JP5875671B2 - 防炎剤 - Google Patents
防炎剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5875671B2 JP5875671B2 JP2014500258A JP2014500258A JP5875671B2 JP 5875671 B2 JP5875671 B2 JP 5875671B2 JP 2014500258 A JP2014500258 A JP 2014500258A JP 2014500258 A JP2014500258 A JP 2014500258A JP 5875671 B2 JP5875671 B2 JP 5875671B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mr2s
- red mud
- flame retardant
- weight
- hydroxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K21/00—Fireproofing materials
- C09K21/02—Inorganic materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/01—Use of inorganic substances as compounding ingredients characterized by their specific function
- C08K3/016—Flame-proofing or flame-retarding additives
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/17—Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
- H01B7/29—Protection against damage caused by extremes of temperature or by flame
- H01B7/295—Protection against damage caused by extremes of temperature or by flame using material resistant to flame
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/20—Oxides; Hydroxides
- C08K3/22—Oxides; Hydroxides of metals
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Fireproofing Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
材料の熱分解中に発生するガスのラジカル連鎖反応の中断;
酸素及び熱の出入を防止するために炭化材料の保護コーティングを形成すること(膨張);
結合水の吸熱分解又は気化の開始による燃焼過程の冷却;
不活性なガス状物質による可燃ガスの希釈;
液化、すなわち、発火帯域から流出すると同時に表面積を低減させる溶融物の形成。
添加防炎剤 これらは可燃性物質中に組み込まれる;
反応性防炎剤 プラスチックへの重合による材料の成分自体である物質;
固有防炎剤 材料それ自体が耐燃性である;
コーティング 可燃性物質上に防炎剤をコーティングとして外側から塗布する。
50% 無機防炎剤(IFA)、例えばATH(Al(OH)3)及びMDH(Mg(OH)2)、
25% ハロゲン化防炎剤、
20% 有機リン化合物、
5% 窒素系防炎剤。
赤泥(RM)の供給、
供給された赤泥(RM)の構成成分の分析、
赤泥の再水和、
再水和された赤泥の物理加工。
例えば水による供給された赤泥(RM)の洗浄、
例えば水による再水和された赤泥(RM)の洗浄、
再水和された赤泥の乾燥、
所望の粒度分布を有益に得るための、例えば粉砕及び篩分による、再水和された赤泥の物理加工、
例えば、乾燥して物理加工した再水和赤泥のプラスチックマトリックスとの化合、
熱的特性を最適化させ、任意に無機防炎剤(IFA)が反応する温度範囲を拡大させるための、ATH(ギブサイト、ベーマイト)、水酸化マグネシウム(MDH)又はゲータイト等の吸熱反応物質の混和。
10重量%〜50重量%の鉄化合物と、
12重量%〜35重量%のアルミニウム化合物と、
5重量%〜17重量%のSiO2と、
2重量%〜10重量%のTiO2と、
0.5重量%〜6重量%のCaOと、
3重量%〜10重量%のNa2Oと、
を含む鉱物組成物を含むことを特徴とする、可燃性材料と難燃剤(以下で防炎剤又は難燃材と称する)とを含む耐火材料系を開示する。
a.可燃性材料を準備する工程と、
b.可燃性材料に、防炎剤を配合又はコーティングする工程と、それにより、
c.耐火材料系を得る工程と、
を含む、耐火材料系の製造方法を開示する。
定義
「耐火材料系」という表現は、可燃性材料が難燃剤と接触した結果、部材中に存在する可燃性材料の火又は熱による発火が防止されるか又は減速される部材を意味すると理解される。とりわけ、難燃剤は、例えば配合又はコーティングによって可燃性材料に永久に関連付けられるものである。
本発明では、いわゆる改質された再水和赤泥(MR2S)を無機防炎剤(IFA)として使用する。
原則、無機鉱酸、とりわけ硫酸又は塩酸による赤泥(RM)の処理によって、改質された再水和赤泥(MR2S)の生成が行われる。
