JP5874254B2 - 後処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを後処理する後処理装置に係り、特に、搬入されてきたシートに対して穿孔を行う後処理装置に関する。
複写機等の画像形成装置に接続され、画像形成装置から搬入されてきたシート(記録媒体)に対し、穿孔を行う後処理装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このような処理装置においてシート1枚の厚さ(シート厚)を検出するには、それ専用のセンサを備える必要があるため、コストが増加するという問題があった。
なお、本願明細書において、「シート」とは、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等で構成され、表面に所定の画像が形成される記録媒体を言う(例えば用紙)。また、「シート厚」とは、シート1枚あたりの厚さを言う(例えば、用紙の場合は「用紙厚」と言う)。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コストを増加させることなく、シート厚を検出できる後処理装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の後処理装置は、搬送されてきたシートに対し穿孔を行う穿孔手段と、穿孔手段を駆動させるためのモータと、を備えた後処理装置であって、穿孔を行うにあたりモータの駆動が開始すると、穿孔手段がシートに接触する前の予め定められた時間に第1のエンコーダカウント数を取得し、穿孔手段がシートに対する穿孔を完了した時の予め定められた時間に第2のエンコーダカウント数を取得し、予め定められた計算式を用いて、第1のエンコーダカウント数及び第2のエンコーダカウント数を基に、周囲温度及び電圧のばらつきを除いた値を算出し、計算式により算出が想定される値毎に、シートの1枚あたりの厚さが予め対応付けられたシート厚特定用テーブルを用いて、算出した値がどの厚さに該当するかを特定することを特徴とする。
本発明によれば、コストを増加させることなく、シート厚を検出できる。
本発明の一実施形態に係る後処理装置の構成例を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える穿孔装置の構成例を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える穿孔装置のモータの負荷特性の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置のシート厚検出動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る後処理装置のシート厚検出動作において、一時格納された2つのエンコーダカウント数及び予め定められた計算式の一例を示す表である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備えるシート厚特定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図と、本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える補正動作回数特定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置の補正動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図と、本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える電流値特定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える制御手段と仕分けモータの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置の仕分け動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図と、本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える停止方法特定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置のモータ停止動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図と、本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える接触時間特定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置の叩きコロによる整合動作の一例を示すフローチャートである。 一般的な後処理装置に見られる、シート厚とシートずれ量特性の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図と、本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える排出速度特定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置のシートの排出動作の一例を示すフローチャートである。 一般的な後処理装置に見られる、シート厚とスタック不良/後端残りの発生率の特性の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図と、本発明の一実施形態に係る後処理装置が備える動作デューティ特定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置のシートの搬送経路の分岐動作の一例を示すフローチャートである。 一般的な後処理装置に見られる、シート厚と、シートが分岐爪に接触する際の負荷特性との一例を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態(実施形態)について添付図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
