JP5870461B2 - 積層フィルムの高温密着性検査方法と接着剤溶液の高温密着性予測検査方法及びそれらを用いた太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法 - Google Patents
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Description
接着剤と硬化剤と溶媒からなる固形分濃度が20重量%の接着剤溶液を調合した後、あるいは調合後保管中、あるいは工程での使用中、一部の接着剤溶液を直径80mm、深さ28mmのテフロン(登録商標)製シャーレ(株式会社テックジャム販売 テフロン(登録商標)平皿/KN3342412)に80mlサンプリングし、防爆型オーブン(株式会社島川製作所製 蒸気防爆型乾燥機SKE−300)を用いて、室温から80℃以上のある一定の温度(80℃、100℃、120℃)まで昇温し、その温度で30分から1時間、好ましくは45分間、接着剤溶液を乾燥固化させる。その後、シャーレを取り出し室温まで自然冷却させ、約3mm厚さの乾燥固化物をシャーレごと、その硬度をゴム硬度計(高分子計器株式会社製アスカーゴム硬度計C型 JIS S 6050:2002準拠)を用いて手押し測定で硬度測定をした。
高温密着性は以下基準で基準A,Bは十分、基準C,Dは不十分と予測できる。
A 硬度が50ポイント以上
B 硬度が20ポイント以上、50ポイント未満
C 硬度が10ポイント以上、20ポイント未満
D 硬度が10ポイント未満。
厚さ75μmのポリエステルフィルム(東レ株式会社製「ルミラー」(登録商標)S10)を幅20mm長さ100mmに切り取り、一端から10mmの位置に直径4mmの孔を設けたもの2枚作製してリードフィルム1、リードフィルム2とした。製造工程中、あるいは製造工程で保管中に、A/B積層フィルムを幅20mm長さ15mmの大きさにカットし、該A/B積層フィルムの一方側面の中央に、幅20mm長さ15mmの両面テープ(日東電工株式会社 耐熱両面接着テープNo.5915)を設け、リードフィルム1の他端(孔のない側)を貼り合わせた。同様に該A/B積層フィルムの他方側面にもリードフィルム2を設けて試験片を得た。ここで、試験片はその長軸方向の一端にリードフィルム1の孔の開いた側が、他端にリードフィルム2の孔の開いた側が位置する形状とした。次に、リードフィルム1の孔にフックを設けてスタンドにかけ、リードフィルム2の孔にフックを設けて荷重(株式会社大正天びん製作所製輪付分銅 MICSB−5KC、MICSB−2KC、MICSB−1KC)をかけて試験片を懸垂させた状態で、80℃の温度以上一定の温度雰囲気下(80℃、100℃、120℃)、30分間静置し、A/B積層フィルムのA層とB層とがはがれる荷重を確認した。高温密着性は以下のランクで評価した。
V 8kg分の荷重(78.4N)をかけてもA/B層ははがれない
W 6kg分の荷重(58.8N)をかけてもA/B層ははがれないが、8kg分の荷重(78.4N)をかけるとはがれる
X 4kg分の荷重(39.2N)をかけてもA/B層ははがれないが、6kg分の荷重(58.8N)をかけるとはがれる
Y 1kg分の荷重(9.8N)をかけてもA/B層ははがれないが、4kg分の荷重(39.2N)をかけるとはがれる。
Z 1kg分の荷重(9.8N)をかけてA/B層がはがれる
以下実施例で示したが、80℃以上の温度でV、W、Xのランクであれば、高温密着性が十分と予測され、太陽電池モジュールを真空吸引して加熱圧着するラミネーション時に、積層フィルムが特に熱変形しにくくなり好ましい。この場合は、次の加熱エージング工程へ進めることで高温密着性に優れた太陽電池モジュール用裏面保護シートを確実に製造することができる。一方、Y、Zのランクであれば、高温密着性が不十分と予測される。この場合、接着剤溶液を再調整し、再度高温密着性検査を実施し、高温密着性を予測確認した上でラミネート工程を再開することで、高温密着性に優れた太陽電池モジュール用裏面保護シートを確実に製造することができる。
