JP5876558B1 - オリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質及びその製造方法 - Google Patents

オリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた電池物性を実現する正極材料を得ることのできる、Sを含有することのないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質、及びその製造方法を提供する。【解決手段】下記式(A):LiFeaMnbMcPO4・・・(A)(式中、MはMg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdを示す。a、b及びcは、0<a<0.5、0.5<b<1、及び0≦c≦0.2を満たし、かつ2a+2b+(Mの価数)?c=2を満たす数を示す。)で表され、かつSを含まないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質。【選択図】なし

Description

本発明は、Sを含まないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質及びその製造方法に関する。
携帯電子機器、ハイブリッド自動車、電気自動車等に用いられる二次電池の開発が行われており、特にリチウムイオン二次電池は広く知られている。こうしたなか、オリビン型構造を有するLi(Fe,Mn)PO4等のリチウム遷移金属リン酸塩化合物からなる正極活物質は、資源的な制約に大きく左右されることがなく、しかも高い安全性を発揮することができるため、高出力で大容量のリチウムイオン二次電池を得るのに最適な正極材料となる。そして、これらの有用な正極活物質を得るべく、従来より種々の開発がなされている。
例えば、特許文献1では、水熱反応を用いつつ、一次結晶粒子を超微粒子化してオリビン型正極活物質内のリチウムイオン拡散距離の短縮化を図り、得られる電池の性能向上を試みている。また特許文献2においても、水熱反応を用いた製造方法により、微細で均一なLi(Fe,Mn)PO4結晶粒子を得ている。
特開2010−251302号公報 特表2007−511458号公報
これら特許文献1〜2に記載されるような水熱反応を用いる製造方法において、溶解性や反応性等を加味する観点から、原料である金属塩としては、その多くが硫酸金属塩を用いている。しかしながら、硫酸金属塩を用いると、極微量ではあるものの、硫酸塩由来の不純物が残存する可能性が生じ、電池特性のさらなる向上を十分に図れないおそれもある。また、水熱反応には、100℃以上の加温条件下での加圧の処理を要するため、専用の設備を整備せざるを得ないなか、かかる設備の劣化等を回避する上で、用い得る原料の金属塩の種類も制限されてしまう状況下にあり、依然として改善の余地がある。
したがって、本発明の課題は、優れた電池物性を実現する正極材料を得ることのできる、Sを含有することのないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質、及びその製造方法を提供することにある。
そこで本発明者らは、種々検討したところ、原料である金属化合物として硫酸金属塩を用いることなく、特定のpH調整剤を用いる等により、Sを含むことのないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質を見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、下記式(A):
LiFeaMnbcPO4・・・(A)
(式中、MはMg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdを示す。a、b及びcは、0<a<0.5、0.5<b<1、及び0≦c≦0.2を満たし、かつ2a+2b+(Mの価数)×c=2を満たす数を示す。)
で表され、かつSを含まないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質を提供することにある。
