JP2903181B2 - 副室式ガス機関用チェックバルブ - Google Patents

副室式ガス機関用チェックバルブ

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、副室式ガス機関に用いられるチェックバ
ルブの無潤滑化構造に関する。
〈従来の技術〉 副室式ガス機関は主燃焼室に連続して副室を設け、副
室に濃い混合気を供給して点火栓で点火した後、主燃焼
室に供給される薄い混合気を燃焼させる構造となってお
り、副室にガスを供給する通路の途中にチェックバルブ
を設け、これを副室内の負圧で開弁してガスを副室方向
にのみ通過させるように構成されている。
このチェックバルブは、燃焼ガスの一部がバルブ内に
逆流してその中に含まれるスラッジ成分が摺動部分に付
着し、円滑な開閉動作ができなくなるという問題が生ず
るので、本出願人によって摺動部分をセラミックで構成
したり、潤滑油をごく少量ずつ滴下する機構を設けたり
して摺動部の潤滑性を高めることが提案されている(例
えば特開昭63−159656号公報、同63−159657号公報等参
照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記公報のものによれば潤滑に関する問題点を一応解
決することが可能であるが、長期の使用によってセラミ
ック部分が破損し、あるいは潤滑油が炭化して潤滑性が
低下する場合があり、一層の改良が要望されている。
この発明はこのような点に着目し、長期間の使用でも
破損がなく、また良好な潤滑性を保つことのできるチェ
ックバルブを提供することを目的としてなされたもので
ある。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために、この発明のチェックバ
ルブでは、先端に弁体を備え、軸方向に移動できるよう
にバルブボディ内に保持されるバルブステムを、若干の
距離を隔てて配置された軸方向寸法の短い2個のオイル
含浸メタルによって2点支持するようにしている。
〈作用〉 オイル含浸メタルにより良好な潤滑性が得られるの
で、外部からの潤滑油の補給が不要となって無潤滑化さ
れる。またメタルの軸方向の寸法が短いので、摺動部の
接触面積が小さくなって摺動抵抗が低下すると共に、直
線性を損なうような歪が発生しにくくなり、動作が確実
になる。
〈実施例〉 次に、図示の一実施例について説明する。
第2図は副室式ガス機関の概略説明図であり、図にお
いて、1は主燃焼室2と副室3を備えたガス機関、4は
副室3に設けられている点火栓、5はガス管、6はポン
プ、7は開閉弁、8はこの発明に係るチェックバルブで
ある。チェックバルブ8はガス管5と副室3の間に設け
られており、機関1の回転に伴う吸気負圧で開弁してガ
ス燃料がガス管5から副室3に供給される。
この副室3とチェックバルブ8の部分は第3図に示さ
れている。第3図において、3aは内部が副室3となって
いる副室本体であり、シリンダヘッド11にパッキン12を
介して螺合されている。副室本体3aの上縁にはスリーブ
13が溶接されており、このスリーブ13に点火栓4とチェ
ックバルブ8が組み込まれている。15はガス管5に連通
したガス通路であり、ガスはスリーブ13に形成された環
状通路16とこれに連通したガス通路17を通り、更にチェ
ックバルブ8を経てスリーブ13に形成された通路18から
副室3に供給されるようになっている。
第1図はチェックバルブ8の具体的な構造を示したも
のである。図において、21は細長い円筒状のバルブボデ
ィ、22は軸方向に移動可能なようにバルブボディ21内に
設けられる棒状のバルブステムであり、バルブボディ21
の下端面には弁座23が形成され、これに対応してバルブ
ステム22の下端には弁体24が形成されている。
25はバルブボディ21の内面に取り付けられたオイル含
浸メタルであり、図のように軸方向寸法が短いものを2
個用い、バルブステム22の全長をほぼ3等分する位置付
近でバルブステム22の2箇所を保持している。このオイ
ル含浸メタル25には例えばオイル含浸銅メタルが使用さ
れており、例えばタフトライド加工された耐熱鋼製のバ
ルブステム22を外部からの潤滑油の補給なしに潤滑性を
保って保持するものである。
26はバルブスプリング、27はバルブステム22の上端に