本発明の製造方法にて作製した積層フィルムを長さ150mm、幅15mmにカットする。次に積層フィルムのA層とB層を長辺方向へ50mm剥離する。さらに、A層の剥離部分と未剥離部分が重なる様に折り返した状態で、A層の剥離部分と接着部分の境にマーキングし、A層の剥離部分端部に22gの荷重を接続した試験片を作製する。当該試験片のB層端部を把持した状態で100℃に設定した送風定温乾燥器(東京理化器械株式会社製、“ウインディオーブン”WFO−450SD)内で5分間吊り下げる。熱処理終了後に当該試験片を取り出して、A層の剥離部分と接着部分の元の境のマーキング位置を確認し、剥離の進行距離がマーク位置より2mm未満の場合は合格と判断し、剥離の進行距離がマーク位置より2mm以上の場合は不合格と判断した。
(株)島津製作所製分光光度計「UV-3100」を用いて、波長400〜1100nmに於ける2nm毎の分光反射率を測定した。光源はタングステンランプを使用し、スキャン速度1600nm/分、φ60積分球((株)島津製作所製「BIS-3100」)を使用し測定した。標準白色板として硫酸バリウムを用いて、傾斜角度を8°つけて拡散反射率を求め、その時の反射率を100%とした(RR)。その後、標準白色板を50mm×50mmの試料片に取り替え拡散反射率を測定した(RS)。その後、下記式により反射率に換算した(R)。
R(%)=RS/RR×100
R :反射率
RR:標準白色板の反射率
RS:試験片の反射率
この様に求めた波長400〜1100nm間の分光反射率の算術平均値を平均反射率とした。
太陽電池モジュール用裏面保護シートの基材シートのA層フィルム用として厚さ50μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(東レフィルム加工株式会社製、タイプ4801、幅1500mm、長さ4000m)と、厚さ50μmの白色ポリエステルフィルム(東レ株式会社製「ルミラー」(登録商標)E20、幅1500mm、長さ4000m)を岡崎機械工業社製のフィルムコーターを用いて160℃の乾燥温度にて60秒間処理し、150℃,30分熱処理後に収縮率0.2%となるフィルムを用いた。
実施例1において、接着剤溶液調製後、接着剤溶液の一部をサンプリングし、接着剤溶液の高温密着性予測検査を実施した。80℃、100℃、120℃での30分加熱・乾燥後の高温密着性予測検査結果はB、B、Bであった。また、高温密着性検査方法Bで評価した結果、試験による剥離の進行距離は2mm未満であり、合格と判断した。
実施例2において直鎖状低密度ポリエチレンフィルム4801を用いなかったこと以外は実施例2と同様にして、2層の太陽電池モジュール用裏面保護シートを3990mの長さでロール状に作製した。A層フィルムとしてのE20単独の光の波長の400nmから1100nmの平均反射率は82%、白色度L*=98、a*=−2、b*=1であった。接着剤溶液の80℃、100℃、120℃での30分加熱・乾燥後の高温密着性予測検査結果はB、B、Bであった。加熱エージング前の2層積層フィルムの80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aの結果はX、X、Xであった。加熱エージング後の2層積層フィルムの80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aの結果はW、W、Wであった。また、高温密着性検査方法Bで評価した結果、試験による剥離の進行距離は2mm未満であり、合格と判断した。
実施例2において、B層フィルムとして、140℃高圧スチーム(100%RH)で5時間保管後の引張伸度がフィルムの縦方向・横方向共に、60%を保持する厚さ125μmの厚さ125μmのポリエステルフィルム(東レ株式会社製「ルミラー」(登録商標)S10、幅1500mm、長さ4000m)を使用したこと以外は実施例2と同様にして、3層の太陽電池モジュール用裏面保護シートを3990mの長さでロール状に作製した。接着剤溶液の80℃、100℃、120℃での30分加熱・乾燥後の高温密着性予測検査結果はB、B、Bであった。加熱エージング前の2層積層フィルムの80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aの結果はX、X、Xであった。加熱エージング後の2層積層フィルムの80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aの結果はW、W、Wであった。また、高温密着性検査方法Bで評価した結果、試験による剥離の進行距離は2mm未満であり、合格と判断した。実施例2と同様に各10本のフィルムより、実施例2と同様の方法で太陽電池モジュールを39400個作製したが、真空加熱ラミネートで保護シートにしわが発生したり、剥離したりすることはなく不良の太陽電池モジュールの発生はなかった。