また、本発明は、(a)シュウ酸金属塩、金属塩化物、及びこれらの水和物からなる1種又は2種以上の金属化合物、(b)リン酸化合物、(c)リチウム化合物、(d)水、並びに(e)NaOH及びKOHから選ばれる1種又は2種のpH調整剤を含有し、かつ硫酸金属塩を含有しない混合物スラリーを撹拌して反応させることを特徴とする、上記オリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、Sを含まないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質を実現することができ、硫酸塩由来の不純物等の生成を未然に防止することが可能であるとともに、かかる正極活物質は、電池特性に優れるリチウムイオン二次電池を得ることのできる正極材料としても、極めて有用である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質は、下記式(A):
LiFeaMnbcPO4・・・(A)
(式中、MはMg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdを示す。a、b及びcは、0<a<0.5、0.5<b<1、及び0≦c≦0.2を満たし、かつ2a+2b+(Mの価数)×c=2を満たす数を示す。)
で表され、かつSを含まないことを特徴とする。
上記式(A)で表されるオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質は、少なくとも遷移金属であるマンガン(Mn)及び鉄(Fe)を含む。式(A)中、Mは、Mg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdを示し、好ましくはMg、又はZrである。aは、0<a<0.5であって、好ましくは0.1≦a≦0.3である。bは、0.5<b<1であって、好ましくは0.7≦b≦0.9である。cは、0≦c≦0.2を満たし、好ましくは0≦c≦0.1である。そして、これらa、b及びcは、2a+2b+(Mの価数)×c=2を満たす数である。上記式(A)で表されるオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質としては、具体的には、例えばLiMn0.8Fe0.2PO4、LiMn0.75Fe0.15Mg0.1PO4、LiMn0.75Fe0.19Zr0.03PO4等が挙げられる。
本発明のオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質は、Fe源及びMn源として、シュウ酸金属塩、金属塩化物、及びこれらの水和物からなる1種又は2種以上の金属化合物を用い、かつ硫酸金属塩又はその水和物を用いることなく得られる、いわゆるリチウム金属リン酸塩化合物である。これにより、Sを含有することのないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質を実現することができる。かかる本発明のリチウム二次電池用正極活物質を得るための製造方法は、より具体的には、(a)シュウ酸金属塩、金属塩化物、及びこれらの水和物からなる1種又は2種以上の金属化合物、(b)リン酸化合物、(c)リチウム化合物、(d)水、並びに(e)NaOH及びKOHから選ばれる1種又は2種のpH調整剤を含有し、かつ硫酸金属塩又はその水和物を含有しない混合物スラリーを撹拌して反応させる。
Fe源及びMn源として、成分(a)のシュウ酸金属塩、金属塩化物、及びこれらの水和物からなる1種又は2種以上の金属化合物を用いる。かかる金属化合物を構成する金属としては、少なくともFeを含む遷移金属(M)、及び少なくともMnを含む遷移金属(M)以外の金属(R)が挙げられる。遷移金属(M)としては、Feのほか、例えば、Ni、Co、Al、Zn、Mn、V、Zr、Y、Mo、La、Ce及びNd等が挙げられる。遷移金属(M)以外の金属(R)としては、Mgのほか、例えば、Ca、Sr、Ba、Pb、及びBi等が挙げられる。これら金属化合物は、シュウ酸金属塩、金属塩化物、及びこれらの水和物からなり、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。そして、硫酸金属塩又はその水和物は一切用いない。
成分(b)のリン酸化合物としては、オルトリン酸、メタリン酸、ピロリン酸、三リン酸、四リン酸、リン酸アンモニウム、リン酸水素アンモニウム等が用いられる。なかでも、オルトリン酸が好ましい。
成分(c)のリチウム化合物としては、フッ化リチウム、塩化リチウム、臭化リチウム、ヨウ化リチウム等のリチウム金属塩、水酸化リチウム、炭酸リチウム等が挙げられ、反応を容易に促進させる観点、及びコスト面等の観点から、炭酸リチウムを使用するのが好ましい。
