JP5873297B2 - はんだ取扱装置 - Google Patents

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    • B23K3/03Soldering irons; Bits electrically heated
    • B23K3/033Soldering irons; Bits electrically heated comprising means for controlling or selecting the temperature or power

Description

本発明は、はんだ取扱装置に関する。
特許文献1〜3に例示されるように、マニュアル操作ではんだを取扱う装置としては、はんだを溶融するこて先を備えたはんだこての他、はんだ除去装置や熱風噴出装置等、各種のものがある。はんだ除去装置は、既にはんだ付けされたはんだをヒータの内蔵されたノズルで再度溶融させ、さらに上記ノズルで吸引して除去する装置である。熱風噴出装置は、ヒータで加熱された熱風をはんだに当ててはんだを溶融させるもので、はんだ付けにもはんだ除去にも用いられる。本明細書では、これら発熱部(はんだこてのこて先や、或いはノズル等)を備えたはんだ取扱用の装置をはんだ取扱装置と総称し、はんだを取扱う作業をはんだ取扱作業と称する。
はんだ取扱作業は、適正温度で行われることが望ましいが、この適正温度は、はんだの種類、はんだ取扱装置の種類や、こて先等の大きさや形状、電子部品の耐熱温度等に応じて異なる。これに対して、従来のはんだ取扱装置の中には、そもそも設定温度を変更することができない構成のものもある。そのようなタイプのはんだ取扱装置は、工場等で同一仕様の製品に対して、同一の設定温度ではんだ取扱作業を行う場合、製品の品質維持を一定に図るために使用されてきた。
また、はんだの種類や加工要求に応じて個々の適正温度を得るために、設定温度を調節可能な温度制御装置を備えたはんだ取扱装置も開発されてきた。
ところが、目標となる設定温度が常時変更できる状態であると、はんだ取扱作業者が不適切な設定温度ではんだ取扱作業を行う虞がある。例えば、作業効率の向上を目指すあまり、作業者が設定温度を適正温度よりも高く設定する虞がある。設定温度が低いよりも高い方がはんだが溶融し易く、作業スピードが向上するからである。しかしながら、このような使用方法は、電子部品を熱損傷する等の弊害を招くので好ましくない。
はんだ取扱作業者が所要の目標温度から逸脱した値に設定温度を変更することを避けるために、例えば、特許文献1には、目標となる適正温度に応じた抵抗をモールドした樹脂製の着脱体を複数種類設け、この複数の着脱体から択一的に選択されたものをはんだこての回路基板に接続して、目標となる適正温度を変更することができるようにした構成が開示されている。この着脱体がないと回路がオープンになるため、はんだごてが使用できない。また、特許文献2には、可変抵抗器が制御ユニットに内蔵され、制御ユニットの外部に操作用のノブが回転自在に設けられるとともに、ノブと可変抵抗器とを連結するキー部材が着脱可能に設けられたはんだ取扱装置が開示されている。この特許文献2の構成では、ノブは、ケーシングから外側に突出する筒状の突起で形成されており、制御ユニットに対し、可変抵抗器とは相対的に回転可能となっている。そして、このはんだ取扱装置には、可変抵抗器の抵抗値設定部と、ノブとを連結するためのキー部材が備えられている。キー部材は、軸状に形成されており、このキー部材をノブの中央部に挿入することにより、ノブの回動に抵抗値設定部を連動させることが可能になっている。これにより、可変抵抗器の抵抗値を調整することができる。一方、キー部材が離脱されている状態では、ノブの動力が可変抵抗器に伝達されなくなるので、一旦設定した設定温度がロックされる。従って、特定の人(以下設定温度管理者という)のみがキー部材によってロックを解除することが可能となる。
なお、市場には、はんだこてを制御する制御装置に可変抵抗器が設けられた装置であって、可変抵抗器のノブをビス止めされるカバー等で被覆して、設定温度管理者のみが設定温度を変更できるようにしたはんだ取扱装置もある。
実用新案登録第3003206号公報 特表2008/139623号公報 特表2006/077618号公報
はんだ取扱装置の汎用性を高め、事業として工場等で使用するものの他、家庭的な利用にも好適に供するようにするためには、設定温度を容易に調整することができ、しかも、必要に応じて設定温度調整機能を確実にロックすることができることが要請される。
この点、特許文献1の構成では、複数種類の着脱体を管理する必要があるので、管理コストが高くなり、しかも、設定温度毎に着脱体を設ける必要があるので、製品のコストも高くなる。そのため、個人が使用する場合は、もちろん、工場等で使用する場合でも、着脱体の管理が煩雑になるという不具合があった。
一方、特許文献2の構成では、キー部材の操作のみで、可変抵抗器の調整機能をロックしたり、ロック解除したりすることができるので、設定温度調整作業の簡便性に優れ、より多様なニーズに応えることができるという利点がある。しかしながら、特許文献2のはんだ取扱装置では、軸状のキー部材を用いて、ノブと可変抵抗器の抵抗値設定部とを接続する構成であるために、ケーシングから外側に突出するノブと可変抵抗器の抵抗値設定部とを同軸に配置する必要がある。このため、ノブが軸方向に沿ってケーシングの外側に長く出っ張ってしまっていた。
さらに、ノブをカバー等で被覆する構成では、確実なロック機能を奏することができる反面、設定温度の調整時には、カバーの着脱作業が繁雑となり、設定温度の調整が必要なときに、調整作業が煩わしくなるという問題があった。
本発明は、前記事情に鑑み、出っ張りや余分な部材が不要な形態で温度調整機能を発揮することができ、しかも必要に応じて信頼性の高い温度ロック機能を奏することのできるはんだ取扱装置を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、発熱部を備えたはんだ取扱装置において、前記発熱部の設定温度を変更可能な可変抵抗器と、前記可変抵抗器を収容するケーシングと、前記ケーシングの内部で前記可変抵抗器に連結され、且つ所定の軸回りに回動する当該可変抵抗器の抵抗値を調整可能な連結部材と、前記ケーシングの外部から前記連結部材に対し着脱自在に取り付けられ、且つ前記連結部材を介して前記ケーシングの外部から前記可変抵抗器を操作可能な操作部材と、前記連結部材と前記ケーシングの何れか一方に設けられた係合部と、前記連結部材と前記ケーシングの何れか他方に設けられ、前記係合部を係止させる係止部と、弾性変形可能に設けられ、且つ自由状態においては、前記係合部を前記係止部に係止させて設定温度に応じた前記軸回りの角度に当該連結部材をロックする弾性部とを備え、前記操作部材は、当該操作部材が前記連結部材に取り付けられているときに前記弾性部前記ケーシングの外側から内側へ押し込んで弾性変形させることにより、前記係合部を前記係止部から離脱させてロックを解除するものである。