オートクレーブ消化プロセス及びチューブ消化プロセスからのおよそ50gの赤泥サンプルを、200mlの70%H2SO4で懸濁させた後、1時間撹拌する。溶解プロセスを促進させるために、600mlの蒸留水を2つの懸濁液の各々に添加する。この場合に起こる熱作用の次に、懸濁液を加熱板上でおよそ80℃〜90℃へと更に加熱する。溶解プロセスは懸濁液の赤色が見えなくなった後に終了し、溶解しなかった残渣は灰色を呈していた。真空濾過を用いた残渣の分離除去後、それを僅かな水で洗浄し、次に乾燥キャビネット内において105℃で乾燥させる。
種結晶を添加することなく迅速に析出するために、水酸化物及びオキシ水酸化物が主に非晶質形態で得られる。鉱物組成について、鉄及びアルミニウムの組成物に関する以下の含有量を半定量的に求めることができた(表2参照)。
消化プロセス、すなわちオートクレーブ消化又はチューブ消化に応じて、赤泥は依然としてAl化合物及びFe化合物の残渣を含有する。Al組成物は水酸化物(ギブサイト)、オキシ水酸化物(ベーマイト)又は酸化物(γAl2O3)として存在していてもよい。オートクレーブ消化による赤泥の場合、Fe化合物が主にヘマタイトとして存在し、チューブ消化の場合には、それらがほぼ例外なくヘマタイトとして存在する。
したがって、難燃剤が、
10重量%〜50重量%の鉄化合物と、
12重量%〜35重量%のアルミニウム化合物と、
5重量%〜17重量%のSiO2と、
2重量%〜21重量%のTiO2と、
0.5重量%〜6重量%のCaOと、
3重量%〜10重量%のNa2Oと、
を含む鉱物組成物を含むことを特徴とする、可燃性材料と難燃剤とを含む耐火材料系を開示する。
40重量%の鉄化合物と、
25重量%のアルミニウム化合物と、
15重量%のSiO2と、
7重量%のTiO2と、
1重量%のCaOと、
0.02重量%のNa2Oと
を含んでいてもよく、Fe及びAlの化合物中における水酸化物及びオキシ水酸化物と酸化物との比率は著しく水酸化物/オキシ水酸化物側に位置する。
a.可燃性材料を準備する工程と、
b.可燃性材料に、難燃材料を配合又はコーティングする工程と、それにより、
c.耐火材料系を得る工程と、
を含む、耐火材料系の製造方法を開示する。
使用される基本的な原材料は、
窓用異形押出材のための標準的なPVC−U、
MR2S(ゼロサンプル)との比較のための参照物質としての、Martinal OL 104//LEO(Albemarle(Bergheim))ATH成分とした。
Fe2O3 33.12%(水酸化物/酸化物比 6.3:1)
Al2O3 25.68%(水酸化物/酸化物比 4.2:0.9)
SiO2 11.16%
TiO2 7.55%
CaO 3.20%
Na2O 0.03%
4%の無機防炎剤を有する、窓用異形押出材のためのPVC−U配合物
100% ATH 0% IFA(ゼロサンプル)IFAがMR2Sに等しい
80% ATH 20% IFA(サンプル1)
50% ATH 50% IFA(サンプル2)
20% ATH 80% IFA(サンプル3)
0% ATH 100% IFA(サンプル4)
引張強度[MPa] DIN EN ISO 527
44.18±1.37 ゼロサンプル
46.67±0.28 サンプル1
45.67±0.28 サンプル2
45.40±0.32 サンプル3
48.51±3.16 サンプル4
2923±226 ゼロサンプル
3068±164 サンプル1
2991±97 サンプル2
2983±36 サンプル3
2952±99 サンプル4
燃焼挙動を確認するために、試験対象物を燃焼試験(DIN 4102のプロセスBに従う)にかけた。試験では、試験対象物の端部における着火、燃焼速度、並びに建築材料の燃焼粒子及び燃焼液滴を評価した。
EVA配合物の製造において、ZSE 27 Mxxを配合機として使用した。押出温度は145℃〜160℃とした。顆粒を生成するためには押出造粒機を使用した。配合中、IFAは、ATHよりも、組込み及び分散を大いに単純化するかなり良好な流動性を有することが確認された。衝撃引張強度試験(DIN EN ISO 8256)、引張試験(DIN ISO 527)及び酸素試験(LOI、DIN ISO 4589−2)のために試験対象物はEVA化合物から射出成形した。
1.2%の接着促進剤と0.4%の安定化剤とを伴うEVA
Martinal OL 104/LEO(ATH成分)
無機防炎剤(IFA)としてのMR2S
60%の防炎剤を伴うEVA
100% ATH 0% IFA ゼロサンプル
66.7% ATH 33.3% IFA サンプル1
50% ATH 50% IFA サンプル2
33.3% ATH 66.7% IFA サンプル3
引張強度[MPa] DIN EN ISO 527
6.16±0.05 ゼロサンプル
6.17±0.05 サンプル1
6.29±0.05 サンプル2
6.42±0.05 サンプル3
93±2 ゼロサンプル
88±2 サンプル1
87±3 サンプル2
90±2 サンプル3
120.57±13.83 ゼロサンプル
96.30±6.01 サンプル1
108.27±8.69 サンプル2
117.51±4.92 サンプル3
139.27±4.83 ゼロサンプル
139.78±4.18 サンプル1
138.27±5.66 サンプル2
149.00±8.33 サンプル3
DIN EN ISO 4589−2に従う酸素指数[%]
36.3±0.10 ゼロサンプル
32.1±0.4 サンプル1
30.1±0.7 サンプル2
30.0±0.1 サンプル3