従来の後処理装置では、シート厚を検出するための専用のセンサを備える必要があり、コストが増加してしまっていた。本実施形態では、上記センサを備える必要をなくし、コストを増加させずに、シート厚を検出できるようにすることを目的とする。
図1は、本実施形態の後処理装置の構成の一例を示す側断面図である。図1について説明する。なお、以下では、シートの一例を用紙として説明する。
本実施形態の後処理装置200は、画像形成装置100と接続される。画像形成装置100は、例えば、複合機、複写機、プリンタ等が挙げられる。
画像形成装置100から排出された用紙は、入口ガイド板1から搬入され、搬送ローラ2を経て、穿孔装置121に搬入される。ここで、用紙に対して、所定の箇所に穿孔が行われる。穿孔装置121については、図2を用いて後述する。
穿孔装置121で穿孔された用紙は、搬送ローラ3を経た後、分岐爪4、5(分岐手段の一例)によって、ソート搬送経路(シフト搬送経路ともいう)A、プルーフ搬送経路B、ステープル搬送経路Cのいずれかに分岐される。この分岐は、例えばユーザにより予めなされた設定に基づき、図示しない制御手段(例えば、後述する制御手段30)が、分岐爪4、5を動作させるためのソレノイド(図示せず)を制御することで行われる。例えば、分岐爪4は上分岐ソレノイド(図示せず)により駆動され、分岐爪5は下分岐爪ソレノイド(図示せず)により駆動される。
ソート搬送経路Aに搬入された用紙は、搬送ローラ9、排紙ローラ10によって積載トレイ11に排出される。積載トレイ11は、図中の上下方向に移動可能であり、排出された用紙を所定数分ずつ仕分ける動作(仕分け動作)を行うことができる。
プルーフ搬送経路Bに搬入された用紙は、搬送ローラ6、排紙ローラ7によってプルーフトレイ8に排出される。
ステープル搬送経路Cに搬入された用紙は、搬送ローラ12、13、14、ステープル排紙ローラ15によってステープルトレイ28に排出され、叩きコロ16により基準フェンス17に落下させられる。その後、用紙は、ジョガーフェンス18により整合され、所定の綴じ処理が施される。
例えば端綴じの場合、用紙は、ステープラ19により用紙の端に綴じ処理される。その後、用紙は、図示しない分岐爪により排紙ローラ10へ導かれ、積載トレイ11に排出される。
また、例えば中綴じの場合、用紙は、中綴じステープラ20により用紙中央に綴じ処理される。その後、用紙は、図示しない分岐爪により放出ローラ21へ導かれ、搬送ローラ22を経て、紙折部の紙折ストッパ23に搬送される。そして、用紙は、紙折ブレード24、紙折ローラ25により中折りされ、排紙ローラ26によって中綴じトレイ27に排出される。
次に、穿孔装置121とその周辺の構造について説明する。図2は穿孔装置121の内部構成の一例を示す側断面図である。図2の矢印に示す方向に沿って画像形成装置100から搬送されてきた用紙Pは、パンチ穴をあけるのに適正な位置で一旦停止し、穿孔動作が行われることになる。
用紙Pは、ガイドフレーム310とダイフレーム312の間に搬入され、予め定められた位置で一旦停止する。
用紙Pに対する穿孔動作は、パンチ刃301(穿孔手段の一例)の上下動によって行われる。この上下動は、モータ302の駆動によって実現される。モータ302は、例えばDCモータが挙げられる。
図3は、モータ302の一例であるDCモータの負荷特性を示す図である。図3に示すように、負荷が大きくなるにつれ回転速度が減少するため、ある特定時間動作させた時の駆動量は負荷が大きいほど少なくなる。また、ある特定回転数動作させる時の駆動時間は、負荷が大きいほど長くなる。
モータ302からの駆動力がベルト303に伝わると、そのベルト303を介して駆動プーリ304及び軸305が回転する。駆動プーリ304及び軸305の回転は、図示しないホームポジションセンサで監視され、1回転で停止するよう制御される。
また、図3には図示していないが、モータ302の回転駆動に同期してパルス信号を出力するエンコーダが備えられている。このエンコーダのパルス信号はカウントされ、エンコーダカウント数として取得される(詳細は後述する)。
軸305が回転すると、軸305に偏心して係合しているカム307が回転して、ホルダ308を上下動(穿孔方向)させる。ホルダ308の上下動によってパンチ刃301が上下動することになる。この上下動により、パンチ刃301は、ガイドフレーム310に設けられたパンチ穴311と、ダイフレーム312に設けられたダイス穴313とを通過することになる。この通過動作によって、一旦停止している用紙Pにパンチ穴が穿孔される。穿孔された用紙のパンチ屑はホッパ309に収容される。
穿孔の終了後、用紙Pは、搬送ローラ3へ向けて搬送される。なお、ダイス穴313を通過して下限(予め定められた位置)まで達したパンチ刃301は、リターン動作により元の位置に戻る。
次に、後処理装置200に備えられる制御手段及び記憶手段の一例について説明する。図4は、本実施形態に係る制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図である。
