JP5868233B2 - ガスエンジンの副室用逆止弁 - Google Patents

ガスエンジンの副室用逆止弁 Download PDF

Info

Publication number
JP5868233B2
JP5868233B2 JP2012062970A JP2012062970A JP5868233B2 JP 5868233 B2 JP5868233 B2 JP 5868233B2 JP 2012062970 A JP2012062970 A JP 2012062970A JP 2012062970 A JP2012062970 A JP 2012062970A JP 5868233 B2 JP5868233 B2 JP 5868233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
ignition
hole
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012062970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013194613A (ja
Inventor
智大 田中
智大 田中
孝宏 藤川
孝宏 藤川
知孝 江口
知孝 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2012062970A priority Critical patent/JP5868233B2/ja
Publication of JP2013194613A publication Critical patent/JP2013194613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5868233B2 publication Critical patent/JP5868233B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Check Valves (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、ガスエンジンの主燃焼室に臨んで設置される着火用の副室に、着火燃料ガスを供給し、着火炎の逆流を防止する副室用逆止弁に関する。
ガスエンジンの燃焼室では、主燃料ガスとして燃費向上のために希薄された天然ガスが使用される。しかし、燃焼室で確実に着火させて失火を防止するために、燃焼室に臨んで着火用の副室を設置し、この副室に濃度の高い着火燃料ガスを供給して着火プラグにより放電着火させており、この副室における着火炎により燃焼室の主燃料ガスに着火するものがたとえば特許文献1に開示されている。
特開2007−113463号(図1)
特許文献1に示された逆止弁の構造は詳細に開示されていないが、同様の作用効果を奏する従来の逆止弁に、たとえば図9および図10に示すものがある。
すなわち、この逆止弁50は、着火燃料供給ノズル51の出口部を構成する弁穴52内に、弁本体53がスライド自在に内嵌されており、弁穴52の上流端に弁受座部54が形成され、下流端に下流側への移動限となる規制段部55が形成されている。
弁本体53は釣鐘形に形成されており、中空部56の上流端部が閉鎖されるとともに下流端部が開口されている。そして弁本体53の上部肩部に、弁受座部54に当接閉鎖、離間開放する閉鎖部57が形成され、また弁本体53の胴部58に中空部56に連通され燃料ガスを導入する連通穴59が所定角度(図では90°)ごとに形成されている。さらに胴部58の上部外周と下部外周に、弁穴52の内面に摺接されるガイド用の上鍔部61Uと下鍔部61Dが同一軸心上にそれぞれ突設されている。上鍔部61Uは、所定の厚みの平面視円形状に形成され、90°隔てた四辺に沿って切り欠かれた四箇所のガス通過部62が形成されている。また下鍔部61Dは、所定の厚みの平面視円形状に形成されている。さらに弁本体53の上端部に、掛止穴64aが形成された吊手部64が形成され、掛止穴64aに弁本体53を弁受座部54側に付勢する付勢用のコイルばね63が掛止されている。
さらにこの弁本体53は、材質として9Cr鋼(JIS規格 SUH1相当)が採用され、表面が表面硬化(窒化)処理により表面硬さ:Hv1000程度に硬化されている。
しかしながら、従来の上記弁本体53は、カーボンの付着により摩擦抵抗が増大して動作不良が多発するという問題があった。また、表面硬化処理に窒化処理が行われていたが、弁本体53の耐酸化性が低下するおそれがあった。
本発明は上記問題点を解決して、高温酸化・焼損や動作不良の発生しないガスエンジンの副室用逆止弁を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
点火用副室に燃料を供給する燃料供給ノズルに設けられて、点火用副室からの着火炎の逆流を防止するガスエンジン用逆止弁であって、
