JP5882073B2 - ビニールハウス - Google Patents

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Description

本発明はビニールハウスに関し、より詳細にはアーチ材に竹を用いたビニールハウスに関する。
ビニールハウスの構造はこれまで様々な提案がなされており、高機能なビニールハウスの構成についてもいくつかの提案がなされている。このような高機能のビニールハウスの一例としては、融雪機能付きのビニールハウスの構成等が特許文献1等において知られている。
公開特許公報 特開2004−61号
特許文献1等に開示されているような高機能のビニールハウスの構成において採用される各種材料は、高機能性材料であることが多い。このように高機能性材料を使用したビニールハウスは建造コストが高騰する傾向にあり、初期建造コストを回収するまでの期間が長期化してしまうといった課題がある。
そこで本発明は、従来は破棄処分に困っていた材料をビニールハウスの構成材料として採用することにより、従来廃棄していた材料の有効利用を図ると共に、ビニールハウスの建造コストを低減することが可能なビニールハウスの提供を目的としている。
上記ビニールハウスに関する課題を解決するために本発明者は鋭意研究を行った結果、以下の構成に想到した。
すなわち、アーチ状に湾曲したアーチ材を所定間隔で複数立設した骨格部と、前記各アーチ材の頂部位置において前記各アーチ材を支持するように前記各アーチ材に交差して配設された桁部材と、前記桁部材の長手方向に沿って所定間隔に複数配設され、前記各アーチ材と前記桁部材を支持する支柱と、前記骨格部の外表面を被覆する被覆体と、を有し、前記各アーチ材として竹材が用いられていて、前記各アーチ材は、前記桁部材の設置方向に対して左側および右側にそれぞれ立設された半アーチ材の先端部分どうしを前記桁部材上で所要範囲にわたって重複させると共に、当該重複部分が結束手段により結束されることにより形成されており、前記結束手段が被覆テープにより被覆されていることを特徴とするビニールハウスである。これにより従来処理に困っていた竹を有効利用することができると共に、ビニールハウスの建造コストを低減させることができる。また、短い竹材であってもアーチ材の材料として使用することが可能になる。そしてまた、半アーチ材の先端部どうしの重複部分の表面にあらわれる結束手段が被覆されているので、被覆体が結束手段によって破れてしまう等の不具合の発生を防止することができる。
また、アーチ状に湾曲したアーチ材を所定間隔で複数立設した骨格部と、前記各アーチ材の頂部位置において前記各アーチ材を支持するように前記各アーチ材に交差して配設された桁部材と、前記桁部材の長手方向に沿って所定間隔に複数配設され、前記各アーチ材と前記桁部材を支持する支柱と、前記骨格部の外表面を被覆する被覆体と、を有し、前記各アーチ材として竹材が用いられていて、前記被覆体は、前記骨格部において地表面から所要高さ位置までの範囲にわたって前記骨格部の外表面に接着された第1の被覆体と、前記第1の被覆体による未被覆部分を被覆し、前記骨格部の外表面に着脱可能に取り付けられた第2の被覆体と、を有していることを特徴とするビニールハウスとしてもよい。これにより従来処理に困っていた竹を有効利用することができると共に、ビニールハウスの建造コストを低減させることができる。また、地表面からビニールハウス内へアブラムシ等の害虫の侵入を確実に防止することができ、夏期においては、第2のビニールシートを取り外しすることができるためビニールシートの長期使用が可能になる。
また、前記各アーチ材の内側面には前記各アーチ材の揺動を規制する揺動規制部材が配設されていて、前記揺動規制部材が所要間隔毎の前記アーチ材の外周面に巻回されていることが好ましい。これにより強風時等におけるアーチ材の揺動を防止することができ、ビニールハウスの倒壊やアーチ材の揺動による被覆体とアーチ材との摩擦を原因とする被覆体の破損や劣化を防止することができる。
また、前記各アーチ材の両端部がアンカー体に連結されていて、少なくとも前記アンカー体の一部が地中に埋設されていることが好ましい。これにより、アーチ材を安定させた状態で立設することができる。
本発明にかかるビニールハウスの構成によれば、従来は廃棄処分に困っていた竹を有効利用することができるため、廃棄物処理に要するコストの削減が可能になると共に、ゴミを資源化することができる。
また、従来は不要物であった竹材をビニールハウスの骨格部の材料として採用することにより、ビニールハウスの建造コストを低減させることが可能になる。すなわち、ビニールハウスの建造コスト回収までの期間が短期間にすることができ、農家の経営状態の健全化に寄与することができる。
