JP5880278B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙処理装置及び画像形成システムに関する。
従来、MFP(Multi Function Peripherals)、複写機、プリンター等の画像形成装置に、ステープル処理などの処理を行う用紙処理装置が接続された画像形成システムが知られている。
ステープル処理とは、画像形成された用紙を所定枚数集積し、その集積した用紙束に対して針を打ち込んで用紙束を綴じて冊子状とする処理である。ステープル処理された用紙束は、排出機構により、用紙処理装置の外部に突出するよう設けられた排出トレイに排出される。
ところで、ステープル処理された用紙束は、綴じ枚数が少ない場合やコシの弱い紙を綴じている場合などには、排出される際に排出トレイ上で用紙先端部が丸まり、後続の用紙束の排出時にジャムの発生原因となったり、排出トレイ上に安定して積載できず落下するなどの積載不良の発生原因となったりすることがある。
排出される用紙の丸まりに対しては、従来より、各種の対処法が提案されている。
例えば、特許文献1には、用紙排出口から送り出されているときの用紙の一部をその上方側から接触して押える用紙押え部材を設け、上向きにカールした状態の用紙を矯正しながら排出させる技術が記載されている。
また、特許文献2には、用紙のカールなどの条件によって、排紙部に集積する用紙の最大積載枚数を変える技術が記載されている。
また、特許文献3には、紙面レバーでカールつきの用紙を検知して停止する停止機構に関する技術が記載されている。
特開2008−143616号公報 特開2009−286513号公報 特開2006−206331号公報
しかしながら、上記特許文献1、3の技術では、新たな部材や機構を設ける必要があるため装置構成が複雑化するという問題があった。また、特許文献2、3の技術では、用紙にカールがあった場合、集積できる枚数が減ったり用紙の排出が停止してしまったりするため、生産性が良くないという問題があった。
本発明の課題は、装置構成を複雑化させることなく且つ生産性を落とすことなく、排出時の用紙束の先端の丸まりを防止しながら用紙束を排出できる用紙処置装置置及び画像形成システムを提供することである。
請求項1に記載の発明は、
所定の処理がなされた用紙を排出する排出手段と、
前記排出手段により排出された用紙を積載する用紙積載手段と、
前記用紙積載手段を上下に移動させる駆動手段と、
を備えた用紙処理装置において、
前記排出手段より1枚毎に用紙を排出する第1モードと、前記排出手段より複数枚用紙が重なった用紙束を排出する第2モードとの動作モードを切り替え可能な制御部と、
動作モードが前記第1モードの場合にのみ動作し、前記排出手段より1枚毎に排出される用紙の後端部を挟持し、前記用紙積載手段に載置する用紙挟持手段と、
を備え、
前記制御部は、
前記駆動手段を制御して、動作モードが前記第1モードの場合、前記用紙積載手段を前記用紙挟持手段より下方の第1待機位置に待機させ、動作モードが前記第2モードの場合、前記用紙積載手段を前記第1待機位置より上方の第2待機位置に待機させることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の用紙処理装置において、
前記用紙束は、ステープル処理された用紙束であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の用紙処理装置において、
前記制御部は、
前記第2待機位置を、用紙の枚数、サイズ、種類を含む用紙情報に応じて設定することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の用紙処理装置において、
前記第2待機位置をユーザーが設定する設定手段を備え、
前記制御部は、前記設定手段にユーザーによる設定操作があった場合、前記設定手段になされた設定操作に応じて前記第2待機位置を設定することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の用紙処理装置において、
前記用紙積載手段を検知する検知手段を備え、
前記第1待機位置は、前記用紙積載手段が前記検知手段により検知可能な高さであって、
前記第2待機位置は、前記駆動手段を所定時間駆動させることにより前記第1待機位置から前記用紙積載手段が上方に移動した高さであることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の用紙処理装置において、
前記制御部は、
前記駆動手段の駆動時間を変えることにより、前記第2待機位置の高さを変更可能であることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、画像形成システムにおいて、
用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙に所定の処理を行う請求項1〜6の何れか一項に記載の用紙処理装置と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、用紙束が排出される第2モードの場合、用紙積載手段は第1待機位置より上方の第2待機位置に待機するため、先端部が丸まりやすい用紙束が排出される場合であっても、用紙束の先端部は、排出手段より送り出されると直ちにその下面が用紙積載手段の表面に接触し、当該表面に沿って送り出されて用紙積載手段に積載されることとなる。