混合物スラリー中における(a)金属化合物、(b)リン酸化合物、及び(c)リチウム化合物の金属化合物の含有量は、例えば、目的物がリン酸マンガン鉄リチウム(LiFe0.2Mn0.8PO4)の場合には、(a)金属(鉄・マンガン)化合物の含有量と(c)リチウム化合物の含有量とのモル比は、金属イオン(鉄イオン及びマンガンイオンの合計)とリチウムイオンとの換算比(金属イオン:リチウムイオン)で1:1〜1:2.5が好ましい。また、(c)リチウム化合物の含有量と(b)リン酸化合物の含有量とのモル比は、リチウムイオンとリン酸イオンとの換算比(リチウムイオン:リン酸イオン)で1:1〜2.5:1であるのが好ましい。
混合物スラリー中における成分(d)の水の含有量は、原料化合物の溶解性、撹拌の容易性、合成の効率等の点から、成分(b)のリン酸化合物のリンイオン1モルに対して10〜50モルが好ましく、さらに13〜30モルが好ましい。
成分(e)のNaOH及びKOHから選ばれる1種又は2種のpH調整剤は、混合物スラリー中において成分(d)の水が介在するなか、必要以上の加温や加圧を要することなく、必ずしも硫酸金属塩を用いずとも上記成分(a)〜(c)の反応を良好に促進する作用をもたらすものと考えられ、Sを含まない活物質の実現が可能となる。成分(e)のなかでも、得られる電池特性をより高める観点から、NaOHであるのが好ましい。
混合物スラリー中における成分(c)のリチウム化合物の含有量と成分(e)のNaOH及びKOHから選ばれる1種又は2種のpH調整剤の含有量とのモル比は、リチウムイオンと水酸化物イオンとの換算比(リチウムイオン:水酸化物イオン)で2.5:0.5〜1:2であるのが好ましく、2:1〜1:1.5であるのがより好ましい。
混合物スラリーを得るにあたり、これら成分(a)〜(e)の添加順序は特に限定されないが、副反応を防止し、反応を容易に進行させる観点から、少なくとも予め(b)リン酸化合物、(c)リチウム化合物、(d)水、及び(e)pH調整剤を混合して前駆体スラリーを調製した後、(a)金属化合物を添加して、混合物スラリーを得るのが好ましい。すなわち、このような順序で原料を添加すると、凝結が生じることなく、撹拌も容易となり、必要以上の加温や加圧を要することなく反応を良好に進行させることができる。
(c)リチウム化合物、(b)リン酸化合物、(d)水、及び(e)pH調整剤の添加順序は特に限定されないが、得られる混合物スラリーの分散性等を高める観点、及び反応を良好に進行させる観点から、予め(c)リチウム化合物、(e)pH調整剤、及び(d)水を混合し、スラリー水を得るのが好ましい。かかるスラリー水は、(d)水100質量部に対し、20〜50質量部の(c)リチウム化合物を含有するのが好ましく、25〜45質量部の(c)リチウム化合物を含有するのがより好ましく、30〜40質量部の(c)リチウム化合物を含有するのがさらに好ましい。次いで、得られたスラリー水に(b)リン酸化合物を滴下しながら撹拌して、上記前駆体スラリーを得るのが好ましい。(b)リン酸化合物を滴下して少量ずつ加えながら撹拌することで、得られる前駆体スラリー中における反応が良好に進行して、生成する前駆体粒子が均一に分散しつつ生成され、かかる粒子が不要に凝集するのをも効果的に抑制することができる。
なお、(b)リン酸化合物としてオルトリン酸(H3PO4)を用いる場合、70〜90質量%濃度の水溶液として用いるのが好ましい。(b)リン酸化合物の上記スラリー水への滴下速度は、好ましくは15〜50mL/分であり、より好ましくは20〜45mL/分であり、さらに好ましくは28〜40mL/分である。また、スラリー水の撹拌時間は、好ましくは1〜24時間であり、より好ましくは5〜15時間である。
スラリー水を撹拌する際における、スラリー水の温度は、好ましくは20〜90℃であり、より好ましくは20〜70℃である。
なお、スラリー水を撹拌する際、さらにスラリー水の沸点温度以下に冷却するのが好ましい。具体的には、80℃以下に冷却するのが好ましく、20〜60℃に冷却するのがより好ましい。
上記前駆体スラリーは、リン1モルに対し、リチウムを1〜2.5モル含有するのが好ましく、1.5〜2.5モル含有するのがより好ましい。リチウムのモル量が上記下限値に満たない場合は、未反応のリン酸の増大によって必要以上のpH低下を招き、続く工程中に不要な金属水和物が生成して混合物の粘度が増大してしまい、反応を良好に進行させることができなくなるおそれがある。一方、リチウムのモル量が上記上限値を超えると、良好な性能をもたらすリチウム金属リン酸塩化合物が得られないおそれがある。
