JP4398710B2 - はんだ取扱い器具の温度制御装置 - Google Patents

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    • B23K3/0478Heating appliances electric comprising means for controlling or selecting the temperature or power

Description

本発明は、はんだごて等のはんだ取扱い器具の温度制御方法及び同装置に関し、詳しくは、複数種類のグリップ部を備え、それを選択的に制御部に接続して使用するはんだ取扱い器具の温度制御方法及び同制御装置に関する。
はんだ付け又はそれに付随するはんだの取扱いを行う器具として、はんだごて、はんだを溶融させつつ電子部品を挟持するツィーザ、はんだを溶融させつつ吸取るはんだ吸取器、はんだに熱風を当てて溶融させるホットエアーガン等々が広く用いられている。当明細書ではこれらを総称してはんだ取扱い器具というものとする。一般的なはんだ取扱い器具には、こて先や空気などの被加熱部を加熱するためのヒータが用いられる。そして温度制御機構を備えたものは、被加熱部の温度が狙いの温度となるようにヒータへの供給電力が制御される。
温度制御には、被加熱部の温度を目標の設定温度まで速やか且つ円滑に上昇させ、安定的に維持すること(高い温度復帰性)が求められる。高い温度復帰性を得るためには、逐次被加熱部の温度を検知し、それに基いて適度な電力をヒータに供給するフィードバック制御が適している。一般的には公知の比例制御(P制御)や比例−積分−微分制御(PID制御)などが用いられる。
また、作業者が意図する設定温度と、実際の被加熱部の収束温度との差が小さいこと、つまり温度測定精度(補正を含む)が高いことも重要である。例えば特許文献1には、設定温度と実際の温度(外部温度測定装置で測定する)との差を予め求めておき、それに基いて温度補正を行うことによって温度測定精度を高めたはんだごて装置が示されている。
更に、作業者が標準的な温度から大きく逸脱した温度設定をしないように、何らかのガードが設けられていることが望ましい。例えば、設定温度に限界値を設けておき、その限界値を越えた温度設定を無効にするものが知られている。また、例えば特許文献2には、設定温度を最終的に決定する抵抗を含むキーをハンドル部(当明細書のグリップ部に相当する)に交換可能に設けた温度制御式はんだごてが示されている。特許文献2のはんだごては、設定温度を変更するために変更後の設定温度に対応するキーが必要となるので、そのキーの所有者(例えば管理者)のみが設定温度の変更を行うことができる。
ところで、温度制御を行う一般的なはんだ取扱い器具は、作業者が把持して操作するグリップ部と、制御回路を収納し、設定温度の入力部や表示部等を備えた制御部とに機能分離されており、その両者が電気コードによって接続されている。グリップ部は、その器具の機能(例えばはんだごて等)を決定付ける部位であり、器具の種類によって大きく異なる。一方、制御部は入力部や表示部など、共通する部分が多い。
そこで近年、コスト低減や省スペースの目的で、各器具のグリップ部のみを独立させ、制御部を共用するものが見られるようになっている(これを以下グリップ部交換式はんだ取扱い器具という)。例えば制御部とグリップ部とを接続する電気回路上にコネクタを設けて繋ぎ替え可能としておき、作業者が用途に応じて使用するグリップ部を選択し、制御部に接続して使用するものが知られている。
特開平11−10328号公報 特公平7−90363号公報
しかしながら従来のグリップ部交換式はんだ取扱い器具は、接続するグリップ部の種類によっては温度復帰性が悪化するという問題があった。例えば、あるグリップ部を接続したときには温度が速やかに設定温度まで上昇して安定するが、別の種類のグリップ部を接続したときには、温度上昇速度が速すぎて大きく行き越すオーバーシュートを起こしたり、逆に遅すぎて設定温度まで上昇する時間が長くなったりすることがあった。
また、接続するグリップ部の種類によっては温度測定精度が悪化するという問題もあった。例えば、あるグリップ部を接続したときには高い温度測定精度を得ることができるが、別の種類のグリップ部を接続したときには温度測定精度が低く、設定温度と実際の温度との差が大きくなることがあった。
更に、作業者が標準的な温度から大きく逸脱した温度設定をしないようにガードを設けたものにおいて、接続するグリップ部の種類によってはそのガードの設定が不適切になる場合があった。例えば、設定温度に限界値を設けておき、その限界値を越えた温度設定を無効にするものにおいて、あるグリップ部を接続したときには限界値が適切であるが、別の種類のグリップ部を接続したときには、その限界値が高すぎたり低すぎたり、或いはその上下限幅が広すぎたり狭すぎたりすることがあった。
