は、排気レシーバの内部を横切って延在するものである。
別の実施形態においては、上記水平壁には、第1排気レシーバ区画と第2排気レシーバ区画との間で選択的流体接続を確立するための選択的に開閉可能な開口が設けられている。
別の実施形態においては、上記選択的に開閉可能な開口は、電子的に制御され、エンジンの電子制御ユニットにより制御されうるように接続されている。
別の実施形態においては、長尺掃気レシーバにおいて第1掃気レシーバ区画は、第2掃気レシーバ区画と水平壁で隔てられている。
別の実施形態においては、第1掃気レシーバ区画は空洞の内部空間を有し、かつ第2掃気レシーバ区画も空洞の内部空間を有する。
別の実施形態においては、長尺掃気レシーバは、水平壁で長手方向に分けられた空隙を規定する空洞円筒形状を有し、該水平壁は、掃気レシーバの内部を横切って延在するものである。
別の実施形態においては、上記水平壁には、第1掃気レシーバ区画と第2掃気レシーバ区画との間で選択的流体接続を確立するための選択的に開閉可能な開口が設けられている。
別の実施形態においては、上記選択的に開閉可能な開口は、電子的に制御され、エンジンの電子制御ユニットにより制御されうるように接続されている。
本明細書及び図面に開示されるエンジンの更なる目的、特徴、有利な点、及び特性は、以下の詳細な説明により明らかとなる。
本明細書の以下の詳細な説明において、図面に示される例示実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。
例示実施形態による大型2ストロークディーゼルエンジンの正面図である。 図1の大型2ストロークディーゼルエンジンの側面図である。 図1による大型2ストロークエンジンの断面図である。 図1のエンジンの図であって、吸気・排気システムをより詳細に説明したものである。 図1のエンジンの図であって、別の実施形態による吸気・排気システムをより詳細に説明したものである。 図1のエンジンの図であって、別の実施形態による吸気・排気システムをより詳細に説明したものである。 図1のエンジンの図であって、別の実施形態による吸気・排気システムをより詳細に説明したものである。 図1のエンジンの図であって、別の実施形態による吸気・排気システムをより詳細に説明したものである。 図1のエンジンの図であって、別の実施形態による吸気・排気システムをより詳細に説明したものである。 図9の実施形態によるエンジンの図であって、別の動作モードを説明したものである。 図1のエンジンの図であって、別の実施形態による吸気・排気システムをより詳細に説明したものである。 図1のエンジンの図であって、別の実施形態による吸気・排気システムをより詳細に説明したものである。 排気レシーバ又は掃気レシーバの2つの区画を選択的に接続し、接続を解除する弁の図である。 排気レシーバ又は掃気レシーバの2つの区画を選択的に接続し、接続を解除する別の弁の図である。
好適な実施形態の詳細な説明
以下の詳細な説明では、大型低速2ストロークエンジンが、例示実施形態によって説明される。
図1〜3は、クランクシャフト42とクロスヘッド43とを有する、大型低速ターボチャージャ付2ストロークディーゼルエンジンを示す。図3は、大型低速ターボチャージャ付2ストロークディーゼルエンジンの図であり、その吸気・排気システムを断面図で示したものである。この例示実施形態においては、エンジンは、一列に4個のシリンダ1を有しており、例えば、エンジンは直列型である。例示目的のみのため、図1はシリンダ1の数として4個のシリンダ1を有するエンジンを示す。本発明の態様を逸脱しない範囲で、シリンダ1の他の任意の数が利用され得ることは明らかである。
大型ターボチャージャ付2ストロークディーゼルエンジンは、典型的には、エンジンフレーム45で支持される、4〜16個のシリンダを一列に有する。エンジンは、例えば、大洋航行船舶の主エンジンとして、又は、発電所で発電機を動作させるための定置エンジンとして、用いられ得る。エンジンの総出力は、例えば、5,000から110,000kWの範囲であり得る。
