JP5883311B2 - ロッカアーム - Google Patents
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Description
駆動カム10は、バルブ7を駆動するための部材であって、内燃機関の回転とともに回転するカムシャフト15に一体的に形成されている。この駆動カム10は、断面形状が真円形のベース円11と、該ベース円11から突出したカムノーズ12とを含み構成されている。
ロッカシャフト20は、入力アーム30と出力アーム40とを揺動可能に支持するための左右方向に延びるパイプ状のシャフトであって、そのパイプの内側はシャフト油路21となっている。そして、該ロッカシャフト20の入力アーム30を支持する部分の外周面には、シャフト油路21にまで連通した油圧孔23が貫設されており、出力アーム40を支持する部分の外周面には、シャフト油路21にまで連通した潤滑孔24が貫設されている。
入力アーム30は、左右方向に間隔をおいて並設された左右一対のアウタアーム部31,31と、その左右一対のアウタアーム部31,31の後端部どうしを繋いだローラ軸33と、上端部どうしを繋いだ上側連結部35と、下端部どうしを繋いだ下側連結部37とを含み構成されている。そして、左右一対のアウタアーム部31,31の先端部には、ロッカシャフト20を挿通させるための揺動中心孔32,32がそれぞれ左右方向に貫設されている。また、後端部のローラ軸33には、駆動カム10に当接する入力ローラ34が回転可能に軸支されている。また、上側連結部35には、ロストモーション機構70に当接するロストモーション当接突起36が突設されている。そして、入力アーム30は、このように左右一対のアウタアーム部31,31が一体化されてなることによって、片持ちによる偏荷重が改善されている。
出力アーム40は、左右一対のアウタアーム部31,31の相互間に設けられたインナアームであって、その後端部にはロッカシャフト20を挿通させるための揺動中心孔42が左右方向に貫設され、先端部にはバルブ7に当接する出力部43が設けられている。その出力部43は、出力アーム40の先端部に上下方向に貫設された取付孔45に取り付けられて下方に突出した出力軸44と、該出力軸44の側面視で円形の下端部にその円周方向に回動可能に取り付けられた出力リフタ46とからなり、出力リフタ46の下面に出力面47が形成されている。また、該出力アーム40の内部には、ロッカシャフト20の潤滑孔24から出力部43にまでオイルを送るための潤滑油路48が設けられている。
連結機構50は、入力アーム30と出力アーム40とを連結解除可能に連結するための機構である。この連結機構50は、右側のアウタアーム部31と出力アーム40との間を跨ぐ左側の連結位置と跨がない右側の非連結位置との間で変位可能に設けられた第一連結ピン51と、出力アーム40と左側のアウタアーム部31との間を跨ぐ左側の連結位置と跨がない右側の非連結位置との間で変位可能に設けられた第二連結ピン52と、それら第一連結ピン51及び第二連結ピン52を左側の連結位置側に押圧するリターンスプリング56とを含み構成されている。
油圧機構60は、第一連結ピン51および第二連結ピン52をそれぞれの左側の連結位置と右側の非連結位置との間で駆動するための機構である。この油圧機構60は、第三連結穴55の右側の開口が油圧ピン62によって閉塞されてなる油圧室61と、ロッカシャフト20の油圧孔23から該油圧室61にまで油圧を送るための左側のアウタアーム部31の内部に設けられた油圧路63とを含み構成されている。
ロストモーション機構70は、入力アーム30と出力アーム40との連結が解除される非連結時にも入力アーム30が駆動カム10に追従して揺動するようにするための機構である。このロストモーション機構70は、シリンダヘッド(図示略)に取付部72を介して固着された筒状のボディ71と、該ボディ71の上端部に取り付けられたリテーナ73と、該リテーナ73によって上端部が保持されたロストモーションスプリング75と、該ロストモーションスプリング75の下端部に取り付けらて入力アーム30のロストモーション当接突起36に当接するロストモーションリフタ76とを含み構成されている。
バルブ7を駆動する駆動状態の時には、図4(a)に示すように、油圧室61の油圧が下がることによってリターンスプリング56の復元力で第一連結ピン51および第二連結ピン52がそれぞれの左側の連結位置に駆動される。これにより、入力アーム30と出力アーム40とが連結されて、図5(a)に示すように、出力アーム40が入力アーム30と共に揺動してバルブ7を開閉する。
バルブ7の駆動を休止する休止状態の時には、図4(b)に示すように、油圧室61の油圧が上がることによってその油圧で第一連結ピン51および第二連結ピン52がリターンスプリング56の復元力に抗してそれぞれの右側の非連結位置に駆動される。これにより、入力アーム30と出力アーム40との連結が解除されて、図5(b)に示すように、出力アーム40は静止し、入力アーム30のみが駆動カム10およびロストモーション機構70に押圧されて空振りする。
10 駆動カム
20 ロッカアーム
30 入力アーム
34 入力ローラ
40 出力アーム
47 出力面
51 第一連結ピン
52 第二連結ピン
A 入力線
B 出力線
C 連結線
θ 入出角
M 2等分線
R 2等分線から±25度範囲
Claims (2)
- ロッカシャフト(20)に揺動可能に軸支されるとともに駆動カム(10)に回転可能に当接する入力ローラ(34)を備えた入力アーム(30)と、該入力アーム(30)の隣で前記ロッカシャフト(20)に揺動可能に軸支されるとともに該入力アーム(30)に連結ピン(51,52)で連結される連結時には該入力アーム(30)と共に揺動して出力面(47)でバルブ(7)を駆動する出力アーム(40)とからなり、
側面視で前記入力ローラ(34)の回転中心と前記ロッカシャフト(20)の中心とを結ぶ入力線(A)と、側面視で前記出力面(47)の中央と前記ロッカシャフト(20)の中心とを結ぶ出力線(B)との間の劣角側の角度である入出角(θ)が前記連結時に120度以上となるロッカアームにおいて、
側面視で前記連結ピン(51,52)の中心と前記ロッカシャフト(20)の中心とを結ぶ連結線(C)が、前記連結時には前記入出角(θ)を2等分した2等分線(M)から前記ロッカシャフト(20)の中心角で±25度の範囲(R)内に位置するように前記連結ピン(51,52)を配置したことを特徴とするロッカアーム。 - 前記連結線(C)の長さは、前記入力線(A)の長さの0.5〜1.2倍であり、かつ、前記出力線(B)の長さの0.5〜1.2倍である請求項1記載のロッカアーム。
Priority Applications (1)
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JP2012034014A JP5883311B2 (ja) | 2012-02-20 | 2012-02-20 | ロッカアーム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012034014A JP5883311B2 (ja) | 2012-02-20 | 2012-02-20 | ロッカアーム |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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JP2012034014A Expired - Fee Related JP5883311B2 (ja) | 2012-02-20 | 2012-02-20 | ロッカアーム |
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2012
- 2012-02-20 JP JP2012034014A patent/JP5883311B2/ja not_active Expired - Fee Related
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