JP5884241B2 - ラベル折変装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル折変装置に係り、特に、シート状に折り畳まれた長尺の筒状ラベルを搬送しながら元折位置とは異なる折位置に変更して折り変えるラベル折変装置に関する。
従来、例えばシュリンクフィルムによって形成された筒状ラベルをボトル容器の胴部に嵌挿するラベル嵌挿装置では、基材ロールから繰り出された、シート状に折り畳まれた長尺のラベル基材を順次切断することによって、シート状に折り畳まれた状態の筒状ラベルを形成しながら、これを順次供給してボトル容器に装着している。
このようにしてラベル嵌挿装置が、供給された筒状ラベルをボトル容器に嵌挿する際、シート状に折り畳まれた筒状ラベルを開口しやすくするために、長尺のラベル基材の送出経路にラベル折変装置を設け、この折変装置によって、シート状に折り畳まれたラベル基材を折り変えることで、その折り畳み位置を変更することが行われている。
例えば、特許文献1には、図8(a),(b)に示すような折変装置70が記載されている。この折変装置70は、長尺のラベル基材Mが嵌挿された状態で支持される折変ガイド72と、この折変ガイド72の上流側に設置された、折り変え前のラベル基材Mを折変ガイド72に送り込む送込部74と、折変ガイド72の下流側に設置された、折り変え後のラベル基材Mを折変ガイド72から送り出す送出部76とを備えている。上記折変ガイド72は、通称「テトラガイド」とも呼ばれる。
折変ガイド72は、シート状に折り畳まれた状態で送り込まれてくるラベル基材Mの折位置に対応して縁部が両側に張り出した上流側ガイド72aと、この上流側ガイド72aに連結されるガイド本体72bと、ガイド本体72bの下流側に取り付けられてラベル基材Mの折り変えられる新たな折位置に対応して縁部が両側に張り出した下流側ガイド72cとから構成されている。
折変ガイド72のガイド本体は、例えば樹脂ブロックまたは金属製パイプを加工して形成されており、下端部において上流側ガイド72aの張り出し方向に沿った扁平側面を含む断面を有し、そこからラベル搬送方向の中央部分では略円柱状の外周面となり、さらに下流側へ向かうにつれて下流側ガイド72cの張り出し方向に沿った扁平側面を含む断面を有するように、外形状が形成されている。
上記折変ガイド72においては、上流側ガイド72aおよび下流側ガイド72cは、金属板によりそれぞれ形成されており、例えば互いに直交する向きでガイド本体72bに対して取り付けられている。これにより、シート状に折り畳まれた状態で送込部74から送り出されるラベル基材Mは、上流側ガイド72aとガイド本体72bの下部とによって略舟形状から略円筒状へと開口され、その後、ガイド本体72bの上部と下流側ガイド72cとによって元折位置から例えば90度位相がずれた新たな折位置で折り変えられた状態となって送出部76により送り出されるようにしている。
特開2006−76635号公報
上記特許文献1に記載される折変装置70では、ラベル基材Mについて新たな折変位置が元折位置に対して所定角度だけ位相が異なる位置に正確に形成されることが好ましい。これは、ラベル基材Mの折変位置が所定位置からずれていると、ラベル基材Mに印刷された各ラベルのマークをセンサで読取る際にセンサに対するマーク通過位置がずれることによる読取り精度の低下が懸念されること、ラベル基材Mから切断形成された筒状ラベルをボトル容器に嵌挿する際にラベルオープナと呼ばれる装置によって筒状ラベルを両側から吸引して開口させるが、そのときにラベルオープナによる吸引位置と各ラベルの折変位置とが重なると筒状ラベルの開口動作に支障を来たすことがあること、各筒状ラベルを角形ボトル容器に嵌挿したときにボトル側面に対するラベルの印刷表示がずれて装着不良となる等の不都合が生じるからである。
上記のようなラベル基材の折変位置のずれを解消するには、折変ガイド72における上流側ガイド72aと下流側ガイド72cとの交差角度を調整することが考えられるが、各ガイド72a,72cはガイド本体72bに対して一定位置に固定されるため、そのような調整ができる構成になっていないし、それを実現しようとすると構成が複雑になるという問題がある。
また、上流側ガイド72aと下流側ガイド72cとが互いに直交して組み立てられている折変ガイド72自体をラベル基材Mの中で若干回転させた位置に保持して折変位置を調整することも試みたが、そうすると折変ガイドの上下部にそれぞれ位置する被支持ローラがラベル基材Mの内面に対して片当りした状態となってラベル基材Mの内面を傷付けるという不具合が生じた。
そこで、本発明は上記のような問題を解消するためになされたもので、その目的は、長尺の筒状ラベル基材を搬送しながら折り変えるラベル折返装置において折変位置の調整を可能にすることである。