エンジンは、シリンダ1の下部領域に掃気口17を有し、かつシリンダ1の上部に排気弁4を有する、ユニフロー型の2ストロークディーゼルエンジンである。エンジンは、例えば、船舶用ディーゼル燃料、重質油、又はガス(LPG、LNG、メタノール、エタノール))等の各種燃料で動作することができる。掃気は掃気レシーバ2から個々のシリンダ1の掃気口17へと通過する。シリンダ1のピストン41は掃気を圧縮し、燃料が注入され、そして燃焼が後に続き、排気ガスが発生する。排気弁4が開けられる時、排気ガスは、関係するシリンダ1と関連付けられた排気ダクト6を介して排気レシーバ3へと流入し、さらに、前方へ進んで、第1排気導管を介して一次ターボチャージャ5のタービン8へと流れ、タービン8から、排気ガスは、第2排気導管7を介して流出する。ターボチャージャ5のタービン8は、シャフトを介して、空気流入口10を介して空気の供給を受けるコンプレッサ9を駆動する。コンプレッサ9は、圧力をかけた掃気を、掃気レシーバ2へ続く掃気管11へ運搬する。ある実施形態(不図示)においては、エンジンは、複数の一次ターボチャージャを有する。
掃気レシーバ2は、例えば金属プレートから構成された長尺空洞円筒体を有し、空洞円筒体を形成する実質的に円形断面の輪郭を有する。掃気レシーバ2は、エンジンの全長に沿って延在し、全てのシリンダ1に掃気を供給する。掃気レシーバ2は、相当の断面径と大きい全体積とを有し、これらは、個々のシリンダ1の掃気口17が開いて掃気を取り入れることによって生じる如何なる圧力変動をも防止するために必要となるものであって、つまり、個々のシリンダ1による掃気の不規則な消費に関わらず、掃気レシーバ2中で一定の圧力を確保するために必要となるものである。典型的には、掃気レシーバ2の直径は、ピストン41の直径より大きい。
ある実施形態においては、例えば、多数のシリンダ1と大きなエンジン全長とを有する非常に大きなエンジンであるが故に、該エンジンは、各々の筺体をそれぞれ有する2つの掃気レシーバ2を備えていてもよく、その掃気レシーバ2のうちの一方がシリンダ1の列の一端においてシリンダ1のほぼ半数をカバーしており、もう一方の掃気レシーバ2がシリンダの列の反対の一端でシリンダの他方のほぼ半数をカバーしていてもよい。先行技術のエンジンでは、2つの掃気レシーバ2が互いに流体連通するであろう。しかしながら、本発明では、2つの掃気レシーバは、かなり不均一な数のシリンダに対して機能し、常に互いに流体連通になるという訳ではない。
排気レシーバ3は、例えば金属プレートから構成された長尺空洞円筒体を有し、実質的に円形断面の輪郭を有する。金属プレートは、熱損失を回避するために断熱材料の層によって被覆されている。排気レシーバ3はエンジンの全長に沿って延在し、排気レシーバ3に達する各排気ダクト6を介してシリンダ1の全てから排気ガスを受容する。排気レシーバ排気レシーバ3は、相当な断面径と大きな全体積とを有し、これらは、各シリンダ1の排気弁4が開いて、高速で排気ガスを排気レシーバ3へ送り込むことによって生じる圧力変動を防止するために必要となるものであって、つまり、各シリンダ1による排気ガスの不規則な運搬に関わらず、排気レシーバ3において一定の圧力を確保するために必要となるものである。典型的には、排気レシーバ3の直径は、ピストン41の直径より大きい。
ある実施形態においては、例えば、多数のシリンダ1と大きなエンジン全長とを有する非常に大きなエンジンであるが故に、該エンジンは、2つの排気レシーバ3を備えていてもよく、その排気レシーバ3のうちの一方がシリンダ1の列の一端においてシリンダ1のほぼ半数をカバーしており、もう一方の排気レシーバ3がシリンダの列の反対の一端でシリンダ1の他方のほぼ半数をカバーしていてもよい。先行技術のエンジンでは、2つの排気レシーバが互いに流体連通するであろう。しかしながら、本発明では、2つの排気レシーバは、かなり不均一な数のシリンダに対して機能し、常に互いに流体連通になるという訳ではない。
ある実施形態(不図示)において、エンジンは2つの排気レシーバ3を備え、それらはそれぞれ一次区画と二次区画とに分割されており、さらに2つの掃気レシーバが存在し、それらはそれぞれ一次区画と二次区画とに分割され得る。一次一次
