JP5876855B2 - 流体圧シリンダ - Google Patents

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Description

本発明は、流体圧シリンダに関する。
フォークリフトなどの積荷を昇降させる装置は、油圧の給排によって伸縮して積荷を上下させる油圧シリンダを備えている。油圧シリンダは単動式であり、シリンダチューブ内の油圧室に油圧を供給することで伸長し、油圧室の油圧を排出させることで収縮する。
特許文献1には、ストロークエンドに達する際にピストンの上昇速度を抑えることで衝撃を緩和するクッション機能を備える油圧シリンダが記載されている。クッション機能は、油圧シリンダのピストンロッドのピストン付近に設けられピストンロッドの内外を連通するオリフィスによって実現される。すなわち、ストロークエンド付近において、シリンダチューブとピストンロッドとの間の作動油であるクッション油がオリフィスを介してピストンロッド内に流入することで、作動油に流動抵抗を生じさせてピストンの上昇速度を低下させる。
また、ピストンには、ピストンロッド内と油圧室とを連通する連通路と、連通路に設けられピストンロッド内から油圧室への流れのみを許容するチェックバルブと、が内蔵される。これにより、作動油が油圧室からピストンの外周に設けられるオイルシールを通過して上方へと漏出することでクッション油が余剰となった場合に、その余分な作動油を油圧室へと戻すことができる。
特開平9−317717号公報
油圧シリンダの使い方によっては、クッション油がピストンのオイルシールを下方へと通過して油圧室側に漏出する。上記従来の技術では、チェックバルブの作用によって、油圧室からピストンロッド内へと作動油を供給することができないので、クッション油が不足する可能性がある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、クッション油が不足することを防止可能な流体圧シリンダを提供することを目的とする。
本発明は、シリンダチューブ内を摺動するピストンの下側の駆動室への作動流体の供給に応じて上方に伸長するとともに、ピストンが伸側のストローク端に達する前に伸長作動を抑制するクッション機能を有する単動型の流体圧シリンダであって、ピストンの上部に連結されてピストンとの間にロッド内室を画成するピストンロッドと、ピストンロッドとシリンダチューブとの間に画成され、流体圧シリンダの伸長に応じて容積が減少するクッション室と、ピストンロッドに形成されクッション室とロッド内室とを連通する連通路と、連通路より下方に形成されクッション室からロッド内室への作動流体の流れに抵抗を与えることでクッション機能を発揮する絞り通路と、ピストンに設けられロッド内室と駆動室とを連通するとともにロッド内室から駆動室への作動流体の流れのみを許容する逆止機能を有する逆止弁と、ピストンに形成されクッション室の圧力をパイロット圧として逆止弁に導くことで逆止機能を解除させるパイロット通路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、クッション室の圧力をパイロット圧として逆止弁に導くパイロット通路を備えるので、流体圧シリンダの伸長時に上昇するクッション室の圧力をパイロット圧として逆止弁の逆止機能を解除させることができる。これにより、駆動室の作動流体が逆止弁を介してロッド内室へと供給されるので、クッション油が不足することを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る流体圧シリンダを示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る流体圧シリンダを示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る流体圧シリンダを示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る流体圧シリンダを示す断面図である。
図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
初めに、第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における流体圧シリンダ100を示す断面図である。
