JP5876082B2 - モニタを備えたコンタクトレンズ洗浄システム - Google Patents

モニタを備えたコンタクトレンズ洗浄システム Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2011年2月23日に出願された米国仮特許出願第61/445,910号、および2011年10月14日に出願された同61/547,598号の利益を主張する。上記出願は、参照により、それらの全体が本明細書に組み込まれる。
参照による組み込み
本出願に記載される全ての刊行物および特許出願は、あたかも各個々の刊行物および特許出願が、参照によって組み入れられることが具体的にかつ個別に示されているかのように本明細書に組み入れられる。
本発明は、概して、コンタクトレンズを洗浄および消毒するためのシステム、ならびにその使用方法に関する。種々の態様において、本発明は、反応センサを使用して洗浄液中和プロセスを監視し、測定値を理論値と比較するシステムを対象とする。本発明は、反応センサによって得られた測定値に基づいて、プロセスが適切に進行しているかどうかを判定し、中和の状態をユーザに通知する。
コンタクトレンズには、多目的システムおよび過酸化水素ベースシステムの2つの主要な種類の化学的消毒システムが存在する。汚染微生物を迅速に死滅させること、保存剤を含まない梱包、ユーザに影響を与えにくいこと、そして、水および酸素等の天然副産物に中和されるために、過酸化水素ベースのシステムが好まれることが多い。過酸化水素ベースのシステムの短所は、何時に消毒時間が開始されたかを記憶して、いつ中和プロセスが終了するかを計算する必要があることである。また、過酸化水素溶液が中和されてから時間が経過し過ぎると、最終的には滅菌溶液が再感染して微生物の増殖を助長する可能性がある。ユーザが過酸化水素ベースのシステムから多目的システムに切り換える主な理由の1つは、過酸化水素ベースのシステムでは、コンタクトレンズを消毒する度に、ユーザは、白金触媒がどれだけ効果的に作用しているかの知識を持たずに、理想的な使用時間がいつであるか、すなわち、化学性結膜炎または角膜炎を回避するために、過酸化物が完全に中和されたことを確実にするための十分な経過時間が経過し、かつ、滅菌溶液が微生物に再感染していないことを確実にするための十分に短い経過時間が経過するのはいつかを計算する必要があるということである。
コンタクトレンズの洗浄および殺菌システムの例は、米国特許第4,687,997号に記載される。この洗浄システムは、設定時間の間、レンズを消毒液中に挿入し、その後、第2の設定時間の間、中和溶液中に挿入することを要求する。消毒剤が洗浄ケース内にある間は、第1のインジケータが安定した光を示し、中和溶液がケース内にあるときは、第2のインジケータが安定した光を示す。システムは、洗浄ケース内の溶液の電気伝導率を測定することによって、消毒液を中和溶液と区別する。所定時間後、両方の光が点滅し、それぞれ、アイテムが消毒および中和されたことを示唆する。このシステムは、溶液の洗浄、消毒、または中和の有効性を監視しないが、時間の経過に応じて、インジケータの光が点滅して消毒および中和サイクルが終了したことを示すのみである。
洗浄および殺菌システムの別の例は、米国特許第6,183,705号に記載される。このシステムは、コンタクトレンズを洗浄し、加熱してコンタクトレンズ溶液媒体を消毒するために超音波を使用する。システムは、筐体、制御回路アセンブリ、超音波導波管、2本の電極を有する加熱ロッド、および自動制御回路を使用して操作される段階的洗浄カップを含む。制御回路は、加熱ロッドおよび超音波導波管を制御するためのマイクロプロセッサを含む。マイクロプロセッサは、設定時間の間、超音波振動子を操作し、次いで停止する。休止時間後、マイクロプロセッサは、温度センサによって測定されるように90℃の設定温度まで洗浄液を加熱し、次いで、加熱ロッドの電源を切り、別の設定時間の間、加熱された溶液中にレンズを浸漬させる。この場合も同様に、このシステムは、洗浄液の有効性を監視しない:洗浄プロセスは、常に同じ設定時間間隔で進行し、インジケータの光は、洗浄プロセスがどの段階にあるかを示すのみである。
本発明は、軟性(親水性)および剛性のガス透過性コンタクトレンズを洗浄および消毒するための過酸化水素溶液を使用し、過酸化物の中和のために白金ディスクを使用する。コンタクト上に残った溶液がコンタクトレンズ挿入の間に眼を刺激しないように、過酸化水素を水および酸素に変換するために中和が必要である。システムは、デバイス内の洗浄液を監視し、光および/または文字による指示を用いて、コンタクトレンズ洗浄プロセスを通してユーザを誘導する。
また、システムは、内部および外部の温度を監視し、過酸化水素溶液が適切に中和していることを確認する。監視は、発熱性の過酸化物中和プロセスが許容可能な速度で起こっていることを確認することによって行われる。中和不良の原因として、古いもしくは使用期限の切れた過酸化物溶液、保存状態が不良である洗浄液、極端な溶液温度、または白金ディスクの触媒能が低下したことが挙げられる。デバイスは、ユーザが偶発的に過酸化水素溶液の瓶の代わりに生理食塩水の瓶を使用したかどうかを判定することができる。過酸化水素溶液の瓶の代わりに生理食塩水の瓶が使用された場合、コンタクトレンズの洗浄および消毒は開始されず、眼の感染リスクを増加させない。また、デバイスは、洗浄後および眼に挿入する前に、生理食塩水を用いてコンタクトをすすぎたいという衝動を最小限に抑える:生理食塩水の代わりに過酸化水素が誤って使用された場合、化学性結膜炎または角膜炎が起こり得る。
本発明は、概して、コンタクトレンズを洗浄および消毒するための装置に関する。通常の医療デバイス洗浄プロトコルのコンプライアンスを促進するために1つ以上のメッセージが表示される医療デバイスを洗浄するために使用される洗浄液とともに使用するための装置、システム、および方法が本明細書に提供される。
以下の実施形態、装置、およびそれらの変形例は例示的および説明的であり、範囲を限定することを意図するものではない。
一実施形態において、コンタクトレンズ洗浄システムは、コンタクトレンズホルダと、コンタクトレンズホルダおよび洗浄液を収容するように適合されるバイアルと、洗浄液の化学反応速度を監視するように適合される反応センサと、反応センサから反応信号を受信するために反応センサと通信する処理デバイスと、処理デバイスと通信する表示部と、を備え、処理デバイスは、反応信号に基づいて洗浄有効性情報を提供するために表示部を操作するように適合される。触媒要素は、バイアル内に配置され、洗浄液と反応するように適合されてもよい。反応センサは、温度センサであってもよい。温度センサは、バイアルを覆うキャップ内またはバイアルの外側に配置されてもよい。処理デバイスは、反応信号から温度変化速度を判定するように適合されてもよい。
一実施形態において、システムは、温度変化速度を理論上の温度変化速度と比較することによって洗浄有効性を判定することができる。システムは、バイアルの外側に配置される周囲温度センサを含んでもよく、バイアル周辺の空気の温度を測定することができる。処理デバイスは、周囲温度センサからの温度信号に基づいて洗浄有効性情報を表示することができる。システムは、処理デバイスと通信する使用カウンタを含んでもよい。処理デバイスは、洗浄システムの洗浄のための使用回数に対応する情報を表示することができる。
反応センサは、圧力センサであってもよい。システムは、バイアルを支持するためのキャディを含んでもよい。表示部は、キャディ内に配置されてもよい。表示部は、バイアル上のキャップ内に配置されてもよい。システムは、バイアル内に配置される溶液センサを含んでもよい。処理デバイスは、溶液センサからの信号に基づいてバイアル内の洗浄液の存在を判定することができる。溶液センサは、電極および/または容量センサを含んでもよい。
別の実施形態において、コンタクトレンズを洗浄し、洗浄有効性情報を表示するための方法は、コンタクトレンズをコンタクトレンズホルダ内に受容することと、洗浄液をバイアル内に受容することであって、バイアルは、コンタクトレンズおよびコンタクトレンズホルダを収容する、受容することと、洗浄液の化学反応速度および該化学反応速度に基づく洗浄有効性情報を判定することと、洗浄有効性情報を表示することと、を含む。
バイアルは、触媒も収容することができ、化学反応速度は、洗浄液と触媒との間の化学反応の速度を含んでもよい。判定するステップは、温度を監視すること、洗浄液の温度を監視すること、バイアルの外部の温度を監視すること、温度変化速度を計算すること、温度変化速度を論理上の温度変化速度と比較すること、および/または、バイアル内の温度を監視することを含んでもよい。
方法は、バイアルの外側の周囲温度を監視することを含んでもよく、そのため判定するステップは、バイアル内の温度および周囲温度から化学反応速度を判定することを含む。方法は、コンタクトレンズ洗浄のための使用回数を数えることを含んでもよく、コンタクトレンズ洗浄のための使用回数に関連する情報を表示してもよい。判定するステップは、バイアル内の圧力を監視することを含んでもよい。方法は、化学反応速度を判定するステップの前に、バイアル内に洗浄液があるかどうかを判定することを含んでもよい。
別の実施形態において、装置は、コンタクトレンズカップに取り付けられるように構成されるキャップアセンブリ、キャップアセンブリからカップ内に延在するコンタクトレンズホルダ、キャップアセンブリに取り付けられ、カップ内の溶液の存在を判定するように構成される溶液センサ、キャップアセンブリに取り付けられる第1の温度センサ、表示部、およびキャップ内のマイクロコントローラを含んでもよい。マイクロコントローラは、溶液センサ、第1の温度センサ、および表示部と通信できる。