二次シリンダには小型の掃気レシーバと小型の排気レシーバが用いられ、一次シリンダには大型の掃気レシーバと大型の排気レシーバ一次が用いられる。
図4には、エンジンの吸気・排気システムがより詳細に示される。
掃気レシーバ2は、本実施形態においてはプレート壁である分離壁21により、長手方向に、互いに不均等な長さである第1掃気レシーバ区画2aと第2掃気レシーバ区画2bとに分割されている。別の実施形態(不図示)では、第1掃気レシーバ区画2aと第2掃気レシーバ区画2bとは、例えば2つの別々のレシーバ筐体により構成された2つの完全に分離したものである。
同様に、排気レシーバ3は、長手方向に、互いに不均等な長さである第1排気レシーバ区画3aと第2排気レシーバ区画3bとに分割されている。別の実施形態(不図示)では、第1排気レシーバ区画3aと第2排気レシーバ区画3bとは、例えば2つの別々のレシーバ筐体により構成された2つの完全に分離したものである。
複数のシリンダ1は、いくつかの一次シリンダ1と、いくつかの二次シリンダ1に分けられる。典型的には、一次シリンダ1の数が、二次シリンダ1より多い。
第1掃気レシーバ区画2a及び第1排気レシーバ区画3aは、複数の一次シリンダ1に沿って延在し、それら一次シリンダ1に接続する。
第1掃気レシーバ区画2aは流入口を備え、第2掃気レシーバ区画2bも流入口を備える。
第2掃気レシーバ区画2b及び第2排気レシーバ区画3bは、複数の二次シリンダ1に沿って延在し、それら二次シリンダ1に接続する。
第1排気レシーバ区画3aは流出口を備え、第2排気レシーバ区画3bも流出口を備える。
このように、シリンダの列は、いくつかの一次シリンダ1といくつかの二次シリンダ1とに分けられる。例示目的のみのため、図4は、数が3個の一次シリンダ1と、1個の二次シリンダ1を有するエンジンを示す。しかしながら、実質的に、一次シリンダ及び二次シリンダの数のその他任意組合せが、本発明の態様を逸脱しない範囲において利用され得ることは明らかである。
掃気は流入管10を介してターボチャージャ5のコンプレッサ9に送られる。コンプレッサ9は掃気を圧縮し、掃気管11は、圧縮掃気を掃気レシーバ2に送る。掃気は、導管11を介してインタークーラ12を通過するが、このインタークーラ12は、コンプレッサ9を出た時点で最大でおよそ200℃まで達する圧縮掃気を5〜80℃の温度に冷却するためのものである。冷却された掃気は、低負荷条件又は部分負荷条件で給気フローに圧力を加える駆動モータによって駆動される補助ブロワ(不図示)を介し、給気レシーバ2に達する。より高い負荷では、コンプレッサ9は十分な圧縮掃気を運搬し、次いで補助ブロワは逆流防止弁(不図示)を介して迂回される。
掃気管11は、再循環排気ガスが掃気に添加される合流点28を介しており、再循環排気ガスと混合された掃気を第1掃気レシーバ区画2aに導く。第1掃気レシーバ区画2aから、掃気と再循環排気ガスとの混合気が、一次シリンダ1の1つにおいて、燃焼プロセスに加わる。このように一次シリンダ1で生成した排気ガスは、第1排気レシーバ区画3aで受容される。このように、一次シリンダ1における燃焼プロセスが再循環排気ガスを用いて実行されることで、低NOx排出レベルが可能になる。
第1排気レシーバ区画3aで受容された排気ガスは、その流出口を介して第1排気レシーバ区画3aを出て、ターボチャージャ5のタービン8の流入口に第1排気ガス管18によって送られ、それによってターボチャージャ5に動力を供給する。排気ガスは、第2排気管7を介してタービン8から出る。
第1排気ガス管18は、二次ターボチャージャ15のタービンに排気ガスの一部を送る分岐管20を有する。二次ターボチャージャ15のコンプレッサは掃気を圧縮し、導管16は圧縮掃気を二次ターボチャージャ15から第2掃気レシーバ区画2bの流入口に送る。インタークーラ52は、二次ターボチャージャ15から第2掃気レシーバ区画2bへの途中で掃気を冷却する。ある実施形態(不図示)において、エンジンは2以上の二次ターボチャージャを備える。
