JP5868957B2 - 殺虫剤としてのチアゾール誘導体 - Google Patents

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    • A01N43/781,3-Thiazoles; Hydrogenated 1,3-thiazoles

Description

本発明は、新規なヘテロ環式化合物、これらの化合物を含む組成物、節足動物、特に昆虫を含む動物害虫を抑制するためのその使用、および新規な化合物を製造するための方法に関する。
特定のチアゾール化合物は、既知であるが、動物害虫を抑制するためのその使用は、これまで記載されていなかった(WO2003/015776A1参照)。
近年、作物保護に用いるための更なるチアゾール化合物が開示されている(WO2010/006713A1)。
現代の作物保護剤は、多くの要求、例えばその作用の有効性、持続性および薬効範囲および活用可能性を満たす必要がある。毒性、他の活性化合物または処方助剤との組み合わせ可能性の問題は、活性化合物の合成が必要とする費用の問題と同様の役割を果たす。さらに、耐性が生じ得る。全てのこれらの理由について、新規な農作物保護のための調査は、完了したと考えられないが、既知の化合物と比較して少なくとも個々の局面について向上した特性を有する新規な化合物について一定の必要性が存在する。
WO2003/015776A1 WO2010/006713A1
本発明の課題は、様々な局面下で殺虫剤の効用範囲を拡大する化合物を提供することであった。
上記課題および明確に記載されていないが本明細書で議論される背景から誘導または推定することができる他の課題は、式(I):
Figure 0005868957
〔式中、
は、N、CHまたはC−ハロゲンを表し、
は、
Figure 0005868957
(式中、
は、シアノ、ニトロまたはハロゲンを表し、および
は、ジオキサニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニルおよびヒドロキシピリジルからなる群からの置換ヘテロ環を表し、または
は、トリアゾリノニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジオキソラニル、ジオキサニル(特に1,3−ジオキサン−2−イル)、ピペリジノニル、ピロリジノニルおよびピラゾリノニルからなる群からの必要に応じて置換されたヘテロシクリルにより、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換されたヘテロアリールまたは必要に応じて置換されたヘテロアリールアルキルにより置換されたヘテロアリールを表す)
を表す〕
で示される新規化合物および式(I)で示される化合物の塩、金属錯体およびN−オキシドにより解消される。
式(I)で示される化合物は、明白な生物学的特性を有し、農業、森林、貯蔵生成物および物質の保護および衛生分野において遭遇する動物害虫、特に昆虫、クモ形類動物および線虫を抑制するために特に適していることが見出された。
上記式(I)で示される化合物に記載の基の好ましい置換基または範囲を以下に説明する。
好ましいのは、式(I):
Figure 0005868957
〔式中、置換基は、以下の意味を有する:
は、N、CHまたはC−ハロゲンを表し、
は、
Figure 0005868957
(式中、
は、シアノ、ニトロ、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素からなる群からの基を表し、
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、ピリジルおよびピリミジルからなる群からの1以上の基で置換されたジオキサニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニルおよびヒドロキシピリジルからなる群からのヘテロシクリルを表し、
また、Gは、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、ベンゾフリル、ベンゾイソフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニルおよびインドリジニル、特に、ピリジル、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリルおよびオキサゾリルからなる群からのヘテロアリールを表し、それぞれ、トリアゾリノニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジオキソラニル、ジオキサニル(特に1,3−ジオキサン−2−イル)、ピペリジノニル、ピロリジノニルおよびピラゾリノニル(これらは、その部分についてアルキルまたはハロアルキルで置換されていてもよい)からなる群からのヘテロシクリル基により、フェニル(これは、その部分についてハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキルおよびハロアルキルで置換されていてもよい)により、ピロリル、ピリジル、ピリジル、N−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニルおよびイソキノリニル(これらは、その部分について、ハロゲン、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキルおよびシクロアルキルで置換されていてもよい)により、またはトリアゾリルアルキル、ピリジルアルキル、ピリミジルアルキルおよびオキサジアゾリルアルキルからなる群からのヘテロアリールアルキル基(これらは、その部分についてアルキルで置換されていてもよい)により置換されている)
を表す〕
で示される化合物である。
特に好ましいのは、式(I):
Figure 0005868957
〔式中、置換基は、以下の意味を有する:
は、N、CHまたはC−ハロゲン(C−ハロゲンの場合には、特にC−F、C−ClまたはC−Br)を表し、
は、
Figure 0005868957
(式中、
は、シアノ、フッ素または塩素を表し、
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ−、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、ピリジルおよびピリミジルからなる群からの1以上の置換基により1,3−ジオキサン−2−イル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニルおよびヒドロキシピリジルからなる群からのヘテロシクリルを表し、
また、Gは、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、ベンゾフリル、ベンゾイソフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニルおよびインドリジニル(特に、ピリジル、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリルおよびオキサゾリル)からなる群からのヘテロアリールを表し、これらは、モルフォニル、トリアゾリノニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジオキソラニル、ジオキサニル、ピペリジノニル、ピロリジノニルおよびピラゾリノニル(これらは、その部分についてC−C−アルキルまたはC−C−ハロアルキルで置換されていてもよい)により、フェニル(これは、その部分についてハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキルおよびC−C−ハロアルキルで置換されていてもよい)により、ピロリル、ピリジル、ピリジル、N−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニルおよびイソキノリニル(これらは、その部分について、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルおよびC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)により、またはトリアゾリル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキルおよびオキサジアゾリル−C−C−アルキルからなる群からのヘテロアリールアルキル基(これらは、その部分についてアルキルで置換されていてもよい)により置換されている)
を表す〕
で示される化合物である。
極めて特に好ましいのは、式(I):で示される化合物である。
Figure 0005868957
〔式中、置換基は、以下の意味を有する:
は、N、CHまたはC−ハロゲン(C−ハロゲンの場合には、特にC−FまたはC−Cl)を表し、
は、
Figure 0005868957
(式中、
は、シアノ、フッ素または塩素を表し、
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、ピリジルおよびピリミジルからなる群からの1以上の置換基により置換されている1,3−ジオキサン−2−イル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニルおよびヒドロキシピリジルからなる群からのヘテロシクリルを表し、
また、Gは、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、ベンゾフリル、ベンゾイソフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニルおよびインドリジニル(特に、ピリジル、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリルおよびオキサゾリル)からなる群からのヘテロシクリルを表し、これらは、モルフォニル、トリアゾリノニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジオキソラニル、ジオキサニル、ピペリジノニル、ピロリジノニルおよびピラゾリノニル(これらは、その部分についてC−C−アルキルおよびC−C−ハロアルキルで置換されていてもよい)からなる群からのヘテロシクリル基により、フェニル(これは、その部分についてハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキルおよびC−C−ハロアルキルで置換されていてもよい)により、ピロリル、ピリジル、ピリジル、N−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニルおよびイソキノリニル(これらは、その部分について、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルおよびC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)により、またはトリアゾリル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキルおよびオキサジアゾリル−C−C−アルキルからなる群からのヘテロアリールアルキル基(これらは、その部分についてアルキルで置換されていてもよい)により置換されている)
を表す〕
で示される化合物である。
極めて特に重要なのは、式(I):
Figure 0005868957
〔式中、置換基は、以下の意味を有する:
は、N、CHまたはC−ハロゲン(C−ハロゲンの場合には、特にC−F)を表し、
は、
Figure 0005868957
(式中、
は、フッ素または塩素を表し、
は、何れの場合にも必要に応じてピリジル−またはピリミジニル−で置換された1,3−ジオキサン−2−イル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニルまたはヒドロキシピリジルを表し、
また、Gは、ピラゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、1,3,5−トリアジニル、トリアジニルおよびオキサジアゾリルからなる群からのヘテロアリール基を表し、これらは、モルフォニル、トリアゾリノニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサジアジニル、ピペリジノニル、ピロリジノニルおよびピラゾリノニル(これらは、その部分についてC−C−アルキル(特にメチル)およびC−C−ハロアルキル(特にCF)で置換されていてもよい)からなる群からのヘテロシクリル基により、フェニル(これは、その部分についてハロゲン(特にフッ素、塩素)により置換されていてもよい)により、ピロリル、ピリジル(特に2−ピリジル)、ピリジルN−オキシド、ピリミジル(特に2−ピリミジニル)、ピラゾリル(特に1−ピラゾリルおよび3−ピラゾリル)、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル(特に1,2,4−チアジアゾル−3−イル)、ピラジニル、トリアジニルおよびイソキノリニル(これらは、その部分について、ハロゲン(特にフッ素、塩素)、ニトロ、C−C−アルキル(特にメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、tert−ブチル)、C−C−ハロアルキル(特にCF、CHF、CFClH)、C−C−アルコキシ(特にメトキシ、エトキシ)、C−C−シクロアルキル(特にシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル)で置換されていてもよい)により、またはトリアゾリル−C−C−アルキル(特にトリアゾリルメチル)、ピリジル−C−C−アルキル(特にピリジルメチル)およびオキサジアゾリル−C−C−アルキル(特にオキサジアゾリルメチル)からなる群からのヘテロアリールアルキル基(これらは、その部分についてアルキルで置換されていてもよい)により置換されている)
を表す〕
で示される化合物である。
ハロゲンで置換されている基、例えばハロアルキルは、1置換されているかまたは置換基の可能な最大数まで多置換されている。ポリハロゲン化の場合、該ハロゲン原子は、同一であってもまたは異なっていてもよい。本発明では、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素、特に、フッ素、塩素および臭素、とりわけ、フッ素および塩素を表す。
基「ピリミジル」は、「ピリミジニル」とも称される。
飽和または不飽和の炭化水素基、例えばアルキルまたはアルケニルは、何れの場合にも、可能である限り、直鎖または分枝鎖であることができるが、これは、ヘテロ原子との組み合わせ、例えばアルコキシにおける組み合わせを包含する。
必要に応じて置換された基は、1置換又は多置換されていてもよく、ここで、多置換の場合、該置換基は、同一であっても又は異なっていてもよい。