流体圧シリンダ100は、筒状のシリンダチューブ10と、シリンダチューブ10内に摺動自在に嵌装されるピストン20と、ピストン20の上部に連結されるピストンロッド30と、シリンダチューブ10の上端に嵌合されピストンロッド30を摺動自在に軸支するシリンダヘッド40と、を備える単動型の流体圧シリンダ100である。
流体圧シリンダ100は、フォークリフトなどの昇降装置において積荷を昇降させるリフトシリンダとして用いられる。流体圧シリンダ100をフォークリフトに搭載した場合、シリンダチューブ10及びピストンロッド30は車体(不図示)に固定される。流体圧シリンダ100は、図1に示すように、ピストンロッド30がピストン20の上部に配置され、シリンダチューブ10の軸方向が鉛直方向と略一致する向きで使用される。
シリンダチューブ10内のピストン20より下側には駆動室1が画成される。駆動室1には、給排通路50が接続され、流体圧源(図示せず)からの作動流体が給排通路50を介して駆動室1へ給排される。駆動室1の作動流体圧が上昇すると、ピストン20及びピストンロッド30が上方へ駆動され、流体圧シリンダ100が伸長作動する。一方、駆動室1の作動流体圧が低下すると、ピストン20及びピストンロッド30が自重によって下方へと移動し、流体圧シリンダ100が収縮作動する。なお、作動流体は、例えばオイルや、その他の水溶性代替液等である。
ピストンロッド30は、開口端である一端がピストン20に連結され、他端がシリンダチューブ10の外方に位置する有底筒状に形成される。ピストンロッド30の内部には、ピストン20との間にロッド内室2が画成される。ピストンロッド30の底部(図1の上端部)には、内径が他の部分より小さい縮径部31が形成される。なお、縮径部31内に画成される空間もロッド内室2の一部である。
シリンダヘッド40は、シリンダチューブ10の上部開口端に装着されてピストンロッド30を軸支する。シリンダチューブ10とピストンロッド30の外周面との間には、環状のクッション室3が画成される。クッション室3の容積は、流体圧シリンダ100が伸長するほど減少し、流体圧シリンダ100が収縮するほど増加する。ロッド内室2の容積は、クッション室3が最大となる流体圧シリンダ100の最収縮時におけるクッション室3の容積以上となるように設定される。
ピストンロッド30の側面には、クッション室3とロッド内室2とを連通する連通路32が形成される。さらに、ピストンロッド30の側面であって連通路32より下方には、クッション室3とロッド内室2とを連通する絞り通路33が形成される。絞り通路33は、クッション室3からロッド内室2への作動流体の流れに抵抗を与える。これにより、ピストン20が伸側のストローク端に達する前に流体圧シリンダ100の伸長作動を抑制するクッション機能が発揮される。
ピストンロッド30内のロッド内室2には、ロッド内室2を上下に摺動可能なフリーピストン60が収容される。隔離部材としてのフリーピストン60は、ロッド内室2の内壁面に摺接する摺接部61と、摺接部61の下方に配置されて摺接部61より小径な小径部62と、を有する。
摺接部61の外周には、フリーピストン60の上下の空間を封止するシールリング63が嵌装される。フリーピストン60より下方側には作動流体が充填され、フリーピストン60より上方側には気体(例えばエア)が蓄えられる。つまり、フリーピストン60は、ピストン20の上面に当接する最下点にある状態から、ロッド内室2の作動流体の液面に応じて上下に摺動する。
小径部62の軸方向寸法は、フリーピストン60が最下点にある場合に、連通路32の開口部が小径部62に対峙するように設定される。これにより、連通路32及び絞り通路33は、フリーピストン60の位置にかかわらず常にシールリング63より下側に開口する。
ピストン20の外周には、駆動室1とクッション室3との間を封止するシールリング21が嵌装される。シールリング21は、駆動室1の作動流体がクッション室3に漏出することを抑制するとともに、クッション室3の作動流体が駆動室1に漏出することを抑制する。
ピストン20は、ロッド内室2と駆動室1とを連通するとともにロッド内室2から駆動室1への作動流体の流れのみを許容する逆止機能を有する逆止弁23を内蔵する。逆止弁23は、ロッド内室2の作動流体圧が駆動室1の作動流体圧より低い場合に逆止機能によって閉弁し、ロッド内室2の作動流体圧が駆動室1の作動流体圧より高い場合に開弁する。
ピストン20にはさらに、クッション室3の作動流体圧をパイロット圧として逆止弁23に導くパイロット通路24が形成される。パイロット通路24を介してクッション室3から供給されるパイロット圧が所定の開弁圧を超えた時、逆止弁23の逆止機能が解除され、逆止弁23が開弁する。