第2掃気レシーバ区画2bからの掃気が、二次シリンダ1の1つにおける燃焼プロセスに関与する(この実施形態においては、単一の二次シリンダ1であるが、2以上の二次シリンダ1でもあり得ることが理解される。)。二次シリンダ1でこのように生成された排気ガスは、第2排気レシーバ区画3bで受容される。このように、二次シリンダ1における燃焼プロセスは、再循環排気ガスなしで実行される。一実施形態においては、二次シリンダ1は、NOx排出を低減することを目的として排気弁のタイミングを介した内部排気ガス再循環用に構成され得る。別の実施形態においては、二次シリンダは、NOx低減のために水エマルション燃料の水注入で動作させる。
第2排気レシーバ区画3bにおいて受容された排気ガスは、その流出口を介して排気レシーバ区画3bを出て、排気ガス再循環配管19によって合流点28に送られ、合流点28において再循環排気ガスは、ターボチャージャ5のタービン9から来る掃気と混合される。
第2排気レシーバ区画3b上の第2流出口は、制御可能弁33からバイパス導管を介して第1排気ガス管18に接続されている。これにより、制御可能可変弁33を用いて排気レシーバの2つの区画をバイパスすることによって排気ガス再循環(EGR)速度を制御する手段が提供される。EGR速度を制御する他の方法として可変ターボチャージャの使用が挙げられる。
一般に、大型ターボチャージャ付2ストローク内燃エンジンにおいては、シリンダ1の流入口側の掃気圧力は、該シリンダー流出口側の排気ガス圧力よりも高く、さもなければ、圧力により決定される流れ方向が、流入口に向かってしまう間違った方向となることから、掃気工程が生じ得ない。このような大型ターボチャージャ付2ストローク内燃エンジンの態様では、ブロワ等の補助を用いること無しに、流入口側へ向かう導管を介して排気ガスを流すことにより排気ガス再循環を簡便に実現することは不可能となる。
本実施形態によるエンジンを用いると、通常エンジン動作の間は、第2掃気レシーバ区画2bの圧力は第2掃気レシーバ区画3bの圧力よりも高くなり、第2排気レシーバ区画3bの圧力は第1掃気レシーバ区画2aの圧力よりも高くなり、第1掃気レシーバ区画2aの圧力は、同様に第1排気レシーバ区画3aの圧力よりも高くなる。つまり、P_2b>P_3b>P_2a>P_3aとなる。したがって、この実施形態によれば、ブロワを必要とすることなく排気ガス再循環を伴うエンジンが提供される。100%負荷において、吸気・排気システムにおけるゲージ圧の典型的な値は、例えば以下となり得る。
P_2b = 4.0bar(g)
P_3b = 3.9bar(g)
P_2a = 3.8bar(g)
P_3a = 3.7bar(g)
図5は、図4の実施形態に関し、該実施形態が制御可能弁33無しに動作し、かつ単一インタークーラ12が、合流点28と第1掃気レシーバ区画2aの流入口との間に配置され、掃気ガス及び再循環排気ガスの混合気を冷却する以外は、図4の実施形態と実質的に同一である別の実施形態を示す。本実施形態によるエンジンの動作は、制御弁33の使用を欠く以外、図4の実施形態の動作と実質的に同一であって、本実施形態では、P_2b>P_3b>P_2a>P_3aとなり、典型的な動作圧力は、図4の実施形態に示したものと同様である。この実施形態の利点は、EGRクーラが必要無く、その結果、大幅なコストダウンに繋がることである。
図6は、二次ターボチャージャを用いていないこと以外は図4の実施形態と同様の実施形態を示す。その代わり、ブロワ25を用いて掃気管11における圧縮掃気の圧力を増加させている。導管26は掃気管11から分岐し、ブロワ25を用いて圧力が増加した掃気を第2掃気レシーバ区画2bに送るものである。したがって、第2排気レシーバ区画3bの圧力は、第1掃気レシーバ区画2aの圧力よりも高く、第2排気レシーバ区画3bからの排気ガスは、排気ガス管19を通り、排気ガスクーラ53を介して合流点28に流れる。この実施形態によるエンジンの動作は、制御弁33の使用を欠く以外は、図4の実施形態の動作と実質的に同一であって、この実施形態においては、P_2b>P_3b>P_2a>P_3aであり、典型的な動作圧力は、図4の実施形態で示したものと同様である。この実施形態の利点は、二次ターボチャージャを必要とすることなく、ブロワ25を用いた選択的な「汚染」排気ガスの処理により清浄な掃気で動作し得るということである。
