JP5868621B2 - 製版装置 - Google Patents

製版装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5868621B2
JP5868621B2 JP2011146927A JP2011146927A JP5868621B2 JP 5868621 B2 JP5868621 B2 JP 5868621B2 JP 2011146927 A JP2011146927 A JP 2011146927A JP 2011146927 A JP2011146927 A JP 2011146927A JP 5868621 B2 JP5868621 B2 JP 5868621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
master
plate making
end mark
information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011146927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013014035A (ja
Inventor
直人 田島
直人 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2011146927A priority Critical patent/JP5868621B2/ja
Publication of JP2013014035A publication Critical patent/JP2013014035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5868621B2 publication Critical patent/JP5868621B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

本発明は製版装置および孔版印刷装置に係り、特にマスタに付されたエンドマークを確実に検出できる製版装置および孔版印刷装置に関する。
製版装置、孔版印刷装置に使用される感熱孔版原紙は長尺状のものであり、これが筒状(円柱状)の芯部材に巻回されており、製版に使用される際には引き出して使用される。
マスタには通常、終端付近に黒色のエンドマーク(エンドシール)が付されており、このエンドマークはマスタの交換時期の指標として使用されている(特許文献1)。下記特許文献1の図3にエンドマークが付されたマスタが記載されている。
また、エンドマークを使用せずとも、マスタが引き出された量(マスタ搬送量)によってマスタ残量を検出するものも存在する(特許文献2)。
特開2003−136824号公報 特開2001−018507号公報
上記特許文献1に記載された技術では、ユーザの手が汚れていたために、その手で触れた部分のマスタが汚れている場合、エンドマーク検出部がこの汚れをエンドマークと誤検知することがあった。
また、上記特許文献2のようにマスタ残量自体を算出していればエンドマークを検出する必要がないため、上記課題は生じないとも思われる。しかし、マスタが搬送される際には搬送ジャムが発生することもある。この搬送ジャムが発生するとユーザが手でマスタ引き出し、不要な部分をカットした上で製版動作が再開される。このため残量情報が不正確なものとなるおそれも十分にあり、残量情報のみを信用することはできない。
本発明は、上記課題に鑑み、確実にエンドマークを検出できる製版装置、およびこれを備える孔版印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の製版装置は、終端付近にエンドマークが付与されたマスタに画像情報を感熱穿孔する製版手段と、前記マスタを前記製版手段へ搬送するとともに製版後のマスタを搬出するマスタ搬送手段と、前記製版手段による製版が終了するたびにマスタ残量が更新される記憶手段と、前記エンドマークを検出するエンドマーク検出手段と、を備える製版装置であって、製版開始後に前記エンドマーク検出手段によりエンドマーク候補が検出された場合であって、エンドマーク候補が検出された製版開始直前の前記記憶手段に記憶されたマスタ残量が所定の閾値未満であった場合に前記エンドマーク候補を真のエンドマークと判断し以降の前記製版手段の処理動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
ここで記憶手段は、マスタに付されているメモリICタグでも良いし、製版装置に備えられた記憶手段でも良い。最新のマスタ残量が記憶されている少なくともいずれか一方の記憶手段を備えていれば足りる。また、製版処理動作は中断されても良いし、今回の製版に限り継続させても良い。
上記課題を解決するため、本発明に係る第2の製版装置は、上記製版装置において、