実施例2において、ラミネート時の乾燥温度を70℃としたところ、加熱エージング前の3層積層フィルムの、80℃、100℃、120℃の温度での30分間の高温密着性検査方法Aの結果はY、Y、Yであった。40℃オーブンにて48時間加熱エージングし、長さ3990mの太陽電池モジュール用裏面保護シートをロール状に作製した。本ロールよりフィルムをサンプリングし、80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aを実施した。検査結果はY、Y、Yであった。また、高温密着性検査方法Bで評価した結果、試験による剥離の進行距離は約50mmであり、不合格と判断した。
イソシアネート系硬化剤の使用を0.25重量部とした。接着剤溶液の高温密着性予測検査を実施した。80℃、100℃、120℃での30分加熱・乾燥後の高温密着性予測検査結果はD、D、Dであった。他は実施例1と同様にして、加熱エージング前の3層積層フィルムをロール状に作製した。本ロールより3層積層フィルムをサンプリングし、80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aを実施した。検査結果はZ、Z、Zであった。しかし、本フィルムを40℃オーブンにて48時間加熱エージングし、長さ3990mの太陽電池モジュール用裏面保護シートをロール状で作製した。本ロールよりフィルムをサンプリングし、80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aを実施した。検査結果はY、Y、Yであった。また、高温密着性検査方法Bで評価した結果、試験による剥離の進行距離は約50mmであり、不合格と判断した。
実施例2において、接着剤溶液をフィルム5本分の加工にあわせて一度に調合し、各フィルムの加工の前に接着剤溶液の高温密着性予測検査を実施して、他は実施例2と同様にして、長さ3990mずつの太陽電池モジュール用裏面保護シートロールを5本作製した。1本目から4本目までの接着剤溶液の80℃、100℃、120℃での30分加熱・乾燥後の高温密着性予測検査結果はB、B、Bであり、3層積層フィルムの加熱エージング前の80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aの結果はX、X、Xであった。40℃オーブンにて48時間加熱エージング後の太陽電池モジュール用裏面保護シートの80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aの結果はW、W、Wであった。また、高温密着性検査方法Bで評価した結果、試験による剥離の進行距離は2mm未満であり、合格と判断した。5本目では、接着剤溶液の80℃、100℃、120℃での30分加熱・乾燥後の高温密着性予測検査結果はC、C、Cであり、3層積層フィルムの加熱エージング前の80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aの結果はY、Y、Yであった。また、40℃オーブンにて48時間加熱エージング後の太陽電池モジュール用裏面保護シートの80℃、100℃、120℃の温度で30分間の高温密着性検査方法Aの結果はY、Y、Yであった。また、高温密着性検査方法Bで評価した結果、試験による剥離の進行距離は約50mmであり、不合格と判断した。
しかし、5本目ロールでは、真空加熱ラミネートで保護シートにしわが大量に発生し、太陽電池モジュールの作製ができなかったので、加工を中止した。
Claims (12)
- 耐久性を有するプラスチックフィルムからなるB層と、B層に隣接する太陽光反射性を有するプラスチックフィルムからなるA層とが接着剤溶液を用いて積層されたA/B積層フィルムのA層とB層との高温密着性を確認するための検査方法であって、A/B積層フィルムをサンプリングし、懸垂状態下A層、B層間にせん断荷重をかけ、80℃以上の一定温度雰囲気下静置し、A/B積層フィルムがはがれる荷重を確認する高温密着性検査方法。