共回転二軸スクリュー混練機ZSE 18 HPE内でPE系配合物を可塑化及び均質化させた。配合機内の温度は190℃〜220℃とした。引張試験(DIN EN ISO 527、タイプ1B)、衝撃強度試験(DIN EN ISO 179)及び燃焼試験(UL 94)のために試験対象物はPE化合物から射出成形法によって生成した。
PE Magnesia 7287/Brenntag、化学的に純粋な水酸化マグネシウム(MDH、ゼロサンプル)
無機防炎剤(IFA)としてのMR2S
50%の防炎剤を伴うPE
100% MDH 0% AFM ゼロサンプル
70% MDH 30% AFM サンプル1
50% MDH 50% AFM サンプル2
30% MDH 70% AFM サンプル3
引張強度[MPa] DIN EN ISO 527
25.49±0.28 ゼロサンプル
25.41±0.20 サンプル1
25.51±0.13 サンプル2
25.81±0.14 サンプル3
2755±102 ゼロサンプル
2457±113 サンプル1
2521±60 サンプル2
2632±116 サンプル3
1.99±0.27 ゼロサンプル
1.82±0.16 サンプル1
1.87±0.18 サンプル2
3.09±0.30 サンプル3
6.85±0.85 ゼロサンプル
6.28±0.54 サンプル1
5.94±0.33 サンプル2
7.53±0.34 サンプル3
13.8±0.25 ゼロサンプル
12.8±0.22 サンプル1
13.7±0.33 サンプル2
16.3±0.34 サンプル3
共回転二軸スクリュー混練機ZSE 18 HPE内でPP系配合物を可塑化及び均質化させた。配合機内の温度は190℃〜220℃とした。引張試験(DIN EN ISO 527、タイプ1B)、衝撃強度試験(DIN EN ISO 179)及び燃焼試験(UL 94)のために試験対象物はPE化合物から射出成形法によって生成した。
PP Magnesia 7287/Brenntag、化学的に純粋なマグネシウム(MDH成分、ゼロサンプル)
無機防炎剤(IFA)としてのMR2S
50%の防炎剤を伴うPP
100% MDH 0% AFM ゼロサンプル
70% MDH 30% AFM サンプル1
50% MDH 50% AFM サンプル2
30% MDH 70% AFM サンプル3
引張強度[MPa] DIN EN ISO 527
27.29±0.20 ゼロサンプル
28.17±0.10 サンプル1
28.43±0.10 サンプル2
29.38±0.83 サンプル3
3893±112 ゼロサンプル
3886±109 サンプル1
3606±100 サンプル2
3695±116 サンプル3
1.34±0.09 ゼロサンプル
1.35±0.09 サンプル1
1.47±0.12 サンプル2
1.43±0.11 サンプル3
12.77±0.70 ゼロサンプル
11.18±0.60 サンプル1
11.01±0.84 サンプル2
10.92±0.99 サンプル3
11.5±0.32 ゼロサンプル
12.2±0.29 サンプル1
12.7±0.16 サンプル2
14.4±0.04 サンプル3
全ての配合物はDIN 4102のプロセスB、又はUL 94(基準値:40mm/分未満の燃焼速度)に従う水平試験に準拠する。測定した燃焼速度は必要とされる値よりもかなり低かった。
Claims (17)
- 赤泥(RM)を改質して成り、
10重量%〜50重量%の鉄化合物と、
12重量%〜35重量%のアルミニウム化合物と、
5重量%〜17重量%のケイ素化合物と、
2重量%〜21重量%のTiO2と、
0.5重量%〜6重量%のカルシウム化合物と、
の鉱物組成物を有する改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤であって、
前記鉄の化合物が、該鉄化合物中の酸化物100重量部に対して、50重量部より大きい/に等しい水酸化物及びオキシ水酸化物を有し、かつ
前記アルミニウムの化合物が、該アルミニウム化合物中の酸化物100重量部に対して、50重量部より大きい/に等しい水酸化物及びオキシ水酸化物を有する、改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。 - 前記鉄の化合物が、該鉄化合物中の酸化物100重量部に対して、80重量部より大きい/に等しい水酸化物及びオキシ水酸化物を有し、または
前記アルミニウムの化合物が、該アルミニウム化合物中の酸化物100重量部に対して、80重量部より大きい/に等しい水酸化物及びオキシ水酸化物を有する、請求項1に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。 - 溶解性Na2Oの割合が0.03重量%に等しいか又はそれ未満であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 平均粒径(d50)が、50μm未満であるか又はそれに等しいことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 平均粒径(d50)が、0.5μm〜10μmであることを特徴とする、請求項4に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 残留水分が0.4重量%未満であるか又はそれに等しいことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 前記改質された再水和赤泥(MR2S)の表面が、該改質された再水和赤泥(MR2S)とポリマーマトリックスとの相溶性を改善させる少なくとも1つの物質でコーティング又は表面改質処理される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 