JP6672348B2 - パイロット燃料ガス供給装置 - Google Patents

パイロット燃料ガス供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6672348B2
JP6672348B2 JP2018017380A JP2018017380A JP6672348B2 JP 6672348 B2 JP6672348 B2 JP 6672348B2 JP 2018017380 A JP2018017380 A JP 2018017380A JP 2018017380 A JP2018017380 A JP 2018017380A JP 6672348 B2 JP6672348 B2 JP 6672348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fuel gas
pilot fuel
gas
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018017380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019132255A (ja
Inventor
橋本 徹
徹 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Power Systems Co Ltd
Original Assignee
IHI Power Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Power Systems Co Ltd filed Critical IHI Power Systems Co Ltd
Priority to JP2018017380A priority Critical patent/JP6672348B2/ja
Publication of JP2019132255A publication Critical patent/JP2019132255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6672348B2 publication Critical patent/JP6672348B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、ガスエンジンの主燃焼室に設けた予燃焼室にプレート式逆止弁を介してパイロット燃料ガスを供給するパイロット燃料ガス供給装置に係り、特にプレート式逆止弁の弁体がカーボン等の異物によって固着する現象を抑制し、または改善を図るための発明に関するものである。
ガスエンジンの主燃焼室に設けた予燃焼室(副室)に逆止弁を介してパイロット燃料ガスを供給するパイロット燃料ガス供給装置を備えたガスエンジンが知られている。このガスエンジンによれば、予燃焼室に設けた点火プラグで点火を行い、主燃焼室内の燃料希薄な混合気を予燃焼室からの火炎で点火することができる。係るガスエンジンの技術分野においては、パイロット燃料ガス供給装置における逆止弁の不具合や、ガス燃料の供給状態の改善等を目的として、種々の提案がなされており、例えば下記特許文献1乃至3のような発明が開示されている。
特許文献1には、ガス供給管とガスエンジンの副室とを連通するガス連絡通路中に設けられたプレート式逆止弁についての発明が開示されている。このプレート式逆止弁の発明によれば、弁体を回転させることによりカーボンの付着を防止することができるものとされている。
特許文献2には、副室を有するガス機関の制御方法の発明が開示されている。この発明によれば、主室用燃料ガス噴射装置および副室用燃料ガス噴射装置への燃料ガス供給圧力をスロットル下流側の気圧に基づいて制御することにより、副室用レギュレータで調圧した燃料ガスをチェックバルブから副室に供給するに際し、チェックバルブの作動不良を防止することができるものとされている。
特許文献3には、副室式のガスエンジンの燃料供給制御装置の発明が開示されている。この発明によれば、副室式のガスエンジンにおいて、逆止弁の実動作状態を計測し、それに応じて、副室燃料供給弁の動作指令を補正することができる他、逆止弁の実開弁時期が早い場合には、副室燃料供給弁を遅角補正することができる。さらに、弁状態検出装置51としてギャップセンサを用いる旨も説明されている。
特開平8−152074号 特開2006−170212号 特開2014−185574号
ガスエンジンにおいて燃料ガスを燃焼させる際の点火源は一般的には点火プラグである。しかしながら、希薄燃焼を行なう中型のガスエンジンにおいては、点火プラグのエネルギーでは、燃料が希薄な主燃焼室の混合気に点火することが難しい。このため、主燃焼室に連通するように、より小さい予燃焼室を設け、この予燃焼室に点火プラグを設けておく。そして、予燃焼室にパイロット燃料ガスを供給して予燃焼室内の混合気を燃料リッチの状態とすることにより点火プラグで点火を行い、予燃焼室の燃焼により生成される火炎ジェットによって主燃焼室内の燃料希薄な混合気に点火している。