以上より、シリンダチューブ10内の空間は、ピストン20より下側に画成される駆動室1と、ピストンロッド30の外側に画成されるクッション室3と、ピストンロッド30の内側に画成されるロッド内室2と、に区画される。
駆動室1は、作動流体が充填される圧力室であり、流体圧源から供給される作動流体の給排に応じて圧力が変動する。クッション室3は、作動流体が充填される圧力室であり、ピストン20の摺動に応じて容積が増減する。ロッド内室2は、フリーピストン60を境に作動流体とエアとが充填される圧力室であり、圧力の変化に応じてフリーピストン60が摺動することで蓄圧機能を発揮する。
次に、流体圧シリンダ100の作動について説明する。
図1は、流体圧源から給排通路50を介して駆動室1に作動流体が供給されている状態を示している。作動流体の供給によって駆動室1の圧力が上昇し、ピストン20及びピストンロッド30が上方へと駆動される。ピストン20の上昇に伴って、クッション室3の容積が減少するので、減少する容積分の作動流体が連通路32を介してロッド内室2へと流入していく。
一方、ロッド内室2は、連通路32を介してクッション室3と連通しているので、クッション室3の圧力上昇に伴ってロッド内室2の圧力も上昇していく。ロッド内室2の圧力が上昇すると、フリーピストン60がエアを圧縮しながら上方へ摺動する。
さらにピストン20が上昇すると、図2に示すように、連通路32がシリンダヘッド40によって閉塞される。連通路32が閉塞した後、ピストン20の上昇によるクッション室3の容積減少分の作動流体は、絞り通路33を介してロッド内室2へ流入する。絞り通路33はクッション室3からロッド内室2への作動流体の流れに抵抗を与えるので、クッション室3の圧力が上昇してピストン20の上昇が抑制される。これにより、クッション機能が発揮される。さらに、このとき、フリーピストン60が上昇して縮径部31内に高圧のエアが蓄えられる。
その後、ピストン20の上死点位置、すなわち、流体圧シリンダ100の伸側ストローク端に達するまでクッション機能が発揮されるので、ピストン20がシリンダヘッド40に衝突する際の衝撃が緩和される。
また、クッション室3の圧力はパイロット通路24を介して逆止弁23に供給される。クッション室3の圧力の上昇によって逆止弁23に供給されるパイロット圧が所定の開弁圧を超えると、逆止弁23の逆止機能が解除される。これにより、駆動室1の作動流体が逆止弁23を介してロッド内室2へと流入する。
したがって、流体圧シリンダ100の伸長作動の度に駆動室1からロッド内室2へと作動流体が供給されるので、クッション室3内の作動流体が不足してクッション機能が低下することを防止できる。
一方、駆動室1の作動流体が給排通路50から排出されると、ピストン20及びピストンロッド30は自重によって下降する。ピストン20の下降によってクッション室3の容積が増加するので、ロッド内室2の作動流体が絞り通路33及び連通路32を介してクッション室3へ流入する。ロッド内室2の作動流体の液面が低下するのに伴って、フリーピストン60が下方に摺動する。このとき、流体圧シリンダ100の伸長時にエアに蓄えられた圧力がフリーピストン60の下降を促進する。
このように、ピストン20の下降時にはロッド内室2の作動流体がクッション室3に流入するが、ロッド内室2の容積はクッション室3の容積以上となるように設定されているので、流体圧シリンダ100が最収縮状態となる前にフリーピストン60が最下点まで下降して、ピストン20が下降できなくなることはない。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
クッション室3の圧力がパイロット通路24を介して逆止弁23に供給され逆止弁23の逆止機能が解除されるので、駆動室1の作動流体を逆止弁23を介してロッド内室2へ供給することができる。したがって、クッション室3からピストン20のシールリング21を介して駆動室1へ作動流体が漏出したとしても、流体圧シリンダ100の伸長作動の度にロッド内室2に作動流体を補充することができるので、クッション室3内の作動流体が不足してクッション機能が低下することを防止できる。
さらに、ロッド内室2にフリーピストン60が収容され、フリーピストン60がロッド内室2を作動流体とエアとに隔てるので、流体圧シリンダ100の伸縮に伴ってロッド内室2の作動流体が増減する際に作動流体が泡立つことを防止することができる。
