JP5880503B2 - タッチパネル入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネル入力装置に関し、より特定的には、走査光路面での遮光に基づいて、操作部の操作面への接触を検知するタッチパネル入力装置に関する。
MFP(Multifunction Peripheral)などの一般的な画像形成装置には、操作パネルが設けられている。操作パネルは、ソフトウェアキーなどを含む操作画面を表示する表示パネルと、表示パネル上に配置されたタッチパネル入力装置とを備えている。画像形成装置は、表示パネルに表示されたソフトウェアキーなどへのタッチを、タッチパネル入力装置にて検知し、検知した箇所のキーなどに割り当てられた処理を実行する。これにより、ユーザーは、表示パネルに表示された操作画面にタッチすることにより機器設定などの操作を行うことができるため、直感的な操作が可能となり、高い操作性が実現される。
タッチパネル入力装置がタッチを検知する方式としては、たとえば光学式、抵抗膜方式、または静電容量式など、様々な形式がある。ここでは、これらの方式のうち光学式タッチパネル入力装置について説明する。
図27は、従来の光学式タッチパネル入力装置の構成を模式的に示す断面図である。図28は、従来の光学式タッチパネル入力装置における走査光路面を模式的に示す図である。
図27および図28を参照して、従来のタッチパネル入力装置は、表示パネル1100の操作面CP上のX軸方向の両端部に互いに対向して配置された一組の発光素子列1101および受光素子列1102と、表示パネル1100上のY軸方向の両端部に互いに対向して配置された一組の発光素子列および受光素子列とを備えている。発光素子列は、複数のLED(Light Emitting Diode)により構成されており、受光素子列は複数のPD(Photodiode)により構成されている。
光学式タッチパネル入力装置は、LEDの各々からの光をPDの各々で受光することにより、操作面CP上を走査し、受光光量が低下したPDの位置に基づいて、タッチ位置を特定する。従来の光学式タッチパネル入力装置では、LEDおよびPDの各々の高さが同一(操作面CPからの距離が同一)であるので、走査光路面SL101は操作面CPに対して平行に設けられている。走査光路面SL101は操作面CPに近接している。
光学式タッチパネル入力装置は、構造上パネルの大型化が容易で、センサー部に直接触れないため、耐久性が高いといった利点を有している。一方で、光学式タッチパネル入力装置は、操作面に付着した異物をタッチとして誤検知しやすいという欠点を有している。
操作面に付着した異物をタッチとして誤検知することを防止するために、従来の光学式タッチパネル入力装置は次の動作を行う。光学式タッチパネル入力装置は、PDの受光光量が低下した場合に遮光を検知し、受光光量が低下したPDの位置に基づいて、遮光された領域の面積(遮光面積)を算出する。そして、光学式タッチパネル入力装置は、算出した遮光面積が遮光面積の閾値より大きい場合には、遮光をタッチとして検知し、算出した遮光面積が遮光面積の閾値未満である場合には、遮光が異物によるものであると判断し、遮光をタッチとして検知しない。
従来の光学式タッチパネル入力装置に関する技術は、下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1の光学式タッチパネル入力装置は、対となる発光素子と受光素子とが形成するマトリクス状光軸の遮光によって操作面上のXY座標位置を検出する操作部と、操作部の検出結果に基づいて操作面上のゴミや埃等の付着物を検出する演算部と、操作面を面と垂直なZ軸方向に移動する操作面駆動部とを備える。演算部は、遮光領域の大きさが所定の閾値より小さい場合に付着物が操作画面上にあると判断し、操作面駆動部で操作面をZ軸方向に移動することで付着物の影響を排除する。
特開2010−181916号公報
従来の光学式タッチパネル入力装置においては、ユーザーが指先で行ったタッチを、タッチとして検知しないことがあった。このため、従来の光学式タッチパネル入力装置には、操作応答性が悪いという問題があった。
図29は、従来の光学式タッチパネル入力装置における指の操作状態と、指の接触面積と、接触判定との関係を表す図である。
図29を参照して、ユーザーが指の腹で操作面CPにタッチした場合には、(a)に示すように、走査光路面SL101の走査光路の多くが指によって遮光されるため、多数のPDにおいて受光光量が低下し、算出される遮光面積が大きくなる。その結果、遮光面積が遮光面積の閾値T2より大きくなり、タッチが検知される。一方、ユーザーが指の先で操作面CPにタッチした場合には、(b)に示すように、走査光路面SL101の走査光路のごくわずかのみが指によって遮光されるため、少数のPDのみにおいて受光光量が低下し、算出される遮光面積が小さくなる。その結果、遮光面積が遮光面積の閾値T2より小さくなり、タッチが検知されない。
ここで、ユーザーが指の先で操作面CPにタッチした場合に算出される遮光面積を大きくするために、走査光路面SL101を操作面CPから離れた位置に配置することも考えられる。しかし、この方法では、操作面CPに到達する前にタッチが検知されるおそれがある。また、ユーザーが操作面CPを斜めの方向から操作面CPを見ている場合には、視差に起因したタッチの検知位置のズレが大きくなるおそれもある。
ユーザーは、特に操作面が傾斜している場合、操作面の手前側をタッチする場合に、指の先を用いる傾向にある。
図30は、操作面CPが一定の高さおよび角度に固定されている場合における、操作位置と接触面積との関係を模式的に示す図である。
図30を参照して、たとえば、MFPの操作パネルなどにおいては、携帯端末などと異なり、水平面に対して操作面が傾斜した状態で、機器本体に対して固定されている。このような操作パネルを操作する場合、ユーザーは、支点となる手首を大きく動かすことなく指の向きのみを変えることで操作面へのタッチを行う。すなわち、ユーザーは、操作面CPの上部をタッチする場合には、(a)に示すように指の腹を用い、操作面CPの下部をタッチする場合には、(b)に示すように指の先を用いる傾向にある。このため、タッチ位置が操作面CPの下部になるほど、遮光面積が小さくなり、遮光面積の閾値に対するマージンは少なくなる。その結果、同じ力で操作面をタッチしても、タッチ位置によっては接触検知されにくくなり、操作応答性が悪くなっていた。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、操作応答性が良好なタッチパネル入力装置を提供することである。
本発明の一の局面に従うタッチパネル入力装置は、操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、操作部の操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部とを備え、第1および第2の走査光路は走査光路面を構成し、走査光路面は前記操作面に対して傾斜している。
上記タッチパネル入力装置において好ましくは、第1の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第1の発光素子列と、第1の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第1の受光素子列とを含み、第2の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第2の発光素子列と、第2の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第2の受光素子列とを含む。
本発明の他の局面に従うタッチパネル入力装置は、操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、操作部の操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部とを備え、第1および第2の走査光路は走査光路面を構成し、走査光路面は操作面に対して傾斜しており、第1の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第1の発光素子列と、第1の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第1の受光素子列とを含み、第2の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第2の発光素子列と、第2の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第2の受光素子列とを含み、第1の発光素子列は、操作面の手前側端部および奥側端部のうちいずれか一方に配置され、第1の受光素子列は、操作面の手前側端部および奥側端部のうちいずれか他方に配置され、操作面の手前側端部に配置された第1の発光素子列または受光素子列と、操作面との距離は、操作面の奥側端部に配置された第1の発光素子列または受光素子列と、操作面との距離よりも大きく、第2の発光素子列および受光素子列は、第2の走査光路が第1の走査光路と交わる位置に配置される。