この点については、上記特許文献2に示された技術を応用することができる。つまり、特許文献2の装置は設定温度を決定するキーをグリップ部に設けているので、グリップ部ごとに適切なキーを設けておけば、グリップ部を交換するときに自動的に設定温度も変更されることになる。しかしこの方法では、キーが決定する設定温度がピンポイントであるため、設定温度を僅かに変更するためにもその都度キーの交換をしなければならない。その上、微調整を行うためには多種類のキーを揃えておく必要があり、対策として充分と言えるものではなかった。
また更に、制御部を共有化するために、複数の被加熱部を備えるグリップ部(例えばツィーザなど)でも温度センサを1個しか設けられないという場合があった。その場合温度を検知しない被加熱部は温度を検知する被加熱部と同じ電力供給がなされるようになっていたので、実際の温度が狙いから大きく外れることがあり、またそのことを検知することもできないという問題があった。
本発明は上記課題に鑑み、グリップ部交換式はんだ取扱い器具において、どのグリップ部を接続しても高い温度復帰性や温度測定精度が得られ、適正な限界値の設定が容易にできる温度制御方法及び同装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、はんだ付け又はそれに付随するはんだの取扱いを行うはんだ取扱い器具の温度制御装置であって、被加熱部を加熱するヒータと該被加熱部の温度を検知する温度センサとを備え、作業者が把持して操作する複数種類のグリップ部と、上記ヒータに電力を供給するとともに上記温度センサの検知結果に基いて上記被加熱部の温度を制御する制御部と、上記グリップ部を、上記制御部に選択的に接続する接続手段と、上記制御部に設けられた判別回路を含み、且つ上記接続手段によって上記制御部に接続されたグリップ部の種類を判別するための判別手段とを備え、上記判別回路は、上記接続手段によって上記制御部に接続されたグリップ部の種類を自動的に判別するとともに、上記制御部は、判別されたグリップ部の種類に応じ、上記被加熱部に対する温度制御特性を変化させることを特徴とする。
従来のグリップ部交換式はんだ取扱い器具において、温度復帰性や温度測定精度の悪化が生じるのは、グリップ部の種類によってヒータの容量や被加熱部の熱容量などが異なるにもかかわらず共通の温度制御を行っていたためである。そこで本発明によれば、接続されたグリップ部の種類に応じ、それぞれの被加熱部に対する最適の温度制御特性を適用させることができるので、どの種類のグリップ部を接続しても高い温度復帰性や温度測定精度を得ることができる。
また、作業者が標準的な温度から大きく逸脱した温度設定をしないようにガードを設けたものにおいても同様に、接続するグリップ部の種類に応じてそれぞれ最適の設定限界値を設けることができる。
上記判別手段は、接続されたグリップ部の種類を判別できるものであれば、機械的なものでも電気的なものでも良い。またグリップ部側に設けられていても制御部側に設けられていても、或いは双方に分離して設けられていても良い。
特に、判別手段を設けることによって、グリップ部を繋ぎ替えたとき、制御部が自動的にそれを判別し、各制御定数等を変更させることができる。つまり作業者が、別途手動入力したりキー等を組替えたりすることなく、グリップ部を接続するだけで高い温度復帰性や温度測定精度を得ることができ、最適な限界設定値を得ることができる。
また、請求項2記載の発明は、上記制御部は、当該制御部に接続されたグリップ部のヒータに電力を供給するヒータ制御回路を備え、且つ上記接続手段によって上記制御部に接続されるグリップ部の種類別に最適な制御量特性を記憶するとともに、判別されたグリップ部のヒータに対応する制御量特性に基づいて上記ヒータ制御回路に指令を出すものである。
また上記判別手段は、上記グリップ部の種類別に設定された固有値を有する回路素子含む(請求項3)ようにすれば、回路素子によって直接電気的な判別ができるので、判別手段を簡潔な構造とすることができる。
その回路素子を抵抗とし、上記判別回路は、上記グリップ部の種類別に設定された固有の抵抗値を、電圧または電流の変化によって判別する(請求項4)ようにすれば、抵抗という簡単な回路素子によって判別ができるので、一層判別手段を簡潔にすることができる。
また、上記判別手段の少なくとも一部が上記各グリップ部に設けられているとともに、上記接続手段は、上記グリップ部側にそれぞれ設けられたグリップ部側コネクタと、上記制御部側に設けられた制御部側コネクタとを含み、該制御部側コネクタは、異なる種類の上記グリップ側コネクタに対して適正に接続可能である(請求項5)ようにすると良い。
