JP5333271B2 - 吸気用バルブ装置 - Google Patents
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Description
自動車のごとき車両に搭載されるエンジンの吸気用バルブ装置としては、種々な構成のものが従来より知られているが、その代表例であるスロットルバルブの場合、図1に示すようなタイプが一般的である。図1に基づき概説すれば、エンジン1の燃焼室1aに向けて燃焼用の空気を導く吸気通路2には、この通路2の開閉あるいは開度調整を行なうバルブ3が設けられている。このバルブ3は、基本的には弁体31とこれを回動操作するシャフト32からなり、エンジン1の運転条件に応じて回動操作されて、矢印Aのごとき吸入空気の流れ、即ちエンジン1の吸入空気量を制御するものである。
しかし、近年この種の吸気用バルブ装置には、コスト低減や軽量化等のために、少なくとも弁体31を金属に代えて樹脂にて作製した所謂樹脂製バルブが多用されるようになってきた。
このように、弁体31の溶損等の事故を惹起すると、吸入空気量が制御不能となり、エンジンのオーバーランによる車両急発進等の危険挙動により安全運転に支障が生じることになる。
この構造は、樹脂製弁体の表面に、耐熱めっき層を施すとか、耐熱材を設けることにより、バルブ表面を高温の燃焼ガスから保護しようとするものである。
しかしながら、バックファイアは、前述のごとく、高温であるのみならず、高圧でもあるため、強烈なバックファイアが生じた場合には、バルブ自体樹脂製で強度が弱いために、バルブそのものの破損(欠損・折損等)を招くという問題がある。
このようにバルブ自体が破損した場合、吸入空気量が制御不能となり、エンジンのオーバーラン等安全運転に支障が生じるという前述の溶損と同様の問題に加え、万一バルブの破片がエンジンに吸い込まれると、エンジンの破損という重大事に至る危険がある。
なお、上記問題は、吸気用バルブ装置の代表例であるスロットルバルブの事例について詳述したが、最近のエンジンには、図1において、吸気ダクト4の各分岐管41から各気筒の吸気ポート1bへの吸気流を、より好適な流れに変更するためのタンブルバルブやスワールバルブが設置されるものがあり、これらのバルブにも樹脂化の要請が強くなってきているが、バックファイアの影響については全く同様の問題を抱えている。
請求項1に記載の発明によれば、樹脂製の弁体は、シャフトと一体に回動し、弁体の主要部を形成するベース弁部と、このベース弁部に対して同一平面状に配置され、弁体の残部を形成すると共に、吸気下流側から吸気上流側へ向かう燃焼圧によって吸気上流側へ変位することで、吸気下流側の燃焼圧を吸気上流側へ逃がすリリーフ弁部と、ベース弁部とリリーフ弁部との境界部に設けられてこの両弁部を結合すると共に、吸気下流側から吸気上流側へ向かう燃焼圧によって破断することでリリーフ弁部をベース弁部から切り離してリーフ弁部を吸気上流側へ変位可能にする薄肉部(以下、薄肉破断部と呼ぶ。)と、から構成されている。
そして、弁体は、境界部においてベース弁部とリリーフ弁部とに跨って設けられ、薄肉破断部が破断したときに、リリーフ弁部をベース弁部に対して支持すると共に、リリーフ弁部の上記変位を許容するバネ部材(以下、復元用バネ部材と呼ぶ。)を備えている。
よって、バックファイアが生じると、弁体のリリーフ弁部がその瞬間的な高い燃焼圧を受けて吸気上流側へ変位し、高温高圧の燃焼ガスや火炎を速やかに吸気上流側へ逃がすため、弁体が高温に晒され続けることがなく、弁体の溶損を招くことがない。
しかも、この弁体は、ベース弁部とリリーフ弁部と薄肉破断部とを共通の樹脂材料により一体形成するだけの簡単かつ廉価な構成でもって、弁体の任意の一部を一時的に強制破損させ得る構造を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ベース弁部とリリーフ弁部とを連結している復元用バネ部材は、金属製の板バネまたは繊維強化されたエラストマー製の板バネであり、薄肉破断部を含む弁体に埋設されている。
このような構成にすることにより、バネ部材を心金としても活用して薄肉破断部を補強することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ベース弁部およびリリーフ弁部を結合する薄肉破断部は、シャフトの軸方向に沿って直線状に設けられており、その両端部が弁体の外周縁にまで達するようになっている。
かかる構成によれば、リリーフ弁部のベース弁部に対する変位並びに初期位置への復帰を、シャフトの軸線に沿って円滑に行なわせることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ベース弁部は、弁体の外周縁を形成すると共に少なくとも1つの窓孔を有する額縁形状をなしていて、この窓孔にリリーフ弁部が嵌合しており、リリーフ弁部とベース弁部との境界部が、少なくとも一部にシャフトの軸方向に沿う直線部を有する環状をなしていて、この直線部に復元用バネ部材が設けられる構成になっている。
かかる構成によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、吸気通路における弁体の開閉方向に関係なく、リリーフ弁部の配置・大きさ、換言すれば弁体の強制的破損箇所・その総面積を効果的に選定することができる。また、弁体自体の強度を額縁形状のベース弁部で確保することができる。さらにリリーフ弁部はその全周囲が薄肉破断部でベース弁部に結合されているため、リリーフ弁部を安定してベース弁部に保持させることができる。
このような構成にすることにより、薄肉破断部が破断しても、リリーフ弁部が復元用バネ部材に抗して例えば吸気圧により吸気下流側へ折れ曲がって、吸気通路を開放しっぱなしの状態にしてしまうことがなく、最小限のクリアランスを確保(設定)することが可能である。
図1ないし図3は、本発明の実施例1を説明するためのもので、まず、図1に基づいて吸気用バルブ装置がスロットルバルブとして適用されている一般的なエンジンを概説したのち、図2および図3に基づいて本発明の吸気用バルブ装置の実施例1について詳説する。
このエンジン1は、自動車のごとき車両に搭載されるものであり、エンジン1の燃焼室1aに向けて燃焼用の空気を導く吸気通路2には、吸気用バルブ装置として、この吸気通路2の開閉あるいは開度調整を行なうバルブ3が設けられている。このバルブ3は基本的には弁体31とこれを回動操作するシャフト32からなり、エンジン1の運転条件に応じて回動操作されて、矢印Aのごとき吸入空気の流れ(エンジン1の吸入空気量)を制御するものである。
吸気ダクト4の各分岐管41には燃料噴射弁6が設けられていて、この噴射弁6から噴射される燃料と前述の空気との混合気が吸気バルブ1cを介して燃焼室1aに導入されるわけで、点火プラグ1dにより点火されて燃焼したガスは排気バルブ1eを介して排気ポート1fから排気管7へと排出される。
吸気用バルブ装置をなすバルブ3は、前述のごとく吸気通路2を形成する吸気ダクト4に配設されるもので、吸気通路2の内部に配置され、この吸気通路2の開閉あるいは開度調整を行なう樹脂製の弁体31と、この弁体31を支持し、吸気通路2の内部で回動操作する金属製のシャフト32とを基本構成として具備している。樹脂製の弁体31と金属製のシャフト32とは、シャフト32の両端部32aを弁体31より露出させて、例えばインサート成形技術により容易に製作することができる。
しかして、弁体31は、吸気ダクト4に対し、シャフト32により回動自在に取り付けられる。