本発明のさらに他の局面に従うタッチパネル入力装置は、操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、操作部の操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部と、直線状の第3の走査光路を形成する第3の走査光路形成部と、第3の走査光路に交差する直線状の第4の走査光路を形成する第4の走査光路形成部とを備え、第1および第2の走査光路は、操作面との距離が相対的に小さい下部走査光路面を構成し、第3および第4の走査光路は、操作面との距離が相対的に大きい上部走査光路面を構成し、操作部の接触を検知する走査光路面を、上部走査光路面および下部走査光路面の間で切り替える切替手段と、下部走査光路面で遮光を検知した場合に、下部走査光路面での遮光面積に基づいて、操作面への接触を検知する第1の接触検知手段と、第1の接触検知手段にて接触を検知した場合に、操作部が接触した位置を特定する位置特定手段と、位置特定手段にて特定した位置の移動を検知する移動検知手段とをさらに備え、移動検知手段にて移動を検知した場合に、切替手段は、操作面への接触を検知する走査光路面を上部走査光路面に切り替え、上部走査光路面での遮光面積に基づいて、操作面から操作部が離れたことを検知する非接触検知手段をさらに備える。
本発明のさらに他の局面に従うタッチパネル入力装置は、操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、操作部の操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部と、直線状の第3の走査光路を形成する第3の走査光路形成部と、第3の走査光路に交差する直線状の第4の走査光路を形成する第4の走査光路形成部とを備え、第1および第2の走査光路は、操作面との距離が相対的に小さい下部走査光路面を構成し、第3および第4の走査光路は、操作面との距離が相対的に大きい上部走査光路面を構成し、操作部の接触を検知する走査光路面を、上部走査光路面および下部走査光路面の間で切り替える切替手段と、水平面に対する操作面の傾斜角度を検出する角度検出手段とをさらに備え、角度検出手段にて検出した傾斜角度が第1の閾値以上の場合に、切替手段は、操作面への接触を検知する走査光路面を上部走査光路面に切り替え、角度検出手段にて検出した傾斜角度が第1の閾値未満である場合に、切替手段は、操作面への接触を検知する走査光路面を下部走査光路面に切り替える。
本発明のさらに他の局面に従うタッチパネル入力装置は、操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、操作部の操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部と、直線状の第3の走査光路を形成する第3の走査光路形成部と、第3の走査光路に交差する直線状の第4の走査光路を形成する第4の走査光路形成部とを備え、第1および第2の走査光路は、操作面との距離が相対的に小さい下部走査光路面を構成し、第3および第4の走査光路は、操作面との距離が相対的に大きい上部走査光路面を構成し、操作部の接触を検知する走査光路面を、上部走査光路面および下部走査光路面の間で切り替える切替手段と、下部走査光路面で遮光を検知した場合に、遮光位置に表示されているキーのサイズを特定するキー特定手段とをさらに備え、キー特定手段にて特定したキーのサイズが第2の閾値未満である場合に、切替手段は、操作面への接触を検知する走査光路面を上部走査光路面に切り替え、切替手段にて切り替えた後、上部走査光路面での遮光面積に基づいて、操作面への接触の有無を検知する第2の接触検知手段をさらに備える。
本発明のさらに他の局面に従うタッチパネル入力装置は、操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、操作部の操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部と、直線状の第3の走査光路を形成する第3の走査光路形成部と、第3の走査光路に交差する直線状の第4の走査光路を形成する第4の走査光路形成部とを備え、第1および第2の走査光路は、操作面との距離が相対的に小さい下部走査光路面を構成し、第3および第4の走査光路は、操作面との距離が相対的に大きい上部走査光路面を構成し、操作部の接触を検知する走査光路面を、上部走査光路面および下部走査光路面の間で切り替える切替手段と、下部走査光路面で遮光を検知した場合に、遮光位置の個数を取得する個数取得手段とをさらに備え、個数取得手段にて取得した個数が複数である場合に、切替手段は、操作面への接触を検知する走査光路面を上部走査光路面に切り替え、切替手段にて切り替え後、上部走査光路面での遮光面積に基づいて、操作面への接触の有無を検知する第3の接触検知手段をさらに備える。
上記タッチパネル入力装置において好ましくは、上部走査光路面は、操作面に対して平行である。
上記タッチパネル入力装置において好ましくは、第1の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第1の発光素子列と、第1の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第1の受光素子列とを含み、第2の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第2の発光素子列と、第2の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第2の受光素子列とを含み、第3の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第3の発光素子列であって、第1の発光素子列の上部に設けられた第3の発光素子列と、第3の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第3の受光素子列であって、第1の受光素子列の上部に設けられた第3の受光素子列とを含み、第4の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第4の発光素子列であって、第2の発光素子列の上部に設けられた第4の発光素子列と、第4の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第4の受光素子列であって、第2の受光素子列の上部に設けられた第4の受光素子列とを含む。
本発明によれば、操作応答性が良好なタッチパネル入力装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における操作パネル装置1の構成を示すブロック図である。 走査光路L1およびL2によって構成される走査光路面SL1と操作面CPとの関係を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の構成を模式的に示す右側面図である。 走査光路面と遮光面積との関係を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるタッチパネル10の第1の構成を模式的に示す平面図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるタッチパネル10の第1の構成を模式的に示す右側面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるタッチパネル10の第2および第3の構成を模式的に示す平面図である。 図10のVIII−VIII線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第1の動作を説明する図である。 フリック操作が行われた場合の遮光面積の時間変化を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第1の動作を示すフローチャートである。 操作面CPの角度と操作面CPにタッチする指との関係を模式的に示す図である。 操作面CPの角度と遮光面積との関係を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第2の動作を示すフローチャートである。 操作面CPに表示される操作画面の一例を模式的に示す図である。 キーのサイズと遮光面積との関係を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第3の動作を示すフローチャートである。 操作面CPに表示される操作画面の他の例を模式的に示す図である。 マルチタッチ操作における遮光面積を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第4の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の第1の変形例の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の第2の変形例の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の第3の変形例の構成を模式的に示す平面図である。 従来の光学式タッチパネルの構成を模式的に示す断面図である。 従来の光学式タッチパネルにおける走査光路面を模式的に示す図である。 従来の光学式タッチパネル入力装置における指の操作状態と、指の接触面積と、接触判定との関係を表す図である。 操作面CPが一定の高さおよび角度に固定されている場合における、操作位置と接触面積との関係を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態においては、タッチパネル入力装置が、画像形成装置に搭載されている操作パネル装置である場合について示す。画像形成装置としては、たとえばMFP、ファクシミリ装置、複写機、またはプリンターなどがある。タッチパネル入力装置は、操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、操作部の操作面への接触を検知するものであればよく、たとえばタブレット、PC(Personal Computer)、携帯電話、または券売機などの画像形成装置以外のものに搭載されていてもよい。