よって、排出時の用紙束の先端の丸まりを防止しながら用紙束を排出することができる。
また、このように排出時の用紙束の先端の丸まりを防止しながら用紙束を排出できるため、用紙積載手段に積載される用紙束の揃い性が向上し、ジャムや積載不良により集積できる枚数が減ったり用紙の排出が停止してしまったりすることがなく、生産性が落ちることがない。
また、動作モードに応じて用紙積載手段の待機位置を切り替えるだけなので、装置構成を複雑化させることがない。
即ち、装置構成を複雑化させることなく且つ生産性を落とすことなく、排出時の用紙束の先端の丸まりを防止しながら用紙束を排出することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成を示す図である。 画像形成装置の一例を示す概略断面図である。 用紙処理装置の一例を示す概略断面図である。 画像形成システムの機能構成を示すブロック図である。 最終排出部の一例を示す斜視図である。 図5のA-A線における断面図であり、昇降排紙台が第1待機位置にある状態を示した図である。 昇降排紙台が第2待機位置にある状態を示した図である。 用紙挟持部の一例を示す模式図である。 用紙挟持部の動作を説明するための図である。 用紙束が排出される様子を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
先ず、画像形成システムAの構成について説明する。
図1に示すように、画像形成システムAは、用紙Pに画像形成を行う画像形成装置Bと、画像形成された用紙Pに対して所定の処理(ステープル処理等)を行う用紙処理装置Cと、を有している。
画像形成装置Bと用紙処理装置Cとは、画像形成装置Bから搬出された用紙Pが用紙処理装置Cの受入部90で受け入れられるように、画像形成装置Bの排紙ローラー76と用紙処理装置Cの受入部90が合致するよう位置と高さが調節されて設置される。
また、画像形成装置Bと用紙処理装置Cとは、それぞれ制御部B1と制御部C1とを備え、制御部B1と制御部C1との制御の下に、それぞれの通信手段B2と通信手段C2とを介して各種情報の授受を行っている。
例えば、画像形成装置Bの操作パネル9で設定された用紙の後処理に係る情報は、制御部B1の制御により通信手段B2を介して用紙処理装置Cの通信手段C2に送信され、用紙処理装置Cは、制御部C1の制御により、送信された後処理に係る情報に基づいて後処理を行う。
次に、画像形成装置Bの構成について説明する。
図2に示すように、画像形成装置Bは、原稿Sから原稿画像を読み取る原稿画像読取部1と、原稿画像読取部1に原稿Sを搬送する自動原稿搬送装置2と、原稿画像読取部1により読み取った原稿画像情報等に基づいて画像形成を行う画像形成部3と、用紙Pを画像形成部3に供給する給紙部4と、トナー画像を用紙Pに定着させる定着部5と、表示手段と操作スイッチ類を有する操作パネル9と、これらを制御する制御部B1と等を有している。
原稿画像読取部1は、例えば、プラテンガラスと、CCD(Charge Coupled Device)と、光源と等を備えている。そして、原稿画像読取部1は、光源から自動原稿搬送装置2によって供給された原稿Sや所定の位置にセットされた原稿に対して照明走査した光の反射光をCCDにより結像して光電変換することにより、原稿の画像をR,G,B信号として読み取り、読み取ったアナログ信号を画像処理部Ca(図4参照)に出力する。
画像処理部Caは、入力されたアナログ信号に対してA/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等の各種の画像処理を施し、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)各色のデジタル画像データを出力して画像形成部3に出力する。
自動原稿搬送装置2は、給紙トレイ2a上に積載された原稿Sを原稿画像読取部1の原稿読み取り領域に一枚ずつ搬送するものである。また、原稿Sが両面原稿の場合、自動原稿搬送装置2は原稿Sの片面読取り後に原稿Sの表裏を反転して、再び原稿画像読取部1へ原稿Sを搬送する。また、読み取りが完了した原稿Sは、排紙トレイ2bに排紙される
画像形成部3は、例えば、ドラム状の感光体(以下、単に感光体と記す)1Y、1M、1C、1K、帯電装置2Y、2M、2C、2K、露光装置3Y、3M、3C、3K、トナー補給装置4Y、4M、4C、4K、現像装置5Y、5M、5C、5K、中間転写体70、1次転写ローラー6Y、6M、6C、6K、クリーニング手段7Y、7M、7C、7K、2次転写ローラー75、クリーニング手段77等を備える。
Y、M、C、Kの各色に対応する感光体1Y、1M、1C、1Kは、各色に対応する帯電装置2Y、2M、2C、2Kにより一様に帯電される。
各色に対応する露光装置3Y、3M、3C、3Kは、画像処理部Caにより出力されたデジタル画像データに基づいて、帯電された感光体1Y、1M、1C、1Kに潜像を形成する。
現像装置5Y、5M、5C、5Kは、新規トナーを補給する各色のトナー補給装置4Y、4M、4C、4Kから各色のトナーの供給を受け、感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各色に対応する潜像を顕像化する。
現像装置5Y、5M、5C、5Kと感光体1Y、1M、1C、1Kとは、垂直方向に縦列配置されている。また、感光体1Y、1M、1C、1Kの側方には中間転写体70が配置されている。