溶液センサは、伝導率を測定する一対の電極または容量センサであってもよい。装置は、溶液を中和するための触媒を含んでもよく、溶液は過酸化水素であってもよい。第1の温度センサは、熱電対またはサーミスタであってもよく、溶液またはカップ周辺の空気の温度を測定するように位置付けられてもよい。
装置は、第2の温度センサを含んでもよい。第2の温度センサは、カップ周辺の空気の温度を測定するように位置付けられてもよく、また、マイクロコントローラと通信することができる。マイクロコントローラは、電極からの伝導率データ、第1の温度センサからの溶液温度データ、および第2の温度センサからの空気温度データを受信するように適合されてもよい。マイクロコントローラは、データに基づいて信号を出力することができる。
マイクロコントローラによる信号出力は、表示部上のLEDを駆動することができ、表示部上に文字表示を提供することができる。
文字表示は、液晶ディスプレイによって提供されてもよい。容量性タッチセンサが、キャップアセンブリに取り付けられてもよい。装置は、マイクロコントローラに電力供給するための電池を含んでもよい。
別の実施形態において、コンタクトレンズを洗浄し、洗浄プロセスの状態を表示するための方法は、コンタクトレンズをコンタクトレンズホルダ内に受容することを含んでもよい。コンタクトレンズ洗浄液がコンタクトレンズカップ内に受容されてもよく、カップ内に洗浄液があるかどうかの判断がなされる。洗浄液がカップ内に存在する場合、方法は、洗浄液の温度を測定することを含んでもよい。洗浄の状態は、洗浄液の温度に基づいて判定することができる。洗浄の状態を表示することができる。
カップ周辺の空気の温度を測定することができる。洗浄の状態は、測定された空気の温度に基づいて判定され、LED表示部上に表示されてもよい。状態は、メッセージ表示部上に表示されてもよい。洗浄の状態を判定することは、カップ内の伝導率を測定することを含んでもよい。洗浄液を監視することは、容量性タッチセンサによって開始されてもよい。
別の実施形態において、コンタクトレンズを洗浄および消毒するための装置は、キャップアセンブリ、コンタクトレンズホルダ、洗浄液、触媒、第1の温度センサ、表示部、およびマイクロコントローラを含んでもよい。キャップアセンブリは、コンタクトレンズカップに取り付けられるように構成される。コンタクトレンズホルダは、キャップアセンブリからカップ内に延在する。洗浄液は、カップ内に収容される。触媒は、カップ内に収容され、洗浄液を中和するように構成される。第1の温度センサは、キャップアセンブリに取り付けられる。マイクロコントローラは、キャップ内にあり、第1の温度センサおよび表示部と通信する。
別の実施形態において、1つ以上のメッセージが表示される医療デバイスを洗浄するために使用される洗浄液とともに使用するための装置、システム、および方法が提供される。メッセージは、ユーザに洗浄プロトコルまたは洗浄システムの状態について通知することができ、いつ医療デバイスを使用するのが安全か、いつ洗浄システムを交換するべきか、そして場合によっては、医療従事者に相談することといったメッセージを含む、適切な洗浄プロトコルのコンプライアンスを促進することができる。
別の実施形態は、医療デバイスを洗浄するために使用される洗浄液とともに使用するように適合される装置であって、トリガと、トリガと通信し、トリガが作動された回数のカウントを提供する処理デバイスと、処理デバイスと通信する表示デバイスとを含み、表示デバイスはカウントに基づいてメッセージを表示する、装置を提供する。特定の実施形態において、医療デバイスは、コンタクトレンズであってもよい。例えば、表示デバイスは、あるカウントに達すると、例えば、カウントが180(毎日使用した場合の6ヶ月のカウントである)のとき、「ケースと溶液を交換してください」というメッセージを表示することができる。
別の実施形態は、医療デバイスを洗浄するために使用される洗浄液とともに使用するように適合され、洗浄液または付近の領域または医療デバイスの特性を測定するセンサと、検出器と通信する処理デバイスと、処理デバイスと通信する表示デバイスとを含んでもよい装置であって、表示デバイスは、洗浄液または付近の領域または医療デバイスの特性に基づいてメッセージを表示する、装置を提供する。特定の実施形態において、洗浄液は過酸化水素を含む。特定の実施形態において、医療デバイスはコンタクトレンズである。特定の実施形態において、センサは、温度センサ、電子センサ、圧力センサ、音センサ、光センサ、またはガスセンサである。特定の実施形態において、処理デバイスは、センサからの入力信号を1つ以上の設定値と比較し、その比較に応じて1つ以上の出力信号を表示デバイスに提供する。特定の実施形態において、表示デバイスはライト(例えば、LED)または液晶ディスプレイである。
別の実施形態は、医療デバイスを洗浄するために使用される洗浄液とともに使用するように適合される装置であって、洗浄サイクルの間に洗浄液または付近の領域の温度プロファイルを測定する温度センサと;温度センサと通信し、許容可能な温度プロファイルの範囲をメモリ内に格納する処理デバイスと;タイマーと;処理デバイスと通信する表示デバイスとを備え、温度センサが許容可能な温度プロファイルの範囲内に属するかまたは範囲外である温度プロファイルを測定するかどうかに応じて、異なるメッセージが表示デバイス上に表示される、装置を提供する。
別の実施形態は、医療デバイスを洗浄するために使用される洗浄液とともに使用するように適合され、ユーザにメッセージを提供する装置であって、洗浄液または付近の領域または医療デバイスの特性を測定するための手段と;(a)入力信号を受け取り、(b)入力信号と1つ以上の設定値との比較を提供し、(c)その比較に応じて1つ以上の出力信号を提供するための処理手段と;出力信号に基づいてメッセージを表示するための手段とを備える、装置を提供する。
別の実施形態は、洗浄液を用いて医療デバイスを洗浄するためのプロトコルの患者コンプライアンスを監視する方法であって、洗浄液または付近の領域または医療デバイスの特性を測定することによってデータを得ることと、そのデータに従って1つ以上のメッセージを表示することとを含む、方法を提供する。いくつかの実施形態において、データは、医療専門家に提供されてもよい。
本発明の新規特徴を添付の特許請求の範囲に具体的に記載する。本発明の原則が利用される例示的な実施形態について記載する以下の詳細な説明とその添付の図面を参照することによって、本発明の特徴および利点のよりよい理解が得られるであろう。
例示的なコンタクトレンズ保存システムを示す。 別の例示的なコンタクトレンズ保存システムを示す。 例示的な動作のフローチャートを示す。 別の例示的なコンタクトレンズ保存システムを示す。 別の例示的な動作のフローチャートを示す。 別のコンタクトレンズ保存システムの上面図および側面図をそれぞれ示す。 コンタクトレンズ洗浄ケースおよびモニタの側面斜視図を示す。 コンタクトレンズキャップ、レンズバスケット、および白金触媒の側面図を示す。 主要な内部構成要素を示すコンタクトレンズキャップの上面斜視図を示す。 LED構成を示すコンタクトレンズキャップの別の上面斜視図を示す。 LCD構成を示すコンタクトレンズキャップの別の上面斜視図を示す。 経時的な溶液の温度上昇の速度を示す。 初期溶液温度に対する依存率を示す。 式の傾きおよびy切片の方程式の決定を示す。 空気がコンタクトレンズケース内の溶液を加熱する速度の決定を示す。 サーミスタのRC時間対温度変換の例を示す。 医療デバイス用の洗浄デバイスのブロック図を示す。 例示的な温度を感知するコンタクトレンズ洗浄ケースのブロック図を示す。 別の例示的な動作のフローチャートを示す。 別の例示的なコンタクトレンズ保存システムを示す。 図17の洗浄ケースの側面図および上面図をそれぞれ示す。
本発明は、過酸化水素および中和触媒を使用するシステムにおいて等、コンタクトレンズ洗浄プロセスの有効性および状態を監視するためのシステムおよび方法に関する。本発明の目的の1つは、いつ触媒がコンタクトレンズを眼に挿入できるほど十分低く過酸化物の濃度を低下させたかの判定の向上をユーザに提供することである。従来、経過時間にのみ基づいて行われ、溶液の温度に対して補正されなかった判定を改善することにより、偶発的な過酸化物による眼の熱傷によって引き起こされる化学性結膜炎のリスクを大幅に減少することができる。偶発的な熱傷は、過酸化水素消毒システムの誤った使用法、使用期限の切れた過酸化物溶液の使用、保存状態が不良である消毒液、極端な消毒液温度、挿入前に過酸化水素を用いてコンタクトをすすぐこと、または触媒能の低下した白金触媒の使用によって引き起こされる可能性がある。
白金触媒がどれだけ効果的に洗浄液を中和しているかの知識を持たずに、ユーザは、コンタクトレンズを消毒する度に、安全な使用時間がいつであるかを計算する必要があり得る。すなわち、ユーザは、化学性結膜炎を回避するために、過酸化物が完全に中和されたことを確実にするための十分な時間が経過し、かつ、滅菌溶液が微生物に再感染していないことを確実にするための十分に短い経過時間が経過したのはいつかを判断する必要があり得る。本発明は、ユーザのために自動的に計算を行うため、ユーザは計算を行う必要がなく、また、デバイスが、中和の間に起こる化学反応の効果を評価する。
システムは、コンタクトレンズカップまたはバイアルに取り付けられるように構成されるキャップアセンブリを含む。キャップおよびコンタクトレンズカップまたはバイアルを含む洗浄ケースの例は、文献において周知であり、本明細書には示されない他の特徴を含んでもよい。そのようなケースの例は、米国特許第4,637,919号、第4,750,610号、第5,186,317号、第5,366,078号、第5,558,846号、第5,609,284号、第5,609,837号、および第6,148,992号に見出すことができる。市販のそのようなケースの例は、AOSEPT(登録商標)Disposable Cup & Disc(CIBA VISION(登録商標))およびCLEAR CARE(登録商標)(CIBA VISION(登録商標))システムに見いだされるか、またはその一部として含まれる。