制御手段30は、例えばCPU(Central Processing Unit)等によって実現される。また、記憶手段50は、不揮発性メモリ等によって実現される。制御手段30及び記憶手段50は、図1には図示していないが、後処理装置200に備えられる。
制御手段30は、モータ駆動制御部31、時間計測部32、エンコーダカウント数取得部33、シート厚特定部34を有する。
モータ駆動制御部31は、モータ302の動作を制御する。
時間計測部32は、時間の経過を計測する。例えば、時間計測部32は、モータ302が駆動してからの時間の経過を計測する。
エンコーダカウント数取得部33は、所定の時点において、モータ302のエンコーダカウント数を取得する。
シート厚特定部34は、後述するシート厚特定用テーブル51を用いて、搬送されるシートのシート厚を特定する。
記憶手段50は、シート厚特定用テーブル51を有する。
シート厚特定用テーブル51は、シート厚特定部34にて算出されうる値とシート厚を示す値とが予め対応付けられており、シート厚特定部34がシート厚を特定する際に参照される。
以上のように構成された制御手段30及び記憶手段50により、本実施形態の特徴であるシート厚検出動作が実行される。このシート厚検出動作は、上記穿孔装置121による穿孔動作の際に行われる。以下、シート厚検出動作の具体例について図5〜図7を用いて説明する。
まず、モータ駆動制御部31は、用紙への穿孔を開始するためにモータ302の駆動を開始する(S1)。また、時間計測部32は、モータ302の駆動開始時から時間の計測を開始する(S1)。
次に、時間計測部32の計測により15msecが経過すると(S2/YES)、エンコーダカウント数取得部33は、エンコーダカウント数a1(第1のエンコーダカウント数の一例)を取得する(S3)。15msecは、パンチ刃301が用紙に接触する前の、予め定められた時間の一例である。取得されたa1は、例えば記憶手段50に一時的に格納される(図示せず)。
次に、時間計測部32の計測により40msecが経過すると(S4/YES)、エンコーダカウント数取得部33は、エンコーダカウント数a2(第2のエンコーダカウント数の一例)を取得する(S5)。40msecは、パンチ刃301が用紙に対する穿孔を完了した時(パンチ刃301が予め定められた位置(下限)に達した時)の、予め定められた時間の一例である。取得されたa2は、例えば記憶手段50に一時的に格納される(図示せず)。
次に、シート厚特定部34は、a1とa2を基に計算を行い、算出した値とシート厚特定用テーブル51を基にシート厚(用紙厚)を特定する(S6)。このS6について詳しく説明する。
例えば、a1=20、a2=60として記憶手段50に格納された場合、図6に示すようになる。記憶手段50には、図示していないが、計算式が予め用意されている。この計算式は、図6に示すa2/(a1/18)である。18は定数である。シート厚特定部34は、この計算式にa1及びa2を代入し、値aを算出する。算出されるaは、周囲温度や電圧によるばらつきが除かれた値となる。
そして、シート厚特定部34は、シート厚特定用テーブル51を参照して、算出した値aが、どのシート厚に該当するかを特定する。シート厚特定用テーブル51の一例を図7に示す。図7に示すように、このテーブルは、上記計算式により算出が想定される値毎に、シートの1枚あたりの厚さ(シート厚)が予め対応付けられたテーブルである。シート厚の単位は、例えばμmである(以下同様)。よって、例えば、値aが58.6である場合、シート厚は41μmとして特定されることになる。特定されたシート厚は、例えば記憶手段50に格納される。
以上のようにして、シート厚検出動作が完了する。
従って、本実施形態によれば、穿孔にかかる時間を利用して算出した値をシート厚に換算するようにするので、シート厚を検出するための専用センサを設ける必要がない。よって、専用センサの設置にかかるコストをかけることなく、シート厚を検出できる。
〔第2の実施形態〕
従来技術の後処理装置では、シートが厚いか薄いかに応じた負荷変動により、モータ302の停止位置がずれてしまうことが起こる。パンチ刃のリターン動作時に当該パンチ刃を確実にホームポジションに戻すための動作(補正動作)はあるものの、補正動作の終了後に停止位置がずれていた場合に、停止位置の精度が下がる。本実施形態では、上記第1の実施形態で特定(検出)したシート厚に応じて補正動作の回数を増減させることで、可能な限り停止位置精度を向上させることを目的とする。
図8(a)は、本実施形態に係る制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図である。
図8(a)において、制御手段30は例えばCPU等によって実現され、記憶手段50は不揮発性メモリ等によって実現される。制御手段30及び記憶手段50は、図1には図示していないが、後処理装置200に備えられる。
制御手段30は、図4に示した、モータ駆動制御部31、時間計測部32、エンコーダカウント数取得部33及びシート厚特定部34に加えて、補正動作回数特定部35及び補正動作制御部36を有する。31〜34の各部は上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
補正動作回数特定部35は、後述する補正動作回数特定用テーブル52を用いて、実行する補正動作の回数を特定する。
補正動作制御部36は、パンチ刃301のリターン動作時に、パンチ刃301を確実にホームポジションに戻すための補正動作の実行を制御する。
