JP5877527B2 - シール組み付け確認方法および装置 - Google Patents
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Description
オイルシールの圧入組み付けに当たっては一般に治具を用いて行われるが、組み付けた後には従来別工程でオイルシールが正常に組み付けられているかどうかを目視により確認していた。そのため工数を要するとともに、確認作業におけるヒューマンエラーの発生も避けられなかった。
ヒューマンエラーの回避のためには例えばカメラによる画像検知の採用も考えられるが、これには高額な設備投資が必要となる。
この圧入装置は、先端部にオイルシールの基部端面に当接して押し出し可能な押出部と、押出部の内周側に設けられ押出部より前方へ突出してオイルシールのリップ外縁部に密接可能なスナップ部と、押出部とスナップ部との間に開口形成されたエア吐出口とを備えている。
これによれば、押出部がオイルシールの基部端面に当接しスナップ部がリップ外縁部に密接するときは、エア吐出口が閉塞状態となるので、エア吐出口の背圧が上昇することにより、オイルシールの組み付け工程時にオイルシールの表裏が正常姿勢であることが確認できる。他方、オイルシールの表裏が逆である場合はスナップ部がオイルシールの基部端面に当接する一方、押出部が基部端面から離間した状態となり、エア吐出口からのエアが大気中に排出されて背圧が上昇しないことからその異常姿勢が確認される。
オイルシールが傾いた状態になっていたり、圧入位置(軸方向位置)が設定位置よりずれて支持穴の奥深くになっていると、軸部材の摺接部位との関係が崩れてシール機能が毀損してしまう。このような状態は治具にオイルシールを支持する際に例えば異物を挟み込んだときなどに発生する。
しかしながら、上記特開平6−210526号公報のものでは、オイルシールの表裏の正、逆しか検出できず、したがってオイルシールの圧入位置や傾きについて従来どおり目視による確認を欠かせない。この問題はオイルシールだけでなく、軸部材に摺接するリップを備えない非接触のリップのみを備える他のシール部材の組み付けにおいても同様である。
図1は実施の形態にかかるオイルシールまわりの構成を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)におけるA部の拡大図である。
オイルシール40はデファレンシャルユニット63を収容する変速機ケース60におけるドライブシャフト56貫通部の支持穴61に圧入して組み付けられる。ここでは、ドライブシャフト56はデファレンシャルユニット63におけるサイドギアの軸孔64に挿入されている。
オイルシール40は、金属製の環状部材41と、環状部材41に支持されてシールリップを形成するゴムなどの弾性部材45とからなり、環状部材41は筒状の嵌合部42と嵌合部42の軸方向一端から径方向内方に延びるフランジ部43とを有している。
本実施の形態では、シールリップとしてさらに、軸心と平行なラビリンスリップ52が基部46の外径端から環状部材41の嵌合部42と反対方向に延びている。ラビリンスリップ52はダストカバー57の壁部58の外径側壁面との間に狭小な間隙を有して非接触のラビリンスシールを形成している。
図2は治具20を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)におけるB−B部断面図である。
治具20は、支持穴に向かう先端(図2の(a)における下端)から順にガイド部21、シール保持部22、大経部23を有している。以下、必要に応じて先端側を前方、反対側を後方として説明する。
ガイド部21は、ドライブシャフト56の先端部が連結のため挿入されるデファレンシャルユニット63の軸穴64に差し込み可能な小径に形成され、前端に面取り38を有している。
シール保持部22は、ドライブシャフト56におけるオイルシール40のシールリップ(メインリップ48およびダストリップ49a、49b)が摺接する部位に対応する外径を有し、ここにオイルシール40を嵌めて保持する。この外径はドライブシャフト56の当該摺接部位と同径である必要はないが、嵌めたオイルシール40が脱落しないようにシールリップの内径縁をわずかでも拡径する値としてあり、前端に面取り39を有している。
