JP5869227B2 - コイル装置 - Google Patents
コイル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5869227B2 JP5869227B2 JP2011076313A JP2011076313A JP5869227B2 JP 5869227 B2 JP5869227 B2 JP 5869227B2 JP 2011076313 A JP2011076313 A JP 2011076313A JP 2011076313 A JP2011076313 A JP 2011076313A JP 5869227 B2 JP5869227 B2 JP 5869227B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- sensor head
- coil
- gap
- linear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Description
従来のように隙間の中央部にセンサヘッドを配置する構成では中央部における直線コイルの間隔をセンサヘッドの厚さよりも広く設定する必要があったが、上記構成によれば中央部の間隔をセンサヘッドの厚さ以下に設定することが可能になり、コイル装置の幅方向(コイルが並ぶ方向)の寸法を小さくすることが可能になる。
この構成により、コイル装置の組み立て後でも、センサヘッドをコイル装置に取り付けることが容易になる。また、温度センサ素子により温度を検出する場合には、センサヘッドはコイル装置において最高温度となる箇所(ホットスポット)の付近に配置されるため、コイル装置のホットスポットの温度との相関の良い検出値を得ることができる。
この構成によれば、センサ保持部材を支持するための専用の部材等を設ける必要が無くなり、コンパクトなセンサ保持構造が実現する。
この構成によれば、支持部が直線コイル間に配置されるため、低背化が可能となる。
この構成によれば、センサヘッドは、多少の外径の違いに依らず、ホールド部により適度な弾性力で保持される。また、センサヘッドは、略円筒体のホールド部の筒内に差し込むだけで保持されるため、少ない工数でセンサヘッドをコイル装置に取り付けることができる。
この構成によれば、センサ保持部材のスリットが形成された側では、ホールド部が直線コイル部側に突出しない。そのため、直線コイルにボビンを差し込む際に、センサ保持部材がスリットの形成された側の直線コイルと干渉することが防止される。
この構成によれば、外径の太いセンサヘッドもホールド部に差し込み易く、また外径の細いセンサヘッドもホールド部によって確実に保持される。
この構成によれば、センサヘッドをホールド部により差し込み易くなる。
この構成によれば、想定した寸法規格より細いセンサヘッドを使用する場合でも、センサヘッドの先端の位置をコイル軸方向の所定の範囲に制限することができる。
この構成によれば、センサヘッドをホールド部に奥まで差し込んだ後に、リードをフック部に引っ掛けて弛まないように保持するだけで、センサヘッドのホールド部からの抜け落ちが防止される。
この構成によれば、センサ保持部材の加工及び取り付けのための作業が不要になり、コイル装置を低コストで製造することができる。
この構成によれば、部品点数を減らすことができ、また絶縁被覆部材のリングコアへの取り付け作業が不要になる。また、絶縁被覆部材がリングコアに密着するため、絶縁被覆部材を介したリングコアとコイルとの間での熱の移動が向上する。また、リングコア(延いてはコイル)に対するセンサ保持部材の位置精度が向上するため、高い確度のセンサ検出値が得られる。
線材を巻いて製造するために、コイルの外周面には必然的に曲面が形成される。この曲面間に挟まれた隙間はしばしばデッドスペースとなるが、この隙間にセンサヘッドを配置する構成により、隙間が有効に利用されて、コンパクトなコイル装置が実現する。
10 コイル
12、14 直線コイル部
12f、14f 平面
12r、14r 曲面
121、141 リード部
16 連結線
20 コアモジュール
20g ギャップ部材
20A、20B U型コアユニット
21A、21B コアブロック
22A、22B 直線部
25A、25B フランジ部
252 リード固定部
261 支持板
261t 上面
262 ホールド部
264 突き当て部
266 ガイド部
268 フック部
30A、30B 固定具
21f 接続面
40 サーミスタ
42 センサヘッド
44 リード
50 放熱ケース
60 端子台
62a、62b バスバー
Claims (13)
- 2つの直線コイルを備えたコイル装置であって、
前記コイル装置内の所定の物理量を検出するセンサと、
前記センサのセンサヘッドを保持するセンサ保持部材と、
を備え、
前記2つの直線コイルは、軸が略平行となるように、かつ前記2つの直線コイル間に隙間が形成されるように配置され、
前記軸と垂直な平面上で、前記隙間が延びる方向における中央部では前記隙間は狭く、前記隙間が延びる方向における前記中央部の外側では前記隙間が広くなっており、
前記センサヘッドは、略円柱形状であり、その少なくとも一部が前記隙間における前記中央部を避けた位置に配置され、
前記センサヘッドの前記軸と垂直な平面上での幅が、前記隙間の前記中央部における幅より大きく、
前記センサ保持部材は、前記隙間に配置された、前記センサヘッドを保持するホールド部を有し、
前記ホールド部は、略円筒状であり、その軸方向全長に亘ってスリットが形成されて、略C字状の横断面形状を有し、
前記センサヘッドは、前記ホールド部に一端から差し込まれ、前記ホールド部の弾性力により保持された、
ことを特徴とするコイル装置。 - 前記2つの直線コイルは、ベースの上面に沿って配置され、
前記センサヘッドの少なくとも一部が前記中央部より上側の隙間に配置された、
ことを特徴とする請求項1に記載のコイル装置。 - 前記2つの直線コイルの中空部にそれぞれ差し込まれた2つの直線部と、前記2つの直線部を両端で連結する2つの連結部とを有したリングコアと、
少なくとも一部が、前記リングコアの直線部を覆い、前記直線部と共に前記直線コイルの中空部に差し込まれて、前記リングコアと前記コイルとを電気的に絶縁する絶縁被覆部材と、
を備え、
前記絶縁被覆部材は、前記2つの直線部をそれぞれ覆う2つのボビン部と、前記2つのボビン部を連結するボビン連結部と、を有し、
前記センサ保持部材が前記ボビン連結部に支持されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコイル装置。 - 前記センサ保持部材は前記絶縁被覆部材と一体に成形されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のコイル装置。 - 前記絶縁被覆部材はインサート成形により前記リングコアと一体に成形されている、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のコイル装置。 - 前記センサ保持部材は、前記隙間に配置され、一端が前記ボビン連結部に固定された支持部を有し、
前記ホールド部が、前記支持部に支持された、
ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のコイル装置。 - 前記支持部は板状部材であり、
前記スリットは、略円筒体が前記支持部の片面を定める平面で切断されることで形成されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のコイル装置。 - 前記ホールド部は前記支持部の上面に配設され、
前記センサ保持部材は、前記支持部の上面に配設されて前記ホールド部の軸上に位置する突き当て部を更に有する、
ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のコイル装置。 - 前記ホールド部の内周面は、軸方向の前記一端側から他端側へ向かって内径が狭くなるテーパー状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のコイル装置。 - 前記センサ保持部材は、前記ホールド部の前記一端から軸方向へ延び、前記センサヘッドの先端を前記ホールド部の前記一端へガイドするガイド部を更に有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のコイル装置。 - 前記センサ保持部材は、前記センサヘッドの基端から延びるリードを引っ掛けるフック部を更に有し、
前記フック部の一端は、前記センサヘッドの基端よりも先端側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のコイル装置。 - 前記2つの直線コイルにおける、前記隙間の前記外側と対向する面は、それぞれ前記中央部から離れるに従って互いに離れる方向へ曲がる曲面である、
ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のコイル装置。 - 前記センサヘッドは温度を検出する温度センサ素子を備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のコイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076313A JP5869227B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | コイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076313A JP5869227B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | コイル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012212708A JP2012212708A (ja) | 2012-11-01 |
JP5869227B2 true JP5869227B2 (ja) | 2016-02-24 |
Family
ID=47266462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011076313A Active JP5869227B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | コイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5869227B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5892337B2 (ja) * | 2012-11-01 | 2016-03-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル、コンバータ、及び電力変換装置 |
JP6261958B2 (ja) * | 2013-11-12 | 2018-01-17 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
CN111836519A (zh) * | 2020-07-07 | 2020-10-27 | 广州程星通信科技有限公司 | 用于功率器件的散热装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611332U (ja) * | 1992-07-10 | 1994-02-10 | 東京電気株式会社 | 電磁機器 |
JPH1012464A (ja) * | 1996-06-20 | 1998-01-16 | Tec Corp | 電磁機器 |
JP4423564B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2010-03-03 | 株式会社デンソー | 温度検出型磁気装置 |
JP4891883B2 (ja) * | 2007-10-31 | 2012-03-07 | 株式会社タムラ製作所 | リードを有するセンサ素子の固定構造及び固定ユニット |
JP5143043B2 (ja) * | 2009-02-10 | 2013-02-13 | 株式会社タムラ製作所 | リード線を有する測定体の固定構造 |
JP4834201B2 (ja) * | 2009-03-05 | 2011-12-14 | 株式会社タムラ製作所 | リードを有するセンサ素子の固定構造 |
JP5958877B2 (ja) * | 2011-02-25 | 2016-08-02 | 住友電気工業株式会社 | リアクトル、コンバータ、及び電力変換装置 |
-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011076313A patent/JP5869227B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012212708A (ja) | 2012-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5916298B2 (ja) | コイル装置 | |
US8653708B2 (en) | Stator | |
JP5817508B2 (ja) | 電流検出装置 | |
JP5932247B2 (ja) | コイル装置用ボビン | |
US20090144967A1 (en) | Coil and Method for Forming Coil | |
JP5143043B2 (ja) | リード線を有する測定体の固定構造 | |
JP5708509B2 (ja) | リアクトル | |
CN110474490B (zh) | 用于电机的定子和制造电机的方法 | |
JP5951941B2 (ja) | コイル装置及びコイル | |
JP7329901B2 (ja) | コイル装置 | |
JP5869227B2 (ja) | コイル装置 | |
JP5937784B2 (ja) | コイル装置 | |
JP2013120177A (ja) | 電流検出装置 | |
JP2012191140A (ja) | コアモジュール、コイル装置及びコアモジュールの製造方法 | |
JP2015103627A (ja) | リアクトル | |
JP2014199866A (ja) | リアクトル | |
JP2016099111A (ja) | 電流センサ | |
JP6106647B2 (ja) | リアクトル | |
JP2012227493A (ja) | コイル装置 | |
JP5749950B2 (ja) | センサ固定構造 | |
JP2010203910A (ja) | 電流センサ及びその製造方法 | |
JP6619663B2 (ja) | リアクトル | |
JP6578187B2 (ja) | リアクトル | |
JP6919984B2 (ja) | コイル装置 | |
JP2022170629A (ja) | 電流センサ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20130507 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151009 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5869227 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170717 |