このようにすると、制御部側のコネクタの数をグリップ部の種類よりも少ない数(望ましくは1個)にすることができるので、より判別手段を簡潔にすることができる。なお、適正に接続可能とは、物理的に接続可能であるだけでなく、必要な信号や電力の伝達が適正になされるような接続が可能であることをいう。
請求項6の発明は、上記被加熱部の目標温度を設定する温度設定手段を備え、上記温度制御特性には、接続されたグリップ部の種類に応じた上記目標温度の設定限界値を含むことを特徴とする。
このようにすると、目標温度の最適な設定限界値をグリップ部別に記憶しておき、判別手段によって判別されたグリップ部の設定限界値を用いることができる。
請求項7の発明は、上記被加熱部と上記温度センサとの組合せ数が異なる複数種類のグリップ部を備え、上記制御部は、接続されたグリップ部の上記組合せのそれぞれに対して個別に温度制御を行うことを特徴とする。
このようにすると、グリップ部の種類によって被加熱部の数が異なっていても、そのそれぞれに温度センサを設け、それぞれの被加熱部に対して個別に温度制御を行うことができる。従ってどの被加熱部に対しても最適な温度制御を行うことができる。
本発明によると、被加熱部を加熱するヒータを備え、作業者が把持して操作する複数種類のグリップ部を、上記ヒータに電力を供給して上記被加熱部の温度を制御する制御部に選択的に接続し、接続されたグリップ部の種類に応じ、上記被加熱部に対する温度制御特性を変化させるように構成されているので、このようなグリップ部交換式はんだ取扱い器具において、どのグリップ部を接続しても高い温度復帰性や温度測定精度が得られ、適正な限界値の設定が容易にできる
以下、添付の図面を参照して、発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるはんだ取扱い器具1の正面図である。はんだ取扱い器具1は、グリップ部を交換することにより、一台ではんだ付け及びそれに付随するはんだの取扱いを行うことができるグリップ部交換式はんだ取扱い器具である。はんだ取扱い器具1の構成は複数のグリップ部10と一台の制御部40とに大別される。グリップ部10は作業者が把持して操作する部位であり、何れもこて先等の被加熱部と、それを加熱するヒータとを備える。
はんだ取扱い器具1には5種類のグリップ部(以下G部とも略称する)が設けられている。即ちはんだごてG部10a、ツィーザG部10b、マイクロツィーザG部10c、吸取器G部10d、ホットエアーガンG部10eの5種類である。これらから導出される電気コードの先端には、グリップ部側コネクタとして、それぞれコネクタ14a,14b,14c,14d,14e(総称するときはコネクタ14という)を備える。
制御部40は、グリップ部10に備えるヒータに電力を供給するとともに、被加熱部の温度を制御する部位であり、そのための電気回路が箱型の筐体に収納されている。制御部40の前面パネルには、グリップ部側のどのコネクタ14とも適正に接続可能な1個のコネクタ41(制御部側コネクタ)が設けられている。その他、作業者が設定温度等を入力するための入力部61、設定温度や現在の温度等を表示する表示部63などが設けられている。
はんだごてG部10aのコネクタ14aを制御部40のコネクタ41に接続すると、はんだ取扱い器具1ははんだごてとして機能する。即ち、はんだごてG部10aの先端のこて先11aが加熱され、はんだごてとして好適な設定温度を維持するように制御部40で制御される。なお特に図示しないが、こて先11aに内蔵されるヒータには固有の認識番号が付されており、予めその認識番号を入力部61から入力しておけば、別途補正を行うことなく自動的にそのヒータに適した制御を行うようになっている。はんだごてG部10aの後端付近にはLED(発光ダイオード)34aが設けられており、上記認識番号が入力済のときには点灯し、未入力のときには点滅して作業者に入力を促すようになっている。
ツィーザG部10bのコネクタ14bを制御部40のコネクタ41に接続すると、はんだ取扱い器具1はツィーザとして機能する。ツィーザは、操作部13bの押圧・解放操作によって先端のこて先11b,12bがピンセットのように開閉するようになっている。こて先11b,12bにはそれぞれヒータが内蔵されている。従って、加熱されたこて先11b,12bではんだ付けされた電子部品を挟持することにより、はんだを溶融させると同時に基板から除去することができる。また電子部品を基板に装着しつつはんだ付けすることができる。こて先11b,12bの温度がツィーザとして好適な設定温度を維持するように制御部40で制御される。