中間転写体70は、ローラー71、72、73、74を巻回して回動可能に張架されたエンドレスベルト状の部材であり、半導電性を有する。また、中間転写体70は、ローラー71によりローラー71に接続された図示しない駆動装置により駆動されている。
各色に対応する1次転写ローラー6Y、6M、6C、6Kは、制御部B1により画像の種類に応じて選択的に作動され、それぞれ対応する感光体1Y、1M、1C、1Kに中間転写体70を押圧する。
このようにして、感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各色のトナー画像は、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像となる。
また、感光体1Y、1M、1C、1Kは、中間転写体70にトナー画像を転写した後、クリーニング手段7Y、7M、7C、7Kによるクリーニング処理を受ける。クリーニング処理により、感光体1Y、1M、1C、1Kの残留トナーが除去される。
給紙部4は、例えば、第1の給紙カセット41a、第2の給紙カセット41b、及び第3の給紙カセット41cを有する。各給紙カセットの内部には用紙Pが収容されている。
収納された用紙Pは給紙ユニット42により1枚ずつ分離され、複数の中間ローラー43、44、45、46等及びレジストローラー47を経て、2次転写領域75aまで搬送される。
2次転写領域75aまで搬送された用紙Pは、中間転写体70及び2次転写ローラー75による二次転写を受ける。
2次転写ローラー75は、2次転写領域75aを用紙Pが通過して2次転写が行われる時にのみローラー72に向けて付勢され、中間転写体70に用紙Pを圧接させる。これにより、中間転写体70に形成されたカラー画像が用紙Pに一括転写される。
また、中間転写体70は、用紙Pにカラー画像を転写した後、クリーニング手段77によるクリーニング処理を受ける。このクリーニング処理により、中間転写体70の残留トナーが除去される。また、カラー画像が転写された用紙Pは、定着部5による定着処理を受けることとなる。
定着部5は、加熱源Hを内蔵する加熱ローラー51と圧着ローラー52とを有し、加熱ローラー51と圧着ローラー52との協働により用紙Pを挟み込んで定着処理を施すと共に用紙Pを搬送する。
定着処理が施された用紙Pは排紙ローラー76に挟持されて、排出口から用紙処理装置Cに供給される。
操作パネル9は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機エレクトロルミネッセンス(Electro-Luminescence:EL)ディスプレイ等による表示部9a(図4参照)を有し、制御部C1、制御部B1の処理内容に応じた各種の表示出力を行う。また、操作パネル9は、表示部9aの表示領域に対する入力操作(例えば、接触や近接)を検知し、入力操作が検知された位置(座標)を示す検知信号を出力する操作部9b(図4参照)を有する。制御部C1、制御部B1は、検知信号により示された位置と当該位置に対応する表示部9aの表示内容とを対応付けてユーザーによる入力操作を受け付ける。操作パネル9は、操作部9bに限らず、各種の入力のためのスイッチやボタン等を有していてもよい。
具体的には、操作パネル9は、設定手段として、ユーザーが用紙処理装置Cの昇降排紙台171(後述)の高さを設定する場合などに操作される。
ユーザーが操作パネル9を操作して昇降排紙台171の高さを設定する数値(mm)を入力すると、予め設定された所定の高さとなっている昇降排紙台171が、入力された数値に応じた距離だけ移動する。
次に、用紙処理装置Cの構成について説明する。
図3、4に示すように、用紙処理装置Cは、例えば、受入部C3、用紙搬送部110、穿孔処理部120、シフト部130、集積部140、ステープル部150、折り部160、最終排出部170、給紙部190、制御部C1等を有している。
本実施形態の用紙処理装置Cは、第1モードと第2モードとの2つの動作モードが切り替え可能に構成されている。
第1モードとは、昇降排紙台171に1枚毎に用紙Pが排出される動作モードである。
第2モードとは、昇降排紙台171に複数枚重なった束状の用紙P(以下、用紙束Sという)が排出される動作モードである。
これらの動作モードは、画像形成処理の開始時にユーザーにより設定された用紙処理に応じて、制御部C1の制御により自動的に設定される。
即ち、画像形成処理後に所定の用紙処理が行われた後、昇降排紙台171に一枚毎に用紙Pが排出されるときには、第1モードが設定される。
また、画像形成処理後に所定の用紙処理として例えばステープル処理を実行するよう設定された場合などのように、昇降排紙台171に用紙束Sが排出されるときには、第2モードが設定される。
なお、このように動作モードは制御部C1の制御により自動で設定されるものであるが、操作パネル9にユーザーによる動作モードの設定操作があった場合には、かかる設定操作の応じた動作モードが優先的に設定される。
受入部C3は、画像形成装置Bにより画像形成され、当該画像形成装置Bの排出口から排出されてきた用紙Pを用紙処理装置C内部に受け入れる。
用紙搬送部110は、用紙処理装置C内の各部に用紙Pを搬送する。
用紙搬送部110は、画像形成装置Bから供給された用紙Pを穿孔処理部120に搬送するローラー対111a、穿孔処理の施された用紙Pを分岐点Qまで搬送するローラー対111b、分岐点Qから用紙Pを下方に搬送するローラー対112、ローラー対112により搬送されてきた用紙Pを集積部140に搬送するローラー対113、分岐点Qからシフト部130に用紙Pを搬送するローラー対114等を有する。