本実施形態にかかるビニールハウスの概略構造を示す斜視図である。 図1に示すアーチ材の正面図である。 図2内のA部分の拡大図である。 半アーチ材の連結部における他の連結構造の一例を示す説明図である。 アンカー体の他の実施形態の一例を示す説明図である。
以下、本発明にかかるビニールハウスの実施形態について図面に基づいて説明する。
本実施形態にかかるビニールハウス100は、アーチ状に湾曲したアーチ材10の両端部の所要長さ部分を地中に埋設し、アーチ材10を所定間隔で複数立設することにより骨格部40が形成され、骨格部40の外表面に被覆体であるビニールシート50を装着することにより形成されている。
図1に示されているビニールハウス100は、いわゆる単棟型のビニールハウス100であるが、本願発明にかかるビニールハウス100は単棟型のビニールハウスに限定されるものではない。
アーチ材10は、アーチ形成方向と直交する方向に所定間隔となるように複数箇所に立設されている。桁部材20は、各アーチ材10,10,・・・の立設間隔方向に沿って延設され、各アーチ材10,10,・・・の下面を支持するように配設されている。支柱30は、桁部材20の長手方向に沿って所定間隔に立設され、桁部材20の底面を支持している。各アーチ材10,10,・・・には竹が用いられ、桁部材20と支柱30にはH型鋼が用いられている。
アーチ材10は、図1および図2に示すように、ビニールハウス100の奥行き方向(桁部材20の長手方向)の左側および右側にそれぞれ立設された2本の半アーチ材12,12により形成されている。具体的にはビニールハウス100の頂上となる位置において、互いの半アーチ材12,12の先端部分どうしを所要長さ範囲で水平方向(ビニールハウス100の奥行き方向)に重複させ、後述する結束手段16により結束することにより一体化することでアーチ材10を形成している。
本実施形態においてはアーチ材10を構成する半アーチ材12に真竹と呼ばれる竹材を用いている。半アーチ材12の材料としては真竹の他に淡竹を好適に使用することができる。
一般に竹は極めて成長が早いため、竹林を維持するためには定期的な伐採を行う必要がある。しかしながら伐採した竹材については有効利用がほとんどなされておらず、焼却処理等が必要となる等処理コストが嵩むという問題を有していた。この点、本実施形態におけるビニールハウス100のように、従来廃棄処理されていた竹材をビニールハウス100におけるアーチ材10の材料として使用することで、廃棄処分されていた竹材の有効利用に貢献することができる。
また、本実施形態においては2本の半アーチ材12,12を連結することでアーチ材10を形成しているので、竹材が十分に長くなくても半アーチ材12の材料として使用することができる。
半アーチ材12,12の基端部(アーチ材10の両端部)はそれぞれ、地中に埋設された鋼管製のアンカー体14により支持されている。アンカー体14には半アーチ材12の基端部を差し込んで連結することが可能な差込孔14Aが形成されている。半アーチ材12の基端部のそれぞれをアンカー体14の差込孔14Aに差し込み、半アーチ材12とアンカー体14とを連結させた状態とし、半アーチ材12の基端部とアンカー体14を共に地中に埋設している。なお、アンカー体14は予め所定の姿勢状態で地中に打設しておくこともできる。
アンカー体14は図2に示すように、アーチ材10の地表面との交差点(半アーチ材12,12のそれぞれの基端部)位置において、半アーチ材12の長手方向における中心軸線の延長線とアンカー体14の差込孔14Aの中心軸とを一致させた状態で埋設されていることが好ましい。さらには、半アーチ材12の基端部と差込孔14Aとの間にセメントミルク等の付着剤(図示せず)を充てんしたり、差込孔14Aまたは半アーチ材12の基端部のいずれかに抜止具(図示せず)を装着することにより、アンカー体14の差込孔14Aからの半アーチ材12の基端部の抜け止め処理を施しておくことがより好ましい。
以上のようにして立設された2本の半アーチ材12,12の先端部分(竹としての先端部分でもある)における重複部分は、ステンレス製の針金やワイヤ等の結束手段16により結束処理されることにより一体化され、アーチ材10に形成されることになる。この後、結束手段16の外周面は、樹脂製粘着テープに代表される被覆テープ18により被覆される。このように結束手段16により凹凸部分が形成された半アーチ材12,12の重複部分は、被覆テープ18によって被覆処理されることにより凹凸部分が平坦化される。半アーチ材12,12の先端部どうしの重複部分における凹凸部分を平坦化処理することにより、アーチ材10の外表面に取り付けられるビニールシート50の破れや摩耗劣化を防止することができる点で好都合である。