ナット28で固定されたスプリング受けであり、バルブボ
ディ21の上端面とスプリング受け27の間にバルブスプリ
ング26を挿入し、バルブステム22を上向きに付勢して弁
座23に弁体24を密着させている。また31はバルブボディ
21の上端に螺合により取り付けられたカバーであり、バ
ルブステム22の上端部分はこのカバー31で覆われ、内部
はOリング32で密封されている。33はガス入口である。
実施例のチェックバルブ8はこのような構成であり、
第3図のように副室3の上部のスリーブ13に組み込まれ
て使用されるが、バルブステム22はオイル含浸メタル25
によってバルブボディ21に支持されているので、潤滑油
の補給なしに長期間良好な潤滑性を保って作動すること
ができ、潤滑油の滴下機構が不要なため構造が簡単とな
り、セラミック部品が破損するようなトラブルもなくな
る。またオイル含浸メタル25は軸方向の寸法が短いため
メタルの製作が容易になり、また摺動部の接触面積が小
さくなって摺動抵抗が低下し、直線性を損なう歪も発生
しにくくなるので、組み込み後における摺動不良がなく
なる。
更に、バルブボディ21の上端がカバー31で密封されて
おり、カバー31の内部に摺動面を通って来たガスが充満
して高圧になるので、摺動を妨げる原因となる燃焼ガス
の逆流が起きにくくなり、この点からも長期の円滑な動
作にプラスに作用する。また、このカバー31による密封
にはチェックバルブ8の開弁を容易とする作用もある。
すなわち、弁体の径をD、バルブステム22の径をdとす
ると、カバー31がない場合にバルブステム22を開く方向
に作用する圧力P1は、 P1={(D/2)2−(d/2)2}×π×ガス圧 であるのに対して、カバー31がある場合の圧力P2は P2=(D/2)2×π×ガス圧 であり、P2>P1となってカバー31がある場合の方が大き
くなるのである。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、この発明は、軸方向
寸法の短い2個のオイル含浸メタルでバルブステムを2
点支持するようにしたものである。
従って、無潤滑化されて潤滑油の滴下機構が不要とな
るので構造が簡単となり、また摺動面の接触面積が小さ
いため摺動抵抗が低く、潤滑油が炭化して潤滑性が低下
することもなくなるので、潤滑油の補給なしに長時間良
好に作動させることができ、また摺動面にセラミックを
使用していないのでセラミックの破損事故も生じない。
更にメタルの軸方向の寸法が短いため直線性を損なうよ
うな歪が発生しにくく、直線性が悪いことに起因する摺
動不良がなくなってこの点からも良好に作動させること
ができる。
なお、外部から潤滑油の補給が不要なため実施例のよ
うに上部をカバーで密封することが可能となり、組み込
み作業が容易になると共に、燃焼ガスの逆流を防ぎ、ま
た開弁を容易とする等の効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の断面図、第2図は副室式
ガス機関の概略説明図、第3図は副室式ガス機関の要部
の断面図である。 1……ガス機関、3……副室、5……ガス管、8……チ
ェックバルブ、21……バルブボディ、22……バルブステ
ム、23……弁座、24……弁体、25……オイル含浸メタ
ル、31……カバー、32……Oリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 21/02 F02B 19/10 F02M 61/16 F16K 15/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】副室式ガス機関の副室にガスを供給する通
    路の途中に設けられ、副室内の負圧で開弁してガスを副
    室方向にのみ通過させる構造の副室式ガス機関用チェッ
    クバルブであって、 先端に弁体を備え、軸方向に移動可能にバルブボディ内
    に保持されるバルブステムを、距離を隔てて配置された
    軸方向寸法の短い2個のオイル含浸メタルによって2点
    支持したことを特徴とする副室式ガス機関用チェックバ
    ルブ。
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