溶液センサは、キャップアセンブリに取り付けられてもよく、カップ内の溶液の存在を判定するように構成される。いくつかの実施形態において、システムは反応センサを含んでもよい。反応センサは、洗浄液の化学反応速度を監視するように適合されてもよい。反応センサは、温度センサ、電気センサ、圧力センサ、音センサ、光センサ、またはガスセンサとして実装されてもよい。システムは、キャップアセンブリに取り付けられる第1の温度センサと、表示部とを含んでもよい。第1の温度センサは、第1の反応センサとして実装されてもよく、溶液の温度を測定するように構成されてもよい。システムは、カップ周辺の空気の温度を測定するように構成される第2の温度センサの形態で第2の反応センサをさらに含んでもよい。キャップアセンブリはマイクロコントローラを含んでもよい。マイクロコントローラは、反応センサ、溶液検出器、容量性タッチセンサ、溶液センサ、第1の温度センサ、第2の温度センサ、および/または表示部と通信することができ、データに基づいて出力信号を送信する。
特定の態様において、本明細書に記載される装置、システム、および方法は、次の利点を有し得る。特定の態様において、それらは、洗浄が行われているかもしくは正常に進行しているかどうか、いつ医療デバイスを使用するのが安全か、またはいつ医療デバイスを交換するべきかに関して、ユーザに便利なリマインダーを提供することができる。装置、システム、または方法がコンタクトレンズ洗浄剤とともに使用される実施形態において、それらは、コンタクトレンズを洗浄する手順のユーザコンプライアンスを向上させると同時に、レンズの安全性および清浄度を向上させることができる。特定の態様において、本明細書に記載される装置、システム、および方法を使用することにより、レンズが適切に洗浄された可能性を増加させることができるか、洗浄手順の後にコンタクトレンズが再感染する可能性を減少させることができるか、または洗浄後にレンズが眼に刺激を与える可能性を減少させることができる。例えば、過酸化水素ベースの洗浄液が使用される装置の場合、本明細書に記載される装置は、ユーザに、溶液が強力かどうか(すなわち、溶液中に、所定時間内にレンズを洗浄するための十分な過酸化物があるかどうか)、通常の洗浄サイクルが終了し、レンズを眼の中に配置することが安全であるかどうか、過酸化水素を消費するために使用される触媒が適切に機能しているか、または交換する必要があるか、および洗浄プロトコルの他の態様を示唆することができる。さらに他の態様において、コンタクトレンズ洗浄システムとともに使用するための本明細書に記載される装置は、ユーザが検眼士または眼科医に相談するべきであるという信号またはメッセージを表示することができる。特定の態様において、本明細書に記載されるコンタクトレンズ保存システムを使用することにより、通常のレンズ洗浄プロトコルもしくは眼の健康の他の態様の患者またはユーザコンプライアンスを高めることができる。上述の利点のうちのいくつかはコンタクトレンズ洗浄システムに関連するが、これらの利点は、義歯、内視鏡、カテーテル、ポート等を含む他の医療デバイスを洗浄するために使用されるように適合される対応する装置、システム、および方法にも関連し得る。
「キャディ」という用語は、医療デバイスを洗浄するために使用される洗浄液とともに使用するように適合される装置を指す。特定の実施形態において、キャディは、その中または上に別個の洗浄ケースが脱離可能に配置され得る装置であってもよい。他の実施形態において、キャディは、洗浄ケースであってもよく、すなわち、洗浄液がキャディの一部に直接注がれてもよい。
「洗浄液」という用語は、コンタクトレンズ等の医療デバイスを洗浄するために使用される任意の液体洗浄液または消毒液を指す。洗浄液は、過酸化水素または他の過酸化物化合物を含んでもまたは含まなくてもよい。洗浄液はまた、他の成分を含んでもよい。本明細書に記載されるシステムに従って使用され得る洗浄液の例として、限定されないが、AOSEPT(登録商標)Disinfectant(CIBA VISION(登録商標))およびCLEAR CARE(登録商標)(CIBA VISION(登録商標))が挙げられる。
「洗浄システム」という用語は、洗浄液および付随するデバイス、例えば、過酸化物ベースの洗浄液において過酸化水素を消費するために使用される触媒等を指す。
「特性」という用語は、物理的、化学的、電気的、光学的、または他の特性、およびその特性の経時的なプロファイルを指す。
本明細書においてそうではないと明確に記載されない限り、使用される用語の定義は、有機合成および薬学の分野で使用される標準的な定義である。例示的な実施形態、態様、および変形例が図および図面に示され、本明細書に開示される実施形態、態様、および変形例、ならびに図および図面は、限定的ではなく例示的であると見なされるべきであることが意図される。
図1A〜Bは、キャディ150および洗浄ケース110を示す。図1Aを参照すると、キャディ150は、キャディケース151、インジケータ152、および表示パネル154を備える。キャディケース151は、当該技術分野で周知の適切な材料、例えば、プラスチックまたは同様の種類の材料で作製されてもよい。インジケータ152は、ライトまたはLED(発光ダイオード)であってもよく、表示パネルは、LCD(液晶ディスプレイ)であってもよいか、または文字および/もしくは画像をカラーもしくは黒/白/グレースケールのいずれかで表示することができる同様の表示パネルであってもよい。表示部は、ライトもしくはLED等のインジケータであってもよいか、またはLCD等の表示パネルであってもよい。これらの構成要素および構造も、当該技術分野で周知である。
いくつかの実施形態において、キャディ150は、溶液の状態、温度の監視、および他の情報についての音声指示を提供するための機構を含んでもよい。例えば、キャディケースは、1つ以上のスピーカーおよびコントローラまたはプロセッサを含んでもよい。1つ以上のスピーカーは、コントローラまたはプロセッサによって提供される音響信号から音声を出力することができる。コントローラまたはプロセッサは、1つ以上のセンサから温度または他のデータを受信することができる。音声メッセージは、センサによって提供されるデータに基づいて提供されてもよい。例えば、キャディ150は、中和プロセスの残り時間、中和プロセスが終了したこと、キャディがコンタクトレンズを消毒中であること、消毒に成功したかまたは失敗したこと、溶液が検出されないこと、および他のメッセージを指示する音声による警告を提供することができる。したがって、本発明のシステムは、コンタクトレンズ、溶液、および本発明の技術の他の態様に関連する事象または状態を伝達するために、視覚的または触覚的警告の代わりにまたはそれに加えて音声警告を提供することができる。
図1Bを参照すると、別個の一部分解された洗浄ケース110が示される。洗浄ケース110は、キャップ112、支持ビーム114、バスケット116および触媒118、ならびにシリンダ120等の要素を備えてもよい。また、コンタクトレンズ117も示される。洗浄ケースの例は文献において周知であり、本明細書には図示されていない他の特徴または本明細書に図示される特徴の修正例を含んでもよい。図示されるように、洗浄ケース110は、キャップ112を(例えば、ねじ締め、嵌め込み、形状適合、摩擦適合等によって)シリンダ120上に可逆的に装着することによって完全に組み立てることができる。図1Bに示される実施形態のシリンダ120は、キャップ112を装着するためのねじ山またはねじ3を含む。図1Bに示される実施形態のシリンダ120は、キャップ112を装着するためのねじ山またはねじ3を含む。洗浄ケースは、完全に組み立てられてから、キャディの中または上に脱離可能に配置されてもよい。
図2Aを参照すると、キャディ150が側面斜視図で示され、キャディケース151、インジケータ152、および表示パネル154も示される。図2Bは、電源180に接続され、そこから電力供給される処理デバイス170に電気的に接続されたキャディ150およびトリガ160の断面図を示す。処理デバイス170は、インジケータ152および表示パネル154にも電気的に接続される。トリガ160は、洗浄ケース110がキャディ150の中または上に配置されたときに正常運転下で作動されるように位置付けられる。トリガを作動させることにより、カウントを提供するように処理デバイス内のカウンタが進められる。処理デバイス170は、論理回路、集積回路チップ、もしくはマイクロプロセッサ、例えば、演算チップ、またはそれらの複数もしくは組み合わせであってもよい。同様に、プロセッサは、論理回路、集積回路チップ、もしくはマイクロプロセッサ、例えば、演算チップ、またはそれらの複数もしくは組み合わせの形態を採ってもよい。電源180は、電池、例えば、充電式電池または典型的に小型電子デバイスにおいて使用される他の種類の電池であってもよい。いくつかの実施形態において、電源は、キャディの外部の電源、例えば、家庭用の110Vまたは同様の電源であってもよい。図示されていないが、小型変圧器が必要であるかもしれない。
図3を参照すると、キャディの特定の実施形態の動作の種々の態様が示される。プロセスは、コンタクトレンズおよび洗浄液が洗浄ケース(例えば、洗浄ケース110、図1A)内に配置された後、ステップ301で始まる。この時点で、完全に組み立てられた洗浄ケースが基部ユニット内に配置されるべきである。トリガ(例えば、トリガ160、図2B)およびそれが接続された処理デバイス(例えば、処理デバイス170、図2B)を使用して、ステップ302で、コンタクトレンズケースが基部ユニット内に配置されたかどうかを判定することができる。洗浄ケースがその中に配置されている場合、ステップ304で、処理デバイスのカウンタがカウントを1つ進めることができ、配置されていない場合、ステップ303でシステムが「待機」モードにされてもよい。ステップ305で、カウンタが事前に設定されたあるインジケータ値に達すると、次いでシステムは、ステップ307で「ケースと溶液を交換してください」等のメッセージを表示することができる。事前に設定されたインジケータ値または他の値は、処理デバイスの一部であり得る記憶装置内に格納されてもよい。
例えば、レンズ洗浄ケースおよび溶液が、典型的には約6ヶ月の使用有効期限を有する場合、(6ヶ月間毎日洗浄すると仮定して)インジケータ値を180に設定することができる。他のインジケータ値が設定されてもよく、異なるメッセージのために複数のインジケータが設定されてもよく、また、インジケータ値が変更されてもよい。カウンタがインジケータ値に達すると、システムは、ユーザに新しい洗浄ケースおよび溶液の使用を促す適切なメッセージを表示することができ、それによって、適切なレンズ洗浄プロトコルのコンプライアンスを向上させる。この手順は、ステップ308によって表される。この時点で、システムがリセットされてもよく、すなわち、例えば、ユーザが基部ユニット上のボタンもしくはスイッチ(図示せず)を押すことによって、または、外部計算デバイス(同じく図示せず)を介して、カウンタがゼロ値にリセットされてもよい。ステップ305を再び参照すると、インジケータがまだ達していない場合、ユーザは、洗浄システムの通常の操作を続けることができ、後にステップ306で洗浄するためにそれを使用してもよい。
メッセージは、LEDもしくは同様のライト等からの光、チャイム、ベル、音声録音等の可聴信号、点字等の触覚的信号、または他の信号を表示するインジケータの形態であってもよい。一実施形態において、処理デバイスのインジケータ値に達すると、赤色光が表示される。別の実施形態において、インジケータ値に達する前は緑色光が表示され、インジケータ値に達すると、緑色光が消えて赤色光が点灯する。同様に、インジケータ値に達すると、ベル、チャイム、または好適な音声録音等の音声信号がトリガされてもよい。
また、メッセージは、LCD上に表示され得る文字メッセージまたは画像描写の形態を採ってもよい。文字メッセージの一例は、カウンタがある設定値に達したときに表示されることができる「ケースと溶液を交換してください」であり、溶液および/または触媒がその使用有効期限の終りに近づいている可能性があることを示唆する。画像描写の一例は、洗浄ケースまたは洗浄液の瓶の画像表現である。メッセージのさらなる例および詳細を次に記載する。
メッセージの追加の例は、以下を含む:「Clear Care Lens Solutionをご使用頂きありがとうございます」、「眼のことならAOSEPT(登録商標)にお任せください」、「コンタクトレンズを消毒中です」、「あと6時間でコンタクトレンズをご使用頂けます」、「コンタクトレンズをご使用頂けます」、「必ず石鹸と水で手を洗ってから取り外してください」、「コンタクトレンズ溶液が有効ではなくなりましたので、溶液を捨ててください」、「コンタクトレンズケースの購入から6ヶ月が経ちました。検眼士にご相談ください」。
種々の実施形態において、コンタクトレンズ保存システムは、(a)洗浄液、(b)洗浄液近くの領域(付近の領域とも称される)(例えば、洗浄液の上のガス状ヘッドスペース)、または(c)洗浄される医療デバイスのうちの1つ以上の特性を測定することができる。洗浄液の特性の例として、温度、電気伝導率、色、紫外線/可視光線吸光度、およびそれらのプロファイル(例えば、温度対時間等)が挙げられる。付近の領域の特性の例として、圧力、音、(例えば、溶液/空気界面で気泡を破裂させることによって生じる音)、温度、およびそれらのプロファイルが挙げられる。医療デバイスの特性の例として、回折、分散、または他の特性が挙げられる。処理デバイスにおける既知の計算および/または比較を介したそのような測定は、洗浄液は強力か、適切に作用しているか、交換する必要があるか、レンズはきれいであり、使用のために取り外すことができるか等に関連する1つ以上のメッセージの基盤となり得る。
図4Aおよび4Bは、基部ユニット450(本明細書においてキャディとも称される)内に脱離可能に配置された洗浄ケース110を示す、コンタクトレンズ保存システム400を示す。図4Aを参照すると、この実施形態では、上述のように、基部ユニットケース151(本明細書においてキャディケースとも称される)および表示パネル154が示される。また、この実施形態では、上述のように、例えば、赤色ライトおよび緑色ライトであってもよい、2つのインジケータ152Aおよび152Bが存在する。この図において点線で示されているのは、(上述の)電源180、温度センサ492、および回路基板495である。
図4Bは、ある特徴は示されていないが、ある他の特徴は本明細書に記載される図において、コンタクトレンズ保存システム400の基部ユニット450内に脱離可能に配置された洗浄ケース110を示す。洗浄ケース110が基部ユニット450内に挿入されると、トリガ460が作動されてもよく、ローラー461が下向きに偏向されてもよい。ローラー461は、球体、円板、または同様の構成要素であってもよい。トリガ460は、例えば、(図4Bに示されるような)機械的スイッチ、またはLED IRエミッタと光検出器(図示せず)の組み合わせ等の光学的スイッチであってもよい。温度センサ492は、洗浄サイクルの間に洗浄液の温度または温度変化(すなわち、温度プロファイル)を監視することができるように取り付けられてもよい。付近の温度(例えば、洗浄ケースの外部の温度)を測定するための特定の実施形態において、任意選択的なサーミスタ494が存在してもよい。トリガ460および温度センサ492は、処理デバイス170に接続され、それらは全て電源180によって電力供給される。この実施形態において、処理デバイス170は、ポート490にも接続される。ポート490は、例えば、システムをコンピュータ、スマートフォン、または同様のデバイスに接続するUSBポートであってもよい。また、無線接続(例えば、BLUETOOTH(登録商標))が使用されてもよい。
典型的には、触媒118を収容する洗浄ケース110内に過酸化水素が導入されると、触媒が化学的に還元し、それによって過酸化物を消費する化学反応が起こる。微量の過酸化物であっても眼が非常に痛むため、レンズを眼に挿入する前に過酸化物が完全に消費されることが推奨される。この化学反応の間に熱が発生する。反応中の温度上昇および反応後の低下の速度ならびに程度を測定することができ、典型的には、白金等の金属である触媒材料もまた反応中に酸化されるため、それは溶液中の過酸化物の量および使用可能な触媒の量の関数である。よって、一実施形態において、洗浄液の温度または温度プロファイル(すなわち、温度対時間曲線の形状)の変化は、洗浄液(例えば、存在する過酸化物の量)または触媒(どれくらいの触媒がまだ使用可能か)の品質の変化と相関する可能性がある。次いで、温度または温度プロファイルを設定値と比較するように処理デバイスをプログラムすることができる。よって、温度センサが許容可能な温度プロファイルの範囲内に属するかまたは範囲外である温度プロファイルを測定するかどうかに応じて、表示デバイス上に異なるメッセージを表示することができる。
図5を参照すると、コンタクトレンズ保存システムの特定の実施形態の動作の種々の態様が示される。プロセスは、コンタクトレンズおよび洗浄液が洗浄ケース(例えば、洗浄ケース110、図4B)内に配置された後、ステップ501で始まる。この時点で、洗浄ケースが基部ユニット内に挿入されるべきである。トリガ(例えば、トリガ460、図4B)およびそれが接続された処理デバイスを使用して、ステップ502で、コンタクトレンズケースが基部ユニット内に配置されたかどうかを判定することができる。洗浄ケースがその中に配置されている場合、ステップ503で、「消毒中」等のメッセージを表示パネル(例えば、表示パネル154、図4A)上に表示することができる。洗浄ケースが基部ユニット内に配置されていない場合、表示パネルは、ステップ507で「待機中」等のメッセージを表示することができ、基部ユニットは「待機モード」にあると言える。トリガが作動された後、ステップ504で、洗浄ケース内の溶液の温度プロファイルを測定して、それが許容可能な温度プロファイルの範囲内に属するかどうかを判定することができる。「いいえ」である場合、ステップ505で「消毒に失敗しました。ケースと溶液を交換してください。」等のメッセージを表示することができ、その後、ステップ506でケースを取り外すことができ、ステップ507で「待機中」のメッセージを表示することができる。温度が許容範囲内で上昇していることが分かった場合、ステップ508で、タイマーは、一対のコンタクトレンズの通常の消毒のための設定最短消毒時間(「MDT」)までカウントを始めることができる。この時点で、「消毒が適切に行われています」のメッセージを表示することができる。このメッセージは、ステップ510で経過時間が最短消毒時間を超えない限り表示されたままであってもよい。ステップ510で経過時間(「ET」)が最短消毒時間と等しくなったら、ステップ511で「レンズを安全に着用できます」または「消毒が終了しました」のメッセージが表示されてもよい。例えば、最短消毒時間は、6時間に設定することができる。温度プロファイルを測定するのにどれくらい長くかかるか、レンズケースおよび触媒のサイズおよび形状、ならびに洗浄システム(例えば、CLEAR CARE(登録商標)等)によって指定される消毒の推奨最短時間等の要因に従って、他の最短消毒時間を設定することができる。次いで、ステップ512でケースが取り外されると、基部ユニットが待機モードに戻る。ステップ512でケースが取り外されない場合、タイマーがカウントを続ける。タイマーによって測定される経過時間が、ステップ514で設定された安全保存時間(「SST」)の上限に達すると、ステップ515で「消毒プロセスを再スタートしてください」等のメッセージを表示することができ、そうでない場合は、「レンズを安全に着用できます」のメッセージを表示したままにすることができる。例えば、SSTの上限は、使用される洗浄システムに応じて、約18時間、約24時間、約7日または別の時間であってもよい。この時点以降、再感染のリスクが増加するため、この時点の前に洗浄ケースからレンズを取り外すことが賢明であるかもしれない。当業者には理解されるように、1つ以上の記憶装置を含むことができる処理デバイスは、経過時間、安全保存期間等の値を格納することができ、上述の比較および計算を行うことができる。
図6A〜Bを参照すると、キャディ自体が洗浄液を受容する実施形態(すなわち、別個の洗浄ケースが存在しない場合)が示される。図6Aを参照すると、プラスチックまたは他の好適な材料でできたキャディケース851、インジケータ852、制御ボタン853Aおよび853B、表示部854、貯蔵容器820Aおよび820B、ならびにキャディケース851に(例えば、ねじ締め、嵌め込み、形状適合、摩擦適合等によって)可逆的に装着されてもよいキャップ812Aおよび812Bを含むキャディ800が側面図で示される。これらの構成要素のうちのいくつかは、図6Bの側面図に示される。このキャディは、トリガ、タイマー、処理デバイス、または電源等の、他の実施形態に示されるが、ここでは明示的に図示されていない特徴を含んでもよい。また、図6A〜Bに示されるキャディは、温度センサ、電子センサ、圧力センサ、音センサ、またはガスセンサ等の反応センサを含んでもよい。例えば、キャディ800は、図4Bに示される種類の温度センサ、または図17〜18に示される種類の圧力センサを(例えば、キャップ812A〜B内に)含んでもよい。また、キャディは、キャップが設置される部分の下に、キャップがケースに可逆的に装着されたときに押下されるボタンまたはタブを含んでもよい。押下されると、次いで、上述のトリガと同様に、タイマーを開始するかまたはメッセージを表示するために、信号が処理デバイスに送信されてもよい。
図7は、本発明の一実施形態に従うコンタクトレンズ洗浄ケースおよびモニタの側面斜視図を示す。図7の実施形態は、注水線2まで緩衝過酸化水素溶液で充填されたコンタクトレンズカップ1を有する。
図8Aは、コンタクトレンズキャップ、レンズバスケット、および白金触媒の側面図を示す。コンタクトレンズカップ1は、図8Aのねじ蓋4に該カップを固定するためにねじ3を使用する。溶液温度センサ5は、水素中和プロセスの間に経時的に溶液の温度を監視する。種々の実施形態において、溶液温度センサ5は、サーミスタまたは熱電対であってもよい。溶液センサ6を使用して、マイクロコントローラ(図示せず)は、コンタクトレンズが溶液中に浸漬されたことを感知し、監視プロセスを開始する。溶液センサ6は、2本の電極を含んでもよく、そのうちの1本は、図8Aの支持ビーム上に示される。溶液センサ6は、レンズバスケット7(図示せず)に隣接して、またはその上部付近に位置してもよい。溶液センサは、一対の導電性電極であってもよい。種々の実施形態において、伝導率を使用して溶液の存在が感知されると、マイクロコントローラ11は、一方の電極に電力を供給し、他方の電極で電流を測定することができる。一方の電極から他方の電極に電流が流れると、マイクロコントローラは、溶液内にキャップが配置されたと判断する。また溶液センサは、容量センサであってもよい。種々の実施形態において、容量センサを使用して溶液の存在が感知されると、マイクロコントローラは容量性負荷を測定することができる。容量を測定するための単純な方法の例は、マイクロコントローラによって有効なコンデンサの充電または放電時間が測定されるRC回路の使用によるものである:容量の増加は、時間の増加と相関する。容量性溶液センサの例は、米国特許第2,409,073号、第5,145,323号、および第5,238,369号に見出すことができる。
一対のコンタクトレンズバスケット7は、洗浄プロセスの間、コンタクトを所定の位置に保持する。白金触媒8は、過酸化水素溶液を中和する(発熱プロセスである)。バスケットヒンジ9は、コンタクトレンズバスケット7の開放を可能にし、それによってコンタクトを取り付けるかまたは取り外すことができる。
図8Bは、主要な内部構成要素を示すコンタクトレンズキャップの上面図を示す。コンタクトレンズキャップの主要な内部構成要素は、マイクロコントローラ11、外部温度センサ13等の反応センサ、および電池12を含んでもよい。容量性タッチセンサ10は、マイクロコントローラ11を低電力スリープモードから起動させる。携帯電話の容量性タッチスクリーン等の多くの携帯用デバイスにおいて一般的に使用される容量性タッチスクリーン10は、ハンドタッチを認識するようにマイクロコントローラ11と通信することができる。マイクロコントローラ11は、タッチセンサ10の容量性負荷を測定することができる。指等の導電性オブジェクトがタッチセンサに接近すると、容量性負荷が変化する。タッチセンサの例は、米国特許第4,186,392号、第4,736,191号、および第5,650,597に見出すことができる。電池12は、デバイスに電力を供給する。
外部温度センサ13は、カップ1周辺の空気の温度を測定し、溶液の外的加熱または冷却に対して補正する。種々の実施形態において、外部温度センサ13は、サーミスタまたは熱電対であってもよい。マイクロコントローラ11がサーミスタの使用を介してどのように温度を測定し得るかの一例は、RC回路の使用を伴う。温度に対する可変抵抗を有するサーミスタ(例えば、33k NTC型)は、既知の固定静電容量(例えば、1000pF)のコンデンサと並列に接続されてもよい。マイクロコントローラは、最初に、特定のより高い電圧(例えば、約4.5V)までコンデンサを充電する。初期電圧に達すると、充電プロセスが停止され、サーミスタが特定のより低い電圧(例えば、約1.4V)までコンデンサを放電する時間が測定される。サーミスタの抵抗は温度に依存するため、より高い電圧とより低い電圧の間の時間測定値を用いて、マイクロコントローラ11によって容易に温度を計算することができる。この例の測定結果を図13に示す。
一実施形態において、マイクロコントローラ11は、熱電対によって発生された電流(2つの異なる熱電特性から構成される)を測定することによって、熱電対の使用を介して温度を測定することができる。電流は、マイクロコントローラが処理するために、アナログ・デジタル変換機によってデジタル信号に変換される。電流は温度に依存するため、マイクロコントローラ11は、この電流に基づいて温度を計算することができる。熱電対の例は、米国特許第2,985,949号および第4,588,307号に見出すことができる。
図8Cは、LED構成を使用した表示部を示すコンタクトレンズキャップの上面図を示す。図8Cの色付きLEDライト14(単数または複数)は、溶液の状態を示唆する。図8Dは、LCD構成を使用した表示部を示すコンタクトレンズキャップの上面図を示す。任意選択的なLCD表示部15は、溶液またはデバイスの状態をユーザに連絡する際に、LEDライト(単数または複数)を補完するかまたはそれに取って代わってもよい。溶液またはデバイスの状態は、「溶液の洗浄プロセスを分析中です」、「溶液が洗浄プロセスを終了するまでお待ちください」、「コンタクトを安全に眼に挿入できます」、「コンタクトを眼に挿入することは安全ではありません。洗浄プロセスをやり直してください」、「洗浄プロセスが適切に機能していません。溶液および/またはケースを交換してください」、および「電池が残り少なくなっています」と表示される文章を含んでもよい。指示は、例えば、赤色、黄色、橙色、緑色等の色付きLEDライト(単数または複数)、および任意選択的なLCD表示部上の短いメッセージを用いて行われてもよい。短いメッセージは、「電池」、「お待ちください」、「OK」、「やり直し」、「不良」、「使用」、「安全」、「低」、「洗浄中」、「分析」、「交換」を含んでもよい。いくつかの実施形態において、指示は、音声信号として提供されてもよい。
実施例1
本発明の反応センサによって監視される発熱反応は、この実施例によって説明することができる。コンタクトレンズケースは、図7に示されるもののような直径20mm、厚さ2mmのプラスチック壁の反応容器であった。外部温度による影響を無効にするために、コンタクトレンズケースを環境から熱的に絶縁した。初期温度20.0℃の10mlの消毒液(3%過酸化水素、0.85%塩化ナトリウム、ホスホン酸、およびリン酸緩衝液の溶液)でケースを充填した。コンタクトレンズキャップは、歯車形状の白金触媒ディスク(現在市販されているコンタクトレンズケアにおいて使用される一般的な約10.4cm2/1150μgの白金触媒に相当する)を収容していた。埋め込み式熱電対を用いて経時的に温度勾配を記録した。20℃の溶液の場合、温度は最初1分当たり約1.5℃の速度で上昇した。溶液の過酸化物濃度が経時的に低下するため、温度変化(発熱反応)の速度が減速し始める。1つの矛盾する事象は、温度の上昇とともに発熱反応が加速するということである。得られた再現可能な温度プロファイルを図9に示す:これは、次の数式を用いて予測することができる:
速度(20℃)=溶液が20℃のときの、外気温の影響の寄与を含まない温度変化の速度(摂氏/分)。

式は、次のように表されてもよい:

速度(20℃)=(0.00009×時間3)−(0.0184×時間2)−(0.0248×時間)+1.5611

式中、時間は反応時間(分)である。

曲線は多項式であるかのように見えるが、より単純な計算には線形近似も使用することができる:

速度(20℃)=(−0.124×時間)+1.6725
上述の実験を異なる初期溶液温度で繰り返した。図10は、反応速度の初期溶液温度に対する依存性を示す。図10に示されるように、発熱反応は、溶液の初期温度に依存する。初期溶液温度の低下は、経時的に温度変化の速度を低下させ、一方、温度の上昇は、経時的に温度変化の速度を加速させる。図11は、式の傾きおよびy切片の方程式の決定を示す。図11に示されるように、これらのグラフの傾きおよびy切片は、初期溶液温度に対して極めて直線的である。よって単純な数学的計算を使用して、所与の初期溶液温度について任意の時点での温度変化速度を予測することができる。
速度(1)=外気温の影響の寄与を含まない温度変化の速度(摂氏/分)

式は、次のように表されてもよい:

速度(1)=(((−0.008×IST)+0.037)×時間)+((0.039×IST)+0.821)

式中、ISTは、初期溶液温度(摂氏)、時間は反応時間(分)である。
外気温がコンタクトレンズケースを加温することは数学的計算によって説明されないため、容易にこれに対して補正することができる。上述の実験を、複数の周囲空気温度で行った。図12は、発熱消毒プロセスの間に、周囲空気温度がコンタクトレンズケース内の溶液の熱さに与える影響の決定を示す。影響は、気温と溶液温度との間の瞬間的な温度差に対して直線的であることが分かった。気温が溶液温度よりも低い場合、負の値ではあるが、冷却効果もこの方程式に当てはまる。よって、全体的な速度は次の通りである:
速度(2)=発熱中和反応の寄与を含まない溶液温度の変化の速度(摂氏/分)(空気が溶液を加熱する速度)

式は、次のように表されてもよい:

速度(2)=0.056×(CET−CST)

式中、CSTは現在の溶液温度(摂氏)、CETは現在の外部温度(摂氏)である。

次いで、溶液温度の全体的な変化の速度として理論上の速度を計算することができる。理論上の速度は次のように表されてもよい:

理論上の速度=RATE(1)+RATE(2)

理論上の速度=(−0.008×IST+0.037)×時間+(0.039×IST+0.821)+0.056×(CET−CST)
この方程式は、特定のコンタクトケースの設計、溶液配合、過酸化物濃度、ならびに触媒設計および品質にのみ当てはまる。異常に高いもしくは低い過酸化物濃度および/または白金触媒の品質の低下は、理論上の温度測定値と実際の温度測定値の比較によって容易に認識されることができるため、これは有利である。
デバイスを使用するための方法は、ユーザがコンタクトレンズキャップ4のコンタクトレンズバスケット7にコンタクトレンズを配置し、バスケット7を閉じたときに開始し得る。コンタクトレンズケースのカップ(反応容器)1は、注水線2まで過酸化水素消毒/洗浄液で充填される。コンタクトレンズキャップ4は、ユーザの手によって把持される。ユーザの手は、容量性タッチセンサ10によって感知され、マイクロコントローラ11を低電力モードから起動させる。次いで、マイクロコントローラ11は、いつコンタクトレンズが溶液中に浸漬されるかを感知するために溶液センサ6を監視する。議論の目的で、導電性電極が溶液センサの一例として使用される。例示的な溶液センサは限定的であることを意図されない。溶液は、一方の電極から他方の電極に電気を流れさせるイオンを含有するため、マイクロコントローラ11は、コンタクトレンズが浸漬されたときに感知することができる。導電性電極6は、溶液温度センサ5、コンタクトレンズ、および注水線2の付近または上に位置するため、コンタクトレンズケースのカップ(反応容器)1に加えられた十分な溶液が存在することが確認される。導電性電極6は、マイクロコントローラ11に、コンタクトレンズ溶液の監視を開始し、反応タイマーを始めるように信号を送る。例えば、マイクロコントローラ11は、黄色LEDライト14を急速に点滅させてもよいか、または表示部に「分析」のメッセージをLCD表示部15上に提供させてもよい。次いで、マイクロコントローラ11は、初期溶液温度測定(IST)を行う。種々の実施形態において、マイクロコントローラ11は、1.5分および0.5分に溶液サーミスタまたは熱電対5を用いて溶液温度測定を行い、これらの2つの数値の差(実際の速度)を採用してもよい:また、マイクロコントローラ11は、溶液サーミスタまたは熱電対5(CST)を用いて1.0分(時間=1.0)に測定を行い、外部温度センサ13(CET)を用いて測定を行う。値は、次の例示的方程式において使用されてもよい:

理論上の速度=(−0.008×IST+0.037)×時間+(0.039×IST+0.821)+0.056×(CET−CST)
例えば、実際の速度が理論上の速度の+/−20%以内である場合、デバイスは、溶液および白金触媒が予想通りに機能していると認識する:次いでデバイスは、黄色LEDライト14をゆっくりと点滅させるか、またはLCD表示部15上に「洗浄中」と表示することができる。例えば、実際の速度が理論上の速度の+/−20%以内ではない場合、デバイスは、溶液および白金触媒が予想通りに機能していないと認識する:デバイスは、赤色LEDライト14を点滅させるか、またはLCD表示部15上に「やり直し」もしくは「不良」と表示することができる。
デバイスが、溶液および白金触媒が予想通りに機能していると認識した場合、所与の溶液温度(20℃で約6時間)での過酸化水素の完全な中和に適した特定の時間を経過させることができる。この時点で、コンタクトは装着することができると見なされ、次いで、デバイスは、緑色LEDライト14をゆっくりと点滅させるか、またはLCD表示部15上に「使用」または「安全」または「装着」と表示することができる。導電性電極6および容量性タッチセンサ10が、中和溶液を収容するコンタクトレンズカップ1からねじ蓋4が取り外されたことを感知しない場合、デバイスは、所与の溶液温度(20℃で約7日)でコンタクトレンズを眼の中に配置するにはもはや安全ではない時点まで緑色LEDライト14をゆっくりと点滅させることができる。この時点で、デバイスは、色LEDライト14をゆっくりと点滅させるか、またはLCD表示部15上に「やり直し」と表示することができる。
また、デバイスは、洗浄プロセスが実行された回数も数えることができ、最大使用回数を超過した後は、赤色LEDライト14を点滅させるか、またはLCD表示部15上に「不良」もしくは「交換」と表示することができる。また、最大使用回数を超過したことを示唆するために音声指示が提供されてもよい。デバイスは、初回使用後の経過日数をカウントすることもでき、最大使用日数を超過した後は、赤色LEDライト14を点滅させるか、またはLCD表示部15上に「不良」もしくは「交換」と表示することができる。
図14は、医療デバイス用の洗浄デバイス700のブロック図を示す。洗浄デバイス700は、電源702によって電力供給されるマイクロコントローラ704を有する。マイクロコントローラ704は、表示部/ユーザインターフェース701、反応センサ703、およびメモリ705を制御し、それらと通信する。装置の動作プログラムおよびユーザデータはメモリ705に格納され、情報は、必要に応じてマイクロコントローラ704によってアクセスされる。マイクロコントローラのプログラムは、反応センサ703からの信号、または表示部タッチスクリーン等の表示部/ユーザインターフェース701を介したユーザからの信号によって開始されてもよい。マイクロコントローラ704は、経時的にセンサから読み取り値を受け取り、測定値およびメモリ内に格納されたデータを用いて計算を行い、表示部/ユーザインターフェース701上の結果を表示する。
図15は、例示的な温度を感知するコンタクトレンズ洗浄ケース706のブロック図を示す。洗浄ケース706は、電源713によって電力供給されるマイクロコントローラ708を有する。マイクロコントローラ708は、いつ溶液が存在するかを感知するために溶液センサ711を監視する。マイクロコントローラ708が、溶液が存在すると判定すると、空気温度センサ709および溶液温度センサ710からの読み取り値が得られる。これらの読み取り値は、メモリ712内に格納された較正データと併せて、マイクロコントローラ708によって温度測定値に変換される。次いで、マイクロコントローラ708は、後に検索するために、これらの温度測定値の履歴をメモリ712内に格納する。一定期間後、マイクロコントローラ708によってメモリ712から温度測定値が呼び出される。マイクロコントローラ708は、表示部707に何の信号が送信されるべきかを決定する。
図16A〜Bは、3光LED表示部構成を使用するための動作のフローチャートの一例を示す。本明細書に記載される動作の流れは、例示を目的とするものであって、限定的であることを意図するものではない。種々の実施形態において、プロセスは、洗浄ケース(例えば、図7の洗浄バイアルおよび図8Aのキャップ)の電源が入れられたときにステップ720で始まる。いくつかの実施形態において、通常、デバイスは、電池の寿命を維持するために、ステップ721では低電力スリープモードである。デバイスは、ステップ722でデバイスに洗浄液が加えられたかどうかを感知するために、数マイクロ秒の期間の間、1〜3秒ごとに低電力スリープモードから起動することができる。溶液が検出されない場合、デバイスはスリープモードに戻る。溶液が検出された場合、デバイスは、ステップ723で黄色LEDを速く点滅させる。例えば、デバイスのLEDは、1秒当たり2回点滅してもよい。速い点滅は、デバイスが、洗浄液およびシステムが適切に機能しているかどうかを判定していることを示唆し得る。デバイスは、洗浄液、バイアル、およびキャップの温度平衡を可能にするために、ステップ724でベースライン温度測定を行う前に5〜15秒遅延する。平衡後、ステップ725で初期溶液および大気の温度測定が行われる。溶液温度は、将来的な溶液温度速度を決定することができる基準点として使用される。洗浄液は、発熱化学反応または環境からの熱のいずれかによって加熱され得るため、大気温度の測定を行うことが有用である。気温が分かったら、溶液の大気による加熱を除外することができ、それによって化学的加熱のより正確な測定値が得られる。デバイスは、ステップ726でキャップが連続的に溶液中に浸漬されているかどうかをルーチン的に検出する。
ステップ726で溶液が検出されない場合、ステップ730でLEDが赤く点滅し、洗浄プロセスが中断され、コンタクトレンズを眼の中に配置することが安全ではないことを示唆する。赤く点滅するLEDは、30秒間点滅し続けた後、シーケンス開始時の低電力スリープモードに戻る。溶液が検出された場合、マイクロコントローラは、ステップ727で30秒間遅延する。ステップ728で、溶液および大気の温度測定値が再度サンプリングされるか、または測定される。デバイスは、ステップ729でキャップが連続的に溶液中に浸漬されているかどうかをルーチン的に検出し、溶液が検出されるとプロセスが進行する。ステップ732で、溶液温度測定値から理論上の温度速度が計算され、大気温度測定値によって補正される。ステップ733で、実際の温度速度が計算された理論上の温度速度の20%以内ではない場合、LEDは赤く点滅し、ステップ741でレンズを眼の中に挿入することが安全ではないことを示唆する。30秒後、デバイスは、ステップ742で溶液が検出されなくなるまで待機し続けてもよく、ステップ743でプロセスがスタートに戻る。
ステップ733で、実際の温度速度が計算された理論上の温度速度の20%以内である場合、デバイスは、ステップ734で黄色LEDをゆっくりと、例えば、2〜3秒当たり1回、点滅させる。ゆっくりと点滅させることの目的は、デバイスが、洗浄液およびシステムが適切に機能していると判定し、デバイスがコンタクトレンズを洗浄中であることを示唆することである。デバイスは、ステップ735でキャップが連続的に溶液中に浸漬されているかどうかを検出する。溶液が検出された場合、デバイスは、続けて洗浄液に6時間かけてステップ736で洗浄/中和サイクルを終了させる。6時間が経過すると、デバイスはステップ737で緑色LEDをゆっくりと点滅させ、デバイスが洗浄/中和サイクルを終了したこと、およびコンタクトレンズを眼の中に安全に挿入できることをユーザに示唆する。デバイスは、ステップ738で溶液が検出されなくなるまで緑色LEDを点滅し続け、ステップ743でスタートに戻る。ステップ738でなおも溶液が検出され続ける場合、そしてステップ739で7日間が経過している場合、ステップ740でLEDが赤く点滅し、コンタクトレンズを眼の中に挿入することがもはや安全ではないことを示唆する。これは、滅菌溶液が微生物に再感染したかもしれないという可能性によるものである。赤色LEDは、ステップ744で溶液が検出されなくなるまで点滅し続ける。
図17は、洗浄ケース610およびキャディ680を備えるシステム600の一実施形態を示しており、洗浄ケース内で洗浄液の上のヘッドスペースの圧力が測定され、圧力プロファイルに基づいてメッセージがキャディ上に表示される。洗浄ケース610は、キャップ630を含み、また、コンタクトレンズを保持するためのバスケット、触媒、およびその他等の、ここでは図示されていない上述の構成要素を含んでもよい。この実施形態において、キャップ630は、ケース接触部650Aおよび650Bを含む。また、キャディケース151、インジケータ152Aおよび152B、ならびに表示パネル154等の上述の特徴を含むキャディ680も示される。また、キャディ接触部670Aおよび670Bも示される。
なおも図17を参照すると、ケース接触部650Aおよび650Bは、ケースがキャディ680内に配置されるとキャディ接触部670Aおよび670Bと電気的に接触する。このように、ケースとキャディとの間には、本システムの他の特徴を可能にするための電気通信が存在する。また、洗浄ケース610は、ケース接触部650Aおよび650Bがキャディ接触部670Aおよび670Bと適切に接触するように、洗浄ケースが一旦キャディ内に配置されると、洗浄ケースを回転するように位置付けるための配向構成要素を有し得るシリンダ620を含む。そのような配向構成要素は、図示されるフィン621等のフィンであってもよいか、または溝、隆起、窪み、もしくは同様の構造であってもよい。そのような場合、キャディは、図示されないが、シリンダ上の構造を受容できるかまたはそれと嵌合できる対応する受容部も含む。そのような受容部は、溝、フィン、窪み、または切り欠きであってもよいが、図中には示されていない。例えば、キャディ680は、ケース610がキャディ内に配置されたときにフィン621を受容するための溝を含むことができる。キャディ内にケースを適切に配向するための他の機構も容易に想定され得る。
図18Aを参照すると、図17に示される洗浄ケースの実施形態の特定の構成要素および追加の特徴が示される。図18Aは、図17に示される洗浄ケースのキャップ630の側面図を示す。
上で説明したように、過酸化物ベースの洗浄液および触媒が使用されると、酸化還元反応が起こる。この反応中、触媒に酸素の気泡が発生する。これらの気泡は、溶液の表面まで浮上し、そこで酸素ガスが放出される。キャップが、シリンダ上で適度に気密性のシールを形成する場合、ガスが放出されるにつれて溶液の上のヘッドスペースの圧力が上昇する。新しい溶液および触媒は、古いガスよりも多くのガスを発生する。洗浄液および触媒の品質および使用有効期限についてユーザに通知するメッセージは、これらの概念を使用して生成することができる。
なおも図18Aを参照すると、キャップ630は、過酸化物と触媒との反応によって発生されるガスの圧力を測定することができるいくつかの構成要素、すなわち、圧力センサの形態の反応センサを含む。内部ポート632は、ガスをヘッドスペース631からブラダー633に進入させ、そこでガスはダイヤフラム634を押す。圧力が上昇するにつれて、ダイヤフラム634は、ばね638に対して配置される短絡バー636を、ピン646Aおよび646Bに接触するまでキャップ上部643に向かって押す。ピン646Aおよび646Bは、それぞれ、ケース接触部650Aおよび650Bに接続されたワイヤ640Aおよび640Bにそれぞれ接続される。
洗浄サイクルが開始され、ケース610がキャディ680(図17)内に配置された後、化学反応によってガスが発生する。導電性の短絡バー636がピン646A〜Bに接触すると、2つのピンの間に電気的接続が形成され、論理チップへの接続が完了する。よって、処理デバイスに信号を送信することができ、そのためメッセージを表示することができ、かつ/または、後にメッセージを表示するためにタイマーも開始することができる。例えば、短絡バー636がピン646Aおよび646Bと接続すると、「コンタクトレンズの洗浄中です」等のメッセージを、例えば、表示部154(図17)に表示することができる。この時点で、タイマーは、所定時間、例えば6時間まで数えることができ、その時点で、「コンタクトレンズがきれいになりましたので、ご使用頂けます」等のメッセージを表示することができる。代替例は容易に想定され得る。
再び図18Aを参照すると、ダイヤフラム634および短絡バー636がキャップ上部643に向かって配置されると、外部ポート642が空気を逃がす。キャップ630は、オーバーフローバルブ648によって開放されるオーバーフローポート644も含むことができる。ヘッドスペースの圧力がある量を超過するいくつかの場合において、そのようなシステムは、ヘッドスペースから過剰なガスを逃すことができる。
図18Bは、図18Aに示されるキャップのトップダウン図を示す。この図は、短絡バー636、ばね638、外部ポート642、オーバーフローポート644、ピン646A〜B、およびケース接触部650A〜Bを示す。図18A〜Bに示される実施形態において、短絡バー636は円板として示されているが、短絡バーは、ピンまたはロッド、楕円等の任意の他の適切な形状を採ることができる。
上の例は、溶液の温度が温度センサを用いて測定される実施形態、そして、過酸化物と触媒との反応によって発生するガスの圧力が圧力センサによって測定される別の実施形態について詳細に説明している。しかしながら、本開示は、センサを使用して特性を測定または感知する他の方法が使用され得るさらなる実施形態を包含する。そのようなセンサは、例えば、限定されないが、電子センサ(例えば2本の電極間の伝導率、電圧、または電子特性を含むセンサ)、音センサ、光センサ、またはガスセンサであってもよい。例えば、一実施形態において、キャディは、洗浄液と接触する2本の電極を含んでもよい(触媒が一方の電極であってもよい)。過酸化物と触媒との反応が進行するにつれて、経時的な伝導率または電圧における差を反応センサを使用して測定することができ、上述のように、タイマーを開始するためまたは1つ以上のメッセージを表示するために使用することができる。他の実施形態において、同様のプロセスを駆動するために他の種類のセンサが使用されてもよい。
洗浄液を用いて医療デバイスを洗浄するためのプロトコルの患者コンプライアンスを監視する方法であって、洗浄液または付近の領域または医療デバイスの特性を測定することによってデータを得ることと、データに従って1つ以上のメッセージを表示することとを含む方法も提供される。測定から得られたデータ(「測定データ」)は、メモリ内に格納された設定データと比較されてもよく、1つ以上のメッセージは、測定値と設定データとの間の比較に基づいていてもよい。いくつかの実施形態において、データは医療専門家に提供されてもよい。例えば、ある方法において、洗浄ケースの温度または温度プロファイルを測定することによるデータが得られてもよく、設定データ、例えば、許容可能な温度プロファイルの範囲(上記図5の考察を参照)と比較されてもよい。測定データが許容可能な範囲内である場合、「消毒が適切に行われています」等のメッセージを表示することができ、そうでない場合は、「消毒に失敗しました」等のメッセージを表示することができる。一連の洗浄事象に関するデータを経時的に格納することができる。このデータは、医療デバイスがコンタクトレンズである実施形態等において、ユーザまたは眼科医等の医療従事者に提供されてもよいか、または彼らによってアクセスされてもよい。例えば、ユーザまたは医療専門家は、コンピュータ、スマートフォン、または同様のコンピューティングデバイスを用いてデータにアクセスすることができる。データは、特定の期間、例えば、6ヶ月または1年にわたるユーザの洗浄計画の履歴を提供することができる。この方法を用いて、ユーザおよび眼科医は、洗浄プロトコルのコンプライアンスを監視および向上させることができる。
本明細書に記載される装置またはシステム(例えばキャディ)または方法のうちのいずれも、以下の追加の特徴または構成要素を有することができる。それらは、第1のセンサおよび第2のセンサを含んでもよく、第1および第2のセンサは、上述のセンサ(熱、光等)のうちのそれぞれの1つであり、第1のセンサは、過酸化物および触媒の酸化/還元反応に関連する特性(例えば、温度変化、電極間の伝導率または電圧の変化、圧力、音等)を測定し、第2のセンサは、溶液の特定の「特徴的な性質」を測定する。特徴的な性質は、例えば、他の洗浄液には見られない、ある供給業者の洗浄液に特有の光吸収係数であってもよい。キャディは、この「特徴的な性質」が検出されたときだけ動作するようにプログラムすることができる。よって、キャディは、特定の供給業者の洗浄液が使用されたときにのみ動作するように作製することができる。いくつかの実施形態において、装置またはシステムは、ユーザがコンタクトレンズを交換する頻度を選択するセレクタースイッチまたは同様の入力デバイスを含むことができる。例えば、セレクタースイッチは、毎日、毎週、隔週、または毎月の交換のための選択肢を含むことができる。コンピュータまたは同様のデバイスを用いて行うこともできるそのような選択は、ユーザがコンタクトレンズを交換することを推奨するメッセージを表示することができるように処理デバイスに信号を送信することができる。
数多くの例示的な実施形態、態様、および変形例を本明細書において提供してきたが、当業者は、特定の修正、順序、追加、および組み合わせ、ならびに実施形態、態様、および変形例の特定のサブ組み合わせを理解するであろう。以下の特許請求の範囲は、それらの範囲内であるそのような全ての特定の修正、順序、追加、および組み合わせ、ならびに実施形態、態様、および変形例の特定のサブ組み合わせを含むことが企図される。したがって、本開示に照らして、温度センサおよび圧力センサは構造上の均等物ではないかもしれないが、洗浄液の特性、洗浄に近い領域または洗浄される医療デバイスのうちの1つ以上、を測定するという状況において、温度センサは、赤外線検出器を使用して温度を測定することができ、また圧力センサは、ガスの圧力を測定することができるという点において、温度センサ、および圧力センサは、均等な構造物であり得る。

