JP6885893B2 - 油圧プレス - Google Patents
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Description
このような従来技術として、特許文献1,2がある。これら従来技術の基本構造と問題点を、図10に基づき説明する。
主油室115への油路116には供給路161を介して操作弁V101とポンプPが接続され、副油室114への油路117には供給路162を介して操作弁V102と前記ポンプPが接続されている。前記引戻しシリンダ140へも操作弁V103を介して前記ポンプPが接続されている。
無負荷下降においては、タンク150からプレフィルバルブPV1,PV2を経由して主油室115および副油室114に作動油が吸い込まれる。
負荷が小さい場合には、操作弁V102を開にすることにより、ポンプPが吐出した圧油をサブシリンダ120にのみ供給し高速下降を行わせる。なお、メインシリンダ110には、プレフィルバルブPV1を経由してタンク150から油を吸い込ませる。
上昇時には操作弁V101,V102を閉、操作弁V103を開、さらにプレフィルバルブPV1,PV2にパイロット圧を供給し開にして、かつ引戻しシリンダ140にポンプPから圧油を供給し、スライド130とメインラム113を上昇させる。なお、シリンダ内の油をプレフィルバルブPV1,PV2を介してタンク150に返油する。
(1)このシリンダ構造では、主油室115への作動油給排は外部配管を用いて行うので、油漏れがしやすいという問題がある。
(2)主油室115の内部に高圧油が供給されるので、シリンダ体111とメインラム113の間に設けたパッキン119から油漏れが生じやすい。
(3)プレフィルバルブPV1は主油室115とタンク150との間で、スライドの無負荷下降時やスライド上昇時など高速作動させた場合には大量の作動油を通す必要があるので、大形のバルブを用いる必要がある。このため、油圧プレスのコンパクトに制約がかかるという問題がある。
第2発明の油圧プレスは、第1発明において、前記シリンダ体が、中空のシリンダ胴部材と該シリンダ胴部材の底端を塞ぐように取付けたシリンダ底部材とからなり、前記シリンダ胴部材と前記シリンダ底部材とは、位置決めキーにより中心軸まわりの位置を決め、ボルトで結合されていることを特徴とする。
第3発明の油圧プレスは、第2発明において、前記シリンダ底部材がスライドを兼ねていることを特徴とする。
第4発明の油圧プレスは、第1または第2発明において、前記メインシリンダの前記シリンダ体の外周に嵌入した嵌入部材を設け、該嵌入部材に、アプライド側のガイド部材に案内されるシリンダ側ガイド部を形成していることを特徴とする。
第5発明の油圧プレスは、第4発明において、前記シリンダ側ガイド部は、上側ガイドと下側ガイドとからなり、前記上側ガイドは前記シリンダ体の上部に設けられ、前記下側ガイドは前記シリンダ体の下部に設けられていることを特徴とする。
第6発明の油圧プレスは、第5発明において、前記上側ガイドおよび前記下側ガイドのガイド面は、それぞれ対角位置にあるガイド面の延長線上であって前記シリンダ体の中心と概略一致する位置に配置されていることを特徴とする。
第7発明の油圧プレスは、第5または第6発明において、前記シリンダ側ガイド部の相手部材であるアプライト側ガイド材が前後左右のアプライトに取付けられており、各アプライト側ガイド材には、前記メインシリンダの仕様上の最下降位置よりも更に下降させた位置で前記シリンダ側ガイド部と干渉しない非干渉部が設けられていることを特徴とする。
第8発明の油圧プレスは、第1発明において、前記メインシリンダのヘッド側油室に通ずる第1内部油路と、前記サブシリンダのサブ油室に通ずる第2内部油路と、前記メインシリンダのロッド側油室に通ずる第3内部油路が、前記メインシリンダのピストンロッドとクラウンに形成されていることを特徴とする。
第9発明の油圧プレスは、第8発明において、前記メインシリンダのヘッド側油室に連通する第4内部油路とロッド側油室に連通する第5内部油路が前記シリンダ体に形成されており、前記第4内部油路と前記第5内部油路との間の連通を開閉する第1開閉弁が設けられていることを特徴とする。