上記一般的または好ましい基の定義または説明は、最終生成物にも適用され、対応して、出発物質および中間体にも適用される。上記基の定義は、必用に応じて、互いに組み合わせることが可能であり、即ち、所定の好ましい範囲の間の組合せを包含する。
本発明によれば、好ましいのは、好ましいものとして上記で挙げられている意味の組合せを含んでいる式(I)で示される化合物である。
本発明によれば、特に好ましいのは、特に好ましいものとして上記で挙げられている意味の組合せを含んでいる式(I)で示される化合物である。
本発明によれば、極めて特に好ましいのは、極めて特に好ましいものとして上記で挙げられている意味の組合せを含んでいる式(I)で示される化合物である。
本発明によれば、極めて特に重要なのは、極めて特に重要であるものとして上記で挙げられている意味の組合せを含んでいる式(I)で示される化合物である。
本発明による式(I)で示される化合物の特別な群では、GはCHを表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはNを表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはC−ハロゲンを表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、Gはヘテロシクリルを表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、Gはヘテロアリールを表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはCHを表し、およびRはフッ素を表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはNを表し、およびRはフッ素を表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはC−ハロゲンを表し、およびRはフッ素を表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはCHを表し、およびRは塩素を表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはNを表し、およびRは塩素を表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはC−ハロゲンを表し、およびRは塩素を表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはCHを表し、およびRはシアノを表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはNを表し、およびRはシアノを表す。
本発明による式(I)で示される化合物の他の特別な群では、GはC−ハロゲンを表し、およびRはシアノを表す。
式(I)で示される化合物は、適切な場合には、置換基の性質に応じて、幾何学的および/または光学活性異性体または対応する種々の組成物の異性体混合物であってよい。
本発明は、純粋異性体にも、異性体混合物にも関する。
例として、更に式(I)で示される化合物の製造を、以下の式スキームにおいて説明する。ここで、製造例を参照してもよい。
式スキーム1
Figure 0005868957
タイプ(II)の化合物は、WO2010/006713に記載の通りに得られる。
式スキーム1に従えば、これらは、1−(クロロメチル)−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジテトラフルオロボレート(Selectfluor(商標))のようなフッ素化剤とのアセトニトリルのような希釈剤中における反応により、本発明の式(I)(式中、R=F)で示される化合物へ、またはN−クロロスクシンイミド(NCS)のような塩素化剤との反応により式(I)(式中、R=Cl)で示される化合物へ変換される。
このタイプのフッ素化は、例えばUS6231786に記載されている。
この対応の塩素化は、例えばHeterocycles、199、第31巻、No.6、第1115〜1127頁に記載されている。
このタイプのフッ素化は、例えばActa Chem.Scand.、1992年、第46巻、第372〜383頁に記載されている。あるいは、臭素化合物は、4,5−ジブロモチアゾールとボロン酸または対応する有機金属化合物(Org.Lett.2009年、第11巻、第1475〜1478頁)との位置選択的パラジウム触媒カップリングにより製造することができる。
4−シアノチアゾールはまた、文献(例えばUS4528291、WO2007/47306、US2009/176779参照)に記載されている。
4−ニトロチアゾールは、例えばAmerican Chemical Society、1950年、第72巻、第3188頁およびla Societe Chimique de France、1970年、第3155〜3157頁にも記載されている。
4−ブロモチアゾールはまた、例えばヘテロシクリル、199、第31巻、No.6、第1115〜1127頁、Organic Letters、2002年、第4巻、No.8、第1363〜1363頁およびNew Journal of Chemistry、2005年、第29巻、No.3、第439〜446頁にも記載されている。
良好な植物耐性、温血動物への良好な毒性と組み合わせで、および環境により十分な耐性である本発明の活性化合物は、植物および植物器官を保護するために、収穫高を増加させるために、収穫物の品質を向上させるために、および農業、庭およびレジャー施設において、貯蔵生成物および物質の保護において、衛生分野において遭遇する動物害虫、特に昆虫、クモ形類動物、寄生蠕虫、線虫および軟体動物を制御するために適している。これらは、作物保護剤として好ましく用い得る。これらは、通常、敏感種および耐性種に対して、および全てのまたは幾つかの開発の段階に対して活性である。
上記害虫としては、以下のものが挙げられる:
シラミ目(Phthiraptera)から、例えばダマリニア種(Damalinia spp.)、ヘマトピナス種(Haematopinus spp.)、リノグナタス種(Linognathus spp.)、ペディクラス種(Pediculus spp.)、トリコデクテス種(Trichodectes spp.);
蛛形綱から、例えばアカルス種(Acarus spp.)、アセリア・シェルドーニ(Aceria sheldoni)、アクロプス種(Aculops spp.)、アクラス種(Aculus spp.)、アンブリオンマ種(Amblyomma spp.)、アンフィテトラニカス・ビエンネンシス(Amphitetranychus viennensis)、アルガス種(Argas spp.)、ボオフィルス種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia praetiosa)、セントルロイデス種(Centruroides spp)、コリオプテス種(Chorioptes spp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス・プテロニシシウス(Dermatophagoides pteronyssius)、デルマトファゴイデス・ファリナエ(Dermatophagoides farinae)、デルマトセントル種(Dermacentor spp.)、エオテトラニクス種(Eotetranychus spp.)、エピトリメルス・ピリ(Epitrimerus pyri)、エウテトラニクス種(Eutetranychus spp.)、エリオフィエス種(Eriophyes spp.)、ハルトイデウス・デストラクター(Halotydeus destructor)、ヘミタルソネムス種(Hemitarsonemus spp.)、ヒアロンマ種(Hyalomma spp.)、イクソデス種(Ixodes spp.)、ラトロデクツス種(Latrodectus spp.)、ロキソスセレス種(Loxosceles spp.)、メタテトラニクス種(Metatetranychus spp.)、ヌヘルサ種(Nuphersa spp.)、オリゴニクス種(Oligonychus spp.)、オルニトドロス種(Ornithodoros spp.)、オルニトナイサス種(Ornithonyssus spp.)、パノニクス種(Panonychus spp.)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラトゥス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス種(Psoroptes spp.)、リピセファルス種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステノタルソネムス種(Stenotarsonemus spp.)、タルソネムス種(Tarsonemus spp.)、テトラニクス種(Tetranychus spp.)、バヨビス種(Vaejovis spp.)、バサテス・リコペルシシ(Vasates lycopersici);
ニマイガイ目(Bivalva)から、例えばドレイセナ属種(Dreissena spp.);
キロポーダ目(Chilopoda)から、例えばゲオフィルス属種(Geophilus spp.)、スクチゲラ属種(Scutigera spp.);
コウチュウ目(Coleoptera)から、例えばアカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、アドレツス属種(Adoretus spp.)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、アンフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロホラ属種(Anoplophora spp.)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)、アントレヌス属種(Anthrenus spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、アタゲヌス属種(Attagenus spp.)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、ブルクス属種(Bruchus spp.)、セウトリンクス属種(Ceuthorhynchus spp.)、クレオヌス・メンジクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属種(Cosmopolites spp.)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、クリプトリンクス・ラパチ(Cryptorhynchus lapathi)、デルメステス属種(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、エピラクナ属種(Epilachna spp.)、ファウスチヌス・クバエ(Faustinus cubae)、ジビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、ヘテロニクス・アラトル(Heteronychus arator)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、ヒポテネムス属種(Hypothenemus spp.)、ラクノステルナ・コンサングイネア(Lachnosterna consanguinea)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、リソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リキスス属種(Lixus spp.)、リクツス属種(Lyctus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、ミゴドルス属種(Migdolus spp.)、モノカムス属種(Monochamus spp.)、ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus xanthographus)、ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorrhynchus sulcatus)、オキシセトニア・ジュクンダ(Oxycetonia jucunda)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes spp.)、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliodes chrysocephala)、プチヌス属種(Ptinus spp.)、リゾビウス・ベントラリス(Rhizobius ventralis)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、スフェノホルス属種(Sphenophorus spp.)、ステルネクス属種(Sternechus spp.)、シンフィレテス属種(Symphyletes spp.)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、トリボリウム属種(Tribolium spp.)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、チキウス属種(Tychius spp.)、キシロトレクス属種(Xylotrechus spp.)、ザブルス属種(Zabrus spp.);
トビムシ目(Collembola)から、例えばオニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus);
ハサミムシ目(Dermaptera)から、例えばホルフィクラ・アウリクラリア(Forficula auricularia);
ジプローダ目(Diplopoda)の、例えばブラニウルス・グツラツス(Blaniulus guttulatus);
ハエ目(Diptera)から、例えばアエデス属種(Aedes spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリホラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミイア属種(Chrysomyia spp.)、コクリオミイア属種(Cochliomyia spp.)、コルジオビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クレキス属種(Culex spp.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ドロソフィラ属種(Drosophila spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、ガストロフィルス属種(Gastrophilus spp.)、ヒレミイア属種(Hylemyia spp.)、ヒポボスカ属種(Hyppobosca spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、ネザラ属種(Nezara spp.)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、ペゴミイア・ヒオシアミ(Pegomyia hyoscyami)、ホルビア属種(Phorbia spp.)、ストモキシス属種(Stomoxys spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、タンニア属種(Tannia spp.)、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、ウォールファールチア属種(Wohlfahrtia spp.);