穿孔処理部120は、用紙Pにパンチ穴を形成する穿孔処理を行う。
穿孔処理部120は、複数のパンチロッドの搭載されたパンチユニット121を備え、用紙Pが所定位置まで搬送されてくると、用紙Pの穿孔位置に対してパンチロッドを下降させ再び上昇させることでパンチ穴を形成する。
シフト部130は、分岐点Qから直進してきた用紙Pを搬送方向の直角方向にシフトするシフト処理を行う。
集積部140は、ローラー対112により分岐点Qから下方に搬送され、ローラー対113により搬送された用紙Pを所定枚数集積する。
集積部140は、用紙Pを傾斜状態に集積する用紙集積板141と、用紙集積板141上の用紙束を用紙集積板141から排出させる排出機構142と、等を備えて構成されている。
用紙集積板141の下端部にはストッパー(図示省略)が備えられ、ローラー対113の挟持から開放されて用紙集積板141の上方空間に排出された用紙Pが、自重により下降して、ストッパーに突き当たって停止するようになっている。複数の用紙Pが連続して集積部140に搬送されると、複数の用紙Pはこのようにして用紙集積板141の表面上に重なり合って集積される。
排出機構142は、回動する排出ベルト142aと、排出ベルト142aの外周面から突出するよう設けられた排出爪142bと、を備えて構成される。
排出ベルト142aは、内側を二つのローラー142c、142dに張架されたベルト部材であって、用紙集積板141に積載された用紙束Sの背面に沿って配設されている。
二つのローラー142c、142dは、制御部C1の制御に応じてモーターが回転することにより回転し、これにより排出ベルト142aが図3の矢印C方向に回動する。
排出爪142bは、排出ベルト142aの回動に伴って、排出ベルト142aの配設位置に沿って周回する。排出爪142bは、排出ベルト142aの回動に伴って、ステープル部150によりステープル処理がなされた後の用紙束Sの下端部に当接し、用紙束Sを用紙集積板141の表面に沿うよう上方に押し上げて、集積部140から最終排出部170へと移動させる。
ステープル部150は、用紙集積板141に所定枚数集積された用紙束Sに対して「コ」の字状の針の両端を貫通させ、貫通した針の両端を「コ」の字状の内側に向けて向かい合うよう折り曲げて用紙束Sを綴じるステープル処理(綴じ処理)を行う。
ステープル部150は、集積部140の用紙集積板141の下方に設けられ、用紙Pに対して針を打ち込む打針機構151及び打ち込まれた針の先端部を折り曲げる受針機構152を有している。
ステープル処理された用紙束Sは、集積部140の排出機構142により最終排出部170に向けて搬送される。
折り部160は、折り処理が選択されている場合に、ステープル部150にてステープル処理された用紙束Sを中央部で折り曲げる折り処理を行う。
折り部160は、集積部140の下方に設けられ、用紙集積板141が下方へ移動することにより搬送された用紙Pに対して折り処理を施す。
なお、折り処理された用紙束Sは、用紙処理装置Cの外部下方に突出するように設けられた排紙皿161に排紙される。
最終排出部170は、シフト部130から搬送された用紙P或いは集積部140から搬送された用紙束Sを、用紙処理装置Cの外部に突出するよう設けられた昇降排紙台171に排出する用紙排出動作を行う。
具体的には、図4、5に示すように、最終排出部170は、用紙Pや用紙束Sが積載される昇降排紙台(用紙積載手段)171と、昇降排紙台171に対して用紙Pや用紙束Sを排出する排出ローラー対172,172と、用紙Pや用紙束Sの後端を突き当てる突き当て部173と、昇降排紙台171を上下に移動させる駆動部(駆動手段)174と、排出ローラー対172から一枚毎に用紙Pが排出される際に、当該用紙Pを挟持して昇降排紙台171に載置する用紙挟持部(用紙挟持手段)180と、用紙挟持部180の下方に配され、昇降排紙台171を検知する検知センサー(検知手段)PSと、等を備えて構成されている。
昇降排紙台171は、用紙処理装置Cの動作モード(第1モード、第2モード)に応じて、当初の待機位置が変更されるようになっている。
具体的に、第1モードに設定された場合、図6に示すように、昇降排紙台171は、制御部C1の制御によって、用紙挟持部180の下方の第1待機位置に待機する。
また、第2モードに設定された場合、図7に示すように、昇降排紙台171は、制御部C1の制御によって、第1待機位置より上方の第2待機位置に待機する。
ここで、第1待機位置とは、用紙挟持部180より下方の所定位置であり、具体的には、昇降排紙台171が検知センサーPSにより検知された位置である。
また、第2待機位置とは、第1待機位置より上方の所定位置であり、排出ローラー対172より用紙束Sが送り出された際に、その送り出された用紙束Sの先端部が直ちに昇降排紙台171の上面に接触可能な位置である。
この第2待機位置は、用紙の枚数、サイズ、種類を含む用紙情報に応じて設定される。即ち、用紙の枚数、サイズ、種類を含む用紙情報に応じて予め設定された所定時間だけ駆動部174を駆動させることにより、昇降排紙台171は、第1待機位置から上方に移動して、用紙情報に応じた高さの第2待機位置にて停止する。
例えば、排出される用紙束Sの枚数が2〜100枚の場合、昇降排紙台171が第1待機位置から5mm上方の第2待機位置に移動する。
なお、第1待機位置及び第2待機位置に関して、操作パネル9にユーザーの設定操作があった場合には、制御部C1は、かかる設定操作に応じて駆動部174の駆動時間を変更することにより、第1待機位置及び第2待機位置の高さを変更することができる。
