JP5883008B2 - スイッチモード増幅器を有するクローズドループ電流変換器 - Google Patents

スイッチモード増幅器を有するクローズドループ電流変換器 Download PDF

Info

Publication number
JP5883008B2
JP5883008B2 JP2013528827A JP2013528827A JP5883008B2 JP 5883008 B2 JP5883008 B2 JP 5883008B2 JP 2013528827 A JP2013528827 A JP 2013528827A JP 2013528827 A JP2013528827 A JP 2013528827A JP 5883008 B2 JP5883008 B2 JP 5883008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
switch mode
power stage
mode power
magnetic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013528827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013541709A (ja
Inventor
シェルレ、マルク
Original Assignee
レム アンテレクチュアル プロペルティ エスアー
レム アンテレクチュアル プロペルティ エスアー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レム アンテレクチュアル プロペルティ エスアー, レム アンテレクチュアル プロペルティ エスアー filed Critical レム アンテレクチュアル プロペルティ エスアー
Publication of JP2013541709A publication Critical patent/JP2013541709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5883008B2 publication Critical patent/JP5883008B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
    • G01R15/202Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices using Hall-effect devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/18Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using inductive devices, e.g. transformers
    • G01R15/183Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using inductive devices, e.g. transformers using transformers with a magnetic core
    • G01R15/185Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using inductive devices, e.g. transformers using transformers with a magnetic core with compensation or feedback windings or interacting coils, e.g. 0-flux sensors

Description

本発明は、スイッチモード増幅器を有するクローズドループ型の電流変換器に関する。
既知の電流変換器には、磁界検出器と、測定対象である電流が流れる一次導体を囲んで配置され、該一次導体を流れる電流により発生する磁界を集中させるよう構成された磁気回路とを有するものがある。この磁界は測定対象の電流の像を形成するものであり、磁界検出器によって検知される。オープンループ電流変換器が磁界検出器で測定信号を生成するのに対し、クローズドループ変換器では、磁界検出器からの信号は、一次導体が発生させた磁界を打ち消そうとする対向磁界を補償コイル(二次コイルとも言う)によって生成するために用いられる。換言すれば、クローズドループセンサは、一次導体が発生させた磁界を打ち消そうとする帰還信号を有している。補償コイルを流れる電流は測定対象の電流の像を表すものであり、それゆえ電流測定信号を供給するのに用いられる。クローズドループ電流変換器は、同じ電流測定範囲であればオープンループ電流変換器より概して高価であるが、感度と精度においてより優れている。電流変換器に用いられる磁界検出器としてはホール効果センサ、磁気抵抗検知器、フラックスゲート検知器などがある。一般に、フラックスゲート検知器はホール効果センサより高感度、高精度である。
クローズドループ変換器において、磁界検出器が生成した信号は、補償コイルを駆動し測定信号を出力するために処理及び増幅する必要がある。従来の電流変換器には線形増幅回路を用いたものがあるが、線形増幅器は比較的多量の電力を消費、放散、浪費する。用途によっては、特に鉄道用電動モータや他の高電流用途のように大電流の測定が必要な場合には、高温下での稼働中に過剰な熱を放出するため、変換器の増幅回路は大容量でありかつ冷却手段を備えねばならない。
熱の発生は、より効率的な増幅器、特に既知のクローズドループ電流変換器に用いられている周知のHブリッジ増幅回路のようなスイッチモード増幅器を用いることによって、抑制することが可能である。電流変換器に用いる既知のHブリッジ増幅器の一例が、例えばWO9836281に記載されている。しかしながらこの種の増幅器は概して、同等クラスの線形増幅器より高価で、補償コイルが別途必要であり、かつ絶対測定出力(すなわち接地電圧(0V)を基準とした出力)ほど有益でなく望ましくもない差動出力電圧を発生するものである。
国際公開第98/036281号
上記に鑑み、本発明の目的は、コンパクトで消費電力の少ない電流変換器を提供することである。
安価でありながら正確な電流変換器を提供することは有利である。
接地電圧または他の基準電圧を基準として出力をおこなう電流変換器を提供することは有利である。
振幅の大きい電流も含め、広い動作範囲にわたって電流を測定できる電流変換器を提供することは有利である。このような変換器が電流を出力できればさらに有利である.
本発明の目的は、請求項1に係るクローズドループ電流変換器システムを提供することにより達成される。
すなわち本発明は、磁界検出器と、該磁界検出器に接続された増幅回路を含む信号処理回路と、前記増幅回路に接続され、測定対象である電流が流れる一次導体が発生させた磁界を打ち消そうとする対向磁界を発生させるよう構成される補償コイルとを備えるクローズドループ電流変換器システムを提供する。前記増幅回路は、前記補償コイルを駆動するよう構成される第一のスイッチモードパワー段(第一のスイッチモードパワーステージ)と、バランス電流を出力するよう構成される第二のスイッチモードパワー段(第二のスイッチモードパワーステージ)とを備える。
前記変換器システムは直列に接続された電圧源(V_H、V_L)から電力を受け、前記第一のスイッチモードパワー段は前記電圧源から電力を供給されて第一の基準電圧に接続された測定抵抗器に出力電流を供給するよう構成され、測定抵抗器にかかる電圧は一次導体を流れる電流の像を形成し、また前記第二のスイッチモードパワー段も電圧源から電力を供給されてインダクタを通じて第二の基準電圧に接続された出力を有してバランス電流を出力するよう構成されており、ここで前記第一および第二の基準電圧は同じでも異なっていてもよい。前記第二のスイッチモードパワー段は前記第一のスイッチモードパワー段から独立して調整され、前記第二のスイッチモードパワー段の制御は、前記第一のパワー段を制御する磁界検出器信号に依存せず(すなわち前記第一のパワー段を制御する磁界検出器信号から独立して)おこなわれるよう構成される。これにより電圧源(V_H、V_L)の負荷を均衡させることができ、いずれかまたは双方の電圧源における過剰な電圧の蓄積を回避できる。スイッチモードパワー段の独立調整は、第二のスイッチモードパワー段の出力にそれ自身の調整ループを与えることにより達成できる。
バランス電流の振幅は、前記第一のパワー段の電流出力の0.1〜1.5倍、好ましくは0.7〜1.2倍、ただし逆符号とするのがよい。前記第一のスイッチモードパワー段は第一の基準電圧、好ましくは接地電圧に接続するよう構成され、前記第二のスイッチモードパワー段も、少なくともインダクタを介して例えば接地電圧など第二の基準電圧に接続するよう構成されている。前記第一および第二の基準電圧は同じ電圧でも異なる電圧でもよい。
ある実施形態において、前記第一のスイッチモードパワー段は変調器と、一つ以上のドライバと、単相ハーフブリッジ回路を備える。この実施形態では前記第二のパワー段も、変調器と、一つ以上のドライバと、単相ハーフブリッジ増幅回路を備える。前記第一および第二のパワー段のドライバと変調器は同一、または本質的に同一でもよい。
前記第二のパワー段に、抵抗器が接続されてもよい。
ある実施形態において、前記磁界検出器は、フラックスゲートインダクタと、それに対応する発振器であって前記第一のパワー段出力を調整するための出力、すなわち補償電流を供給する発振器とを有する。
ある実施形態において、前記磁界検出器は第一のフラックスゲートインダクタと、任意で第二のフラックスゲートインダクタとを備えるのが好ましく、前記第一のフラックスゲートインダクタは前記第一のスイッチモードパワー段に接続されて調整回路で用いられ、自励発振回路により駆動される。任意の第二のフラックスゲートインダクタは前記第一のフラックスゲートインダクタとは逆相の信号で駆動されて前記第一のフラックスゲートインダクタが生成する磁束に対向する磁束を生成する。これにより、フラックスゲートインダクタに誘起されて一次電流及び補償電流に発生するノイズを顕著に抑制することができる。
上記の構成によれば、有利なことに増幅回路は、常に同じプラス符号の完全にまたはほぼ均衡のとれた供給電流を生成することができる。また、測定信号を例えば接地電圧(0V)などの固定基準電圧を基準として測定し、それにより絶対測定信号を出力することが可能となる。上記のスイッチモードパワー段は、線形増幅器に比べ消費電力を大幅に低減することにより大型の放熱材などの冷却システムを不要とし、その結果変換器をより軽量化及び小型化することができる。また、供給電流が大きく低減されかつ均衡がとれているので、変換器に要する電源容量を低減できる。本発明の構成によれば、スイッチモードパワー段の利点を活かしつつ、測定抵抗器を接地電圧に接続できるとともに特に高精度の測定に適した双極性電流出力を生成することが可能となる。
ある実施形態において、前記第二のパワー段は、抵抗器と、差動増幅器と、該第二のパワー段の電流を制御(調整)する制御回路(調整回路とも言う)とを有する加算回路を介して前記第一のパワー段に接続されている。ただし、本発明の範囲として、前記第一および第二のパワー段の電流出力を測定する他の手段を用いて前記第二のパワー段の電流を調整してもよく、例えば、分離型、非分離型を問わず電流センサや他の電子回路を用いて前記第二のパワー段の電流を調整してもよい。
ある変形例において、前記増幅回路は、前記第二のスイッチモードパワー段のバランス電流を制御(調整)する、例えばPI(比例積分)コントローラ(PIレギュレータとも言う)などの制御回路(調整回路とも言う)に接続された、電圧源からの供給電流間の差を検出するよう構成される差動電流変換器を含んでもよい。