本発明は、シート状に折り畳まれた長尺の筒状ラベル基材を搬送しながら元折位置とは異なる折位置に変更して折り変えるラベル折変装置であって、搬送される筒状ラベル基材内に設けられ、前記ラベル基材の搬送方向に関して、上流側に配置される上流側ガイド部材と、下流側に配置される下流側ガイド部材とを交差した状態で有する折変ガイドを備え、前記上流側ガイド部材は前記元折位置に略沿って延びる両側縁部を含むとともに下流側へ向かって該両側縁部間の幅が次第に狭くなる形状を有する一方、前記下流側ガイドは前記異なる折位置に沿って延びる両側縁部を含むとともに下流側へ向かって該両側縁部間の幅が次第に広がる形状を有しており、前記折変ガイドは、さらに、前記上流側ガイド部材の前記縁部の位置が下流側へ向かうにつれて前記ラベル基材の搬送方向から次第に反れるように前記上流側ガイド部材の下流側の自由端部を湾曲させて保持する折変位置調整機構を含むものである。
本発明に係るラベル折変装置において、前記上流側ガイド部材は周方向に180度ずれた位置に2つの自由端部を有し、各自由端部に対応して前記折変位置調整機構がそれぞれ設けられており、一方の自由端部の反れ方向と他方の自由端部の反れ方向とが相反するように調整されてもよい。
また、本発明に係るラベル折変装置において、前記折変位置調整機構は、前記上流側ガイド部材の自由端部の前記搬送方向からの反り量を調整可能であってもよい。
また、本発明に係るラベル折変装置において、前記折変位置調整機構は、前記下流側ガイド部材の下流側部分に固定して設けられる支持ブラケットと、支持ブラケットに形成された雌ねじ穴に螺合されるボルトと、前記ボルトの先端が前記上流側ガイド部材の自由端部を横方向に押圧した状態で前記支持ブラケットに対する前記ボルトの位置を固定する固定ナットとから構成されてもよい。
また、本発明に係るラベル折変装置において、前記支持ブラケット、前記ボルトおよび前記固定ナットから構成される折変位置調整機構が前記上流側ガイド部材の自由端部を挟んだ両側にそれぞれ設けられていてもよい。
さらに、本発明に係るラベル折変装置において、前記上流側ガイド部材と前記下流側ガイド部材とが交差して設けられる交差領域では前記上流側ガイド部材の両側縁部および前記下流側ガイド部材の両側縁部のみが前記ラベル基材の内周面に接触してもよい。
本発明に係るラベル折変装置によれば、上流側ガイド部材の縁部の位置が下流側へ向かうにつれてラベル基材の搬送方向から次第に反れるように上流側ガイド部材の下流側の自由端部を湾曲させて保持する折変位置調整機構を含む。そのため、折変ガイドの上流側ガイド部材の縁部に元折位置が接触しながら搬送される筒状のラベル基材が、緩やかに湾曲した上流側ガイド部材の縁部に元折位置が倣って搬送されることによりラベル基材に回転する方向の力が作用し、これによりラベル基材が折変ガイドを通過する際に若干回転させながら移動させることができる。その結果、下流側ガイド部材の縁部によって規定される折変位置を調整することが可能になり、ラベル基材の折変位置を所望位置に正確に形成することができる。
また、本発明に係るラベル折変装置において、上流側ガイド部材は周方向に180度ずれた位置に2つの自由端部を有し、各自由端部に対応して前記折変位置調整機構がそれぞれ設けられており、一方の自由端部の反れ方向と他方の自由端部の反れ方向とが相反するように調整される構成とすれば、上流側ガイド部材の2つの縁部によって元折位置をガイドすることによってラベル基材に作用する回転力をより大きくすることができ、その結果、ラベル基材の折変位置の調整をより効果的に行うことができる。
また、本発明に係るラベル折変装置において、折変位置調整機構が上流側ガイド部材の自由端部の上記搬送方向からの反り量を調整可能な構成とすれば、折変位置のずらし量を調整することができ、所望の折変位置への微調整を行うことができる。
また、本発明に係るラベル折変装置において、下流側ガイド部材の下流側部分に固定して設けられる支持ブラケットと、支持ブラケットに形成された雌ねじ穴に螺合されるボルトと、ボルトの先端が上流側ガイド部材の自由端部を横方向に押圧した状態で支持ブラケットに対するボルトの位置を固定する固定ナットとから構成されるものとすれば、上流側ガイド部材の縁部の反り具合を簡易な構成で調整することができる。
また、本発明に係るラベル折変装置において、支持ブラケット、ボルトおよび固定ナットから構成される折変位置調整機構が上流側ガイド部材の自由端部を挟んだ両側にそれぞれ設けられていれば、ラベル基材を周方向のいずれの方向にも回転させることができ、ラベル基材の変更によって折変位置の調整方向が変わった場合にも柔軟に対応することができる。
さらに、本発明に係るラベル折変装置において、上流側ガイド部材と下流側ガイド部材とが交差して設けられる交差領域では上流側ガイド部材の両側縁部および下流側ガイド部材の両側縁部のみがラベル基材の内周面に接触する構成とすれば、折変ガイドとラベル基材との接触抵抗を小さく抑えることができるため、連続搬送されながらラベル基材が回転し易くなり、ラベル基材の折変位置調整をさらに確実に行うことができる。