前記製版装置に前記マスタがセットされたことを検知するマスタセット検知手段をさらに備え、前記記憶手段はさらに個々のマスタを識別するマスタID情報を記憶しており、前記制御手段は、前記エンドマーク候補を真のエンドマークと判断した後に前記マスタセット検知手段により新たなマスタのセットが検知されたときに、前記記憶手段に記憶されたマスタID情報と新たにセットされたマスタのマスタID情報とが同じ場合には前記製版手段による製版動作を禁止し、前記記憶手段に記憶されたマスタID情報と新たにセットされたマスタのマスタID情報とが異なる場合には前記製版手段による製版動作を許可することを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第3の製版装置は、上記第1の製版装置において、前記マスタにはさらにメモリICタグが付与されており、前記制御部が前記エンドマーク候補を真のエンドマークと判断した場合、前記メモリICタグにマスタエンド情報を記憶させるICタグ読み書き手段をさらに備えたことを特徴とする。
ここで、マスタエンド情報とは、マスタ残量が少ない旨の情報であり、この情報が検出された場合には、制御部はそのマスタでは少なくとも次回以降の画像データに対する製版動作を禁止するものである。なお、ここで「少なくとも」としたのは、制御部がエンドマーク候補をエンドマークと特定した時点で製版動作を禁止するものであっても良いからである。また、上記第1の製版装置に記載した通り、この記憶手段はマスタに付されているメモリICタグでも良いし、製版装置に設けられた記憶手段でも良い。少なくともいずれか一方を備えていれば足りる。したがって、マスタエンド情報書き込み手段は、マスタエンド情報を少なくともいずれか一方の記憶手段内の情報を更新できるものであれば足りる。なお、製版装置側の記憶手段に記憶する場合には、マスタエンド情報とマスタID情報を関連付けてセットで記憶させる必要がある。
さらに、前記エンドマーク検出手段は、巻回されたマスタロールから引き出されたマスタからの出力を受ける位置に設置されていても良い。以上の製版装置は、いずれも孔版印刷装置の製版部として孔版印刷装置本体に搭載することが可能である。
本発明に係る第1の製版装置によれば、製版装置において、エンドマーク検出手段がエンドマーク候補を検出した場合には、製版開始直前のマスタ残量が所定の閾値以下であった場合にエンドマーク候補をエンドマークと特定する制御部を備えることとした。よって、マスタ汚れをマスタエンドと誤検出することがなくなり、より確実にマスタエンドを検出できる。
本発明に係る第2の製版装置によれば、上記第1の製版装置において、マスタセット手段からマスタセットが解除されたことをもってエラーを解除する製版装置であっても、再セットされたマスタID情報と再セット前のマスタID情報とを比較し、マスタID情報が異なる場合に製版動作が開始できることとなる。
したがって、マスタエンドが検出されたマスタによって、少なくとも次回以降の画像データに対しての製版動作を確実に禁止することができる。従来ではマスタID情報同士の比較を行うことなくエラーを解除していたため、マスタエンドマークが検出されたマスタが再セットされた場合であっても製版を開始させることができた。これにより、細切れマスタが製版装置内に落下し、回収するのに手間がかかるという問題、放置された場合には装置内に残留してしまい感熱製版を行う製版装置では危険性があるという問題があった。本発明によればこれを予防することができる。
本発明に係る第3の製版装置によれば、上記第1の製版装置において、マスタエンド情報を記憶手段に記憶させることとしたため、エンドマークが検出された残量が少ないマスタが再び製版装置にセットされた場合でも、制御部が製版動作を開始することを禁止することができる。
したがって、従来では製版開始させ、細切れマスタが製版装置内に落下し、回収するのに手間がかかるという問題、放置された場合には装置内に残留してしまい感熱製版を行う製版装置では危険性があるという問題があったが、これを事前に予防することができる。
本発明に係る製版装置が搭載される孔版印刷装置の概略構成図である。 同装置の構成を示す概略構成図である。 同装置のシステム構成を示す機能ブロック図である。 同装置における一連の処理動作を示すフローチャート図である。 同装置の第二実施形態における処理動作の要部を示すフローチャート図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。また、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者などによりなされる実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などは全て本発明の範疇に含まれる。
<孔版印刷装置の概略構成>
まず、本例の製版装置20が製版部20として搭載される孔版印刷装置1の構成について、図1を参照しながら説明する。