腹足綱(Gastropoda)から、例えばアリオン属種(Arion spp.)、ビオムファラリア属種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス属種(Bulinus spp.)、デロセラス属種(Deroceras spp.)、ガルバ属種(Galba spp.)、リムナエア属種(Lymnaea spp.)、オンコメラニア属種(Oncomelania spp.)、スクシネア属種(Succinea spp.);
寄生蠕虫(helminths)目から、例えばアンシロストマ・ズオデナレ(Ancylostoma duodenale)、アンシロストマ・セイラニクム(Ancylostoma ceylanicum)、アンシロストマ・ブラジリエンシス(Acylostoma braziliensis)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp.)、アスカリス・ルブリコイデス(Ascaris lubricoides)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、ブルギア・マライ(Brugia malayi)、ブルギア・チモリ(Brugia timori)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、コオペリア属種(Cooperia spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp)、ジクチオカウルス・フィラリア(Dictyocaulus filaria)、ジフィロボトリウム・ラツム(Diphyllobothrium latum)、ドラクンクルス・メジネンシス(Dracunculus medinensis)、エキノコックス・グラヌロスス(Echinococcus granulosus)、エキコックス・ムルチロクラリス(Echinococcus multilocularis)、エンテロビウス・ベルミクラリス(Enterobius vermicularis)、ファシオラ属種(Faciola spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、ヒメノレピス・ナナ(Hymenolepis nana)、ヒオストロングルス属種(Hyostrongulus spp.)、ロア・ロア(Loa Loa)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、オンコセルカ・ボルブルス(Onchocerca volvulus)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、シストソメン属種(Schistosomen spp.)、ストロンギロイデス・フエレボルニ(Strongyloides fuelleborni)、ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis)、ストロニロイデス属種(Stronyloides spp.)、タエニア・サギナタ(Taenia saginata)、タエニア・ソリウム(Taenia solium)、トリキネラ・スピラリス(Trichinella spiralis)、トリキネラ・ナチバ(Trichinella nativa)、トリキネラ・ブリトビ(Trichinella britovi)、トリキネラ・ネルソニ(Trichinella nelsoni)、トリキネラ・プセウドプシラリス(Trichinella pseudopsiralis)、トリコストロングルス属種(Trichostrongulus spp.)、トリクリス・トリクリア(Trichuris trichuria)、ウケレリア・バンクロフチ(Wuchereria bancrofti)。
さらに、エイメリア(Eimeria)のような原生動物も抑制することができる。
ヘテロプテラ目(Heteroptera)から、例えばアナサ・トリスチス(Anasa tristis)、アンテスチオプシス属種(Antestiopsis spp.)、ブリスス属種(Blissus spp.)、カロコリス属種(Calocoris spp.)、カムピロンマ・リビダ(Campylomma livida)、カベレリウス属種(Cavelerius spp.)、シメキス属種(Cimex spp.)、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ピペリス(Dasynus piperis)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジコノコリス・ヘウェチ(Diconocoris hewetti)、ジスデルクス属種(Dysdercus spp.)、エウシスツス属種(Euschistus spp.)、エウリガステル属種(Eurygaster spp.)、ヘリオペルチス属種(Heliopeltis spp.)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属種(Leptocorisa spp.)、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リグス属種(Lygus spp.)、マクロペス・エキスカバツス(Macropes excavatus)、ミリダエ(Miridae)、ネザラ属種(Nezara spp.)、オエバルス属種(Oebalus spp.)、ペントミダエ(Pentomidae)、ピエスマ・クワドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属種(Piezodorus spp.)、プサルス・セリアツス(Psallus seriatus)、プセウダシスタ・ペルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スコチノホラ属種(Scotinophora spp.)、ステファニチス・ナシ(Stephanitis nashi)、チブラカ属種(Tibraca spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.);
ホモプテラ目(Homoptera)から、例えばアシルトシポン属種(Acyrthosipon spp.)、アエネオラミア属種(Aeneolamia spp.)、アゴノセナ属種(Agonoscena spp.)、アレウロデス属種(Aleurodes spp.)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリキスス属種(Aleurothrixus spp.)、アムラスカ属種(Amrasca spp.)、アヌラフィス・カルズイ(Anuraphis cardui)、アオニジエラ属種(Aonidiella spp.)、アファノスチグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.)、アルボリジア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アスピジエラ属種(Aspidiella spp.)、アスピジオツス属種(Aspidiotus spp.)、アタヌス属種(Atanus spp.)、アウラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア属種(Bemisia spp.)、ブラキカウズス・ヘリクリシイ(Brachycaudus helichrysii)、ブラキコルス属種(Brachycolus spp.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カリジポナ・マルギナタ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギダ(Carneocephala fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、セルコピダエ(Cercopidae)、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキイ(Chlorita onukii)、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカズリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、コッコミチルス・ハリイ(Coccomytilus halli)、コックス属種(Coccus spp.)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、ダルブルス属種(Dalbulus spp.)、ジアレウロデス属種(Dialeurodes spp.)、ジアホリナ属種(Diaphorina spp.)、ジアスピス属種(Diaspis spp.)、ドラリス属種(Doralis spp.)、ドロシカ属種(Drosicha spp.)、ジサフィス属種(Dysaphis spp.)、ジスミコックス属種(Dysmicoccus spp.)、エンポアスカ属種(Empoasca spp.)、エリオソマ属種(Eriosoma spp.)、エリトロネウラ属種(Erythroneura spp.)、エウセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、ゲオコックス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、ホマロジスカ・コアグラタ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arundinis)、イセリア属種(Icerya spp.)、イジオセルス属種(Idiocerus spp.)、イジオスコプス属種(Idioscopus spp.)、ラオデルファキス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属種(Lecanium spp.)、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、マハナルバ・フィムブリオラタ(Mahanarva fimbriolata)、メラナフィス・サッカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfiella spp.)、メトポロフィウム・ジロズム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属種(Myzus spp.)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネホテッチキス属種(Nephotettix spp.)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属種(Oncometopia spp.)、オルテジア・プラエロンガ(Orthezia praelonga)、パラベムシア・ミリカエ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ属種(Paratrioza spp.)、パルラトリア属種(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属種(Pemphigus spp.)、ペレグリヌス・マイジス(Peregrinus maidis)、フェナコックス属種(Phenacoccus spp.)、フロエオミズス・パセリニイ(Phloeomyzus passerinii)、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属種(Phylloxera spp.)、ピンナスピス・アスピジストラエ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコックス属種(Planococcus spp.)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Protopulvinaria pyriformis)、プセウダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、プセウドコックス属種(Pseudococcus spp.)、プシラ属種(Psylla spp.)、プテロマルス属種(Pteromalus spp.)、ピリラ属種(Pyrilla spp.)、クアドラスピジオツス属種(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコックス属種(Rastrococcus spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属種(Saissetia spp.)、スカホイデス・チタヌス(Scaphoides titanus)、シザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、ソガタ属種(Sogata spp.)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)、ソガトデス属種(Sogatodes spp.)、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、テナラファラ・マラエンシス(Tenalaphara malayensis)、チノカリス・カリアエホリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トリオザ属種(Trioza spp.)、チフロシバ属種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属種(Unaspis spp.)、ビテウス・ビチホリイ(Viteus vitifolii);