記憶手段50は、図4に示したシート厚特定用テーブル51に加えて、補正動作回数特定用テーブル52を有する。51のテーブルは上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
補正動作回数特定用テーブル52は、シート厚特定部34で特定されうるシート厚と補正動作回数とが予め対応付けられており、補正動作回数特定部35が補正動作回数を特定する際に参照される。
補正動作回数特定用テーブル52の一例を図8(b)に示す。図8(b)に示すように、このテーブルは、シート厚特定部34で特定されうるシート厚毎に、実行するべき補正動作の回数が予め対応付けられたテーブルである。
以上のように構成された制御手段30及び記憶手段50により、本実施形態の特徴である補正動作が実行される。この補正動作は、第1の実施形態で説明した図5のフローの後で行われる。以下、補正動作の具体例について図9を用いて説明する。
補正動作回数特定部35は、図8(b)の補正動作回数特定用テーブル52を参照して、シート厚特定部34により特定されたシート厚が、どの補正動作回数に該当するかを特定する(S11)。例えば、特定されたシート厚42である場合、補正動作回数は3回として特定されることになる。
次に、時間計測部32の計測により所定時間(例えば80msec)が経過すると(S12/YES)、補正動作制御部36は、補正動作を開始する(S13)。このとき、補正動作制御部36は、実際に行った補正動作の回数をカウントする(S13)。このカウント値は、例えば記憶手段50に一時的に格納される(図示せず)。
補正動作制御部36は、補正動作が終わる度に、カウント値と、補正動作回数特定部35により特定された補正動作回数とが一致するかどうかを判断する(S14)。一致しない場合(S14/NO)、特定された回数分の補正動作が終了していないとして、補正動作が繰り返される。
S14の判断の結果が一致したら(S14/YES)、補正動作制御部36は、補正動作を終了する(S15)。
従って、本実施形態によれば、特定したシート厚に応じて補正動作の回数を増減させることで、可能な限り停止位置精度を向上させることができる。
〔第3の実施形態〕
従来技術の後処理装置では、積載トレイ11による仕分け動作の際に、シートが厚いか薄いかに関係なく、常に一定の電流値で仕分けモータ(積載トレイ11を上下動させるための駆動源)を動作させていた。よって、負荷の大きい厚いシートを動作可能な電流値を用いることで、薄いシートの時には無駄な電力を消費していた。本実施形態では、上記第1の実施形態で特定(検出)したシート厚に応じて仕分け動作の電流値を増減させることで、消費電力を削減することを目的とする。
図10(a)は、本実施形態に係る制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図である。
図10(a)において、制御手段30は例えばCPU等によって実現され、記憶手段50は不揮発性メモリ等によって実現される。制御手段30及び記憶手段50は、図1には図示していないが、後処理装置200に備えられる。
制御手段30は、図4に示した、モータ駆動制御部31、時間計測部32、エンコーダカウント数取得部33及びシート厚特定部34に加えて、電流値特定部37及び仕分け動作制御部38を有する。31〜34の各部は上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
電流値特定部37は、後述する電流値特定用テーブル53を用いて、仕分け動作に用いる電流値を特定する。この電流値は、仕分け動作の際に、積載トレイ11の上下に動作させるための仕分けモータに設定される値である。仕分けモータは、図11に示すように、DAコンバータを介してメインCPU(制御手段30の一例)と接続されている。
仕分け動作制御部38は、仕分けモータに対して電流値を設定し、仕分け動作の実行を制御する。
記憶手段50は、図4に示したシート厚特定用テーブル51に加えて、電流値特定用テーブル53を有する。51のテーブルは上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
電流値特定用テーブル53は、シート厚特定部34で特定されうるシート厚と電流値とが予め対応付けられており、電流値特定部37が電流値を特定する際に参照される。
電流値特定用テーブル53の一例を図10(b)に示す。図10(b)に示すように、このテーブルは、シート厚特定部34で特定されうるシート厚毎に、仕分け動作に用いられる電流値(仕分けモータの駆動のために設定される電流値)が予め対応付けられたテーブルである。
以上のように構成された制御手段30及び記憶手段50により、本実施形態の特徴である仕分け動作が実行される。この仕分け動作は、第1の実施形態で説明した図5のフローの後で行われる。以下、仕分け動作の具体例について図12を用いて説明する。
電流値特定部37は、図10(b)の電流値特定用テーブル53を参照して、シート厚特定部34により特定されたシート厚が、どの電流値に該当するかを特定する(S21)。例えば、特定されたシート厚42である場合、電流値は1.0Aとして特定されることになる。
仕分け動作制御部38は、電流値特定部37により特定された電流値を、仕分けモータの駆動に用いる値として設定する(S22)。
仕分け動作制御部38は、設定した電流値にて仕分けモータを駆動させ、仕分け動作を実行する(S23)。これにより、積載トレイ11が上下動し、用紙が所定枚ずつ仕分けされて排出される。
従って、本実施形態によれば、特定したシート厚に応じて仕分け動作の電流値を増減させることで、消費電力を削減することができる。