マイクロツィーザG部10cのコネクタ14cを制御部40のコネクタ41に接続すると、はんだ取扱い器具1はマイクロツィーザとして機能する。マイクロツィーザは、上記ツィーザと同様の機能を有し、それを更に小型化することによって、より狭い場所での作業、より小型の電子部品の取扱いに適するようにしたものである。操作部13cの押圧・解放操作によって先端のこて先11c,12cがピンセットのように開閉するようになっている。こて先11c,12cにはそれぞれヒータが内蔵されている。こて先11c,12cの温度がマイクロツィーザとして好適な設定温度を維持するように制御部40で制御される。
吸取器G部10dのコネクタ14dを制御部40のコネクタ41に接続すると、はんだ取扱い器具1は吸取器として機能する。吸取器は、先端の吸取口11dがヒータで加熱され、はんだを溶融させることができる。吸取口11dには軸方向に貫通孔が設けられており、図外の真空ポンプで負圧吸引することにより、溶融したはんだを吸取る。吸取ったはんだは、一旦吸取器G部10dの内部に貯蔵され、貯蔵タンクが一杯になった時点で交換される。はんだの吸引は、作業者がトリガー13dを押したとき(トリガースイッチ・オン)になされる。吸取口11dの温度が吸取器として好適な設定温度を維持するように制御部40で制御される。
ホットエアーガンG部10eのコネクタ14eを制御部40のコネクタ41に接続すると、はんだ取扱い器具1はホットエアーガンとして機能する。ホットエアーガンは、図外の送風器によって供給される空気を内部のヒータで加熱し、熱風吹出口11eから送出する。その熱風を当てることによりはんだを溶融させることができる。熱風の温度がホットエアーガンとして好適な設定温度を維持するように制御部40で制御される。
以上のように、制御部40のコネクタ41にはどの種類のコネクタ14でも接続することができ、接続したグリップ部10に応じた温度制御を行うことができる。そのために制御部40は、接続されたグリップ部10の種類を判別することができるようになっている。以下、その判別のための回路について詳述する。
図2は、はんだごてG部10a(こて先11aを含む)とコネクタ14aの回路図である。コネクタ14aの有効な端子は、ヒータ電圧端子15a、サーミスタ電圧端子16a、グリップ判別電圧端子17a及びグランド端子18aの4ピンである。こて先11aを含むはんだごてG部10aにはヒータ23a、温度センサ25a(熱電対)、サーミスタ32a、LED34a及びグリップ判別用抵抗30aが設けられている。
ヒータ23aと温度センサ25aとが、ヒータ電圧端子15aとグランド端子18aとの間に直列に接続されている。ヒータ23aはこて先11aに内蔵され、これを加熱する。そして温度センサ25aがその温度を検知する。サーミスタ32aはサーミスタ電圧端子16aとグランド端子18aとの間に接続されている。サーミスタ32aは温度補正のためにはんだごてG部10a内部に設けられている。LED34aとグリップ判別用抵抗30aとが、グリップ判別電圧端子17aとグランド端子18aとの間に直列に接続されている。LED34aは上述のように所定の入力値が入力済のときには点灯し、未入力の時には点滅する。
グリップ判別用抵抗30aは、はんだごてG部10aに固有の抵抗値Raを持つ。即ちグリップ判別用抵抗30aに相当する抵抗が他のグリップ部10にも設けられており、これらの抵抗値が相互に異なる(抵抗値とグリップ部10の種類とが1対1対応する)ため、その抵抗値を判別することによって、接続されたグリップ部10の種類を判別することができる。判別回路は後述するように制御部40内に設けられている。
なお、グリップ判別用抵抗30aとLED34aとで接続端子を共有(グリップ判別電圧端子17aとグランド端子18a)することによって端子数の削減や回路の簡潔化を図っている。
図3は、ツィーザG部10b(こて先11b,12bを含む)とコネクタ14bの回路図である。コネクタ14bの有効な端子は、Aヒータ電圧端子15b、サーミスタ電圧端子16b、グリップ判別電圧端子17b、Aグランド端子18b、Bヒータ電圧端子19b及びBグランド端子20bの6ピンである。こて先11b,12bを含むツィーザG部10bにはAヒータ23b、A温度センサ25b(熱電対)、サーミスタ32b、グリップ判別用抵抗30b、Bヒータ24b及びB温度センサ26bが設けられている。
Aヒータ23b、A温度センサ25b(熱電対)、サーミスタ32b及びグリップ判別用抵抗30bについては図2のヒータ23a、温度センサ25a、サーミスタ32a及びグリップ判別用抵抗30aと同様なので詳細説明を省略するが、グリップ判別用抵抗30bはグリップ判別用抵抗30aとは異なる固有の抵抗値Rbを持つ。この抵抗値を制御部40で判別することによって、接続されたグリップ部10がツィーザG部10bであることが判別できる。
ツィーザG部10bには、はんだごてG部10aの回路(図2)に加えてBヒータ24bとB温度センサ26bの回路が設けられている。つまりヒータと温度センサとの組合せを2対備えている。これらがそれぞれこて先11b,12bに内蔵されることにより、こて先11b,12bの温度制御を独立して行うことができる。これによって、例えば一方のこて先12bだけの温度が急に低下しても、それをB温度センサ26bで検知し、Bヒータ24bへの電力供給量を増加させることによって速やかに温度復帰させることができる。制御部40では、コネクタ41が物理的にコネクタ14bの6ピンに接続できるようになっている。更にグリップ判別用抵抗30bの抵抗値Rbを判別することにより、Bヒータ電圧端子19bとBグランド端子20bとを制御上有効な端子とし、上記制御を行う。
マイクロツィーザG部10cとコネクタ14cの回路図も図3に準ずるので詳細説明を省略する。但し、グリップ判別用抵抗の抵抗値は、他と異なる値(Rc)に設定されており、これにより接続されているグリップ部10がマイクロツィーザG部10cであることが判別される。
図4は、吸取器G部10d(吸取口11dを含む)とコネクタ14dの回路図である。コネクタ14dの有効な端子は、ヒータ電圧端子15d、サーミスタ電圧端子16d、グリップ判別電圧端子17d及びグランド端子18dの4ピンである(図2のコネクタ14aに準ずる)。吸取口11dを含む吸取器G部10dにはヒータ23d、温度センサ25d(熱電対)、サーミスタ32d、グリップ判別用抵抗30d及びトリガースイッチ36dが設けられている。
ヒータ23d、温度センサ25d(熱電対)、サーミスタ32d及びグリップ判別用抵抗30dについては図2のヒータ23a、温度センサ25a、サーミスタ32a、及びグリップ判別用抵抗30aと同様なので詳細説明を省略するが、グリップ判別用抵抗30dはグリップ判別用抵抗30aとは異なる固有の抵抗値Rdを持つ。この抵抗値を制御部40で判別することによって、接続されたグリップ部10が吸取器G部10dであることが判別できる。
トリガースイッチ36dは、図外の真空ポンプを作動させるスイッチである。トリガースイッチ36dをオンにすると真空ポンプによって吸取口11dから溶融はんだが吸取られる。トリガースイッチ36dは作業者がトリガー13d(図1)を押したときにオンとなる。
トリガースイッチ36dはグリップ判別用抵抗30dと並列に設けられている。従って、グリップ判別用抵抗30dの抵抗値Rdは、トリガースイッチ36dがオフの時に判別されるようになっている。このようにグリップ判別用抵抗30dとトリガースイッチ36dとを並列に接続することにより、グリップ判別電圧端子17dをトリガー信号検出端子としても用いることができ、端子数の削減や回路の簡潔化を図っている。
ホットエアーガンG部10e(熱風吹出口11eを含む)とコネクタ14eの回路図も図2に準ずる(LED34aはなくても良い)ので詳細説明を省略するが、同様にグリップ判別用抵抗30e(固有の抵抗値Re)が設けられており、この判別によってホットエアーガンG部10eを判別できるようになっている。
図5は、制御部40に設けられた判別回路42の回路図である。図は、はんだごてG部10aを接続した状態を示している。当実施形態の判別回路42は定電圧方式を採用している(定電流方式を採用した変形例(図10)については後述する)。
図のように回路構成することにより、グリップ判別電圧端子17aとグランド端子18aとの間の電圧(判別用電圧Vg)は、次の式(1)で表される(簡略にするためLED34aの抵抗は考慮に入れないとする)。
Vg=(Ra/(Ra+R))×Vcc ・・・ 式(1)
但しVccは電源電圧、Rは電源とグリップ判別電圧端子17aとの間に設けられた固定抵抗の抵抗値である。
抵抗値RaがはんだごてG部10aに固有の値なので、式(1)から求められる判別用電圧VgもはんだごてG部10aに固有の値となる。この判別用電圧Vgを制御部40に設けられたCPUで検出することによって、接続されているグリップ部10がはんだごてG部10aであることが判別される。
例えばRa=220Ω、R=390Ω、Vcc=5Vとすると、式(1)からVg=約1.80Vとなる。これに対し例えばツィーザG部10bの抵抗値Rb=820Ωとすると、式(1)のRaに代えてRbを代入することによってVg=約3.39Vが得られる。従って、Vg=1.80Vが検出されたとき、接続されたグリップ部10はツィーザG部10bではなく、はんだごてG部10aであると判別できる。
なお、グリップ判別用抵抗は、必ずしも全種類のグリップ部10に設けなくても良い。グリップ判別用抵抗を設けないものは、仮想的に抵抗値0Ωの抵抗が設けられているとみなせば良いからである。例えば吸取器G部10d(図4)において、実際にはグリップ判別用抵抗30dが設けられていなくても、回路上はRd=0Ωのグリップ判別用抵抗30dが設けられているとみなすことができる。ここで上記の式(1)において、Raに代えてRd=0Ωを代入するとVg=0Vとなる。従って、Vg=0Vが検出されたとき、接続されたグリップ部10は抵抗が設けられていない吸取器G部10dであると判別できる。
図6ははんだ取扱い器具1の概略制御ブロック図である。図は、制御部40にはんだごてG部10aを接続した状態を示す。制御部40は判別回路42、ヒータ制御回路47、センサアンプ48、CPU50、入力部61及び表示部63を機能的に含んでいる。
ヒータ制御回路47は、CPU50からの制御指令を受けてヒータ23aに電力を供給する。センサアンプ48は、温度センサ25a及びサーミスタ32aからの信号を受け、増幅してCPU50に入力する。
CPU50は制御部40の中央処理装置であり、判別回路42からの判別用電圧Vgを読み取ることにより、接続されたグリップ部10の種類を認識する。そして、それが例えば図示のようにはんだごてG部10aであったときは、はんだごてG部10aに適合する制御プログラムや制御係数等を用いて制御を行う。
詳しくは、まず入力部61から入力された設定温度が、設定限界値を越えないようにする。この設定限界値はグリップ部10の種類別に予め設定されており、CPU50内に記憶されている。例えばはんだごてG部10aに対しては200℃(下限)〜450℃(上限)、ツィーザG部10bに対しては200〜400℃、吸取器G部10dに対しては320〜400℃となっている。判別回路42からの判別用電圧VgによってはんだごてG部10aが接続されていることが認識されるので、それに応じてCPU50は現在の設定可能範囲を200〜450℃とする。従って、作業者が例えば450℃よりも高い温度に温度設定しようとしてもCPU50がそれを受け付けず、設定温度は450℃とされる。
また、CPU50はセンサアンプ48からの信号に基づき、こて先11aの現在温度を認識する。通常、温度センサ25aの検知温度と実際のこて先11aの温度との間には差異が生じるので、温度補正を行ってこて先11aの温度を決定する。その補正値の最適値はヒータの容量やこて先の熱容量等によって異なるため、グリップ部10の種類別に予め設定されており、CPU50内に記憶されている。そして制御部40にはんだごてG部10aが接続されていることが認識されるので、それに応じてCPU50ははんだごてG部10aに対応した補正値を用いて温度補正を行う。このようにグリップ部10の種類に応じて最適の補正値を用いるので、高精度の補正を行うことができる。
このようにして得られた設定温度と現在温度との温度偏差に基づき、CPU50がヒータ23aに供給すべき電力を演算し、ヒータ制御回路47にその指令(例えば単位時間当たりのヒータ23aへの電力供給時間信号)を出す。ヒータ制御回路47はその指令に基づき、ヒータ23aに電力を供給する。
図7は、各グリップ部10に対して設定されている制御量特性を示すグラフである。横軸に被加熱部(こて先等)の温度T1、縦軸に制御量Qを示す。制御量Qは、例えばフィードバックゲイン等のパラメータであって、他の条件が同じであれば制御量Qが大きいほど供給電力が大きくなる。図7にははんだごてG部10aに対する制御量特性70a、ツィーザG部10bに対する制御量特性70b、吸取器G部10dに対する制御量特性70dを示す。これらの特性は予め設定され、CPU50に記憶されている。CPU50は、例えばはんだごてG部10aがコネクタ41に接続されたことが判別回路42からの信号によって判別されると、制御量特性70aを選択し、この特性に基づいてヒータ制御回路47への指令を発する。
図7に示す特性は、何れも右下がりの特性であり、被加熱部温度T1が低いほど供給電力を大にして速やかに温度を上昇させ、被加熱部温度T1が高くなるにつれて供給電力を減少させ、オーバーシュートが起こらないようにしている。その最適特性はそれぞれのグリップ部10によって異なるが、このように個別に設定されているので、どのグリップ部10が接続された場合でも常に最適な特性で温度制御がなされる。
次に、はんだ取扱い器具1の作用をフローチャートに従って説明する。図8は、CPU50による温度制御の概略フローチャートである。電源ONかつグリップ部10が接続されたとき制御がスタートし、先ずステップS1で判別回路42の電圧からグリップ判別用抵抗値を読み込む。続いてステップS3でその抵抗値によってグリップ部10の種類を判別する。このフローチャートは簡潔に記すため、はんだごてG部10a、ツィーザG部10b及び吸取器G部10dの3種類について記載しているが、他のグリップ部10についても同様である。
ステップS3ではんだごてG部10aが接続されていると判別されたときは、ステップS5に移行し、はんだごてG部10a用のパラメータ設定がなされる(図7の制御量特性70aが選択される)。そしてステップS7で、制御量特性70aに基づいたヒータ23aの温度制御がなされる。
図9に、このようにして温度制御されたこて先11aの温度特性(立ち上がり時)のグラフを示す。横軸は時間t、縦軸はこて先温度T1を示す。T2は入力部61から入力された設定温度を示す。こて先11aの温度は、立ち上がり特性90(実線)に示すように、比較的低温のときには急速に温度上昇し、設定温度T2に近づくにつれて温度上昇が緩やかになる。結果的に、オーバーシュートを起こすことなく安定的に、かつ速やかに設定温度T2まで上昇させることができる。
これに対し、制御量特性70aの設定が不適切であった場合の温度特性を2点鎖線で示す。立ち上がり特性89は、制御量特性70aが小さすぎる場合である。全体的に供給電力が少なくなるので、設定温度T2に達するまでの時間が長くなっている。逆に立ち上がり特性91は、制御量特性70aが大きすぎる場合である。全体的に供給電力が多く、温度上昇は速やかであるが設定温度T2を行き越すオーバーシュートが発生している。その後、振動しながら設定温度T2に近づくという不安定な立ち上がり特性となっている。即ち温度復帰特性が悪化している。当実施形態では、はんだごてG部10aに対して最適な制御量特性70aが設定され、これが選択されるので、理想的な温度復帰特性を得ることができる。
図8のフローチャートに戻り、ステップS3でツィーザG部10bが接続されていると判別されたときは、ステップS15に移行し、ツィーザG部10b用のパラメータ設定がなされる(図7の制御量特性70bが選択される)。そしてステップS17で、制御量特性70bに基づいたAヒータ23b及びBヒータ24bの温度制御がなされる。この場合も、ツィーザG部10bに対して最適な制御量特性70bが設定され、これが選択されるので、図9の立ち上がり特性90に類似の理想的な立ち上がり特性を得ることができる。
なお、Aヒータ23bとBヒータ24bとが別々に制御されるのは、接続されているのがツィーザG部10bであると判別できるので、その場合にこのような制御を行うようにすることができるのである。これによって、一方のこて先(例えばこて先12b)だけが大きく温度変化した場合でも、速やか且つ円滑に温度復帰させることができる。
ステップS3で吸取器G部10dが接続されていると判別されたときは、ステップS25に移行し、吸取器G部10d用のパラメータ設定がなされる(図7の制御量特性70dが選択される)。そしてステップS27で、制御量特性70dに基づいたヒータ23dの温度制御がなされる。この場合も同様に、図9の立ち上がり特性90に類似の理想的な立ち上がり特性を得ることができる。次にステップS31でトリガースイッチ36dがオンであるか否かの判定が行われ、YESのときにはステップS33に移行して図外の真空ポンプを作動させ、はんだを吸取る。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、特許請求の範囲内で適宜変形可能である。
例えば判別回路として、図10に示す定電流方式を採用しても良い。図10の判別回路43は、抵抗R1〜R5、ダイオード44、アンプ45及びトランジスタ46が図示のように接続されており、グリップ判別用抵抗30a及びLED34aに一定の電流Iが流れるようになっている。電流Iの大きさはグリップ判別用抵抗30aの抵抗値Raに依らず一定(例えばLED34aの点灯に適した0.008A)である。従って、はんだごてG部10aに替えて他のLED付きグリップ部10を接続した場合(そのとき、グリップ判別用抵抗値が異なる)でもLEDに流れる電流は変わらないので、LEDの明るさを一定に保つことができる。判別回路43において、グリップ判別電圧端子17aとグランド端子18aとの間の電圧(判別用電圧Vg)は、次の式(2)で表される(簡略にするためLED34aの抵抗は考慮に入れないとする)。
Vg=I×Ra ・・・ 式(2)
式(2)から明らかなように、電流Iが一定なので、判別用電圧Vgを制御部40に設けられたCPUで検出することによって抵抗値Raを求めることができ、その値によって接続されているグリップ部10の種類がはんだごてG部10aであることが判別される。
上記実施形態では、一例として5種類のグリップ部10を備えたはんだ取扱い器具1について説明したが、種類数ははんだ取扱い器具1の用途に応じて適宜変更して良い。
本発明の一実施形態であるはんだ取扱い器具の正面図である。 はんだ取扱い器具の、はんだごてグリップ部とコネクタの回路図である。 はんだ取扱い器具の、ツィーザグリップ部とコネクタの回路図である。 はんだ取扱い器具の、吸取器グリップ部とコネクタの回路図である。 はんだ取扱い器具の、定電圧方式の判別回路の回路図である。 はんだ取扱い器具の概略制御ブロック図である。 はんだ取扱い器具の、温度制御における制御量特性を示すグラフである。 はんだ取扱い器具の概略制御フローチャートである。 はんだ取扱い器具の温度制御による、こて先温度変化を示すグラフである。 はんだ取扱い器具の、定電流方式の判別回路の回路図である。
符号の説明
1 はんだ取扱い器具
10 グリップ部
11a、11b、11c こて先(被加熱部)
11d 吸取口(被加熱部)
11e 熱風吹出口(被加熱部)
12a、12b こて先(被加熱部)
14 グリップ部側コネクタ(接続手段)
23a、23b、23c、23d ヒータ
24b ヒータ
25a、25b、25c、25d 温度センサ
26b 温度センサ
30a、30b、30c、30d グリップ判別用抵抗(回路素子)(判別手段の一部)
40 制御部(判別手段または判別手段の一部を含む
41 制御部側コネクタ(接続手段)
42 判別回路(判別手段の一部
43 判別回路(判別手段の一部
50 CPU(判別手段の一部
61 入力部(温度設定手段)

Claims (7)

  1. はんだ付け又はそれに付随するはんだの取扱いを行うはんだ取扱い器具の温度制御装置であって、
    被加熱部を加熱するヒータと該被加熱部の温度を検知する温度センサとを備え、作業者が把持して操作する複数種類のグリップ部と、
    上記ヒータに電力を供給するとともに上記温度センサの検知結果に基いて上記被加熱部の温度を制御する制御部と、
    上記グリップ部を、上記制御部に選択的に接続する接続手段と、
    上記制御部に設けられた判別回路を含み、且つ上記接続手段によって上記制御部に接続されたグリップ部の種類を判別するための判別手段と
    を備え、
    上記判別回路は、上記接続手段によって上記制御部に接続されたグリップ部の種類を自動的に判別するとともに、上記制御部は、判別されたグリップ部の種類に応じ、上記被加熱部に対する温度制御特性を変化させる
    ことを特徴とするはんだ取扱い器具の温度制御装置。
  2. 上記制御部は、当該制御部に接続されたグリップ部のヒータに電力を供給するヒータ制御回路を備え、且つ上記接続手段によって上記制御部に接続されるグリップ部の種類別に最適な制御量特性を記憶するとともに、判別されたグリップ部のヒータに対応する制御量特性に基づいて上記ヒータ制御回路に指令を出すものである
    ことを特徴とする請求項1記載のはんだ取扱い器具の温度制御装置。
  3. 上記判別手段は、上記グリップ部の種類別に設定された固有値を有する回路素子含むことを特徴とする請求項1記載のはんだ取扱い器具の温度制御装置。
  4. 上記回路素子は抵抗であり、上記判別回路は、上記グリップ部の種類別に設定された固有の抵抗値を、電圧または電流の変化によって判別することを特徴とする請求項3記載のはんだ取扱い器具の温度制御装置。
  5. 上記判別手段の少なくとも一部が上記各グリップ部に設けられているとともに、
    上記接続手段は、上記グリップ部側にそれぞれ設けられたグリップ部側コネクタと、上記制御部側に設けられた制御部側コネクタとを含み、該制御部側コネクタは、異なる種類の上記グリップ側コネクタに対して適正に接続可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のはんだ取扱い器具の温度制御装置。
  6. 上記被加熱部の目標温度を設定する温度設定手段を備え、
    上記温度制御特性には、接続されたグリップ部の種類に応じた上記目標温度の設定限界値を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のはんだ取扱い器具の温度制御装置。
  7. 上記被加熱部と上記温度センサとの組合せ数が異なる複数種類のグリップ部を備え、
    上記制御部は、接続されたグリップ部の上記組合せのそれぞれに対して個別に温度制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のはんだ取扱い器具の温度制御装置。
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