他の変形例において、前記増幅回路は、電圧源上のダイオードにかかる逆電圧を測定するよう構成される電圧検知回路と、電圧源上のキャパシタに蓄電する電流を減少させるようバランス電流を調整するよう構成されるレギュレータとを含んでもよい。前記調整回路は、ダイオードの逆電圧を測定し、該逆電圧を所定の幅内、例えば0〜5Vの幅で調整するよう構成される差動増幅器を含んでもよい。
ここで、前記第二のパワー段の出力電流の振幅は、前記第一のパワー段の出力電流の振幅と厳密に一致する必要はなく、第一のパワー段の出力電流の振幅の0.1〜1.5倍の範囲にあればよいが、逆符号でなければならない。係数が1のときに供給電流は最良のバランスとなり、例えば0.5倍などに低くなると供給電流の不均衡が生じる一方、前記第二のパワー段のロスは抑制される。この係数は、第一のパワー段出力電流Is、供給電圧などの他のシステムパラメータ、供給電圧に接続されている他の負荷、あるいは回路のある部分のエネルギー吸収能力などによって決定すればよい。好ましくは、前記第二のスイッチモードパワー段は、前記第一のパワー段の出力電流の0.7〜1.2倍の振幅、ただし逆符号の振幅を有するバランス電流を出力するよう構成される。
有利な実施形態において、前記補償コイルの電流は、前記変換器のための測定信号出力として用いられる電流出力を発生し、前記変換器には、接地電圧(または他の基準電圧)に接続された外部測定抵抗器が接続されている。本発明の範囲として、前記測定抵抗器が前記変換器に組み入れられ、該変換器の測定信号を電圧出力として供給してもよい。
本発明のさらなる目的及び利点は、請求項、および添付の図面と関連して以下に述べる本発明の実施形態の詳細な説明より明らかとなろう。
図1は、本発明の実施形態に係る電流変換器のブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る電流変換器のパワー段の概略回路図である。 図3は、本発明に係る電流変換器の測定ヘッドの実施形態を示す斜視断面図である。 図4は、本発明に係る変換器の実施形態における増幅回路のスイッチモードパワー段の入力・出力信号の概略グラフ図である。 図5は、単一のスイッチモードパワー段を有する電流変換器のパワー段の概略回路図である。 図6a、図6bは、供給電流I_L、I_Hを、クラスABパワー段(「クラスAB」曲線)、単一のスイッチモードパワー段(「シングルクラスD」曲線)、およびIbal=−Isである本発明に係る二つのスイッチモードパワー段(「ダブルクラスD」曲線)を有する4000A/巻数2500の電流変換器の補償電流Isの関数として示したグラフである。 図7は、本発明の実施形態に係る電流変換器のパワー段の概略回路図である。 図8は、本発明の他の実施形態に係る電流変換器のパワー段の概略回路図である。 図9は、本発明の実施形態に係る電流変換器の概略構成を示すブロック図である。
図面、特に図3および図9を参照すると、一次導体5を流れる電流Ipを測定するクローズドループ電流変換器システムは、測定ヘッド3と、直列接続された電圧源V_H、V_Lから電力を供給される信号処理回路とを備える。測定ヘッドは、磁界検出器WS3、WS2と、補償コイルWS1とを備える。信号処理回路は、磁界検出器に接続され、一次導体を流れる電流から発生した磁界を打ち消そうとする対向磁界を発生させる増幅回路を有する。この増幅回路は、電圧源V_H、V_Lから電力を供給され、補償コイルWS1を駆動して、第一の基準電圧Vrefに接続された測定抵抗器Rmに出力電流Isを供給するよう構成された第一のスイッチモードパワー段1を有する。測定抵抗器にかかる電圧は、一次導体5を流れる電流Ipの電流像を形成する。上記増幅回路は、独立に調整される少なくとも一つの第二のスイッチモードパワー段2を有し、該第二のスイッチモードパワー段2は、電圧源V_H、V_Lから電力を供給され、一出力を第二の基準電圧Vref2にインダクタL2を介して接続しており、バランス電流Ibalを出力するよう構成されている。ここで、第一および第二の基準電圧は同じ電位でも異なる電位でもよい。直列接続された電圧源V_H、V_Lの中点は、第一の基準電圧Vrefに接続されているのが好ましい。
特に図3に関し、この実施形態において測定ヘッド3は、磁気シールド4に封止された第一の環状フラックスゲートインダクタWS2と第二の環状フラックスゲートインダクタWS3を有する磁界検出器を備えている。測定ヘッドはさらに、磁気シールド4の周囲で巻回された補償コイルWS1を有する。測定ヘッドは、測定対象の電流Ipが流れる一次導体5を挿通可能な中央経路を備えている。なお、一次導体は別体として上記経路に挿通してもよく、導体部としてあらかじめ組み付け、変換器と一体化してもよい。
各フラックスゲートインダクタは、高透磁性を有する材料からなるコア6を有し、該コアは、コアを交互に飽和させる交流電流を発生するよう構成されるフラックスゲート発振回路10に接続された巻線8に囲まれている。コア6のそれぞれは、例えばアモルファスリボンを一回又は複数回巻回したリング形状に形成してもよい。なお、磁界検出器を機能させるには、一つのフラックスゲートインダクタしか必要でない。第二のフラックスゲートインダクタを設けることは任意であるが、設けた場合は補償コイルと一次導体においてフラックスゲートインダクタに誘起されるノイズが減少するという利点が得られる。
フラックスゲートインダクタWS2は、一次導体の電流Ipから発生しフラックスゲートインダクタWS2、WS3に作用する磁界を打ち消そうとする補償コイルWS1を調整する磁束検出器として用いられる。図示の実施形態においては、補償コイルWS1はフラックスゲートインダクタWS2、WS3の周囲で巻回されている。
特に図1および図2に関し、フラックスゲートインダクタWS2は、例えば既知のHブリッジ回路などの自励発振回路に駆動されてもよく、フラックスゲートインダクタコイル8の電流は、補償コイルWS1に供給する補償電流を決定するのに用いることが可能な測定信号を供給する。補償信号は、同期整流器11を通過させてローパスフィルタ14でフィルタリングし、マイクロコントローラ12のPIコントローラ16およびデジタル・アナログ変換器DAC0に入力される。その結果得られる信号(IN_PS1)は、補償コイルWS1を駆動するパワー段増幅器(スイッチモードパワー段1)に対する制御値を供給する。上記の同期検出、フィルタリングおよび調整は、マイクロコントローラ12内で行うことができる。
任意の第二のフラックスゲートインダクタWS3は、第一のフラックスゲートインダクタWS2とは実質的に逆相の信号で駆動して、第一のフラックスゲートインダクタWS2が生成した磁束に対向する磁束を生成してもよい。これにより、一次導体および補償コイルの電流においてフラックスゲートインダクタによって誘起されるノイズが減少する。
図2に関し、スイッチモードパワー段1は、変調器18と、ドライバ20a、20bと、第一および第二のトランジスタT1H、T1Lを有する単相ハーフブリッジ回路と、ローパスフィルタ22とを備えるクラスD増幅器とするのが望ましい。これは補償コイルWS1、センス抵抗器Rs1、および測定抵抗器Rmを駆動するものである。変調器18は、アナログの入力電圧をパルス幅変調デジタル信号PWM1(固定または可変周波数、フィルタ22のサイズを押さえるため高周波数が好ましい)に変換する。ローパスフィルタ22(L1、Cf1、Cf2、Rf)は、パワー段出力電圧、したがって補償電流の高調波成分を低減するのに用いられる。ローパスフィルタの抵抗Rfはフィルタの発振を減衰させるのに用いられる。過電流、過小電圧、温度過上昇などに対する複数の保護装置を含んでもよいが、図面の簡略化のため図示していない。これらの回路保護装置は自明であり、詳細な記述は省略する。
本回路は第二のクラスD増幅器(スイッチモードパワー段2)を含み、これはフィルタがないこと以外はスイッチモードパワー段1と同様の回路構成とするのが好ましい。具体的には、パワー段2は変調器18’と、ドライバ20a’、20b’と、第一および第二のトランジスタT2H、T2Lを有する単相ハーフブリッジ回路とを備える。変調器は、アナログの入力電圧IN_PS2をパルス幅変調デジタル信号PWM2(固定または可変周波数、時定数L2、Rs2に比べ高周波数)に変換する。スイッチモードパワー段2は、インダクタL2と電圧源基準電圧GNDの中点に接続されたセンス抵抗器Rs2とを駆動する。スイッチモードパワー段2から出力された電流Ibalは、スイッチモードパワー段1から出力された電流Isと等しいが逆符号である振幅を有するよう調整される。
図2に示す実施形態において、第二のスイッチモードパワー段の調整にはセンス抵抗器Rs1、Rs2と差動増幅器A1、A2を用いて双方のスイッチモードパワー段の出力電流を検出し、また回路素子Rt1、Rt2、A3、Rc1、Cc1、Cc2を有する加算回路を用いて電流を加算して、バランス電流Ibalの良好な調整と調整ループの安定化を確実とするPIコントローラが実現される。
BAL_INT_ENABLEおよびSW1の入力により、調整回路をスムーズに起動できる。積分器が起動するのは(スイッチSW1開)スイッチモードパワー段2の作動中のみである。これにより、起動時のバランス電流Ibalのオーバーシュートが回避できる。
双方のスイッチモードパワー段1および2を組み合わせることにより、ほぼ均衡のとれた供給電流I_H、I_Lが得られる。二つのパワー段の間の等価負荷抵抗の差異は、供給電流のわずかな不均衡をもたらすことがあるが、これはPWM1とPWM2のデューティサイクルは正確に同一ではないからである。第二のスイッチモードパワー段2の調整における小さな誤差も供給電流のわずかな不均衡をもたらすが、非ゼロ無負荷のI_HおよびI_L電流を生じさせるロスが存在するので、Isの値によらず供給電流I_H、I_Lは方向を変えず非ゼロのままである。供給電流I_H、I_Lのバランスは変換器の製造過程で容易に調節でき、デジタル・アナログ変換器DAC1を介してマイクロコントローラ12から供給されるオフセット制御信号BAL_OFFSETの電圧を変えることによって調整回路23または増幅器A1、A2のオフセットを補償することが可能となる。双方のスイッチモードパワー段およびセンス抵抗器Rs1、Rs2のロスは、増幅器が線形タイプである場合に比べずっと少ない。よって、大型の放熱材のような冷却システムを備える必要は全くない。
製造工程の簡略化のため、第一および第二のスイッチモードパワー段1、2のインダクタL1、L2は同一としてもよい。第二のスイッチモードパワー段のセンス抵抗器Rs2はロスをできるだけ抑制するため抵抗値を低くするのがよく、第一のスイッチモードパワー段のセンス抵抗器Rs1の抵抗値と同じにするのが好ましい。Rs1およびRs2の抵抗値の低減を制限するものは、第二のスイッチモードパワー段の出力電流Ibalの調整ができるよう第一および第二のスイッチモードパワー段の出力電流を測定するのに用いられる、差動増幅器A1およびA2のオフセットのみである。
ただし、第一のスイッチモードパワー段の電流出力を測定する他の手段によって第二のスイッチモードパワー段の電流を調整してもよく、例えば、分離型、非分離型を問わず電流センサや他の電子回路を用いて第二のスイッチモードパワー段の電流を調整してもよい。
図7に示す実施形態において、第二のパワー段の調整には差動電流変換器24を用いて供給電流I_LとI_H間の差を検出し、また回路素子Rt1、A3、Rc1、Cc1、Cc2を有する調整回路を用いて、バランス電流Ibalの良好な調整と調整ループの安定化を確実に実現するPIコントローラが得られる。I_LとI_H間に差がない場合(すなわち両者が等しい場合)、バランス電流Ibalは第一のパワー段出力電流Isの負の値と同一またはほぼ等しい。差動電流変換器は、センス抵抗器と差動増幅器、または他の電子回路によって構成してもよい。
図8に示す実施形態において、第二のスイッチモードパワー段の電流の調整には、第一および第二のダイオードD1、D2にかかる逆電圧が用いられる。第一のダイオードD1にかかる逆電圧の増加は、第一のキャパシタC1に蓄電する電流が存在すること、それゆえ第一のキャパシタC1に蓄電する電流を減少させるためバランス電流Ibalを調整する必要がある(この場合は正電流)ことを示している。したがって、第二のダイオードD2にかかる逆電圧の増加は、第二のキャパシタC2に流入する電流が存在し、それゆえ第二のキャパシタC2に流入する電流を減少させるためバランス電流Ibalを調整する必要がある(この場合は負電流)ことを示している。A4およびA5はダイオードD1、D2の逆電圧を測定する差動増幅器であり、レギュレータ25は、第二のスイッチモードパワー段の入力IN_PS2を変えることによってこれらの逆電圧(V_L―B_L、B_H―V_H)を所定の幅内、例えば0〜5Vの範囲で調整する。
本発明に係る二つのバランスのとれたスイッチモードパワー段の利点については、スイッチモードパワー段を一つしか備えていないシステムの問題点を理解することにより、より良く理解されるであろう(図5参照)。このため、パワー段出力電流Isは0Vより大きい直流であると仮定する。するとフィルタの電流I_L1は、L1のインダクタンスの値が大きいためゼロより大きくスイッチング期間を通じてほぼ一定である(図4参照)。トランジスタT1Hの電流I_T1Hは正またはゼロでありそれゆえ平均値はゼロより大きく、その結果供給電流I_Hもゼロより大きくなる(図4参照)。説明:T1Hがオン(PWM1=1)の時、I_T1H=I_L1であり、T1Hがオフ(PWM1=0)の時、I_T1H=0である。しかし、同じ条件下であれば、トランジスタT1Lの平均電流I_T1Lはゼロより小さく、このことは供給電流I_Lがゼロより小さいことを意味している(図6a、6bの「シングルクラスD」の曲線参照)。説明:T1Lがオン(PWM1=0)の時、I_T1L=−I_L1であり、T1Lがオフ(PWM1=1)の時、I_T1L=0である。これは、V_Lを供給する電圧電源が電力を吸収する必要があることを意味しているため、問題である。電力を吸収できるのは特別に設計された電源だけであり、またそのような電源では極性逆転を防ぐダイオードは使用できない。
これに対し、本発明が提案する二つのスイッチモードパワー段を有する回路(図2および図9参照)は、第一のパワー段の出力電流Is(Ibal=−Is)と同一(またはほぼ等しい)振幅ただし逆符号の対向電流Ibalを発生することにより、システムのバランスを確保することができる。このような条件下で、Isがゼロより大きくそれゆえIbalがゼロより小さい時、トランジスタの平均電流I_T2Hはゼロより小さくなり、トランジスタの平均電流I_T2Lはゼロより大きくなる。したがって、第二のパワー段のトランジスタT2Lの電流I_T2Lは第一のパワー段のトランジスタT1Lの電流I_T1Lの負の値を補償し、第一のスイッチモードパワー段1のトランジスタT1Hの電流I_T1Hは第二のスイッチモードパワー段2のトランジスタT2Hの電流I_T2Hの負の値を補償する。その結果、供給電流I_H、I_Lは方向を変えることなく(電源の電力吸収に対抗するものとしての電圧源V_H、V_Lによる電力生成の意味において、常に正の値である)、また回路にロスが発生するため、実際には決してゼロになることはない。この場合、電圧源V_HおよびV_Lはいずれも、変換器に電力を供給する(図6a、6bの「ダブルクラスD」の曲線参照)。さらに、極性逆転を防ぐダイオードD1およびD2を使用しても使用しなくとも、何ら問題はない。
ここで、第二のスイッチモードパワー段の出力電流の振幅は、第一のスイッチモードパワー段の出力電流の振幅と厳密に一致する必要はなく、第一のパワー段の出力電流の振幅の0.1〜1.5倍の範囲にあればよいが、ただし逆符号でなければならない。好ましくは、第二のパワー段の出力電流の振幅は、第一のパワー段の出力電流の振幅の0.7〜1.2倍の範囲にあるのがよい。第二のパワー段のロスを抑制するため、バランス電流を低減するのもよい。この低減によって、いかなる供給電流も供給電圧の上昇を避けるために負の値となってはならない。ただし、電圧源I_L、I_Hの電流の良好なバランスを達成するため、双方のスイッチモードパワー段の出力電流の振幅はほぼ同一とするのが好ましい。