前記物質が、カップリング剤、ホウ酸及びその金属塩、スズ酸亜鉛、スズ酸水酸化亜鉛、又はそれらの組合せを含有する、請求項7に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 前記無機防炎剤の表面が、前記MR2S中のクレイ状構成成分に起因して既に起こっている灰のガラス化を改善させるために、ナノクレイでコーティングされることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 更なる難燃添加剤が前記防炎剤と0重量%〜70重量%の割合で混和される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 前記更なる難燃添加剤が吸熱反応物質である、請求項10に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 前記吸熱反応物質が、水酸化アルミニウム、ギブサイト、ベーマイト、水酸化マグネシウム、ゲータイト、又はそれらの混合物である、請求項11に記載の改質された再水和赤泥(MR2S)を含むハロゲン無含有無機防炎剤。
- 可燃性材料系、可燃性建築材料、プラスチック、ゴム、チップボード材料又はケーブルシースのための難燃材としての請求項1〜12のいずれか1項に記載の防炎剤の使用。
- 耐火材料系の製造方法であって、
a.可燃性材料を準備する工程と、
b.前記可燃性材料に、請求項1〜12のいずれか1項に記載の防炎剤を配合又はコーティングする工程と、それにより、
c.耐火材料系を得る工程と、
を含み、工程bの配合又はコーティング前に、前記防炎剤を、ナノクレイ、ホウ酸誘導体、又はスズ酸亜鉛/スズ酸水酸化亜鉛と一緒に粉砕することを特徴とする耐火材料系の製造方法。 - 工程bで言及される防炎剤に残燼を防止する物質による表面コーティングを施すことを特徴とする、請求項14に記載の耐火材料系の製造方法。
- カップリング剤、またナノクレイ、ホウ酸及びその金属塩、スズ酸亜鉛、スズ酸水酸化亜鉛、またはそれらの組合せにより前記防炎剤の表面をコーティングすることを特徴とする、請求項14または15に記載の耐火材料系の製造方法。
- マスターバッチ(濃縮物)形態のエラストマー系及びサーモプラスチック系において前記防炎剤とともに使用する場合、ナノクレイ、ホウ酸亜鉛、ホウ酸誘導体又はスズ酸亜鉛/スズ酸水酸化亜鉛を顆粒形態で添加する、請求項14に記載の耐火材料系の製造方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/EP2011/001454 WO2012126487A1 (de) | 2011-03-23 | 2011-03-23 | Flammschutz |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014518902A JP2014518902A (ja) | 2014-08-07 |
JP2014518902A5 JP2014518902A5 (ja) | 2015-04-16 |
JP5875671B2 true JP5875671B2 (ja) | 2016-03-02 |
Family
ID=44625700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014500258A Expired - Fee Related JP5875671B2 (ja) | 2011-03-23 | 2011-03-23 | 防炎剤 |
Country Status (15)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9487636B2 (ja) |
EP (1) | EP2688981B1 (ja) |
JP (1) | JP5875671B2 (ja) |
KR (1) | KR101538384B1 (ja) |
CN (1) | CN103443247B (ja) |
AU (1) | AU2011362786B2 (ja) |
BR (1) | BR112013021912A2 (ja) |
CA (1) | CA2829312C (ja) |
ES (1) | ES2556877T3 (ja) |
HK (1) | HK1188808A1 (ja) |
IL (1) | IL228353A (ja) |
MX (1) | MX344835B (ja) |
MY (1) | MY162577A (ja) |
RU (1) | RU2573507C2 (ja) |
WO (1) | WO2012126487A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013001520B4 (de) * | 2013-01-22 | 2015-11-12 | Fluorchemie Gmbh Frankfurt | Neuartiges anorganisches, halogenfreies Flammschutzmittel auf Basis von chemisch modifiziertem rekarbonisiertem Rotschlamm, dessen Herstellung und Verwendung sowie brandgeschütztes Stoffsystem |
ES2644323T3 (es) * | 2013-11-28 | 2017-11-28 | Nexans | Materiales ignífugos |