図2の(a)に一部外観を示すように、大経部23の外周後半にはローレット37を形成して掴み作業を容易にしている。
シール保持部22から大経部23への段差部分には、サイドリップ収容部25とラビリンスリップ収容部28とがそれぞれ軸方向前方に開口するリング状の溝として形成されている。
サイドリップ収容部25とラビリンスリップ収容部28を隔てる壁は、その先端(前端)がオイルシール40の基部46を押す押圧部26となっている。
押圧部26は軸心と平行に延びるラビリンスリップ52とリップ先端が径方向外方へ傾斜したサイドリップ51との間に進入しやすいように先端部の内径側に面取り27を有するとともに、根元側は厚肉となってサイドリップ51を径方向内方へ撓ませるようになっている。
ラビリンスリップ収容部28の溝幅はラビリンスリップ52の肉厚にほぼ対応して細い。
ラビリンスリップ収容部28の内径側壁面は軸心と平行で、シール保持部22に保持した状態でのオイルシール40のラビリンスリップ52の内周面と接触またはわずかな間隙を有するように設定してある。ラビリンスリップ収容部28の外径側壁面とラビリンスリップ52の外周面との間もラビリンスリップ52が撓めば面接する程度にわずかな間隙となっている。
外径側壁面は開口端に面取り29を有してラビリンスリップ52の進入を容易にしている。
押圧部26の前端面がオイルシール40の基部46に当接した状態で、大径部23の肩部24が支持穴61の開口端面62に当接したとき、オイルシール40が支持穴61に対して適正な軸方向位置となるように設定してある。
大経部23の前方に面する肩部24には、孔35がラビリンスリップ収容部28に開口する周方向位置に、ラビリンスリップ収容部28と大経部23の外周面とを結ぶ切り欠き通路36が形成されている。
穴31と穴34はそれぞれ配管を通じて後述するエア定圧源2に接続され、第1のエア通路30およびサイドリップ収容部25と、第2のエア通路33およびラビリンスリップ収容部28はそれぞれエア定圧源2からのエアの通過経路となる。
オイルシール40の支持穴61への組み付けは、まず、オイルシール40を治具20のシール保持部22にサイドリップ51およびラビリンスリップ52側から嵌め込む。
この際、シール保持部22の前端に面取り39(図2参照)があるので、ダストリップ49a、49bが進入方向に向いていても嵌め込みが容易である。また、相対的に治具20の押圧部26は前端部の面取り27(図2参照)の助けもあってラビリンスリップ52とサイドリップ51の間に容易に進入できるので、押圧部26の前端面が基部46に底着きするまでオイルシール40を押し込む。
この状態で、視認はできないが、サイドリップ51の先端は撓んでサイドリップ収容部25の外径側壁面(すなわち押圧部26の内径側壁面)に密着し、ラビリンスリップ52の先端(後端)はラビリンスリップ収容部28の底壁と接触またはわずかな間隙を有することになる。
心合せされた状態で、大径部23の肩部24が支持穴61の開口端面62に当接するまで治具20を押し込むことによりオイルシール40が支持穴61内に圧入され、組み付け作業は完了する。
治具20の第1のエア通路30には第1バルブ3を介してエア定圧源2につながる第1の配管4が接続され、第2のエア通路33にも第2バルブ5を介してエア定圧源2につながる第2の配管6が接続されている。
第1の配管4には第1圧力センサ7が設けられ、第1バルブ3を開いてエアを供給した時のサイドリップ収容部25のエリア圧を背圧として検知しその出力信号を制御判定装置10に入力するようになっている。同様に、第2の配管6には、第2圧力センサ8が設けられ、第2バルブ5を開いてエアを供給した時のラビリンスリップ収容部28のエリア圧を背圧として検知しその出力信号を制御判定装置10に入力する。
また、制御判定装置10は動作開始のためのスイッチ18と判定結果確認のための確認ボタン19を備える。
また最高圧検出部12は第2圧力センサ8の出力信号からラビリンスリップ収容部28のエリア圧についてもその最高圧を検出する。
判定部15は基準特性の最高圧や上昇勾配近傍に設定された基準値P1やCと実線で示される実際のエリア圧変化とを比較して判定を行う。