燃料供給ノズルの出口を構成する弁穴の上流端に形成された弁受座部および下流端に形成された規制段部と、これら弁受座部および規制段部の間の弁穴内にスライド自在に配置されて前記弁受座部に当接し弁穴を閉鎖可能な弁本体と、当該弁本体を前記弁受座部に当接する方向に付勢する付勢用のコイルばねとを具備し、
弁本体の胴部の上流側と下流側に、弁穴に案内される上鍔部および下鍔部を形成するとともに、弁本体の外周から弁本体内を通って下流側に主燃料ガスを送り出す着火燃料ガス流路を形成し、
前記下鍔部の外周部に、弁穴に摺接される一定面積の複数の摺接ガイド面を一定角度ごとに形成するとともに、これら摺接ガイド面の総面積を、当該下鍔部に対応する弁穴内周面の面積に対して、10%以上で30%以下としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、
弁本体は、その材質が析出硬化系ステンレス鋼とされ、弁本体の使用温度による時効硬化により硬化されるものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、
着火燃料ガス流路は、
上鍔部を切り欠いて形成されたガス通過部と、
弁本体に形成されて上流端が閉鎖され下流端が開口される中空部と、
弁本体の胴部に形成されて当該胴部外周と前記中空部とを連通する連通穴とを有するものである。
請求項1記載の発明によれば、弁本体の胴部の上流側と下流側に弁穴に案内される上鍔部および下鍔部を形成し、直接副室の着火炎に晒される弁本体の下鍔部の摺接ガイド面の面積を、従来に比較して大幅に縮小し、弁穴内周面の面積に対して、10%以上で30%以下とすることにより、弁穴と弁本体の間に隙間を多く形成して放熱作用を促進することで、高温酸化・焼損を未然に防止することができる。さらにコイルばねにより付勢されることから、スライド中に弁本体が周方向に揺動され、摺接ガイド面による弁穴への付着したカーボンの掻き落とし作用を促進させることができて、カーボンの付着による動作不良や偏磨耗を未然に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、弁本体の材質を析出硬化系ステンレス鋼とすることで、400℃〜500℃となる逆止弁の使用温度を利用して、使用中に時効硬化を図ることができ、特別な表面硬化処理を不要とし、またステンレス鋼本来の耐酸化性を確保することができて、安価で信頼性の高い逆止弁を提供することができる。
(a)〜(c)は、本発明に係るガスエンジンの副室用逆止弁の実施例を示し、(a)は弁本体の下方斜視図、(b)は弁本体正面図、(c)は側方斜視図である。 図1(b)に示すA−A断面図である。 逆止弁の閉鎖状態を示す側面視の断面図である。 逆止弁の開放状態を示す側面視の断面図である。 ガスエンジンの副室を示す側面視の拡大断面図である。 ガスエンジンのシリンダヘッドを示す側面視の断面図である。 時効熱処理時間と硬度の関係を示すグラフである。 使用後の弁本体の硬さを示すグラフである。 従来の弁本体の下方斜視図である。 従来の弁本体の使用状態を示す側面視の断面図である。
[実施例1]
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
[全体構造]
図6はガスエンジンのシリンダヘッド11を示す側面視の断面図で、ピストン12を昇降自在に収容する燃焼室13の上部に設けられたシリンダヘッド11に、(希薄な)主燃料ガスが供給される吸気弁14v付きの吸気口14と、燃焼排ガスが排出される排気弁15v付きの排気口15と、燃焼室の主燃料ガスに着火するための副室16とが設けられている。17は主燃料制御弁である。
この副室16には、図5に示すように、上部に高濃度の着火燃料ガスを供給する着火燃料供給ノズル20が接続され、また点火プラグ18が配置されており、下部に燃焼室13に連通する着火穴19が形成されている。着火燃料供給ノズル20には、着火燃料制御弁22が介在された着火燃料供給管21が接続されており、着火燃料供給ノズル20の出口に本発明に係る逆止弁30が配置されている。
[逆止弁]
図3および図4に示すように、逆止弁30は、着火燃料供給ノズル20の出口部に形成された弁穴31で、上流端に弁受座部23が形成され、下流端に下流側への移動限となる規制段部24が形成されており、この弁穴31内の弁受座部23と規制段部(規制リング)24の間に弁本体32がスライド自在に内嵌されている。そして、上流端が図5に示す掛止ロッド26に掛止されたコイルばね25が、弁本体32の上流端部に連結され、弁本体32が弁受座部23に当接されて弁穴31が閉鎖される。
