JP5885285B2 - 不揮発性メモリ用可変抵抗およびその製造方法並びに不揮発性メモリ - Google Patents

不揮発性メモリ用可変抵抗およびその製造方法並びに不揮発性メモリ Download PDF

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Description

不揮発性メモリ用可変抵抗およびその製造方法並びに不揮発性メモリであり、特に可変抵抗素子を有する不揮発性メモリ用可変抵抗およびその製造方法並びに不揮発性メモリに関する。
近年、電源を切ってもデータ保持が可能な半導体装置である不揮発性メモリとして、MRAM(Magnetic Random Access Memory)やPRAM(Phase−change Random Access Memory)、RRAM(Resistance Random Access Memory)が開発されている。これらは、不揮発的に抵抗値を変更可能な可変抵抗を有する。PRAMおよびRRAMにおいては、下部電極と上部電極との間に可変抵抗層が設けられている。可変抵抗層の抵抗を相変化により不揮発的に変更する。MRAMにおいては、固定層、トンネル絶縁膜、自由層からなる磁気トンネル接合(MTJ)素子が設けられている。自由層の磁化方向を変更することにより、MTJ素子の抵抗を不揮発的に変更する。
図1(a)から図2(b)を用い、RRAMを例に不揮発性メモリ用可変抵抗の製造工程について説明する。図1(a)を参照に、層間絶縁膜10に埋め込まれた配線層12を形成する。図1(b)を参照に、層間絶縁膜60を形成する。層間絶縁膜60に配線層12に接続する貫通孔を形成し、貫通孔内にプラグ金属62を形成する。図1(c)を参照に、層間絶縁膜60上に下部電極64、可変抵抗層66、上部電極68を形成する。
図2(a)を参照に、下部電極64、可変抵抗層66、上部電極68の所定領域を除去し下部電極64がプラグ金属62に接続する可変抵抗素子61を形成する。図2(b)を参照に、層間絶縁膜60上に層間絶縁膜70を形成する。上部電極68に接続する貫通孔を形成する。貫通孔を埋め込むようにプラグ金属72を形成する。プラグ金属72上に配線層74を形成する。以上により、RRAM用可変抵抗が完成する。
特許文献1の例えば図7には、凹部の底面にのみ高融点金属を形成する方法が開示されている。
特開2005−320565号公報
しかしながら、従来の不揮発性メモリ用可変抵抗は、図1(b)および図2(b)のように、層間絶縁膜60、70およびプラグ金属62、72を2回形成することとなる。
本発明は、上記課題に鑑み、製造工程が削減可能な不揮発性メモリ用可変抵抗およびその製造方法並びに不揮発性メモリを提供することを目的とする。
本発明は、第1配線層表面に設けられた可変抵抗層と、前記第1配線層上に設けられた層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜内に設けられ前記可変抵抗層に接続するプラグ金属と、を具備することを特徴とする不揮発性メモリ用可変抵抗である。本発明によれば、層間絶縁膜を1層で可変抵抗が形成できる。よって、製造工程を削減することができる。
上記構成において、前記可変抵抗層は前記第1配線層の酸化物からなる構成とすることができる。この構成によれば、簡単に可変抵抗層を形成することができる。
上記構成において、前記可変抵抗層は前記プラグ金属の下面により画定されている構成とすることができる。また、上記構成において、前記可変抵抗層は前記第1配線層表面全面に設けられている構成とすることができる。
上記構成において、第1配線層は下部層間絶縁層に埋め込まれており、前記可変抵抗層は、前記下部層間絶縁膜の上面と平坦な上面を有する構成とすることができる。この構成によれば、可変抵抗層と第1配線層の材料とを独立に設定することができる。
上記構成において、前記プラグ金属上に、前記プラグ金属に接続し、前記層間絶縁膜に埋め込まれた第2配線層を具備する構成とすることができる。
本発明は、第1配線層上に設けられ、前記第1配線層に接続する貫通孔を有する層間絶縁膜と、前記貫通孔内に設けられ前記第1配線層に接続する下部電極と、前記貫通孔内に設けられ前記下部電極上に設けられた可変抵抗層と、前記貫通孔内に設けられ前記可変抵抗層上に設けられた上部電極と、前記層間絶縁膜上に設けられ、前記上部電極と接続する第2配線層と、を具備することを特徴とする不揮発性メモリ用可変抵抗である。本発明によれば、1層の層間絶縁膜により可変抵抗を形成することができる。よって、製造工程を削減することができる。