作業者は、オイルシール40を支持穴61に圧入した治具20をそのままの姿勢に保持して、制御判定装置10のスイッチ18をONすると、制御判定装置10の表示部16に組み付け状態の正常か否かが表示されて、異常の場合にはその内容を確認することができる。
表示部16は、文字や描画で確認結果を示すディスプレイが好ましい。
スイッチ18がONされると制御がスタートし、ステップ100において、制御部17は第1バルブ3を基準特性(正常時エリア圧特性)取得時と同一の速度で開弁し一定時間経過後閉弁する。
これにより、エリア圧特性検出部11は比較時間Tにおけるサイドリップ収容部25のエリア圧特性を検出する。
ステップ101において、判定部15は、検出されたエリア圧特性における最高圧が予め設定された所定値P1以上であるかどうかをチェックする。最高圧が所定値P1以上であるときはステップ102へ進み、所定値P1以上でないときはステップ105へ進む。
第1のエア通路30からサイドリップ収容部25にエアが供給されると、オイルシール40の表裏の向きや位置、姿勢が正常であるときは、サイドリップ51が押圧部26の内径側壁面に押し付けられてサイドリップ収容部25は密閉状態となるので、そのエリア圧は図7の(a)に実線で示すように、破線の基準特性と同じく、所定の勾配でエア定圧源2の定圧と同等レベルP0まで上昇して、時刻t1で第1バルブ3が閉じた後も保持される。
したがって、最高圧が保持されている場合には、ステップ102からステップ103に進み、さらにエリア圧の上昇勾配が所定値C以上であるかをチェックする。そして、上昇勾配が所定値C以上であるときは、ステップ104において、判定部15はオイルシール40の姿勢等が正常である旨を表示部に表示させる。
なお、表示部16には「確認ボタンを押すと仕様確認に進みます」などのメッセージを併せ表示するのが好ましい。
したがって、先のステップ101のチェックで最高圧が所定値P1以上にならないときは、ステップ105において、判定部15はオイルシール40が表裏逆組み付けの異常である旨を表示部16に表示させて報知する。その後ステップ113へ進む。
したがって、最高圧が所定値P1以上であっても、ステップ102のチェックでその最高圧が保持されずエリア圧が低下していく場合には、ステップ106において、判定部15はオイルシール40が傾いて組み付けられた異常状態である旨を表示部16に表示させる。
その後、ステップ113へ進む。
したがって、最高圧が所定値P1以上で保持されても、ステップ103のチェックで最高圧までの上昇勾配が所定値C以上でないときは、ステップ107において、判定部15はオイルシール40が設定位置よりも奥深い位置に組み付けられた位置異常である旨を表示部16に表示させる。その後、ステップ113へ進む。
異常の旨の表示がされたステップ105、106または107の後のステップ113では、制御部17が確認ボタン19が押されたかどうかをチェックし、押されるまで当該チェックを繰り返す。そして、確認ボタン19が押されると本制御を終了し、表示が消える。
このため、正常の旨の表示がされたステップ104の後は、ステップ108に進んで、制御部17が確認ボタン19が押されたかどうかをチェックし、押されるまで当該チェックを繰り返す。
確認ボタン19が押されると、ステップ109において、制御部17は第2バルブ5を基準特性(正常時エリア圧特性)取得時と同一の速度と時間で開弁し閉弁する。
これにより、エリア圧特性検出部11は比較時間Tにおけるラビリンスリップ収容部28のエリア圧特性を検出する。
オイルシール40がラビリンスリップ52を備えているときは、第2のエア通路33からラビリンスリップ収容部28にエアが流入すると、ラビリンスリップ52が撓んでラビリンスリップ収容部28の外径側壁面に押し付けられ、ラビリンスリップ収容部28が密閉状態となるので、そのエリア圧は図7に破線で示したと同様に、エア定圧源2の定圧と同等レベルP0まで上昇して、第2バルブ5が閉じた後も保持される。
したがって、最高圧が所定値以上である場合は、ステップ110からステップ111へ進み、判定部15は判定が終了しオイルシール40の仕様も正常である旨を表示部16に表示させる。
なお、オイルシール40が傾いていればエアが漏れる可能性もあるが、すでに組み付け姿勢は正常であるとされているので、最高圧が保持されるか否かをチェックする必要はない。