予燃焼室にパイロット燃料ガスを供給する際、主燃焼室および予燃焼室の燃焼ガスがパイロット燃料ガスの配管に逆流することを防ぐために、配管と予燃焼室の間にはプレート式逆止弁が設けられている。このプレート式逆止弁は、移動可能な板状の弁体(プレート)を備えており、パイロット燃焼ガスの供給時には、配管から供給されるパイロット燃焼ガスの圧力により弁体が移動して流路が確保され、パイロット燃焼ガスが予燃焼室に供給される。また、燃焼時には、予燃焼室に入り込んだ燃焼ガスの圧力により弁体が移動して弁体が弁座に押し付けられ、パイロット燃焼ガスの流路が遮断される。
上述のような従来のガスエンジンまたはパイロット燃料ガス供給装置によれば、プレート式逆止弁のプレートが固着して予燃焼室にパイロットガスが流れなくなると、予燃焼室内で失火が発生し、これにより点火源を失った主燃焼室内でも失火が発生することになる。一方、逆止弁は燃焼ガスにさらされる状態にあるため、燃焼ガスに含まれるカーボン等の異物により、弁座に固着して動作不能となってしまう可能性がある。ガスエンジンの運転中はプレートが動作していること、および、プレートに高い圧力がかかっていることから、プレートが固着して動作不能となることは無いが、ガスエンジンの停止中は、カーボン等によって弁座に固着する可能性があり、その結果、次のガスエンジンの始動では失火が発生することがある。
前記特許文献1の発明においては、弁体に付着するカーボンの量を減少させることを目的としているが、実際には残ったカーボンによってガスエンジンの停止中に弁体が弁座に固着する可能性があり、固着した場合には次のエンジンの始動で失火が発生することを避けることができない。
本発明は、以上説明した背景技術における課題に鑑みてなされたものであり、主燃焼室に予燃焼室が設けられたガスエンジンの技術分野において、予燃焼室にパイロット燃料ガスを供給するプレート式逆止弁の弁体がカーボン等によって固着する現象を抑制または改善することを目的としている。
請求項1に記載されたガスエンジンのパイロット燃料ガス供給装置は、
ガスエンジンの主燃焼室に連通する予燃焼室へのパイロット燃料ガスの供給路に設けられたプレート式逆止弁と、前記プレート式逆止弁と燃料ガスの供給源とを接続する配管と、前記配管に設けられた圧力調整弁とを有するガスエンジンのパイロット燃料ガス供給装置であって、
前記配管において前記圧力調整弁の下流に設けられ、前記ガスエンジンの停止中に前記配管から前記プレート式逆止弁に高圧のエア又は不活性ガスを供給するエアブロー弁と、 前記配管において前記圧力調整弁と前記エアブロー弁の間に設けられた遮断弁と、
を有し、
前記エアブロー弁を開放する際に前記遮断弁を遮断することを特徴としている。
請求項2に記載されたパイロット燃料ガス供給装置は、請求項1記載のパイロット燃料ガス供給装置において、
前記エアブロー弁を制御する制御手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記ガスエンジンの停止後に、前記プレート式逆止弁を固着させる異物を除去するために、前記エアブロー弁を開放して高圧のエア又は不活性ガスを前記プレート式逆止弁に供給する。
請求項3に記載されたパイロット燃料ガス供給装置は、請求項1記載のパイロット燃料ガス供給装置において、
前記エアブロー弁を制御する制御手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記ガスエンジンの始動前に、異物により固着しうる前記プレート式逆止弁の必要な修復を行なうために、前記エアブロー弁を開放して高圧のエア又は不活性ガスを前記プレート式逆止弁に供給する。
請求項に記載されたパイロット燃料ガス供給装置は、請求項3記載のパイロット燃料ガス供給装置において、
前記制御手段は、前記ガスエンジンの始動前に前記エアブロー弁を開放した後、前記ガスエンジンの始動前に、前記配管内にあるエア又は不活性ガスをパイロット燃料ガスに置換するために、前記エアブロー弁を閉鎖状態として、その後、前記遮断弁と前記圧力調整弁を開放する。
請求項1に記載されたガスエンジンのパイロット燃料ガス供給装置によれば、ガスエンジンの停止中にエアブロー弁を開いて高圧のエア又は不活性ガス(以下「エア等」という。)を配管に供給し、プレート式逆止弁の内部をブローすることができる。その結果、プレート式逆止弁における弁体の固着を防止し、または固着した場合であってもこれを修復することができ、エンジン始動時の失火を低減することにより、エンジンの始動を確実にすることができる。また、圧力調整弁とエアブロー弁の間の配管に遮断弁を設け、エアブロー弁を開放して高圧のエア等でプレート式逆止弁をブローする際には遮断弁を遮断するため、上流側の圧力調整弁が高圧のエア等で損傷をうける恐れがない。
請求項2に記載されたパイロット燃料ガス供給装置によれば、ガスエンジンの停止後にエアブロー弁を開放して高圧のエア等でプレート式逆止弁をブローするため、プレート式逆止弁を固着させる異物を除去することができ、弁体の固着を防止してエンジン始動時の失火を低減し、エンジンの始動を確実にすることができる。