本発明の一実施形態であるラベル折変装置が設置されたラベル嵌挿装置を概略的に示す全体構成図である。 (a)は本実施形態のラベル折変装置の正面図、(b)は同ラベル折変装置の側面図である。 (a)は図2のラベル折変装置に含まれる折変ガイドの正面図、(b)は同折変ガイドの側面図である。 図3に示す折変ガイドの上部の拡大斜視図である。 本実施形態における折変ガイドの拡大した側面図である。 本実施形態の折変ガイドの断面図であり、(a)が図3中のA−A線断面、(b)が同B−B線断面、(c)が同C−C線断面、(d)が同D−D線断面、(e)が同E−E線断面、(f)が同F−F線断面を示す。 (a)は折変位置が元折位置から90度位相が変わった位置に形成されていないラベル基材を示す図、(b)は調整によって折変位置が元折位置から90度位相が変わった位置に形成されているラベル基材を示す図である。 従来例のラベル折変装置を示す図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、胴部の水平断面形状が略正方形のPETボトル(以下、角形ボトルという。)Bの胴部にシュリンクフィルムによって形成された筒状のラベルLを嵌挿するためのラベル嵌挿装置1を示している。ラベル嵌挿装置1は、ボトル供給ユニット2、ラベル供給ユニット3、ラベル受渡ユニット4、ロータリ型のラベル嵌挿ユニット5、およびボトル搬送ユニット6を備える。
ボトル供給ユニット2は、ベルトコンベア2a、スクリュー2b及びスターホイール2cを有しており、角形ボトルBをボトル供給位置P1に順次供給する装置である。
ラベル供給ユニット3は、基材繰出部3aによって基材ロールから繰り出された長尺の筒状ラベル基材Mを順次切断しながらラベルLを形成し、そのラベルLをラベル受取位置P2に順次供給する装置である。
ラベル受渡ユニット4は、ラベル供給ユニット3によってラベル受取位置P2に供給されたラベルLを受け取ってラベル受渡位置P3に搬送する装置である。
ラベル嵌挿ユニット5は、ボトル供給位置P1においてボトル供給ユニット2から供給された角形ボトルBを受け取り、ボトル送出位置P4まで搬送すると共に、ラベル受渡ユニット4によって搬送されてきたラベルLをラベル受渡位置P3において受け取り、角形ボトルBをボトル供給位置P1からボトル送出位置P4まで搬送する間にラベルLを角形ボトルBに嵌挿する装置である。
ボトル搬送ユニット6は、スターホイール6a及びベルトコンベア6bを備えており、角形ボトルBに嵌挿されたラベルLを熱収縮させるための加熱ユニット(図示せず)にラベルLが嵌挿された角形ボトルBを搬送する装置である。
ラベル供給ユニット3には、基材繰出部3aから繰り出されたシート状の長尺の筒状ラベル基材Mは、ボトルBにラベルLを装着する際に再び筒状に開きやすくするために、その供給途中において折り変えることで折り畳み位置を変化させるラベル折変装置10が設置されている。ここで、ラベル基材Mは、角形ボトルBに装着する筒状のラベルLが連続的に繋がったものである。
ラベル受渡ユニット4は、ラベル供給ユニット3からラベルLを受け取るラベル受取位置P2とラベル嵌挿ユニット5にラベルLを受け渡すラベル受渡位置P3とを通るように一定の回転速度で回転する複数本のテイクアップ部材4aを備えており、シート状に折り畳まれた状態でラベル受取位置P2に供給されるラベルLを、テイクアップ部材4aが吸引保持することによって受け取って、ラベル受渡位置P3まで搬送するようになっている。
ラベル嵌挿ユニット5は、回転軸5aから放射状に張り出した複数の支持アーム(図示せず)を介して、回転軸5aを中心とした同心円上に一定間隔で取り付けられた多数のラベル嵌挿ヘッドを備えており、各ラベル嵌挿ヘッドによって、ラベル受取位置P2において受け取ったシート状に折り畳まれた筒状のラベルLが開口され、この開口されたラベルLが、ボトル供給位置P1において受け取った角形ボトルBがボトル送出位置P4まで搬送される途中で、角形ボトルBの胴部に嵌挿または装着されるようにされている。
図2(a)は本実施形態のラベル折変装置10の正面図であり、同(b)はラベル折変装置10の側面図である。図2中において、長尺の筒状ラベル基材Mは下方から上方へ折り変えられながら連続的(又は間欠的)に搬送されるようになっている。
ラベル折変装置10は、図2(a),(b)に示すように、シート状に折り畳まれたラベル基材Mを折り変える折変ガイド20と、この折変ガイド20の上流側に設置された、折り変え前のラベル基材Mを折変ガイド20に送り込む送込部30と、折変ガイド20の下流側に設置された、折り変え後のラベル基材Mを折変ガイド20から送り出す送出部40と、送込部30及び送出部40が取り付けられた、平面略L字形状の取付ベース50とから構成されており、折変ガイド20は送込部30及び送出部40に支持されている。
折変ガイド20は、連続搬送される筒状ラベル基材Mの内部に設けられ、送込部30によって送られてくるシート状に折り畳まれた筒状のラベル基材Mを、元折位置とは異なる折位置に変更して折り変えるための部材である。折変ガイド20は、上流ガイドプレート22と、この上流側ガイドプレート22に対して交差した状態、より詳しくは直交した向きで配置された下流側ガイドプレート24とを有する。折変ガイド20の詳細については後述する。折変ガイド20によって折り変えられたラベル基材Mは、送出部40によって送り出されるようになっている。
送込部30は、図2(a),(b)に示すように、取付ベース50から垂下するように、取付ベース50に取り付けられた上流側支持プレート31と、この上流側支持プレート31にそれぞれ支持された、上流側ガイドローラ32及び一対の上流側支持ローラ33a,33bとを備えており、一対の上流側支持ローラ33a,33bは、シート状に折り畳まれたラベル基材Mが被せられた折変ガイド20の下端部を挟み込むようになっている。