さらに、フリーピストン60がロッド内室2の作動流体圧に応じてエアの体積を増減させるので、ロッド内室2をアキュムレータとして機能させることができ、流体圧シリンダ100の収縮時にフリーピストン60を蓄圧されたエアによって下降へと付勢することで円滑な動作を促進することができる。
さらに、ロッド内室2の容積は、クッション室3が最大となる流体圧シリンダ100の最収縮時におけるクッション室3の容積以上となるように設定されるので、ロッド内室2からクッション室3へと作動流体が流入する流体圧シリンダ100の収縮時、流体圧シリンダ100が最収縮状態となる前にフリーピストン60が最下点まで下降してピストン20が下降できなくなることを防止することができる。
次に、第2実施形態について説明する。
図3は、本実施形態における流体圧シリンダ200を示す断面図である。
本実施形態では、第1実施形態のフリーピストン60の代わりに後述するブーツ170を設けたこと及びロッド内室2の構造が第1実施形態と異なり、その他の構造は同一である。したがって、以下では第1実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態のピストンロッド130は、第1実施形態のように縮径部31を有しておらず、軸方向に沿って一様な内径を有する有底筒状に形成される。
さらに、ピストンロッド130の内部には、フリーピストン60の代わりに、内部にエアが充填されるブーツ170が収容される。隔離部材としてのブーツ170は、膨縮可能な素材、例えば樹脂や薄い金属などによって形成される。これにより、ロッド内室2の圧力変化に応じてブーツ170の体積が変化する。すなわち、ロッド内室2の圧力が上昇するとブーツ170が収縮し、ロッド内室2の圧力が低下するとブーツ170が膨張する。
ブーツ170の上下方向の寸法は、連通路32の開口部を閉塞しない程度に設定される。これにより、連通路32及び絞り通路33は、ブーツ170の膨縮状態にかかわらず常にブーツ170より下側に開口する。
次に、流体圧シリンダ200の作動について説明する。
図3は、流体圧源から給排通路50を介して駆動室1に作動流体が供給されている状態を示している。作動流体の供給によって駆動室1の圧力が上昇し、ピストン20及びピストンロッド130が上方へと駆動される。ピストン20の上昇に伴って、クッション室3の容積が減少するので、減少する容積分の作動流体が連通路32を介してロッド内室2へと流入していく。
一方、ロッド内室2は、連通路32を介してクッション室3と連通しているので、クッション室3の圧力上昇に伴ってロッド内室2の圧力も上昇していく。ロッド内室2の圧力が上昇すると、ブーツ170がエアを圧縮しながら収縮する。
さらにピストン20が上昇すると、図4に示すように、連通路32がシリンダヘッド40によって閉塞される。連通路32が閉塞した後、ピストン20の上昇によるクッション室3の容積減少分の作動流体は、絞り通路33を介してロッド内室2へ流入する。絞り通路33はクッション室3からロッド内室2への作動流体の流れに抵抗を与えるので、クッション室3の圧力が上昇してピストン20の上昇が抑制される。これにより、クッション機能が発揮される。さらに、このとき、ブーツ170内には高圧のエアが蓄えられる。
その後、ピストン20の上死点位置、すなわち、流体圧シリンダ200の伸側ストローク端に達するまでクッション機能が発揮されるので、ピストン20がシリンダヘッド40に衝突する際の衝撃が緩和される。
また、クッション室3の圧力はパイロット通路24を介して逆止弁23に供給される。クッション室3の圧力の上昇によって逆止弁23に供給されるパイロット圧が所定の開弁圧を超えると、逆止弁23の逆止機能が解除される。これにより、駆動室1の作動流体が逆止弁23を介してロッド内室2へと流入する。
したがって、流体圧シリンダ200の伸長作動の度に駆動室1からロッド内室2へと作動流体が供給されるので、クッション室3内の作動流体が不足してクッション機能が低下することを防止できる。
一方、駆動室1の作動流体が給排通路50から排出されると、ピストン20及びピストンロッド130は自重によって下降する。ピストン20の下降によってクッション室3の容積が増加するので、ロッド内室2の作動流体が絞り通路33及び連通路32を介してクッション室3へ流入する。ロッド内室2の作動流体の液面が低下するのに伴って、ブーツ170が膨張する。
このように、ピストン20の下降時にはロッド内室2の作動流体がクッション室3に流入するが、ロッド内室2の容積はクッション室3の容積以上となるように設定されているので、流体圧シリンダ200が最収縮状態となる前にブーツ170がロッド内室2と同等の体積となるまで膨張して、ピストン20が下降できなくなることはない。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