信号RESET_PSxは、いずれのスイッチモードパワー段も起動または停止させることができる。スイッチモードパワー段とマイクロコントローラ間の信号FAULT_PS1およびFAULT_PS2は、保護機能が起動したため(過電流、過小電圧、温度過上昇など)第一または第二のスイッチモードパワー段1、2が停止したか否かを示す論理信号である。スイッチモードパワー段のいずれかが作動を停止した場合、負の供給電流による第一または第二のキャパシタC1、C2に対する過電圧を防止するため他方のスイッチモードパワー段を停止させることが重要である。
本発明の利点は以下のとおりである:
・二つのスイッチモードパワー段により、増幅回路のロスが大幅に低減できる(例えば4000A/巻数2500の電流変換器の場合基準条件下で30W(クラスABパワー段)から5W(バランシング付きクラスDパワー段)。
・上記提案の回路により、スイッチモードパワー段および双極性の電流出力の利点が同時に活用できる。測定抵抗器Rmの接地電圧への接続は常に可能であり、このことは高精度なセンサにとって非常に有利である。
・クラスABパワー段に比べ、供給電流が大幅に低減されしかも常にバランスが保たれており、それゆえ変換器に供給する電源容量を低減できる(同等の変換器および条件下で、典型的には±1.7Aから±0.3A)(図6a、6bの「クラスAB」の曲線および「ダブルクラスD」の曲線参照)。
・外部の大型の放熱材を備える必要がない。これにより変換器の軽量化、小型化が実現できるだけでなく、変換器をより高温の環境下で作動させることが可能となる。