ハチ目(Hymenoptera)から、例えばジプリオン属種(Diprion spp.)、ホプロカンパ属種(Hoplocampa spp.)、ラシウス属種(Lasius spp.)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)およびベスパ属種(Vespa spp.);
ワラジムシ目(Isopoda)から、例えばアルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber);
シロアリ目(Isoptera)から、例えばレチクリテルメス属種(Reticulitermes spp.)およびオドントテルメス属種(Odontotermes spp.);
チョウ目(Lepidoptera)の、例えば、アクロニクタ・マジョル(Acronicta major)、アエジア・レウコメラス(Aedia leucomelas)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)、アンチカルシア属種(Anticarsia spp.)、バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)、ブックラトリキス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、キロ属種(Chilo spp.)、コリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロセルス属種(Cnaphalocerus spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、エフェスチア・クエーニエラ(Ephestia kuehniella)、エウプロクチス・クリソルホエア(Euproctis chrysorrhoea)、エウキソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)、ホフマノフィラ・プセウドスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、ホモナ・マグナニマ(Homona magnanima)、ヒポノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、ラフィグマ属種(Laphygma spp.)、リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、リトファネ・アンテンナタ(Lithophane antennata)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属種(Lymantria spp.)、マラコソマ・ネウストリア(Malacosoma neustria)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、モシス・レパンダ(Mocis repanda)、ミチムナ・セパラタ(Mythimna separata)、オリア属種(Oria spp.)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、パノリス・フランメア(Panolis flammea)、ペクチノホラ・ゴシピエラ(Pectinophora gossypiella)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、ピエリス属種(Pieris spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、プロデニア属種(Prodenia spp.)、プセウダレチア属種(Pseudaletia spp.)、プセウドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、スポドプテラ属種(Spodoptera spp.)、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、チネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリキス・ビリダナ(Tortrix viridana)、トリコプルシア属種(Trichoplusia spp.);
バッタ目(Orthoptera)から、例えばアケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa spp.)、レウコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、ロクスタ属種(Locusta spp.)、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria);
ノミ目(Siphonaptera)から、例えばセラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.)およびキセノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis);
コムカデ目(Symphyla)から、例えばスクチゲレラ・インマクラタ(Scutigerella immaculata);
アザミウマ目(Thysanoptera)から、例えばバリオトリプス・ビホルミス(Baliothrips biformis)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ属種(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属種(Heliothrips spp.)、ヘルシノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、カコトリプス属種(Kakothrips spp.)、リピホロトリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス属種(Scirtothrips spp.)、タエニオトリプス・カルダモニ(Taeniothrips cardamoni)、トリプス属種(Thrips spp.);
シミ目(Thysanura)から、例えばレピスマ・サカリナ(Lepisma saccharina)。
植物寄生性線虫としては、例えばアングイナ属種(Anguina spp.)、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ベロノアイムス属種(Belonoaimus spp.)、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、ヘリオコチレンクス属種(Heliocotylenchus spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.)、チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)が挙げられる。
本発明の化合物は、特定の濃度または特定の割合において、除草剤、薬害軽減剤、成長調節剤または植物の特性を改善する作用薬としても、または殺微生物剤として、例えば殺菌剤、抗真菌剤、殺細菌剤、殺ウイルス剤(これは、抗ウイロイド剤も包含する)としても、または抗MLO(マイコプラズマ様生物)およびRLO(リケッチア様生物)剤としても使用することができる。本発明の化合物は、別の活性化合物を合成するための中間体又は前駆物質としても使用することができる。
活性化合物は、溶液、エマルション、水和剤、水性懸濁液剤、油性懸濁液剤、粉末、粉剤、ペースト、可溶性粉末、可溶性顆粒、散布用顆粒剤、サスポエマルション濃縮物、活性化合物を含浸させた天然化合物、活性化合物を含浸させた合成物質、肥料およびポリマー物質中にマイクロカプセル化したもののような慣習的な製剤に変換することができる。
これらの処方物は、既知の方法で、例えば活性化合物を、界面活性剤、即ち、乳化剤および/または分散剤および/またはフォーム形成剤を使用して、増量剤、即ち、液体溶媒および/または固体担体とを混合することにより製造する。該処方物は、適切な設備において調製するか、または適用前または適用中に調製する。
補助剤として使用するのに適しているものは、組成物自体および/またはそれから誘導された調製物(例えば、散布液、種子粉衣)に、特定の特性、例えば特定の技術的特性および/または特定の生物学的特性などを付与するのに適している物質である。典型的な適する補助剤は、増量剤、溶媒および担体である。
適切な増量剤は、例えば、水、極性および非極性の有機化学液体、例えば、芳香族および非芳香族の炭化水素(例えばパラフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、クロロベンゼン等)、アルコールおよびポリオール(これらは、適切な場合には、置換されていてもよく、エーテル化されていてもよく、および/またはエステル化されていてもよい)、ケトン(例えばアセトン、シクロヘキサノン等)、エステル(これは、脂肪及び油を包含する)および(ポリ)エーテル、非置換および置換アミン、アミド、ラクタム(例えばN−アルキルピロリドン類)およびラクトン、スルホンおよびスルホキシド(例えばジメチルスルホキシド等)の種類からのものである。
使用する増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用することもできる。適する液体溶媒は、本質的に、芳香族化合物、例えばキシレン、トルエンまたはアルキルナフタレン、塩素化芳香族化合物および塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレンまたは塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサンまたはパラフィン、例えば石油留分、鉱油および植物油、アルコール、例えばブタノールまたはグリコールおよびそれらのエーテルおよびエステル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン等、強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド等および水である。
適当な固体担体は以下のものである:
例えばアンモニウム塩および粉砕された天然鉱物、例えばカオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイトまたはケイ藻土および粉砕された合成鉱物、例えば高度に分散したシリカ、アルミナおよびシリケート等:粒剤のための適当な固体担体は、例えば粉砕して分画した天然石等、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石および苦灰岩等、および無機および有機の粗びき粉の合成顆粒、および有機材料、例えば紙、おがくず、ココナッツ殻、トウモロコシ穂軸およびタバコの葉柄等の顆粒等であり;適切な乳化剤および/またはフォーム形成剤は、例えば非イオン性およびアニオン性の乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アリールスルホネートおよびタンパク質加水分解物等であり;適切な分散剤は、非イオン性及び/又はイオン性の物質、例えばアルコール−POE及び/又は−POPエーテル、酸及び/又はPOP−POEエステル、アルキルアリール及び/又はPOP/POEエーテル、脂肪及び/又はPOP/POE付加物、POE−及び/又はPOP−ポリオール誘導体、POE−及び/又はPOP−ソルビタンまたは糖付加体、アルキルスルフェートまたはアリールスルフェート、アルキルスルホネートまたはアリールスルホネート類及びアルキルホスフェート類若しくはアリールホスフェートまたは対応するPOエーテル付加物からのものである。さらに、適切なオリゴマーまたはポリマー、例えばビニルモノマーから誘導されたもの、アクリル酸から誘導されたもの、EO及び/又はPOの単独又は例えば(ポリ)アルコールまたは(ポリ)アミンと組み合わせたものから誘導されたもの。また、リグニン及びそのスルホン酸誘導体、未変性セルロース及び変性セルロース、芳香族及び/又は脂肪族スルホン酸およびそれらのホルムアルデヒドとの付加体なども使用することができる。
粘着付与剤、例えばカルボキシメチルセルロース、粉末、顆粒またはラテックスの形態にある天然ポリマーおよび合成ポリマー、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニル、並びに天然のリン脂質、例えばセファリンおよびレシチンおよび合成リン脂質等を処方物中に使用することができる。
着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー等、および有機着色剤、例えばアリザリン着色剤、アゾ染料および金属フタロシアニン着色剤、および微量栄養素、例えば鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバルト塩、モリブデン塩および亜鉛塩などを使用することができる。
他の可能性のある添加剤は、芳香物質、必要に応じて変性された鉱油及び植物油、蝋および栄養素(微量栄養素を包含する)、例えば鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバルト塩、モリブデン塩および亜鉛塩などである。
安定剤、例えば低温安定剤、防腐剤、酸化防止剤、光安定剤または化学的および/または物理的安定性を向上させる他の剤等も存在させ得る。
上記処方物は、一般に0.01および98重量%の間、好ましくは0.5および90重量%の間の活性化合物を含んでなる。
本発明による活性化合物は、そのまま、または1以上の適当な殺菌剤、ダニ駆除剤、殺線虫剤、殺虫剤、殺菌剤、肥料との混合物中を包含するその処方物中において、それにより、例えば活性範囲を拡大するために、作用の持続性を延長するために、作用の速度を向上させるために、反発力を防止するために、または抵抗力の発展を防止するために使用し得る。さらに、この種の活性化合物の組み合わせは、植物の成長を向上させ、高温または低温への耐性の向上、渇水または水もしくは土壌塩濃度への耐性の向上、開花性能の向上、収穫の容易にしおよび収率を増加させ、熟成の促進、収穫物の品質および/または栄養価を向上させ、貯蔵安定性を延長しおよび/または収穫物の管理容易性を改善し得る。本発明の活性化合物および共成分を組み合わせることは、一般に、相乗効果を生じさせ、すなわち、問題の混合物の活性は、個々の成分の活性より大きい。一般には、該組み合わせは、予備混合、容器混合または既製混合中だけでなく種子適用としても用いることが可能である。
特に好ましい混合物における共成分は、例えば以下の化合物である:
殺虫剤/ダニ駆除剤/殺線虫剤:
ここでその共通名称により確認されている活性化合物は、既知であり、例えば害虫ハンドブック(「The Pesticide Manual」、第14版、英国作物保護協議会、2006年)において記載され、インターネット(例えばhttp://www.alanwood.net/pesticides)上に見出すことができる。