第10発明の油圧プレスは、第8または第9発明において、前記サブシリンダのサブ油室と連通する第6内部油路が前記子ラムおよび前記シリンダ体に形成されており、前記メインシリンダのヘッド側油室に連通する第7内部油路が前記シリンダ体に形成されており、前記第6内部油路と前記第7内部油路との間を開閉する第2開閉弁が設けられていることを特徴とする。
第11発明の油圧プレスは、第8、第9または第10発明において、前記第2内部油路には、油圧源につながった外部油路が接続されており、前記第1内部油路とタンクとの間には該タンクからの作動油供給を許容する第1プレフィルバルブが介装され、前記第2内部油路と前記タンクとの間には前記タンクからの作動油供給を許容する第2プレフィルバルブが介装され、前記第3内部油路と前記タンクとの間には前記タンクからの作動油供給を許容する第3プレフィルバルブが介装されていることを特徴とする。
第2発明によれば、メインシリンダをシリンダ胴部材とシリンダ底部材との二部材に分けたので、加工が容易となり安価に製造ができる。
第3発明によれば、シリンダ底部材をスライドの機能を果たせる大きさと形状にすることで、スライドを有するプレスと同等の機能を果たせ、かつコンパクトな油圧プレスとすることができる。
第4発明によれば、メインシリンダのシリンダ体にガイド部を構成する嵌入部材を嵌める構成とすることで、シリンダ体の強度低下を招くことなくガイド機能を果たすことができる。
第5発明によれば、ガイド部を上側と下側に分けたことで上下方向の真直度を確保しやすくなる。また、ガイド構造の自由度が増え、解体が容易となる。
第6発明によれば、圧油によるシリンダ体の膨張が生じても、その影響でガイド隙間が小さくなることを防止することができる。
第7発明によれば、メインシリンダを仕様上の最下降位置よりも更に下降させるとシリンダ側ガイド部とアプライト側ガイド材とが干渉しなくなるので、メインシリンダの引き出しがフレームなどの大きな解体を要せずに行える。
第8発明によれば、メインシリンダとサブシリンダの各油室への作動油供給が第1,第2,第3の内部油路によって一体構造とみなせる部材の中に油路を構築したため配管レスとすることが可能で油漏れが生じなくなる。
第9発明によれば、メインシリンダのヘッド側油室とロッド側油室との間で第4内部油路と第5内部油路により作動油移動ができるので、ロッド側油室の圧力を低圧に保持でき、パッキンボックスからの外部への油漏れを防止できる。
第10発明によれば、サブシリンダのサブ油室とメインシリンダのヘッド側油室の間で第6内部油路と第7内部油路により作動油移動ができ配管レスとなるため、外部への油漏れを防止できる。
第11発明によれば、メインシリンダのヘッド側油室からの作動油の排出は主に第4、第5内部油路を通じて、ヘッド側油室からロッド側油室へ油を移動させることができるので、第1内部油路からの作動油給排は比較的少量でよく、第1プレフィルバルブも小形でよくなる。このため、油圧プレスのコンパクト化が可能となる。
本発明に係る油圧プレスは、油圧を用いて被成形品の成形加工を行うプレスである。被成形品の成形加工としては、加圧下限近傍での負荷が急激に上昇する樹脂成形や偏心荷重がほとんど作用しない軸対称品などの鍛造や成形等を例示できる。
図1に基づき、本発明が適用される油圧プレスAの基本構造をまず説明する。
成形用の油圧シリンダは、メインシリンダ10とサブシリンダ20からなる。メインシリンダ10は、シリンダ体11とピストンロッド15とからなる。サブシリンダ20はメインシリンダ10内に組み込まれているが、その構造は後述する。
既述のごとく本発明の油圧プレスAには、スライドは使用されない。そのため、シリンダ体11の下端面に上側のダイホルダ7が取付けられる。前記ボルスタ4の上面には下側のダイホルダ8が取付けられる。
メインシリンダ10は、既述のごとくシリンダ体11とピストンロッド15とからなる。シリンダ体11は底部が塞がれ、上部が開放されたメイン油室12を有する。ピストンロッド15はロッド部上端がクラウン2の下面に固定されており、ピストンロッド15がメイン油室12内に挿入されて摺動する。