Claims (14)

  1. 一次導体を流れる電流(Ip)を測定するクローズドループ電流変換器システムであって、該システムは直列に接続された電圧源(V_H、V_L)から電力を供給されるものであり、磁界検出器と、前記磁界検出器に接続された増幅回路を含む信号処理回路と、前記増幅回路に接続され、前記一次導体を流れる電流が発生させた磁界を打ち消そうとする対向磁界を発生させるよう構成された補償コイルとを備え、前記増幅回路は、前記電圧源(V_H、V_L)から電力を供給され、前記補償コイルを駆動して第一の基準電圧(Vref)に接続された測定抵抗器(Rm)に出力電流(Is)を供給するよう構成された第一のスイッチモードパワー段(1)を有し、前記測定抵抗器にかかる電圧は前記一次導体を流れる電流の像を形成し、前記増幅回路はまた、少なくとも自身の制御ループによって調整される第二のスイッチモードパワー段(2)を有し、該第二のスイッチモードパワー段(2)は前記電圧源(V_H、V_L)から電力を供給され、出力を第二の基準電圧(Vref2)にインダクタ(L2)を介して接続しており、バランス電流(Ibal)を出力するよう構成され、前記第一および第二の基準電圧は同一または異なっているクローズドループ電流変換器システム。
  2. 一次導体を流れる電流(Ip)を測定するクローズドループ電流変換器システムであって、該システムは直列に接続された電圧源(V_H、V_L)から電力を供給されるものであり、磁界検出器と、前記磁界検出器に接続された増幅回路を含む信号処理回路と、前記増幅回路に接続され、前記一次導体を流れる電流が発生させた磁界を打ち消そうとする対向磁界を発生させるよう構成された補償コイルとを備え、前記増幅回路は、前記電圧源(V_H、V_L)から電力を供給され、前記補償コイルを駆動して第一の基準電圧(Vref)に接続された測定抵抗器(Rm)に出力電流(Is)を供給するよう構成された第一のスイッチモードパワー段(1)を有し、前記測定抵抗器にかかる電圧は前記一次導体を流れる電流の像を形成し、前記増幅回路はまた、少なくとも第二のスイッチモードパワー段(2)を有し、該第二のスイッチモードパワー段(2)は前記電圧源(V_H、V_L)から電力を供給され、出力を第二の基準電圧(Vref2)にインダクタ(L2)を介して接続しており、バランス電流(Ibal)を出力するよう構成され、前記増幅回路はさらに、差動電流変換器(24)を備え、該差動電流変換器(24)が前記電圧源の供給電流(I_L、I_H)間の差を検出するよう構成され、かつ前記第二のスイッチモードパワー段(2)のバランス電流(Ibal)を調整する調整回路(23)に接続され、前記第一および第二の基準電圧は同一または異なっているクローズドループ電流変換器システム。
  3. 前記第二のスイッチモードパワー段が、前記第一のスイッチモードパワー段の出力電流(Is)の0.1から1.5倍の振幅の、逆符号であるバランス電流(Ibal)を出力するよう構成されている請求項1又は2記載の電流変換器システム。
  4. 前記第二のスイッチモードパワー段が、前記第一のスイッチモードパワー段の出力電流(Is)の0.7から1.2倍の振幅の、逆符号であるバランス電流(Ibal)を出力するよう構成されている請求項3記載の電流変換器システム。
  5. 前記第二のスイッチモードパワー段が、前記基準電圧(Vref、Vref2)に流入するバランス電流(Ibal)を出力するよう構成されている請求項1又は2記載の電流変換器システム。
  6. 前記第一のスイッチモードパワー段が、変調器と、一つ以上のドライバと、単相ハーフブリッジ回路とを備える請求項1〜5のいずれかに記載の電流変換器システム。
  7. 前記第二のスイッチモードパワー段が、変調器と、一つ以上のドライバと、単相ハーフブリッジ回路とを備え、前記変調器およびドライバが、前記第一および第二のパワー段の双方において同一または本質的に同一である請求項1〜6のいずれかに記載の電流変換器システム。
  8. 前記磁界検出器が、処理され前記第一のスイッチモードパワー段の変調器に接続された出力を有するフラックスゲートインダクタを含む請求項1〜7のいずれかに記載の電流変換器システム。
  9. 前記磁界検出器が、第一のフラックスゲートインダクタおよび第二のフラックスゲートインダクタを備え、前記第一のフラックスゲート出力が前記信号処理回路を介して前記第一のスイッチモードパワー段に接続されている請求項1〜8のいずれかに記載の電流変換器システム。
  10. 前記第一のフラックスゲートインダクタが、自励発振回路により駆動され、前記補償コイルを駆動する補償電流を決定するための信号を生成するよう構成されている請求項9記載の電流変換器システム。
  11. 前記調整回路がPIコントローラを備える請求項2記載の電流変換器システム。
  12. 一次導体を流れる電流(Ip)を測定するクローズドループ電流変換器システムであって、該システムは直列に接続された電圧源(V_H、V_L)から電力を供給されるものであり、磁界検出器と、前記磁界検出器に接続された増幅回路を含む信号処理回路と、前記増幅回路に接続され、前記一次導体を流れる電流が発生させた磁界を打ち消そうとする対向磁界を発生させるよう構成された補償コイルとを備え、前記増幅回路は、前記電圧源(V_H、V_L)から電力を供給され、前記補償コイルを駆動して第一の基準電圧(Vref)に接続された測定抵抗器(Rm)に出力電流(Is)を供給するよう構成された第一のスイッチモードパワー段(1)を有し、前記測定抵抗器にかかる電圧は前記一次導体を流れる電流の像を形成し、前記増幅回路はまた、少なくとも第二のスイッチモードパワー段(2)を有し、該第二のスイッチモードパワー段(2)は前記電圧源(V_H、V_L)から電力を供給され、出力を第二の基準電圧(Vref2)にインダクタ(L2)を介して接続しており、バランス電流(Ibal)を出力するよう構成され、前記増幅回路はさらに、前記電圧源(V_H、V_L)上のダイオード(D1、D2)にかかる逆電圧を測定するよう構成されている電圧検知回路と、前記電圧源(V_H、V_L)上のキャパシタ(C1、C2)に蓄電する電流を減少させるため前記バランス電流(Ibal)を調整するよう構成されているレギュレータ(25)とを備え、前記第一および第二の基準電圧は同一または異なっているクローズドループ電流変換器システム。
  13. 前記レギュレータが前記ダイオード(D1、D2)の逆電圧を測定するよう構成されている差動増幅器(A4、A5)を備え、前記レギュレータがこれらの逆電圧(V_L−B_L、B_H−V_H)を所定の幅内で調整するよう構成されている請求項12記載の電流変換器システム。
  14. 前記所定の幅が0Vから5Vの範囲である請求項13記載の電流変換器システム。
JP2013528827A 2010-09-21 2011-09-20 スイッチモード増幅器を有するクローズドループ電流変換器 Active JP5883008B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10178050A EP2431751A1 (en) 2010-09-21 2010-09-21 Closed-loop current transducer with switched mode amplifier
EP10178050.0 2010-09-21
PCT/IB2011/054112 WO2012038889A1 (en) 2010-09-21 2011-09-20 Closed-loop current transducer with switched mode amplifier

