JP5877008B2 - 飲料容器および塞ぎ片 - Google Patents
飲料容器および塞ぎ片 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5877008B2 JP5877008B2 JP2011172563A JP2011172563A JP5877008B2 JP 5877008 B2 JP5877008 B2 JP 5877008B2 JP 2011172563 A JP2011172563 A JP 2011172563A JP 2011172563 A JP2011172563 A JP 2011172563A JP 5877008 B2 JP5877008 B2 JP 5877008B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- convex portion
- container body
- closing member
- closing piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Packages (AREA)
Description
また、容器本体の内圧が過大に変化した場合、塞ぎ片が破損したり、塞ぎ片の接着部が剥がれるなどして、内容物が缶外に漏れ出るおそれがある。そのような事態が発生すると、商品の信頼性は失墜してしまうことになりかねない。そのほか、他との差別化をはかるため、塞ぎ片に任意の形状を形成することがある。しかし、塞ぎ片に任意の形状を形成するだけでは、形成された形状とその周辺で素材が同一であるため、コントラストが取りにくい場合があり、そのような場合、形成された形状の視認性は良好とはいえない。
本発明の目的は、飲料が収容された容器本体の開口を塞ぐ塞ぎ片の剛性を増し、また、定められた以上の圧力が容器内にかかったとき、その圧力を減少させ、さらに、塞ぎ片に形成された任意の形状の視認性を向上させることにある。
また、前記第2の凸部には、平面部が形成されていることを特徴とすることができる。
さらに、前記第1の凸部および前記第2の凸部のうち、前記開口が設けられている側に突出した凸部は、当該開口が設けられている側から予め定められた以上の圧力が加わった際に変形し、当該開口が設けられている側とは反対側に向かって突出することを特徴とすることができる。
また、前記第1の凸部は、頂部と、当該頂部を中心として放射状に配置されるとともに当該頂部から離れるに従い前記開口が設けられている側に向かって次第に近づく複数の稜線と、互いに隣接する稜線間に配置された平面部とを備えていることを特徴とすることができる。
さらに、前記第2の凸部は、第1の凸部の外周縁に沿うように形成されていることを特徴とすることができる。
図1は、本実施の形態が適用される飲料缶100を説明するための図である。なお同図(A)は飲料缶100の上部の斜視図であり、また同図(B)は、飲料缶100の正面図である。なお同図(B)では、飲料缶100の上部については断面で表示している。
同図(A)、(B)に示すように、本実施形態における塞ぎ部材300は、成形加工が予め施され容器本体200のカール部220に倣った形状が付与されている。より具体的に説明すると、本実施形態における塞ぎ部材300には、同図(A)、(B)に示すように、円形に形成され容器本体200の開口を塞ぐ基部310、基部310の周囲に設けられ容器本体200のカール部220に接着される外周縁320が設けられている。また塞ぎ部材300には、外周縁320から外側方向に向かって延びるように設けられユーザによって塞ぎ部材300が容器本体200から剥がされる際にユーザにより把持される把持部330が設けられている。
また、第1凸部371の外周を第2凸部372が取り囲むようにして形成されるため、第1凸部371の形状が強調される。付言すれば、第1凸部371が缶外方向に凸で構成される場合、第2凸部372は缶内方向に凸で構成される。このとき、第2凸部372は溝形状をなすため、平面部372Aからの反射光は戻りにくくなり、そのため、第2凸部372は周囲より暗くなり、第1凸部371の輪郭をさらに際立たせ、第1凸部371の形状を強調する効果を有し、それにより、第1凸部371の視認性が向上するようになる。
塞ぎ部材300を下にして、飲料缶100が落下して床面などに当たった場合、飲料缶100の内容物が、落下により発生した缶の内容物の慣性力により塞ぎ部材300を押圧する場合がある。このとき、本実施形態では、この慣性力によって、塞ぎ部材300のうちの第2凸部372(図5(B)、(C)参照)が位置していた部位が、塞ぎ部材300の外側方向に向かって突出するように変形する。付言すると、飲料缶100の内側から塞ぎ部材300に対して予め定められた以上の圧力がかかると、蛇腹を開くように、第2凸部372が位置していた部位が変形するようになる。
また、真夏の車中に飲料缶100を放置した場合などにおいては、飲料缶100の温度が上昇し、そのため缶内圧力が大きく上昇した場合、第2凸部372が位置していた部位が、塞ぎ部材300の外側方向に向かって突出することにより、缶内容積が増加し、そのため缶内圧力は減少するようになる。この場合も、塞ぎ部材300と容器本体200との接着部に対して加わる圧力が緩和されるようになり、塞ぎ部材300の容器本体200からの剥離などが起きにくくなる。
Claims (7)
- 開口が形成され、飲料が収容された容器本体と、
前記容器本体の前記開口に対峙するように設けられ、当該開口を塞ぐ塞ぎ片と、
を備え、
前記塞ぎ片には、前記開口が設けられている側とは反対側に向かって突出した第1の凸部と、当該第1の凸部の周囲に形成されるとともに当該開口が設けられている側に向かって突出した第2の凸部とが設けられ、
前記第1の凸部は、頂部と、当該頂部を中心として放射状に配置されるとともに当該頂部から離れるに従い前記開口が設けられている側に向かって次第に近づく複数の稜線と、互いに隣接する稜線間に配置された平面部とを備える飲料容器。 - 前記第2の凸部には、平面部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料容器。
- 前記第2の凸部は、前記開口が設けられている側から予め定められた以上の圧力が加わった際に変形し、当該開口が設けられている側とは反対側に向かって突出することを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料容器。
- 開口が形成され、飲料が収容された容器本体と、
前記容器本体の前記開口に対峙するように設けられ、当該開口を塞ぐ塞ぎ片と、
を備え、
前記塞ぎ片には、前記容器本体の開口縁に固定され当該容器本体の径方向に沿って延びる平面状の基部と、前記開口が設けられている側および当該開口が設けられている側とは反対側の何れか一方の側に向かって突出した第1の凸部と、当該第1の凸部の周囲に形成されるとともに他方の側に向かって突出した第2の凸部とが設けられ、