上記構成において、前記可変抵抗層は前記下部電極の酸化物からなる構成とすることができる。
上記構成において、前記可変抵抗層は前記貫通孔内に選択的に形成されている構成とすることができる。この構成によれば、上部電極が小さくなることを抑制することができる。
上記構成において、前記可変抵抗層は、前記貫通孔の側面および前記層間絶縁膜上面にかけて設けられている構成とすることができる。この構成によれば、可変抵抗層と第1配線との材料とを独立に設定することができる。
上記構成において、前記貫通孔内に設けられ前記第1配線層と前記下部電極との間に設けられた下部スペーサ層と、前記貫通孔内に設けられ前記第2配線層と前記上部電極との間に設けられた上部スペーサ層と、を具備する構成とすることができる。この構成によれば、下部電極および上部電極の膜厚を薄くすることができる。
上記構成において、前記第2配線層は前記層間絶縁膜に埋め込まれている構成とすることができる。
本発明は、上記不揮発性メモリ用可変抵抗を有する不揮発性メモリである。本発明によれば、不揮発性メモリの製造工程を削減することができる。
本発明は、第1配線層上に可変抵抗層を形成する工程と、前記第1配線層上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜内に前記可変抵抗層に接続するプラグ金属を形成する工程と、を有することを特徴とする不揮発性メモリ用可変抵抗の製造方法である。本発明によれば、層間絶縁膜を1層で可変抵抗が形成できる。よって、製造工程を削減することができる。
上記構成において、前記可変抵抗層を形成する工程は、前記第1配線層表面を酸化する工程を含む構成とすることができる。この構成によれば、簡単に可変抵抗層を形成することができる。
上記構成において、前記第1配線層表面を酸化する工程は、前記層間絶縁膜を貫通し前記第1配線層に接続する貫通孔を形成する工程と、前記層間絶縁膜をマスクに前記第1配線層を酸化する工程と、を有し、前記プラグ金属は前記貫通孔内に形成される構成とすることができる。
上記構成において、前記第1配線層表面を酸化する工程は、前記第1配線層表面全面を酸化する工程を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記層間絶縁膜を形成する前に、前記第1配線層上方にストッパ層を形成する工程を有し、前記プラグ金属を形成する工程は、前記層間絶縁膜内に前記ストッパ層まで達する貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔内にプラグ金属を形成する工程と、を有する構成とすることができる。この構成によれば、層間絶縁膜に貫通孔を形成する際に、可変抵抗層の一部が削れることを抑制することができる。
上記構成において、前記第1配線層を形成する工程は、下部層間絶縁膜に埋め込まれ、前記下部層間絶縁膜の上面にリセスを有するように第1配線層を形成する工程であり、前記可変抵抗層を形成する工程は、第1配線層上に、前記下部層間絶縁膜の上面と平坦な上面を有するように可変抵抗層を形成する工程である構成とすることができる。この構成によれば、可変抵抗層と第1配線層の材料とを独立に設定することができる。
本発明は、第1配線層上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜内に前記第1配線層に接続する貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔内に前記第1配線層に接続する下部電極を形成する工程と、前記貫通孔内の前記下部電極上に可変抵抗層を形成する工程と、前記貫通孔内の前記可変抵抗層上に上部電極を形成する工程と、前記層間絶縁膜上に前記上部電極と接続する第2配線層を形成する工程と、を有することを特徴とする不揮発性メモリ用可変抵抗の製造方法である。本発明によれば、層間絶縁膜を1層で可変抵抗が形成できる。よって、製造工程を削減することができる。
上記構成において、前記可変抵抗層を形成する工程は、前記下部電極を酸化する工程を含む構成とすることができる。この構成によれば、可変抵抗層を簡単に形成することができる。
上記構成において、前記可変抵抗層を形成する工程は、前記絶縁層を、前記貫通孔の側面および前記層間絶縁膜上面にかけて形成する構成とすることができる。この構成によれば、可変抵抗層と第1配線層の材料とを独立に設定することができる。
本発明によれば、層間絶縁膜を1層で可変抵抗が形成できる。よって、製造工程を削減することができる。
以下、図面を用い本発明の実施例について説明する。
実施例1はデュアルダマシンを用いたRRAMの例である。図3は、不揮発性メモリの断面図である。P型シリコン半導体基板(または半導体基板内のP型領域)80内にN型ソースドレイン領域82が設けられている。半導体基板80内に素子分離絶縁層83が設けられている。半導体基板80上にゲート絶縁膜86を介しポリシリコンからなるゲート電極84が設けられている。ゲート電極84の側面には側壁88が設けられている。半導体基板80上に、酸化シリコンからなる層間絶縁膜10が設けられている。層間絶縁膜10内には銅からなる第1配線層12が設けられている。第1配線層12はソースドレイン領域82に接続されている。両側の第1配線層12の表面には第1配線層12の酸化物(酸化銅)からなる可変抵抗層14が設けられている。層間絶縁膜10および第1配線層12上に層間絶縁膜20が設けられている。層間絶縁膜20内にはプラグ金属23および第2配線層24が設けられている。プラグ金属23と第2配線層24とは銅からなり一体として層間絶縁膜20に埋め込まれ形成されている。プラグ金属23は可変抵抗層14に接続されている。層間絶縁膜20上に保護膜90が形成されている。
図4は、実施例1に係る可変抵抗を用いたRRAMの基本回路図である。選択トランジスタ92のゲートはワードラインWLに、ソースはグランドGNDに、ドレインは可変抵抗94の一端に接続されている。可変抵抗94の他端はビットラインBLに接続されている。ビットラインBLはセンスアンプ96に接続されている。センスアンプ96はビットラインBL信号と参照信号REFとを比較し、可変抵抗94が高抵抗か低抵抗かに応じ“0”または“1”を出力する。
図3において、ゲート絶縁膜86、ゲート電極84、ソースドレイン領域82からなるMOSFETが選択トランジスタに対応し、ゲート電極84がワードラインWLを兼ねている。真ん中の第1配線層12がグランドラインGNDである。第1配線層12の一部、可変抵抗層14およびプラグ金属23の一部が可変抵抗94に相当する。第2配線層24がビットラインBLに対応する。
図5(a)から図6を用い、実施例1に係る可変抵抗の製造方法について説明する。酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜10内に、メッキ法を用い銅からなる第1配線層12を形成する。CMP(Chemical Mechanical Polish)法を用いることにより、層間絶縁膜10および第1配線層12の上面を平坦にする。図5(b)を参照に、層間絶縁膜10および第1配線層12上に酸化シリコンからなる層間絶縁膜20を形成する。層間絶縁膜20に、第1配線層12に接続しプラグ金属を形成すべき貫通孔16および第2配線層を形成すべき凹部18を形成する。層間絶縁膜20をマスクに第1配線層12の表面を酸化する。これにより、プラグ金属の下面により画定された酸化銅からなる可変抵抗層14が形成される。
図6を参照に、貫通孔16および凹部18内に、タンタルからなるバリア層を形成する。プラグ金属23が可変抵抗層14に接続するように、層間絶縁膜20の貫通孔16内にプラグ金属23、凹部18内に第2配線層24を銅を用い一体に形成する。CMP法を用い、層間絶縁膜20および第2配線層24の上面を平坦化する。以上により、第1配線層12、可変抵抗層14およびプラグ金属23からなる可変抵抗が完成する。
実施例2は、第1配線層12の上面を全面にわたり酸化する例である。図7(a)から図7(c)を用い、実施例2に係る可変抵抗の製造方法について説明する。図7(a)を参照に、実施例1の図5(a)の後第1配線層12の表面を全面に渡り酸化させる。これにより、第1配線層12上に可変抵抗層14aが形成される。図7(b)を参照に、層間絶縁膜10および第1配線層12の上方に、窒化シリコン膜からなるストッパ層26および酸化シリコンからなる層間絶縁膜20を形成する。層間絶縁膜20をエッチングし層間絶縁膜20内に貫通孔16および凹部18を形成する。このとき、ストッパ層26によりエッチングが停止するため、可変抵抗層14aがエッチングされることが抑制される。図7(c)を参照に、実施例1の図6と同じように、可変抵抗層14aに接続するプラグ金属23および第2配線層24を形成する。以上により、実施例2に係る可変抵抗が完成する。