このあとステップ113へ進む。
その後、ステップ113へ進む。
なお、オイルシール40の表裏逆組み付け、傾きおよび位置の異常についてはサイドリップ収容部25のエリア圧の特性に基づいて検出されるから、ラビリンスリップ収容部28のエリア圧の特性に基づく判定は仕様違いの検出に限定することにより、処理時間の短縮を図っている。
なお、サイドリップ51を備えない仕様違いのオイルシールを組み付けたときも、表裏逆組み付けとして報知されることになるので、各異常の場合には直ちに修正作業に移ることができる。
つぎに、実施の形態ではオイルシール40がサイドリップ51に加えてラビリンスリップ52を備えるので、ステップ109〜111の流れで、仕様どおりのラビリンスリップ52を備えるオイルシール40が組み付けられたことを知ることができ、ラビリンスリップを備えないオイルシールを組み付けたときにはステップ109、110、112の流れで仕様違いであることが報知される。
また、サイドリップ収容部25とラビリンスリップ収容部28はそれぞれ所定のリップを収容するリップ収容部に該当し、第1のエア通路30と第2のエア通路33がそれぞれリップ収容部に連通する流体通路に該当する。
エア定圧源2が定圧源に該当し、第1バルブ3、第2バルブ5がそれぞれバルブに該当して、制御部17により第1バルブ3を介して第1の配管4により第1のエア通路30にエアを供給し、第2バルブ5を介して第2の配管6により第2のエア通路33にエアを供給する構成が発明における流体供給制御手段を形成している。
エリア圧特性検出部11が発明における圧力特性検出手段に該当し、判定部15が判定手段に、表示部16が報知手段に該当する。
すなわち、判定部15では、エリア圧の最高圧は所定値以上であるが、第1バルブ3の閉弁後までは保持されないときに、オイルシール40が傾いて組みつけられている傾き異常と判定するので、一層きめ細かな対応処置が可能となる。
(請求項2および7に対応する効果)
すなわち、サイドリップ収容部25側のエアの通過経路のエリア圧特性に基づいては異常がないときでも、判定部15は、ラビリンスリップ収容部28側のエアの通過経路の最高圧が所定値以上でないときには、圧入したオイルシール40がラビリンスリップ52を備えない仕様違い異常と判定するので、異なる仕様のオイルシールが圧入されたままで放置されることが防止される。(請求項9に対応する効果)
さらにシール部材として回転軸部材に摺接するリップを備えるオイルシールを対象とし、治具20には摺接するリップのうちサイドリップを収容するサイドリップ収容部の密閉状況によるエリア圧の状態から表裏逆組み付け、傾き異常、位置異常を判定するものとしたが、本発明はこれに限定されず、ラビリンスリップなど非接触のリップのみを備えるシール部材の組み付けにも適用でき、例えばラビリンスリップ収容部における流体流入時のラビリンスリップの撓みによる密閉状況に基づいて、同様にエリア圧の状態から表裏逆組み付け、傾き異常、位置異常等を判定する構成とすればよい。
また、組み付け確認に用いる流体をエアとしたが、これに限定されず、容易に入手できる他の気体や水、オイルなども用いることができる。
2 エア定圧源
3 第1バルブ
4 第1の配管
5 第2バルブ
6 第2の配管
7 第1圧力センサ
8 第2圧力センサ
10 制御判定装置
11 エリア圧特性検出部
12 最高圧検出部
13 圧力勾配検出部
14 減圧検出部
15 判定部
16 表示部
17 制御部
18 スイッチ
19 確認ボタン
20 治具
21 ガイド部
22 シール保持部
23 大経部
24 肩部
25 サイドリップ収容部
26 押圧部
27、29 面取り
28 ラビリンスリップ収容部
30 第1のエア通路
31 穴
32 孔
33 第2のエア通路
34 穴
35 孔
36 切り欠き通路
37 ローレット
38、39 面取り
40 オイルシール
41 環状部材
42 嵌合部
43 フランジ部
45 弾性部材
46 基部
47 圧接部
48 メインリップ
49a、49b ダストリップ
50 スプリング
51 サイドリップ
52 ラビリンスリップ
56 ドライブシャフト
57 ダストカバー
58 壁部
60 変速機ケース
61 支持穴
62 開口端面
63 デファレンシャルユニット
64 軸孔
T 比較時間
Claims (8)