また、本発明の別の態様は、発熱部を備えたはんだ取扱装置において、前記発熱部の設定温度を変更可能な可変抵抗器と、前記可変抵抗器を収容するケーシングと、前記ケーシングの内部で前記可変抵抗器に連結され、且つ所定の軸回りに回動する当該可変抵抗器の抵抗値を調整可能な連結部材と、前記連結部材を介して前記ケーシングの外部から前記可変抵抗器を操作可能な操作部材と、前記連結部材と前記ケーシングの何れか一方に設けられた係合部と、前記連結部材と前記ケーシングの何れか他方に設けられ、前記係合部を係止させる係止部と、弾性変形可能に設けられ、且つ自由状態においては、前記係合部を前記係止部に係止させて設定温度に応じた前記軸回りの角度に当該連結部材をロックする弾性部とを備え、前記操作部材は、前記弾性部を自由状態に維持する位置と前記弾性部が前記係止部から離脱する状態に押し込む位置との間で相対的に変位可能に前記連結部材に連結されており、前記操作部材は、当該操作部材が押し込まれているときに前記弾性部を前記ケーシングの外側から内側へ押し込んで弾性変形させることにより、前記係合部を前記係止部から離脱させてロックを解除するものである。
本発明の各態様では、可変抵抗器を用いることにより、最小限の部品点数で温度調整を行うことができる。従って、複数の抵抗素子から一つの抵抗素子を選んで取り替えるはんだ取扱装置に比べ、簡便性の高い設定温度調整機能を維持することができる。しかも、可変抵抗器を操作する連結部材は、可変抵抗器を収容するケーシングに内蔵されるので、部品が徒にケーシングの外側に出っ張り、はんだ取扱作業のじゃまになることもない。加えて、設定温度に応じた前記軸回りの角度に当該連結部材をロックする機構として、係合部、係止部、並びに弾性部を設けているので、特別なカバー等を設けることなく、ケーシング内部でのロック状態を保証し、信頼性の高い温度ロック機能を実現することができる。ここで、弾性部は、自由状態では、連結部材のロック状態を維持する一方、このロックを解除するためには、積極的に(或いは意識的に)弾性部をケーシングの外側から内側へ押し込む必要がある。従って、温度ロック機能の信頼性を確保することが可能となる。一方、押し込み動作によって、ロック状態を容易に解除することができるので、特殊な保護カバーで調整ノブ等を被覆するはんだ取扱装置に比べ、設定温度調整作業の簡便性を高く維持することができるので、家庭用のはんだ取扱装置としても充分に市場のニーズに応えることが可能となる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、特定形状の部材のみ前記ケーシングの外側から前記弾性部の押し込み動作を許容する鍵受け部をさらに備えている。この態様では、特定形状の部材のみ弾性部の押し込み動作を許容する鍵受け部が形成されているので、通常は、外部から徒に弾性部を操作し、押し込むことができなくなる。その結果、温度設定管理者のあずかり知らないところで、作業者が勝手にロックを解除することを防止することができる。従って、この点からも温度ロック機能の信頼性を確保することが可能となる。一方、鍵受け部が許容する特定形状の部材を用いれば、ロック状態を容易に解除することができるので、特殊な保護カバーで調整ノブ等を被覆するはんだ取扱装置に比べ、設定温度調整作業の簡便性を高く維持することができるので、家庭用のはんだ取扱装置としても充分に市場のニーズに応えることが可能となる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記鍵受け部は、前記連結部材に設けられたボス部に形成され、前記特定形状の部材のみ受入可能な複数の切欠を備えている。この態様では、簡単な成形技術で容易に鍵受け部を形成することができる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記特定形状の部材は、前記鍵受け部を介して前記弾性部を前記ケーシングに対する係止状態から離脱状態に押し込み可能なキー突起である。この態様では、特定形状の部材を含む操作部材をケーシングの外側から温度ロックを解除する温度ロック解除用のキーとしてユーザに提供することができる。そのため、本発明のはんだ取扱装置を温度ロック機能付の商品として実施するに当たり、はんだ取扱作業者自身が温度ロックを解除することのできる製品として、はんだ取扱装置を販売、流通させることが可能になる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記操作部材は、前記ケーシングの外側から前記連結部材に対して着脱可能に取り付けられるノブである。この態様では、キー突起を有するノブをケーシングの外側から連結部材に取り付けることができるので、温度ロックが不要な場合には、ノブを連結部材に取り付けておけばよい。従って、より温度調整を簡易にすることができる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記ノブは、前記係合部が前記係止部から離脱するように前記キー突起が前記弾性部を押し込んでいる状態で前記連結部材に固定されている。この態様では、係合部が係止部から離脱されたままの状態になっているので、ノブの操作が容易になり、設定温度調整作業の簡便性を一層高めることが可能になる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記発熱部が設けられ、且つ作業者がはんだ取扱作業の際に把持するグリップ部をさらに備え、前記ケーシングは、前記グリップ部を構成する部材である。この態様では、制御ユニットのない廉価なはんだ取扱装置においても、温度調整、並びに温度ロックを上記の通り実現することができ、簡便性、信頼性の高い低廉な商品を提供することができる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記弾性部は、連結部材に一体形成された舌片である。