上記調製した前駆体スラリーに、(a)金属化合物を添加すればよく、かかる金属化合物の添加順序は特に制限されない。また、これらの化合物を添加するとともに、必要に応じて酸化防止剤を添加してもよい。かかる酸化防止剤としては、亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)、ハイドロサルファイトナトリウム(Na224)、アンモニア水等を使用することができる。酸化防止剤の添加量は、過剰に添加されることでリチウム金属リン酸塩化合物の生成が抑制されるのを防止する観点から、(a)金属化合物1モルに対し、好ましくは0.01〜1モルであり、より好ましくは0.03〜0.5モルである。
上記成分(a)〜(e)を含有する混合物スラリーの25℃におけるpHは、副反応を防止する観点、及び反応を良好に進行させる観点から、好ましくは3.5〜9.0であり、より好ましくは4.0〜8.0であり、さらに好ましくは4.5〜7.5である。
得られた混合物スラリーは、大気圧以下の雰囲気圧力で撹拌して、目的物を生成させるための反応を進行させることができる。大気圧以下とは、具体的には0.1MPa以下であればよい。すなわち、本発明の製造方法は、特段加圧する必要なく、また大がかりな装置を要することなく、反応を良好に進行させてSを含有しないリチウム金属リン酸塩化合物を容易に得ることができる。撹拌する時間は、好ましくは6〜48時間であり、より好ましくは12〜24時間である。
また、反応させる際の温度は、好ましくは100℃未満であり、より好ましくは65〜95℃であり、さらに好ましくは70〜90℃である。したがって、過度の加熱や加圧を要することがなく、反応を良好に進行させることができる。
なお、混合物スラリー撹拌する際に用いる装置としては、特に制限されず、バッチ式、連続式のいずれであってもよく、加熱方式(間接又は直接)のものも使用することができる。
上記混合物スラリーを撹拌して反応させ、次いでろ過することにより、オリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の粒子が高収率で得られ、その結晶度も高い。かかる粒子の平均粒径は、リチウムイオン電池の電池特性を高める観点から、好ましくは10〜500nmであり、より好ましくは10〜100nmである。
得られたオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質は、洗浄後にろ過し、次いで乾燥することにより、単離することができる。洗浄する際における水の使用量は、オリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質1質量部に対し、好ましくは5〜100質量部であり、より好ましくは5〜50質量部である。乾燥手段としては、凍結乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥、箱型乾燥、流動床乾燥、外熱式乾燥が挙げられる。なかでも、凍結乾燥が好ましい。また、乾燥する際、予めオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質を用いて調製したスラリーを用いるのがよい。かかるスラリーにおけるオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の含有量(固形分濃度)は、電池特性を高める観点から、好ましくは20〜60質量%であり、より好ましくは30〜50質量%であり、さらに好ましくは35〜45質量%である。
この際、分散剤や増粘剤をスラリーに少量添加しても良く、分散剤としては、例えば、ポリカルボン酸系、ポリエーテル系、ポリアクリル酸系などを用いることができる。
増粘剤としては、例えば、酢酸、クエン酸などの有機酸を用いることができる。
こうして得られる乾燥物については、乾燥時又は乾燥後にセパレータ、サイクロン、篩等で分級してもよく、また乳鉢ピンミル、ロールミル、クラッシャー等を用いて粉砕してもよい。また、より優れた電池特性を発揮させる観点から、得られた粒子の表面に炭素を担持させるべく、炭素源としてグルコース、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、カーボンブラック等の導電性炭素材料を用い、得られたオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質及び導電性炭素材料を含有するスラリーを調製し、造粒後に焼成する処理を施してもよい。かかるスラリーには、適宜、有機バインダー、無機バインダーを含有させてもよい。