竹材は軽量であって柔軟性が高く、ビニールハウス100のアーチ材10としての十分な耐荷重強度を有している。また、ビニールハウス100に積雪があった際には、竹のアーチ材10が撓り、撓り量が所定量に到達するとビニールハウス100に積もった雪の一部を落下させることができる。
この他、ビニールハウス100の屋根部分に積雪した雪の一部が落下することにより、アーチ材10の撓り(弾性変形)が復元し、このときの復元力(弾発力)によってビニールハウス100に積もった雪を一気に落とすことができるといった作用効果を奏することも十分期待することができる。
また、ビニールハウス100で作物を栽培する際に、ビニールハウス100内に音楽を流すことにより作物の成長の促進や、作物の品質を向上させるための試みが行われている。本実施形態のようにビニールハウス100の骨格部40の一部であるアーチ材10に竹材を適用することにより、ビニールハウス100内で作業者が発する声等によってアーチ材10が振動し、アーチ材10の振動が作物に音楽を聴かせているのと同じ作用をなすことも期待できる点においても好都合である。
以上のようにして形成されたアーチ材10には、各アーチ材10,10,・・・の頂部位置において各アーチ材10,10,・・・の下面を橋渡しするように桁部材20が各アーチ材10,10,・・・に交差させて配設される。桁部材20は桁部材20長手方向に沿って所定間隔に立設された支柱30によって支持されている。支柱30は桁部材20のH形鋼の下フランジ部分を支持している。このように各アーチ材10,10,・・・と、桁部材20とはそれぞれ支柱30により支持されることになる。支柱30は支柱30の下端部側の所要範囲を支柱用アンカー32に差し込み固定した状態で支柱用アンカー32と共に地中に埋設されていることが好ましい。
桁部材20および支柱30に用いられているH形鋼は、腐食防止のため表面を亜鉛めっき処理したものが好適に用いられる。このように、ビニールハウス100の構造材の一部に鋼材を用いることにより、ビニールハウス100として十分な強度を備えさせることができる。このような構成は、ビニールハウス100内で作業をする作業者に安心感を与え、作業効率を向上させることもできるため好都合である。
また、骨格部40(各アーチ材10,10,・・・)には、強風時等におけるアーチ材10の揺動(横ぶれ)を防止するための揺動規制部材60が取り付けられていてもよい。本実施形態における揺動規制部材60は針金状に形成され、各アーチ材10,10,・・・の内側表面に沿って複数箇所に張設されている。また、所定間隔毎のアーチ材10に対しては、揺動規制部材60をアーチ材10の外周面に巻回させてなる巻回部62が形成されている。この巻回部62は、図1に示すように骨格部40の外表面に均等間隔となるように配設されている。
図1においては、図を簡略化しているため、骨格部40には図面の手前側のみに揺動規制部材60および巻回部62があらわれているが、図面の奥側にも図面の手前側と同様に骨格部40に揺動規制部材60および巻回部62が配設されている。骨格部40に揺動規制部材60を配設することにより、骨格部40を構成する各アーチ材10,10,・・・の揺動(横ぶれ)を規制することができると共に、骨格部40の外表面に装着されたビニールシート50のたるみ発生を防止することもできる。ビニールシート50にたるみが生じなければ、ビニールハウス100の表面に雨水等が停滞することがなく好都合である。
本実施形態におけるビニールシート50は、骨格部40の地表面部分から所定高さ範囲を被覆するための第1のビニールシート52と、第1のビニールシート52の上端部分からアーチ材10の頂部までの範囲(第1のビニールシート52による未被覆部分)を被覆するための第2のビニールシート54と、を有している。
第1のビニールシート52は、骨格部40(各アーチ材10,10,・・・)の外表面に接着させることにより骨格部40に装着されている。本実施形態においては骨格部40と第1のビニールシート52の接着範囲を地表面から鉛直方向2mの範囲としている。このように骨格部40の外表面に第1のビニールシート52を接着させることにより、地表面部分においてビニールハウス100の外部空間と内部空間とを通年にわたって確実に隔離し、ビニールハウス100の外部からのアブラムシ等の害虫の侵入を防止している。