(1)アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤、例えばカルバメート、例えばアラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、カルバリール、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、ホルメタネート、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メトミル、メトルカルブ、オキサミル、ピリミカルブ、プロメカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、チオファノックス、トリメタカルブ、XMCおよびキシリルカルブ等;または有機リン酸塩、例えばアセフェート、アザメチホス、アジンホス−エチル、アジンホス−メチル、カズサホス、クロルエトキシホス、クロルフェンビンホス、クロルメホス、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クマホス、シアノホス、デメトン−S−メチル、ジアジノン、ジクロルボス/DDVP、ジクロトホス、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジスルホトン、EPN、エチオン、エトプロホス、エトリムホス、ファムフール、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンチオン、ホスチアゼート、ヘプテノホス、イミシャホス、イソフェンホス、イソプロピルO−(メトキシアミノホスホイル)サリチレート、イソキサチオン、マラチオン、メカルバム、メタミドホス、メチダチオン、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、オメトエート、オキシデメトン−メチル、パラチオン、パラチオン−メチル、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ホキシム、ピリミホス−メチル、プロフェノホス、プロペタムホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、キナルホス、スルホテプ、テブピリムホス、テメホス、テルブホス、テトラクロルビンホス、チオメトン、トリアゾホス、トリクロルホンおよびバミドチオン;
(2)GABA依存性塩化チャネルアンタゴニスト、例えばシクロジエン有機塩素剤、例えばクロルデンおよびエンドスルファン、またはフェニルピラゾール(フィプロール)、例えばエチプロールおよびフィプロニル;
(3)ナトリウムチャネルモジュレーター/電位依存性ナトリウムチャネル遮断剤、例えばピレスロイド、例えばアクリナトリン、アレスリン、d−シス−トランス−アレスリン、d−トランス−アレスリン、ビフェントリン、ビオアレスリン、ビオアレスリン−S-シ
クロペンチル異性体、ビオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファ-シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、シータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン[(1R)−トランス−異性体]、デルタメトリン、エムペントリン[(EZ)−(1R)−異性体]、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、タウ-フルバリネート、ハルフェンプロックス、イミプロトリン、カデトリン、ペルメトリン、フェノトリン[(1R)−トランス−異性体]、プラレトリン、ピレトリン(ピレトラム)、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、テトラメトリン、テトラロメトリン[(1R)−異性体]、トラロメトリンおよびトランスフルトリン;またはDDT;またはメトキシクロル、ZXI8901;
(4)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アゴニスト、例えばネオニコチノイド、例えばアセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリドおよびチアメトキサム;またはニコチン;
(5)アロステリックニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)活性剤、例えばスピノシン、例えばスピントラムおよびスピノサド;
(6)塩化チャネル活性化剤、例えばアバメクチン/ミルベメクチン、例えばアバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、レピメクチンおよびミルベメクチン;
(7)幼若ホルモン模倣体、例えば幼若ホルモン類似体、例えばヒドロプレン、キノプレンおよびメトプレン;またはフェノキシカルブ;ピリプロキシフェン等;
(8)作用が不明または非特定機構を有する活性化合物、例えば燻蒸剤、例えば臭化メチルおよび他のハロゲン化アルキル;またはクロロピクリン;またはフッ化スルフリル;またはホウ砂;吐酒石等;
(9)選択的摂食阻害剤、例えばピメトロジン;またはフロニクアミド;
(10)ダニ成長阻害剤、例えばクロフェンテジン、ヘキシチアゾキスおよびジフロビダジンおよびエトキサゾール;
(11)昆虫腸膜の微生物崩壊剤、例えばバキルルス・トゥリンギエンシス属種イスラエレンシス、バキルルス属種ハエリクス(Bacillus sphaericus)、バキルルス・トゥリンギエンシス属腫アイザワイ、バキルルス・トゥリンギエンシス属腫クルスタキ、バキルルス・トゥリンギエンシス属腫テネブリオニス、およびBT植物タンパク質、例えばCrylAb、CrylAc、CrylFa、Cry2Ab、mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry34/35Ab1等;
(12)酸化的リン酸化阻害剤、ATP崩壊剤、例えばジアフェンチウロン;または有機錫化合物、例えばアゾシクロスズ、シヘキサチンおよびフェンブタチンオキシド;またはプロパルギット;またはテトラジホン等;
(13)Hプロトン勾配を妨害することによる酸化的リン酸化分離剤、例えばクロルフェナピル、DNOCおよびスルフラミド等;
(14)ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニスト、例えばベンスルタプ、カルタップ塩酸塩、チオシルアムおよびチオスルタプ−ナトリウム等;
(15)キチン生合成阻害剤、0型、例えばビストリフルロン、クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロキスロン、フルフェノキスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロンおよびトリフルムロン等;
(16)キチン生合成阻害剤、1型、例えばブプロフェジン等;
(17)脱皮分裂剤、例えばシロマジン等;
(18)エクジソン受容体アゴニスト、例えばクロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジドおよびテブフェノジド等;
(19)オクトパミンアゴニスト、例えばアミトラズ等;
(20)錯体−III電子輸送阻害剤、例えばヒドラメチルノン;またはアセキノシル;フルアクリピリム等;
(21)錯体−I電子輸送阻害剤、例えばMETIダニ駆除剤、例えばフェナザキン、フェンピロキシメート、ピリミジフェン、ピリダベン、テブフェンピラドおよびトルフェンピラド;またはロテノン(デリス)等;
(22)電位依存性ナトリウムチャネル遮断薬、例えばインドキサカルブ;またはフルミゾン;
(23)アセチル−CoAカルボキシラーゼの阻害剤、例えばテトロン酸誘導体およびテトラミン酸誘導体、例えばスピロジクロフェン、スピロメシフェンおよびスピロテトラメート等;
(24)錯体−IV電子輸送阻害剤、例えばホスフィン、例えばリン化アルミニウム、リン化カルシウム、ホスフィン、リン化亜鉛;またはシアン化物等;
(25)錯体−II電子輸送阻害剤、例えばシエノピラフェン等;
(28)リアノジン受容体エフェクター、例えばジアミド、例えばクロラントラニリプロールおよびフルベンジアミド等;
不明な作用機構を有する更なる活性物質、例えばアミドフルメト、アザジラクチン、ベンクロチアズ、ベンゾオキシメート、ビフェナゼート、ブロモプロピレート、キノメチオネート、氷晶石、シフルメトフェン(Cyazypyr)、クロロメトフェン、ジコホール、ジフロビダジン、フルエンスルホン、フルフェネリム、フルフィプロール、フルオピラム、フルフェノザイド、イミダクロチズ、イプロジオン、ピリダリル、ピリフルキナゾンおよびヨードメタン;バチルス・ファームスに基づく更なる生成物(I−1582、BioNeem、Votivo)ならびに以下の公知活性化合物等:
3−ブロモ−N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピルエチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2005/077934から既知)、4−{[(6−ブロモピリド−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO 2007/115644から既知)、4−{[(6−フルオロピリド−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115644から既知)、4−{[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115644から既知)、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115644から既知)、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO 2007/115644から既知)、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリド−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115643から既知)、4−{[(5,6−ジクロロピリド−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115646から既知)、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリド−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(EP−A−0539588から既知)、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(EP−A−0539 588から既知)、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(EP−A−0539588から既知)、{[1−[(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ−スルファニリデンシアナミド(WO2007/149134から既知)およびそのジアステレオマー{[(1R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(A)および{[(1S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ−スルファニリデン}シアナミド(B)(WO2007/149134から既知)、およびスルホクサフロール(WO2007/149134から既知)およびそのジアステレオマー[(R)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン}シアナミド(A1)および[(S)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ−スルファニリデン}シアナミド(A2)(ジアステレオマー群Aと称される(WO2010/074747、WO2010/074751から既知))、[(R)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ−スルファニリデン}シアナミド(B1)および[(S)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ−スルファニリデン}シアナミド(B2)(ジアステレオマー群Bと称される(同様にWO 2010/074747、WO2010/074751から既知))、および11−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−12−ヒドロキシ−1,4−ジオキサ−9−アザジスピロ[4.2.4.2]テトラデカ−11−エン−10−オン(WO 