- 治具に保持して支持穴に圧入したシール部材の組み付け状態を、シール組み付け確認装置で確認するシール組み付け確認方法であって、
前記治具に形成した流体経路に、シール部材の所定のリップを臨ませるように設定し、
シール組み付け確認装置が、治具のシール部材保持状態において、
前記流体経路に所定時間流体を供給し、
前記所定のリップの存在により前記流体経路に生じる流体圧の上昇勾配および最高圧の状態を含む圧力特性を検出し、
検出した圧力特性を前記シール部材が正常に組み付けられているときの圧力特性に基づいて設定した基準と比較して、少なくともシール部材の表裏逆組み付けおよび位置異常を判定すると共に、
前記圧力特性がさらに前記流体圧の減圧状態を含み、
前記シール組み付け確認装置は、前記検出した減圧状態を含む圧力特性に基づいて、シール部材の傾き異常も判定して報知することを特徴とするシール組み付け確認方法。 - 治具に保持して支持穴に圧入したシール部材の組み付け状態を確認するシール組み付け確認装置であって、
前記治具に前記保持したシール部材の所定のリップを収容するよう設定されたリップ収容部と該リップ収容部に連通する流体通路とを有し、
流体を前記流体通路に所定時間供給する流体供給制御手段と、
前記所定のリップにより前記リップ収容部が密閉されて生じる流体圧の上昇勾配および最高圧の状態を含む圧力特性を検出する圧力特性検出手段と、
検出された前記圧力特性を前記シール部材が正常に組み付けられているときの圧力特性に基づいて設定した基準と比較して、少なくともシール部材の表裏逆組み付けおよび位置異常を判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
を有し、
前記圧力特性検出手段は、さらに前記流体圧の減圧状態を含む圧力特性を検出すると共に、
前記判定手段は、前記検出された減圧状態を含む圧力特性に基づいて、シール部材の傾き異常も判定することを特徴とするシール組み付け確認装置。 - 前記流体供給制御手段は、定圧源と前記流体通路を結ぶ配管に設けたバルブを所定の速度で開弁した後所定時間経過後に閉弁するものであることを特徴とする請求項2に記載のシール組み付け確認装置。
- シール部材の前記所定のリップが軸方向に延びるサイドリップであり、
治具の前記リップ収容部は軸方向に開口して前記サイドリップを受け入れるサイドリップ収容部であって、前記流体通路が前記サイドリップ収容部の側壁に開口して、前記サイドリップが前記流体通路の開口側壁と対向する側壁に密着して前記サイドリップ収容部を密閉するように設定してあることを特徴とする請求項3に記載のシール組み付け確認装置。 - 前記判定手段は、前記サイドリップ収容部側の流体圧の最高圧が所定値以上でないときに、シール部材の表裏逆組み付けと判定し、
最高圧は所定値以上で前記バルブの閉弁後も保持されるが、上昇勾配が所定値以上でないときに、シール部材が設定よりも奥位置に組み付けられた位置異常と判定するものであることを特徴とする請求項4に記載のシール組み付け確認装置。 - 前記判定手段は、さらに前記サイドリップ収容部側の流体圧の最高圧は所定値以上であるが、前記バルブの閉弁後まで保持されないときに、シール部材が傾いている傾き異常と判定するものであることを特徴とする請求項5に記載のシール組み付け確認装置。
- シール部材がさらに軸方向に延びるラビリンスリップを備え、
治具は前記リップ収容部として軸方向に開口して前記ラビリンスリップを受け入れるラビリンスリップ収容部を有し、
該ラビリンスリップ収容部の側壁に前記流体通路が開口して、該流体通路から流体が流入したとき前記ラビリンスリップが前記流体通路の開口側壁と対向する側壁に密着して前記ラビリンスリップ収容部を密閉するように設定してあることを特徴とする請求項4から6のいずれか1に記載のシール組み付け確認装置。 - 前記判定手段は、前記サイドリップ収容部側の流体圧の圧力特性に基づいて異常でないときにも、前記ラビリンスリップ収容部側の流体圧の最高圧が所定値以上でないときには、シール部材がラビリンスリップを備えない仕様違い異常と判定するものであることを特徴とする請求項7に記載のシール組み付け確認装置。
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