Claims (5)

  1. コンタクトレンズホルダと、
    前記コンタクトレンズホルダおよび中和されるべき洗浄液を収容するように適合されるバイアルと、
    前記洗浄液の特性に関するデータを提供する能力を有するセンサと、
    前記センサと通信して、記データから前記洗浄液の中和速度を判定し、且つ該中和速度を理論上の中和速度と比較して、洗浄有効性を判定するように適合される処理デバイスと、
    前記処理デバイスと通信する表示部と、を備え、前記処理デバイスは、前記洗浄有効性についての情報を提供するために前記表示部を操作するように適合される、コンタクトレンズ洗浄システム。
  2. コンタクトレンズホルダと、
    前記コンタクトレンズホルダおよび中和されるべき洗浄液を収容するように適合されるバイアルと、
    前記洗浄液の温度データを提供する能力を有する温度センサと、
    前記温度センサと通信して、前記温度データから前記洗浄液の温度変化速度を判定し、且つ該温度変化速度を理論上の温度変化速度と比較して、洗浄有効性を判定するように適合される処理デバイスと、
    前記処理デバイスと通信する表示部と、を備え、前記処理デバイスは、前記洗浄有効性についての情報を提供するために前記表示部を操作するように適合される、コンタクトレンズ洗浄システム。
  3. 前記バイアルの外側に配置され、前記バイアル周辺の空気の温度を測定するように適合される周囲温度センサをさらに備え、前記処理デバイスは、前記周囲温度センサからの温度信号を使用して洗浄有効性を判定し、前記温度変化速度を理論上の温度変化速度と比較する際に、前記理論上の温度変化速度に対して周囲温度の影響を補正するようにさらに適合される、請求項2に記載のシステム。
  4. コンタクトレンズホルダと、
    前記コンタクトレンズホルダおよび中和されるべき洗浄液を収容するように適合されるバイアルと、
    ガスを発生する前記洗浄液の中和から結果される圧力データを提供する能力を有する圧力センサと、
    前記圧力センサから前記圧力データを受信するために前記圧力センサと通信し、該圧力データを使用して、圧力変化速度を判定し、且つ前記圧力変化速度を理論上の圧力変化速度と比較して、洗浄有効性を判定するように適合される処理デバイスと、
    前記処理デバイスと通信する表示部と、を備え、前記処理デバイスは、前記洗浄有効性についての情報を提供するために前記表示部を操作するように適合される、コンタクトレンズ洗浄システム。
  5. コンタクトレンズホルダと、
    前記コンタクトレンズホルダおよび中和されるべき洗浄液を収容するように適合されるバイアルと、
    前記洗浄液の電気伝導率データを提供する能力を有する電気伝導率センサと、
    前記電気伝導率センサから前記電気伝導率データを受信するために電気伝導率センサと通信し、該電気伝導率データを使用して、前記洗浄液の電気伝導率変化速度を判定し、且つ前記電気伝導率変化速度を理論上の電気伝導率変化速度と比較して、洗浄有効性を判定するように適合される処理デバイスと、
    前記処理デバイスと通信する表示部と、を備え、前記処理デバイスは、前記洗浄有効性についての情報を提供するために前記表示部を操作するように適合される、コンタクトレンズ洗浄システム。
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