この態様では、より廉価に製品を製造することができる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記係合部と前記係止部との関係は、1対多であり、前記係止部は、複数の設定温度に対応する個数に設定され、且つ当該連結部材が前記軸周りに回動するときの所定角度毎に前記係合部を係止させるものである。この態様では、複数の設定温度に対応して係合部の位置決めが容易になるので、当該設定温度に対応する所定角度毎に連結部材を確実に係止することができる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記ケーシングと前記連結部材との何れか一方に設けられ、前記係合部とは異なる第2の係合部と、前記ケーシングと前記連結部材との何れか他方に設けられ、前記係合部が当該係止部から離脱している場合に前記連結部材が回動力を受けたときに前記第2の係合部が離脱することを許容した状態で、複数の設定温度に対応して、当該連結部材が前記軸回りに回動するときの所定角度毎に前記第2の係合部を係止させる第2の係止部とを備えている。この態様では、連結部材を回動して可変抵抗器の抵抗値を変更する際、ケーシングと連結部材の何れか一方に形成された係止部に対し、ケーシングと連結部材の何れか他方に形成された第2の係合部が係脱する。そのため、係止部に対して第2の係合部が係脱するときの感触により、操作者が設定値の変更を感知することができ、設定温度調整作業の簡便性が高くなる。
好ましい態様のはんだ取扱装置において、前記第2の係合部と前記第2の係止部との関係は、1対多であり、前記第2の係止部は、複数の設定温度に対応する個数に設定され、且つ当該連結部材が前記軸周りに回動するときの所定角度毎に前記第2の係合部を係止させるものである。この態様では、第2の係合部と第2の係止部との関係においても、複数の設定温度に対応して係合部の位置決めが容易になるので、操作性が向上する。
以上説明したように、本発明によれば、出っ張りや余分な部材が不要な形態で温度調整機能を発揮することができ、しかも必要に応じて信頼性の高い温度ロック機能を奏することができるという顕著な効果を奏する。
本発明の実施の一形態に係るはんだ取扱装置としてのはんだごての斜視図である。 図1の実施形態に係る要部を示す上部側からの分解斜視図である。 図1の実施形態に係る要部を示す底部側からの分解斜視図である。 図1の実施形態に係る内ケーシングの内壁部分を示す部分拡大図である。 図1の実施形態に係る要部を示す断面略図である。 図1の実施形態に係る温度設定部分の要部を示す拡大図である。 図1の実施形態に係る温度設定部分にノブを付けた状態を示す拡大図である。 図1の実施形態に係る温度設定部分にノブを付けた状態を示す断面略図である。 図1の実施形態に係る温度設定部分をロック解除キーで操作する状態を示す説明図である。 本発明の別の実施形態に係るはんだ取扱装置の斜視図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る図8に対応した断面略図である。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係るはんだ取扱装置としてのはんだこて1について説明する。
はんだこて1は、グリップ部2と、グリップ部2の基端部から延びる電源コード3と、グリップ部2の先端部から延びる発熱部としてのこて先4と、こて先4の温度調整をする温度調整機構TAと、グリップ部2の適所に設けられた電源ランプ56と、校正用ツマミ57とを備えている。
グリップ部2は、全体として丸みのある筒状に形成されている。図示のグリップ部2は、制御回路等を内蔵する内ケーシング5と、内ケーシング5を外装する外ケーシング6とを備えた二層構造になっている(図8参照)。本実施形態において、これら内ケーシング5および外ケーシング6は、本発明のケーシングを構成している。内ケーシング5は、後述する可変抵抗器7を収容している。グリップ部2の先端側は、断熱用の大径部2aが同心に形成されており、こて先4は、この大径部2aの先端からグリップ部2の前方に突出している。
具体的には図示していないが、本実施形態におけるはんだこて1は、こて先4を加熱する加熱ヒータが設けられており、加熱ヒータは、内ケーシング5に内蔵される基板に設けられた制御回路によって制御される構成になっている。本実施形態において、こて先4は、はんだを溶融する発熱部の一例である。こて先4には、図略の温度センサが内蔵されている。
電源ランプ56は、電源コード3から制御回路に給電されたときに点灯するLEDランプである。
校正用ツマミ57は、制御回路に組み込まれた回路構成等に基づいて、表示設定温度と制御対象の実際の温度とのズレを補正するため操作される。
図示の例において、制御回路の温度調整機構TAは、グリップ部2に内蔵されており、温度センサが検出したこて先4の温度または温度関連情報(電圧等)を検知し、こて先4の温度を調整制御するものである。温度調整機構TAは、温度調整を行えるように、グリップ部2に取り付けられたノブ20を備えている。ユーザは、ノブ20を操作して予めこて先4の目標温度を決定する。制御回路は、温度センサから伝達された温度又は温度関連情報と設定された目標温度(設定温度)とを照合し、こて先4の温度が設定温度に収束するようにはんだこて1に供給する電力を調節する。
制御回路の温度調整機構TAは、ノブ20によって操作される可変抵抗器7(図2参照)を含んでいる。
図2を参照して、可変抵抗器7は、抵抗体パターンが設けられた抵抗基板を含む本体7aと、本体7aの上部に回動可能に取り付けられた回動操作部材7bとを備えている。本体7aには、端子7cが例えば2つ設けられており、この端子7cが内ケーシング5内の制御回路に接続されている。回動操作部材7bは、外部から回転操作力を受けることにより、本体7a上で所定の軸(図示の例では、図2の鉛直軸)AXを中心に所定角度だけ双方向に回動することができるようになっている。この回動操作部材7bには、本体7aの抵抗体パターンと摺接する摺動子が設けられており、摺動子の摺接位置が回動操作部材7bの軸AXを中心とする角度(以下、「軸回りの角度」という)によって変化し、本体7aの抵抗値が変更さるようになっている。図示の例では、回動操作部材7bの上部に、十
字状の孔7dが形成されており、この孔7dに嵌合する部材によって、回転力を受けるようになっている。尤も、可変抵抗器7としては、図2に示す例に限らず、例えば、軸状の操作用部材を備えている形態のものであってもよい。
可変抵抗器7を操作するため、本実施形態においては、ノブ下部材10が設けられている。ノブ下部材10は、本発明の連結部材と弾性部としての舌片10gとを一体的に備えた部品である。
図2及び図3を参照して、連結部材は、ノブ下部材10のうち、円盤状の本体10aと、本体10aの底面に形成された着座部10bと、着座部10bから突出する連結突起10cと、本体10aの上面に形成されたボス部10dとを備えた構成になっている。着座部10bは、本体10aに対して同心に形成され、下方に僅かに膨出する円盤状の部位である。本実施形態では、着座部10bが可変抵抗器7の回動操作部材7bに着座するように構成されている。しかし、別の実施形態においては、着座部10bを省略してもよい。
連結突起10cは、回動操作部材7bの孔7dの十字形状に適合して十字状に形成されている。連結突起10cは、着座部10bを可変抵抗器7の回動操作部材7bに着座させる際、孔7dに嵌合する。これにより、ノブ下部材10は、可変抵抗器7の回動操作部材7bと一体化される。従って、回動操作部材7bの回動範囲内において、ノブ下部材10の軸回りの角度を変更することにより、可変抵抗器7の抵抗値を変更することが可能になる。
ボス部10dは、本体10aと同心に形成されており、本体10aの上部から上方に突出している。ボス部10dには、当該ボス部10dの一直径方向に沿って対向して対をなし、それぞれ径方向途中部から径方向に外方に向かって開く第1のキー溝10eと、第2のキー溝10fとが形成されている。各キー溝10e、10fは、詳しくは後述するように、本発明における鍵受け部の一例である。
連結部材には、第1のキー溝10eから径方向外方に外側に延びる開口が形成されている。開口内には、当該開口の輪郭に沿って本体10aの径方向に延びる舌片10gが設けられている。舌片10gは、本体10aの径方向内方側の端部が当該ボス部10dと一体に形成されている一方、本体10aの径方向外方側の端部が自由状態になった片持ち状に支持されている。本実施形態において、舌片10gは、本発明における弾性部の一例である。舌片10gは、以下に説明するように、設定温度に応じた軸回りの角度にノブ下部材10をロックする機構を構成するものである。
舌片10gは、弾性変形可能に設けられ、且つ自由状態においては、図5に示すように、本体10aと面一になって、ボス部10dの上記一直径方向に沿って延びている。また、詳しくは後述する操作部材(ノブ20、温度調整用ハンドル40等)を用いて、第1のキー溝10eから舌片10gを本体10aの軸方向に押し込むことにより、舌片10gは、弾性的に変形して、本体10aの径方向外方に位置する自由端部分が下方に撓み得るようになっている。舌片10gの自由端上部には、突起10hが設けられている。本実施形態において、突起10hは、本発明における係合部の一例である。突起10hは、舌片10gが自由状態にあるときは、本体10aの上方に突出する。一方、舌片10gが下方に押し込まれている(撓んでいる)ときは、本体10aに形成された溝内に陥没し得る諸元になっている。
図4及び図5を参照して、連結部材が内ケーシング5内の可変抵抗器7に組み付けられた状態において、突起10hは、内ケーシング5の内壁に形成された複数の凹部5aの何れか一つに嵌合し、係止する。本実施形態において、凹部5aは、本発明の係止部の一例である。凹部5aは、回動操作部材7bの軸AXを中心とする円周上に例えば、8個、30°おきに配設されて形成されている。突起10hは、当該回動操作部材7bの全回動範囲において、何れかの凹部5aに対し、択一的に嵌合する。突起10hが凹部5aに嵌合している状態では、ノブ下部材10の回動が規制されるので、ノブ下部材10と一体化された回動操作部材7bも、可変抵抗器7の本体7aに対してロックされることになる。つまり、突起10hが凹部5aに嵌合することにより、設定温度を固定化することができる(温度ロック機能)。また、突起10hが設けられている舌片10gが下方に撓み得る弾性部材であるため、突起10hは、舌片10gが撓むことにより、凹部5aから離脱する。この舌片10gの離脱により、ノブ下部材10は、自由状態となり、回動操作部材7bの回動範囲において、周方向双方向に回動可能となる。
図2〜図5を参照して、本体10aの外周部には、当該本体10aの直径方向において、舌片10gと対向する位置に、径方向外方に突出する突出片10iが形成されている。突出片10iは、その両側に形成されたスリットにより、本体10aの軸方向に沿う力を受けることによって撓むことができる。つまり、突出片10iは、可撓性を備えている。突出片10iの上面には、六角形に突出する六角突起10jが形成されている。本実施形態において、六角突起10jは、本発明の第2の係合部の一例である。一方、内ケーシング5の内壁には、各凹部5aに1対1で対応する六角穴5bが形成されている。六角穴5bは、対応する凹部5aに対し、内ケーシング5内に固定されている可変抵抗器7の回動操作部材7bの回転中心を挟んで対向しており、当該凹部5aに突起10hが嵌合しているときに、六角突起10jが六角穴5bに入り込むようになっている。本実施形態において、六角穴5bは、本発明の第2の係止部の一例である。ここで、六角突起10jと六角穴5bの係合状態は、以下のような係脱が可能な諸元に設定されている。すなわち、突起10hが凹部5aから離脱してノブ下部材10が自由に回動可能な状態にあるときにノブ下部材10が回動した場合、六角突起10jが周方向の力を受けて突出片10iに力を伝達し、突出片10iが撓む。この突出片10iの撓みにより、六角突起10jが今ある六角穴5bから離脱する。その後、突出片10iが元の状態に戻ろうとする力を受けて、内ケーシング5の内壁に押し付けられながら回動し、突起10hが次の凹部5aに嵌合した際に、進行方向に隣接する別の六角穴5bに再度入り込む。本実施形態では、六角突起10jと六角穴5bとが上述のような係脱動作をするように構成されているので、この係脱動作の時に、作業者は、六角突起10jが六角穴5bに対して係脱する「カチッ、カチッ」とした感触を受けるので、この温度を変更するときの動作感で、突起10hと凹部5aとの係脱状態を感知しやすくなり、設定温度調整作業の簡便性が向上する。また、突起10hと凹部5aとが離脱しても、六角突起10jが六角穴5bに入り込んだ状態は維持されるので、ノブ下部材10が徒に回動しなくなり、この点からも設定温度調整作業の簡便性が向上する。
さらに、内ケーシング5の内壁には、当該内ケーシング5内に組み付けられたノブ下部材10の外周面を受ける円弧状のリブ5cが形成されている。リブ5cの両端壁は、ノブ下部材10の回動時に突出片10iがリブ5cの端壁に当接することにより、ノブ下部材10の回動量が規定されるようになっている。
内ケーシング5の適所には、ノブ下部材10のボス部10dを回動可能に挿通する開口部5dが形成されている。開口部5dは、ボス部10dを挿通するのに必要充分な直径に設定されている。そのため、開口部5dからは、ボス部10dのみが露出した状態になっている。本実施形態において、ボス部10dの上面は、開口部5dの上面から、僅かに低くなっている。なお、図示の実施形態において、内ケーシング5の内壁には、開口部5dと同心に薄肉(軸方向の高さが低い)の薄肉部5eが形成されており、この薄肉部5eに、上記凹部5a、5b並びにリブ5cが形成されている。図示の例では、薄肉部5eは、内ケーシング5と一体形成されているものであるが、凹部5a、5bやリブ5cを備えた
ボス部を別部材で形成し、内ケーシング5に固定するようにしてもよい。
図5及び図6を参照して、グリップ部2の外ケーシング6には、開口部5dと同心に開く装着口6aが形成されている。装着口6aは、ノブ下部材10に取り付けられるノブ20を挿通させるための開口である。装着口6aの周囲には、内ケーシング5の内壁に形成された凹部5a(従って、ノブ下部材10の上記軸回りの角度)に対応して、可変抵抗器7による設定温度を表示するマーク6bが印刷または刻印されている。マーク6bは、設定温度を示す数値や、ノブ20の上記軸回りの角度を合わせるための印で具体化されている。そのため、作業者は、ノブ20に設けられるマーク20aを外ケーシング6のマーク6bに合わせることにより、設定温度に応じた上記軸回りの角度に当該ノブ下部材10を回動し、こて先4が所望の設定温度になるように可変抵抗器7の抵抗値を変更することができるようになっている。
ノブ20は、連結部材に着脱可能に取り付けられる操作部材の一例である。本実施形態では、ノブ20は、連結部材の一部であるノブ下部材10(より具体的には、ボス部10dの上部)に着脱自在に取り付けられている。
図2、図3、図7、並びに図8を参照して、ノブ20は、上面が丸く面取りされて、上記マーク20aが刻印された円盤状のノブ本体21を有している。本実施形態において、ノブ本体21の中央には、当該ノブ本体21と同心に形成される挿通孔25が形成されている。一方、ノブ下部材10のボス部10dには、中心軸と同心にねじ孔10kが形成されている。そして、ノブ本体21の上部からノブ20の挿通孔25を挿通するねじ30をねじ孔10kに螺合することにより、ノブ20は、ノブ下部材10に対し、同心に取り付けられる。図示の例において、ねじ30は、スタッドピン状の六角孔ボルトで具体化されている。
ノブ本体21の底面には、第1のキー突起22と、この第1のキー突起22に対し、ノブ本体21の直径方向に対向する第2のキー突起23とが一体に形成されている。図8に示すように、第1のキー突起22は、ノブ20を連結部材に取り付ける際に、第1のキー溝10e内に嵌入し、舌片10gを下方に押し下げる諸元に設定されている。ノブ20の第1のキー突起22は、特定形状の部材の一例である。また、第2のキー突起23は、第2のキー溝10fに嵌入する諸元に設定されている。第1のキー突起22が舌片10gを押し下げているので、ノブ下部材10は、回動可能になっている。また、両キー突起22、23が対応するキー溝10e、10fに嵌入しているので、ノブ本体21の回転駆動力は、連結部材の一部であるボス部10dを介してノブ下部材10に伝達され、ノブ下部材10と一体化された回動操作部材7bに伝達されることになる。これにより、ノブ20を回動して、可変抵抗器7の抵抗値を変更することが可能になる。図示の例では、第1のキー溝10eの開口面積を第2のキー溝10fの開口面積よりも大きく設定する一方、第1のキー突起22の断面積を第2のキー突起23の断面積よりも大きく設定することによって、第1のキー突起22が必ず第1のキー溝10eに嵌合するように、フールプルーフ機能を持たせている。
なお、本実施形態では、ノブ本体21の底面に円柱部24が形成されており、上述した第1のキー突起22及び第2のキー突起23は、この円柱部24の底面から下方に垂下している。円柱部24は、ノブ下部材10のボス部10dと同一直径に設定されている。ノブ20が連結部材に固定される際、円柱部24の下端部は、内ケーシング5の開口部5dの上部に嵌り込んで、ボス部10dの上面に接合する。この結果、開口部5dが円柱部24の軸受として機能し、ノブ20の姿勢が安定する。
ノブ本体21の外周には、当該ノブ本体21の軸方向に沿って延びるリブ21aが形成されており、このリブ21aによって、ノブ20を把持するときの滑りを防止するようにしている。
本実施形態では、可変抵抗器7を用いることにより、最小限の部品点数で温度調整を行うことができる。従って、特許文献1に開示されている従来のはんだ取扱装置のように、複数の抵抗素子から一つの抵抗素子を選んで取り替える構成に比べ、簡便性の高い設定温度調整機能を維持することができる。しかも、可変抵抗器7を操作する連結部材(ノブ下部材10のうち、少なくとも本体10a、連結突起10c、ボス部10d)は、可変抵抗器7を収容するケーシング5に内蔵されたノブ下部材10によって具体化されているので、部品が徒にケーシング5の外側に出っ張り、はんだ取扱作業のじゃまになることもない。加えて、設定温度に応じた軸回りの角度に当該連結部材をロックする機構として、突起10h、凹部5a、並びに舌片10gを設けているので、特別なカバー等を設けることなく、ケーシングの一部を構成する内ケーシング5の内部でのロック状態を保証し、信頼性の高い温度ロック機能を実現することができる。ここで、舌片10gは、自由状態では、連結部材のロック状態を維持する一方、ケーシング5の外側から内側へ押し込まれて弾性変形することにより、ロック状態を解除するように構成されているのであるが、本実施形態では、特定形状の部材のみ舌片10gの押し込み動作を許容する第1のキー溝10eが形成されているので、通常は、外部から徒に舌片10gを操作し、押し込むことができなくなる。その結果、温度設定管理者のあずかり知らないところで、作業者が勝手にロックを解除することを防止することができる。従って、温度ロック機能の信頼性を確保することが可能となる。一方、第1のキー溝10eが許容する特定形状の部材(例えば、ノブ20の第1のキー突起22)を用いれば、ロック状態を容易に解除することができるので、市場で流通している従来のはんだ取扱装置のように、特殊な保護カバーで調整ノブ等を被覆する構成に比べ、設定温度調整作業の簡便性を高く維持することができる。従って、家庭用のはんだ取扱装置としても充分に市場のニーズに応えることが可能となる。
また、本実施形態にかかるはんだ取扱装置は、作業者がはんだ取扱作業の際に把持するグリップ部2をさらに備えており、ケーシング5は、このグリップ部2を構成する部材である。このため本実施形態では、制御ユニットのない廉価なはんだこて1においても、温度調整、並びに温度ロックを上記の通り実現することができ、簡便性、信頼性の高い低廉な商品を提供することができる。
また、本実施形態において、舌片10gは、連結部材(具体的には、連結部材の一部を構成する本体10a)に一体形成されている。このため本実施形態では、より廉価に製品を製造することができる。
また、本実施形態において、鍵受け部は、連結部材に設けられたボス部10dに形成され、特定形状の部材のみ受入可能な第1のキー溝10eを備えている。このため本実施形態では、簡単な成形技術で容易に第1のキー溝10eを形成することができる。
また、本実施形態において、突起10hと凹部5aとの関係は、1対多(図示の例では、1:8)であり、凹部5aは、複数の設定温度に対応する個数に設定されている。これとともに凹部5aは、連結部材が軸周りに回動するときの所定角度毎に突起10hを係止させる位置に形成されている。このため本実施形態では、複数の設定温度に対応して突起10hの位置決めが容易になるので、当該設定温度に対応する所定角度毎に連結部材を確実に係止することができる。設定温度の個数は、8個に限らず、6個でも10個でもその他の数であってもよい。
また、本実施形態において、連結部材の一部である本体10aは、突起10hとは異なる第2の係合部としての第2の突起10jを備えている。一方、ケーシング5は、第2の
突起10jを受ける第2の係止部としての六角穴5bを備えている。この六角穴5bは、複数の設定温度に対応して、当該連結部材が軸回りに回動するときの所定角度毎に設けられている。また、六角穴5bは、本体10aが回動力を受けたときに第2の突起10jが離脱することを許容した状態で、第2の突起10jを受けている。このため本実施形態では、本体10aを回動して可変抵抗器7の抵抗値を変更する際、ケーシング5に形成された六角穴5bに対し、連結部材に形成された第2の突起10jが係脱する。その結果、第2の突起10jが六角穴5bに対して係脱するときの「カチッ、カチッ」という感触により、操作者が設定値の変更を感知することができ、設定温度調整作業の簡便性が高くなる。
また、本実施形態においては、六角突起10jと六角穴5bとの関係は、1対多(図示の例では、1:8)であり、六角穴5bは、複数の設定温度に対応する個数に設定されている。また、六角穴5bは、当該連結部材が軸周りに回動するときの所定角度毎に六角突起10jを係止させる位置に形成されている。このため本実施形態では、六角突起10jと六角穴5bとの関係においても、複数の設定温度に対応して突起10hの位置決めが容易になるので、操作性が向上する。設定温度の個数は、8個に限らず、6個でも10個でもその他の数であってもよい。
また、本実施形態においては、特定形状の部材の一例として、ノブ20に設けられた第1のキー突起22を備えている。ノブ20は、本体21と、本体21に対して一体形成された第1、第2のキー突起22、23を備えている。第1、第2のキー突起22、23は、第1、第2のキー溝10e、10fを介して連結部材に取り付けられており、第1のキー突起22は、舌片10gをケーシング5に対する係止状態から離脱状態に押し込んでいる。このため本実施形態では、第1のキー突起22を有するノブ20をケーシング5の外側から連結部材に取り付けることができるので、温度ロックが不要な場合には、ノブ20を連結部材に取り付けておけばよい。従って、より簡便に温度を調整することができる。
また、本実施形態において、ノブ20は、突起10hが凹部5aから離脱するように第1のキー突起22が舌片10gを押し込んでいる状態で連結部材に固定されている。このため本実施形態では、ノブ20を取り付けたときの設定温度調整作業が一層簡便になる。
ところで、本実施形態に係るはんだこて1を製品として具体化するに当たり、個人ユーザ向けにはんだこてを販売する場合には、図1に示したようにノブ20が連結部材に固定されているはんだこて1を設定温度調整機能付の商品として販売すればよい。
これに対して、工場等の業務用にはんだこてを販売する場合には、ノブ20が取り外されたはんだこて1を設定温度が固定された仕様の商品として販売すればよい。
このように、本実施形態では、ノブ20の有無だけで、同一仕様のはんだこて1を業務用にも一般家庭用にも販売することが可能になる。
また、図9に示すような温度調整用ハンドル40を別売りまたはセット販売にしてもよい。温度調整用ハンドル40は、本発明における操作部材の別の例である。
図9を参照して、温度調整用ハンドル40は、第1、第2のキー突起22、23と同一仕様の第1の突起41と、第2の突起42とが突出する円板状の本体部43に、棒状の取っ手44を一体に備えたものである。このような温度調整用ハンドル40を用いれば、容易に舌片10gを押し下げて、ノブ下部材10のロック状態を解除し、温度設定を調整することが可能となる。このような温度調整用ハンドル40を所定の設定温度監督者のみが使用できるように運用することにより、通常の作業者は、はんだこて1を設定温度が固定
されたはんだこてとして使用し、はんだ付け作業の対象となる製品の仕様に応じて設定温度監督者のみが必要な温度調整をすることが可能になる。
このように本実施形態によれば、出っ張りや余分な部材が不要な形態で温度調整機能を発揮することができ、しかも必要に応じて信頼性の高い温度ロック機能を奏することができるという顕著な効果を奏する。
上述した実施形態は、本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は、上述した実施形態に限定されない。
例えば、上述した実施形態に係るはんだこてのケーシングは、上述した例に限らず、例えば、内ケーシングと外ケーシングが単一部材で表裏一体に構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、はんだ取扱装置としてはんだこて1を例示したものであるが、本発明に係るはんだ取扱装置としては、はんだこて1に限らず、はんだ除去装置や、はんだ加熱用熱風噴出装置等であってもよい。
また、上述した実施形態では、可変抵抗器7をはんだこて1のグリップ部2に内蔵し、グリップ部2を構成する内ケーシング5を本発明のケーシングとしているが、本発明のケーシングは、はんだこて1とは別個に設けられた制御ユニットを構成するものであってもよい。
例えば、図10に示すはんだ取扱装置は、可変抵抗器のないはんだこて1と、このはんだこて1の温度設定等を制御する制御ユニット50とを備えている。
制御ユニット50は、これに接続されるはんだこて1とともに用いられ、はんだこて1に内蔵される加熱ヒータの温度制御を行うものである。はんだこて1は、適宜はんだ除去装置や、はんだ加熱用熱風噴出装置等に交換することができる。制御ユニット50は、略直方体のケーシング51を備えている。ケーシング51は、前面を覆い、且つ制御回路を内側に担持するフロントパネル52と、背面及び底面を含む側面を覆う2枚のサイドパネル53とで構成される。図示の例において、ケーシング51(特にフロントパネル52)は、本発明におけるケーシングの別の例である。ケーシング51の頂部には、電源スイッチ54が設けられている。またケーシング51の背面からは、図略の電源コードが導出されている。フロントパネル52の下部には、はんだこて1を接続するソケット55が取り付けられている。ソケット55には、はんだこて1の電源コード3の端末に設けられたプラグ8が接続されるようになっている。そして、制御回路は、プラグ8を介してはんだこて1の加熱ヒータ等と電気的に接続され、こて先4の温度制御を行うようになっている。また、ソケット55の真上には、給電時に点灯する電源ランプ56が取り付けられている。
そして、この電源ランプ56の真上には、上述した温度調整機構TAと原理的に同一の温度調整機構TAが設けられて、ノブ20が取り付けられている。従って、図10に示す実施形態においても、このノブ20を回すことにより、容易に温度調整を実行することができるとともに、ノブ20を取り外すことにより、設定温度をロックし、所定の設定温度管理者のみが、設定温度を変更することができるようになっている。
上述した各実施形態では、ノブ20をねじ30で締め付けることにより、ノブ20に設けられた第1のキー突起22が舌片10gを押し下げる構成になっていたが、本発明は、そのような実施形態に限定されない。
例えば、図11に示すように、第1、第2のキー突起22、23が舌片10gを自由状態に維持する位置と舌片10gを離脱状態に押し込む位置との間で相対的に変位可能に連結されていてもよい。
図11を参照して、同図に示す例では、ノブ下部材10とノブ20との間にコイルばね等の弾性部材60を介装し、第1、第2のキー突起22、23が舌片10gを自由状態に維持する位置に弾性部材60がノブ20を付勢している。そのため、図11に示す実施形態では、まず、ノブ20を押し込んで、舌片10gを押下なければ、ノブ下部材10が回動することができないので、勝手にノブ20が回り、温度設定が狂うということも可及的に少なくなる利点がある。
また、具体的には、図示していないが、係合部の形状としては、上述した実施形態のように、中実の直方体に形成された突起10hに限らず、例えば、コの字状に形成された鉤状の突起物を採用してもよい。
また、一つの係合部をケーシングの内壁に設け、複数の係止部を連結部材に設けてもよい。係止部の個数は、上述した8個に限らず、設定温度に応じた任意の個数に設定することができる。第2の係止部の個数も同様である。
また、係止部は、有底の凹部の他、貫通孔であってもよい。
また、上述した実施形態では、鍵受け部は、ノブ下部材10に設けられた第1、第2のキー溝10e、10fで具体化されているが、これに限らず、例えば、ケーシング(具体的には、外ケーシング6)の開口に形成されていてもよい。
さらに、「ケーシングに・・・設けられ」という概念は、ケーシングに直接固定されている態様のみならず、ケーシングに対し、一体的に固定される別部材を介して取り付けられている態様を含むものである。
或いは、弾性部としての舌片10gは、本体10aに一体形成されたものであるが、金属等の別部材を本体10aに取り付けたものであってもよい。
また、弾性部として、舌片10gに代え、ノブ下部材10と可変抵抗器7との間に介装されたばね部材を採用し、所定の押し込み動作でノブ下部材10全体が可変抵抗器7に対し、相対的に押し込み方向に変位する構成を採用してもよい。
また、別の実施形態においては、鍵受け部を省略してもよい。その場合であっても、設定温度のロックを解除するためには、積極的に(或いは意識的に)弾性部をケーシングの外側から内側へ押し込む必要がある。従って、フリーで連結部材が回動するものに比べ、温度ロック機能の信頼性を確保することが可能となる。一方、押し込み動作によって、ロック状態を容易に解除することができるので、特殊な保護カバーで調整ノブ等を被覆するはんだ取扱装置に比べ、設定温度調整作業の簡便性を高く維持することができるので、家庭用のはんだ取扱装置としても充分に市場のニーズに応えることが可能となる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることはいうまでもない。
1 はんだこて(はんだ取扱装置の一例)
2 グリップ部
4 こて先(発熱部の一例)
5 内ケーシング(ケーシングの一例)
5a 凹部(係止部の一例)
5b 六角穴(第2の係止部の一例)
6 外ケーシング(ケーシングの一例)
7 可変抵抗器
7b 回動操作部材(可動部の一例)
10 ノブ下部材
10a 本体(連結部材の要部)
10b 着座部
10c 連結突起(連結部材の要部)
10d ボス部(連結部材の要部)
10e 第1のキー溝(鍵受け部の一例)
10g 舌片(弾性部の一例)
10h 突起(係合部の一例)
10i 突出片
10j 六角突起(第2の係合部の一例)
20 ノブ(操作部材の一例)
20a マーク
21 ノブ本体
21a リブ
22 第1のキー突起(特定形状の部材、キー突起の一例)
23 第2のキー突起
40 温度調整用ハンドル(操作部材の一例)
41 第1の突起(特定形状の部材、キー突起の一例)
44 取っ手
TA 温度調整機構

Claims (12)