請求項3に記載されたパイロット燃料ガス供給装置によれば、ガスエンジンの始動前にエアブロー弁を開放して高圧のエア等でプレート式逆止弁をブローするため、プレート式逆止弁が固着していたとしても、固着した弁体の修復を図ることができ、エンジン始動時の失火を低減し、エンジンの始動を確実にすることができる。
請求項に記載されたパイロット燃料ガス供給装置によれば、ガスエンジンの始動前に、エアブロー弁を開放してプレート式逆止弁をブローした後、前記エアブロー弁を閉鎖状態として、その後、前記遮断弁と前記圧力調整弁を開放して配管内にパイロット燃料ガスを供給し、パイロット燃料ガスでエア等を追い出して配管内にあるエア等をパイロット燃料ガスに置換することができる。これにより、エンジン始動時の失火がさらに生じにくくなり、エンジンの始動の確実性がさらに高まる効果が得られる。
本発明の実施形態の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態における予燃焼室付近およびパイロット燃料ガス供給の構成を示す模式的な拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るプレート式逆止弁の構成及び動作等を示す模式的な拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るガスエンジンの運転状態の変化を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るガスエンジンの運転状態の変化を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態に係るガスエンジンの運転状態を示すタイミング図である。 本発明の実施形態に係るガスエンジンにおいて、始動後の失火率の時間的変化を、エアブロー後にガス置換を行なう場合と行なわない場合とで比較して示す図である。 本発明の実施形態に係るガスエンジンにおいて、始動後の機関回転速度の時間的変化を、エアブロー後にガス置換を行なう場合と行なわない場合とで比較して示す図である。
本発明の実施形態の構成を図1〜図3を参照して説明する。
図1は、主燃焼室109に予燃焼室108が連通して設けられた希薄燃焼・火花点火式のガスエンジン100を示す図である。図1には、ガスエンジン100の予燃焼室108にパイロット燃料ガスを供給するパイロット燃料ガス供給装置としてのパイロット燃料ガス系統101と、その制御手段が示されているが、ガスエンジン100を駆動するためのメイン燃料ガス系統は一部を除いて図示を省略している。
図1に示すように、燃料ガスの供給源に接続された燃料ガスの本管200には、燃料ガス遮断弁102が設けられている。またガスエンジン100は、制御手段であるガスエンジン制御盤201を有している。このガスエンジン制御盤201からは、操作者の指示または予め定められた運転手順に従い、電磁弁202にON/OFF信号が送られる。ON/OFF信号で制御された電磁弁202は、作動エアを出力し、この作動エアによって前記燃料ガス遮断弁102を開閉操作する。燃料ガス遮断弁102の下流側の本管200は2方向に分岐している、一方はパイロット燃料ガス配管104であり、他方は図示しないメイン燃料ガス主管へつながるメイン燃料ガス配管120である。
図1に示すように、パイロット燃料ガス配管104には、圧力調整弁103が接続されている。ガスエンジン制御盤201からは、操作者の指示または予め定められた運転手順に従い、電空変換器203に制御信号が送られる。制御信号で制御された電空変換器203は信号エアを出力し、この信号エアによって圧力調整弁103の開度を全開から全閉までの間で連続的に調整し、圧力調整弁103よりも下流の圧力を任意に調整することができる。
図1に示すように、パイロット燃料ガス配管104には、圧力調整弁103の下流に、パイロット燃料ガス遮断弁111が接続されている。ガスエンジン制御盤201からは、操作者の指示または予め定められた運転手順に従い、電磁弁204にON/OFF信号が送られる。ON/OFF信号で制御された電磁弁204は作動エアを出力し、この作動エアによって前記パイロット燃料ガス遮断弁111を開閉操作する。
図1に示すように、パイロット燃料ガス配管104には、パイロット燃料ガス遮断弁111の下流に、エアブロー弁110の出口が接続されている。エアブロー弁110の入口には、図示しないエア供給源が接続されている。エア供給源から供給されるエアの圧力は、例えば0.5MPa程度である。また、エア供給源からエアを供給する替わりに、図示しないボンベからレギュレータを介して窒素ガスなどの不活性ガスを供給することも可能である。ガスエンジン制御盤201からは、操作者の指示または予め定められた運転手順に従い、電磁弁204にON/OFF信号が送られる。ON/OFF信号で制御された電磁弁204は作動エアを出力し、この作動エアによって前記エアブロー弁110を開閉操作する。エアブロー弁110が開かれると、エアがパイロット燃料ガス配管104に供給され、エアは後述するパイロット燃料ガス主管105からパイロット燃料ガス枝管106を経てプレート式逆止弁107に吹き込まれる。