実施例3は、可変抵抗層として第1配線層の酸化物以外の絶縁層を用いる例である。図8(a)から図9を用い、実施例3に係る可変抵抗の製造方法について説明する。図8(a)を参照に、下部層間絶縁膜10に埋め込まれ下部層間絶縁層10の上面に深さTのリセス13を有するように銅からなる第1配線層12を形成する。図8(b)を参照に、スパッタ法を用いリセス13を埋め込み下部層間絶縁膜10上にSrTiOやPrCaMnOのようなペロブスカイト酸化物からなる可変抵抗層15を形成する。CMP法を用い、下部層間絶縁膜10の表面が露出するように可変抵抗層15を研磨する。これにより、下部層間絶縁膜10と可変抵抗層15との上面は平坦となる。図8(c)を参照に、実施例1の図6と同じように、第1配線層12の上方であり可変抵抗層15および下部層間絶縁膜10上に、窒化シリコンからなるストッパ層26および酸化シリコンからなる層間絶縁膜20を形成する。層間絶縁膜20に可変抵抗層15に接続する貫通孔16および凹部18を形成する。このときストッパ層26により、可変抵抗層15がエッチングされることを抑制することができる。
図9を参照に、実施例2の図7(c)と同じように、層間絶縁膜20内に可変抵抗層15に接続するプラグ金属23および第2配線層24を形成する。以上により、実施例3に係る可変抵抗が完成する。
実施例1から実施例3によれば、層間絶縁膜20およびプラグ金属23を1回形成することにより可変抵抗が形成できる。よって、図1(a)から図2(b)の例に比べ製造工程を削減することができる。
実施例1および実施例2においては、第1配線層12を酸化することにより、可変抵抗層14または14aを形成している。これにより、簡単に可変抵抗層14または14aを形成することができる。
実施例1のように、層間絶縁膜20をマスクに第1配線層12の表面を酸化し、可変抵抗層14を形成する場合、ストッパ層26を形成しなくともよい。しかし、第1配線層12上の微細領域を酸化することとなる。一方、実施例2のように、第1配線層12の上面全体を酸化し、可変抵抗層14aを形成する場合、微細領域を酸化しないが、貫通孔16を形成する際に可変抵抗層14aの上面が削れないようにストッパ層26を形成するが好ましい。
実施例3によれば、リセス13に可変抵抗層15が埋め込まれるように形成することにより、可変抵抗層15として第1配線層12を構成する材料の酸化物以外の材料からなる層を用いることができる。これにより、下部電極36と可変抵抗層15の材料を独立に用いることができるため、それぞれより適切な材料を選択することができる。なお、下部層間絶縁膜10と可変抵抗層15との上面を平坦とするのは、プラグ金属23等の微細化を可能とするためである。
実施例4は貫通孔内に可変抵抗層を形成する例である。図10(a)から図11(c)を用い実施例4に係る可変抵抗の製造方法について説明する。図10(a)を参照に、酸化シリコンからなる層間絶縁膜10上に銅からなる第1配線層12を形成する。図10(b)を参照に、層間絶縁膜10および第1配線層12上に層間絶縁膜30を形成する。層間絶縁膜30内に第1配線層12に接続する貫通孔32を形成する。図10(c)を参照に、貫通孔32内に、第1配線層12と同じ材料である銅からなる下部スペーサ層34をMCR(Metal Chloride Reduction)−CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用い形成する。MCR−CVD法を用いることにより、貫通孔22内の底面のみに選択的に下部スペーサ層34を形成することができる。貫通孔32内の下部スペーサ層34上に下部電極36をMCR−CVD法を用い形成する。
図11(a)を参照に、下部電極36の上面を酸化し、貫通孔32内に、MCR−CVD法を用い下部電極36を構成する材料の酸化物からなる可変抵抗層38を形成する。図11(b)を参照に、MCR−CVD法を用い、貫通孔32内の可変抵抗層38上に上部電極40を形成する。MCR−CVD法を用い、貫通孔32内の上部電極40上に、上部スペーサ層42を形成する。上部スペーサ層42と層間絶縁膜30との上面はほぼ平坦となるように上部スペーサ層42を形成する。図11(c)を参照に、層間絶縁膜30上に上部スペーサ層42に接続する第2配線層44を形成する。以上により実施例4に係る可変抵抗が完成する。
実施例5は、実施例4に対し下部スペーサ層および上部スペーサ層を有さない例である。図12(a)から図12(c)を用い実施例5の製造方法について説明する。図12(a)を参照に、実施例4の図10(b)の後、貫通孔32内の第1配線層12上にMCR−CVD法を用い下部電極36を形成する。図12(b)を参照に、貫通孔32内の下部電極36の上面を酸化し可変抵抗層38を形成する。MCR−CVD法を用い、貫通孔32内の可変抵抗層38上に上部電極40を形成する。図12(c)を参照に、実施例4の図11(c)と同じように層間絶縁膜30上に第2配線層44を形成する。