前記第2の凸部と前記開口縁との間に、前記平面状の前記基部が設けられている飲料容器。 - 飲料が収容される容器本体に形成された開口に対峙するように配置され当該開口を塞ぐ塞ぎ片であって、
前記塞ぎ片には、前記開口に対峙する側とは反対側に向かって突出した第1の凸部と、当該第1の凸部の周囲に形成されるとともに当該開口に対峙する側に向かって突出した第2の凸部とが設けられ、
前記第1の凸部は、頂部と、当該頂部を中心として放射状に配置されるとともに当該頂部から離れるに従い前記開口に対峙する側に次第に近づく複数の稜線と、互いに隣接する稜線間に配置された平面部とを備える塞ぎ片。 - 前記第2の凸部は、前記第1の凸部の外周縁に沿うように形成されていることを特徴とする請求項5に記載の塞ぎ片。
- 飲料が収容される容器本体に形成された開口に対峙するように配置されるとともに当該容器本体の開口縁に固定され、当該開口を塞ぐ塞ぎ片であって、
前記塞ぎ片には、前記容器本体の前記開口縁に固定される環状の被固定部と、前記開口に対峙する側および当該対峙する側とは反対側の何れか一方の側に向かって突出した第1の凸部と、当該第1の凸部の周囲に形成されるとともに他方の側に向かって突出した第2の凸部とが設けられ、
前記第2の凸部と前記被固定部との間には、前記塞ぎ片の径方向に沿って延びる平面状の基部が設けられている塞ぎ片。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011172563A JP5877008B2 (ja) | 2011-08-08 | 2011-08-08 | 飲料容器および塞ぎ片 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011172563A JP5877008B2 (ja) | 2011-08-08 | 2011-08-08 | 飲料容器および塞ぎ片 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013035564A JP2013035564A (ja) | 2013-02-21 |
JP5877008B2 true JP5877008B2 (ja) | 2016-03-02 |
Family
ID=47885561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011172563A Expired - Fee Related JP5877008B2 (ja) | 2011-08-08 | 2011-08-08 | 飲料容器および塞ぎ片 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5877008B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6167569B2 (ja) * | 2013-03-07 | 2017-07-26 | 凸版印刷株式会社 | アルミ蓋材および容器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4093102A (en) * | 1974-08-26 | 1978-06-06 | National Can Corporation | End panel for containers |
JPH0339381Y2 (ja) * | 1985-02-15 | 1991-08-20 | ||
JP2533871Y2 (ja) * | 1989-11-25 | 1997-04-23 | ハウス食品 株式会社 | 加圧加熱殺菌用容器 |
JP2539918Y2 (ja) * | 1992-02-27 | 1997-07-02 | 東洋製罐株式会社 | 缶端壁 |
JP2002178072A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-25 | Daiwa Can Co Ltd | 缶 蓋 |
-
2011
- 2011-08-08 JP JP2011172563A patent/JP5877008B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013035564A (ja) | 2013-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006248530A (ja) | 紙製容器用の紙製蓋 | |
WO2007110897A1 (ja) | 紙製容器用の紙製蓋 | |
JP5877008B2 (ja) | 飲料容器および塞ぎ片 | |
JP2020186025A (ja) | 容器、スリーブ、及び容器の製造方法 | |
JP5430578B2 (ja) | 容器 | |
JP5670467B2 (ja) | 容器用パネル、該パネルを備えた容器、およびそれを製造するための方法 | |
JP4879868B2 (ja) | 包装用容器 | |
JP5515470B2 (ja) | 紙製カップ容器 | |
CA3102898A1 (en) | Metallic can end | |
TW505599B (en) | Heat insulation cup | |
WO2018116776A1 (ja) | 包装用容器 | |
JP2010058838A (ja) | 食品容器 | |
JP5200666B2 (ja) | 包装体 | |
JP4404235B2 (ja) | ネジ付き缶 | |
JP6315728B2 (ja) | 容器及び容器製造方法 | |
JP5137652B2 (ja) | 蓋付き容器 | |
JP6822405B2 (ja) | 紙容器の製造方法 | |
JP4947516B2 (ja) | インモールドラベル付き容器 | |
JP5712080B2 (ja) | 飲料容器 | |
JP6969977B2 (ja) | 二重容器 | |
JP6578411B2 (ja) | キャップ付き容器 | |
JPH0635965Y2 (ja) | アルミ箔シール缶 | |
JP2003128105A (ja) | 部分開封可能な嵌合容器 | |
JP2011031970A (ja) | 食料品収納カップ | |
JP2607490Y2 (ja) | 紙製容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160119 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5877008 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |