JP5874877B2 - 巻取リール - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用の電気製品コードや、携帯ラジオや携帯電話器のイヤホンコード、または、糸や紐等の細くて長い物を巻き付け保持する、巻取用のリールに関する。
従来の巻取用のリールは、先行技術として記載の特許文献で示すように、ドーナツ状リングのリング外側周囲に設けたスリットから、リング内部にコード紐を巻き付け、別のバネ環を操作してコード紐をリング内に留めるものや、バネ環を廃止して、リング壁部にコード紐を挿入固定する複数個の留孔を設けた電線コード収納器がある。
また、光ファイバ素線を巻き取るドラムであって、対向する側板の外周端内部に、それぞれの毛の先端がからむ程度に対向したモヘアテープを取付けたり、ドラムの側板外周端に、弾力性のあるプラスチックで矩歯状部を一体成形する光ファイバの余長素線部を巻き取るドラムがある。
ドーナツ状リングの形態のものは、電線のコード紐を巻き付けるに際し、留孔有りのものはコード紐の端部それぞれを留孔に取り付ける必要があり、留孔無しのものはバネ環を回転操作してコード紐の落下や抜けを防止しなければならず、両者とも、ワンタッチ操作することが難しい。
また、光ファイバ素線を巻き取るドラム形態のものは、巻取り間隙を閉鎖する対向部材が互いに密状態に対向しているので、巻取リール内部を明確に見ることができず、巻き取り可能空間の広さや量の見当がつけにくい等、使い難いものとなっている。
実公昭29−5555号公報 実公昭31−15559号公報 実開昭58−45259号公報
本発明で解決しようとする課題は、従来構成の上記のような、不具合を少なくし、使い易い巻取リールを、簡単な構成で手に入れようとするものである。
この発明は、前記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じている。
まず、請求項1に記載の発明は、上下方向に対向して設けプラスチック系素材の上部
円板(1)と下部円板(2)の夫々中央部に相手側に向けて突設する上軸(3)と下軸(
4)設けられており、該上下軸(3)・(4)突出端間で上下一体化されていると共
に、前記、上下部円板(1)・(2)夫々の外周縁部内方側に複数個の貫通小孔(1b)
・(2b)設けられており、一方の円板外周近傍部から、または両外周近傍部から、相
手側に向かってゴム・エラストマー等の弾性材からなる複数本の上弾性柱(5)・(5)
・ ・または下弾性柱(6)・(6)・・突設されるに際し、該上下弾性柱(5)・(6
)基端部貫通小孔(1b)・(2b)を通した状態で上下部円板(1)・(2)夫々の
外周縁部に融着されているものであって、弾性柱と貫通小孔の関係を、弾性柱の数(例え
ば12本)に対し貫通小孔の数を1〜2倍(12〜24個)の範囲の数とし、これ等の弾
性柱円周方向間に内部を覗く窓部空間(7)設けられていることを特徴とする電線コー
ド類の巻取リールである。
この構成としたことにより、径大径小の電線コードや、糸・紐等を、例えば、片手で握
った状態で巻取リール上弾性柱(5)又は下弾性柱(6)表面に反対側の手で押し付ける
と、上下弾性柱(5)・(6)内方に押されて曲げられ、巻取リール軸廻りにコードや
糸・紐を簡単に巻き付けることができる。
そして、プラスチック系素材の円板外周縁部にゴム・エラストマー等の弾性材からなる
異材の弾性柱一端側融着されるに際し、円板外周縁部内方側に円板の内外面に貫通して
設けた貫通小孔を覆うように弾性材融着されているから、図3・図5断面図で示すよう
に、弾性材の柱基端部は、円板外面から貫通小孔を経て円板内面へと内外一体化して円板
外周囲面へつながり、異部材であってもゴム・エラストマー等の弾性材をプラスチック材
に強固に融着させることができる。
また、円周方向に並んだ上弾性柱(5)・(5)、または下弾性柱(6)・(6)の間
に、内部を覗く窓部空間(7)を設けているので、コードや糸・紐を巻きつける際に、巻
取リール軸廻りの空間量や広さを伺うことができ、巻き付け操作が容易である。
つぎに、請求項2に記載の発明は、上部円板(1)及び下部円板(2)夫々における、
ゴム・エラストマー等の弾性材融着後の平面視外周縁形状を、上下円板(1)・(2)の
外径円周端の一部分が外部に露出した露出面(11)とする部分と、それ以外の弾性材で