なお、かかる焼成する処理を施す場合、不活性ガス雰囲気下又は還元条件下で、好ましくは500〜800℃で10分〜24時間、より好ましくは600〜700℃で0.5〜3時間焼成するのが好ましい。焼成に用いる装置としては、焼成雰囲気及び温度の調整が可能なものであれば特に制限されず、バッチ式、連続式、加熱方式(間接又は直接)のいずれの方式のものも使用することができる。かかる装置としては、例えば、外熱キルンやローラーハース等の管状電気炉が挙げられる。
得られたオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の平均粒径は、電池特性を高める観点から、好ましくは3〜150μmであり、より好ましくは3〜100μmであり、さらに好ましくは5〜50μmである。
本発明のオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質を含むリチウムイオン電池用正極を適用できるリチウムイオン電池としては、正極と負極と電解液とセパレータを必須構成とするものであれば特に限定されない。
ここで、負極については、リチウムイオンを充電時には吸蔵し、かつ放電時には放出することができれば、その材料構成で特に限定されるものではなく、公知の材料構成のものを用いることができる。たとえば、リチウム金属、グラファイト又は非晶質炭素等の炭素材料等である。そしてリチウムを電気化学的に吸蔵・放出し得るインターカレート材料で形成された電極、特に炭素材料を用いることが好ましい。
電解液は、有機溶媒に支持塩を溶解させたものである。有機溶媒は、通常リチウムイオン二次電池の電解液の用いられる有機溶媒であれば特に限定されるものではなく、例えば、カーボネート類、ハロゲン化炭化水素、エーテル類、ケトン類、ニトリル類、ラクトン類、オキソラン化合物等を用いることができる。
支持塩は、その種類が特に限定されるものではないが、LiPF6、LiBF4、LiClO4及びLiAsF6から選ばれる無機塩、該無機塩の誘導体、LiSO3CF3、LiC(SO3CF32及びLiN(SO3CF32、LiN(SO2252及びLiN(SO2CF3)(SO249)から選ばれる有機塩、並びに該有機塩の誘導体の少なくとも1種であることが好ましい。
セパレータは、正極及び負極を電気的に絶縁し、電解液を保持する役割を果たすものである。たとえば、多孔性合成樹脂膜、特にポリオレフィン系高分子(ポリエチレン、ポリプロピレン)の多孔膜を用いればよい。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
LiOH・H2O 2.518g(60mmol)、NaOH 4.8g(120mmol)、水 90mLを混合してスラリー水を得た。次いで、得られたスラリー水を、25℃の温度に保持しながら10分間撹拌しつつ85%のリン酸水溶液 5.879gを35mL/分で滴下し、続いて12時間撹拌することにより前駆体スラリーを得た。かかる前駆体スラリーは、窒素ガスパージにて溶存酸素濃度を0.5mg/Lとし、リン1モルに対し、1モルのリチウムを含有していた。
次に、得られた前駆体スラリー全量に対し、MnCl2・4H2O 15.83g、FeCL2・4H2O 3.98gを添加して、pH6.0の混合物スラリーを得た。このとき、添加したMnCl2とFeCL2のモル比(マンガン化合物:鉄化合物)は、4:1であった。また、混合物スラリー中におけるリチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)は0.5:1であった。
続いて、得られた混合物スラリーを窒素ガスパージにて0.1MPaの雰囲気圧力下、80℃で12時間撹拌し、反応を進行させた。生成した結晶をろ過し、次いで結晶1質量部に対し、12質量部の水により洗浄した。洗浄した結晶を−60℃で12時間凍結乾燥して、正極活物質であるリン酸マンガン鉄リチウム化合物(LiMn0.8Fe0.2PO4)を得た。
そして、得られたリン酸マンガン鉄リチウム化合物 10g、グルコース 0.41g、エタノール 90g、及び水 10mLを1時間遊星ボールミル(媒体1mmФ)にて粉砕・混合してろ過した後、アルゴン水素雰囲気下(水素濃度3%)、700℃で1時間焼成して、炭素を担持させてなるリチウム二次電池用正極活物質(炭素量:活物質中に5質量%)を得た。
[実施例2]
LiOH・H2Oを5.035g(120mmol)、NaOHを2.4g(60mmol)とし、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=2.0:1、pH=5.8)を得た以外、実施例1と同様にして正極活物質を得た。