また、折変ガイド20の下端部を挟み込んでいる一対の上流側支持ローラ33a,33bには、折変ガイド20に取り付けられた被支持ローラ26(図3参照)が当接するようにして折変ガイド20が載置されており、この上流側支持ローラ33a,33bによって折変ガイド20が垂直姿勢に支持されるようにしている。
送出部40は、図2(a),(b)に示すように、取付ベース50から立ち上がるように、取付ベース50の一辺に固定設置された下流側支持プレート41と、この下流側支持プレート41にそれぞれ支持された、一対の下流側支持ローラ42a,42b、一対のニップローラ43a,43b及び下流側ガイドローラ44とを備えている。
一対の下流側支持ローラ42a,42bは、折り変えられたラベル基材Mが被せられた、折変ガイド20の下流側ガイドプレート24の上端部24a,24b及びスプリングガイド28(図3参照)を挟み込んでおり、これにより折変ガイド20が鉛直方向に沿って立設された姿勢で支持されている。
一対のニップローラ43a,43bは、折り変えられた状態で送り出されるシート状に折り畳まれたラベル基材Mを挟み込むことによって、ラベル基材Mの折り変えられた部分に存在していた空気を下流側に流出させないようにしている。これは、ラベル基材Mの折り変えられた部分に存在していた空気が下流側に流出すると、ラベル基材Mが折変ガイド20に密着してしまって、ラベル基材Mを円滑に送り出すことができなくなるからである。
折変ガイド20の上端部24a,24b及びスプリングガイド28を挟み込んでいる一対の下流側支持ローラ42a,42bには、折変ガイド20の上部に取り付けられた一対の被支持ローラ29が当接するようになっており、この下流側支持ローラ42a,42bによって、折変ガイド20が、その下流側ガイドプレート24側で支持されるようにしてある。
次に、図3乃至図5を参照して、折変ガイド20について詳細に説明する。図3(a)は図2のラベル折変装置10に含まれる折変ガイド20の正面図、同(b)は折変ガイド20の側面図である。また、図4は、図3に示す折変ガイド20の上部の拡大斜視図である。図4においては、下流側ガイドプレート24に設けられたスプリングガイド28の図示が省略されている。さらに、図5は、本実施形態における折変ガイド20の拡大した側面図である。
本実施形態において、ラベル基材Mが下方から上方に搬送されるものとして説明するが、これに限定されるものではなく、例えば上方から下方へ搬送されるものとしてもよい。
また、ラベル基材Mの搬送方向に対して直交する幅方向といい、ラベル基材Mの搬送方向と垂直な平面上に描かれる円に沿った方向を周方向ということとする。このことは、本願の明細書および特許請求の範囲においても同様である。
図3(a),(b)及び図4に示すように、折変ガイド20は、上述したように、上流ガイドプレート(上流側ガイド部材)22と、この上流側ガイドプレート22に対して直交した状態で配置された下流側ガイドプレート(下流側ガイド部材)24とを有する。
上流側ガイドプレート22および下流側ガイドプレート24は、例えばステンレス板等の金属板によって形成されるのが好適である。この場合、連続搬送される筒状のラベル基材Mの内面と接触する縁部23a,23b,25a,25bは、ラベル基材Mとの接触抵抗を低減するために摩擦係数が小さい表面性状とすることが好ましい。そのために、例えば、上記各ガイドプレート22,24の少なくとも縁部およびその周辺に金属めっき若しくはフッ素樹脂コーティングを施すか、又は、低摩擦材を貼着しておくことができる。
折変ガイド20において、上流側ガイドプレート22は、ラベル基材Mの搬送方向(図中の下から上)に関して上流側に配置され、下流側ガイドプレート24は上記ラベル基材搬送方向に関して上流側ガイドプレート22の下流側に配置されているが、両ガイドプレート22,24はラベル基材搬送方向において重なった領域Sを含んでいる。この領域Sは上流側ガイドプレート22と下流側ガイドプレート24とが直交状態に交差して存在する領域であるため、以下では交差領域Sという。
上流側ガイドプレート22は、略V字状に下方へ広がった両側縁部23a,23bを有している。また、上流側ガイドプレート22の両側縁部23a,23bは、折変ガイド20に連続搬送されてくるシート状に折り畳まれた筒状ラベル基材Mの元折位置に略沿って延びている。さらに、上流側ガイドプレート22は、両側縁部23a,23b間の幅が下流側へいくほどに次第に狭くなる形状をなしている。
上流側ガイドプレート22の上端部には、幅方向中央位置において縦方向へ延伸して下流側ガイドプレート24を受け入れる切り込みが形成されている。これにより、上流側ガイドプレート22の上端部は、周方向に180度ずれた位置に2つの自由端部23c,23dによって構成されており、各自由端部23c,23dは下流側ガイドプレート24を挟んで対向している。
他方、下流側ガイドプレート24は、略V字状に上方へ広がった両側縁部25a,25bを有している。また、下流側ガイドプレート24の両側縁部25a,25bは、折変ガイド20に連続搬送されてくるシート状に折り畳まれた筒状ラベル基材Mが折り変えられることとなる次の折位置、すなわち上記元折位置に対して90度位相が変化した折位置に沿って延びている。さらに、下流側ガイドプレート24は、両側縁部25a,25b間の幅が下流側へいくほどに次第に広くなる形状をなしている。