図1に示すように、パイロット燃料ガス配管104には、エアブロー弁110の出口が接続された位置よりも下流に、パイロット燃料ガス主管105の一端が接続されている。パイロット燃料ガス主管105の他端は閉止されている。このパイロット燃料ガス主管105には、複数のパイロット燃料ガス枝管106の一端が接続されており、各パイロット燃料ガス枝管106の他端は、プレート式逆止弁107の入口に接続されている。
図1及び図2に示すように、ガスエンジン100が有する複数の主燃焼室109は、それぞれ予燃焼室108を備えている。図2に拡大して示すように、予燃焼室108は主燃焼室109より小さい容積の空間とされ、側面には主燃焼室109に連通する噴孔130が設けられている。予燃焼室108の上面には保護筒131が取り付けられている。保護筒131は、予燃焼室108の上面に取り付けられた下面が閉止されており、上面が開放された略円筒形である。予燃焼室108の上面に取りつけられた保護筒131の下面には、点火プラグ132が貫通して取りつけられており、点火プラグ132の電極部は予燃焼室108の内部に配置されている。保護筒131の上面に近い周壁から、予燃焼室108に面する下面まで、パイロット燃料ガスが流れる供給路133が形成されている。
図3に拡大して示すように、プレート式逆止弁107は、略円筒形の筐体300を有している。筐体300の一端には大径の挿入孔301が開口しており、他端には挿入孔301に連通する小径のノズル302が開口している。挿入孔301内のノズル302の近傍には保持板303が固定されている。保持板303には、燃焼ガスやパイロット燃料ガスが通過しうるように複数の貫通孔304が形成されている。挿入孔301には、供給孔305が貫通した円筒形の弁座306が挿入固定されている。弁座306の先端と保持板303の間には所定の隙間が設けられている。この隙間には、供給孔305を閉止しうる大きさの板状の弁体であるプレート307が厚さ方向について移動可能となるように設けられている。
図2及び図3(a)に示すように、燃焼時(パイロット燃料ガス停止時)には、主燃焼室109から予燃焼室108に入り込み、供給路133及びノズル302から入り込んだ燃焼ガスが、図3(a)中に矢印Aで示すようにプレート307を左側に押圧して弁座306に押し付け、燃焼ガスがパイロット燃料ガス供給系統101(図1参照)に逆流するのを防止する。このときの燃焼ガスの圧力は、パイロット燃料ガスの供給圧力よりも大きいので、図中矢印Bで示すようにパイロット燃料ガスの圧力がプレート307に作用していても上記作用効果は確実に得ることができる。
図3(b)に示すように、パイロット燃料ガス供給時には、図中矢印Aで示すように燃焼ガスの圧力は小さいので、図中矢印Bで示すようにパイロット燃料ガスがプレート307を右側に押圧して弁座306から離し、保持板303に押し付け、弁座306の供給孔305は開放される。保持板303の貫通孔304は少なくとも一部が開放された状態にある。このため、パイロット燃料ガスは貫通孔304からノズル302を通過し、図2に示すように供給路133を通り、予燃焼室108に供給される。
図3(c)に示すように、ガスエンジン100が停止したとき、プレート307は弁座306に接した状態にある。燃焼ガスに含まれるカーボン等の異物がプレート307と弁座306の間に介在しており、この状態で放置されると、プレート307が弁座306に固着することがある。これにより、次の始動時にプレート式逆止弁107が作動せず、失火が生じる場合があったのであるが、これが「発明が解決しようとする課題」の項で説明した従来の問題点であった。そこで、本実施形態では、以下に作用及び効果について説明するように、このようなプレート式逆止弁107においてカーボン等によりプレート307が固着して作動しなくなる不具合を、前述したエアブロー弁110によるプレート式逆止弁107のエアブローにより解消している。
本発明の実施形態の作用を図4〜図6を参照して説明する。
図4は以上説明したガスエンジン100において、エアブローを行った場合(実施形態)と、エアブローを行わなかった場合(比較例)のガスエンジン100の運転状態の変化を対比して示すとともに、エアブローのタイミングと流量を同グラフ内に示したグラフである。また、図4中には、ガスエンジン100の運転状態を(1)から(6)の6つの時期に分類して示した。また、図5は実施形態に係るガスエンジン100の運転状態の変化に対応する系内の燃料ガスとエアの状態を示した模式的断面図であって、分図(1)〜(6)はそれぞれ図4中に示したガスエンジン100の運転状態(1)から(6)の各時期に対応する。
図4に示す時期(1)は、ガスエンジン100の始動前である。図5(1)に示すように、パイロット燃料ガス配管104及びパイロット燃料ガス主管105の内部にはパイロット燃料ガス(斜線模様)がある。予燃焼室108と主燃焼室109の内部はエア(梨子地模様)である。