本明細書において、「走査光路」とは、発光素子からの光が受光素子で受光されるまでにたどる経路であって、操作部の検知に用いられる経路を意味している。「走査光路面」とは、複数の走査光路によって構成される面であって、操作部の検知に用いられる面を意味している。「走査光路面と操作面との距離」とは、操作面内の任意の位置と、その位置から操作面の法線方向に向かう直線上に存在する走査光路面内の位置との距離を意味している。
[第1の実施の形態]
始めに、本実施の形態におけるタッチパネル入力装置が搭載される画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す斜視図である。
図1を参照して、画像形成装置100は、ここではスキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、ネットワーク機能、BOX機能、およびプリンターとしての機能などを備えたMFPである。画像形成装置100は、原稿を光学的に読取って画像データを得るスキャナー部110と、画像データに基づいて用紙上に画像を印刷するプリントエンジン120とを主に備えている。画像形成装置100の本体上面には、スキャナー部110に原稿を送るフィーダー130が配置され、画像形成装置の下部には、プリントエンジン120に用紙を供給する複数の給紙部140が配置される。また、画像形成装置100の中央部には、プリントエンジン120によって画像を形成された用紙が排紙されるトレー150が設けられている。
画像形成装置100は、さらに、本実施の形態におけるタッチパネル入力装置としての操作パネル装置1を備えている。操作パネル装置1は、画像形成装置100の本体上面の前面側(ユーザーが位置する側)に装着されている。操作パネル装置1は、画像形成装置100を操作するための装置である。操作パネル装置1は、ユーザーからの各種の指示、数字、文字、または記号などの入力操作を受付けるための複数のハードウェアキー91と、表示パネル(表示装置)93と、タッチパネル10とを含んでいる。表示パネル93は、画像形成装置100に関する各種操作を受け付ける操作画面などの各種情報をユーザーに対して表示する。タッチパネル10は、指などの操作部によるメニュー画面への操作(たとえば操作画面へタッチする操作)を検知する。表示パネル93は、操作部による操作を受け付ける平面である操作面CP(図2)を有している。
操作パネル装置1は、ユーザーが画像形成装置100の前に立った状態で操作しやすいように、操作面が水平面に対して傾斜するように取り付けられる。画像形成装置100によっては、車いすのユーザーなどにも配慮して、操作面の角度を可変できる構成のものもある。
次に、本実施の形態における操作パネル装置1の構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態における操作パネル装置1の構成を示すブロック図である。なお、X軸とY軸とは互いに直交している。図2、図4、図7、図10、図24、および図25においては、図中下側に操作パネル装置1を操作するユーザーが存在しているものとする。以降の図では、操作面CPにおけるユーザーに近い側を手前側と呼び、ユーザーから遠い側を操作面CPの奥側と呼ぶことがある。
図2を参照して、本実施の形態における操作パネル装置1は、タッチパネル10と、制御部30と、角度取得部50とを含んでいる。
タッチパネル10は、操作面CP上に配置されている。タッチパネル10は、X軸方向に直線状に配列した複数の発光素子によって構成される発光素子列11と、X軸方向に直線状に配列した複数の受光素子によって構成される受光素子列12と、Y軸方向に直線状に配列した複数の発光素子によって構成される発光素子列13と、Y軸方向に直線状に配列した複数の受光素子によって構成される受光素子列14とを含んでいる。
発光素子列11および受光素子列12は、対向しており、複数の走査光路L1を形成する。発光素子列11は操作面CPの奥側端部に配置されており、受光素子列12は操作面CPの手前側端部に配置されている。複数の走査光路L1の各々は、発光素子列11を構成する複数の発光素子の各々からの光が、受光素子列12を構成する複数の受光素子の各々で受光されるまでにたどる経路であり、Y軸方向に延在している。
発光素子列13および受光素子列14は、対向しており、複数の走査光路L2を形成する。発光素子列13は操作面CPの左端部に配置されており、受光素子列14は操作面CPの右端部に配置されている。複数の走査光路L2の各々は、発光素子列13を構成する複数の発光素子の各々からの光が、受光素子列14を構成する複数の受光素子の各々で受光されるまでにたどる経路であり、X軸方向に直線状に延在している。発光素子はたとえばLEDよりなっており、受光素子はたとえばPDよりなっている。
制御部30は、タッチパネル10で検知した操作の位置を取得し、取得した位置に応じた入力情報を取得する。制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などにより構成されている。制御部30は、スキャン回路31と、接触判断部32と、座標検出部33とを含んでいる。
スキャン回路31は、発光素子列11および13を構成する全ての発光素子、および受光素子列12および14を構成する全ての受光素子の各々に接続されている。スキャン回路31は、発光素子および受光素子を順次スキャンし、各発光素子に対応する各受光素子の入力(受光光量)を接触判断部32および座標検出部33に送信する。接触判断部32は、スキャン回路31から受信した各受光素子の入力に基づいて、操作面CPに操作部が接触したか否かの判断を行う。接触判断部32は、操作面CPに操作部が接触したと判断した場合に、接触検知信号を座標検出部33に送信する。座標検出部33は、接触判断部32からの接触検知信号をトリガとし、スキャン回路31から受信した各受光素子の入力に基づいて、走査光路が操作部によって塞がれた部分(遮光された部分)を特定し、操作部が操作面CPに接触した位置の座標を画像形成装置100の制御部に送信する。
角度取得部50は、操作パネル装置1の操作面の水平面に対する傾斜角度を取得し、接触判断部32に送信する。角度取得部50は、操作パネル装置1のヒンジ部などに取り付けられている。
図3は、走査光路L1およびL2によって構成される走査光路面SL1と操作面CPとの関係を模式的に示す図である。
図3を参照して、複数の走査光路L1およびL2は、平面である走査光路面(走査面)SL1を構成している。走査光路面SL1は操作面CPに対して傾斜している。走査光路面SL1の傾斜方向および傾斜角度は任意である。操作面CPの手前側端部における走査光路面SL1は、操作面CPの奥側端部における走査光路面SL1よりも高い(操作面CPから離れている)。操作パネル装置1は、走査光路面SL1での遮光に基づいて、操作部が操作面CPへ接触したことを検知する。
次に、操作パネル装置1による操作部の接触の検知方法と、操作部の接触位置の検出方法とを詳細に説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の構成を模式的に示す平面図である。図5は、本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の構成を模式的に示す右側面図である。
図4および図5を参照して、発光素子列11は発光素子A1〜Anによって構成されており、受光素子列12は受光素子B1〜Bnによって構成されており、発光素子列13は発光素子C1〜Cmによって構成されており、受光素子列14は受光素子D1〜Dmによって構成されている。発光素子A1〜Anの各々の光は、受光素子B1〜Bnの各々で受光され、発光素子C1〜Cmの各々の光は、受光素子D1〜Dmの各々で受光される(nおよびmは自然数)。
受光素子列12と操作面CPとの距離は、発光素子列11と操作面CPとの距離よりも大きい。これにより、操作面CPの手前側端部における走査光路面SL1は、操作面CPの奥側端部における走査光路面SL1よりも高くなる。Y軸方向に配列した発光素子C1〜Cmおよび受光素子D1〜Dmの各々は、走査光路L1と高さを合わせるように徐々に高さを変えて配置されている。これにより、複数の走査光路L2の各々が複数の走査光路L1の各々と交わり、複数の走査光路L1およびL2が一つの走査光路面SL1を構成する。
スキャン回路31は、発光素子A1および受光素子B1の組、発光素子A2および受光素子B2の組、発光素子A3および受光素子B3の組・・・という順番で、操作面CPの左側から右側に向かって発光素子A1〜Anおよび受光素子B1〜Bnの各々をオンし、それぞれの受光素子B1〜Bnで受光した光量を入手する。続いてスキャン回路31は、発光素子C1および受光素子D1の組、発光素子C2および受光素子D2の組、発光素子C3および受光素子D3の組・・・という順番で、操作面CPの奥側から手前側に向かって発光素子C1〜Cmおよび受光素子D1〜Dmの各々をオンし、それぞれの受光素子D1〜Dmで受光した光量を入手する。次にスキャン回路31は、受光素子B1〜BnおよびD1〜Dmの各々で受光した光量を、接触判断部32または座標検出部33に送信する。これにより、走査光路面SL1の1回のスキャンが完了する。