ロッド内室2にブーツ170が収容され、ブーツ170によってロッド内室2の作動流体とエアとが隔てられるので、流体圧シリンダ200の伸縮に伴ってロッド内室2の作動流体が増減する際に作動流体が泡立つことを防止することができる。
さらに、ブーツ170がロッド内室2の作動流体圧に応じて膨縮するので、ロッド内室2をアキュムレータとして機能させることができ、流体圧シリンダ200の収縮時にブーツ170に蓄圧されたエアによってロッド内室2の作動流体をより円滑にクッション室3へと流入させることで円滑な動作を促進することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、ロッド内室2の作動流体とエアとを隔てるために、フリーピストン60又はブーツ170を用いた場合について例示したが、その他の構造により作動流体とエアとを隔ててもよい。
さらに、上記実施形態では、フリーピストン60又はブーツ170をロッド内室2に設けることで、作動流体の泡立ちの防止を図っているが、これらの部材を設けなくても、クッション油の不足を防止することは可能である。
さらに、上記実施形態では、ロッド内室2の容積が、クッション室3が最大となる流体圧シリンダ100、200の最収縮時におけるクッション室3の容積以上となるように設定されているが、ピストン20がシリンダチューブ10の底部まで下降しないタイプの流体圧シリンダであれば、ロッド内室2の容積がクッション室3の最大容積より小さくてもよい。
1 駆動室
2 ロッド内室
3 クッション室
10 シリンダチューブ
20 ピストン
24 パイロット通路
23 逆止弁
30 ピストンロッド
32 連通路
33 絞り通路
60 フリーピストン(隔離部材)
100 流体圧シリンダ
130 ピストンロッド
170 ブーツ(隔離部材)
200 流体圧シリンダ

Claims (5)

  1. シリンダチューブ内を摺動するピストンの下側の駆動室への作動流体の供給に応じて上方に伸長するとともに、前記ピストンが伸側のストローク端に達する前に伸長作動を抑制するクッション機能を有する単動型の流体圧シリンダであって、
    前記ピストンの上部に連結されて前記ピストンとの間にロッド内室を画成するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドと前記シリンダチューブとの間に画成され、前記流体圧シリンダの伸長に応じて容積が減少するクッション室と、
    前記ピストンロッドに形成され前記クッション室と前記ロッド内室とを連通する連通路と、
    前記連通路より下方に形成され前記クッション室から前記ロッド内室への作動流体の流れに抵抗を与えることで前記クッション機能を発揮する絞り通路と、
    前記ピストンに設けられ前記ロッド内室と前記駆動室とを連通するとともに前記ロッド内室から前記駆動室への作動流体の流れのみを許容する逆止機能を有する逆止弁と、
    前記ピストンに形成され前記クッション室の圧力をパイロット圧として前記逆止弁に導くことで逆止機能を解除させるパイロット通路と、
    を備えることを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 前記ロッド内室に収容され前記ロッド内室を作動流体とエアとに隔てるとともに前記ロッド内室の作動流体圧に応じてエアの体積を増減させる隔離部材をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  3. 前記隔離部材は、前記ロッド内室を上下に摺動可能であって上方にエアを蓄えるフリーピストンである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の流体圧シリンダ。
  4. 前記隔離部材は、内部にエアを蓄える膨縮可能なブーツである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の流体圧シリンダ。
  5. 前記ロッド内室の容積は、前記流体圧シリンダの最収縮時における前記クッション室の容積以上である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の流体圧シリンダ。
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