覆う部分とし、該、両者間に段差(12)・(12)設けられていることを特徴とする
請求項1記載の電線コード類の巻取リールである。
この構成としたことにより、例えば、巻取リール一方の円板外周囲を指先でつまみ、コードや糸・紐を巻きつける際に指先が露出面(11)の段差(12)に接当し、軽い力で巻取リールを滑らず保持することができる。
先ず、請求項1の発明は、上下方向に対向して設けプラスチック系素材の上部円板(
1)と下部円板(2)の夫々中央部に相手側に向けて突設する上軸(3)と下軸(4)
設けられており、該上下軸(3)・(4)突出端間で上下一体化されていると共に、前
記、上下部円板(1)・(2)夫々の外周縁部内方側に複数個の貫通小孔(1b)・(2
b)設けられており、一方の円板外周近傍部から、または両外周近傍部から、相手側に
向かってゴム・エラストマー等の弾性材からなる複数本の上弾性柱(5)・(5)・・ま
たは下弾性柱(6)・(6)・・突設されるに際し、該上下弾性柱(5)・(6)基端
貫通小孔(1b)・(2b)を通した状態で上下部円板(1)・(2)夫々の外周縁
部に融着されているものであって、弾性柱と貫通小孔の関係を、弾性柱の数(例えば12
本)に対し貫通小孔の数を1〜2倍(12〜24個)の範囲の数とし、これ等の弾性柱円
周方向間に内部を覗く窓部空間(7)設けられていることを特徴とする電線コード類の
巻取リールであり、この構成としたことにより、巻取リール軸廻りにコードや糸・紐
きつけられる場合に、巻取リール外周部のリール上弾性柱(5)又は下弾性柱(6)表面
に反対側の手で押し付けられると、上下弾性柱(5)・(6)は内方に押されて曲げられ
、巻取リール軸廻りにコードや糸・紐を簡単に移動でき、そして、プラスチック系素材の
円板外周縁部にゴム・エラストマー等の弾性材からなる異材の弾性柱一端側融着される
に際し、円板外周縁部内方側に円板の内外面に貫通して設けた貫通小孔われる状態
弾性材融着されているから、図3・図5断面図で示すように、弾性材の柱基端部は、円
板外面から貫通小孔を経て円板内面へと内外一体化して円板外周囲面へつながり、異部材
であってもゴム・エラストマー等の弾性材プラスチック材に強固に融着される状態とな
ることができる。
また、その巻取りの際に内部を外から伺うことができるから、巻き付け作業を楽に行な
うことができる。
つぎに、請求項2の発明は、上部円板(1)及び下部円板(2)夫々における、ゴム・
エラストマー等の弾性材融着後の平面視外周縁形状を、上下円板(1)・(2)の外径円
周端の一部分が外部に露出した露出面(11)とする部分と、それ以外の弾性材で覆う部
分とし、該、両者間に段差(12)・(12)設けられていることを特徴とする請求項
1記載の電線コード類の巻取リールであって、この構成としたことにより、巻取リール一
方の円板外周囲を指先でつまみ、コードや糸・紐を巻きつける際に指先が露出面(11)
の段差(12)に接当するから、軽い力で巻取リールを滑らせない状態で保持することが
できる。
拡大した、全体斜視図。 全体の、正面断面図。 上部体部分の、正面断面図。 上部体の、底面図。 下部体部分の、正面断面図。 下部体の、平面図。 別図例の、拡大した全体斜視図。 図7の、一部展開した、正面断面図。 図8上部体部分の、正面断面図。 図9上部体の、底面図。 図8下部体部分の、正面断面図。 図11下部体の、平面図。
以下、この発明の実施の形態を、図面に基づいて具体的に説明するが、本願発明の範囲は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。特段の説明が無い限り、同様の作用、効果が有るものは全て含むものである。
この発明において、上部円板(1)と一体の上軸(3)から成る上部体(A)と、同様構成とした下部体(B)は、合成樹脂等であるプラスチック系素材を、型内に射出成型して作っている。
そして、上部円板(1)の外周近傍部から、相手側に向かって複数本の上弾性柱(5)・(5)・・を突出している。
また、同様に下部円板(2)の外周近傍部から、相手側に向かって複数本の下弾性柱(6)・(6)・・を突出している。
そして、円板中央部から互いに相手側に向かって突出した、上軸(3)と下軸(4)の突出端を接着や圧入等により、一体化している。
図例では、上下弾性柱相手側に向かって上弾性柱(5)・下弾性柱(6)を互いに対向
突設しているが、少なくとも一方側の柱端縁を延長し、相手の円板側の面に接当すれば