シリンダ体11の上端開口部とピストンロッド15の外側面との間には、パッキンボックス18が取付けられている。このパッキンボックス18はシリンダ体11の上方に取付けられているので、交換が容易にできる。
メインシリンダ10のピストンロッド15は受圧面積が大きいため大出力を出せるが、ピストンロッド15の受圧面積が大きいことから、シリンダ体11を低速でしか下降させることができない。
しかし、メインシリンダ10とサブシリンダ20を組み合わせると、プレス工程のなかで、高速低加圧と低速高加圧を組み合わせることができる。
クラウン2の上部の機器格納部5内には、3個のプレフィルバルブ、すなわち第1プレフィルバルブPV1、第2プレフィルバルブPV2および第3プレフィルバルブPV3が設けられている。これら3個のプレフィルバルブPV1〜PV3にはそれぞれタンク6に外部油路で接続されている。なお、外部油路で接続されるのではなく、配管を無くしプレフィルバルブPV1〜PV3をタンク内に設置してもよい。
サブシリンダ20のサブ油室21には、ポンプPから吐出される圧油が外部油路41および第2内部油路32を通じて供給される。
また、メインシリンダ10のヘッド側油室13には、サブ油室21と第6内部油路36と第7内部油路37を介してポンプPから吐出される圧油が供給される。
そして、メインシリンダ10のヘッド側油室13には、第1プレフィルバルブPV1を介してタンク6内の作動油が給排される。
サブシリンダ20のサブ油室21には、第2プレフィルバルブPV2を介してタンク6内の作動油が給排される。
メインシリンダ10のロッド側油室14には、第3プレフィルバルブPV3を介してタンク6内の作動油が給排される。
メインシリンダ10のシリンダ体11は、図2に示すような一体物でもよいのであるが、以下に示す分割型を採用することもできる。
図3は分割型シリンダ体11の一例を示している。
そして、シリンダ胴部材11Aとシリンダ底部材11Bとは、適宜の個所でボルトで結合されている。
すなわち、シリンダ胴部材11Aは円筒部材なので、加工機による内面切削が容易となり、また内面研磨も可能となるので、ピストンロッド15との接触面を高精度に仕上げることができる。
シリンダ底部材11Bは基本形状が円形なので、加工は容易である。
本発明の油圧プレスAでは、メインシリンダ10のシリンダ体11が昇降するので、ガイド構造はシリンダ体11とアプライト3との間に設けられる。このガイド構造は、シリンダ体11に取付けられるシリンダ側ガイド部62とアプライト3に取付けられるアプライト側ガイド材66とからなる。
シリンダ側ガイド部62は、直接シリンダ体11に取付けてもよいが、シリンダ体11に外装する別部材を介して間接的にシリンダ体11にシリンダ側ガイド部62を取付けてもよい。特許請求の範囲の記載は、この直接取付けと間接取付けを含む意味に解される。
嵌入部材61の上部はシリンダ体11の上部に対応する位置であり、嵌入部材61の下部はシリンダ体11の下部に対応する位置である。
このように、上下に分けた上側ガイド63と下側ガイド64を用いることで、シリンダ体11の上下方向の真直度を確実にガイドできるようになっている。
シリンダ体11(または嵌入部材61)に取付けられた上側ガイド63は上側ガイド材67で案内され、シリンダ体11(または嵌入部材61)に取付けられた下側ガイド64は下側ガイド材68で案内される。
上側非干渉部71は上側ガイド材67と下側ガイド材68の間に切り欠き状に設けられており、下側非干渉部72は下側ガイド材68の下側に空間として設けられている。
本実施形態のプレス動作には、(1)高速下降、(2)高速低圧加圧、(3)低速高圧加圧、および(4)上昇の4動作がある。
以下、順に説明する。
引き戻しシリンダ45のロッド側の油をタンク6に逃がすことにより、シリンダ体11は降下する。このとき、ヘッド側油室13には、第1内部油路31と第1プレフィルバルブPV1を通してタンク6から作動油が吸い込まれる。また、サブ油室21には、第2内部油路32と第2プレフィルバルブPV2を通して、タンク6から作動油が吸い込まれる。ロッド側油室14の作動油は、第2内部油路33と第3プレフィルバルブPV3を通してタンク6へ排油される。