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013541709A JP2013541709A (ja) 2013-11-14
JP5883008B2 true JP5883008B2 (ja) 2016-03-09

Family

ID=43618052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013528827A Active JP5883008B2 (ja) 2010-09-21 2011-09-20 スイッチモード増幅器を有するクローズドループ電流変換器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9234918B2 (ja)
EP (3) EP2431751A1 (ja)
JP (1) JP5883008B2 (ja)
CN (1) CN103119452B (ja)
WO (1) WO2012038889A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011086773A1 (de) * 2011-11-22 2013-05-23 Robert Bosch Gmbh Metallsensor
US9261571B2 (en) * 2013-08-15 2016-02-16 Texas Instruments Incorporated Fluxgate magnetic sensor readout apparatus
EP2980597B1 (en) * 2014-07-30 2016-06-08 LEM Intellectual Property SA Current transducer with fluxgate detector
US9692329B2 (en) * 2014-08-08 2017-06-27 Johnson Electric S.A. Magnetic sensor and an integrated circuit
US9716453B2 (en) * 2014-08-08 2017-07-25 Johnson Electric S.A. Magnetic sensor and an integrated circuit
US9696182B2 (en) * 2014-08-08 2017-07-04 Johnson Electric S.A. Magnetic sensor and an integrated circuit
US9541581B2 (en) * 2014-10-27 2017-01-10 Fluke Corporation Flexible current sensor
CN106124840B (zh) * 2016-06-27 2019-01-15 成都芯源系统有限公司 电流检测电路
CN106405189B (zh) * 2016-08-14 2019-01-25 河北工业大学 一种具有温度稳定性的电流传感器及其测量方法
CN108107396A (zh) * 2017-08-01 2018-06-01 国网江西省电力公司电力科学研究院 一种补偿泄漏电流的电流互感器误差检测装置
JP6879645B2 (ja) 2018-08-31 2021-06-02 株式会社タムラ製作所 電流検出器
CN111273079B (zh) * 2018-12-04 2022-03-25 深圳市艾华迪技术有限公司 一种基于双脉宽测量的磁通门直流电流传感器电路及方法
JP7347177B2 (ja) * 2019-12-06 2023-09-20 Tdk株式会社 電流センサ
CN111579859B (zh) * 2020-05-18 2022-10-11 浙江巨磁智能技术有限公司 基于数字补偿技术的磁平衡传感器
DE102020124816B4 (de) * 2020-09-23 2022-07-28 Ifm Electronic Gmbh Messumformer zur Übertragung einer Prozessgröße an eine speicherprogrammierbare Steuerung
CN114326478B (zh) * 2021-12-02 2023-10-27 东莞声索电子有限公司 恒压恒流共用控制环路