また、昇降排紙台171は、その上面に用紙P又は用紙束Sが集積されると、その集積された用紙P又は用紙束Sの重さに応じて下降していく。
このため、排出される用紙Pや用紙束Sが落下する距離(排出ローラー対172の挟持位置から、昇降排紙台171の表面或いは用紙Pや用紙束Sの表面までの距離)は、一定に保たれるようになっている。
また、昇降排紙台171の上方には、図5に示すように、昇降排紙台171に排出される用紙P又は用紙束Sの用紙排出方向と直角な用紙幅方向において、用紙P又は用紙束Sの端部位置を整合するための一対の整合部材179、179が備えられている。
一対の整合部材179、179は、用紙幅方向に所定の間隙を有して対向するよう設置され、昇降排紙台171に対して接離する方向に回転可能となっている。
排出ローラー対172、172は、図5に示すように、当該排出ローラー対172、172の軸方向に沿って所定の間隔を空けて配列されている。
排出ローラー対172、172は、排出手段として、シフト部130から搬送された用紙P、或いは集積部140から搬送された用紙束Sを表裏方向から挟んで搬送力を付与し、排出を行うものである。
排出ローラー対172のうち、下側に配置された排紙ローラーは駆動ローラー172bとなっていて、変速可能な排紙駆動モーター(図示省略)に連結されている。
他方、排出ローラー対172のうち、上側に配置された排紙ローラーは従動ローラー172aになっていて、駆動ローラー172bに当接し、当該駆動ローラー172bに追従して回転する。
排出される用紙Pや用紙束Sは、駆動ローラー172b及び従動ローラー172aの間に進入し両者に挟まれると、駆動ローラー172bによって搬送力が付与されて、排出されるようになっている。
また、排出ローラー対172の用紙排出方向上流側には、用紙位置検知センサー(図示省略)が配設されている。そして、用紙位置検知センサーにより用紙Pや用紙束Sの到達を検知した後、タイミングを合わせて排出ローラー対172、172の回転速度が減速されるようになっている。
排出ローラー対172、172の回転速度を減速することにより、最終排出部170の用紙排出動作をより確実なものとすることができる。
突き当て部173は、図5に示すように、昇降排紙台171の基端部側において、所定の間隙を有して配される2枚の板状部材である。
かかる突き当て部173は、用紙挟持部180が動作して用紙Pが昇降排紙台171に積載される際、用紙Pの後端を揃えるための基準となる。
駆動部174は、制御部C1の制御に応じて昇降排紙台171を上下に移動させる。
具体的に、駆動部174は、駆動プーリ175a及び従動プーリ175bに巻かれたワイヤー175と、減速歯車列Zを介して駆動プーリ175aを回転駆動させる昇降モーターMと、を備えている。
即ち、昇降モーターMが、制御部C1の制御に応じて減速歯車列Zを介して駆動プーリ175aを回転駆動させると、駆動プーリ175aと上方の従動プーリ175bとに巻かれたワイヤー175が回動する。
そして、ワイヤー175の一端部は昇降排紙台171の基部に係止部材176で固定されており、昇降排紙台171はワイヤー175の回動により突き当て部173に沿って昇降されるようになっている。
また、昇降排紙台171の基部にはローラー178が回転自在に支持されており、昇降排紙台171をスムーズに昇降させる。
また、突き当て部173の上部であって用紙挟持部180の下方となる位置に、昇降排紙台171の位置を検出する検知センサーPSが備えられている。
このような駆動部174は、動作モードが第1モード(即ち、排出ローラー対172から一枚毎に用紙Pが排出される)場合、昇降排紙台171を第1待機位置に待機させ、動作モードが第2モード(即ち、排出ローラー対172から用紙束Sが排出される)場合、昇降排紙台171を第2待機位置に待機させる。
具体的に、駆動部174は、画像形成処理開示時に、制御部C1の制御に応じて昇降排紙台171の移動を開始する。
そして、第1モードの場合には、駆動部174は、検知センサーPSにより昇降排紙台171が検知された時点で、昇降モーターMを停止させることで昇降排紙台171の移動を停止させる。これにより、昇降排紙台171は第1待機位置に移動することとなる。
また、第2モードの場合には、駆動部174は、検知センサーPSが昇降排紙台171を検知した後、用紙情報に応じて設定された所定時間だけ、昇降排紙台171が上に移動する方向にワイヤー175を駆動させて昇降モーターMを停止する。これにより、昇降排紙台171は第2待機位置に移動することとなる。
用紙挟持部180は、図8に示すように、動作モードが第1モードの場合にのみ動作し、排出ローラー対172、172より1枚毎に排出される用紙Pを昇降排紙台171に積載させるための機構である。
用紙挟持部180は、対となる押圧部材181及び支持部材183を備え、これらの協働で排出される用紙Pを挟持し、昇降排紙台171へと移動させる。
なお、本実施形態においては、図5に示すように、対となる押圧部材181及び支持部材183が2組、2枚の突き当て部173の間隙に設けられた構成となっている。
押圧部材181は、排出ローラー対172により排出される用紙Pの上側に、揺動可能に保持されている。
具体的に、押圧部材181は、アーム状に形成され、その一端に当該押圧部材181を揺動可能に保持する回転軸181aが固定され、他端に用紙を介して支持部材183を押圧する押圧部181bを有している。また、押圧部材181には、支持部材183を押圧する押圧力を押圧部181bに付与するばね部材SPが係止され、このばね部材SPは、押圧部材181を反時計方向に回動させる方向に付勢している。
この押圧部材181は、用紙Pが挟持される所定位置に近接するまでの間は支持部材183から離間し、上方の退避位置に待機している。
また、押圧部材181と隣接する位置には、当該押圧部材181の位置を規制する押圧規制部材182が備えられている。
押圧規制部材182には、当該押圧規制部材182を駆動する正逆回転可能な駆動モーター(図示省略)が接続されており、当該駆動モーターが制御部C1の制御に応じて駆動すると、押圧規制部材182が正逆両方向に回転し、これによって押圧部材181が揺動するようになっている。
一方、支持部材183は、排出ローラー対172により排出される用紙Pの下側に回転駆動可能に保持されている。
具体的に、支持部材183は、一対の軸184bを介して、寸法及び形状が同一に形成された一対の回動板184の一端に固設されている。
一対の回動板184の他端には、一対の回転軸184aが固設されており、一対の回転軸184aは、保持板185に回転自在に保持されている。
また、一対の回転軸184aには、それぞれを反時計方向に回転させる駆動モーター(図示省略)が連結されており、かかる駆動モーターは、制御部C1の制御によって、その回転動作が同速で同方向に同時に行われるように構成されている。なお、一対の回動板184は、回転軸方向での位相がずれており、回転時に互いに干渉しないように配設されている。そして、一対の回動板184は、同速で同方向に同時に回転し、支持部材183を回動させる。なお、一対の回動板184は、押圧部材181及び支持部材183の用紙Pへの1回の挟持動作に対し、1回転するよう制御されている。
また、支持部材183には、用紙Pを介して押圧部材181の押圧部181bが当接する用紙挟持面183aが形成されている。この用紙挟持面183aは、一対の回動板184の回転角度によらず常に水平を保つか、又は水平に対して一定の角度を保つ面となるよう構成することが好ましい。
用紙挟持面183aには、摩擦係数を大きくするような荒し処理がなされている。この用紙挟持面183a表面の摩擦係数は、押圧部材181の押圧部181bの摩擦係数より大きく、且つ、用紙P間の摩擦係数より大きくなるように設定されている。
このように、支持部材183の用紙挟持面183aの摩擦係数が、押圧部材181の押圧部181bの摩擦係数より大きく、且つ、用紙P間の摩擦係数より大きくなるように設定することにより、昇降排紙台171の最上面に積層された用紙Pが用紙搬送方向の下流側にずれていても、その位置を容易に補正することができるようになっている。
なお、摩擦係数を大きくする構成としては荒し処理に限定されない。
また、支持部材183の下面(用紙挟持面183aと反対側の面)には、ばね部材186aを介して摩擦部材186が設けられている。
摩擦部材186は、ゴム又は発泡系の樹脂等からなる材料で形成された摩擦板である。この摩擦部材186の用紙当接面(下面)における摩擦係数は、昇降排紙台171に積載される複数枚の用紙Pの用紙間の摩擦係数より大きい値に設定されている。
摩擦部材186は、ばね部材186aにより、用紙当接面が変位可能となっている。摩擦部材186の用紙Pとの当接面が変位可能であるため、昇降排紙台171の積載される用紙束の厚みが変化しても用紙Pへの摩擦抵抗をほぼ一定に保つことができる。
給紙部190は、用紙処理装置Cの上段に配置され、第1給紙トレイ191と第2給紙トレイ192と固定排紙トレイ193とを有している。
第1給紙トレイ191、第2給紙トレイ192には、表紙用の用紙等が載置され、用紙束Sに表紙を付ける冊子処理が選択された場合には、第1給紙トレイ191又は第2給紙トレイ192から取り出された用紙が集積部140まで搬送され、集積部140にて集積された用紙束Sに表紙として合わされる。
固定排紙トレイ193には、例えば、何も後処理が選択されていない用紙Pが排紙される。即ち、何も後処理が選択されていない場合、用紙Pは分岐点Qから固定排紙トレイ193に向けて搬送されて当該固定排紙トレイ193に集積される。
制御部C1は、用紙処理装置Cの各部の動作を制御する。
制御部C1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、記憶部104等を有し、CPU101がROM103や記憶部104等の記憶装置に記憶されたソフトウェア及び各種のデータ等を読み出して処理し、用紙処理装置Cの動作に係る各種の処理を行う。
例えば、制御部C1は、画像形成処理の開始時になされた設定に応じて、動作モードを第1モードと第2モードとの何れかに設定する。
また、制御部C1は、動作モードが第1モードの場合にのみ用紙挟持部180を動作させ、動作モードが第2モードの場合には、用紙挟持部180の動作を停止させるよう制御している。
また、制御部C1は、第1モードの場合、昇降排紙台171を第1待機位置に待機させ、第2モードの場合、昇降排紙台171を第2待機位置に待機させるよう制御する。
このとき、制御部C1は、第2待機位置を、用紙の枚数、サイズ、種類を含む用紙情報に応じて設定する。
また、制御部C1は、操作パネル9にユーザーによる設定操作があった場合、かかる設定操作に応じて第1待機位置又は第2待機位置の高さを変更する。
例えば、操作パネル9に、第1待機位置や第2待機位置の高さを変更する数値(mm)が入力された場合、制御部C1は、この入力値に応じて、第1待機位置や第2待機位置の高さを変更する。