図示したように、孔版印刷装置1は、原稿の原稿画像をスキャナで読み取る原稿読取部10と、製版時に感熱孔版原紙がロール状に巻回されたマスタロールから引き出されるマスタ21に原稿読取部10で読取った原稿画像を製版する製版部20(本発明の製版装置20にも相当)と、用紙が積載された状態でセットされる給紙部30と、内部にインク供給手段を有するとともに外面に穿孔画像が製版されたマスタが巻装され装置本体に着脱可能に実装されて回転駆動される円筒形状のドラム41を備え給紙部30から供給された用紙を回転駆動されるドラム41に押圧することによりマスタの穿孔部を通して用紙にインクを転写させる印刷部40と、印刷済の用紙を排出する排紙部50等を備えている。
なお、原稿データを孔版印刷装置1に無線、有線を問わずに接続された外部端末(パーソナルコンピュータ)やUSBメモリ等の可搬性の外部記憶装置から送って製版するのみの場合は、原稿読取部10は必ずしも必要なものではない。
<製版装置の構成>
(装置構成)
次に、本例の製版装置20の装置構成について、図2を参照しながら説明する。本例の製版装置20は、上述したように孔版印刷装置1の製版部20としても機能する。図示のように、マスタ搬送方向上流側から順に、巻回したマスタロールからなるマスタ21、マスタの終端付近に設けられたエンドマーク21bを検出するエンドマーク検出部22b、マスタの搬送方向をガイドするマスタガイドローラ23、任意の画像データに基づきマスタに感熱穿孔を施すサーマルヘッド24、サーマルヘッド24にマスタを押圧しながら搬送するプラテンローラ25、マスタを切断するカッタ部26、製版後のマスタを印刷部40へ搬送する搬送ローラ対27を備え、後述する制御部20Bの制御に基づき各部が駆動している。なお、エンドマーク21bは通常、マスタ終端からさかのぼってA3の製版1版分ができる箇所に付されている。
回転自在に保持されたマスタロールから引き出された連続帯状のマスタ21は、マスタガイドローラ23に掛け回されて方向を変え、サーマルヘッド24とプラテンローラ25との間でニップしながら原稿画像を感熱製版される。製版に伴いマスタ21を搬送する際には、マスタ21はサーマルヘッド24とプラテンローラ25による挟持部分に皺が発生しないように、マスタ21に搬送方向と逆方向のテンション(バックテンション)が付与される。
プラテンローラ25の支軸及び搬送ローラ対27の従動側ローラの支軸には、外周部に等しい間隔で多数のスリットが放射線方向で形成された円板状のスリット板と、例えば発光部と受光部とを有する透過式の光電センサであるスリット検出センサとで構成されるエンコーダが設けられている。スリット検出センサの光軸がエンコーダの回転に伴って断続的に遮断されることにより発生する周期的なパルス信号を検出している。そして、検出されたパルス信号が制御部20Bに出力されることで、マスタ搬送量算出部20Bbがマスタの搬送量を算出している。なお、スリットに代えて反射マークを多数設けた回転板と、反射式の光電センサとでエンコーダを構成してもよい。
また、製版終了後は、サーマルヘッド24をプラテンローラ25から離れる方向(図中の上方向)に離間させること等により、サーマルヘッド24とプラテンローラ25との間のマスタの挟持を解除する。
その後、製版済みのマスタは、適切な箇所にてカッタ部26によって切断され、搬送ローラ対27に搬送され製版装置20外へ排出される。また、製版装置20が製版部20として孔版印刷装置1に搭載されている場合には、製版済みのマスタは、搬送ローラ対にてドラム41まで搬送され、先端がクランプ部42でドラム41に固定された状態でドラム41を回転させながらドラム41の周面に巻装される。マスタの巻装が終了するとカッタ部26によってマスタ21が切断され製版動作が終了する。
(システム構成)
次に、図3を参照しながら、本例の製版装置20の機能構成について説明する。なお、上記にて既に説明したものについては重複記載を避けるため説明を省略する。
図示のように、本例の製版装置20のシステム構成は、記憶部20A、制御部20Bを備えている。
記憶部20Aは、例えば例えば磁気的、光学的記憶媒体若しくはROM、RAM等の半導体メモリで構成され、製版動作に関する制御情報やマスタの搬送に関する制御情報の他、製版装置20を駆動する各部の駆動プログラムを記憶している。
また、記憶部20Aには、後述するマスタID情報、マスタ残量情報が記憶される。
制御部20Bはその機能上、駆動処理部20Ba、マスタ搬送量算出部20Bb、マスタ残量算出部20Bcとして機能し、製版装置20を構成する各部の駆動制御等を行っている。
駆動処理部20Baは、画像データに基づくサーマルヘッド24の発熱制御、マスタの搬送制御の他、その他構成部品に関する駆動制御等、製版装置20を構成する各部の駆動制御を行っている。なお、マスタの搬送量は、前述したようにプラテンローラ25や搬送ローラ対27に設けられたエンコーダからのパルス信号に基づき搬送量を制御している。
マスタ搬送量算出部20Bbは、前述したエンコーダからのパルス信号に基づき、製版動作が終了するたびに今回の製版にて搬送されたマスタの量であるマスタ搬送量を算出する。
マスタ残量算出部20Bcは、記憶部20Aに記憶されている製版直前のマスタ残量からマスタ搬送量算出部20Bbが算出したマスタ搬送量を減算することで、製版後のマスタ残量を算出し、さらに記憶部20Aに記憶されているマスタ21の残量を書き換える。