図7は、以下の事項以外は図5の実施形態と同様の実施形態を示す。即ち、同実施形態においては、第2ターボチャージャ15が導管27を介して第2排気レシーバ区画3bから来た排気ガスによって駆動され、導管26は掃気管11から分岐し、第2ターボチャージャ15のコンプレッサの流入口に圧縮掃気を供給し、その結果、第2ターボチャージャが、掃気の圧力を第2掃気レシーバ区画2bにその掃気を送るために必要なレベルにまでさらに増加させ得る。この実施形態によるエンジンの動作は、図4の実施形態の動作と実質的に同一であり、この実施形態では、P_2b>P_3b>P_2a>P_3aである。100%負荷では、吸気・排気システムにおけるゲージ圧の典型的な値は、例えば以下の通りとなり得る。
P_2b = 4.0−6.0bar(g)
P_3b = 3.9−5.9bar(g)
P_2a = 3.8bar(g)
P_3a = 3.7bar(g)
この実施形態の利点は、EGRガスのエネルギーが、クーラで失われる代わりに再利用されるという点である。さらに、圧力がより高いことで、NOx低下のための極限のエンジンチューニングが可能となる。
図8は、以下の事項以外は図7の実施形態と同様の実施形態を示す。即ち、同実施形態においては、数がより多い一列のシリンダ、即ち合計で8個のシリンダが存在し、6個の一次シリンダ1が第1掃気レシーバ区画2aと第1排気レシーバ区画3aとそれぞれ接続されており、2個の二次シリンダが第2掃気レシーバ区画2bと第2排気レシーバ区画3bとにそれぞれ接続されている。さらに、インタークーラ52が導管16に配置されている。この実施形態によるエンジンの動作は、図7の実施形態の動作と実質的に同一であり、この実施形態では、P_2b>P_3b>P_2a>P_3aである。100%負荷では、吸気・排気システムにおけるゲージ圧の典型的な値は、例えば以下の通りとなり得る。
P_2b = 4.0−6.0bar(g)
P_3b = 3.9−5.9bar(g)
P_2a = 3.8bar(g)
P_3a = 3.7bar(g)
図9は、以下の事項以外は図5の実施形態と同様の実施形態を示す。即ち、同実施形態においては、図7及び8の実施形態と同様に数がより多いシリンダ、並びに複数の弁77、78及び79がシステムに加えられている。さらに、第2ターボチャージャ15のコンプレッサが分岐導管26から圧縮掃気を受容する。この実施形態によるエンジンの動作は、図4の実施形態の動作と実質的に同一であり、この実施形態では、P_2b>P_3b>P_2a>P_3aである。100%負荷では、吸気・排気システムにおけるゲージ圧の典型的な値は、例えば以下の通りとなり得る。
P_2b = 4.0−6.0bar(g)
P_3b = 3.9−5.9bar(g)
P_2a = 3.8bar(g)
P_3a = 3.7bar(g)
図10は、元となる図9の実施形態が排気ガス再循環が用いられない様式でどのように動作され得るかを示す。ここで、EGR導管19における弁17は閉じており、導管26における弁79は閉じており、第2ターボチャージャ15のコンプレッサの吸気導管の弁78は開いている。さらに、第1掃気レシーバ区画2aを第2掃気レシーバ区画2bから分離する壁21は開いており、また、第2排気レシーバ区画3bから第1排気レシーバ区画3aを分離する壁31は開いており、このように、掃気レシーバ2と排気レシーバ3とには単一の貫通した空洞が存在する。
壁21又は31を開くために、図13に示すように大型のバタフライ弁45を備えることができる。バタフライ弁45の円盤状プレートは、壁の開孔を開閉して排気レシーバ3(又は掃気レシーバ2)の2つの区画を接続又は遮断するために、図13に示す通り2つの位置の間で、好ましくはアクチュエータの制御により、移動し得る。