第2のビニールシート54は、第1のビニールシート52の上端部分を所要高さ範囲にわたって重複させた状態とし、第1のビニールシート52の上端部分から骨格部40の頂部までの範囲を被覆している。第2のビニールシート54は、骨格部40(各アーチ材10,10,・・・)の外表面に密着させてはいるものの固定されてはいない。このため第2のビニールシート54が不必要な場合には容易に第2のビニールシート54を取り外しすることができる。これにより第2のビニールシート54の劣化を軽減することができ、第2のビニールシート54の寿命を長期化することができる。
また、骨格部40の外表面に装着するビニールシート50を二重構造にし、内側のビニールシート50と外側にビニールシートとの間に藁(いずれも図示せず)を配設する構成としてもよい。この構成によれば、ビニールハウス100の内部空間の保温効果や直射日光の照射を軽減させることが可能になり、栽培する作物にもよるが、作物にとって好都合な栽培環境を提供することができる。特に冬季においてはビニールハウス100の暖房費の節約にも寄与することができる。
(他の実施形態例)
半アーチ材12,12のそれぞれの先端部における重複部分の連結構造としては、本実施形態において説明した連結構造の他に、図4に示すような連結構造を採用してもよい。具体的には、ビニールハウス100の奥行き方向において一対に立設させた半アーチ材12,12の上端部を所要範囲で水平方向に重複させると共に、重複部分における少なくとも上側部分に添接材70を添接させた後に、結束手段16により結束し、被覆テープ18により重複部分を被覆処理した構成を採用してもよい。添接材70の材料は特に限定されるものではないが、軽量な材料であることが好ましいので、添接材70にも竹材を用いることが好都合である。
このような添接材70は、半アーチ材12の先端部どうしの重複部分に直接取り付けた構成としてもよいし、半アーチ材12の重複部分を結束手段16により結束した後に添接材70を装着する構成はもちろんのこと、図3に示されている半アーチ材12,12どうしの重複部分の連結構造部分の外表面に添接材70をさらに装着させた構成を採用してもよい。
また、アーチ材10の基端部の保持するアンカー体14の形態は、図5に示すような形態を採用してもよい。具体的には、鉄筋コンクリート製のアンカー体14にアーチ材10の基端部を差し込み保持するためのアーチ材保持部14Bを立設し、アーチ材保持部14Bの上端部側位置でアーチ材10(半アーチ材12以下省略する)の基端部を差し込み、連結ピン等の連結具14Cにより連結した形態としてもよい。図5内の破線は、先に説明した実施形態におけるアーチ材10の位置を示すものである。先に説明したビニールハウス100の実施形態においては、アーチ材10の基端部を直接アンカー体14に連結させてアンカー体14と共に地中に埋設させる構成であった。このため、アーチ材10の基端部分付近においては、地表面からアーチ材10の下面までの高さ(ヘッドクリアランス)が不十分になってしまう。このようなビニールハウス100においては、ビニールハウス100の側端部分における作業性が低下し、実質的に耕作を行うことができず、ビニールハウス100における耕作可能面積にロスが生じてしまうおそれがある。
この点、図5に示すように、アンカー体14に一端部を連結し、他端部を地表面から所定高さに突出させた筒体に形成されたアーチ材保持部14Bを有する構成によれば、地表面からアーチ材10の下面までの高さを十分確保することができる。すなわち、図5に示すようにビニールハウス100の側端部分におけるヘッドクリアランスが十分確保することができる。これにより、ビニールハウス100の側端部分における作業性を向上させることができ、ビニールハウス100における耕作可能面積のロスを削減することができる。また、アーチ材10の基端部分の高さ位置が地表面よりも上方位置となるため、アーチ材10(半アーチ材12)に使用する竹材は、より短いものであっても使用することが可能になる。
アーチ材保持部14Bの地表面からの突出高さHは特に限定されるものではないが、H=1500〜2000mm程度が好ましい。また地表面に対するアーチ部材保持部14Bの立設角度αについても特に限定されるものではないが、α=60〜90°の範囲であることが好ましい。また、図5に示す形態を採用した場合には、ビニールシート50(第1のビニールシート52)は、アーチ部材保持部14Bの外表面に装着(接着)されることになる。