マスタ21には、メモリICタグ21aが付与されている。メモリICタグ21aには、個々のマスタ21を識別できるユニークな番号等で表現されたマスタID情報、およびマスタ21の残量を表すマスタ残量情報が記憶されている。なお、マスタ残量情報は書き換えが可能である。
またマスタ21には、その終端付近にマスタ21の残量が少なくなったことおよび交換時期を知らせるためのエンドマーク21bが付与されている。このエンドマーク21bは黒色のシールからなり、例えば1cm四方程度の大きさのものである。
ICタグ読み書き部22aは、メモリICタグ21aに記憶されているマスタID情報およびマスタ残量情報を読み取るとともに、製版終了後にはメモリICタグ21a内のマスタ21の残量を更新するものである。
マスタセット部28は、製版装置20、又は孔版印刷装置1に搭載され、ロール状に巻回されたマスタ21がセットされるものである。なお、図示していないが、マスタセット部はマスタ21がセットされているか否かを検出するマスタセット有無検知センサを備えている。このセンサは通常の反射型センサであっても、スイッチを備えるメカ的なセンサであっても、マスタ21の有無を検知できるものであればその形態は問わない。
(製版装置の処理動作)
次に、上述した製版装置20における一連の製版動作に関する動作例について、図4を参照しながら第1実施形態として説明する。
まず、前提として、マスタセット部28にマスタ21がセットされるとICタグ読み書き部22aがマスタ21に付されているメモリICタグ21aの読み込み動作を実行する。ICタグ読み書き部22aは、メモリICタグ21aからマスタ21に与えられているユニークなマスタID情報、およびセットされたマスタ21のマスタ残量情報を読み出す。ICタグ読み書き部22aにより読み出された各情報は、制御部20Bにより記憶部20Aに記憶される。記憶部20Aに記憶されたマスタ残量情報は製版動作が終了するたびごとに制御部20Bにより更新される。
また、メモリICタグ21aの残量情報についても、記憶部20Aの情報が更新されるのと同時にICタグ読み書き部22aにより更新される。よって、記憶部20AおよびメモリICタグ21a内のマスタ残量情報は製版動作が終了するたびに最新の情報が記憶されることとなっている。
以下、製版装置20が外部端末であるパーソナルコンピュータから送信された画像データを用いて製版動作を行う動作例について説明する。
無線、有線を問わずデータの送受信が可能なように製版装置に接続された外部端末から製版データを受け取ると、制御部20Bが各部を制御し製版が開始される。
具体的には、制御部20Bは搬送ローラ対にてマスタ21を搬送させつつ、受け取った製版データに基づきサーマルヘッド24を発熱させ、プラテンローラ25と対向挟持することによりマスタ21を感熱穿孔させる。
この際、プラテンローラ25または搬送ローラ対27に付されたエンコーダの出力信号が制御部20Bに送られている。
製版動作中は、エンドマーク検出部22bがマスタ21の終端付近に付されたエンドマーク21bと思しきもの(以下、エンドマーク候補という。)を検出したか否かが判断される(S101)。
エンドマーク検出部22bによりエンドマーク候補が検出されない場合(S101;No)は、製版動作が継続され(S105)、製版が終了したか否かが判断される(S107)。
製版が終了していない場合(S107;No)、制御部20Bは再びステップ(S101)に戻り製版動作を継続させる。
製版が終了した場合(S107;Yes)、マスタ搬送量算出部20Bbが今回の製版にて搬送したマスタ21のマスタ搬送量を算出し、マスタ残量算出部20Bcが算出された搬送量を記憶部20Aに記憶されているマスタ残量から減算し、減算により得られた結果であるマスタ残量を記憶部20Aに記憶させ、記憶部20A内のマスタ残量を更新する。(S109)。
また、ICタグ読み書き部22aは、マスタ残量算出部20Bcにより得られた減算結果をマスタ残量算出部20Bcまたは制御部20Bから受け取り、メモリICタグ21aに最新のマスタ残量として記憶させる(S109)。すなわち、ICタグ読み書き部22aは、メモリICタグ21a内のマスタ残量を更新する。これにて製版動作が終了する(S111)。
一方、製版動作中にエンドマーク検出部22bがエンドマーク候補を検出した場合(S101;Yes)、制御部20Bは、記憶部20Aに記憶されている製版動作直前の最新のマスタ残量があらかじめ定められた所定の閾値(Th)以上であるか否かを判断する(S103)。なお、この閾値Thは記憶部20Bに記憶されているとともにユーザによる数値の変更が可能である。
記憶部20Aに記憶されているマスタ残量がTh以上である場合(S103;Yes)、制御部20Bはエンドマーク検出部22bが検出したのは、真のエンドマーク21bではないと判断(検知したものは単なる汚れであると判断)し、製版動作を継続させる(S105)。
以降はステップS107に移行し、前述した動作が繰り返される。
一方、製版動作中にエンドマーク検出部22bがエンドマーク候補を検出した場合であって(S101;Yes)、記憶部20Aに記憶されている製版動作直前のマスタ残量がTh未満である場合(S103;No)、制御部20Bは、今回検出されたものは真のエンドマーク21bであると判断(真のエンドマーク21bであると特定)し、製版装置の製版処理動作を中断させる(S113)。また制御部20Bは、操作パネルにマスタ21の残量が少ないため交換すべきである旨のエラー情報を表示させる(S115)。
制御部20Bは、エラー表示がなされたマスタ21がマスタセット部28から取り外され、新たなマスタ21がセットされたか否かを判断する(S117)。
何ら操作がなされない場合は、エラー表示を継続させる(S117;No,S115)。
マスタ21が取り外され、新たなマスタ21がセットされた場合(S117;Yes)、ICタグ読み書き部22aは新たにセットされたマスタ21のメモリICタグ21a内の情報を読み込む。
ここで、制御部20Bは、ICタグ読み書き部22aにて取得されたマスタID情報について、エラー表示がなされたマスタ21のマスタID情報と異なるか否かを判断する(S121)。
具体的には、制御部20BはICタグ読み書き部22aにて取得されたマスタID情報と、記憶部20Aに記憶されたマスタID情報とを比較処理を実行する。
マスタID情報が同一である場合(S121;No)、再セットされたマスタ21は残量が少ないマスタ21であるため、制御部20Bはステップ(S115)の戻りエラー表示を継続させる。
マスタID情報が異なる場合(S121;Yes)、制御部20Bは記憶部20A内に記憶されたマスタID情報およびマスタ残量情報をICタグ読み取り部22aが読み取った情報に更新する。
そして制御部20Bはエラー表示をクリアし(S123)、ステップ(S101)に戻り製版動作をはじめからやり直し、ステップ(S101)以降の動作を繰り返す。
以上説明したように本実施形態に係る製版装置では、製版動作中にエンドマーク検出部22bがエンドマーク候補を検知した場合に、制御部20Bが記憶部20Aに記憶された製版動作直前のマスタ残量が所定の閾値以下であるか否かを比較するようにしている。
よって、マスタ21に付着した単なる汚れをエンドマークと誤検出することがなくなり、真のエンドマークを確実に検出することができる。
また、エンドマーク検出およびマスタ残量が所定の閾値未満である場合にエラー表示を発することとしているが、制御部20Bがエラー表示後の再セットされたマスタ21が、エラー表示された時点でセットされていたマスタ21であるか否かをICタグ読み書き部22aが読み取ったID情報と記憶部20Aに記憶されたマスタID情報とを比較し、同一IDである場合に製版動作を再開せずエラー表示を継続させることとした。
よって、残量が少ないマスタ21によって製版開始がなされることを防止でき、製版が実行された場合に細いマスタ片が発生し製版装置20内に留まってしまうという不具合を予防できる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態と重複する部分を省略し、図5を用いて以下に第2実施形態に係る製版装置20の作用を説明する。第2実施形態に係る製版装置20は、エンドマーク検出部22bによりエンドマークが検出され(S101)、かつ、制御部20Bによりマスタ残量が所定の閾値未満であると判断された場合(S103;No)であっても、製版手段による製版を中断させず、継続させるものである。
具体的には、制御部20Bのマスタ残量閾値比較によりエンドマーク検出部22bが検出したエンドマーク候補がものがエンドマークであると確定すると(S103;No)、制御部20Bはエンドマーク検出情報を記憶部20Aに記憶させる(S201)。ここでは、記憶部20A内のRAMが望ましい。
その後、制御部20Bは各部を制御することにより製版動作を実行させる(S203)。通常、マスタエンドマーク後には、所定量(例えばA3製版1版分)のマスタが残されているため、製版動作を継続させても問題がない場合が多いためである。しかし、製版動作を確実に終了させ、かつ、製版装置20内に細切れマスタ片を残留させないためには、制御部20Bは、製版動作を継続させる場合、すなわちステップ(S203)前に、マスタ21に付与されているエンドマーク以降のマスタ残量と、製版される画像データから判断される製版終了までに必要なマスタ長と細切れマスタ片を残留させないために必要なマスタ長を加算したマスタ量とを比較し、前者の方が大きいことを検出する必要がある。この制御は、定型外の画像データについての製版を実行している場合に有効である。定型外の画像データには、例えば垂幕、のぼり等のものが挙げられる。
制御部20Bが製版動作が終了したと判断していない場合(S205;No)には、ステップ(S203)に戻り前述の動作が繰り返される。制御部20Bが製版動作が終了したと判断場合(S205;Yes)には、図4のステップ(A)へ戻り、図4と同様の処理が実行される。なお、本実施形態では製版動作が終了しているため、ステップ(B)を経ることなく、製版動作終了となる(S111)。