図14に示される実施形態においては、掃気レシーバ2又は排気レシーバ3それぞれにおける壁21又は31が、対応する穴43を有し、近接して間隔を置いて配置された一対のプレート41、42によって形成されており、上記穴43は、近接して間隔を置いて配置された一対の外側プレート41、42の間で受容される可動中間プレート40で遮蔽され得る。上記穴は、上記可動中間プレート40を所望の位置にスライドさせることによって開閉される。中間プレート40は、旋回軸44に枢動可能に載置されており、いわゆる旋回ゲート弁と同様に動作する。可動中間プレート40は、電子制御ユニットからの制御において配置することができるようにアクチュエータに接続され得る。
ある実施形態においては、選択的に開閉可能な開口は、電子的に制御されており、エンジンの電子制御ユニット(不図示)によって制御されうるように接続されている。
この実施形態の利点は、必要に応じて、例えば、大型2ストロークターボチャージャ付内燃エンジンによって駆動される大型船舶の場所に応じて排気ガス再循環を伴って、また排気ガス再循環を伴わずに作動できることにある。
図11の実施形態は、インタークーラ12が導管26に配置されており、インタークーラ53が合流点28と第1掃気レシーバ区画2aの流入口との間に配置されている以外は、図10の実施形態と実質的に同一である。
図12は、第2ターボチャージャ又はブロワを用いていないこと以外は図5の実施形態と同様の別の実施形態である。その代わりに、全ての掃気は、第2掃気レシーバ区画2bの流入口に導かれる。しかしながら、本実施形態においては、第2掃気レシーバ区画2bは第1掃気レシーバ区画2aから完全には隔てられていない。その代わりに、壁21の開口が、リストリクターとして機能し、圧力低下に伴って第2レシーバ区画2bの掃気が第1掃気レシーバ区画2aへ流れることが可能になる。このように、第1掃気レシーバ区画2aの圧力は、第2掃気レシーバ区画2bの圧力より低くなる。また、第2排気レシーバ区画3bの圧力は、第1掃気レシーバ区画2aの圧力より高くなり、第2排気レシーバ区画3bの排気ガスの全ては、インタークーラ53を介して排気ガス循環導管19を通り、第1掃気レシーバ区画2aに流れる。第1排気レシーバ区画3aで受容される全ての排気ガスは、第1排気ガス導管18を介してターボチャージャ5のタービン8の流入口へ運搬される。本実施形態の利点は、単一のターボチャージャで十分であり、圧力を増加させるためのブロワ又はその他手段を必要としないということである。
エンジンの排気ガス生成部の1つのシリンダ又は複数のシリンダ、即ち二次シリンダ1は、エンジンの残りの部分とは異なる様式で(例えば4ストローク・プロセスやオットー・プロセス)動作させることができ、特に4ストローク・プロセスを用いた場合には、4ストローク・プロセスのポンプ作用により、排気ガスを掃気レシーバ2に強制的に入れるために必要となる圧力へのサポートを提供することができる。
エンジンの排気ガス生成部、すなわち二次シリンダ1は、エンジンの他の部分とは異なる(よりクリーンな)燃料で動作し得るため、その結果、EGRガスの浄化要求の低減に繋がる。
上記全ての実施形態に関し、排気ガス循環のない動作のために、掃気レシーバ2及び排気レシーバ3における分離壁21、31をそれぞれ、取り外すことができる。
特許請求の範囲において用いられる「備える」(「含む」;"comprising")という用語は、他の要素又は工程を除外しないものとする。特許請求の範囲において用いられる"a"又は"an"という用語は複数を除外しないものとする。
特許請求の範囲において用いられる符号は、範囲を限定するものとして解釈されてはならない。
本発明を例示を目的として詳述してきたが、上記詳細は、単にその例示を目的としたものであり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において当業者によって変更が為され得る。

Claims (12)

  1. クロスヘッド(43)を有するユニフロー型大型低速ターボチャージャ付2ストローク直列型内燃エンジンであって、
    各々その下端又は下端近くに掃気口(17)が設けられると共に、その上端には排気弁(4)が一つ設けられる、一列に配された複数のシリンダ(1)と、