[実施例3]
LiOH・H2Oを6.295g(150mmol)、NaOHを1.2g(30mmol)とし、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=5.0:1、pH=5.4)を得た以外、実施例1と同様にして正極活物質を得た。
[実施例4]
NaOHを4.4g(110mmol)とし、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=0.545:1、pH=3.5)を得た以外、実施例1と同様にして正極活物質を得た。
[実施例5]
NaOHを5.6g(140mmol)とし、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=0.429:1、pH=8.0)を得た以外、実施例1と同様にして正極活物質を得た。
[実施例6]
反応温度を70℃とした以外、実施例1と同様にして正極活物質を得た。
[実施例7]
MnCl2・4H2Oを8.906g(45mmol)、FeCl2・4H2Oを1.789g(9mmol)とし、MgCl2・6H2Oを1.220g(6mmol)を添加し、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=0.545:1、pH=5.8、リン1モルに対して1モルのリチウムを含有)を得た以外、実施例2と同様にして正極活物質を得た。
[実施例8]
MnCl2・4H2Oを8.906g(45mmol)、FeCl2・4H2Oを2.266g(11.4mmol)とし、ZrCl2O・8H2Oを0.580g(1.8mmol)を添加し、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=0.545:1、pH=5.9、リン1モルに対してモルのリチウムを含有)を得た以外、実施例2と同様にして正極活物質を得た。
[実施例9]
MnCl2・4H2O、及びFeCL2・4H2Oの代わりに、Mn(C24)・2H2O 14.32g、及びFe(C24)・2H2O 3.60gを用い、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=0.5:1、pH=6.5)を得た以外、実施例1と同様にして正極活物質を得た。
[実施例10]
LiOH・H2Oを5.035g(120mmol)、NaOHを2.4g(60mmol)とし、MnCl2・4H2O、及びFeCL2・4H2Oの代わりに、Mn(C24)・2H2O 14.32g、及びFe(C24)・2H2O 3.60gを用い、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=2.0:1、pH=6.0)を得た以外、実施例1と同様にして正極活物質を得た。
[実施例11]
LiOH・H2Oを6.295g(150mmol)、NaOHを1.2g(30mmol)とし、MnCl2・4H2O、及びFeCL2・4H2Oの代わりに、Mn(C24)・2H2O 14.32g、及びFe(C24)・2H2O 3.60gを用い、混合物スラリー(リチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)=5.0:1、pH=5.8)を得た以外、実施例1と同様にして正極活物質を得た。
[比較例1]
LiOH・H2O 2.518g(60mmol)、NaOH 4.8g(120mmol)、水 90mLを混合してスラリー水を得た。次いで、得られたスラリー水を、25℃の温度に保持しながら2分間撹拌しつつ85%のリン酸水溶液 5.879gを35mL/分で滴下し、続いて12時間撹拌することにより前駆体スラリーを得た。かかる前駆体スラリーは、窒素ガスパージにて溶存酸素濃度を0.5mg/Lとし、リン1モルに対し、1モルのリチウムを含有していた。
次に、得られた前駆体スラリー全量に対し、MnSO4・5H2O 19.29g、FeSO4・7H2O 4.17gを添加して、pH6.0の混合物スラリーを得た。このとき、添加したMnCl2とFeCL2のモル比(マンガン化合物:鉄化合物)は、4:1であった。また、混合物スラリー中におけるリチウム化合物の含有量とNaOHの含有量とのモル比(リチウムイオン:水酸化物イオン)は0.5:1であった。