、片側弾性柱のみで本発明は構成できる。
要するに、押圧した状態で内方に撓む弾性柱が複数本と、円周方向に隣り合う弾性柱
間に、内部を覗く窓部空間を有しておれば同効である。
図1から図6で示すものは、第一実施例の構成であって、以下説明する。
図1、図2は、上部体(A)と下部体(B)を上軸(3)と下軸(4)部で一体化したもので、詳細は単品構成で説明するが、互いの断面丸軸端を半円状に切り欠き、互いに組み合わせて断面丸軸とするものである。
そのままでは、軸端を接着や溶着しなければ固定できないので、半円軸回り部外周に固定用の壁面を有した固定孔を夫々設け、両者軸端を圧入して固定する。
また、上部体(A)と下部体(B)の主要部材である、上部円板(1)と下部円板(2)夫々の外周端近傍から互いの方向に向かって、複数本の、図例では12本の上弾性柱(5)・・と下弾性柱(6)・・を、対向中間部分で先端が接当するように設けている。
この柱体は、コードや糸類を巻き取った後の端部固定用抵抗であり、左手で握った巻取リールにコードや糸類を巻付ける際には、この柱体は柔らかく逃げて、巻き取り作業に支障を生じないようにしている。
柱体の数は、図例より多くても、少なくても同効であれば良い。
そして、この柱体はゴム・エラストマー等弾性体で構成され、合成樹脂等であるプラスチック系素材の円板外周部分に一体的に融着されている。
次に、各部材について、具体的に詳述する。
図3、図4で示す上部体(A)は、水平状で一定厚みの上部円板(1)と、その円板外周近傍部から下方に向かって円周等配状に突出した12本の上弾性柱(5)・・と、円板中央部から下方に突出する上軸(3)から成っている。
上部円板(1)の外周縁部は、少し肉厚を薄くした環状の薄肉外周縁(1a)とし、その内方側に弾性体を上下面に亘り貫通取り付けするための貫通小孔(1b)を、図例では12個設けている。
貫通小孔(1b)の数は、ゴム・エラストマー等の弾性体で構成される上弾性柱(5)・・を上部円板(1)の外周縁に強力に融着一体化するためや、製品製造時の樹脂飛散性変化に伴う美麗製品化のために、貫通小孔(1b)の数を2倍程度に増やすこともあるが、あまり増やすと円板強度の低下が生じるので、両者を勘案して孔数を決める。
この貫通小孔(1b)・・を覆うように薄肉外周縁(1a)に一端を融着したゴム・エラストマー等の弾性体は、上弾性柱(5)・・として先細のテーパー状柱として下方突接している。
中央部の上軸(3)は、上弾性柱(5)の突出端と同寸法の上環輪(8)で、軸廻りを補強すると共に、上環輪(8)の一部を上部円板(1)下面部まで切除した上切除溝(8a)としており、上軸(3)の先端は上弾性柱(5)の約2倍程度まで延出している。
また、図例の上部体(A)に於ける上軸(3)は、円柱状の軸を上部円板(1)下面部まで半円状に切除した半円柱としており、この部分周りを上環輪(8)で覆うことで、上部軸穴(3a)としている。
そして、複数の上弾性柱(5)・(5)間には、窓部空間(7)が設けられている。
図5、図6で示す下部体(B)は、水平状で一定厚みの下部円板(2)と、その円板外周近傍部から上方に向かって円周等配状に突出した12本の下弾性柱(6)・・と、円板中央部から上方に向かって突出する下軸(4)から成っている。
水平状の下部円板(2)の外周縁部は、少し肉厚を薄くする環状の薄肉外周縁(2a)と、その外端縁から上方に向かって突接したリング端縁(10)としている。
環状の薄肉外周縁(2a)の内方側には、同様に弾性体を上下面に亘り貫通取り付けするための貫通小孔(2b)を、図例では12個設けている。
この貫通小孔(2b)・・及びリング端縁(10)を覆うように薄肉外周縁(2a)に一端を融着したゴム・エラストマー等の弾性体は、下弾性柱(6)・・とした先細のテーパー状柱として上方に向かって突接している。
リング端縁(10)の突出高さと、下弾性柱(6)の突出高さは、略々同寸法としている。
円板中央部から上方に向かって突出する下軸(4)は、下弾性柱(6)の突出端と同寸法高さ程度の下環輪(9)で、軸廻りを補強すると共に、下環輪(9)の一部をリング端縁(10)高さ上端近傍まで切除した下切除溝(9a)としている。
下軸(4)の先端は、上弾性柱(5)の先端から、更に上弾性柱(5)の高さ程度を延長した長さを突出している。
また、図例の下部体(B)に於ける下軸(4)は、円柱状の軸を下部円板(2)上面部まで半円状に切除した半円柱としており、この部分周りを下環輪(9)で覆うことで、下部軸穴(4a)としている。