- プラスチックフィルムからなるB層と、B層に隣接する400〜1100nmの波長における平均反射率が70%以上のプラスチックフィルムからなるA層とが接着剤溶液を用いて積層されたA/B積層フィルムのA層とB層との高温密着性を確認するための検査方法であって、A/B積層フィルムをサンプリングし、懸垂状態下A層、B層間にせん断荷重をかけ、80℃以上の一定温度雰囲気下静置し、A/B積層フィルムがはがれる荷重を確認する高温密着性検査方法。
- 請求項1または2に記載の高温密着性検査方法を実施する前に、B層とA層とを積層させる接着剤溶液の加熱乾燥後のA層とB層の高温密着性を予測する接着剤溶液の検査方法であって、接着剤溶液をサンプリングし、80℃以上の一定温度で乾燥固化させ、乾燥固化物の硬度を室温で測定することを特徴とする高温密着性予測検査方法。
- 前記請求項3に記載の高温密着性予測検査方法を実施して太陽電池モジュール用裏面保護シートを製造する方法であって、耐久性を有するプラスチックフィルムからなるB層と、B層に隣接する太陽光反射性を有するプラスチックフィルムからなるA層とを接着剤と硬化剤とからなる加熱乾燥後熱硬化する接着剤溶液を用いてラミネートする工程において高温密着性予測検査方法を実施してA層とB層との高温密着性を予測判定し以後のラミネート工程の継続可否を判断することを特徴とする太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法。
- 前記ラミネート工程の直前に、前記接着剤溶液の高温密着性予測検査方法を実施することを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法。
- 前記ラミネートしたA/B積層フィルムを加熱エージングする工程の前に、請求項1または2に記載の検査方法を実施し、A層とB層との高温密着性が十分と判定された場合に、A/B積層フィルムを加熱エージング工程に進めることを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法。
- 前記A層が少なくとも2層以上のプラスチックフィルムからなる積層フィルムであることを特徴とする請求項1または2に記載の積層フィルムの高温密着性検査方法。
- 前記A層が少なくとも2層以上のプラスチックフィルムからなる積層フィルムであることを特徴とする請求項3記載の接着剤溶液の高温密着性予測検査方法。
- 前記A層が少なくとも2層以上のプラスチックフィルムからなる積層フィルムであることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載する太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法。
- 耐久性を有するプラスチックフィルムからなるB層と、B層に隣接する太陽光反射性を有するプラスチックフィルムからなるA層とが接着剤溶液を用いて積層されたA/B積層フィルムのA層とB層との高温密着性を確認するための検査方法であって、A/B積層フィルムをサンプリングし、懸垂状態下A層、B層に剥離荷重をかけ、高温雰囲気下で一定時間静置し、A/B積層フィルムがはがれる距離を確認することで、真空加熱ラミネート時に裏面保護シートでしわが発生することを予見することができる高温剥離試験方法。
- プラスチックフィルムからなるB層と、B層に隣接する400〜1100nmの波長における平均反射率が70%以上のプラスチックフィルムからなるA層とが接着剤溶液を用いて積層されたA/B積層フィルムのA層とB層との高温密着性を確認するための検査方法であって、A/B積層フィルムをサンプリングし、懸垂状態下A層、B層に剥離荷重をかけ、高温雰囲気下で一定時間静置し、A/B積層フィルムがはがれる距離を確認することで、真空加熱ラミネート時に裏面保護シートでしわが発生することを予見することができる高温剥離試験方法。
- 剥離荷重が単位剥離幅1mm当たり1g以上20g以下であり、高温静置温度条件が60℃以上120℃以下であることを特徴とする請求項10または11に記載の積層フィルムの高温剥離試験方法。
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