まず、全体として、次の3つの部分からなる分割型構造をなしている。その1つは、シャフト32と一体に回動し、弁体31の主要部を形成するベース弁部33であり、2つ目が、このベース弁部33に対して同一平面状に配置され、弁体31の残部を形成すると共に、吸気下流側から吸気上流側へ向かう燃焼圧によって吸気上流側へ変位(図2の矢印C方向に回動)して、吸気下流側の燃焼圧を吸気上流側へ逃がす役目を担うリリーフ弁部34であり、3つ目が、ベース弁部33と前記リリーフ弁部34との境界部に設けられて前記ベース弁部33および前記リリーフ弁部34を結合すると共に、吸気下流側から吸気上流側へ向かう燃焼圧によって破断することで、リリーフ弁部34をベース弁部33から切り離して吸気上流側へ変位可能にする役目を担う薄肉部35(以下、薄肉破断部35と呼ぶ。)である。
なお、薄肉破断部35は、破断する力を肉の厚みで設定することができる。特に、盲孔状のミシン目構造を併用すると比較的肉厚に形成することができ、常態時における強度保証に有効である。なお、盲孔状ミシン目であれば、常態時にこの薄肉破断部35を吸気流が通過することがない。もっとも、後述するバネ部材8の埋設部分のみをミシン目とすることができ、この場合には吸気流をバネ部材8で遮蔽できるため、必ずしも盲孔状にしなくてもよい。
また、薄肉破断部35を挟む両弁部33、34の隣接部分36a、36bは、吸気流の上流側、下流側の両面において、薄肉破断部35と共に略V字形のくさび状をなす傾斜面に形成されており、リリーフ弁部34が図2破線のごとく吸気上流側に回動変位したときに、その隣接部分36bの傾斜面がベース弁部33の隣接部分36aの傾斜面に当接し、リリーフ弁部34がそれ以上矢印C方向(反時計方向)に回動変位できないよう、ストッパ機能を発揮する。
このバネ部材8としては、金属製の板バネまたは繊維強化されたエラストマー製の板バネが好適で、前者は例えばSUS304の金属を用いることができ、後者は基布入りのフッ素ゴム、シリコンゴム等を用いることができる。
しかして、この薄肉破断部35が破断したときには、リリーフ弁部34はベース弁部33に対してバネ部材8を支点として、吸気上流側に向けて図2の破線位置まで矢印Cのごとく回動変位することができる。
またこのとき、ベース弁部33とリリーフ弁部34との隣接部分36a、36bが当接し、リリーフ弁部34が過度に回動するのを防ぐため、バネ部材8を弾性限度内の変形にとどめることができる。
エンジン1は、運転条件によってはバックファイアが生じる。このバックファイアは、エンジン1の例えば吸気バルブ1cの開閉タイミングの狂いや、点火プラグ1dによる点火時期のズレなどにより、不完全燃焼ガスが爆発燃焼する現象で、高温高圧の燃焼ガスや火炎は吸気ポート1b付近ばかりでなく、吸気通路2を逆流(図2の矢印D方向)し、エアフィルタ5付近まで到達することさえある。
よって、吸気通路2に配設されたバルブ3は、高温高圧の燃焼ガスや火炎に晒されることになる。このとき、エンジン1がアイドリングなどで弁体31が全閉もしくはそれに近い状態にあると、弁体31全体が高温高圧の燃焼ガスをまともに受けることになる。
上記の不具合を解決するために、実施例1のバルブ3では、次の技術を採用している。
つまり、弁体31はベース弁部33、リリーフ弁部34および薄肉破断部35で構成されており、全閉状態でバックファイアの高圧を図2の矢印Dのごとく受けると、リリーフ弁部34の受圧力により薄肉破断部35が破断し、リリーフ弁部34がバネ部材8を支点として矢印Cのごとく吸気上流側へ回動変位する。このリリーフ弁部34の強制的な破損(切り離し)によって、吸気通路2には、リリーフ弁部34の面積に相当する大きな略三日月状の流路を形成することができる。
かくして、この流路を逃げ道として、燃焼圧や火炎が吸気下流側から吸気上流側へと瞬時に逃げる(抜ける)。よって、弁体31が高温高圧の燃焼ガスに晒され続けることがなく、弁体31の溶損を防止できる。