下流側ガイドプレート24にもまた、上流側ガイドプレート22と同様に、幅方向中央位置に切り込みが形成されている。各ガイドプレート22,24の切込みを上下方向から噛み合わせて両者を組付け、その状態で、各ガイドプレート22,24の幅方向中央部にそれぞれ固定されている矩形断面形状の取付部27において互いにネジ留めされて固定される。これにより、折変ガイド20において上流側ガイドプレート22と下流側ガイドプレート24とが互いに直交した状態に正確に組み付けられている。
折変ガイド20において取付部27の下端には、筒状をなすラベル基材Mの内側からラベル基材Mを挟んで上流側支持ローラ33a,33bに当接する一対の被支持ローラ26が支持ブラケット61によって回転可能に取り付けられている。同様に、折変ガイド20の取付部27の上端には、ラベル基材Mを挟んで下流側支持ローラ42a,42bに当接する一対の被支持ローラ29が支持ブラケット62によって回転可能に取り付けられている。
また、折変ガイド20において、上流側ガイドプレート22の下端には、幅方向両側においてそれぞれ下方に突き出た突出部22a,22bが一体に形成され、下流側ガイドプレート24の上端には、幅方向両側においてそれぞれ上方に突き出た突出部24a,24bが一体に形成されている。
下流側ガイドプレート24の上端の突出部24a,24bには、先端が幅方向内側に屈曲して、幅方向内側に弾性変形可能なスプリングガイド28が、突出部24a,24bの幅方向外側に張り出すように、それぞれ取り付けられている。これにより、シート状に折り畳まれたラベル基材Mの幅が多少大きくなっても、折変ガイド20を交換することなく対応することができる。このスプリングガイド28によって、上流側ガイドプレート22および下流側ガイドプレート24によって折り変えられたラベル基材Mを、その幅方向の外側に張った状態に拡げることができる。
さらに、図3(a),(b)に示すように、上流側ガイドプレート22および下流側ガイドプレート24には、幅方向中央で上下方向に延伸する取付部27から両側に張り出した部分に、略三角状の切り欠き部21がそれぞれ形成されている。これらの切り欠き部21は、折変ガイド20の軽量化を図って取扱いを容易にするためのものである。
図3(b)および図4を参照すると、折変ガイド20は、折変位置調整機構80をさらに備える。折変位置調整機構80は、上流側ガイドプレート22の上端部を構成する自由端部23c,23dに対応して設けられる。
具体的には、折変位置調整機構80は、下流側ガイドプレート24の下流側部分に固定して設けられる支持ブラケット62と、支持ブラケット62に形成された雌ねじ穴84に螺合されるボルト86と、ボルト86の先端86aが上流側ガイドプレート22の自由端部23c,23dを横方向又は幅方向に押圧した状態で支持ブラケット62に対するボルト86の位置を固定する固定ナット88とから構成される。本実施形態では、ボルト86として、図示しないレンチ穴を有する頭部無しボルトを用いた例を示す。
本実施形態では、折変位置調整機構80の支持ブラケット62として、下流側ガイドプレート24に設けられた被支持ローラ29を回転可能に支持する支持ブラケット62の下端部を用いるが、これに限定されるものではなく、折変位置調整機構80の専用の支持ブラケットを用いてもよい。
折変位置調整機構80の支持ブラケット62には、凹部83を介して対向した状態で下方に突出する支持脚部82a,82bが形成されており、各支持脚部82a,82bに雌ねじ穴84がそれぞれ形成されている。そして、各雌ねじ穴84にそれぞれ螺合されているボルト86の各先端86aの間に上流側ガイドプレート22の自由端部23dが挟まれて配置されている。
このような折変位置調整機構80において、両側の固定ナット88を緩めて一方のボルト86を締め込むとともに他方のボルト86を緩めることによって、図5に示すように、上流側ガイドプレート22の自由端部23dをラベル基材Mの搬送方向から横方向(図5中の左側)に反らした状態に弾性変形させることができ、これにより上流側ガイドプレート22の一方の縁部23aがラベル基材Mの搬送方向下流側に向かうにつれて緩やかに湾曲した状態とすることができる。
これとは逆に、一方のボルト86を緩めて他方のボルト86を締め込むことによって、上流側ガイドプレート22の自由端部23dを反対側(図5中の右側)に弾性変形させ、上流側ガイドプレート22の縁部23aを反対方向に緩やかに湾曲させた状態(図5中において破線で示す状態)に設定することができる。
このように上流側ガイドプレート22の自由端部23dを幅方向の両側に弾性変形させることが可能になっていることで、後述するように搬送中のラベル基材Mを周方向のいずれの方向にも回転させることができ、折変位置の調整機能を高めることができる。