    コンプレッサ(9)を駆動するタービン(8)を有するターボチャージャ(5)と、
    前記シリンダ(1)の列に沿って延在する長尺掃気レシーバ(2)であって、前記掃気口(17)を介して前記シリンダ(1)に接続される長尺掃気レシーバ(2)と、
    前記シリンダ(1)の列に沿って延在する長尺排気レシーバ(3)であって、前記排気弁(4)を介して前記シリンダ(1)に接続される長尺排気レシーバ(3)と、
    を備え、
    前記掃気レシーバ(2)は、長手方向に少なくとも2つの掃気レシーバ区画に分割されており、第1掃気レシーバ区画(2a)は1以上の一次シリンダ(1)に接続され、第2掃気レシーバ区画(2b)は1以上の二次シリンダ(1)に接続されており、
    前記第1掃気レシーバ区画(2a)には流入口が設けられており、前記第2掃気レシーバ区画(2b)にも流入口が設けられており、
    前記第2掃気レシーバ区画(2b)は、前記第1掃気レシーバ区画(2a)に選択的に接続可能であり、
    前記排気レシーバ(3)は、長手方向に少なくとも2つの排気レシーバ区画に分割されており、第1排気レシーバ区画(3a)は1以上の排気ダクト(6)を介して前記1以上の一次シリンダ(1)に接続され、第2排気レシーバ区画(3b)は前記1以上の二次シリンダ(1)に接続されており、
    前記第1排気レシーバ区画(3a)には流出口が設けられており、前記第2排気レシーバ区画(3b)にも流出口が設けられており、
    前記第2排気レシーバ区画(3b)は、前記第1排気レシーバ区画(3a)に選択的に接続可能である、
    エンジン。
  2. 前記長尺排気レシーバにおいて、前記第1排気レシーバ区画(3a)は、前記第2排気レシーバ区画(3b)と水平壁(31)で隔てられている、請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記第1排気レシーバ区画(3a)は空洞の内部空間を有し、かつ前記第2排気レシーバ区画(3b)も空洞の内部空間を有する、請求項1に記載のエンジン。
  4. 前記長尺排気レシーバ(3)は、水平壁(31)によって長手方向に分けられた空隙を規定する空洞円筒形状を有し、該水平壁(31)は、排気レシーバの内部を横切って延在するものである、請求項1に記載のエンジン。
  5. 前記水平壁(31)には、前記第1排気レシーバ区画(3a)と前記第2排気レシーバ区画(3b)との間で選択的流体接続を確立するための選択的に開閉可能な開口(40,43,45)が設けられている、請求項2に記載のエンジン。
  6. 前記選択的に開閉可能な開口(40,43,45)は、電子的に制御され、エンジンの電子制御ユニットに動作可能に接続されている、請求項5に記載のエンジン。
  7. 前記長尺掃気レシーバ(2)において前記第1掃気レシーバ区画(2a)は、前記第2掃気レシーバ区画(2b)と水平壁(21)で隔てられている、請求項1に記載のエンジン。
  8. 前記第1掃気レシーバ区画(2a)は空洞の内部空間を有し、かつ前記第2掃気レシーバ区画(2b)も空洞の内部空間を有する、請求項1に記載のエンジン。
  9. 前記長尺掃気レシーバ(2)は、水平壁(21)によって長手方向に分けられた空隙を規定する空洞円筒形状を有し、該水平壁(21)は、前記長尺掃気レシーバ(2)の内部を横切って延在するものである、請求項1に記載のエンジン。
  10. 前記水平壁(21)には、前記第1掃気レシーバ区画(2a)と前記第2掃気レシーバ区画(2b)との間で選択的流体接続を確立するための選択的に開閉可能な開口(40,43,45)が設けられている、請求項7に記載のエンジン。
  11. 前記選択的に開閉可能な開口(40,43,45)は、電子的に制御され、エンジンの電子制御ユニットに制御されうるように接続されている、請求項10に記載のエンジン。
  12. 前記第2排気レシーバ区画(3b)の流出口が、前記第1掃気レシーバ区画(2a)の流入口に接続可能である、請求項1から11の何れかに記載のエンジン。
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