JP5874955B2 - ソレノイド - Google Patents

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本発明は、産業機械等に使用される油圧電磁弁のソレノイドの改良に関する。
従来、この種のソレノイドは、図6に示されるようなものであった。すなわち、ソレノイド30は固定鉄心31と、前記固定鉄心31の一端の溶接された非磁性リング32と、前記非磁性リング32の他端41(図6で左端)に溶接されたソレノイドガイド33と、前記ソレノイドガイド33の他端に溶接又は一体的に形成されたふた34と、前記ソレノイドガイド33及び非磁性リング32に内接して軸方向に移動可能に内蔵されたプランジャ35、及びソレノイドガイド33及び非磁性リング32に嵌合された図示しないソレノイドコイルを有し、固定鉄心31と非磁性リング32との溶接部36は、固定鉄心31の外周に非磁性リング32を嵌合する小径部37が形成され、小径部37外周に非磁性リング32を嵌合した後に溶接していた。
係る構造のソレノイド30は、固定鉄心31と非磁性リング32との溶接部36は、該溶接部36に隣接した非磁性リング側固定鉄心31の外周に幅広周溝38と、溶接部36に隣接した非磁性リング32内側の固定鉄心31の小径部37外周に幅狭周溝39と、が形成されかつ固定鉄心31と非磁性リング32とが溶接された溶接部分40とを有する。
溶接部分40は隣接する部位に幅広周溝38を設けて溶接、例えばTig溶接を使用するもので、ソレノイドガイド及び非磁性リングを厚くすることなく、ソレノイドの強度を確保したものであった。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平4−221811号公報
特許文献1に記載するソレノイド30のTig溶接は、溶接部分40への熱エネルギーが大きく、かつ溶接の出来具合のばらつきが大きくなる。そのため、溶接方法としてレーザ(ビーム)溶接を採用するトライをしたが、レーザ溶接では、Tig溶接と同程度の溶接部の溶け込みにはならず溶接幅が狭くなる。このため、ソレノイド30に内圧が繰り返し作用したときに、図7に示すように固定鉄心31のつば部厚さXが厚いとソレノイドガイド33に内圧が作用してもつば部に強度を有するため、溶接部分40に応力が集中してクラックが発生のでソレノイドの繰り返し内圧がかかる事に対する耐久性が確保できなかった。
本発明は、係る課題を解決するためになされたもので、ソレノイドガイドの溶接方法をTig溶接からレーザ溶接に変更しても耐久性が確保できるソレノイドを提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため本発明は、つば部を備える固定鉄心と、前記固定鉄心のつば部とレーザ溶接により溶接された非磁性リングと、前記非磁性リングの他端に溶接されたソレノイドガイドと、前記ソレノイドガイドの他端に溶接又は一体的に形成されたふたと、前記ソレノイドガイド及び非磁性リングに内接して軸方向に移動可能に内蔵されたプランジャと、を有するソレノイドにおいて、前記固定鉄心には前記つば部に隣接して溝部が設けられており、前記つば部の厚さは前記非磁性リングの厚さと同じ厚さであって、かつ前記溝部の深さは前記非磁性リングの厚さの0.9〜1倍の深さであるソレノイドとした。
本発明は固定鉄心のつば部の厚さとつば部に隣接して設けられる溝部の大きさを最適にして応力が溶接部分に集中しなくなる部品形状でレーザ溶接することにより、耐久性を確保しながら溶接に必要なエネルギーを抑制し、かつ溶接のばらつきも少なく品質が向上する。
本発明の実施の形態に係るソレノイドのソレノイドコイルを除いた略縦断面図である。 図1のC部の拡大断面図である。 つば部に溶接箇所を2箇所にしたC部の変形例を示す拡大断面図である。 図1の溝の変形例を示す拡大断面図である。 図1のつば部の変形例を示す拡大断面図である。 従来のソレノイドの概略構造を示す縦断面図である。 図1の溶接部の拡大断面図である。 溶接時にソレノイドガイドの内圧が作用した際のつば部の変形状態を分かり易いように 変形量を拡大して記載した説明図である。
本発明の実施の形態に係るソレノイドについて図面により詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るソレノイド10の概略構造を示す縦断面図である。図1に示すように、ソレノイド10はつば部21を備える固定鉄心11と、前記固定鉄心11の一端にレーザ溶接された非磁性リング12と、前記非磁性リング12の他端13(図1で左端)に溶接されたソレノイドガイド14と、前記ソレノイドガイド14の他端に溶接または一体的に形成されたふた15と、前記ソレノイド14及び非磁性リング12に内接して軸方向に移動可能に内蔵されたプランジャ16と、備える。また、図2に示すようにソレノイド10にはつば部21に隣接して溝部22も設けられている。
そして、ソレノイドガイド14及び非磁性リング12に図示しないソレノイドコイルが嵌合される。参照符号17はふた15に摺動自在に支持された押出しピンであり、参照符号18はプランジャ16の一体的に取り付けられたプッシュロッドで、固定鉄心11に摺動自在に支持されている。参照符号20はスペーサである。
本発明では、図2に示すように固定鉄心11のつば部21の厚さ「x」は、非磁性リング12の厚さ「t」との比は1:1が好ましく、また溝部22の深さ「h」は、非磁性リング12と厚さ「t」に対し、「(0.9×t)〜t」が好ましい。本発明によれば図8に示すように、固定鉄心31のつば部が点線のように変形し、応力が溶接部に集中を排除し耐久性を確保することができる。
本実施の形態に係るソレノイド10では、図3に示すように溶接箇所を2箇所してもよい。また、図4に示すように溝23は断面矩形状にしてもよく、図5に示すようにつば部21の厚さの略半分程度の面取りを施しても耐久性に問題がないことも確認済みである。
10 ソレノイド 11 固定鉄心
12 非磁性リング 13 他端
14 ソレノイドガイド 15 ふた
16 プランジャ 17 押しピン
18 プッシュロッド 19 溶接部









Claims (1)

  1. つば部を備える固定鉄心と、前記固定鉄心のつば部とレーザ溶接により溶接された非磁性リングと、前記非磁性リングの他端に溶接されたソレノイドガイドと、
    前記ソレノイドガイドの他端に溶接又は一体的に形成されたふたと、
    前記ソレノイドガイド及び非磁性リングに内接して軸方向に移動可能に内蔵されたプランジャと、を有するソレノイドにおいて、
    前記固定鉄心には前記つば部に隣接して溝部が設けられており、前記つば部の厚
    さは前記非磁性リングの厚さと同じ厚さであって、かつ前記溝部の深さは前記非磁性リングの厚さの0.9〜1倍の深さである
    ことを特徴とするソレノイド。
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