また、上記のような折変位置調整機構80は、図示していないが、上流側ガイドプレート22のもう1つの自由端部23cに対応して設けられている。したがって、上流側ガイドプレート22の自由端部23cについても同様に、反らし変形させた状態に設定することができる。この場合、図5中に破線で示すように、上流側ガイドプレート22の一方の自由端部23dの反らし方向と他方の自由端部23cの反らし方向とを周方向に関して同じ方向とすることで、後述するようにラベル基材Mの回転させる力がより大きくなって折変位置調整機能をより効果的なものにすることができる。また、2つの自由端部23c,23dについて折変位置調整機構80がそれぞれ設けられていることで、2つの自由端部23c,23dの反らし量を異ならせるといった調整も可能であり、調整の自由度が広がる利点がある。
ただし、本実施形態では上流側ガイドプレート22の2つの自由端部23c,23dのそれぞれに折変位置調整機構80を設け、かつ、各自由端部23c,23dを左右いずれの方向へも反らし変形させた状態に設定できるようにしたが、これに限定されるものではなく、いずれか一方の自由端部だけに折変位置調整機構を設けるようにしてもよいし、折変位置調整方向が一定である場合には自由端部の反らし方向を一方側だけとした調整機構としてもよい。
続いて、図2乃至図5に加えて図6も参照して、上記の構成を有する折変ガイド20によるラベル基材Mの折り変え動作について説明する。図6は、連続搬送されるラベル基材Mが周囲に被せられている折変ガイド20の幅方向に沿った断面図であり、(a)が図3中のA−A線断面、(b)が同B−B線断面、(c)が同C−C線断面、(d)が同D−D線断面、(e)が同E−E線断面、(f)が同F−F線断面を示す。
図2,図3に示すように、送込部30によって送り込まれた長尺で筒状のラベル基材Mは、上流側支持ローラ33a,33b間を通るときに、折変ガイド20の上流側ガイドプレート22の2つの突出部22a,22bがラベル基材Mの内側に挿入される。このとき、2つの突出部22a,22bは、ラベル基材Mがシート状に折り畳まれた元折位置に沿って挿入される。そして、ラベル基材Mは、上流側支持ローラ33a,33bと一対の被支持ローラ26との間を通過することによって略舟形状に開口される。
それから、ラベル基材Mは、折変ガイド20において上流側ガイドプレート22と下流側ガイドプレート24とが略「十」の字状に交差した交差領域Sに至る。そのときのラベル基材Mの状態が図6(a)に示される。上述したように、上流側ガイドプレート22において突出部22a,22bから連続して上方に延びる両側縁部23a,23bは、ラベル基材Mの元折位置に沿ってラベル基材Mの内面に接触している。他方、下流側ガイドプレート24の両側縁部25a,25bの下端部が、ラベル基材Mが折り変えられる新たな折位置、すなわち、折変位置でラベル基材Mの内面に接触し始める。また、このとき、上流側ガイドプレート22の幅が広く、かつ、下流側ガイドプレート24の幅が狭いために、ラベル基材Mが元折位置方向に延びた略菱形の形状になっている。
ラベル基材Mが更に上方へ進んだときの状態が図6(b)に示される。ここでは、上流側ガイドプレート22と下流側ガイドプレート24とが略同じ幅になっているため、各ガイドプレート22,24の両側縁部23a,23b,25a,25bに接触して支持されるラベル基材Mは略正方形に開かれている。
なお、図6(a)〜(e)において折り変えられるために開口したラベル基材Mは、その内側が若干の負圧になっているために、4つの側面部が内側に湾曲して撓んだ形状になっている。
続いて、ラベル基材Mが更に上方に進んだ状態が図6(c),(d)に示される。ここでは、上流側ガイドプレート22の幅が次第に狭くなる一方、下流側ガイドプレート24の幅が次第に広くなることで、ラベル基材Mが折り変えられる折位置方向に延びた略菱形の形状になっている。
続いて、ラベル基材Mが更に上方に進んだときの状態が図6(e)に示される。ここでは、ラベル基材Mは、下流側ガイドプレート24の2つの突出部24a,24bの外側縁部によって、折り変えられようとする新たな折位置で内面が支持されており、その幅方向中央部分は折変ガイド20の一対の被支持ローラ29と送出部40の下流側支持ローラ42a,42bとの間にそれぞれ挟まれた状態となっている。
そして、ラベル基材Mが更に上方へ進むと、図6(f)に示すように、下流側ガイドプレート24の2つの突出部24a,24bだけで支持されて広げられた状態となり、その後は下流側ガイドプレート24の上端に設けられたスプリングガイド28によって、下流側ガイドプレート24の面方向に沿って折り変えられたラベル基材Mが幅方向外側に押し広げられた状態で、折変ガイド20を通過する。
その後、折り変えられたラベル基材Mは、送出部40の一対のニップローラ43a,43b間を通過する際に、折り変えられた折位置で折り畳まれて折り目がしっかりと形成されることになる。
ここで、本実施形態では、図6(a)〜(d)に示すように、折変ガイド20の交差領域Sにおける上流側ガイドプレート22および下流側ガイドプレート24の各両側縁部23a,23b,25a,25bに接して引いた略菱形(略正方形も含む)の仮想線の長さがラベル基材Mの内周長より所定長さだけ短く、かつ、交差領域Sにおける仮想線の長さが搬送方向に関して略一定となるように構成されている。具体的には、上記仮想線の長さは、ラベル基材Mの内周長よりも例えば約1〜2mm程短くなるように設定されている。このようにすることで折変ガイド20の交差領域Sにおいて各ガイドプレート22,23の両側縁部23a,23b,25a,25bに接して搬送される筒状のラベル基材Mを適度に張った状態で折り変えることが可能になり、したがってラベル基材Mの折変位置をより正確に規定して折り変えることができる。