実施例6は可変抵抗層を下部電極の酸化物以外で形成する例である。図13(a)から図13(c)を用い実施例6に係る可変抵抗の製造方法を説明する。図13(a)を参照に、実施例4の図10(c)までの工程を行う。図13(b)を参照に、可変抵抗層38aを下部電極36の上面、貫通孔32の側面および層間絶縁膜30の上面にかけて形成する。図13(c)を参照に、MCR−CVD法を用い、貫通孔32内の可変抵抗層38上に上部電極40を形成する。MCR−CVD法を用い、貫通孔32内の上部電極40上に上部スペーサ層42を形成する。上部スペーサ層42上に第2配線層44を形成する。
実施例7は、デュアルダマシンの例である。図14(a)から15(b)を用い実施例7に係る製造方法について説明する。図14(a)を参照に、実施例1の図5(b)までの工程を行う。図14(b)を参照に、貫通孔16および凹部18内面および層間絶縁膜20上にバリア層50を形成する。図15(a)を参照に、貫通孔16内に下部電極36を形成する。下部電極36の上面を酸化し、可変抵抗層38を形成する。図15(b)を参照に、可変抵抗層38上の貫通孔内および凹部内に銅を用い上部電極40aおよび第2配線層44aを一体として形成する。これにより、実施例7に係る可変抵抗が完成する。
実施例8は、実施例7に対し可変抵抗層を絶縁層で形成する例である。図16(a)を参照に、実施例7の図14(b)までの工程を行う。貫通孔16内に下部電極36を形成する。下部電極36上、貫通孔16の側面、凹部18の側面および層間絶縁膜20上のバリア層50上に可変抵抗層38aをスパッタ法を用い形成する。貫通孔16内の可変抵抗層38a上および凹部18内に銅を用い上部電極40aおよび第2配線層44aを一体として形成する。これにより、実施例8に係る可変抵抗が完成する。
実施例4から実施例8によれば、層間絶縁膜20または30に設けられた貫通孔16または32内に下部電極36、可変抵抗層38または38aおよび上部電極40または40aが設けられている。これにより、1層の層間絶縁膜20または30により可変抵抗素子を形成することができる。よって、図1(a)から図2(b)に係る可変抵抗に比べ、製造工程を削減することができる。
実施例4、実施例5および実施例7によれば、下部電極36を酸化することにより可変抵抗層38を形成する。これにより、可変抵抗層38を貫通孔32内の下部電極36上に選択的に形成することができる。よって、実施例6および実施例8のように、上部電極40または40aおよび上部スペーサ層42を形成する貫通孔16または32が小さくなることを抑制することができる。一方、実施例6および実施例8のよれば、可変抵抗層38aを下部電極36の酸化物以外の絶縁層とすることができる。例えば、前述のペロブスカイト酸化物とすることができる。
実施例4および実施例6によれば、第1配線層12と下部電極36との間に下部スペーサ層34が設けられ、第2配線層44と上部電極40との間に上部スペーサ層42が設けられている。これにより、下部電極36および上部電極40の膜厚を薄くすることができる。よって、下部電極36および上部電極40の成膜速度が遅い場合有効である。一方、実施例5によれば、下部スペーサ層34および上部スペーサ層42を形成せず、第1配線層12上に直接下部電極36を形成し、上部電極40上に直接第2配線層44を形成する。下部スペーサ層34および上部スペーサ層を形成しないため、製造工程数を削減することができる。
実施例7および8のように、第2配線層44aは層間絶縁膜30に埋め込まれたディアルダマシン技術を適用することもできる。
下部スペーサ層34および上部スペーサ層42としては、Ti(チタン)、W(タングステン)、WN(窒化タングステン)、TiN(窒化チタン)、AlN(窒化アルミニウム)およびTaN(窒化タンタル)等を用いることができる。下部電極36および上部電極40としては、Cu(銅)、Ni(ニッケル)、Nb(ニオブ)およびAl(アルミニウム)等を用いることができる。
実施例1から実施例8はRRAM用の可変抵抗を例に説明したが、PRAM用の可変抵抗やMRAM用のMTJ素子でもよい。MTJ素子の場合は、下部電極および上部電極は強磁性体から構成される。可変抵抗層としてトンネル絶縁膜を用いる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1(a)から図1(c)は、従来の可変抵抗の製造工程を示す断面図(その1)である。 図2(a)および図2(b)は、従来の可変抵抗の製造工程を示す断面図(その2)である。 図3は、実施例1のRRAMの断面図である。 図4は、RRAMのメモリセルの回路図である。 