DE102014212046A1 (de) * | 2014-06-24 | 2015-12-24 | Contitech Transportbandsysteme Gmbh | Förderanlage mit einem Fördergurt |
CN105949560A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-09-21 | 中冠电缆有限公司 | 一种含改性赤泥的聚乙烯电缆料及其制备方法 |
JP6595374B2 (ja) * | 2016-03-07 | 2019-10-23 | 株式会社戸出O−Fit | 難燃性複合樹脂材料の製造方法 |
EP3386932B1 (de) | 2016-03-15 | 2020-09-30 | Fluorchemie GmbH Frankfurt | Zusammensetzung enthaltend modifizierten, chromatarmen rotschlamm sowie verfahren zu deren herstellung |
CN105903146B (zh) * | 2016-05-25 | 2019-07-19 | 南通北外滩建设工程有限公司 | 超细干粉灭火剂及制备方法 |
CN105833458B (zh) * | 2016-05-25 | 2019-05-24 | 海门市知舟工业设计有限公司 | 复合干粉灭火剂及制法 |
DK3589600T3 (da) | 2017-03-01 | 2022-02-14 | Fluorchemie Gmbh Frankfurt | Nyt materiale og fremstilling heraf til anvendelse som lagringsmedium i et følsomt energilagringssystem i lav-, mellem- eller højtemperaturområdet |
CN108084546B (zh) * | 2018-01-19 | 2020-08-21 | 广西大学 | 一种阻燃低密度聚乙烯的复合材料 |
KR102029161B1 (ko) | 2018-04-17 | 2019-11-08 | 에스케이텔레콤 주식회사 | 터널 내의 통신 서비스 운용 방법 |
RU2743978C1 (ru) * | 2020-06-25 | 2021-03-01 | Общество с ограниченной ответственностью "Гидроблок" (ООО "Гидроблок") | Состав проникающего действия для гидроизоляции пористых бетонных поверхностей |
CN112850793A (zh) * | 2021-02-11 | 2021-05-28 | 贵州大学 | 一种赤泥高值化利用的方法 |
CN114133672A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-04 | 杭州人通管业有限公司 | 一种高强度高耐压的mpp电缆保护管 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR978108A (fr) * | 1948-11-17 | 1951-04-10 | Alais & Froges & Camarque Cie | Nouvelles charges minérales pour caoutchouc |
JPS5238582B2 (ja) * | 1972-09-27 | 1977-09-29 | ||
DE2627504A1 (de) * | 1976-06-18 | 1977-12-29 | Stuermann & Kessler Gmbh & Co | Feuerhemmende zusammensetzung mit wasserglasanteilen, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung bei organischen schaumstoff-formkoerpern mit verbesserter flammfestigkeit |
DE3035598C2 (de) * | 1980-09-20 | 1984-10-25 | Alcoa Chemie GmbH, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur Herstellung eines Füllers auf Rotschlammbasis für Straßendecken |
JPS6168356A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-08 | 株式会社日本製鋼所 | 熱可塑性樹脂と赤泥との混合物 |
JPH07315830A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | 硅酸アルミニウム水和物の製造方法 |
JPH099417A (ja) * | 1995-06-14 | 1997-01-10 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 電気自動車用充電器 |
JP3668323B2 (ja) * | 1996-05-01 | 2005-07-06 | 鈴木総業株式会社 | アスファルト組成物 |
US6248302B1 (en) * | 2000-02-04 | 2001-06-19 | Goldendale Aluminum Company | Process for treating red mud to recover metal values therefrom |
DE10361878A1 (de) * | 2003-12-19 | 2005-07-14 | Ami-Agrolinz Melamine International Gmbh | Flammschutzmischung für lignocellulosische Verbundstoffe |
RU2262523C1 (ru) * | 2004-07-26 | 2005-10-20 | Федеральное государственное унитарное предприятие (ФГУП) "Пермский завод им. С.М. Кирова" | Огнезащитная композиция для покрытий |
RU2326915C1 (ru) * | 2007-03-01 | 2008-06-20 | Открытое акционерное общество "Химпром" | Состав для огнезащитного покрытия древесины |
CN101624457B (zh) * | 2008-07-09 | 2011-07-27 | 北京理工大学 | 一种基于环保的赤泥复配改性协同阻燃聚乙烯 |
-
2011
- 2011-03-23 MY MYPI2013003446A patent/MY162577A/en unknown
- 2011-03-23 US US14/004,777 patent/US9487636B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2011-03-23 CN CN201180069229.5A patent/CN103443247B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2011-03-23 AU AU2011362786A patent/AU2011362786B2/en not_active Ceased
- 2011-03-23 EP EP11712472.7A patent/EP2688981B1/de active Active
- 2011-03-23 WO PCT/EP2011/001454 patent/WO2012126487A1/de active Application Filing
- 2011-03-23 MX MX2013010870A patent/MX344835B/es active IP Right Grant
- 2011-03-23 BR BR112013021912A patent/BR112013021912A2/pt active Search and Examination
- 2011-03-23 KR KR1020137027587A patent/KR101538384B1/ko active IP Right Grant
- 2011-03-23 RU RU2013142843/05A patent/RU2573507C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2011-03-23 CA CA2829312A patent/CA2829312C/en not_active Expired - Fee Related
- 2011-03-23 JP JP2014500258A patent/JP5875671B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-03-23 ES ES11712472.7T patent/ES2556877T3/es active Active
-
2013
- 2013-09-11 IL IL228353A patent/IL228353A/en not_active IP Right Cessation
-
2014
- 2014-02-27 HK HK14101882.3A patent/HK1188808A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2011362786A1 (en) | 2013-09-12 |
KR20140004210A (ko) | 2014-01-10 |
AU2011362786B2 (en) | 2015-12-03 |
MX2013010870A (es) | 2014-09-22 |
JP2014518902A (ja) | 2014-08-07 |
WO2012126487A1 (de) | 2012-09-27 |
MY162577A (en) | 2017-06-30 |
US20130345351A1 (en) | 2013-12-26 |
EP2688981A1 (de) | 2014-01-29 |
KR101538384B1 (ko) | 2015-07-21 |
HK1188808A1 (en) | 2014-07-18 |
ES2556877T3 (es) | 2016-01-20 |
RU2013142843A (ru) | 2015-04-27 |
CN103443247A (zh) | 2013-12-11 |
IL228353A0 (en) | 2013-12-31 |