以上、説明したように第2実施形態に係る製版装置20は、制御部20Bが真のエンドマークを検出したと判断した場合でも、製版動作中の画像データに対しては製版を継続できるようにした。これにより、エンドマーク以降のマスタ21を無駄にすることがなくなる。また、製版動作を継続させる場合、制御部20Bにより、エンドマーク以降のマスタ残量と、製版される画像データから判断される製版終了までに必要なマスタ長と細切れマスタ片を残留させないために必要なマスタ長を加算したマスタ量とを比較し、前者の方が大きいことを検出させることにすれば、製版動作を確実に終了できるとともに、細切れマスタ片が製版装置20内に残留するという問題を予防することができる。
<その他の実施形態>
上記第1実施形態および第2実施形態に係る製版装置20(または孔版印刷装置1)においてエンドマーク検出部22bによりエンドマークが検出され(S101)、かつ、制御部20Bによりマスタ残量が所定の閾値未満であると判断された場合(S103;No)に、ICタグ読み書き部22aがセットされているマスタ21のメモリICタグ21aに「真のエンドマーク検出済みである旨の情報(フラグ等)」を書き込むようにしても良い。
これにより、このマスタ21がマスタセット部28から取り外され、再度、セットされた場合であってもフラグが記憶されているため、このマスタ21を使用した製版動作を確実に防止することができる。
よって、残量が少ないマスタ21によって製版開始がなされることを防止でき、製版が実行された場合に細いマスタ片が発生し製版装置20内に留まってしまうという不具合を予防できる。
また、上記「真のエンドマーク検出済みである旨の情報(フラグ等)」は制御部20Bが記憶部20Aに、マスタID情報と関連付けて記憶させるようにしても良い。このようにすれば、マスタ21が再セットされた場合であってもICタグ読み書き部21aが読み取ったマスタID情報と、記憶部20A内のマスタID情報とを比較することにより残量が少ないマスタ21であることが検出でき、上記と同様の効果を奏することができる。
1…画像形成装置(孔版印刷装置)
10…原稿読取部
20…製版部(製版装置)
20A…記憶部
20B…制御部
20Ba…駆動処理部
20Bb…マスタ搬送量算出部
20Bc…マスタ残量算出部
21…マスタ
21a…ICタグ
21b…エンドマーク
22a…ICタグ読み書き部
22b…エンドマーク検出部
23…マスタガイドローラ
24…サーマルヘッド
25…プラテンローラ
26…カッタ部
27…搬送ローラ対
28…マスタセット部
30…給紙部
40…印刷部
41…ドラム
42…クランプ部
50…排紙部

Claims (5)

  1. 終端付近にエンドマークが付与されたマスタに画像情報を感熱穿孔する製版手段と、
    前記マスタを前記製版手段へ搬送するとともに製版後のマスタを搬出するマスタ搬送手段と、
    前記製版手段による製版が終了するたびにマスタ残量が更新される記憶手段と、
    前記エンドマークを検出するエンドマーク検出手段と、
    を備える製版装置であって、
    製版開始後に前記エンドマーク検出手段によりエンドマーク候補が検出された場合であって、エンドマーク候補が検出された製版開始直前の前記記憶手段に記憶されたマスタ残量が所定の閾値未満であった場合に前記エンドマーク候補を真のエンドマークと判断し以降の前記製版手段の処理動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする製版装置。
  2. 前記製版手段による製版が終了するたびに搬送されたマスタの量であるマスタ搬送量を算出するマスタ搬送量算出手段と、
    前記記憶手段に記憶されたマスタ残量から前記マスタ搬送量を減算することで、製版後のマスタ残量を算出し、前記記憶手段に記憶されているマスタ残量を書き換えるマスタ残量算出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の製版装置。
  3. 前記製版装置に前記マスタがセットされたことを検知するマスタセット検知手段をさらに備え、
    前記記憶手段はさらに個々のマスタを識別するマスタID情報を記憶しており、
    前記制御手段は、前記エンドマーク候補を真のエンドマークと判断した後に前記マスタセット検知手段により新たなマスタのセットが検知されたときに、
    記記憶手段に記憶されたマスタID情報と新たにセットされたマスタのマスタID情報とが同じ場合には前記製版手段による製版動作を禁止し、
    前記記憶手段に記憶されたマスタID情報と新たにセットされたマスタのマスタID情報とが異なる場合には前記製版手段による製版動作を許可すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の製版装置。
  4. 前記マスタにはさらにメモリICタグが付与されており、
    前記制御手段が前記エンドマーク候補を真のエンドマークと判断した場合、前記メモリICタグにマスタエンド情報を記憶させるICタグ読み書き手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の製版装置。