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0686850A1 (de) * 1994-06-09 1995-12-13 Lem S.A. Schaltungsanordnung zur Messung von Gleichströmen mit Potentialtrennung zwischen Stromkreis und Messkreis
EP0742440B1 (de) * 1995-05-09 2002-02-20 Vacuumschmelze GmbH Kompensationsstromwandlung
DE19642472A1 (de) * 1996-10-15 1998-04-16 Abb Research Ltd Flußkompensierter Stromsensor
DE19705767C2 (de) 1997-02-14 1999-09-02 Vacuumschmelze Gmbh Stromsensor nach dem Kompensationsprinzip
JP3249810B2 (ja) * 1999-01-21 2002-01-21 ティーディーケイ株式会社 電流センサ装置
DE19919602A1 (de) * 1999-04-29 2000-11-30 Vacuumschmelze Gmbh Stromsensor nach dem Kompensationsprinzip
US6456059B1 (en) * 1999-12-13 2002-09-24 Rockwell Automation Technologies, Inc. Non-homogeneous material magnetic flux sensor and method
DE10045194A1 (de) * 2000-09-13 2002-03-28 Siemens Ag Auswerteschaltung für einen Stromsensor nach dem Kompensationsprinzig, insbesondere zur Messung von Gleich- und Wechselströmen, sowie Verfahren zum Betrieb eines solchen Stromsensors
DE10204424C1 (de) * 2002-02-04 2003-09-18 Vacuumschmelze Gmbh & Co Kg Stromsensor nach dem Kompensationsprinzip
EP1450176A1 (en) * 2003-02-21 2004-08-25 Liaisons Electroniques-Mecaniques Lem S.A. Magnetic field sensor and electrical current sensor therewith
EP2108966A1 (en) * 2008-04-08 2009-10-14 Ecole Polytechnique Fédérale de Lausanne (EPFL) Current sensor and assembly group for current measurement

Also Published As

Publication number Publication date
CN103119452A (zh) 2013-05-22
JP2013541709A (ja) 2013-11-14
WO2012038889A1 (en) 2012-03-29
US9234918B2 (en) 2016-01-12
EP4220196A2 (en) 2023-08-02
EP2619597A1 (en) 2013-07-31
EP4220196A3 (en) 2023-08-09
CN103119452B (zh) 2016-01-27
EP2431751A1 (en) 2012-03-21
US20130241534A1 (en) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5883008B2 (ja) スイッチモード増幅器を有するクローズドループ電流変換器
US10126332B2 (en) Current transducer with fluxgate detector
JP4149915B2 (ja) 絶縁切替え調整器におけるインダクタ電流感知および関連する方法
DK2515123T3 (en) Current sensor that works according to the compensation principle
JP3961505B2 (ja) 電圧検出回路、電源装置及び半導体装置
TWI554860B (zh) 基準補償模組及開關型電壓調整電路
JP2017521675A5 (ja)
US9927464B2 (en) Device for the isolated measurement of current and a method for the isolated determination of current
CN103299524B (zh) 具有串行通信接口的用户可配置、效率优化的电力/能量转换切换模式电力供应器
JP5758450B2 (ja) 磁気センサの駆動回路、磁気センサ、電流センサ及び磁気センサの駆動方法
US9923455B2 (en) Current-sensing and gain-switching circuit and method for using wide range of current
IT201800004794A1 (it) Un sistema di misura comprendente un fet e un circuito di misura configurato per misurare la corrente che attraversa il fet, relativo circuito integrato, convertitore elettronico e procedimento per operare un convertitore elettronico
JP6499821B2 (ja) 電流センサ
TWI539730B (zh) 切換模式電力供應器之效率最佳化、經校準無感測器之電力/能量轉換
JP2015046989A (ja) モータ駆動装置
US8446221B2 (en) Electronic circuit with a linear amplifier assisted by a switch-mode amplifier
US7256574B2 (en) Device for measuring electric current intensity
JP5510846B2 (ja) 共振型dcdcコンバータ
JP4795761B2 (ja) 直流電源装置
JP2018057108A (ja) 電源装置
WO2002084852A1 (en) Overcurrent protection switched mode power supply
SK842018A3 (sk) Zapojenie na meranie spínaného prúdu diferenciálnym zosilňovačom na virtuálnej zemi
JP2001112263A (ja) 交流電圧安定化装置
JP2002207052A (ja) オフセット相殺回路を有する電流検出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150707

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5883008

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250