図4に示す時期(2)は、ガスエンジン100の始動前であって、エアブローを行う時期である。図5(2)に示すように、パイロット燃料ガス遮断弁111を閉止し、エアブロー弁110を開いて、パイロット燃料ガス遮断弁111よりも下流のパイロット燃料ガス配管104及びパイロット燃料ガス主管105にエアを供給する。エアは予燃焼室108と主燃焼室109にまで到達し、プレート式逆止弁107のエアブローが行われる。
具体的には、エンジンの始動前に、図1に示すようにガスエンジン制御盤201からのON/OFF信号により電磁弁204を作動させ、作動エアをエアブロー弁110に与えて数秒間だけ開とし、パイロット燃料ガス配管104に高圧のエアを流す。高圧のエアはプレート式逆止弁107まで到達し、プレート307が固着していた場合でも、これを剥がしてプレート307を移動可能とし、パイロット燃料ガスを流れるようにする。
図4に示す時期(3)は、ガスエンジン100の始動時であり、点火プラグ132の点火が開始される。図5(3)に示すように、パイロット燃料ガス遮断弁111は開かれるが、主燃焼室109では燃焼が行われておらず、図示しないエアモータがガスエンジン100のクランキングを行っている状態である。回転が低いため、パイロット燃料ガスは流れず、エアも流れない。図5(2)と同様、パイロット燃料ガス配管104、パイロット燃料ガス主管105、予燃焼室108及び主燃焼室109の内部にはエアがある。
図4に示す時期(4)は、ガスエンジン100の燃焼が始まった時期である。図5(4)に示すように、主燃焼室109に供給されたメイン燃料ガスが予燃焼室108に入り、予燃焼室108で燃焼が起こり、主燃焼室109でも燃焼が起こり、機関回転速度が上昇していく。
図4に示す時期(5)は、ガスエンジン100の燃焼が連続して機関回転速度が上昇していく時期である。図5(5)に示すように、この時期には、パイロット燃料ガス配管104、パイロット燃料ガス主管105にあるエアがパイロット燃料ガスに押されて予燃焼室108に入り、予燃焼室108に失火を起こすことがある。
図4に示す時期(6)は、ガスエンジン100の燃焼が安定し、所定の機関回転速度に達する時期である。図5(6)に示すように、この時期には、パイロット燃料ガス配管104、パイロット燃料ガス主管105、予燃焼室108にパイロット燃料ガスが供給されており、予燃焼室108では安定した燃焼が見られ、主燃焼室109の燃焼も安定する。
なお、上述したガスエンジン100の運転において、ガスエンジン100の始動から停止の間は、燃料ガス遮断弁102を開とし、メインガス燃料主管及びパイロット燃料ガス配管104に燃料ガスを供給する。この際、エア系統への燃料ガスの逆流を防止するため、エアブロー弁110は閉とする。
ガスエンジン100の停止後、ガスエンジン制御盤201からのON/OFF信号により電磁弁204を作動させ、作動エアをエアブロー弁110に与えて必要な時間(例えば数秒間)だけ開とし、パイロット燃料ガス配管104に高圧のエアを流す。高圧のエアはプレート式逆止弁107まで到達し、プレート式逆止弁107内にあるカーボン等の異物のブローを行い、ガスエンジン100停止中のプレート307の固着を防止する。
なお、このエアブローの際にはパイロット燃料ガス遮断弁111は閉止しておく。パイロット燃料ガス遮断弁111よりも上流にある圧力調整弁103は単なるON/OFF弁ではなく、燃料ガスの圧力調整を行う精妙な調整機構を備えており、急激な圧力を受けることは好ましくないが、この実施形態によれば圧力調整弁103の下流にパイロット燃料ガス遮断弁111を受けたので、高圧のエアブローを行う際には、パイロット燃料ガス遮断弁111を閉止することで高圧エアが圧力調整弁103に悪影響を及ぼす危険を避けることができる。
図4に示す時期(5)、(6)では、エアブローを行った実施形態よりも、エアブローを行わなかった比較例の方が、機関回転速度の立ち上がりがやや円滑となっている。これは、エアブローに使用したエアがパイロット燃料ガス主管105等に残っており、これが始動後にパイロット燃料ガスに押されて予燃焼室108に供給されるため、失火が発生する可能性が高まるためである。図4に示すように、始動後に所定の時間が経過すれば、ガスエンジン100は必要な機関回転速度に達するので特に問題はないが、エアブローによるプレート固着の問題を解消するとともに、残存エアによる失火の問題も解決するため、ガスエンジン100の始動前に、エアの供給を行った後、短時間だけパイロット燃料ガスをパイロット燃料ガス主管105から予燃焼室108に供給してエアをガスで置換することが好ましい。
すなわち、図6に示すように、エアブロー弁110を作動させた後に、ガスエンジン制御盤201からの信号により、燃料ガス遮断弁102、圧力調整弁103、及びパイロット燃料ガス遮断弁111(図6には図示せず)を数秒間開放し、パイロット燃料ガスをパイロット燃料ガス主管105から予燃焼室108に供給する。これによりパイロット燃料ガス系統101内のエアをパイロット燃料ガスに置換し、始動直後の失火を可及的に防止又は抑制することができる。