これにより、弁体31、したがってバルブ3は不完全ながらバルブとしての機能を発揮する。つまり、弁体31はリリーフ弁部34が少なくとも吸気圧の影響を受けて吸気通路2を閉じる方向に働くため、吸入空気量を制御することができ、エンジン1をオーバーランの危惧なく持続運転可能となる。したがって、車両を最寄の修理工場まで安全運転で無事運ぶことができる。
図4および図5(a)(b)は、本発明の実施例2として、図1のバルブ3として適用する吸気用バルブ装置の主要部を模式的に示したものである。
本実施例は、弁体31が、共通の樹脂材料で一体に形成される、ベース弁部33とリリーフ弁部34と薄肉破断部35の3つの分割部分で構成されているが、とりわけベース弁部33およびリリーフ弁部34に特徴を有する。
そして、この各窓孔33aと各リリーフ弁部34との境界部分が、全周にわたり環状特に弓形状に連なっていて薄肉破断部35を形成している。この薄肉破断部35において、その弦をなす直線部35aがシャフト32の軸方向に沿って延びており、この直線部35aのところで、ベース弁部33とリリーフ弁部34とに跨って、弁体31に実施例1と同様にして復元用バネ部材8が埋設されている。
なお、この薄肉破断部35において、直線部35aを除く円弧状部分35bは、直線部35aに比して、幅が狭く、破損し易い形状(肉厚)となっている。
なお、各窓孔33aと各リリーフ弁部34において、直線部35aを挟む隣接部分36a、36bは実施例1と同様なストッパ機能を果たす傾斜面になっている。
また、弁体31自体の強度を額縁形状のベース弁部33で確保することができ、さらにリリーフ弁部34はその全周囲が薄肉破断部35でベース弁部33に結合されているため、リリーフ弁部34を安定してベース弁部33に保持させることができる。
図6および図7は、それぞれ本発明の実施例1および実施例2の変形例を模式的に示したもので、基本的には実施例1および実施例2と同じ構造であるが、次のごとき特徴を有している。
この両変形例は、弁体31において、薄肉破断部35(特に直線部35a)を挟んだベース弁部33とリリーフ弁部34との隣接部分36a、36bは傾斜面をなしているが、特に吸気下流側の隣接部分には、薄肉破断部35が破断しバネ部材8によりリリーフ弁部34が復帰したときに、ベース弁部33に対するリリーフ弁部34の相対位置を、薄肉破断部35が破損する前の初期位置(実線位置)よりも、吸気下流側へ折れ曲がるのを防ぐストッパ37が設けられている。
特に、薄肉破断部35の直線部35aは、吸気下流側において、バネ部材8が存在する範囲において欠除している。つまり、バネ部材8の片面、即ち吸気下流側への折り曲がり面が露出しているわけで、バネ部材8の吸気下流側への変位が薄肉破断部35によって支障されることなく行なわれ、リリーフ弁部34側のストッパ37もベース弁部33側のストッパ37に直接良好に当接するため、ストッパ37による位置規制も的確に行なえる。
まず、図7の例について説明すると、このストッパ37の代わりに上記実施例2のごとき傾斜面36a、36bであると、バネ部材8の弾性力に抗して、リリーフ弁部34の吸気下流側へ復帰するときの回動変位(矢印E1、E2)が、最大両傾斜面36a、36bの当接位置まで可能になるのに対し、ストッパ37によってリリーフ弁部34の復帰位置が一点鎖線までの位置に制限されることになる。つまり、リリーフ弁部34の外周縁とベース弁部33の窓孔33aの内周縁との間には最大でも微小のクリアランスXしか生じないことになる。換言すれば、バルブ3による吸気通路2の最小限のクリアランスを確保(設定)することができる。
上述の変形例(図6および図7)のごとく、弁体31が一旦破損したにもかかわらず、最小クリアランスを確保できる状態に復元できることは、エンジン1、したがって車両の安全運転に資すること絶大である。