なお、本実施形態は、図10(a)に示す構成において、上記第2の実施形態で説明した図8(a)の構成を含むようにしてもよい。
〔第4の実施形態〕
本実施形態では、特定したシート厚に応じてモータ302の停止方法を変化させることにより、穿孔後のモータ302の停止時間を削減し、生産性を向上させることを目的とする。
図13(a)は、本実施形態に係る制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図である。
図13(a)において、制御手段30は例えばCPU等によって実現され、記憶手段50は不揮発性メモリ等によって実現される。制御手段30及び記憶手段50は、図1には図示していないが、後処理装置200に備えられる。
制御手段30は、図4に示した、モータ駆動制御部31、時間計測部32、エンコーダカウント数取得部33及びシート厚特定部34に加えて、停止方法特定部39を有する。31〜34の各部は上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
停止方法特定部39は、後述する停止方法特定用テーブル54を用いて、モータ駆動制御部31にて実行すべき停止方法を特定する。
記憶手段50は、図4に示したシート厚特定用テーブル51に加えて、停止方法特定用テーブル54を有する。51のテーブルは上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
停止方法特定用テーブル54は、シート厚特定部34で特定されうるシート厚と、停止方法(パンチ刃301が穿孔完了後にホームポジションに戻った時に、モータ302を停止させる方法)とが予め対応付けられており、停止方法特定部39が停止方法を特定する際に参照される。
停止方法特定用テーブル54の一例を図13(b)に示す。図13(b)に示すように、このテーブルは、シート厚特定部34で特定されうるシート厚毎に、穿孔後のモータ302の停止方法(逆転駆動又はショートブレーキ)が予め対応付けられたテーブルである。
以上のように構成された制御手段30及び記憶手段50により、本実施形態の特徴であるモータ停止動作が実行される。このモータ停止動作は、第1の実施形態で説明した図5のフローの後で行われる。以下、モータ停止動作の具体例について図14を用いて説明する。
モータ駆動制御部31は、穿孔動作によりパンチ刃301が下限に達すると、モータ301を制御し、パンチ刃301をホームポジションに戻すリターン動作を開始する(S31)。
次に、停止方法特定部39は、図13(b)の停止方法特定用テーブル54を参照して、シート厚特定部34により特定されたシート厚が、どの停止方法に該当するかを特定する(S32)。例えば、特定されたシート厚42である場合、停止方法は逆転駆動として特定されることになる。
リターン動作によりパンチ刃301がホームポジションに戻り、ホームポジションセンサがON(オン)になると(S33/YES)、モータ駆動制御部31は、停止方法特定部39にて特定された停止方法により、モータ302を停止させる(S34)。
以上説明したように、本実施形態によれば、特定したシート厚に応じてモータの停止方法を変化させることにより、穿孔後におけるモータの停止時間を削減し、生産性を向上させることができる。
なお、本実施形態は、図13(a)に示す構成において、上記第2の実施形態で説明した図8(a)の構成、及び、上記第3の実施形態で説明した図10(a)の構成、の少なくとも一方を含むようにしてもよい。
〔第5の実施形態〕
本実施形態では、特定したシート厚に応じて、叩きコロ16がシートに接触する動作の時間を変化させることにより、スタック時の整合ずれを防止することを目的とする。
図15(a)は、本実施形態に係る制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図である。
図15(a)において、制御手段30は例えばCPU等によって実現され、記憶手段50は不揮発性メモリ等によって実現される。制御手段30及び記憶手段50は、図1には図示していないが、後処理装置200に備えられる。
制御手段30は、図4に示した、モータ駆動制御部31、時間計測部32、エンコーダカウント数取得部33及びシート厚特定部34に加えて、接触時間特定部40及び叩きコロ動作制御部41を有する。31〜34の各部は上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
接触時間特定部40は、後述する接触時間特定用テーブル55を用いて、ステープルトレイ28にスタックされた用紙群を叩きコロ16が縦方向に整合させる整合動作の際に、叩きコロ16が用紙群に接触する時間(接触時間)を特定する。
叩きコロ動作制御部41は、叩きコロ16の整合動作の実行を制御する。
記憶手段50は、図4に示したシート厚特定用テーブル51に加えて、接触時間特定用テーブル55を有する。51のテーブルは上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
接触時間特定用テーブル55は、シート厚特定部34で特定されうるシート厚と接触時間とが予め対応付けられており、接触時間特定部40が接触時間を特定する際に参照される。
接触時間特定用テーブル55の一例を図15(b)に示す。図15(b)に示すように、このテーブルは、シート厚特定部34で特定されうるシート厚毎に、整合動作の際の接触時間が予め対応付けられたテーブルである。
ここで、一般的な後処理装置に見られる、シート厚と、接触時間による戻し不足及び過接触によるシート跳ねの発生率との一例を図17に示す。図17に示すように、シートが厚いほど負荷が大きくなって戻し不足が発生しやすくなる一方で、シートが薄いほど負荷が小さくなって過接触によるシート跳ねが発生しやすくなる。このような特性を考慮して、接触時間特定用テーブル55において、シート厚毎に接触時間が予め定められている。
以上のように構成された制御手段30及び記憶手段50により、本実施形態の特徴である叩きコロの整合動作が実行される。この整合動作は、第1の実施形態で説明した図5のフローの後で行われる。以下、整合動作の具体例について図16を用いて説明する。
ステープルトレイ28に複数の用紙のスタックが完了すると(S41)、接触時間特定部40は、図15(b)の接触時間特定用テーブル55を参照して、シート厚特定部34により特定されたシート厚が、どの接触時間に該当するかを特定する(S42)。例えば、特定されたシート厚42である場合、接触時間は42msecとして特定されることになる。
叩きコロ動作制御部41は、接触時間特定部40により特定された接触時間の間、ステープルトレイ28にスタックされた用紙群に叩きコロ16が接触するようにし、整合動作を実行する(S43)。
その後、整合された用紙群に対して所定の綴じ処理が行われ、排出が行われる(S44)。
従って、本実施形態によれば、特定したシート厚に応じて叩きコロが整合動作の際に用紙群に接触する時間を変化させることにより、スタックされた用紙群の整合ずれを防止することができる。
なお、本実施形態は、図15(a)に示す構成において、上記第2の実施形態で説明した図8(a)、上記第3の実施形態で説明した図10(a)の構成、及び、上記第4の実施形態で説明した図13(a)の構成、のいずれかを含むようにしてもよい。
〔第6の実施形態〕
従来技術の後処理装置では、一定の排出速度でシートを排出していたが、シート厚が薄い場合においてはシートの後端が排出ローラ上に残ってしまう後端残りが発生しやすく、シート厚が厚い場合においてはシートの勢いが強くスタック不良が発生しやすかった。本実施形態では、特定したシート厚に応じて排出速度を変化させることにより、シート厚が薄い場合においては後端残りを防止し、シート厚が厚い場合においてはスタック不良を防止することで、不具合の発生を防止することを目的とする。
図18(a)は、本実施形態に係る制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図である。
図18(a)において、制御手段30は例えばCPU等によって実現され、記憶手段50は不揮発性メモリ等によって実現される。制御手段30及び記憶手段50は、図1には図示していないが、後処理装置200に備えられる。
制御手段30は、図4に示した、モータ駆動制御部31、時間計測部32、エンコーダカウント数取得部33及びシート厚特定部34に加えて、排出速度特定部42及び排出動作制御部43を有する。31〜34の各部は上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
排出速度特定部42は、後述する排出速度特定用テーブル56を用いて、シートを所定のトレイに排出するときの速度(排出速度)を特定する。
排出動作制御部43は、搬送ローラや排出ローラなどの駆動を制御することで、シートの排出動作の実行を制御する。
記憶手段50は、図4に示したシート厚特定用テーブル51に加えて、排出速度特定用テーブル56を有する。51のテーブルは上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
排出速度特定用テーブル56は、シート厚特定部34で特定されうるシート厚とシートの排出速度とが予め対応付けられており、排出速度特定部42が排出速度を特定する際に参照される。
排出速度特定用テーブル56の一例を図18(b)に示す。図18(b)に示すように、このテーブルは、シート厚特定部34で特定されうるシート厚毎に、シートの排出速度が予め対応付けられたテーブルである。
ここで、一般的な後処理装置に見られる、シート厚と、排出速度による後端残り発生率及び飛び過ぎによるスタック不良発生率との一例を図20に示す。図20に示すように、シート厚が厚いほど飛び過ぎによるスタック不良が発生しやすいため、排出速度を遅くする必要がある。また、シート厚が薄いほど、後端残りが発生しやすいため、排出速度を速くする必要がある。このような特性を考慮して、排出速度特定用テーブル56においてシート厚毎に排出速度が予め定められている。
以上のように構成された制御手段30及び記憶手段50により、本実施形態の特徴である排出動作が実行される。この排出動作は、第1の実施形態で説明した図5のフローの後で行われる。以下、排出動作の具体例について図19を用いて説明する。
所定の動作(例えば、仕分け動作や綴じ動作等)が完了すると(S51)、排出速度特定部42は、図18(b)の排出速度特定用テーブル56を参照して、シート厚特定部34により特定されたシート厚が、どの排出速度に該当するかを特定する(S52)。例えば、特定されたシート厚42である場合、排出速度は303mm/sとして特定されることになる。
排出動作制御部43は、排出速度特定部42により特定された排出速度を維持しながらシートの排出動作を実行する(S53)。
以上説明したように、本実施形態によれば、特定したシート厚に応じてシートの排出速度を変化させることにより、シート厚が薄い場合においては後端残りを防止し、シート厚が厚い場合においてはスタック不良を防止することで、不具合の発生を防止することができる。