ここでは、操作面CPの領域P1が指でタッチされた場合を想定する。この場合、発光素子A8から受光素子B8へ向かう走査光路L1aと、発光素子A9から受光素子B9へ向かう走査光路L1bとが指によって塞がれる。同様に、発光素子C6ら受光素子D6へ向かう走査光路L2aと、発光素子C7から受光素子D7へ向かう走査光路L2bとが指によって塞がれる。その結果、受光素子B8、B9、D6、およびD7の受光光量が、受光光量の閾値T1(たとえば受光素子の最大の受光光量の70%)を下回る。
接触判断部32は、1回のスキャンの結果、受光光量が閾値T1を下回る受光素子が発生すると、走査光路面SL1での遮光を検知し、受光光量が閾値T1を下回った受光素子の位置に基づいて遮光面積を算出する。ここでは、受光素子B8、B9、D6、およびD7の位置に基づいて、遮光面積が「4S」と算出される。
なお、遮光面積の算出の際には、接触判断部32は、受光光量が閾値T1を下回った受光素子と近接する他の受光素子の受光光量にさらに基づいてもよい。この場合には、算出する遮光面積の分解能を向上することができる。
接触判断部32は、算出した遮光面積が遮光面積の閾値T2(たとえば「2S」)以上である場合には、操作面CPに操作部が接触したと判断し、接触検知信号を座標検出部33に送信する。一方、接触判断部32は、算出した遮光面積が閾値T2未満である場合には、操作面CPに異物が付着したものと判断し、接触検知信号を送信しない。
座標検出部33は、接触判断部32からの接触検知信号を受信すると、受光素子B8、B9、D6、およびD7の位置に基づいて、遮光された領域である領域P1を特定する。そして座標検出部33は、領域P1の中心の座標を、操作部が接触した位置の座標として検出し、画像形成装置100の制御部に送信する。
続いて、本実施の形態の効果について説明する。
図6は、走査光路面と遮光面積との関係を模式的に示す図である。(a)は、従来のタッチパネル入力装置における走査光路面と遮光面積との関係を示す図であり、(b)は、本実施の形態の操作パネル装置1における走査光路面と遮光面積との関係を示す図である。
図6(a)を参照して、従来のタッチパネル入力装置においては、走査光路面SL101が操作面CPに対して水平である。ユーザーが操作面CPを指の先でタッチした場合、遮光面積が小さくなり、タッチが検知されにくい。
図6(b)を参照して、本実施の形態の操作パネル装置1においては、走査光路面SL1が操作面CPに対して傾斜しているので、ユーザーが操作面CPを指の先でタッチした場合であっても、走査光路面SL1の走査光路が指の太い部分によって遮光され、遮光面積が大きくなる。これにより、指の先でタッチした場合の遮光面積の閾値に対するマージンが大きくなる。その結果、操作応答性が良好になる。
加えて、図3に示すように、操作面CPの手前側端部における走査光路面SL1が操作面CPの奥側端部における走査光路面SL1よりも高い場合には、ユーザーが操作面CPの手前側の部分をタッチした場合に、走査光路面SL1の走査光路が指の太い部分によって遮光され易くなり、操作面CPの奥側の部分へのタッチによる遮光面積と、操作面CPの手前側の部分へのタッチによる遮光面積との差が小さくなる。その結果、操作面CP内での均一な操作感を得ることができる。加えて、タッチ検知の失敗や、スクロール中の誤リリースなどを防止することができる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、始めに、本実施の形態の操作パネル装置1におけるタッチパネル10の構成、および操作パネル装置1の基本的な動作について説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるタッチパネル10の第1の構成を模式的に示す平面図である。図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。図9は、本発明の第2の実施の形態におけるタッチパネル10の第1の構成を模式的に示す右側面図である。
図7〜図9を参照して、第1の構成を有するタッチパネル10は、操作面CP上に配置されている。タッチパネル10は、X軸方向に配列した複数の発光素子によって構成される発光素子列11および21と、X軸方向に配列した複数の受光素子によって構成される受光素子列12および22と、Y軸方向に配列した複数の発光素子によって構成される発光素子列13および23と、Y軸方向に配列した複数の受光素子によって構成される受光素子列14および24とを含んでいる。発光素子列11および21は、操作面CPの奥側端部に設けられており、受光素子列12および22は、操作面CPの手前側端部に設けられている。発光素子列13および23は、操作面CPの左側端部に設けられており、受光素子列14および24は、操作面CPの右側端部に設けられている。
発光素子列11および受光素子列12によって形成される複数の走査光路L1と、発光素子列13および受光素子列14によって形成される複数の走査光路L2とは、互いに直交している。複数の走査光路L1および走査光路L2は、平面であり、かつ操作面CPに対して平行な走査光路面SL1(下部走査光路面の一例)を構成している。
発光素子列21は発光素子列11の上部に積み重ねられており、受光素子列22は受光素子列12の上部に積み重ねられている。発光素子列23は発光素子列13の上部に積み重ねられており、受光素子列24は受光素子列14の上部に積み重ねられている。発光素子列21および受光素子列22は、対向しており、複数の走査光路L3を形成する。複数の走査光路L3の各々は、発光素子列21を構成する複数の発光素子の各々からの光が、受光素子列22を構成する複数の受光素子の各々で受光されるまでにたどる経路であり、Y軸方向に延在している。発光素子列23および受光素子列24は、対向しており、複数の走査光路L4を形成する。複数の走査光路L4の各々は、発光素子列23を構成する複数の発光素子の各々からの光が、受光素子列24を構成する複数の受光素子の各々で受光されるまでにたどる経路であり、X軸方向に延在している。
複数の走査光路L3と複数の走査光路L4とは、互いに直交している。複数の走査光路L3と複数の走査光路L4とは、平面であり、かつ操作面CPに対して平行な走査光路面SL2(上部走査光路面の一例)を構成している。走査光路面SL2は走査光路面SL1よりも高い位置に存在している。言い換えれば、走査光路面SL2と操作面CPとの距離は、走査光路面SL1と操作面CPとの距離よりも大きい。
操作パネル装置1は、スキャン回路31を用いて、タッチパネルの設置状態やユーザーの操作方法などに応じて、操作部の接触の検知に用いる走査光路面を、走査光路面SL1と走査光路面SL2との間で切り替える。操作パネル装置1は、走査光路面SL1を用いて接触部の接触の検知を行う場合には、発光素子列21および23を構成する発光素子、ならびに受光素子列22および24を構成する受光素子を全てオフした状態で、発光素子列11および13を構成する発光素子、ならびに受光素子列12および14を構成する受光素子を順番にオンする。操作パネル装置1は、走査光路面SL2を用いて接触部の接触の検知を行う場合には、発光素子列11および13を構成する発光素子、ならびに受光素子列12および14を構成する受光素子を全てオフした状態で、発光素子列21および23を構成する発光素子、ならびに受光素子列22および24を構成する受光素子を順番にオンする。
本実施の形態のタッチパネル10は、図7〜図9に示す第1の構成の代わりに、以下の第2または第3の構成を有していてもよい。
図10は、本発明の第2の実施の形態におけるタッチパネル10の第2および第3の構成を模式的に示す平面図である。図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図である。(a)は、第2の構成を示す断面図であり、(b)は、第3の構成を示す断面図である。なお、図10では、第2の構成の場合の走査光路の向きで、矢印L1およびL3を付している。
図10および図11(a)を参照して、第2の構成を有するタッチパネル10は、操作面CPに対して平行な走査光路面SL1と、操作面CPに対して傾斜した走査光路面SL2とを有している。走査光路面SL2は走査光路面SL1よりも高い位置に存在している。第2の構成を有するタッチパネル10は、発光素子列21を含んでいない。第2の構成を有するタッチパネル10は、X軸方向に直線状に配列した複数の発光素子によって構成される発光素子列11と、X軸方向に直線状に配列した複数の受光素子によって構成される受光素子列12および22と、Y軸方向に直線状に配列した複数の発光素子によって構成される発光素子列13および23と、Y軸方向に直線状に配列した複数の受光素子によって構成される受光素子列14および24とを含んでいる。
複数の走査光路L3は、発光素子列11および受光素子列22によって形成される。すなわち、発光素子列11を構成する発光素子の各々の光は、受光素子列22を構成する受光素子の各々で受光される。複数の走査光路L3と、発光素子列23および受光素子列24によって形成される複数の走査光路L4とは、互いに直交している。複数の走査光路L3と複数の走査光路L4とは、操作面CPに対して傾斜した平面である走査光路面SL2を構成している。