図1および図2に示すように、弁本体32は釣鐘形に形成されており、上流端部が閉鎖されるとともに下流端部が開口された中空部(着火燃料ガス流路)33が軸心O上に形成されている。そして弁本体32の肩部周囲に、弁受座部23に当接、離間して弁穴31を開閉する閉鎖部34が形成され、また胴部35に、胴部35外周と中空部33を連通させて着火燃料ガスを通過させる複数の連通穴(着火燃料ガス流路)36が、所定角度(図では90°ごと4箇所)形成されている。さらにまた弁本体32の上流端部に、前記コイルばね25を連結する掛止穴39aを有する吊手部39が形成されている。
胴部35の上流部外周と下流部外周に、弁穴31の内面に摺接されて弁本体32の姿勢を安定させるガイド用の上鍔部37Uと下鍔部37Dが突設されている。
上鍔部37Uは、所定の厚みに形成されるとともに、軸心Oを中心とする略円形を90°隔てた胴部35接線に沿う四つの平面37Uaで切り欠いて平面視で角丸(摺接面37Ub)の略正方形に形成され、これら4箇所の切り欠き部が着火燃料ガスを導入するガス通過部(着火燃料ガス流路)38に構成されている。ここでガス通過部38の断面積Stは、弁穴31の断面積Shに対してSh:St=1:0.18〜0.28倍(図では約0.24)の空間が得られるように形成されている。ガス通過部38の面積Stが0.18×Sh未満では、着火燃料ガスの流入量が少なく流路抵抗が生じるためであり、面積Stが0.28×Shを越えるとガス通過部38の加工が難しくなり、また上鍔部37Uの摺接面の面圧が大きくなり、弁穴31での安定したスライドが困難になるおそれがあるからである。また4箇所の摺接面37Ubの面積Suは、対応する弁穴31の内周面積Saに対して、Sa:Su=1:0.10〜0.30の範囲に形成されている。
下鍔部37Dは、所定の厚みに形成されるとともに、軸心Oを中心とする略円形を90°隔てた胴部35接線に沿う四つの平面状の切り欠き面37Daで切り欠いて平面視で角丸の略正方形に形成され、弁穴31の内面に摺接される一定面積の複数の摺接ガイド面41が等角度ごと(図では90度ごと4箇所)に形成されている。この摺接ガイド面41の摺接面積Sdは、下鍔部37Dに対応する弁穴31の内周面Saに対して、Sa:Sd=1:0.10〜0.30の範囲に形成されており、図2では、Sa:Sd=1:0.15で表している。これは、摺接ガイド面41の摺接面積Sdが内周面Saの10%未満では、摺接ガイド面41の面圧が大きくなり、弁本体32と弁穴31の磨耗が大きくなるからであり、摺接面積Sdが内周面Saの30%を超えると、副室から侵入したカーボンが付着固化して動作不良の原因となるからである。また、弁本体32がコイルばね25で支持されていることから、コイルばね25と着火炎とにより弁本体32が上下流方向にスライドする時に所定範囲で軸心O周りに回動し、これら摺接ガイド面41により、副室16から着火炎に伴って流入したカーボンが弁穴31の内周面に付着するのを効果的に掻き落とすことができ、カーボンの付着による動作不良を防止することができる。
なお、この実施例では上鍔部37Uの平面37Uaと、下鍔部37Dの切り欠き面37Daとを加工が容易に行えるため、同一位相(角度位置)で図示されているが、位相を変更してもよいし、またそれぞれ平面状に形成したが、湾曲凹状など平面以外の形状としてもよい。さらに、平面視で、角丸の四角形以外にも、角丸の正三角形や五角形、六角形など角丸の多角形に形成することもできる。
[材質]
また弁本体32の材質を、析出硬化系ステンレス鋼とし、具体的にはSUS630,17Cr−4Niを採用しているが、他の析出硬化系ステンレス鋼、たとえばSUS631も有効である。この弁本体32の材質として、耐摩耗性や耐酸性を考慮してコバルト基合金やニッケル基合金の採用も考えられるが、これらの材料は価格が高い。このため、比較的安価で耐酸性に優れ、かつ時効硬化する特性を有する析出硬化系ステンレス鋼に着目した。
この析出硬化系ステンレス鋼であるSUS630,17Cr−4Niの高温環境における硬さの変化について、実験した結果を図7に示す。上記実験結果によれば、約500℃以上を越える温度環境では、やや軟化傾向を示すものの、この逆止弁30の使用温度範囲である400℃以上、500℃以下では、熱処理時間(運転使用時間)内で十分な硬度を示した。この約400℃〜500℃の温度範囲は、逆止弁の使用温度の範囲に対応する。
なお、ここで弁穴31を形成する筒体の材質は、SUS630である。
図8は、本実施例の弁本体32を、ガスエンジンにおいて2000時間使用した後、硬度を測定した結果であり、比較対象は、従来品で材質が9Cr鋼(JIS規格 SUH1相当)で、表面が表面硬化(窒化)処理されたものである。本実施例の弁本体32は、500℃以下の使用環境で時効硬化が認められるのに対して、従来品では、時効硬化が認められなかった。また外観検査において、本実施例の弁本体32には、カーボンの付着は認められず、高温酸化・焼損や偏磨耗も認められず、運転中の動作不良もなかった。従来品では、表面硬化処理に窒化処理を行うことで、耐酸化性を損なっていたためと思われる。
[逆止弁の動作]
上記構成において、主燃料制御弁17により、吸気弁14vが開放されて吸気口14から燃焼室13に主燃焼ガスが供給されるとともに、着火燃料制御弁22により着火燃料供給管21から弁穴31に送られると、図4に示すように、着火燃料ガスのガス圧により弁本体32が押し下げられて、着火燃料ガスがガス通過部38、連通穴36、中空部33を介して副室16に供給される。そして点火プラグ18がスパークされて副室16内の着火燃料ガスに着火され、着火炎が着火穴19を介して燃焼室13の主燃料ガスに点火燃焼され、ピストン12が押し下げられる。同時に、弁穴31に流入した着火炎が弁本体32を押し上げ、閉鎖部34が弁受座部23に当接して弁穴31が閉鎖される。
上記実施例によれば、弁本体32の胴部35の上流端と下流端に弁穴31に案内される上鍔部37Uおよび下鍔部37Dを形成し、直接副室16の着火炎に晒される下鍔部37Dの摺接ガイド面41を大幅に小さくしてその面積を、弁穴31内周面の面積に対して、10%以上で30%以下とすることにより、弁穴31内周面との間に隙間を形成して放熱作用を促進でき、高温酸化・焼損を未然に防止することができる。また弁本体32がコイルばね25により付勢されることで、スライド中に弁本体32が周方向に揺動され、摺接ガイド面41により弁穴31に付着したカーボンの掻き落とし作用を促進させることができ、カーボンの付着による動作不良や偏磨耗を未然に防止することができる。
また、弁本体32の材質を析出硬化系ステンレス鋼とすることで、400℃〜500℃となる逆止弁の使用温度を利用して、使用中に時効硬化を図ることができ、特別な表面硬化処理を不要として、ステンレス鋼本来の耐酸化性を確保することができ、安価で信頼性の高い逆止弁の弁本体32を提供することができる。
11 シリンダヘッド
12 ピストン
13 燃焼室
16 副室
18 点火プラグ
19 着火穴
20 着火燃料供給ノズル
21 着火燃料供給管
22 着火燃料制御弁
23 弁受座部
24 規制段部
25 コイルばね
30 逆止弁
31 弁穴
32 弁本体
33 中空部
34 閉鎖部
35 胴部
36 連通穴
37U 上鍔部
37Ua 平面
37Ub 摺接面
37D 下鍔部
37Da 切り欠き面
38 ガス通過部
39 吊手部
39a 掛止部
41 摺接ガイド面

Claims (3)

  1. 点火用副室に燃料を供給する燃料供給ノズルに設けられて、点火用副室からの着火炎の逆流を防止するガスエンジン用逆止弁であって、
    燃料供給ノズルの出口を構成する弁穴の上流端に形成された弁受座部および下流端に形成された規制段部と、これら弁受座部および規制段部の間の弁穴内にスライド自在に配置されて前記弁受座部に当接し弁穴を閉鎖可能な弁本体と、当該弁本体を前記弁受座部に当接する方向に付勢する付勢用のコイルばねとを具備し、
    弁本体の胴部の上流側と下流側に、弁穴に案内される上鍔部および下鍔部を形成するとともに、弁本体の外周から弁本体内を通って下流側に主燃料ガスを送り出す着火燃料ガス流路を形成し、
    前記下鍔部の外周部に、弁穴に摺接される一定面積の複数の摺接ガイド面を一定角度ごとに形成するとともに、これら摺接ガイド面の総面積を、当該下鍔部に対応する弁穴内周面の面積に対して、10%以上で30%以下とした
    ことを特徴とするガスエンジンの副室用逆止弁。
  2. 弁本体は、その材質が析出硬化系ステンレス鋼とされ、弁本体の使用温度による時効硬化により硬化される
    ことを特徴とする請求項1記載のガスエンジンの副室用逆止弁。
  3. 着火燃料ガス流路は、
    上鍔部を切り欠いて形成されたガス通過部と、
    弁本体に形成されて上流端が閉鎖され下流端が開口される中空部と、
    弁本体の胴部に形成されて当該胴部外周と前記中空部とを連通する連通穴とを有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のガスエンジンの副室用逆止弁。
JP2012062970A 2012-03-21 2012-03-21 ガスエンジンの副室用逆止弁 Active JP5868233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012062970A JP5868233B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ガスエンジンの副室用逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012062970A JP5868233B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ガスエンジンの副室用逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013194613A JP2013194613A (ja) 2013-09-30