このとき、第1開閉弁V1を開とするとロッド側油室14の作動油は、第4,第5内部油路34,35を通してヘッド側油室13に供給されるため、第1プレフィルバルブPV1の容量を小さくすることができる。
なお、上記のようにメインシリンダ10を自重落下させるのではなく、次に記載の高速低圧加圧モードで下降させても良い。
第1プレフィルバルブPV1にパイロット圧をかけて逆止弁機能を解除する。第2,第3プレフィルバルブPV2,PV3は閉じておく。
ポンプPからの作動油供給を続け、第2内部油路32を通じてサブ油室21へ圧油供給を続ける。
このとき、子ラム22の受圧面積に油圧力を乗じた加圧力が発生するので、低圧加圧ができる。また、圧油の加圧を受けるのは受圧面積の小さい子ラム22だけなので高速下降ができる。
大加圧力が必要になったストローク時点で、第2開閉弁V2を開とする、第3プレフィルバルブPV3にはパイロット圧をかけて逆止弁機能を解除して開の状態にし、第1,第2プレフィルバルブPV1,PV2はパイロット圧をかけない定常状態にしておく。
ポンプPからの作動油供給を続け、第2内部油路32を通じてサブ油室21へ圧油供給を続ける。
このとき、第3プレフィルバルブPV3は逆止弁機能を解除されているので、ロッド側油室14の作動油は第3内部油路33と第3プレフィルバルブPV3を介してタンク6に返油される。
加圧成形を終えた後、シリンダ体11は上昇させるが、この操作は引戻しシリンダ45で行われる。
第1,第2プレフィルバルブPV1,PV2は開とされ、第3プレフィルバルブPV3は定常状態のままとされる。引戻しシリンダ45でシリンダ体11を引き上げる。
なお、第1開閉弁V1を開としておけば、ヘッド側油室13内から排出すべき油をタンク6だけでなくロッド側油室14に返油することもできる。
(1)油漏れ防止効果(その1)
本実施形態の油圧プレスAでは以下のように内部配管を用いており、外部配管を用いないので剛性が高く振動に強いため、油漏れ防止効果が高い。
a)メインシリンダ10の油室への作動油供給が第1から第3の内部油路31,32,33によって行われるので油漏れを防止できる。
b)メインシリンダ10のヘッド側油室13とロッド側油室14との間で第4内部油路34と第5内部油路35により作動油給排ができるので、油漏れを防止できる。
c)サブシリンダ20のサブ油室21とメインシリンダ10のヘッド側油室13の間で第6内部油路36と第7内部油路37により作動油給排ができ、油漏れを防止できる。
(2)油漏れ防止効果(その2)
本実施形態の油圧プレスAでは、メインシリンダ10のロッド側油室14には返油時の作動油が貯えられるだけで高圧がかからないので、外部漏れが発生する可能性がある唯一の摺動部であるパッキンボックス18からの油漏れが生じにくい。
本実施形態の油圧プレスAでは、以下の理由によりコンパクト化が実現できる。
a)クラウン2にピストンロッド15を固定するため、シリンダをクラウンに装着するための孔(図10の符号101)を設ける必要がない。そのため、クラウン2を小形にでき、油圧プレスAをコンパクトにできる。
b)メインシリンダ10のシリンダ体11の底部でスライドを兼ねることができるので、専用のスライドを用いる必要がなく油圧プレスA全体のコンパクト化ができる。
c)メインシリンダ10のヘッド側油室13への作動油の供給は主に第4、第5内部油路34、35を通じて行えるので、第1内部油路31からの作動油供給は比較的少量でよく、第1プレフィルバルブPV1も小形でよくなる。このように第1プレフィルバルブPV1を通る作動油は、不足量補充と返油の場合だけなので、通過油量が小さくてすみ、小形のバルブを用いることができる。このため、油圧プレスAの上部構造をコンパクト化できる。
2 クラウン
3 アプライト
10 メインシリンダ
11 シリンダ体
12 メイン油室
13 ヘッド側油室
14 ロッド側油室
15 ピストンロッド
20 サブシリンダ
21 サブ油室
22 子ラム
31 第1内部油路
32 第2内部油路
33 第3内部油路
34 第4内部油路
35 第5内部油路
36 第6内部油路
37 第7内部油路
45 引戻しシリンダ
51 インロウ部分
52 位置決めキー
61 嵌入部材
62 シリンダ側ガイド部
63 上側ガイド
64 下側ガイド
66 アプライト側ガイド材
67 上側ガイド材
68 下側ガイド材
V1 開閉弁
V2 開閉弁
PV1 第1プレフィルバルブ
PV2 第2プレフィルバルブ
PV3 第3プレフィルバルブ
Claims (11)
- メインシリンダが、シリンダ体と該シリンダ体のメイン油室に挿入されたピストンロッドとからなり、
サブシリンダが、前記ピストンロッドの中心に形成されたサブ油室と、該サブ油室に挿入されかつ前記シリンダ体の中心に形成された子ラムとからなり、
前記メインシリンダのピストンロッドがクラウンに固定され、
前記メインシリンダのシリンダ体がクラウンに対し昇降自在であり、引戻しシリンダに連結されている
ことを特徴とする油圧プレス。 - 前記シリンダ体が、中空のシリンダ胴部材と該シリンダ胴部材の底端を塞ぐように取付けたシリンダ底部材とからなり、
前記シリンダ胴部材と前記シリンダ底部材とは、位置決めキーにより中心軸まわりの位置を決め、ボルトで結合されている
ことを特徴とする請求項1記載の油圧プレス。 - 前記シリンダ底部材がスライドを兼ねている
ことを特徴とする請求項2記載の油圧プレス。 - 前記メインシリンダの前記シリンダ体の外周に嵌入した嵌入部材を設け、
該嵌入部材に、アプライド側のガイド部材に案内されるシリンダ側ガイド部を形成している
ことを特徴とする請求項1または2記載の油圧プレス。 - 前記シリンダ側ガイド部は、上側ガイドと下側ガイドとからなり、
前記上側ガイドは前記シリンダ体の上部に設けられ、
前記下側ガイドは前記シリンダ体の下部に設けられている
ことを特徴とする請求項4記載の油圧プレス。 - 前記上側ガイドおよび前記下側ガイドのガイド面は、それぞれ対角位置にあるガイド面の延長線上であって前記シリンダ体の中心と概略一致する位置に配置されている
ことを特徴とする請求項5記載の油圧プレス。 - 前記シリンダ側ガイド部の相手部材であるアプライト側ガイド材が前後左右のアプライトに取付けられており、
各アプライト側ガイド材には、前記メインシリンダの仕様上の最下降位置よりも更に下降させた位置で前記シリンダ側ガイド部と干渉しない非干渉部が設けられている
ことを特徴とする請求項5または6記載の油圧プレス。 - 前記メインシリンダのヘッド側油室に通ずる第1内部油路と、
前記サブシリンダのサブ油室に通ずる第2内部油路と、
前記メインシリンダのロッド側油室に通ずる第3内部油路が、
前記メインシリンダのピストンロッドとクラウンに形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の油圧プレス。 - 前記メインシリンダのヘッド側油室に連通する第4内部油路とロッド側油室に連通する第5内部油路が前記シリンダ体に形成されており、
前記第4内部油路と前記第5内部油路との間の連通を開閉する第1開閉弁が設けられている
ことを特徴とする請求項8記載の油圧プレス。 - 前記サブシリンダのサブ油室と連通する第6内部油路が前記子ラムおよび前記シリンダ体に形成されており、
前記メインシリンダのヘッド側油室に連通する第7内部油路が前記シリンダ体に形成されており、
前記第6内部油路と前記第7内部油路との間を開閉する第2開閉弁が設けられている
ことを特徴とする請求項8または9記載の油圧プレス。 - 前記第2内部油路には、油圧源につながった外部油路が接続されており、
前記第1内部油路とタンクとの間には該タンクからの作動油供給を許容する第1プレフィルバルブが介装され、
前記第2内部油路と前記タンクとの間には前記タンクからの作動油供給を許容する第2プレフィルバルブが介装され、
前記第3内部油路と前記タンクとの間には前記タンクからの作動油供給を許容する第3プレフィルバルブが介装されている
ことを特徴とする請求項8,9または10記載の油圧プレス。
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