図5(a)から図5(c)は、実施例1に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図(その1)である。 図6は、実施例1に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図(その2)である。 図7(a)から図7(c)は、実施例2に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図である。 図8(a)から図8(c)は、実施例3に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図(その1)である。 図9は、実施例3に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図(その2)である。 図10(a)から図10(c)は、実施例4に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図(その1)である。 図11(a)から図11(c)は、実施例4に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図(その2)である。 図12(a)から図12(c)は、実施例5に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図である。 図13(a)から図13(c)は、実施例6に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図である。 図14(a)および図14(b)は、実施例7に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図(その1)である。 図15(a)および図15(b)は、実施例7に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図(その2)である。 図16(a)および図16(b)は、実施例8に係る可変抵抗の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
10 層間絶縁膜
12 第1配線層
14、15 可変抵抗層
16 貫通孔
18 凹部
20 層間絶縁膜
21 トンネル絶縁膜
22 バリア層
23 プラグ金属
24 第2配線層
26 ストッパ層
30 層間絶縁膜
32 貫通孔
34 下部スペーサ層
36 下部電極
38 可変抵抗層
40 上部電極
42 上部スペーサ層
44 第2配線層

Claims (5)

  1. 第1配線層表面の上面の全面上に設けられた可変抵抗層と、
    前記第1配線層上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜内に設けられ前記可変抵抗層に接続するプラグ金属と、
    を具備し、
    前記可変抵抗層は、前記第1配線層の酸化物からなり、
    前記第1配線層は、下部層間絶縁層に埋め込まれている
    ことを特徴とする不揮発性メモリ用可変抵抗。
  2. 前記プラグ金属上に、前記プラグ金属に接続し、前記層間絶縁膜に埋め込まれた第2配線層を具備することを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ用可変抵抗。
  3. 請求項1又は2記載の不揮発性メモリ用可変抵抗を有する不揮発性メモリ。
  4. 第1配線層を形成する工程と、
    前記第1配線層の上面の全面を酸化することにより、該上面の全面上に可変抵抗層を形成する工程と、
    前記第1配線層上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜内に前記可変抵抗層に接続するプラグ金属を形成する工程と、
    を有し、
    前記第1配線層を形成する工程は、前記第1配線層が下部層間絶縁層に埋め込まれるように該第1配線層を形成する工程であ
    ことを特徴とする不揮発性メモリ用可変抵抗の製造方法。
  5. 前記層間絶縁膜を形成する前に、前記第1配線層上方にストッパ層を形成する工程を有し、
    前記プラグ金属を形成する工程は、前記層間絶縁膜内に前記ストッパ層まで達する貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔内にプラグ金属を形成する工程と、を有する請求項記載の不揮発性メモリ用可変抵抗の製造方法。
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