これにより、例えば、動作モードが第1モードの場合にも、昇降排紙台171を第2待機位置に待機させるよう設定することができる。
つまり、用紙Pが薄紙であって排出ローラー対172によるコルゲーション効果が期待できないときに、一枚毎に排出される用紙Pの先端の丸まりを防止する設定とすることができる。
なお、この場合には、動作モードが第1モードであっても、用紙挟持部180の動作を停止させるよう設定する。
また、例えば、動作モードが第2モードの場合にも、ユーザーの任意で、昇降排紙台171の高さを微調整することができる。
また、これ以外にも、制御部C1は、用紙搬送部110、穿孔処理部120、シフト部130、集積部140、ステープル部150、折り部160、給紙部190の各部の動作を制御し、設定に応じた各処理を実行させる。
次に、用紙処理装置Cにおいて、用紙P又は用紙束Sの排出処理にかかる一連の用紙排出動作を説明する。なお、以下の動作は、制御部C1の制御により実行されるものである。
先ず、画像形成装置Bにより画像形成処理が実行される際に設定される設定に応じて、第1モード又は第2モードの設定が行われる。
即ち、画像形成装置Bにて画像形成処理された用紙Pが、用紙処理装置Cを経由して昇降排紙台171から一枚ずつ排出される場合には、第1モードとなる。
また、画像形成装置Bにて画像形成処理された用紙Pが、その後、例えば用紙処理装置Cのステープル部150でステープル処理され、昇降排紙台171から用紙束Sが排出される場合には、第2モードとなる。
第1モードの場合、昇降排紙台171は第1待機位置に設定される(図6参照)。具体的には、制御部C1は、昇降排紙台171を駆動部174により上下に移動させ、検知センサーPSにより昇降排紙台171が検知されると、その位置を第1待機位置として昇降排紙台171の移動を停止する。
かかる第1待機位置は、用紙挟持部180より下方に位置するため、昇降排紙台171により用紙挟持部180の動作が阻害されることはない。
そして、排出ローラー対172から用紙Pが送り出されると、制御部C1は用紙挟持部180を動作させ、図9(a)に示すように、用紙Pを一枚毎に挟持して、図9(b)に示すように、昇降排紙台171に積載させる。
また、制御部C1は、昇降排紙台171に積載された用紙Pの重さに応じて、昇降排紙台171を徐々に下降させる。
一方、第2モードの場合、昇降排紙台171は第2待機位置に設定される(図7参照)。具体的には、制御部C1は、第2モードの場合には、昇降排紙台171が第1待機位置にある状態から、駆動部174を所定時間更に駆動させることで、昇降排紙台171を第1待機位置から第2待機位置に移動させる。
かかる第2待機位置は、用紙情報に応じて設定される位置であり、第1待機位置より上方であって、用紙挟持部180に対向する位置である。このため、第2モードでは、制御部C1は、用紙挟持部180の動作を停止させている。
そして、排出ローラー対172から用紙束Sが送り出されると、図10(a)に示すように、用紙束Sの先端部下面は直ちに昇降排紙台171の表面に接触し、その後、図10(b)に示すように、用紙束Sは、昇降排紙台171の表面に沿うよう送り出されて昇降排紙台171に積載されることとなる。このため、用紙束Sの先端部が下向きに丸まりやすい状態であったとしても、当該先端部が丸まるのが防止される。
また、制御部C1は、昇降排紙台171に積載された用紙束Sの重さに応じて、昇降排紙台171を徐々に下降させる。
以上のように、本実施形態によれば、排出ローラー対172と、昇降排紙台171と、昇降排紙台171を上下に移動させる駆動部174と、を備えた用紙処理装置Cにおいて、排出ローラー対172より1枚毎に用紙Pを排出する第1モードと、排出ローラー対172より用紙束Sを排出する第2モードとの動作モードを切り替え可能な制御部C1と、動作モードが第1モードの場合にのみ動作し、排出ローラー対172より1枚毎に排出される用紙Pの後端部を挟持し、昇降排紙台171に載置する用紙挟持部180と、を備え、制御部C1は、駆動部174を制御して、動作モードが第1モードの場合、昇降排紙台171を用紙挟持部180より下方の第1待機位置に待機させ、動作モードが第2モードの場合、昇降排紙台171を第1待機位置より上方の第2待機位置に待機させる。
このため、用紙束Sが排出される第2モードの場合、昇降排紙台171は第1待機位置より上方の第2待機位置に待機するので、先端部が丸まりやすい用紙束Sが排出される場合であっても、排出時の用紙束の先端の丸まりを防止しながら用紙束Sを排出することができる。
また、排出時の用紙束Sの先端の丸まりを防止しながら用紙束Sを排出できるため、昇降排紙台171に積載される用紙束Sの揃い性が向上するため、ジャムや積載不良により集積できる枚数が減ったり用紙の排出が停止してしまったりすることがなく、生産性が落ちることがない。
また、動作モードに応じて昇降排紙台171の待機位置を切り替えるだけなので、装置構成を複雑化させることがない。
即ち、装置構成を複雑化させることなく且つ生産性を落とすことなく、排出時の用紙束Sの先端の丸まりを防止しながら用紙束を排出することができる。
また、本実施形態によれば、用紙束Sは、ステープル処理された用紙束である。
このため、ステープル処理後の冊子状の用紙束Sを、揃い性よく昇降排紙台171に積載することができる。
また、本実施形態によれば、制御部C1は、第2待機位置を、用紙の枚数、サイズ、種類を含む用紙情報に応じて設定する。