そして、複数の下弾性柱(6)・(6)間には、窓部空間(7)が設けられている。
次に、第2実施例について、図7から図12で説明する。
第1実施例と異なる点を主体に説明すると、第2上部体(C)と第2下部体(D)の外観を、大きく変更している点が異なっており、それ以外は余り変えていない。
プラスチック系素材から成る第2上部体(C)では、水平状で一定厚みの上部円板(1)を有し、その円板外周近傍部にゴム・エラストマー等の弾性材から成り、一体溶融状で下方に向かって円周等配状に突出した12本の上弾性柱(5)・・と、円板中央部から下方に突出するプラスチック系素材の上軸(3)から成っている点は同じである。
上部円板(1)の外周縁部は、少し肉厚を薄くした環状の薄肉外周縁(1a)とし、その内方側部にゴム・エラストマー等の弾性材を上下面に亘り貫通取り付けするための、貫通小孔(1b)を、図例では倍の24個設けている点を異にする。
これは、二次加工時のゴム・エラストマー等の弾性体で構成される上弾性柱(5)・・を,上部円板(1)の外周縁に強力に融着一体化するための連通孔としてや、一次加工製品製造時の樹脂流動飛散に伴なう製品肌の美麗化のため、貫通小孔(1b)の数を2倍にして、ここを飛散用のピン軸取り付け部としている。
第2実施例のものは、上部円板(1)の薄肉外周縁(1a)部の外径円周端の一部分を、図例では上弾性柱(5)と同数箇所を外部への露出面(11)とし、それ以外のゴム・エラストマー等の弾性体で覆った部分との間で段差(12)を設け、握り易さを追求している。
上軸(3)部分は、第1実施例と同構成である。
次に、第2実施例の、第2下部体(D)について説明する。
プラスチック系素材から成る第2下部体(D)も、水平状で一定厚みの下部円板(2)とし、外周縁部を少し肉厚を薄くする環状の薄肉外周縁(2a)と、その外端縁から上方に向かって突接したリング端縁(10)とする点は、第1図例と同構成としている。
そして、環状の薄肉外周縁(2a)の内方側に設けた、弾性体を上下面に亘り貫通取り付けするための貫通小孔(2b)を、第2図例では24個設けている点を異としている。
これも、二次加工時のゴム・エラストマー等の弾性体で構成される下弾性柱(6)・・を,下部円板(2)の外周縁に強力に融着一体化するための連通孔としてや、一次加工製品製造時の樹脂流動飛散に伴なう製品肌の美麗化のため、貫通小孔(2b)の数を2倍にして、ここを飛散用のピン軸取り付け部としているのである。
この貫通小孔(2b)・・及びリング端縁(10)を覆うように薄肉外周縁(2a)に一端を融着したゴム・エラストマー等の弾性体は、下弾性柱(6)・・として先細のテーパー状柱として上方に向かって突接している。
リング端縁(10)の突出高さと、下弾性柱(6)の突出高さは、略々同寸法としている。
また、円板中央部から上方に突出するプラスチック系素材の下軸(4)、及び、軸廻りの構成は、第1実施例と同じである。
第2実施例のものは、下部円板(2)の薄肉外周縁(2a)部の外径円周端の一部分とリング端縁(10)の上方対応部とを、図例では下弾性柱(6)と同数箇所を外部への露出面(11)とし、それ以外のゴム・エラストマー等の弾性体で覆った部分との間で段差(12)を設け、握り易さを追求している。
次に、本願発明の、上部体(A)と下部体(B)、及び、第2上部体(C)と第2下部体(D)の組み立てについて説明する。
先述したように、対向する上下軸(3)・(4)同士は、軸形状と軸穴形状及び環輪形状を同じとし、軸端を互いに組み合わせ押圧すると、上部体と下部体の関係なく組み立てることができる。
つまり、上部体(A)を2個対向組立てすると、一番高さの低い「薄形巻取リール」となり、上部体(A)と下部体(B)を対向組立てすると、少し高さの高い「普通形巻取リール」となり、下部体(B)を2個対向組立てすると、一番高さの高い「厚形巻取リール」を具現化できる。
これ等の「第1図例、巻取リール」は、上部体(A)と下部体(B)の円板廻りが均一厚みのゴム・エラストマー等の弾性体で覆われており、この円板廻り部分を左手指または右手指で握る際に、どの部分を握っても同じ触感である。
次に、同様に、第2実施例で示す、第2上部体(C)を2個対向組立てすると、一番高さの低い「第2薄形巻取リール」となり、第2上部体(C)と第2下部体(D)を対向組立てすると、少し高さの高い「第2普通形巻取リール」となり、第2下部体(D)を2個対向組立てすると、一番高さの高い「第2厚形巻取リール」を具現化できる。