図7(a)は折変位置が元折位置から90度位相が変わった位置に形成されていないラベル基材Mを示す図であり、図7(b)は調整によって折変位置が元折位置から90度位相が変わった位置に形成されているラベル基材Mを示す図である。図7(a),(b)ではラベル基材Mが略円筒状に開口した状態で示されている。
上述したようなラベル基材の折変動作において、上流側ガイドプレート22と下流側ガイドプレート24とが正確に直交した状態で折変ガイド20が組み立てられており、かつ、折変ガイド20の周囲を搬送される筒状のラベル基材Mが周方向に滑ることなく通過すれば、図7(b)に示すように、ラベル基材Mにおける折変位置F2は元折位置F1に対して90度位相が変化した位置に形成される。
しかしながら、長尺筒状のラベル基材Mは、1枚の帯状長尺フィルムを半折りして両端部を重ね合わせて接着して筒状に形成されていることから、その接着部分におけるフィルム厚が大きくなっている分、フィルムのこしが周方向で一様でなかったり、あるいは、ラベル基材Mの内表面のすべり性が周方向に一様ではなかったりすること等に起因して、図7(a)に示すように、折変位置F2が元折位置F1から90度位相に形成されず、位相又は寸法Dだけずれた位置に形成されることがある。
このような場合に、本実施形態のラベル折変装置10では、折変ガイド20の折変位置調整機構80を用いて、折変位置F2の調整または修正を行うことができる。すなわち、図5に示すように、折変位置調整機構80を用いて、折変ガイド20の上流側ガイドプレート22の自由端部23c,23dを反らし変形させて両側の縁部23a,23bを下流側へいくにつれてラベル基材Mの搬送方向から緩やかに湾曲して反れるように設定する。このとき、各自由端部23c,23dにおける横方向の弾性変形量は、上記折変位置F2の位相ずれ量Dに対応するように調整されればよく、必ずしも寸法または長さが一致していなくてもよい。
このように上流側ガイドプレート22の縁部23a,23bが湾曲した状態に設定されることで、折変ガイド20の上流側ガイドプレート22の両側縁部23a,23bに元折位置F1が接触しながら搬送される筒状のラベル基材Mが、緩やかに湾曲した上流側ガイド部材の両側縁部23a,23bに元折位置F1が倣って搬送されることによりラベル基材Mに回転する方向の力が作用する。これにより、図7(b)中に矢印で示すように、ラベル基材Mが折変ガイド20を通過する際に若干回転させながら移動させることができる。その結果、下流側ガイドプレート24の両側縁部25a,25bによって規定される折変位置F2を調整することが可能になり、ラベル基材Mの折変位置F2を所望位置、すなわち、元折位置F1から90度位相が変わった位置に正確に形成することができる。
また、上流側ガイドプレート22は周方向に180度ずれた位置に2つの自由端部23c,23dを有し、各自由端部23c,23dに対応して折変位置調整機構80がそれぞれ設けられており、一方の自由端部23cの反れ方向と他方の自由端部23dの反れ方向とが相反するように調整することができるので、上流側ガイドプレート22の2つの縁部23a,23bで元折位置F1をガイドすることによってラベル基材Mに作用する回転力をより大きくすることができ、その結果、ラベル基材Mの折変位置F2の調整をより効果的に行うことができる。
また、折変位置調整機構80が上流側ガイドプレート22の自由端部23c,23dのラベル基材搬送方向からの反り量をボルト86の締め込み具合によって調整可能であるので、折変位置F2のずらし量を調整することができ、所望の折変位置F2への微調整を行うことができる。
また、下流側ガイドプレート24の下流側部分に固定して設けられる支持ブラケット62と、支持ブラケット62に形成された雌ねじ穴84に螺合されるボルト86と、ボルト86の先端86aが上流側ガイドプレート22の自由端部23c,23dを横方向に押圧した状態で支持ブラケット62に対するボルト86の位置を固定する固定ナット88とから構成されるので、上流側ガイドプレート22の縁部23a,23bの反り具合を簡易な構成で調整することができる。
また、支持ブラケット62、ボルト86および固定ナット88から構成される折変位置調整機構80が上流側ガイドプレート22の自由端部23c,23dを挟んだ両側にそれぞれ設けられているので、ラベル基材Mを周方向のいずれの方向にも回転させることができ、ラベル基材Mの変更によって折変位置F2の調整方向が変わった場合にも柔軟に対応することができる。
さらに、上流側ガイドプレート22と下流側ガイドプレート24とが交差して設けられる交差領域Sでは上流側ガイドプレート22の両側縁部23a,23bおよび下流側ガイドプレート24の両側縁部25a,25bのみがラベル基材Mの内周面に接触する構成としたので、折変ガイド20とラベル基材Mとの接触抵抗を小さく抑えることができるため、連続搬送されながらラベル基材Mが回転し易くなり、ラベル基材Mの折変位置調整をさらに確実に行うことができる。