このため、第2待機位置が、排出される用紙毎に適した高さに設定され、昇降排紙台171に積載される用紙束Sの揃い性をより向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第2待機位置をユーザーが設定する操作パネル9を備え、制御部C1は、操作パネル9にユーザーによる設定操作があった場合、操作パネル9になされた設定操作に応じて第2待機位置を設定する。
このため、第2待機位置の高さをユーザーが任意で設定することができる。
例えば、動作モードが第1モードの場合でも、昇降排紙台171を第2待機位置に待機させるよう設定することができ、用紙Pが薄紙の場合のように排出ローラー対172によるコルゲーション効果が期待できないときに、一枚毎に排出される用紙Pの先端の丸まりを防止する設定とすることができる。
なお、この場合、動作モードが第1モードであっても、用紙挟持部180の動作を停止させるよう設定する。
また、本実施形態によれば、昇降排紙台171を検知する検知センサーPSを備え、第1待機位置は、昇降排紙台171が検知センサーPSにより検知可能な高さであって、第2待機位置は、駆動部174を所定時間駆動させることにより第1待機位置から昇降排紙台171が上方に移動した高さである。
このため、第2モードの場合にも、駆動部174を所定時間駆動させるだけで第2待機位置への移動が実現するので、装置構成を複雑化することがない。
また、本実施形態によれば、制御部C1は、駆動部174の駆動時間を変えることにより、第2待機位置の高さを変更可能である。
このため、駆動部174の駆動時間を変えるだけで第2待機位置の高さが変更できるので、装置構成を複雑化することがない。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく適宜変更が可能である。
例えば、用紙束Sの厚さに応じて、第2待機位置を更に複数段階に設定することとしても良い。このようにすることで、用紙束Sの揃い性をより向上させることができる。
A 画像形成システム
B 画像形成装置
9 操作パネル(設定手段)
C 用紙処理装置
110 用紙搬送部
120 穿孔処理部
130 シフト部
140 集積部
150 ステープル部
160 折り部
170 最終排出部
171 昇降排紙台(用紙積載手段)
172,172 排出ローラー対(排出手段)
173 突き当て部
174 駆動部(駆動手段)
179 整合部材
180 用紙挟持部(用紙挟持手段)
181 押圧部材
183 支持部材
190 給紙部
C1 制御部
PS 検知センサー(検知手段)
P 用紙
S 用紙束

Claims (7)

  1. 所定の処理がなされた用紙を排出する排出手段と、
    前記排出手段により排出された用紙を積載する用紙積載手段と、
    前記用紙積載手段を上下に移動させる駆動手段と、
    を備えた用紙処理装置において、
    前記排出手段より1枚毎に用紙を排出する第1モードと、前記排出手段より複数枚用紙が重なった用紙束を排出する第2モードとの動作モードを切り替え可能な制御部と、
    動作モードが前記第1モードの場合にのみ動作し、前記排出手段より1枚毎に排出される用紙の後端部を挟持し、前記用紙積載手段に載置する用紙挟持手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記駆動手段を制御して、動作モードが前記第1モードの場合、前記用紙積載手段を前記用紙挟持手段より下方の第1待機位置に待機させ、動作モードが前記第2モードの場合、前記用紙積載手段を前記第1待機位置より上方の第2待機位置に待機させることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記用紙束は、ステープル処理された用紙束であることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2待機位置を、用紙の枚数、サイズ、種類を含む用紙情報に応じて設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙処理装置。
  4. 前記第2待機位置をユーザーが設定する設定手段を備え、
    前記制御部は、前記設定手段にユーザーによる設定操作があった場合、前記設定手段になされた設定操作に応じて前記第2待機位置を設定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の用紙処理装置。
  5. 前記用紙積載手段を検知する検知手段を備え、
    前記第1待機位置は、前記用紙積載手段が前記検知手段により検知可能な高さであって、
    前記第2待機位置は、前記駆動手段を所定時間駆動させることにより前記第1待機位置から前記用紙積載手段が上方に移動した高さであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の用紙処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記駆動手段の駆動時間を変えることにより、前記第2待機位置の高さを変更可能であることを特徴とする請求項5に記載の用紙処理装置。
  7. 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙に所定の処理を行う請求項1〜6の何れか一項に記載の用紙処理装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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