また、特に、実施例2および図7に示す変形例においては、直線部35a以外の円弧状部分35bにも幅の狭い薄肉破断部35を積極的に形成したが、これを省略して、窓孔33aの内周縁とリリーフ弁部34の外周縁とを単に密接させるようにしてもよい。
また、上述の例では、スロットルバルブへの適用例について詳述したが、図1において、吸気ダクト4の各分岐管41から各気筒の吸気ポート1bへの吸気流を、より好適な流れに変更するために設置されるタンブルバルブやスワールバルブにも適用できることは勿論であり、弁体31の構造も、シャフト32を中央に備えるバタフライ形式のものに限られるものではなく、シャフトを片側に備えて団扇のごとく開閉させる団扇形式のものにも適用できる。
2 吸気通路
3 バルブ(吸気用バルブ装置)
4 吸気ダクト
8 復元用バネ部材
31 弁体
32 シャフト
33 ベース弁部
33a 窓孔
34 リリーフ弁部
35 薄肉破断部(境界部)
35a 直線部
36a ベース弁部の傾斜面(隣接部分)
36b リリーフ弁部の傾斜面(隣接部分)
37 ストッパ
Claims (5)
- 内燃機関の燃焼室に向けて燃焼用の空気を導く吸気通路の内部に配置され、前記吸気通路の開閉あるいは開度調整を行なう弁体と、
前記弁体を前記吸気通路の内部で回動操作するシャフトと、を具備し、
前記弁体が樹脂材料によって形成されている吸気用バルブ装置において、
前記弁体は、
前記シャフトと一体に回動し、前記弁体の主要部を形成するベース弁部と、
前記ベース弁部に対して同一平面状に配置され、前記弁体の残部を形成すると共に、吸気下流側から吸気上流側へ向かう燃焼圧によって吸気上流側へ変位することで、吸気下流側の燃焼圧を吸気上流側へ逃がすリリーフ弁部と、
前記ベース弁部と前記リリーフ弁部との境界部に設けられて前記ベース弁部および前記リリーフ弁部を結合すると共に、吸気下流側から吸気上流側へ向かう燃焼圧によって破断することで前記リリーフ弁部を前記ベース弁部から切り離して前記リリーフ弁部を吸気上流側へ変位可能にする薄肉部と、
を具備し、
前記ベース弁部、前記リリーフ弁部および前記薄肉部が共通の樹脂材料によって一体に設けられるものであり、
さらに、前記弁体は、
前記境界部において前記ベース弁部と前記リリーフ弁部とに跨って設けられ、前記薄肉部が破断したときに、前記リリーフ弁部を前記ベース弁部に対して支持すると共に、前記リリーフ弁部の前記変位を許容するバネ部材を備えることを特徴とする吸気用バルブ装置。 - 請求項1に記載の吸気用バルブ装置において、
前記バネ部材は、金属製の板バネまたは繊維強化されたエラストマー製の板バネであり、前記薄肉部を含む前記弁体に埋設されていることを特徴とする吸気用バルブ装置。 - 請求項1または請求項2に記載の吸気用バルブ装置において、
前記薄肉部は、前記シャフトの軸方向に沿って直線状に設けられており、その両端
部が前記弁体の外周縁に達することを特徴とする吸気用バルブ装置。 - 請求項1または請求項2に記載の吸気用バルブ装置において、
前記ベース弁部は、前記弁体の外周縁を形成すると共に少なくとも1つの窓孔を有する額縁形状をなしており、
前記リリーフ弁部は、全周囲が前記窓孔に嵌合しており、
前記境界部は、少なくとも一部に前記シャフトの軸方向に沿う直線部を有する環状をなしており、
前記バネ部材は、前記直線部に設けられていることを特徴とする吸気用バルブ装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の吸気用バルブ装置において、
前記ベース弁部と前記リリーフ弁部との隣接部には、前記薄肉部が破断したときに前記リリーフ弁部の吸気下流側への復帰位置を規制するストッパが設けられていることを特徴とする吸気用バルブ装置。
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