なお、上記において一実施形態であるラベル折変装置10およびその変形例について説明したが、本発明は上記の構成に限定されるものはなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能である。
例えば、上記においては折変ガイド20において、上流側ガイドプレート22と下流側ガイドプレート24とが直交した状態で設けられると説明したが、これに限定されるものではなく、90度より狭い角度で交差するように設けてもよい。これにより、例えば水平断面が長方形をなす長角ボトルに装着されるラベルについて、元折位置と折り変えた折位置とで略長方形状に開くことができるようにしてもよい。この場合にも、折変位置調整機構によって折変位置の微調整を行うことが有効である。
また、上記においては、上流側ガイドプレート22および下流側ガイドプレート24が金属板で構成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、元折位置に略沿って延びる2本のガイドワイヤによって両側縁部が形成される上流側ガイド部材と、折変位置に沿って延びる2本のガイドワイヤによって両側縁部が形成される下流側ガイド部材とによって折変ガイドが構成されてもよい。
さらに、上記においては、折変ガイドの周囲を搬送されるラベル基材Mの内面に折変ガイド20の交差領域Sにおいて各ガイドプレート22,23の縁部23a,23b,25a,25bだけが接触するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、折変位置の調整機能に影響を与えない範囲で従来の折変ガイドにおけるガイド本体(72b)のような上流側および下流側ガイド部材を支持する部材が接触する構成としてもよい。
1 ラベル嵌挿装置、2 ボトル供給ユニット、2a ベルトコンベア、2b スクリュー、2c スターホイール、3 ラベル供給ユニット、3a 基材繰出部、4 ラベル受渡ユニット、4a テイクアップ部材、5 ラベル嵌挿ユニット、5a 回転軸、6 ボトル搬送ユニット、6a スターホイール、6b ベルトコンベア、10 ラベル折変装置、20 折変ガイド、21 切り欠き部、22 上流ガイドプレート、22a,22b,24a,24b 突出部、23a,23b,25a,25b 両側縁部、23c,23d 自由端部、24 下流側ガイドプレート、24a,24b 上端部または下流側端部、26,29 被支持ローラ、27 取付部、28 スプリングガイド、30 送込部、31 上流側支持プレート、32 上流側ガイドローラ、33a,33b 上流側支持ローラ、40 送出部、41 下流側支持プレート、42a,42b 下流側支持ローラ、43a,43b ニップローラ、44 下流側ガイドローラ、50 取付ベース、61,62 支持ブラケット、80 折変位置調整機構、82a,82b 支持脚部、83 凹部、84 雌ねじ穴、86 ボルト、88 固定ナット、B ボトル、L ラベル、M ラベル基材、P1 ボトル供給位置、P2 ラベル受取位置、P3 ラベル受渡位置、P4 ボトル送出位置、S 交差領域。

Claims (4)

  1. シート状に折り畳まれた長尺の筒状ラベル基材を搬送しながら元折位置とは異なる折位置に変更して折り変えるラベル折変装置であって、
    搬送される筒状ラベル基材内に設けられ、前記ラベル基材の搬送方向に関して、上流側に配置される上流側ガイド部材と、下流側に配置される下流側ガイド部材とを交差した状態で有する折変ガイドを備え、
    前記上流側ガイド部材は前記元折位置に略沿って延びる両側縁部を含むとともに下流側へ向かって該両側縁部間の幅が次第に狭くなる形状を有する一方、前記下流側ガイドは前記異なる折位置に沿って延びる両側縁部を含むとともに下流側へ向かって該両側縁部間の幅が次第に広がる形状を有しており、
    前記折変ガイドは、さらに、前記上流側ガイド部材の前記縁部の位置が下流側へ向かうにつれて前記ラベル基材の搬送方向から次第に反れるように前記上流側ガイド部材の下流側の自由端部を湾曲させて保持する折変位置調整機構を含む、
    ラベル折変装置。
  2. 請求項1に記載のラベル折変装置において、
    前記上流側ガイド部材は周方向に180度ずれた位置に2つの自由端部を有し、各自由端部に対応して前記折変位置調整機構がそれぞれ設けられており、一方の自由端部の反れ方向と他方の自由端部の反れ方向とが相反するように調整される、ラベル折変装置。
  3. 請求項1または2に記載のラベル折変装置において、
    前記折変位置調整機構は、前記上流側ガイド部材の自由端部の前記搬送方向からの反り量を調整可能である、ラベル折変装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のラベル折変装置において、
    前記折変位置調整機構は、前記下流側ガイド部材の下流側部分に固定して設けられる支持ブラケットと、支持ブラケットに形成された雌ねじ穴に螺合されるボルトと、前記ボルトの先端が前記上流側ガイド部材の自由端部を横方向に押圧した状態で前記支持ブラケットに対する前記ボルトの位置を固定する固定ナットとから構成される、ラベル折変装置。
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