以上に、本実施形態にかかるビニールハウス100について説明をしたが、本願発明にかかるビニールハウス100は、以上の実施形態に限定されるものではないのはもちろんである。例えば、本実施形態においては、半アーチ材12,12をビニールハウス100の頂部位置において互いの先端部分を重複させた状態で連結することによってアーチ材10を形成しているが、一本の竹材によってアーチ材10を形成することも可能ではある。
また、半アーチ材12の基端部(アーチ材10の両端部)を保持するアンカー体14を鋼管により形成しているが、アンカー体14を鉄筋コンクリートにより形成してもよい。鉄筋コンクリート製のアンカー体14を使用する際は、予め工場等で製造したアンカー体14を用いてもよいし、現場打ちコンクリートによりアンカー体14を形成してもよい。また、アンカー体14は以上の実施形態で説明したように、アンカー体14の全体を地中に埋設する形態の他、地中に埋設したアンカー体14の一部を地表面から露出するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、第1のビニールシート52の骨格部40への接着範囲を地表面高さ位置から鉛直方向に2mの範囲としているが、第1のビニールシート52の骨格部40への接着範囲は以上の数値に限定されるものではない。要はビニールハウス100の外部からビニールハウス100の内部空間への害虫の侵入を防止することができればよく、骨格部40への第1のビニールシート52の接着範囲は適宜選択することができる。また、被覆体として用いているビニールシート50は、必ずしも第1のビニールシート52と第2のビニールシート54とを有する構成である必要はなく、いわゆる一枚もののビニールシート50にすることももちろん可能である。
また、半アーチ材12,12の重複部分の結束手段16としてビニールシート50の破れ等の心配がないものを使用すれば、結束手段16を被覆するための被覆テープ18による半アーチ材12,12の重複部分における結束手段16の養生処理を省略することも可能ではある。
10 アーチ材
12 半アーチ材
14 アンカー体
14A 差込孔
14B アーチ材保持部
14C 連結具
16 結束手段
18 被覆テープ
20 桁部材
30 支柱
32 支柱用アンカー
40 骨格部
50 ビニールシート(被覆体)
52 第1のビニールシート
54 第2のビニールシート
60 揺動規制部材
62 巻回部
70 添接材
100 ビニールハウス

Claims (4)

  1. アーチ状に湾曲したアーチ材を所定間隔で複数立設した骨格部と、
    前記各アーチ材の頂部位置において前記各アーチ材を支持するように前記各アーチ材に交差して配設された桁部材と、
    前記桁部材の長手方向に沿って所定間隔に複数配設され、前記各アーチ材と前記桁部材を支持する支柱と、
    前記骨格部の外表面を被覆する被覆体と、を有し、
    前記各アーチ材として竹材が用いられていて、
    前記各アーチ材は、前記桁部材の設置方向に対して左側および右側にそれぞれ立設された半アーチ材の先端部分どうしを前記桁部材上で所要範囲にわたって重複させると共に、当該重複部分が結束手段により結束されることにより形成されており、
    前記結束手段が被覆テープにより被覆されていることを特徴とするビニールハウス。
  2. アーチ状に湾曲したアーチ材を所定間隔で複数立設した骨格部と、
    前記各アーチ材の頂部位置において前記各アーチ材を支持するように前記各アーチ材に交差して配設された桁部材と、
    前記桁部材の長手方向に沿って所定間隔に複数配設され、前記各アーチ材と前記桁部材を支持する支柱と、
    前記骨格部の外表面を被覆する被覆体と、を有し、
    前記各アーチ材として竹材が用いられていて、
    前記被覆体は、前記骨格部において地表面から所要高さ位置までの範囲にわたって前記骨格部の外表面に接着された第1の被覆体と、
    前記第1の被覆体による未被覆部分を被覆し、前記骨格部の外表面に着脱可能に取り付けられた第2の被覆体と、を有していることを特徴とするビニールハウス。
  3. 前記各アーチ材の内側面には前記各アーチ材の揺動を規制する揺動規制部材が配設されていて、
    前記揺動規制部材が所要間隔毎の前記アーチ材の外周面に巻回されていることを特徴とする請求項1または2に記載のビニールハウス。
  4. 前記各アーチ材の両端部がアンカー体に連結されていて、少なくとも前記アンカー体の一部が地中に埋設されていることを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか一項に記載のビニールハウス。
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