なお、本実施形態は、図18(a)に示す構成において、上記第2の実施形態で説明した図8(a)、上記第3の実施形態で説明した図10(a)の構成、上記第4の実施形態で説明した図13(a)の構成、及び、上記第5の実施形態で説明した図15(a)の構成、のいずれかを含むようにしてもよい。
〔第7の実施形態〕
従来技術の後処理装置では、分岐爪を動作させるためのソレノイドの動作デューティが常に一定であった。本実施形態では、特定したシート厚に応じてソレノイドの動作デューティを変化させることで、消費電力を削減することを目的とする。
図21(a)は、本実施形態に係る制御手段及び記憶手段の構成の一例を示すブロック図である。
図21(a)において、制御手段30は例えばCPU等によって実現され、記憶手段50は不揮発性メモリ等によって実現される。制御手段30及び記憶手段50は、図1には図示していないが、後処理装置200に備えられる。
制御手段30は、図4に示した、モータ駆動制御部31、時間計測部32、エンコーダカウント数取得部33及びシート厚特定部34に加えて、動作デューティ特定部44及びソレノイド動作制御部45を有する。31〜34の各部は上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
動作デューティ特定部44は、後述する動作デューティ特定用テーブル57を用いて、搬送中のシートを所定の搬送経路へ分岐させるときのソレノイドの動作デューティを特定する。ここでいうソレノイドは、分岐爪4を動作させる上分岐ソレノイド、及び、分岐爪5を動作させる下分岐ソレノイドを指す。
ソレノイド動作制御部45は、ソレノイドの駆動を制御することで、分岐爪4、5がシートを所定の搬送経へ分岐させる動作(分岐動作)の実行を制御する。
記憶手段50は、図4に示したシート厚特定用テーブル51に加えて、動作デューティ特定用テーブル57を有する。51のテーブルは上記で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
動作デューティ特定用テーブル57は、シート厚特定部34で特定されうるシート厚とソレノイドの動作デューティとが予め対応付けられており、動作デューティ特定部44が動作デューティを特定する際に参照される。
動作デューティ特定用テーブル57の一例を図21(b)に示す。図21(b)に示すように、このテーブルは、シート厚特定部34で特定されうるシート厚毎に、ソレノイドの動作デューティが予め対応付けられたテーブルである。
ここで、一般的な後処理装置に見られる、シート厚と、シートが分岐爪に接触する際の負荷特性との一例を図23に示す。図23に示すように、シート厚が厚いほど接触時の負荷が大きくなる。このような特性を考慮して、排出速度特定用テーブル56においては、シート厚が厚くなるほどソレノイドのデューティが大きくなるように予め定められている。
以上のように構成された制御手段30及び記憶手段50により、本実施形態の特徴である分岐動作が実行される。この分岐動作は、第1の実施形態で説明した図5のフローの後(ただし、シートが分岐爪4、5に到達する前)に行われる。以下、分岐動作の具体例について図22を用いて説明する。
動作デューティ特定部44は、図21(b)の動作デューティ特定用テーブル57を参照して、シート厚特定部34により特定されたシート厚が、どの動作デューティに該当するかを特定する(S61)。例えば、特定されたシート厚42である場合、動作デューティは74%として特定されることになる。
ここで、ソレノイド動作制御部45は、プルーフモードが設定されているかを判断する(S62)。
判断の結果、プルーフモードが設定されている場合(S62/YES)、ソレノイド動作制御部45は、動作デューティ特定部44により特定された動作デューティにて上分岐ソレノイドを動作するように制御する(S62)。これにより、分岐爪4がシートをプルーフ搬送経路Bへ導くように動作し、シートがプルーフ搬送経路Bへ搬送される。
判断の結果、プルーフモードが設定されていない場合(S62/NO)、ソレノイド動作制御部45は、ステープルモードが設定されているかを判断する(S65)。
判断の結果、ステープルモードが設定されている場合(S65/YES)、ソレノイド動作制御部45は、動作デューティ特定部44により特定された動作デューティにて下分岐ソレノイドを動作するように制御する(S66)。これにより、分岐爪5がシートをステープル搬送経路Cへ導くように動作し、シートがステープル搬送経路Cへ搬送される。
判断の結果、ステープルモードが設定されていない場合(S65/NO)、シートがソート搬送経路Aへ搬送される。
以上説明したように、本実施形態によれば、特定したシート厚に応じてソレノイドの動作デューティを変化させることで、消費電力を削減することができる。
なお、本実施形態は、図21(a)に示す構成において、上記第2の実施形態で説明した図8(a)、上記第3の実施形態で説明した図10(a)の構成、上記第4の実施形態で説明した図13(a)の構成、上記第5の実施形態で説明した図15(a)、及び、上記第6の実施形態で説明した図18(a)の構成、のいずれかを含むようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施形態における動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させてもよい。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させてもよい。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto Optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送してもよい。または、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送してもよい。コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