これ等の「第2図例、巻取リール」は、第2上部体(C)と第2下部体(D)の円板廻りが、露出面(11)と段差(12)を有した構成でゴム・エラストマー等の弾性体で覆われており、この円板廻り部分を左手指または右手指で握る際に、手指がこの部分を握った際に段差(12)部分に引っ掛かり、保持性が向上する触感が生じる。
さらに別の形体として、第1図例の上部体(A)に対し、下部体(B)等のみではなく、第2図例の第2上部体(C)や第2下部体(D)等を組み合わせることで、多種多様の巻取リールを具現化可能としている。
本願発明の構成で、プラスチック射出成形型長短2個と、ゴム・エラストマー融着型4個による、少ない型費で巻取り空間高さが異なる、多くの巻取リールを作ることも可能となる。
最後に、電線コードや紐や糸類の、巻き取り操作について述べる。
上部体(A)と下部体(B)、又は,第2上部体(C)と第2下部体(D)夫々を、上記の如く各種組み合わせる。
そして、上下対向する上弾性柱(5)と下弾性柱(6)の対抗先端面間は、接触するか、または、コードや紐や糸類の径より小さな間隙としておく。
例えば、左手の指で、上部円板(1)の外周を上面側から握り、また同時に必要があれば、電線コードや紐や糸類の一端部を左指で押さえておく。
次に、右手の指で持った電線コードや紐や糸類を、上弾性柱(5)と下弾性柱(6)の対抗先端面間近傍に押し付けると、上弾性柱(5)または下弾性柱(6)
が内方に変形し、上下軸(3)・(4)廻りに電線コードや紐や糸類を巻き付けることができる。
この時、隣り合う弾性柱の間に設けた窓部空間(7)から、上下軸(3)・(4)廻りを覗くことができて、巻取り可能空間広さや容量の状態が事前に判り、また、巻取り作業時に内部状態を見ながらでき、作業を容易に行なえる。
また、巻き取りに際し、弾性柱のひとつの窓部空間(7)に、糸・紐・コード類の一端を位置させ、他端側を適当に巻き取って手指を離すと、糸・紐・コード類の他端側も,他の窓部空間(7)部の弾性柱で係止されて解けがないから、特別なことをせず、ワンタッチで、巻き作業の開始、または、終えることが可能となった。
1 上部円板 1a 薄肉外周縁
1b 貫通小孔 2 下部円板
2a 薄肉外周縁 2b 貫通小孔
3 上軸 3a 上部軸穴
4 下軸 4a 下部軸穴
5 上弾性柱 6 下弾性柱
7 窓部空間 8 上環輪
8a 上切除溝 9 下環輪
9a 下切除溝 10 リング端縁
11 露出面 12 段差
A 上部体 B 下部体
C 第2上部体 D 第2下部体




Claims (2)

  1. 上下方向に対向して設けプラスチック系素材の上部円板(1)と
    下部円板(2)の夫々中央部に相手側に向けて突設する上軸(3)と下軸(4)設け
    れており、該上下軸(3)・(4)突出端間で上下一体化されていると共に、前記、上
    下部円板(1)・(2)夫々の外周縁部内方側に複数個の貫通小孔(1b)・(2b)
    設けられており、一方の円板外周近傍部から、または両外周近傍部から、相手側に向かっ
    てゴム・エラストマー等の弾性材からなる複数本の上弾性柱(5)・(5)・・または下
    弾性柱(6)・(6)・・突設されるに際し、該上下弾性柱(5)・(6)基端部
    通小孔(1b)・(2b)を通した状態で上下部円板(1)・(2)夫々の外周縁部に融
    されているものであって、弾性柱と貫通小孔の関係を、弾性柱の数(例えば12本)に
    対し貫通小孔の数を1〜2倍(12〜24個)の範囲の数とし、これ等の弾性柱円周方向
    間に内部を覗く窓部空間(7)設けられていることを特徴とする電線コード類の巻取リ
    ール。
  2. 上部円板(1)及び下部円板(2)夫々における、ゴム・エラスト
    マー等の弾性材融着後の平面視外周縁形状を、上下円板(1)・(2)の外径円周端の一
    部分が外部に露出した露出面(11)とする部分と、それ以外の弾性材で覆う部分とし、
    該、両者間に段差(12)・(12)設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    電線コード類の巻取リール。
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