なお、燃料ガス遮断弁102を開としてパイロット燃料ガス系統101に燃料ガスを流す際、圧力調整弁103の下流の圧力調整値が低いとガスが流れない。このため、燃料ガス遮断弁102を開とすると同時に開放する圧力調整弁103の開度は、ガスエンジン制御盤201からの信号によって高めとするものとし、全開とすることが好ましい。
また、先にも説明したが、図6に示すように、ガスエンジン100の運転状態及び燃料ガス遮断弁102がOFFとなった後、すなわち、ガスエンジン100が停止した後、エアブロー弁110を開いてパイロット燃料ガス系統101内のエアをパイロット燃料ガスに置換し、プレート式逆止弁107内にあるカーボン等の異物のブローを行い、ガスエンジン100停止中のプレート307の固着を防止する。
なお、ガスエンジン100の始動前に上述したエアブローとガス置換を行うのであれば、ガスエンジン100の停止後にエアブローを行った場合、その後に前述したガス置換を行うことは必ずしも必要ない。
本発明の実施形態の効果を説明する。
本実施形態のパイロット燃料ガス供給装置によれば、ガスエンジン100の停止後にエアブロー弁110を開放して高圧のエアでプレート式逆止弁107をブローするため、プレート式逆止弁107を固着させる原因となるカーボン等の異物を除去することができる。また、本実施形態のパイロット燃料ガス供給装置によれば、ガスエンジン100の始動前にエアブロー弁110を開放して高圧のエアでプレート式逆止弁107をブローするため、プレート式逆止弁107が仮に固着していたとしても、弁座306に固着したプレート307を剥ぎ取り機能の回復を図ることができる。
エアブローを行う手段をもたなかった従来のパイロット燃料ガス供給装置では、プレート式逆止弁107で弁座306にプレート307が固着することにより発生する失火及びこれに起因する始動の不具合が多発していたが、本実施形態のパイロット燃料ガス供給装置では、ガスエンジン停止時にエアブローを行うこととしたので、このような不具合が大幅に抑制され、ガスエンジン100を確実に始動することができるようになった。
図7は、ガスエンジン100の始動前にエアブローを行った後、エアを燃料ガスで置換した場合の失火率と、置換しなかった場合の失火率を比較したグラフである。ここで失火率とは、ガスエンジン100の始動後の数サイクルにおいて失火が発生した割合を示す数値である。燃料ガスへの置換を行わなかった場合、始動直後に失火率が上昇しているが、燃料ガスへの置換を行った場合には、失火率は始動時点で約1/10程度、やや時間が経過したところでも半分以下と大幅に低下している。
図8は、ガスエンジン100の始動後の経過時間と機関回転速度の関係を示すグラフであり、ガスエンジン100の始動前にエアブローを行った後、エアを燃料ガスで置換した場合と、置換しなかった場合とを比較するものである。図8に示すように、両者を較べると、燃料ガスへの置換を行わなかった場合は始動後の回転上昇が鈍くなっているのに対し、燃料ガスへの置換を行った場合には回転上昇が円滑になっている。これは、燃料ガスへの置換を行った場合には、行わなかった場合に比べて失火率が低いためであると考えられる。
以上説明したように、本実施形態のパイロット燃料ガス供給装置によれば、ガスエンジン100の停止後に、パイロット燃料ガス系統に高圧のエアを流し、プレート式逆止弁107内のカーボンをブローすることにより、エンジン停止中のプレート307の固着を防止することが出来る。
また、ガスエンジン100の始動前に、パイロット燃料ガス系統に高圧のエアを流すことにより、プレート式逆止弁107のプレート307が固着していた場合であっても、これを剥がしてパイロット燃料ガスが流れるようにすることが出来る。
さらに、パイロット燃料ガス系統にエアを流すと、始動時に失火率が高まる可能性があるが、その対策として、エアを流した後にパイロット燃料ガス系統にパイロット燃料ガスを流すことにより、パイロット燃料ガス系統内のエアをパイロット燃料ガスに置換し、始動直後の失火を可及的に防止することが出来る。
さらに、パイロット燃料ガス系統内のエアをパイロット燃料ガスに置換する際、パイロット燃料ガス系統内の圧力調整弁103の下流の圧力調整値を高くすることにより、停止中でもパイロット燃料ガス系統内にガスを流すことが出来る。
このように、実施形態のパイロット燃料ガス供給装置によれば、パイロット燃料ガスの供給用としてプレート式逆止弁107を有する希薄燃焼副室火花点火式ガスエンジン100において、プレート式逆止弁107のプレート307の固着を防止し、または固着したプレート307の機能回復を図る事ができ、さらにエアブローに使用したエアを燃料ガスに置換することにより、エンジン始動時の失火率をいっそう低減してガスエンジン100の始動をさらに確実にすることが出来る。
100…ガスエンジン
101…パイロット燃料ガス供給装置としてのパイロット燃料ガス系統
102…燃料ガス遮断弁
103…圧力調整弁
