JP5884707B2 - 電動型圧縮機 - Google Patents
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Description
前記電動モータは、その駆動力を前記圧縮機構に出力する駆動軸(21)と、この駆動軸に対して径方向外側に配置されて前記駆動軸に支持されているロータ(22)と、回転バランスを調整するバランサ機構(50、60)と、を備える電動型圧縮機であって、
前記バランサ機構は、前記ロータに対してそれぞれ回転可能に支持されて、かつ互いに連動して回転する連動機構を構成する第1、第2バランサ(51、52、61、62)を備え、
前記第1、第2バランサを連動して回転させることにより、前記第1、第2バランサを1つの部品としたときの総合重心距離を連続して変化させることを可能にすることを特徴とする。
図1は、本発明の車両用の電動型圧縮機の第1実施形態を示す。本実施形態の電動型圧縮機は、コンデンサ、減圧器、エバポレータとともに、冷媒を循環させる車載空調用冷凍サイクルを構成する。
M1:回転体Kの重量
M2:ブッシュバランサ40の重量
M3:バランサ機構60の重量
M4:バランサ機構50の重量
R1:回転体Kの重心から駆動軸21軸心線までの距離
R2:ブッシュバランサ40の重心から駆動軸21の軸心線までの距離
R3:バランサ機構60の重心から駆動軸21の軸心線までの距離(重心距離)
R4:バランサ機構50の重心から駆動軸21の軸心線までの距離(重心距離)
L1:駆動軸21軸心線上における軸受け70(主軸受)から回転体Kの重心までの距離
L2:駆動軸21軸心線上における軸受け70からブッシュバランサ40の重心までの距離
L3:駆動軸21軸心線上における軸受け70からバランサ機構60の重心までの距離
L4:駆動軸21軸心線上における軸受け70からバランサ機構50の重心までの距離
このとき、回転体の遠心力に起因する静バランスは、
M1・R1−M2・R2−M3・R3+M4・R4=0・・・(1)で示される式で成立する。
M1・R1・L1−M2・R2・L2+M3・R3・L3−M4・R4・L4=0・・・(2)で示される式で成立する。
ここで、上記圧縮機ASSYとは、電動型圧縮機においてバランサ機構50、60のバランス調整をしていないものである。
まず、(A−1)において、M1、M2、R1、R2をパラメータとして変更して、圧縮機ASSYにおける定点の振動と静アンバランス量の関係を取得する(図12(a))。
ここで、バランサ機構50の角度θ3は、静アンバランス量がゼロとなるバランス51の角度である。バランサ機構50の角度θ4は、動アンバランス量がゼロとなるバランス51の角度である。
まず、(B−1)において、実際に組付ける圧縮機ASSY(各部品の組み合わせ)にて、圧縮機ASSYにおける定点の振動を測定する。
上記第1実施形態では、軸線方向一方側にバランサ機構60を設け、軸線方向他方側にバランサ機構50を設けた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、図13、図14に示すように、バランサ機構50、60のうち軸線方向他方側のバランサ機構50だけを設けた電動型圧縮機を示す。
上記第1実施形態では、軸線方向一方側にバランサ機構60を設け、軸線方向他方側にバランサ機構50を設けた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、図15、図16に示すように、バランサ機構50、60のうち軸線方向一方側のバランサ機構60だけを設けた電動型圧縮機を示す。
上記第1〜第3の実施形態では、バランサ51、52が連動して回転するために、互いに噛み合うように構成される歯部54、5を設けた例について説明したが、本第4実施形態では、バランサ51、52は、図17に示すように、それぞれ、駆動軸21の軸線方向から視て円弧状に形成されている円弧部54a、55bを設ける例について説明する。
上記第1〜第4実施形態では、ロータ22に対してその径方向外側にステータ23を配置した例について説明したが、これに代えて、ステータ23に対してその径方向外側にロータ22を配置してもよい。
11 ハウジング部
12 ハウジング部
20 電動モータ
21 駆動軸
21a 偏心軸
22 ロータ
23 ステータ
30 圧縮機構
31 可動スクロール
32 固定スクロール
40 ブッシュバランサ
50 バランサ機構
51 バランサ(第1バランサ)
52 バランサ(第2バランサ)
60 バランサ機構
61 バランサ(第1バランサ)
62 バランサ(第2バランサ)
80 自転防止機構
Claims (9)
- 電動モータ(20)と、前記電動モータにより駆動されて圧縮動作を行う圧縮機構(30)と、を備え
前記電動モータは、その駆動力を前記圧縮機構に出力する駆動軸(21)と、この駆動軸に対して径方向外側に配置されて前記駆動軸に支持されているロータ(22)と、回転バランスを調整するバランサ機構と、を備える電動型圧縮機であって、
前記バランサ機構は、前記ロータに対してそれぞれ回転可能に支持されて、かつ互いに連動して回転する連動機構を構成する第1、第2バランサを備え、
前記第1、第2バランサを連動して回転させることにより、前記第1、第2バランサを1つの部品としたときの総合重心距離を連続して変化させることを可能にすることを特徴とする電動型圧縮機。 - 前記電動モータには、2つの前記バランサ機構が設けられており、
前記2つのバランサ機構のうち一方のバランサ機構は、前記ロータに対して前記圧縮機構側に配置されて、前記2つのバランサ機構のうち前記一方のバランサ機構以外の他方のバランサ機構は、前記ロータに対して前記圧縮機構と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動型圧縮機。 - 前記バランサ機構は、前記ロータに対して前記圧縮機構側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動型圧縮機。
- 前記バランサ機構は、前記ロータに対して前記圧縮機構と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動型圧縮機。
- 前記第1、第2バランサは、それぞれ、円弧状に形成されている円弧部(55a、54a)を備え、
されに前記第1、第2バランサは、互いに前記円弧部が接触して連動して回転することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電動型圧縮機。 - 前記第1、第2バランサは、それぞれ、互いに噛み合う歯部(54、55、63、64)を備え、
さらに、前記第1、第2バランサは、互いに前記歯部が噛み合って連動して回転することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電動型圧縮機。 - 前記電動モータを収納するハウジングには、穴部(12c)が設けられており、
前記穴部を通して前記ハウジングの外側から前記第1、第2バランサを回転させることを可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の電動型圧縮機。 - 前記ロータには、その軸線方向に向かって形成されている穴(22d)が設けられており、
前記ロータのうち前記穴の内周面には、雌ねじ(22e)が設けられており、
前記第1、第2バランサのうち一方のバランサ(52)には、貫通穴(52a)が設けられており、
前記一方のバランサの貫通穴を貫通して前記ロータの前記雌ねじに噛み合うボルト(53)を備えており、
前記一方のバランサは、前記ボルトを介して前記ロータに回転可能に支持されており、
前記ボルトが前記ロータの雌ねじに締結されることにより、前記一方のバランサが前記ロータに固定されるようになっていることを特徴とする請求項7に記載の電動型圧縮機。 - 前記ロータには、その軸線方向に向かって形成されている穴(22f)が設けられており、
前記第1、第2バランサのうち一方のバランサ(61)には、前記ロータの前記穴を貫通する軸(61a)が設けられており、
前記軸にはその外周側に雄ねじ(61b)が設けられており、
前記一方のバランサの前記軸の前記雄ねじにナット(63)が締結されることにより、前記一方のバランサが前記ロータに固定されることを特徴とする請求項7に記載の電動型圧縮機。
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