操作パネル装置1は、スキャン回路31を用いて、タッチパネルの設置状態やユーザーの操作方法などに応じて、操作部の接触の検知に用いる走査光路面を、走査光路面SL1と走査光路面SL2との間で切り替える。操作パネル装置1は、走査光路面SL1を用いて接触部の接触の検知を行う場合には、発光素子列23を構成する発光素子、ならびに受光素子列22および24を構成する受光素子を全てオフした状態で、発光素子列11および13を構成する発光素子、ならびに受光素子列12および14を構成する受光素子を順番にオンする。操作パネル装置1は、走査光路面SL2を用いて接触部の接触の検知を行う場合には、発光素子列13を構成する発光素子、ならびに受光素子列12および14を構成する受光素子を全てオフした状態で、発光素子列11および23を構成する発光素子、ならびに受光素子列22および24を構成する受光素子を順番にオンする。
図10および図11(b)を参照して、第3の構成を有するタッチパネル10は、操作面CPに対して平行な走査光路面SL1と、操作面CPに対して傾斜した走査光路面SL2とを有している。走査光路面SL2は走査光路面SL1よりも高い位置に存在している。第3の構成を有するタッチパネル10は、受光素子列22を含んでいない。第3の構成を有するタッチパネル10は、X軸方向に直線状に配列した複数の発光素子によって構成される発光素子列11および21と、X軸方向に直線状に配列した複数の受光素子によって構成される受光素子列12と、Y軸方向に直線状に配列した複数の発光素子によって構成される発光素子列13および23と、Y軸方向に直線状に配列した複数の受光素子によって構成される受光素子列14および24とを含んでいる。発光素子列11および21は、操作面CPの手前側端部に設けられており、受光素子列12は、操作面CPの奥側端部に設けられている。
複数の走査光路L3は、発光素子列21および受光素子列12によって形成される。すなわち、発光素子列21を構成する発光素子の各々の光は、受光素子列12を構成する受光素子の各々で受光される。複数の走査光路L3と、発光素子列23および受光素子列24によって形成される複数の走査光路L4とは、互いに直交している。複数の走査光路L3と複数の走査光路L4とは、操作面CPに対して傾斜した平面である走査光路面SL2を構成している。
操作パネル装置1は、スキャン回路31を用いて、タッチパネルの設置状態やユーザーの操作方法などに応じて、操作部の接触の検知に用いる走査光路面を、走査光路面SL1と走査光路面SL2との間で切り替える。操作パネル装置1は、走査光路面SL1を用いて接触部の接触の検知を行う場合には、発光素子列21および23を構成する発光素子、ならびに受光素子列24を構成する受光素子を全てオフした状態で、発光素子列11および13を構成する発光素子、ならびに受光素子列12および14を構成する受光素子を順番にオンする。操作パネル装置1は、走査光路面SL2を用いて接触部の接触の検知を行う場合には、発光素子列11および13を構成する発光素子、ならびに受光素子列14を構成する受光素子を全てオフした状態で、発光素子列21および23を構成する発光素子、ならびに受光素子列12および24を構成する受光素子を順番にオンする。
なお、上述の操作パネル装置1は、3段以上の走査光路面を有していてもよい。
上述以外の操作パネル装置1の構成および動作、ならびに操作パネル装置1が搭載される画像形成装置100の構成および動作などは、第1の実施の形態の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。
続いて、本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第1〜第4の動作について詳細に説明する。なお、第1〜第4の動作を行う操作パネル装置1のタッチパネル10は、上述の第1〜第3の構成のいずれを有していてもよい。操作パネル装置1は、第1〜第4の動作のうち少なくともいずれか1つの動作を行うものであってもよい。
図12は、本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第1の動作を説明する図である。
図12を参照して、第1の動作は、ユーザーが操作面CP上でフリック操作(画面のスクロール動作)を行った場合の動作である。操作パネル装置1は、始めに走査光路面SL1を用いて接触部の接触の有無の検知を行う。ユーザーがフリック操作の始点となるタッチを行うと、操作パネル装置1は、走査光路面SL1で遮光を検知し、走査光路面SL1での遮光面積に基づいて、操作面CPへの接触を検知する。次に操作パネル装置1は、ユーザーの指が接触した位置を特定し、特定した位置の移動の有無の検知を行う。
ユーザーが指の移動を開始すると、操作パネル装置1は、特定した位置の移動を検知し、接触部の接触の有無の検知を行う走査光路面を、走査光路面SL1から走査光路面SL2に切り替える。ユーザーの指が操作面CPに接触している限り、操作面CPへの接触が検知され続ける。なお、操作パネル装置1は、特定した位置の移動を検知した場合に、特定した位置を移動の始点とする。
ユーザーが指の移動を終え、操作面CPから指を離すと、操作パネル装置1は、走査光路面SL2で遮光を検知しなくなる。操作パネル装置1は、走査光路面SL2での遮光面積が閾値T2未満となった場合には、操作面CPから指が離れたことを検知する。操作パネル装置1は、操作面CPから指が離れた位置を特定し、特定した位置を移動の終点とする。
図13は、フリック操作が行われた場合の遮光面積の時間変化を模式的に示す図である。(a)は、走査光路面SL1での遮光面積の時間変化を示す図であり、(b)は、走査光路面SL2での遮光面積の時間変化を示す図である。
図13を参照して、フリック操作のように、ユーザーが指を操作面上で移動させる際には、移動中に指が操作面から一時的に離れることがある。この指の動きは遮光面積の揺らぎを招く。
操作パネル装置1が、走査光路面SL1での検知結果に基づいて、ユーザーの指が操作面から離れたか否かを検知する場合には、(a)に示すように、ユーザーの指が一時的に離れた時刻TM1で、走査光路面SL1での遮光面積が閾値T2を下回る。その結果、操作パネル装置1は、時刻TM1における指の位置を、移動の終点であると誤って判断するおそれがある。
一方、操作パネル装置1が、走査光路面SL2での検知結果に基づいて、ユーザーの指が操作面から離れたか否かを検知する場合には、(b)に示すように、ユーザーの指が一時的に離れた時刻TM1では、走査光路面SL2での遮光面積は閾値T2を下回らない。その結果、操作パネル装置1は、ユーザーが操作面から指を離した時刻TM2における指の位置を、移動の終点であると正しく判断することができる。
図14は、本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第1の動作を示すフローチャートである。
図14を参照して、操作パネル装置1の制御部30は、電源がオンされると、走査光路面SL1(第1の走査光路面)でスキャンを開始する(S101)。次に制御部30は、走査光路面SL1で遮光を検知したか否かを判別する(S103)。
ステップS103において、走査光路面SL1で遮光を検知したと判別した場合(S103でYES)、制御部30は、遮光面積が基準値(閾値T2)以上であるか否かを判別する(S105)。
ステップS105において、遮光面積が基準値以上であると判別した場合(S105でYES)、制御部30は、遮光をタッチとして検知し(S107)、ステップS109の処理へ進む。
ステップS103において、走査光路面SL1で遮光を検知しないと判別した場合(S103でNO)、またはステップS105において、遮光面積が基準値未満であると判別した場合(S105でNO)、制御部30は、遮光をタッチとして検知せず(S121)、ステップS101の処理へ進む。
ステップS109において、制御部30は、走査光路面SL1でのスキャンを再び開始し(S109)、遮光面積が基準値(閾値T2)以上であるか否かを判別する(S111)。
ステップS111において、遮光面積が基準値以上であると判別した場合(S111でYES)、制御部30は、遮光位置に基づいて接触位置を決定し(S113)、ステップS109の処理へ進む)。
ステップS111において、遮光面積が基準値未満であると判別した場合(S111でNO)、制御部30は、接触位置が移動したか否かを判別する(S115)。
ステップS115において、接触位置が移動したと判別した場合(S115でYES)、制御部30は、走査光路面SL2(第2の走査光路面)でスキャンを開始する(S117)。続いて制御部30は、走査光路面SL2で遮光を検知したか否かを判別する(S119)。
ステップS119において、走査光路面SL2で遮光を検知したと判別した場合(S119でYES)、ユーザーが操作面上で指を移動し続けている状態にある。この場合、制御部30はステップS109の処理へ進む。
ステップS119において、走査光路面SL2で遮光を検知しないと判別した場合(S119でNO)、ユーザーが指を操作面から離した状態にある。この場合、制御部30は、遮光をタッチとして検知せず(S121)、ステップS101の処理へ進む。
続いて、操作パネル装置1の第2の動作について説明する。第2の動作は、操作面の角度に応じて、操作面への接触を検知する走査光路面を切り替えるものである。
図15は、操作面CPの角度と操作面CPにタッチする指との関係を模式的に示す図である。
図15を参照して、画像形成装置100の中には操作パネル装置1の角度が可変であるものも多く存在しており、操作パネル装置1の角度が可変である構成では、操作パネル装置1の角度についても配慮する必要がある。
水平面に対する操作面CPの傾斜角度が角度θ1である場合と、角度θ2である場合とが示されている。角度θ1は角度θ2よりも小さい。傾斜角度が角度θ1である場合には、操作面CPが水平に近い状態となる。この場合には、タッチする位置が操作面CP上のどの位置であっても、ユーザーは指の腹で操作面CPにタッチする傾向にある。一方、傾斜角度が角度θ2である場合には、操作面CPが鉛直に近い状態となる。この場合において、タッチする位置が操作面CP上の奥側の部分であるときは、ユーザーは指の腹で操作面CPにタッチする傾向にあり、タッチする位置が操作面CP上の手前側の部分であるとき(矢印F1で示すタッチのとき)は、ユーザーは指の先で操作面CPにタッチする傾向にある。
図16は、操作面CPの角度と遮光面積との関係を模式的に示す図である。
図15および図16を参照して、傾斜角度が角度θ1である場合、ユーザーは、操作する指の支点となる手首や腕を移動しやすい。このため、操作面CP上のタッチする位置の違いによる指の操作角度の変化が小さく、タッチする位置の違いによる遮光面積の変化量は小さい。一方、傾斜角度が角度θ2である場合、操作面CP上の奥側の部分では遮光面積が比較的大きくなるが、手前側の部分では遮光面積は小さくなる。したがって、矢印F1で示すようなタッチが行われた場合には、遮光面積が小さくなり、タッチが検知されにくくなる。
矢印F1で示すようなタッチを検知しやすくするために、操作パネル装置1は、第2の動作として以下の動作を行う。操作パネル装置1は、角度取得部50を用いて操作面CPの水平面に対する傾斜角度を取得する。そして操作パネル装置1は、傾斜角度が基準値θT以上の場合に、操作面CPへの接触を検知する走査光路面を走査光路面SL2に切り替え、傾斜角度が基準値θT未満である場合に、操作面CPへの接触を検知する走査光路面を走査光路面SL1に切り替える。
なお、操作パネル装置1が第2の動作を行う場合には、操作パネル装置1は図11(b)に示す第3の構成を有していることが好ましい。
操作パネル装置1が第2の動作を行う場合、操作パネル装置1の装着位置やユーザーの身長などによっては上記の傾向が当てはまらない場合もある、したがって、傾斜角度に基づいて、操作面CPへの接触を検知する走査光路面を走査光路面SL1に切り替えた後であっても、遮光面積が小さい場合には、操作面CPへの接触を検知する走査光路面を走査光路面SL2に切り替えるようにしてもよい。
図17は、本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第2の動作を示すフローチャートである。
図17を参照して、操作パネル装置1の制御部30は、電源がオンされると、操作面CPの傾斜角度を取得し(S201)、傾斜角度が基準値θT以上であるか否かを判別する(S203)。
ステップS203において、傾斜角度が基準値θT以上であると判別した場合(S203でYES)、制御部30は、走査光路面SL2(第2の走査光路面)でスキャンを開始し(S205)、ステップS207の処理へ進む。一方、ステップS203において、傾斜角度が基準値θT未満であると判別した場合(S203でNO)、制御部30は、走査光路面SL1(第1の走査光路面)でスキャンを開始し(S213)、ステップS207の処理へ進む。
ステップS207において、制御部30は、スキャンをした走査光路面で遮光を検知したか否かを判別する(S207)。
ステップS207において、スキャンをした走査光路面で遮光を検知したと判別した場合(S207でYES)、制御部30は、遮光面積が基準値以上であるか否かを判別する(S209)。一方、ステップS207において、スキャンをした走査光路面で遮光を検知しないと判別した場合(S207でNO)、制御部30はステップS201の処理へ進む。
ステップS209において、遮光面積が基準値以上であると判別した場合(S209でYES)、制御部30は、遮光をタッチとして検知し(S211)、ステップS201の処理へ進む。
ステップS209において、遮光面積が基準値未満であると判別した場合(S209でNO)、制御部30は、遮光をタッチとして検知せず(S215)、ステップS201の処理へ進む。
続いて、操作パネル装置1の第3の動作について説明する。第3の動作は、操作部を検知した接触点に表示されているキーのサイズに応じて、操作面への接触を検知する走査光路面を切り替えるものである。
図18は、操作面CPに表示される操作画面の一例を模式的に示す図である。
図18を参照して、この操作画面は、複数のキーKY1およびKY2を含んでいる。キーKY1のサイズは比較的大きく、キーKY2のサイズは比較的小さい。
図19は、キーのサイズと遮光面積との関係を模式的に示す図である。
図19を参照して、キーKY1のように比較的大きいサイズのキーをタッチする場合、ユーザーは、矢印F2で示すように、通常の画面操作と同じ様に指の腹を使ってキーを確実にタッチしようとする。その結果、遮光面積は大きくなる。一方、キーKY2のように比較的小さいサイズのキーをタッチする場合、ユーザーは、矢印F3で示すように、指の先を使って狙いを定めてキーをタッチしようとする。その結果、遮光面積は小さくなる。
操作パネル装置1は、第3の動作として以下の動作を行う。操作パネル装置1は、操作面CPへの接触を検知する走査光路面を走査光路面SL1に切り替え、走査光路面SL1での遮光の有無を検知する。操作パネル装置1は、走査光路面SL1での遮光を検知すると、たとえば操作面CPに表示されている操作画面の情報をROMなどから入手することにより、遮光位置に表示されているキーのサイズを特定する。操作パネル装置1は、特定したキーのサイズが閾値T3未満である場合に、操作面への接触を検知する走査光路面を走査光路面SL2に切り替え、走査光路面SL2での遮光面積に基づいて、操作面への接触の有無を検知する。これにより、小さいサイズのキーのタッチを検知しやすくなり、均一な操作感を得ることができる。
図20は、本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第3の動作を示すフローチャートである。
図20を参照して、操作パネル装置1の制御部30は、電源がオンされると、走査光路面SL1(第1の走査光路面)でスキャンを開始する(S301)。次に制御部30は、走査光路面SL1で遮光を検知したか否かを判別する(S303)。遮光を検知したと判別するまで、制御部30はステップS303の処理を繰り返す。
ステップS303において、走査光路面SL1で遮光を検知したと判別した場合(S303でYES)、制御部30は、遮光位置に表示されているキーのサイズを取得し(S304)。遮光位置に表示されているキーのサイズが閾値T3未満であるか否かを判別する(S305)。
ステップS305において、遮光位置に表示されているキーのサイズが閾値T3未満であると判別した場合(S305でYES)、制御部30は、操作面CPへの接触を検知する走査光路面を、走査光路面SL2(第2の走査光路面)に切り替えてスキャンを開始し(S307)、ステップS309の処理へ進む。一方、遮光位置に表示されているキーのサイズが閾値T3以上であると判別した場合(S305でNO)、制御部30は、走査光路面を切り替えずに、ステップS309の処理へ進む。
ステップS309において、制御部30は、スキャンをした走査光路面での遮光面積が基準値以上であるか否かを判別する(S309)。
ステップS309において、遮光面積が基準値以上であると判別した場合(S309でYES)、制御部30は、遮光をタッチとして検知し(S311)、ステップS301の処理へ進む。
ステップS309において、遮光面積が基準値未満であると判別した場合(S309でNO)、制御部30は、遮光をタッチとして検知せず(S313)、ステップS301の処理へ進む。
次に、操作パネル装置1の第4の動作について説明する。第4の動作は、操作部を検知した接触点の個数に応じて、操作面への接触を検知する走査光路面を切り替えるものである。
図21は、操作面CPに表示される操作画面の他の例を模式的に示す図である。
図21を参照して、この操作画面は、エリアAR1と、エリアAR2と、スクロールバーSBとを含んでいる。エリアAR1は、キーエリアであり、複数のキーKY3が表示されるエリアである。エリアAR1は、キーKY3のシングルタッチ操作を受けるエリアである。エリアAR2は、プレビューエリアであり、プレビュー画像が表示されるエリアである。スクロールバーSBは、操作画面のスクロール操作を受け付けるものである。
図22は、マルチタッチ操作における遮光面積を模式的に示す図である。
図22を参照して、シングルタッチ操作は、通常1本の指で行われる。シングルタッチ操作では、操作面CPを押す力が1本の指に集中するため、大きく安定した遮光面積が得られる。
一方、エリアAR2へのマルチタッチ操作は、複数本の指で行われる。たとえば、矢印F4で示す指と矢印F5で示す指とによるマルチタッチ操作では、操作面CPを押す力が2本の指に不均一に分散する。その結果、矢印F5で示す指による操作面CPを押す力が弱くなり、遮光面積が小さくなる。
マルチタッチ操作を検知しやすくするために、操作パネル装置1は、第4の動作として以下の動作を行う。操作パネル装置1は、操作面CPへの接触を検知する走査光路面を走査光路面SL1に切り替え、走査光路面SL1での遮光の有無を検知する。操作パネル装置1は、走査光路面SL1での遮光を検知すると、遮光位置の個数を取得する。操作パネル装置1は、取得した個数が複数である場合に、操作面への接触を検知する走査光路面を走査光路面SL2に切り替え、走査光路面SL2での遮光面積に基づいて、操作面への接触の有無を検知する。これにより、マルチタッチ操作を行う指の遮光面積を大きくすることができ、マルチタッチ操作を検知しやすくなる。
なお、操作パネル装置1が第4の動作を行う場合には、操作パネル装置1は図7〜図9に示す第1の構成を有していることが好ましい。
図23は、本発明の第2の実施の形態における操作パネル装置1の第4の動作を示すフローチャートである。
図23を参照して、操作パネル装置1の制御部30は、電源がオンされると、走査光路面SL1(第1の走査光路面)でスキャンを開始する(S401)。次に制御部30は、走査光路面SL1で遮光を検知したか否かを判別する(S403)。遮光を検知したと判別するまで、制御部30はステップS403の処理を繰り返す。
ステップS403において、走査光路面SL1で遮光を検知したと判別した場合(S403でYES)、制御部30は、遮光位置の個数を取得し(S405)。遮光位置が複数個存在するか否かを判別する(S407)。
ステップS407において、遮光位置が複数個存在すると判別した場合(S407でYES)、制御部30は、操作面CPへの接触を検知する走査光路面を、走査光路面SL2(第2の走査光路面)に切り替えてスキャンを開始し(S409)、ステップS411の処理へ進む。一方、遮光位置が1個のみであると判別した場合(S407でNO)、制御部30は、走査光路面を切り替えずに、ステップS411の処理へ進む。
ステップS411において、制御部30は、スキャンをした走査光路面での遮光面積が閾値T2以上であるか否かを判別する(S411)。
ステップS411において、遮光面積が閾値T2以上であると判別した場合(S411でYES)、制御部30は、遮光をタッチとして検知し(S413)、ステップS401の処理へ進む。
ステップS411において、遮光面積が閾値T2未満であると判別した場合(S411でNO)、制御部30は、遮光をタッチとして検知せず(S415)、ステップS401の処理へ進む。
本実施の形態の操作パネル装置1によれば、操作パネル装置1が2つの走査光路面を有しているので、ユーザーが操作面の手前側の部分を指の先でタッチした場合であっても、上部の走査光路面の走査光路が指の太い部分によって遮光され、遮光面積が大きくなる。これにより、指の先でタッチした場合の遮光面積の閾値T2(基準面積)に対するマージンが大きくなり、操作面の奥側の部分へのタッチによる遮光面積と、操作面の手前側の部分へのタッチによる遮光面積との差が小さくなる。その結果、操作応答性が良好になり、均一な操作感を得ることができる。加えて、タッチ検知の失敗や、スクロール中の誤リリースなどを防止することができる。
加えて、操作面への接触を検知する走査光路面を切り替えることにより、操作面への接触を効率よく検知することができ、消費電力を低減することができる。
[その他]
上述の第1および第2の実施の形態において、対向する発光素子列の位置と受光素子列の位置とは、入れ替えられてもよい。
図24は、本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の第1の変形例の構成を模式的に示す平面図である。
図24を参照して、第1の変形例のタッチパネル10においては、図4に示す操作パネル装置1における対向する発光素子列の位置と受光素子列の位置とが入れ替えられている。発光素子列11は、操作面CPの手前側端部(図24中下端部)に設けられおり、受光素子列12は、操作面CPの奥側端部(図24中上端部)に設けられている。発光素子列13は、操作面CPの右端部に設けられおり、受光素子列14は、操作面CPの左端部に設けられている。
上述の第1および第2の実施の形態において、1つの走査光路を形成する発光素子および受光素子の組は、直線状の走査光路を形成するように配置されていればよく、互いに対向して配置されている必要は無い。発光素子および受光素子は、たとえばミラーを用いることにより操作面CP上の任意の位置に配置することが可能となる。ミラーとしては、全反射ミラーの他、透過ミラーを用いることができる。
図25は、本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の第2の変形例の構成を模式的に示す平面図である。
図25を参照して、第2の変形例のタッチパネル10においては、発光素子列11および受光素子列12が、いずれも操作面CPの奥側端部に設けられている。発光素子列11を構成する発光素子A1〜Anの各々と、受光素子列12を構成する受光素子B1〜Bnの各々とは、Y軸方向に交互に配置されている。操作パネル装置1は、操作面CP上において操作面CPの手前側端部に設けられたミラー(全反射ミラー)15を含んでいる。発光素子列11を構成する発光素子A1〜Anの各々の光は、ミラー15で反射され、受光素子列12を構成する受光素子B1〜Bnの各々で受光される。発光素子および受光素子を一方の側に配置し、他方の側はミラーとすることで、構成をシンプルにすることができる。
上述の第1および第2の実施の形態において、タッチパネル入力装置は、1つの発光素子に対応する受光素子を複数個含んでいてもよい。
図26は、本発明の第1の実施の形態におけるタッチパネル10の第3の変形例の構成を模式的に示す平面図である。
図26を参照して、第3の変形例のタッチパネル10において、発光素子列11は発光素子A1〜Ap(pはnよりも小さい自然数)によって構成されており、受光素子列12は受光素子B1〜Bnによって構成されている。
本変形例のタッチパネル10においては、1つの発光素子に対して3つの受光素子が対応している。走査光路面SL1のスキャンを行う場合、スキャン回路31は、発光素子を1つずつ順番にオンし、1つの発光素子をオンした状態でその発光素子に対応する受光素子を1つずつ順番にオンする。具体的には、スキャン回路31は、発光素子A1をオンした状態で、発光素子A1に対応する受光素子B1〜B3を1つずつ順番にオンし、受光素子B1〜B3の各々で受光した光量を入手する。次にスキャン回路31は、発光素子A2をオンした状態で、発光素子A2に対応する受光素子B4〜B6を1つずつ順番にオンし、受光素子B4〜B6の各々で受光した光量を入手する。その後、スキャン回路31は、発光素子A3〜Apおよび受光素子B7〜Bnについても同様の制御を行う。本変形例によれば、タッチパネル10に搭載する発光素子の個数を削減することができる。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行なっても、ハードウェア回路を用いて行なってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 操作パネル装置
10 タッチパネル
11,13,21,23,1101 発光素子列
12,14,22,24,1102 受光素子列
15 ミラー
30 制御部
31 スキャン回路
32 接触判断部
33 座標検出部
50 角度取得部
91 ハードウェアキー
93,1100 表示パネル
100 画像形成装置
110 スキャナー部
120 プリントエンジン
130 フィーダー
140 給紙部
150 トレー
A1〜An,C1〜Cm 発光素子
AR1,AR2 エリア
B1〜Bn,D1〜Dm 受光素子
F1〜F5 矢印
CP 操作面
KY1,KY2,KY3 キー
L1,L1a,L1b,L2,L2a,L2b,L3,L4 走査光路
P1 領域
SB スクロールバー
SL1,SL2,SL101 走査光路面
θ1,θ2 角度
θT 傾斜角度の基準値

Claims (9)

  1. 操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、前記操作部の前記操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、
    直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、
    前記第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部とを備え、
    前記第1および第2の走査光路は前記走査光路面を構成し、前記走査光路面は前記操作面に対して傾斜している、タッチパネル入力装置。
  2. 前記第1の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第1の発光素子列と、前記第1の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第1の受光素子列とを含み、
    前記第2の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第2の発光素子列と、前記第2の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第2の受光素子列とを含む、請求項1に記載のタッチパネル入力装置。
  3. 操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、前記操作部の前記操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、
    直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、
    前記第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部とを備え、
    前記第1および第2の走査光路は前記走査光路面を構成し、前記走査光路面は前記操作面に対して傾斜しており、