1 入口ガイド板
2 搬送ローラ
3 搬送ローラ
4 分岐爪
5 分岐爪
6 搬送ローラ
7 排紙ローラ
8 プルーフトレイ
9 搬送ローラ
10 排紙ローラ
11 積載トレイ
12 搬送ローラ
13 搬送ローラ
14 搬送ローラ
15 ステープル排紙ローラ
16 叩きコロ
17 基準フェンス
18 ジョガーフェンス
19 ステープラ
20 中綴じステープラ
21 放出ローラ
22 搬送ローラ
23 紙折ストッパ
24 紙折ブレード
25 紙折ローラ
26 排紙ローラ
27 中綴じトレイ
28 ステープルトレイ
30 制御手段
31 モータ駆動制御部
32 時間計測部
33 エンコーダカウント数取得部
34 シート厚特定部
35 補正動作回数特定部
36 補正動作制御部
37 電流値特定部
38 仕分け動作制御部
39 停止方法特定部
40 接触時間特定部
41 叩きコロ動作制御部
42 排出速度特定部
43 排出動作制御部
44 動作デューティ特定部
45 ソレノイド動作制御部
50 記憶手段
51 シート厚特定用テーブル
52 補正動作回数特定用テーブル
53 電流値特定用テーブル
54 停止方法特定用テーブル
55 接触時間特定用テーブル
56 排出速度特定用テーブル
57 動作デューティ特定用テーブル
100 画像形成装置
121 穿孔装置
200 後処理装置
301 パンチ刃
302 モータ
303 ベルト
304 駆動プーリ
305 軸
307 カム
308 ホルダ
309 ホッパ
310 ガイドフレーム
311 パンチ穴
312 ダイフレーム
313 ダイス穴
A ソート搬送経路
B プルーフ搬送経路
C ステープル搬送経路
特許第4065216号公報

Claims (5)

  1. 搬送されてきたシートに対し穿孔を行う穿孔手段と、
    前記穿孔手段を駆動させるためのモータと、を備えた後処理装置であって、
    穿孔を行うにあたり前記モータの駆動が開始すると、
    前記穿孔手段が前記シートに接触する前の予め定められた時間に第1のエンコーダカウント数を取得し、
    前記穿孔手段が前記シートに対する穿孔を完了した時の予め定められた時間に第2のエンコーダカウント数を取得し、
    記第1のエンコーダカウント数前記第2のエンコーダカウント数を除するとともに予め定められた値を乗ずる予め定められた計算式を用いて、周囲温度及び電圧のばらつきを除いた値を算出し、
    前記計算式により算出が想定される値毎に、前記シートの1枚あたりの厚さが予め対応付けられたシート厚特定用テーブルを用いて、前記算出した値がどの厚さに該当するかを特定することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記シートの1枚あたりの厚さを特定した後、
    前記シートの1枚あたりの厚さ毎に、前記穿孔手段が穿孔完了後にホームポジションに戻った時の前記モータの停止方法が予め対応付けられた停止方法特定用テーブルを用いて、前記特定した厚さがどの停止方法に該当するかを特定し、
    前記特定した停止方法を基に前記モータを停止させる動作を行うことを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記シートに綴じ処理を行うステープラと、
    前記綴じ処理を行う前に、所定位置にスタックされた複数の前記シートを整合させる整合動作を行う叩きコロと、を備え、
    前記シートの1枚あたりの厚さを特定した後、
    前記シートの1枚あたりの厚さ毎に、前記叩きコロが前記整合動作のときに前記シートに接触する接触時間が予め対応付けられた接触時間特定用テーブルを用いて、前記特定した厚さがどの接触時間に該当するかを特定し、
    前記特定した接触時間を基に前記叩きコロによる前記整合動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 前記シートの1枚あたりの厚さを特定した後、
    前記シートの1枚あたりの厚さ毎に、前記シートを所定のトレイに排出するときの排出速度が予め対応付けられた排出速度特定用テーブルを用いて、前記特定した厚さがどの排出速度に該当するかを特定し、
    前記特定した排出速度を基に前記シートを所定トレイに排出する動作を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の後処理装置。
  5. 前記シートの搬送経路を分岐させる分岐手段を動作させるためのソレノイドを備え、
    前記シートの1枚あたりの厚さを特定した後、
    前記シートの1枚あたりの厚さ毎に、前記ソレノイドの動作デューティが予め対応付けられた動作デューティ特定用テーブルを用いて、前記特定した厚さがどの動作デューティに該当するかを特定し、
    前記特定した動作デューティを基に前記ソレノイドを制御し、前記分岐手段により前記シートを所定の搬送経路へ分岐させる動作を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の後処理装置。
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