続いて、得られた混合物スラリーを窒素ガスパージにて0.1MPaの雰囲気圧力下、80℃で12時間撹拌し、反応を進行させた。生成した結晶をろ過し、次いで結晶1質量部に対し、12質量部の水により洗浄した。洗浄した結晶を−60℃で12時間凍結乾燥して、正極活物質であるリン酸マンガン鉄リチウム化合物(LiMn0.8Fe0.2PO4)を得た。
実施例1〜11、比較例1の上記諸条件等を表1に示す。
Figure 0005876558
《試験例1:生成相の観察、S及びClの含有量測定》
実施例1〜11及び比較例1で得られた正極活物質を用い、XRD分析により生成相を観察し、評価した。また、S成分の含有量を誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP−AES、堀場製作所製)で測定し、Cl成分の含有量をイオン分析計(東亜ディーケーケー製)で測定した。
結果を表2に示す。
Figure 0005876558
《試験例2:充放電特性の評価》
実施例1〜11及び比較例1で得られた正極活物質を用い、リチウムイオン二次電池の正極を作製した。具体的には、得られた正極活物質、ケッチェンブラック、ポリフッ化ビニリデンを重量比75:15:10の配合割合で混合し、これにN−メチル−2−ピロリドンを加えて充分混練し、正極スラリーを調製した。正極スラリーを厚さ20μmのアルミニウム箔からなる集電体に塗工機を用いて塗布し、80℃で12時間の真空乾燥を行った。その後、φ14mmの円盤状に打ち抜いてハンドプレスを用いて16MPaで2分間プレスし、正極とした。
次いで、上記の正極を用いてコイン型リチウムイオン二次電池を構築した。負極には、φ15mmに打ち抜いたリチウム箔を用いた。電解液には、エチレンカーボネート及びエチルメチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒に、LiPF6を1mol/Lの濃度で溶解したものを用いた。セパレータには、ポリプロピレンなどの高分子多孔フィルムなど、公知のものを用いた。これらの電池部品を露点が−50℃以下の雰囲気で常法により組み込み収容し、コイン型リチウム二次電池(CR−2032)を製造した。
製造したリチウム二次電池を用い、放電容量測定装置(HJ−1001SD8、北斗電工製)にて充放電を1サイクル行った。充電条件は、電流0.1CA(17mAh/g)、電圧4.5Vの定電流電圧充電とし、放電条件は電流3CA(510mAh/g)、電圧2.0Vの定電流電圧放電とした。
結果を表3に示す。
Figure 0005876558
表1〜3の結果より、実施例1〜11で得られた活物質は、Sが一切含まれていない上、従来の正極活物質(比較例1)と同等の電池特性を発揮できることがわかる。

Claims (4)

  1. 下記式(A):
    LiFe a Mn b c PO 4 ・・・(A)
    (式中、MはMg、Ca、Sr、Y、Zr、Mo、Ba、Pb、Bi、La、Ce、Nd又はGdを示す。a、b及びcは、0<a<0.5、0.5<b<1、及び0≦c≦0.2を満たし、かつ2a+2b+(Mの価数)×c=2を満たす数を示す。)
    で表され、かつSを含まないオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法であって、
    (a)シュウ酸金属塩、金属塩化物、及びこれらの水和物からなる1種又は2種以上の金属化合物、(b)リン酸化合物、(c)リチウム化合物、(d)水、並びに(e)NaOH及びKOHから選ばれる1種又は2種のpH調整剤を含有し、かつ硫酸金属塩又はその水和物を含有しない混合物スラリーを撹拌して反応させることを特徴とするオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法。
  2. 混合物スラリーを、大気圧以下の雰囲気圧力で撹拌して反応させる、請求項に記載のオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法。
  3. 混合物スラリーを撹拌して反応させる際の温度が、100℃未満である請求項又はに記載のオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法。
  4. 混合物スラリーの25℃におけるpHが、3.5〜9.0である、請求項のいずれか1項に記載のオリビン型リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法。
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