    前記第1の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第1の発光素子列と、前記第1の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第1の受光素子列とを含み、
    前記第2の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第2の発光素子列と、前記第2の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第2の受光素子列とを含み、
    前記第1の発光素子列は、前記操作面の手前側端部および奥側端部のうちいずれか一方に配置され、
    前記第1の受光素子列は、前記操作面の手前側端部および奥側端部のうちいずれか他方に配置され、
    前記操作面の手前側端部に配置された前記第1の発光素子列または受光素子列と、前記操作面との距離は、前記操作面の奥側端部に配置された前記第1の発光素子列または受光素子列と、前記操作面との距離よりも大きく、
    前記第2の発光素子列および受光素子列は、前記第2の走査光路が前記第1の走査光路と交わる位置に配置される、タッチパネル入力装置。
  4. 操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、前記操作部の前記操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、
    直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、
    前記第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部と、
    直線状の第3の走査光路を形成する第3の走査光路形成部と、
    前記第3の走査光路に交差する直線状の第4の走査光路を形成する第4の走査光路形成部とを備え、
    前記第1および第2の走査光路は、前記操作面との距離が相対的に小さい下部走査光路面を構成し、
    前記第3および第4の走査光路は、前記操作面との距離が相対的に大きい上部走査光路面を構成し、
    前記操作部の接触を検知する走査光路面を、前記上部走査光路面および下部走査光路面の間で切り替える切替手段と、
    前記下部走査光路面で遮光を検知した場合に、前記下部走査光路面での遮光面積に基づいて、前記操作面への接触を検知する第1の接触検知手段と、
    前記第1の接触検知手段にて接触を検知した場合に、前記操作部が接触した位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段にて特定した位置の移動を検知する移動検知手段とをさらに備え、
    前記移動検知手段にて移動を検知した場合に、前記切替手段は、前記操作面への接触を検知する走査光路面を前記上部走査光路面に切り替え、
    前記上部走査光路面での遮光面積に基づいて、前記操作面から前記操作部が離れたことを検知する非接触検知手段をさらに備えた、タッチパネル入力装置。
  5. 操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、前記操作部の前記操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、
    直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、
    前記第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部と、
    直線状の第3の走査光路を形成する第3の走査光路形成部と、
    前記第3の走査光路に交差する直線状の第4の走査光路を形成する第4の走査光路形成部とを備え、
    前記第1および第2の走査光路は、前記操作面との距離が相対的に小さい下部走査光路面を構成し、
    前記第3および第4の走査光路は、前記操作面との距離が相対的に大きい上部走査光路面を構成し、
    前記操作部の接触を検知する走査光路面を、前記上部走査光路面および下部走査光路面の間で切り替える切替手段と、
    水平面に対する前記操作面の傾斜角度を検出する角度検出手段をさらに備え、
    前記角度検出手段にて検出した傾斜角度が第1の閾値以上の場合に、前記切替手段は、前記操作面への接触を検知する走査光路面を前記上部走査光路面に切り替え、前記角度検出手段にて検出した傾斜角度が第1の閾値未満である場合に、前記切替手段は、前記操作面への接触を検知する走査光路面を前記下部走査光路面に切り替える、タッチパネル入力装置。
  6. 操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、前記操作部の前記操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、
    直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、
    前記第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部と、
    直線状の第3の走査光路を形成する第3の走査光路形成部と、
    前記第3の走査光路に交差する直線状の第4の走査光路を形成する第4の走査光路形成部とを備え、
    前記第1および第2の走査光路は、前記操作面との距離が相対的に小さい下部走査光路面を構成し、
    前記第3および第4の走査光路は、前記操作面との距離が相対的に大きい上部走査光路面を構成し、
    前記操作部の接触を検知する走査光路面を、前記上部走査光路面および下部走査光路面の間で切り替える切替手段と、
    前記下部走査光路面で遮光を検知した場合に、遮光位置に表示されているキーのサイズを特定するキー特定手段をさらに備え、
    前記キー特定手段にて特定したキーのサイズが第2の閾値未満である場合に、前記切替手段は、前記操作面への接触を検知する走査光路面を前記上部走査光路面に切り替え、
    前記切替手段にて切り替えた後、前記上部走査光路面での遮光面積に基づいて、前記操作面への接触の有無を検知する第2の接触検知手段をさらに備えた、タッチパネル入力装置。
  7. 操作部による操作を受け付ける平面である操作面上に配置され、平面である走査光路面での遮光に基づいて、前記操作部の前記操作面への接触位置を検知するタッチパネル入力装置であって、
    直線状の第1の走査光路を形成する第1の走査光路形成部と、
    前記第1の走査光路に交差する直線状の第2の走査光路を形成する第2の走査光路形成部と、
    直線状の第3の走査光路を形成する第3の走査光路形成部と、
    前記第3の走査光路に交差する直線状の第4の走査光路を形成する第4の走査光路形成部とを備え、
    前記第1および第2の走査光路は、前記操作面との距離が相対的に小さい下部走査光路面を構成し、
    前記第3および第4の走査光路は、前記操作面との距離が相対的に大きい上部走査光路面を構成し、
    前記操作部の接触を検知する走査光路面を、前記上部走査光路面および下部走査光路面の間で切り替える切替手段と、
    前記下部走査光路面で遮光を検知した場合に、遮光位置の個数を取得する個数取得手段とをさらに備え、
    前記個数取得手段にて取得した個数が複数である場合に、前記切替手段は、前記操作面への接触を検知する走査光路面を前記上部走査光路面に切り替え、
    前記切替手段にて切り替え後、前記上部走査光路面での遮光面積に基づいて、前記操作面への接触の有無を検知する第3の接触検知手段をさらに備えた、タッチパネル入力装置。
  8. 前記上部走査光路面は、前記操作面に対して平行である、請求項4〜7のいずれかに記載のタッチパネル入力装置。
  9. 前記第1の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第1の発光素子列と、前記第1の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第1の受光素子列とを含み、
    前記第2の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第2の発光素子列と、前記第2の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第2の受光素子列とを含み、
    前記第3の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第3の発光素子列であって、前記第1の発光素子列の上部に設けられた第3の発光素子列と、前記第3の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第3の受光素子列であって、前記第1の受光素子列の上部に設けられた第3の受光素子列とを含み、
    前記第4の走査光路形成部は、直線状に配列した複数の発光素子によって構成された第4の発光素子列であって、前記第2の発光素子列の上部に設けられた第4の発光素子列と、前記第4の発光素子列と対向して直線状に配列した複数の受光素子によって構成された第4の受光素子列であって、前記第2の受光素子列の上部に設けられた第4の受光素子列とを含む、請求項に記載のタッチパネル入力装置。
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