JP5868233B2 true JP5868233B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=49393889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012062970A Active JP5868233B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ガスエンジンの副室用逆止弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5868233B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2903181B2 (ja) * 1990-10-31 1999-06-07 ヤンマーディーゼル株式会社 副室式ガス機関用チェックバルブ
JP2502450Y2 (ja) * 1992-01-17 1996-06-26 株式会社神戸製鋼所 ガスエンジン
JPH07259687A (ja) * 1994-03-16 1995-10-09 Unisia Jecs Corp 2流体噴射弁
JP2001050133A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Hitachi Ltd 電子燃料噴射弁
JP4977355B2 (ja) * 2005-10-19 2012-07-18 財団法人シップ・アンド・オーシャン財団 副燃焼室を持つガスエンジン
JP2012112289A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Toyota Industries Corp 副室式ガスエンジン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013194613A (ja) 2013-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2520780A1 (en) Auxiliary chamber-type gas engine
EP2372135B1 (en) Gas engine
EP2543930A1 (en) Combustion appliance for raising the temperature of exhaust gas
JP5641169B1 (ja) 直噴式ディーゼルエンジン
US7066131B2 (en) Cylinder head
WO2007033306A3 (en) Gas turbine engine combustion systems
WO2008007190A3 (en) Wear resistant high temperature alloy
WO2008123895A3 (en) Spark-integrated propellant injector head with flashback barrier
JP5167108B2 (ja) 点火プラグを備えたガスエンジン
JP2011047290A (ja) Egrバルブ
JP5868233B2 (ja) ガスエンジンの副室用逆止弁
US9790845B2 (en) Internal combustion engine
JP5333271B2 (ja) 吸気用バルブ装置
EP2573351A4 (en) INTERNAL COMBUSTION ENGINE
JP5303999B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JP2011132874A (ja) エンジンバルブ
CN207064091U (zh) 一种气缸缸盖
JP2007002800A (ja) エンジンの燃焼室構造
EP2324213B1 (en) Corrosion resistant valve guide
KR20180054441A (ko) 내연 기관용 가스 교환 밸브 및 내연 기관
JP7415710B2 (ja) 内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関
CN104764014A (zh) 具有进气保护装置的引射式燃烧器
CN103912332A (zh) 一种内燃机气门座圈
JP5342592B2 (ja) 内燃機関のシリンダ構造
EP3260693A1 (en) Cylinder head and engine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5868233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250