  1. 発熱部を備えたはんだ取扱装置において、
    前記発熱部の設定温度を変更可能な可変抵抗器と、
    前記可変抵抗器を収容するケーシングと、
    前記ケーシングの内部で前記可変抵抗器に連結され、且つ所定の軸回りに回動する当該可変抵抗器の抵抗値を調整可能な連結部材と、
    前記ケーシングの外部から前記連結部材に対し着脱自在に取り付けられ、且つ前記連結部材を介して前記ケーシングの外部から前記可変抵抗器を操作可能な操作部材と、
    前記連結部材と前記ケーシングの何れか一方に設けられた係合部と、
    前記連結部材と前記ケーシングの何れか他方に設けられ、前記係合部を係止させる係止部と、
    弾性変形可能に設けられ、且つ自由状態においては、前記係合部を前記係止部に係止させて設定温度に応じた前記軸回りの角度に当該連結部材をロックする弾性部と
    を備え、
    前記操作部材は、当該操作部材が前記連結部材に取り付けられているときに前記弾性部前記ケーシングの外側から内側へ押し込んで弾性変形させることにより、前記係合部を前記係止部から離脱させてロックを解除するものである
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  2. 発熱部を備えたはんだ取扱装置において、
    前記発熱部の設定温度を変更可能な可変抵抗器と、
    前記可変抵抗器を収容するケーシングと、
    前記ケーシングの内部で前記可変抵抗器に連結され、且つ所定の軸回りに回動する当該可変抵抗器の抵抗値を調整可能な連結部材と、
    前記連結部材を介して前記ケーシングの外部から前記可変抵抗器を操作可能な操作部材と、
    前記連結部材と前記ケーシングの何れか一方に設けられた係合部と、
    前記連結部材と前記ケーシングの何れか他方に設けられ、前記係合部を係止させる係止部と、
    弾性変形可能に設けられ、且つ自由状態においては、前記係合部を前記係止部に係止させて設定温度に応じた前記軸回りの角度に当該連結部材をロックする弾性部と
    を備え、
    前記操作部材は、前記弾性部を自由状態に維持する位置と前記弾性部が前記係止部から離脱する状態に押し込む位置との間で相対的に変位可能に前記連結部材に連結されており、
    前記操作部材は、当該操作部材が押し込まれているときに前記弾性部前記ケーシングの外側から内側へ押し込んで弾性変形させることにより、前記係合部を前記係止部から離脱させてロックを解除するものである
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  3. 請求項1記載のはんだ取扱装置において、
    特定形状の部材のみ前記ケーシングの外側から前記弾性部の押し込み動作を許容する鍵受け部をさらに備えている
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  4. 請求項に記載のはんだ取扱装置において、
    前記鍵受け部は、前記連結部材に設けられたボス部に形成され、前記特定形状の部材のみ受入可能な複数の切欠を備えている
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  5. 請求項3または4に記載のはんだ取扱装置において、
    前記特定形状の部材は、前記鍵受け部を介して前記弾性部を前記ケーシングに対する係止状態から離脱状態に押し込み可能なキー突起である
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  6. 請求項3から5の何れか1項に記載のはんだ取扱装置において、
    前記操作部材は、前記ケーシングの外側から前記連結部材に対して着脱可能に取り付けられるノブである
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  7. 請求項記載のはんだ取扱装置において、
    前記ノブは、前記係合部が前記係止部から離脱するように前記キー突起が前記弾性部を押し込んでいる状態で前記連結部材に固定されている
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載のはんだ取扱装置において、
    前記発熱部が設けられ、且つ作業者がはんだ取扱作業の際に把持するグリップ部をさらに備え、
    前記ケーシングは、前記グリップ部を構成する部材である
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  9. 請求項1からの何れか1項に記載のはんだ取扱装置において、
    前記弾性部は、連結部材に一体形成された舌片である
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  10. 請求項1からの何れか1項に記載のはんだ取扱装置において、
    前記係合部と前記係止部との関係は、1対多であり、前記係止部は、複数の設定温度に対応する個数に設定され、且つ当該連結部材が前記軸周りに回動するときの所定角度毎に前記係合部を係止させるものである
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  11. 請求項1から10の何れか1項に記載のはんだ取扱装置において、
    前記ケーシングと前記連結部材との何れか一方に設けられ、前記係合部とは異なる第2の係合部と、
    前記ケーシングと前記連結部材との何れか他方に設けられ、前記係合部が当該係止部から離脱している場合に前記連結部材が回動力を受けたときに前記第2の係合部が離脱することを許容した状態で、複数の設定温度に対応して、当該連結部材が前記軸回りに回動するときの所定角度毎に前記第2の係合部を係止させる第2の係止部と
    を備えている
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
  12. 請求項11に記載のはんだ取扱装置において、
    前記第2の係合部と前記第2の係止部との関係は、1対多であり、前記第2の係止部は、複数の設定温度に対応する個数に設定され、且つ当該連結部材が前記軸周りに回動するときの所定角度毎に前記第2の係合部を係止させるものである
    ことを特徴とするはんだ取扱装置。
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