2006/089633から既知)、3−(4’−フルオロ−2,4−ジメチルビフェニル−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(WO2008/067911から既知)、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(WO2006/043635から既知)、[(3S,4aR,12R,12aS,12bS)−3−[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]−6,12−ジヒドロキシ−4,12b−ジメチル−11−オキソ−9−(ピリジリン−3−イル)−1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b−デカヒドロ−2H,11H−ベンゾ[f]ピラノ[4,3−b]クロメン−4−イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート(WO2008/066153から既知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(WO2006/056433から既知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド(O2006/100288から既知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−エチルベンゼンスルホンアミド(WO2005/035486から既知)、4−(ジフルオロメトキシ)−N−エチル−N−メチル−1,2−ベンゾチアゾール−3−アミン1,1−ジオキシド(WO2007/057407から既知)、N−[1−(2,3−ジメチルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェニル)エチル]−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−アミン(WO2008/104503から既知)、{1’−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロプ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ[インドル−3,4’−ピペリジン]−1(2H)−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(WO2003/106457から既知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デス−3−エン−2−オン(WO2009/049851から既知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デス−3−エン−4−イルエチルカーボネート(WO2009/049851から既知)、4−(ブト−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリミジン(WO2004/099160から既知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)マロノニトリル(WO2005/063094から既知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)マロノニトリル(WO2005/063094から既知)、8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(WO2007/040280から既知)、2−エチル−7−メトキシ−3−メチル−6−[(2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)オキシ]キノリン−4−イルメチルカーボネート(JP2008/110953から既知)、2−エチル−7−メトキシ−3−メチル−6−[(2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)オキシ]キノリン−4−イルアセテート(JP2008/110953から既知)、PF1364(CAS−レジストリ番号1204776−60−2)(JP2010/018586から既知)、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(WO2007/075459から既知)、5−[5−(2−chloropyridin−4−yl)−5−(trifluoromethyl)−4,5−dihydro−1,2−oxazol−3−yl]−2−(1H−1,2,4−triazol−1−yl)benzonitrile (WO2007/075459から既知)、5−[5−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(WO2007/075459から既知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベンザミド(WO2005/085216から既知)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロメチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](エチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(全てWO2010/005692から既知)、NNI−0711(WO2002096882から既知)、1−アセチル−N−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシプロパン−2−イル)−3−イソブチルフェニル]−N−イソブチリル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO2002096882から既知)、メチル2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から既知)、メチル2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から既知)、メチル2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から既知)、メチル2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−1,2−ジエチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から既知)、メチル2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から既知)、(5RS、7RS;%RS、7SR)−1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−7−メチル−8−ニトロ−5−プロポキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(WO2007/101369から既知)、2−{6−[2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(WO2010/006713から既知)、2−{6−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(WO2010/006713から既知);
殺菌剤
(1)エルゴステロール生合成阻害剤、例えばアルジモルフ、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ドデモルフ、ドデモルフアセテート、エポキシコナゾール、エタコナゾール、フェナリモール、フェンブコナゾール、フェンヘキサアミド、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フルキンコナゾール、フルルプリルミドール、フルシラゾール、フルトリアホール、フルコナゾール、フルコナゾール−シス、ヘキサコナゾール、イマザリル、イマザリルサルフェート、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブトアニル、ナフチフィン、ヌアリモール、オキスポコナゾール、パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ピペラリン、プロクロラズ、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、ピリブチカルブ、ピリフェノキス、キンコナゾール、シメコナゾール、スピロキサミン、テブコナゾール、テルビナフィン、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリデモルフ、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、ウニコナゾール、ウニコナゾール−P、ビニコナゾール、ボリコナゾール、1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール、メチル1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート、N’−{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−エチル−N−メチル−N’−{2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−トリメチルシリル]プロポキシ}フェニル}−イミドホルムアミドおよびO−[1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル]−1H−イミダゾール−1−カルボチオエート;
(2)呼吸阻害剤(呼吸鎖阻害剤)、例えばビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、ジフルメトリン、フェンフラム、フルオピラム、フルトラニル、フルキサピロキサド、フラメトピル、フルメシクロックス、合成エピマーラセミ化合物1RS、4SR、9RSのイソピラザム混合物、抗エピマーラセミ化合物1RS、4SR、9SRのイソピラザム混合物イソピラザム混合物、イソピラザム(抗エピマーラセミ化合物)、イソピラザム(抗エピマー光学異性体1R、4S、9S)、イソピラザム(抗エピマー光学異性体1S、4R、9R)、イソピラザム(合成エピマーラセミ化合物1RS、4SR、9RS)、イソピラザム(合成エピマー光学異性体1R、4S、9R)、イソピラザム(合成エピマー光学異性体1S、4R、9S)、メプロニル、オキシカルボキシン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、セダキサン、チフルザミド、1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドおよびN−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
(3)呼吸鎖の複合体IIIについての呼吸阻害剤(呼吸鎖阻害剤)、例えばアメトクトラジン、アミスルブロン、アゾキシストロビン、シアゾファミド、ジモキシストロビン、エネストロビン、ファモキサドン、フェナミドン、フルオキサストロビン、クレソキシムメチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピリベンカルブ、トリフロキシストロビン、(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({1E}−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−エチリデン)アミノ]オキシ}メチル)フェニル)エタンアミド、(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル])フェニル}エタンアミド、(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]−アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブト−3−エン−2−イリデン]アミノ}オキシ)}メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、2−クロロ−N−(1,1,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン)アミノ]オキシ}メチル)フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、メチル(2E)−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロプ−2−エノエート、N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヘドロキシベンザミド、2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミドおよび(2R)−2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−メチルアセトアミド;
(4)有糸分裂および細胞分裂抑制剤、例えば ベノミル、カルベンダジム、ジエトフェンカルブ、フベリダゾール、ペンシクロン、チアベンダゾール、チオファナトメチル、ゾオキサミド、5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾール[1,5−a]ピリミジンおよび3−クロロ−5−(6−クロロピリジン−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ピリダジン;
(5)多部位作用を有する化合物、例えばボルドー駅、カプタホル、カプタン、クロロタロニル、銅調製物、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、酸化銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、ジクロフルアニド、ジチアノン、ドジン、ドジン遊離塩基、フェルバム、フルオロホルペット、ホルペット、グアザチン、グアザチン酢酸塩、イミノクタジン、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン三酢酸塩、マンコッパ−、マンコゼブ、マンネブ、メチラム、メチラム亜鉛、オキシン銅、プロパミジン、プロピネブ、硫黄および硫黄調製物、例えばカルシウムポリスルフィド、チラム、トリルフルアニド、ジネブおよびジラム;
(6)抵抗誘導剤、例えばアシベンゾラル−S−メチル、イソチアニル、プロベナゾールおよびチアジニル;
(7)アミノ酸生合成およびタンパク質生合成の阻害剤、例えばアンドプリム、ブラスチシジン−S、シプロジニル、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、メパニピリムおよびピリメタニル;
(8)ATP産生阻害剤、例えばフェンチンアセテート、フェンチンクロリド、フェンチンヒドロキシドおよびシルチオファム;
(9)細胞壁合成阻害剤、例えばベンチアバリカルブ、ジメトモルフ、フルモルフ、イプロバリカルブ、マンジプロパミド、ポリオキシン、ポリオキソリム、バリダマイシンAおよびバリフェナレート;
(10)脂質および膜合成の阻害剤、例えばビフェニル、クロロネブ、ジクロラン、エジフェンホス、エトリジアゾール、イプロベンフォス、イソプロチオラン、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、プロチオカルブ、ピラゾフォス、キントゼン、テクナゼンおよびトルクロホスメチル;
(11)メラニン生合成抑制剤、例えばカプロパミド、ジクロシメット、フェノキサニル、フタリド、ピロキロンおよびトリシクラゾール等;
(12)核酸合成阻害剤、例えばベナラキシル、ベナラキシル−M(キララキシル)、ブピリメ−ト、クロジラコン、ジメチルモ−ル、エチリモ−ル、フララキシル、ヒメキサゾール、メタラキシル、メタラキシル−M(メフェノキサム)、オフレ−ス、オキサジキシルおよびオキソリン酸等;
(13)シグナル伝達阻害剤、例えばクロゾリネート、フェンピクロニル、フルジオキソニル、キノキシフェンおよびビンクロゾリン等;
(14)デカップラ−、例えばビナパクリル、ジノカップ、フェリムゾン、フルアジナムおよびメプチルジノカップ等;
(15)更なる化合物、例えばベンチアゾル、ベトキサジン、カプシマイシン、カルボン、キノメチオナト、クラザフェノン、クフラネブ、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロスルファミド、ダゾメット、デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロメジン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコ−ト、ジフェンゾコトメチルスルファート、ジフェニルアミン、エコマット、フェンピラザミン、フルメトバー、フルオロミド、フルスルファミド、フルチアニル、ホセチルアルミニウム、ホセチルカルシウム、ホセチルナトリウム、ヘキサクロロベンゼン、イルママイシン、メタスルホカルブ、メチルイソチオシアナート、メトラフェノン、ミルディオマイシン、ナタマイシン、ニッケルジメチルジチオカルバメ−ト、ニトロタ−ルイソプロピル、オクチリノン、オキサモカルブ、オキシフェンチイン、ペンタクロロフェノールおよびその塩、フェノトリン、リン酸およびその塩、プロパモカルブ−ホセチレート、プロパノシン−ナトリウム、プロキナジド、ピロルニトリン、テブフロキン、テクロフタラム、トリアゾキシド、トリクラミド、ザリラミド、1−(4−{4−[(5R}−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−[(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル1H−イミダゾール−1−カルボキシレート、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、2−フェニルフェノールおよびその塩、3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソオキサゾリジン−3−イル]ピリジン、3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、5−クロロ−N’−フェニル−N’−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド、5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸ペンチル、フェナジン−1−カルボン酸、キノリン−8−オールおよびキノリン−8−オールスルフェート(2:1)等;
(16)更なる化合物、例えば1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4’−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2’,4’−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(プロプ−1−イン−1−イル)]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、2−クロロ−N−(4’−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノンおよびN−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリナミド等。
種類(1)〜(16)の記載の共成分の全ては、適切な場合には、その官能基に基づいて行うことができる場合には、適当な塩または酸と塩を形成することができる。
更なる活性化合物はそれぞれ、100:1〜1:100、好ましくは5:1〜1:5の重量比で本発明の活性化合物と混合し得る。
他の既知活性化合物、例えば除草剤、肥料、成長調節剤、毒性緩和剤、情報物質等との混合物、または植物特性を改善するための剤との混合物も可能である。
殺虫剤として用いる場合、本発明による活性化合物は、さらにこの市販製剤中に、および相乗剤との混合物として、このような市販製剤から調製した使用形態で存在させることができる。相乗剤は、これ自身を活性化するために添加される相乗剤を必要とせずに本発明の活性化合物の作用を上昇させる化合物である。
殺虫剤として用いる場合、本発明による活性化合物は、さらにこの市販製剤に存在することもできるし、植物の環境において、植物の部分の表面または植物組織中に用いた後の活性化合物の分解を減少させる阻害剤との混合物として、このような市販製剤から調製した使用形態で存在することもできる。
市販の製剤から調製した使用形態の活性化合物含量は、広い制限内で変化させることができる。使用形態の活性化合物濃度は、0.00000001〜95重量%、好ましくは0.00001〜1重量%の活性化合物である。
化合物は、使用形態に適切なように従来法により用いる。
植物および植物の部分を全て本発明に従って処理することが可能である。植物とは、ここでは、全ての植物および植物群、例えば所望のおよび望ましくない野生植物または作物(天然由来の作物を含む)等と理解される。作物は、従来法による繁殖および最適化法によりまたはバイオ技術および遺伝子工学法またはこれらに手法の組み合わせにより得られ、トランスジェニック植物を含み、および品種財産権により保護することができる、または保護することができない植物種を含む。
植物の部分は、植物のすべての地上および地下部分ならびに器官、例えば新芽、葉、花および根を意味するものと理解されるべきであり、その例としては、葉、ニードル、茎、幹、花、果実体、果実および種子ならびに根、塊茎および根茎が挙げられる。植物部分としては、収穫された物質ならびに栄養性および生殖増殖物質、例えばカッティング、塊茎、根茎、スリップおよび種子が挙げられる。
本発明による植物および植物部分の活性化合物組み合わせでの処理は、直接行うか、または従来使用される処理方法により、例えば浸漬、噴霧、蒸散、煙霧、散布、塗布、注入により、ならびに増殖物質の場合、特には種子の場合、1以上の皮膜を塗布することにより、これらの周囲、環境または保管空間に化合物を作用させることにより行う。
すでに上記に記載のとおり、植物および植物の部分を全て本発明に従って処理することが可能である。好適な実施形態において、野生の植物種および栽培植物種、または従来の生物学的育種法、例えば交雑またはプロトプラスト融合などにより得られるもの、ならびにこれらの部分が処理される。さらに好適な実施形態では、トランスジェニック植物および遺伝子工学法、適切ならば従来法(遺伝子改変生物(Genetically Modified Organisms))と組み合わせて)により得られる植物栽培品種ならびにこれらの部分が処理される。用語「部分」または「植物の部分」または「植物部分」語は上記で説明されている。
特に好ましくは、いずれの場合にも市販されている、または使用されている植物栽培品種の植物は、本発明に従って処理される。植物栽培品種は、従来の育種により、変異誘発により、または組換えDNA技法により得られた新規特性(「形質(traits)」)を有する植物を意味すると理解されるべきである。形質は、栽培品種、生物型、または遺伝子型であり得る。
植物種または植物栽培品種、これらの場所および成長条件(土壌、気候、植生期間、栄養素)に応じて、本発明による処理は、超添加(superadditive)(「相乗的」)効果ももたらし得る。したがって、例えば、減少した散布速度および/または活性スペクトルの拡大および/または本発明に従って用いられ得る化合物および組成物の活性の増加、植物の成長が良くなること、高温または低温への耐性の向上、渇水または水もしくは土壌塩濃度への耐性の向上、開花性能の向上、収穫がより容易であること、成熟の加速、より多い収穫量、より高い収穫物の品質および/またはより高い生成物、収穫物の向上した貯蔵安定性および/または加工性が可能であり、これらは実際に予想された効果を上回る。
好ましい本発明に従って処理されるべきトランスジェニック植物または植物栽培品種(すなわち、遺伝子工学により得られる。)としては、遺伝子改変において、特に有利な有用な特性(「形質」)をこれらの植物に付与する遺伝物質を受け取った植物全てが挙げられる。そうした特性の例としては、より良い植物の成長、向上した高温または低温への耐性、向上した渇水または水もしくは土壌塩濃度への耐性、向上した開花性、より容易な収穫、加速した成熟、より多い収穫量、より高い収穫物の品質および/またはより高い生成物、収穫物の向上した貯蔵安定性および/または加工性が挙げられる。このような特性の例としてさらにおよび特に強調されるものは、有害動物および有害微生物、例えば昆虫、ダニ、植物病原菌、細菌および/またはウイルスなどに対する植物のよりよい防御および特定の除草性活性化合物に対する植物の耐性の向上である。挙げることができる遺伝子導入植物の例としては、重要な作物、例えば穀類(コムギ、コメ)、トウモロコシ、ダイズ、イモ、テンサイ、トマト、マメおよび他の野菜種、コットン、タバコ、アブラナなど、ならびに果物植物(リンゴ、ナシ、柑橘類およびブドウでの)であり、特に強調されるのは、トウモロコシ、ダイズ、イモ、コットン、タバコ、およびアブラナである。特に強調される形質は、植物で形成される毒素、特にバシルス・チュ−リンゲンシス(例えば遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3BbおよびCryIFならびにこれらの組合せによる)からの遺伝材料により植物(以下、「Bt植物」と称する)で形成される毒素による、昆虫、クモ型動物、線虫およびナメクジおよびカタツムリに対する植物の向上した防御である。また、特に強調される形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシターならびに耐性遺伝子および対応して発現するタンパク質および毒素による、真菌、細菌およびウイルスに対する植物の向上した防御である。さらに特に強調される形質は、特定の除草活性化合物、(例えばイミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホサ−トまたはホスフィノトリシンなどに対する植物の向上した耐性である(例えば、「PAT」遺伝子)。所望の形質を付与する遺伝子は、トランスジェニック植物に互いに組み合わせて存在させることもできる。挙げることができる「Bt植物」の例は、トウモロコシ変種、コットン変種、ダイズ変種およびイモ変種があり、これらは商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、コットン、ダイズ)、KncckOut(登録商標)(例えばトウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えばトウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(コットン)、Nucotn(登録商標)(コットン)およびNewLeaf(登録商標)(イモ)で販売されている。挙げることができる除草剤耐性植物の例としては、トウモロコシ変種、コットン変種およびダイズ変種があり、これらは商品名Roundup Ready(登録商標)(グリホサ−ト耐性、例えばトウモロコシ、コットン、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシン耐性、例えばアブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン耐性)およびSTS(登録商標)(スルホニル尿素耐性、例えばトウモロコシ)で販売されている。挙げることができる除草剤抵抗性植物(除草剤耐性について従来の方法により育種される植物)として、商品名Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)で販売されている変種が挙げられる。もちろん、このような記述は、これらの遺伝形質またはまだ開発中の遺伝形質を有する植物栽培品種にも適用され、これら植物は、将来、開発および/または市場に投入される。
列挙された植物は、本発明に従って、特に有利な様式で、一般式(I)で示される化合物および/または本発明による活性化合物混合物で処理することができる。活性化合物または混合物について上記に記載された好適な範囲は、このような植物の処理にも適用される。特に強調されるのは、本文中に具体的に記載される化合物または混合物での植物の処理である。
本発明による活性化合物は、植物、衛生学および貯蔵物の有害動物に対してだけでなく、動物の寄生虫(外部寄生虫および内部寄生虫)、例えば硬ダニ、軟ダニ、ヒゼンダニ(mange mites)、ハダニ、ハエ(咬むものおよび舐めるもの)、寄生性ハエ幼虫、シラミ、ケジラミ、ハジラミおよびノミなどの獣医学部門にも有効である。このような寄生虫として以下が挙げられる:
シラミ目から、例えばハエマトピヌス種、リノグナスス種、ペジクルス種、フチルス種、ソレノポテス種;
ハジラミ目およびマルツノハジラミ亜目およびホソツノハジラミ亜目から、例えばトリメノポン種、メノポン種、トリノトン種、ボビコラ種、ウェルネツキエラ種、レピケントロン種、ダマリナ種、トリコデクテス種およびフェリコラ種;
ハエ目および蚊亜目およびハエ亜目から、例えばアエデス種、アノフェレス種、キュレックス種、シムリウム種、ユ−シムリウム種、フレボトムス種、ルトゾミイヤ種、クリコイデス種、クリソプス種、ヒボミトラ種、アチロツス種、タバヌス種、ハエマトポタ種、フィリポミイア種、ブラウラ種、ムスカ種、ヒドロタエア種、ストモキシス種、ハエマトビア種、モレリア種、ファンニア種、グロシナ種、カリフォラ種、ルシリア種、クリソミイア種、ウォールハールチア種、サルコファガ種、オエストルス種、ヒポデルマ種、ガステロフィルス種、ヒポボスカ種、リポプテナ種およびメロファグス種;
ノミ目から、例えばプレクス種、クテノセファリデス種、キセノプシラ
種、セレートフィルス種;
カメムシ目から、例えばキメックス種、トリアトマ種、ロドニウス種、パンストロンギルス種;
ゴキブリ目から、例えばブラッタ・オリエンタリス、ペリプラネタ・アメリカナ、ブラッテラ・ゲルマニカ、スペラ種;
ダニ目(Acarina)およびマダニ目およびトゲダニ目から、例えばアルガス種、オルニトドロス種、オトビウス種、イクソデス種、アンブリオマ種、ブーフィルス種、デルマセントル種、ハエモフィサリス種、ヒアロマ種、リピセファルス種、デルマニスス種、ライリエチア種、ニューモニスス種、ステルノストマ種、バロア種;
アクチネジダ目(Prostigmata)およびアカリジダ目(Acaridida(Astigmata)から、例えばアカラピス種、ケイレチエラ種、オルニトケイレチア種、ミオビア種、プソレルガテス種、デモデクス種、トロムビクラ種、リストロホルス種、アカルス種、チロファグス種、カログリフス種、ヒポデクテス種、プテロリクス種、プソロプテス種、コリオプテス種、オトデクテス種、サルコプテス種、ノトエドレス種、クネミドコプテス種、シトジテス種およびラミノシオプテス種。
本発明による式(I)で示される活性化合物は、農業生産性家畜、例えばウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、スイギュウ、ウサギ、ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウおよびミツバチなど、他のペット、例えばイヌ、ネコ、籠のトリおよび水槽の魚など、およびいわゆる試験動物、例えばハムスタ−、モルモット、ラットおよびマウスなどに寄生する節足動物を防除するのにも適している。このような節足動物を防除することにより、死亡事例や生産性(肉、ミルク、羊毛、皮革、卵、蜂蜜など)の低下が軽減され、従って、本発明による活性化合物を使用することにより、より経済的でより容易な畜産業が可能である。
本発明による活性化合物は、獣医学分野および畜産業において、既知の様式で、例えば錠剤、カプセル剤、頓服、水薬、顆粒、ペースト、巨丸剤、フィ−ドスループロセスおよび坐剤の形態で経腸投与することにより、非経口投与することにより、例えば注射(筋肉内注射、皮下注射、静脈内注射、腹腔内注射など)、インプラント等により、鼻内投与することにより、例えば浸漬または沐浴、噴射、注水およびスポット処理、洗浄、および散粉の形態で皮膚上で使用することにより、および活性化合物を含有する成形品、例えば首輪、耳標、尾標、肢バンド、端綱、マ−キング装置などを用いることで使用する。
畜牛、家禽、および家畜などに使用する場合、式(I)で示される活性化合物は、1重量%から80重量%の量の活性化合物を含む製剤(例えば粉末剤、乳剤、流動性物質)として、直接、または100倍〜10000倍に希釈して使用することができ、または、これらは、薬浴として使用し得る。
さらに、本発明による化合物は、工業材料を破壊する昆虫に対しても強い殺虫活性を有することが見いだされた。
以下の昆虫は、例として、および、好ましいものとして挙げることができるが、限定するものではない:
甲虫類、例えばヒロトルペス・バジュルス、クロロホルス・ピロシス、アノビウム・プンクタツム、キセストビウム・ルフォビロスム、プチリヌス・ペクチコルニス、デンドロビウム・ペルチネキス、エルノビウス・モリス、プリオビウム・カルピニ、リクツス・ブルネウス、リクツス・アフリカヌス、リクツス・プラニコリス、リクツス・リネアリス、リクツス・プベセンス、トロゴキシロン・アエクアレ、ミンテス・ルギコリス、キシレボルス種、トリプトデンドロン種、アパテ・モナクス、ボストリクス・カプシンス、ヘテロボストリクス・ブルネウス、シノキシロン種、ジノデルス・ミヌツス;
膜翅目、例えばシレクス・ジュベンクス、ウロセルス・ギガス、ウロセルス・ギガス・タイグヌス、ウロセルス・アウグル等;
シロアリ類、例えばカロテルメス・フラビコリス、クリプトテルメス・ブレビス、ヘテロテルメス・インジコラ、レチクリテルメス・フラビペス、レチクリテルメス・サントネンシス、レチクリテルメス・ルシフグス、マストテルメス・ダルウィニエンシス、ゾオテルモプシス・ネバデンシス、コプトテルメス・フォルモサヌス;
シミ類、例えばレピスマ・サッカリナ。
本発明では、工業材料は、生命のない材料、好ましくは、プラスチック、接着剤、サイズ、紙およびボール紙、皮革、木材および加工木材製品および被覆剤組成物などを意味するものと理解されるべきである。
すぐに使える組成物は、適切な場合には、他の殺虫剤を含んでもよく、適切な場合には、1種以上の殺真菌剤を含んでもよい。
可能性のあるさらなる混合用パートナーに関して、上記の殺虫剤および殺真菌剤を参照する。
本発明による化合物は、同様に、塩水又は淡塩水と接触するもの、例えば船体、格子、網、建造物、係船設備および信号システムなどを、汚れから保護するために使用することができる。
さらに、本発明による化合物は、単独で、または他の活性化合物と組み合わせて、汚染防止組成物として用いることができる。
活性化合物は、家庭内、衛生学および貯蔵品の保護において、有害動物、特に昆虫、クモ型類動物およびダニ類の防除にも適しており、このような動物は、例えば住居、工場の大広間、オフィス、車両の室内などの閉じられた空間で見られる。活性化合物は、このような有害動物を防除する家庭用殺虫剤製品に、単独で、または他の活性化合物および助剤と組み合わせて用いることができる。活性化合物は、効果がある種および耐性がある種に対して、そして全ての発達段階に対して有効である。このような有害動物として、以下が挙げられる:
サソリ目から、例えばブツス・オッシタヌス;
ダニ目から、例えばアルガス・ペルシクス、アルガス・レフレクスス、ブリオビア種、デルマニススス・ガリナエ、グリシファグス・ドメスチクス、オルニトドルス・モウバト、リピセファルス・サングイネウス、トロムビクラ・アルフレズゲシ、ネウトロムビクラ・アウツムナリス、デルマトファゴイデス・プテロニスシムス、デルマトファゴイデス・フォリナエ;
クモ目から、例えばアビクラリイダエ、アラネイダエ;
ザトウムシ目から、例えば、シュ−ドスコルピオネス・ケリフェル、シュ−ドスコルピオネス・ケイリジウム、オピリオネス・ファランギウム;
ワラジムシ目から、例えばオニスクス・アセルス、ポルセリオ・スカベル;
ヤスデ綱の目から、例えばブラニウルス・グッツラツス、ポリデスムス種;
ムカデ綱の目から、例えばゲオフィルス種;
シミ目から、例えばクテノレピスマ種、レピスマ・サカリナ、レピスモデス・インクイリヌス;
ゴキブリ目から、例えばブラッタ・オリエンタリス、ブラッテラ・ゲルマニカ、ブラッテラ・アサヒナイ、ロイコファエア・マデラエ、パンクロラ種、パルコブラッタ種、ペリプラネタ・アウストララシアエ、ペリプラネタ・アメリカナ、ペリプラネタ・ブルネア、ペリプラネタ・フリギノサ、スペラ・ロンギパルパ;
跳躍目から、例えばアケタ・ドメスチクス;
ハサミムシ目から、例えばホルフィキュラ・アウリクラリア;
シロアリ目から、例えばカロテルメス種、レチクリテルメス種;
チャタテムシ目から、例えばレピナツス種、リポセリス種;
コウチュウ目から、例えばアンスレヌス種、アッタゲヌス種、デルメステス種、ラテチクス・オリザエ、ネクロビア種、プチヌス種、リゾペルタ・ドミニカ、シトフィルス・グラナリウス、シトフィルス・オリザエ、シトフィルス・ゼアマイス、ステゴビウム・パニセウム;
ハエ目から、例えば、アエデス・アエギプチ、アエデス・アルボピクツス、アエデス・タエニオリンクス、アノフェレス種、カリフォラ・エリトロセファラ、クリソゾナ・プルビアリス、キュレックス・クインクエファシアツス、キュレックス・ピピエンス、キュレックス・タルサリス、ドロソフィラ種、ファンニア・カニクラリス、ムスカ・ドメスチカ、フレボトムス種、サルコファガ・カルナリア、シムリウム種、ストモキシス・カルシトランス、チプラ・パルドサ;
チョウ目から、例えばアクロイア・グリセラ、ガレリア・メロネラ、プロジア・インテルプンクテラ、チネア・クロアセラ、チネア・ペリオネラ、チネオラ・ビセリエラ;
ノミ目から、例えばクテノセファリデス・カニス、クテノセファリデス・フェリス、プレクス・イリタンス、ツンガ・ペネトランス、キセノプシラ・ケオピス;
ハチ目から、例えばカンポノツス・ヘルクレアヌス、ラシウス・フリギノスス、ラシウス・ニゲル、ラシウス・ウンブラツス、モノモリウム・ファラオニス、パラベスプラ種、テトラモリウム・カエスピツム;
シラミ亜目から、例えば、ペジクルス・フマヌス・カピチス、ペジクルス・フマヌス・コルポリス、ペンフィグス種、フィロエラ・バスタツリクス、フチルス・プビス;
カメムシ亜目から、例えばキメックス・ヘミプテルス、キメックス・レクツラリウス、ロジヌス・プロリクスス、トリアトマ・インフェスタンス。
家庭用殺虫剤の分野では、活性化合物は、単独で、または別の適した活性化合物、例えばリン酸エステル、カーバメート、ピレスロイド、ネオニコチノイド、成長調節剤または他の既知の類の殺虫剤からの活性化合物などと組み合わせて使用する。
活性化合物は、エーロゾル、非加圧スプレ−製品、例えばポンプスプレーおよび霧吹きスプレー、自動霧化システム、噴霧器、フォーム、ゲル、セルロース製またはプラスチック製のエバポレーター錠剤を有するエバポレーター製品、液体エバポレーター、ゲルおよび膜エバポレーター、プロペラ駆動エバポレーター、エネルギーフリー型蒸発システムまたは受動型蒸発システム、防虫紙(moth papers)、防虫バッグ(moth bags)および防虫ゲル(moth gels)に、顆粒剤または粉剤として、拡散用のおとり餌またはおとり箱において用いる。
調製実施例
実施例1
2−[6−(4−フルオロ−2−ピリジン−3−イルチアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル]ピリミジン
Figure 0005868957
0.5g(1.57ミリモル)の2−[6−(2−ピリジン−3−イルチアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル]ピリミジンをアセトニトリル中に溶解させ、1.16g(3.15ミリモル)の1−(クロロメチル)−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジテトラフルオロボレート(Selectfluor(商標))および1g(7.04ミリモル)の硫酸ナトリウムを添加し、該混合物を還流にて終夜加熱し、冷却後、セライトによりろ過した。ろ過物を、濃縮およびクロマトグラフィー(シクロへキサン/エチルアセテート、次いでエチルアセテート/メタノール)により精製した。
収率:62.0mg(理論の11%)
HPLC−MS:logP(HCOOH)=2.15、質量(m/z):336.1 (M+H)+、1H−NMR(D6−DMSO):7.60(m,2H)、8.00(d,1H)、8.15(t,1H)、8.35(d,1H)、8.40(d,1H)、8.75(d,1H)、9.05(m,2H)、9.20ppm(m,1H)。
実施例2
2−{6−[4−クロロ−2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジンおよび5−クロロ−2−{6−[4−クロロ−2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン
Figure 0005868957
325mg(993マイクロモル)の2−[6−(2−ピリジン−3−イルチアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル]ピリミジンを6mLのジメチルホルムアミド中に溶解させ、146mg(1.09ミリモル)のN−クロロスクシンイミドを添加し、該混合物を80℃にて6時間過熱した。さらにN−クロロスクシンイミド(1当量)を添加し、次いで該混合物を、80℃にてさらに14時間撹拌した。該反応混合物を、水へ添加し、エチルアセテートで繰り返し抽出した。組み合わさった有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過および濃縮した。粗製生成物を、クロマトグラフィー(シクロへキサン/エチルアセテート)により精製した。
2−{6−[4−クロロ−2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン
収率:52.2mg(理論の15%)
HPLC−MS:logP(HCOOH)=2.27、質量(m/z):352.0 (M+H)+、1H−NMR(D6−DMSO):7.38(t,1H)、7.42(m,1H)、8.02(t、1H)、8.31(m,1H)、8.41(d,1H)、8.47(d,1H)、8.70(m,1H)、8.97(d,2H)、9.24ppm(m,1H)。
5−クロロ−2−{6−[4−クロロ−2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン
収率:15mg(理論の4%)
HPLC−MS:logP(HCOOH)=3.27、質量(m/z):385.9、387.9(M+H)+、1H−NMR(D6−DMSO):7.44(m,1H)、8.02(t,1H)、8.33(m,1H)、8.41(d,1H)、8.43(d,1H)、8.71(m,1H)、8.91(s,2H)、9.24ppm(m,1H)。
logP値を決定するための説明(ギ酸法)
1)logP値は、EEC Directive 79/831 Annex V.A8に従って逆相カラム(C18)を用いてHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)により決定した。温度:55℃。
酸性範囲(pH3.4)における決定のための移動相:
移動相A:アセトニトリル+1mLのギ酸/リットル。移動相B:水+0.9mLのギ酸/リットル。
勾配:4.25分にわたり10%移動相A/90%移動相B〜95%移動相A/5%移動相B。
校正は、既知のlogP値(該logP値は、2つの連続的なアルカノン間の線形補間を用いる保持時間により決定した)を有する非分枝アルカン−2−オン(3〜16個の炭素原子を有する)を用いて行った。ラムダ最大値は、クロマトグラフ信号の最大において200nm〜400nmのUVスペクトルを用いて決定した。
生物製剤実施例
Myzus試験(噴霧処理)
溶媒:78重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: 0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適当な製剤を製造するために、1重両部の活性化合物を、規定量の溶媒および乳化剤と混合し、濃縮物を、乳化剤含有水で所望の濃度へ希釈する。モモアカアブラムシ(Myzus persicae)の全ての段階により感染した白菜(Brassica pekinensis)のディスクに所望の濃度の活性化合物製剤を噴霧する。
6日後、%による効果を決定する。100%は、全てのアブラムシを殺したことを意味し、0%は、アブラムシを殺さなかったことを意味する。
例えば、この試験では、以下の調製実施例の化合物が、500g/haの散布速度にて100%の効果を示す:
実施例番号1

Claims (5)

  1. 式(I):
    Figure 0005868957
    〔式中、
    は、N、CHまたはC−ハロゲンを表し、
    は、
    Figure 0005868957
    (式中、
    は、シアノ、ニトロまたはハロゲンを表し、および
    は、ジオキサニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニルおよびヒドロキシピリジルからなる群からの置換ヘテロ環を表し、または
    は、トリアゾリノニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジオキソラニル、ジオキサニル(特に1,3−ジオキサン−2−イル)、ピペリジノニル、ピロリジノニルおよびピラゾリノニルからなる群からの必要に応じて置換されたヘテロシクリルにより、必要に応じて置換されたフェニルにより、必要に応じて置換されたヘテロアリールによりまたは必要に応じて置換されたヘテロアリールアルキルにより置換されたヘテロアリールを表す)
    を表す〕
    で示される化合物、および式(I)で示される化合物の塩および金属錯
  2. は、置換ヘテロ環を表す、請求項1に記載の式(I)で示される化合物。
  3. は、置換ヘテロアリールを表す、請求項1に記載の式(I)で示される化合物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の少なくとも1つの式(I)で示される化合物を含むことを特徴とする組成物。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の式(I)で示される化合物または請求項4に記載の組成物を、害虫および/またはその生息地に作用させることを特徴とする、害虫を抑制するための方法。
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