  5. 前記エンドマーク検出手段は、巻回されたマスタロールから引き出されたマスタからの出力を受ける位置に設置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の製版装置。
JP2011146927A 2011-07-01 2011-07-01 製版装置 Active JP5868621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011146927A JP5868621B2 (ja) 2011-07-01 2011-07-01 製版装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011146927A JP5868621B2 (ja) 2011-07-01 2011-07-01 製版装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013014035A JP2013014035A (ja) 2013-01-24
JP5868621B2 true JP5868621B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=47687202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011146927A Active JP5868621B2 (ja) 2011-07-01 2011-07-01 製版装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5868621B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5055624B2 (ja) * 2007-12-05 2012-10-24 東北リコー株式会社 孔版印刷装置
JP2009166462A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Tohoku Ricoh Co Ltd 画像形成装置の安全・環境規制管理方法及び安全・環境規制管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013014035A (ja) 2013-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2446056C2 (ru) Проверка подлинности расходуемых материалов
US10733915B2 (en) Printing apparatus for printing on labels on roll paper and method for detecting number of remaining labels on roll paper
JP2006256097A (ja) 印刷装置
JP5868621B2 (ja) 製版装置
JP6094651B2 (ja) 印刷媒体
JP5748536B2 (ja) 設定装置、設定方法、およびプログラム
JP5825251B2 (ja) 印刷装置
JP2009234039A (ja) 画像形成装置
US11459199B2 (en) Printing apparatus
US11370235B2 (en) Printer configured to set operation mode to one of first mode and second mode for appropriately determining whether to allow subsequent print control
JP2013166252A5 (ja)
JP2006015495A (ja) 画像形成装置
JP2011141421A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP6872425B2 (ja) 媒体供給装置及び画像形成装置
JP2020166571A (ja) プリンタ
JP7192516B2 (ja) プログラムおよび情報処理装置
JP6486106B2 (ja) プリンタ
JP6451329B2 (ja) 画像形成方法および画像形成システム
EP4364956A1 (en) Printer
JP2012030578A (ja) サーマルプリンタ、および、インクカセット
JP2012187794A (ja) 記録媒体のニアーエンド検出装置、およびニアーエンド検出方法
WO2018074994A1 (en) Media supply
JP5924143B2 (ja) 印刷装置
JP5320240B2 (ja) 印刷位置制御装置、ラベルプリンタ及び印刷位置制御方法
JP2014233878A (ja) 印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5868621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250