104…パイロット燃料ガス配管
107…プレート式逆止弁
108…予燃焼室
109…主燃焼室
110…エアブロー弁
111…パイロット燃料ガス遮断弁
201…制御手段としてのガスエンジン制御盤
306…プレート式逆止弁の弁座
307…プレート式逆止弁の弁体であるプレート

Claims (4)

  1. ガスエンジンの主燃焼室に連通する予燃焼室へのパイロット燃料ガスの供給路に設けられたプレート式逆止弁と、前記プレート式逆止弁と燃料ガスの供給源とを接続する配管と、前記配管に設けられた圧力調整弁とを有するガスエンジンのパイロット燃料ガス供給装置であって、
    前記配管において前記圧力調整弁の下流に設けられ、前記ガスエンジンの停止中に前記配管から前記プレート式逆止弁に高圧のエア又は不活性ガスを供給するエアブロー弁と、 前記配管において前記圧力調整弁と前記エアブロー弁の間に設けられた遮断弁と、
    を有し、
    前記エアブロー弁を開放する際に前記遮断弁を遮断するガスエンジンのパイロット燃料ガス供給装置。
  2. 前記エアブロー弁を制御する制御手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記ガスエンジンの停止後に、前記プレート式逆止弁を固着させる異物を除去するために、前記エアブロー弁を開放して高圧のエア又は不活性ガスを前記プレート式逆止弁に供給する請求項1記載のパイロット燃料ガス供給装置。
  3. 前記エアブロー弁を制御する制御手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記ガスエンジンの始動前に、異物により固着しうる前記プレート式逆止弁の必要な修復を行なうために、前記エアブロー弁を開放して高圧のエア又は不活性ガスを前記プレート式逆止弁に供給する請求項1記載のパイロット燃料ガス供給装置。
  4. 前記制御手段は、前記ガスエンジンの始動前に前記エアブロー弁を開放した後、前記ガスエンジンの始動前に、前記配管内にあるエア又は不活性ガスをパイロット燃料ガスに置換するために、前記エアブロー弁を閉鎖状態として、その後、前記遮断弁と前記圧力調整弁を開放する請求項3記載のパイロット燃料ガス供給装置。
JP2018017380A 2018-02-02 2018-02-02 パイロット燃料ガス供給装置 Active JP6672348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018017380A JP6672348B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 パイロット燃料ガス供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018017380A JP6672348B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 パイロット燃料ガス供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019132255A JP2019132255A (ja) 2019-08-08
JP6672348B2 true JP6672348B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=67546787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018017380A Active JP6672348B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 パイロット燃料ガス供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6672348B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113898466A (zh) * 2021-10-22 2022-01-07 中车大连机车车辆有限公司 一种燃气发动机的预燃室自清洗控制方法及系统
CN114658531B (zh) * 2022-02-24 2023-03-21 潍柴动力股份有限公司 一种预燃室气体发动机、工作方法及车辆、发电系统

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4903656A (en) * 1988-12-29 1990-02-27 Yanmar Deisel Engine Co., Ltd. Gas engine
JPH0539847U (ja) * 1991-10-30 1993-05-28 株式会社牧野フライス製作所 パレツト浮き上り検出装置
US5575246A (en) * 1993-09-22 1996-11-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Operational control device for two-cycle engines
JP3375686B2 (ja) * 1993-09-22 2003-02-10 ヤマハ発動機株式会社 2サイクルディーゼルエンジンの運転制御装置
JPH08152074A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Tokyo Gas Co Ltd プレート式逆止弁
US6209511B1 (en) * 1998-05-14 2001-04-03 Niigata Engineering Co., Ltd. Lean combustion gas engine
JP3820032B2 (ja) * 1998-08-12 2006-09-13 新潟原動機株式会社 パイロット着火ガスエンジン
JP2006170212A (ja) * 2006-01-11 2006-06-29 Yanmar Co Ltd 副室式ガス機関の制御方法
JP6069062B2 (ja) * 2013-03-22 2017-01-25 川崎重工業株式会社 副室式ガスエンジンの燃料供給制御装置
JP6211367B2 (ja) * 2013-09-30 2017-10-11 三菱重工業株式会社 過給機洗浄装置、これを備えた過給機およびこれを備えた内燃機関、並びに過給機の洗浄方法
DE102015221286B4 (de) * 2015-10-30 2020-08-20 Mtu Friedrichshafen Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine mit einer Spüleinrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019132255A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014156376A1 (ja) ガス内燃機関のガス漏れチェック装置とその方法
JP6672348B2 (ja) パイロット燃料ガス供給装置
RU2614471C2 (ru) Способ и система регулирования для газовой турбины
US10907592B2 (en) Vaporized fuel treatment device and learning method of valve opening start position of sealing valve in vaporized fuel treatment device
US10718280B2 (en) Vaporized fuel treatment device and learning method of valve opening start position of sealing valve in vaporized fuel treatment device
JP7073445B2 (ja) ガスタービンを始動させるための方法
WO2018216331A1 (ja) 水素燃焼ボイラ
JP5094092B2 (ja) ガスエンジンにおける燃料供給制御装置
RU2009102885A (ru) Способ управления газотурбинным двигателем с форсажной камерой сгорания
JP4627289B2 (ja) ガスタービン及びガスタービンの燃焼器始動制御方法
JP5717251B2 (ja) 燃焼装置
JP2008208804A (ja) ガスエンジン及びこれの失火発生時運転方法
US20230296065A1 (en) Engine
US6098596A (en) Process for operating an internal combustion engine and a fuel injection system for carrying out the process
JP2006132478A (ja) 副室掃気装置を備えたパイロット着火式ガスエンジン
JP6568465B2 (ja) 燃焼装置
JP6394104B2 (ja) ボイラ
JP6277873B2 (ja) ボイラ
KR100208758B1 (ko) 수소연료 엔진의 잔류가스 배출장치
JP2008280931A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
KR930006166B1 (ko) 연소기의 제어방법
KR200167116Y1 (ko) 전일차 연소방식의 가스보일러 점화방식
KR20050020875A (ko) 중유버너 중유량 및 증기압력 제어장치
JPH0220573Y2 (ja)
JPH0144885Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6672348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250