IL228353A (en) | 2016-09-29 |
EP2688981B1 (de) | 2015-09-09 |
MX344835B (es) | 2017-01-06 |
RU2573507C2 (ru) | 2016-01-20 |
CA2829312C (en) | 2017-01-03 |
CN103443247B (zh) | 2014-12-10 |
US9487636B2 (en) | 2016-11-08 |
BR112013021912A2 (pt) | 2016-11-08 |
CA2829312A1 (en) | 2012-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5875671B2 (ja) | 防炎剤 | |
JP2014518902A5 (ja) | ||
CA2402880C (en) | Flameproof polymer composition | |
Horn | Inorganic hydroxides and hydroxycarbonates: their function and use as flame-retardant additives | |
US9902832B2 (en) | Inorganic, halogen-free flameproofing agent on the basis of chemically modified recarbonized red mud | |
JP7111736B2 (ja) | 難燃性ポリマー組成物 | |
US20110147682A1 (en) | Magnesium hydroxide | |
Laoutid et al. | Flame‐retardant action of red phosphorus/magnesium oxide and red phosphorus/iron oxide compositions in recycled PET | |
Zhang et al. | Influence of Fe‐MMT on the fire retarding behavior and mechanical property of (ethylene‐vinyl acetate copolymer/magnesium hydroxide) composite | |
Hornsby | Fire-retardant fillers | |
US9394423B2 (en) | Fire retardant polypropylene | |
Yang et al. | A novel method to prepare zinc hydroxystannate‐coated inorganic fillers and its effect on the fire properties of PVC cable materials | |
JP5211301B2 (ja) | 難燃化助剤 | |
Yang et al. | Effect of zinc hydroxystannate coated M-HOS whisker on flame retardant properties of flexible PVC | |
Rocha et al. | Utilization of magnesium hydroxide produced by magnesia hydration as fire retardant for nylon 6-6, 6 | |
US6090316A (en) | Melamine and aluminum hydroxide blend and method for making and using the same | |
Esfarjani et al. | Metal Carbonate Reinforced PVC Composites and Nanocomposites Check for updates | |
Mensitieri | Department of Chemical, Material and Industrial Production Engineering | |
Mennucci | " Rheological, mechanical, thermal and flame retardant properties of EVA composites highly filled with natural inorganic fillers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150123 |
|
A524 | Written submission of copy of amendment under article 19 pct |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20150225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150714 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150805 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20151014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5875671 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |