JP5868189B2 - 高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物 - Google Patents

高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5868189B2
JP5868189B2 JP2012003448A JP2012003448A JP5868189B2 JP 5868189 B2 JP5868189 B2 JP 5868189B2 JP 2012003448 A JP2012003448 A JP 2012003448A JP 2012003448 A JP2012003448 A JP 2012003448A JP 5868189 B2 JP5868189 B2 JP 5868189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monomer
cement composition
additive
group
cement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012003448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013142051A (ja
Inventor
理 清宮
理 清宮
佐野 清史
清史 佐野
末岡 英二
英二 末岡
英晴 内藤
英晴 内藤
貴洋 酒井
貴洋 酒井
敦郎 守分
敦郎 守分
貴士 羽渕
貴士 羽渕
稔 矢口
稔 矢口
勇介 馬場
勇介 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Construction Research and Technology GmbH
Original Assignee
Construction Research and Technology GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Construction Research and Technology GmbH filed Critical Construction Research and Technology GmbH
Priority to JP2012003448A priority Critical patent/JP5868189B2/ja
Publication of JP2013142051A publication Critical patent/JP2013142051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5868189B2 publication Critical patent/JP5868189B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

本発明は、高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物に関する。
従来より、コンクリート製造時の骨材の沈降分離や、得られるコンクリートの不均一化の防止等のために、高い流動性のコンクリートを得ることを目的として、様々な方法が検討されている。その中のうちの代表的な例として、セルロース系又はアクリル系の増粘剤を添加する方法(例えば、特許文献1)や、ポリカルボン酸系の分散剤を使用する方法(特許文献2)等が知られている。
近年、海洋開発の発展とともに海中や海上構築物、海水処理設備等に多量のコンクリートを使用する要望が高まってきており、水や骨材等の材料調達のための輸送コストや便宜上等の点から、混練水として海水を使用したり、脱塩なしで海砂を使用することの需要が高まってきている。しかし、これまで、コンクリート等のセメント組成物の製造の際に、混練水として、海水や脱塩しない海砂を使用すると、塩分の影響により高い流動性と分離抵抗性のバランスのあるコンクリートを得ることができず、コンクリートの充填不足を起因とする施工不良が起きるおそれや、コンクリートに含まれる鉄筋が腐食するおそれがあった。このため、これまで海水や脱塩しない海砂を使用した高流動性のコンクリートについて充分な検討はされていなかった。
これまで、海水を使用したコンクリートとして、アルミナセメントと海水と骨材とを練り混ぜた後に硬化させる方法(特許文献3)等が報告されている。しかし、この方法では、スランプ値が5〜7cmの流動性の低いコンクリートに対して、減水剤としてAE減水剤を使用することが記載されているのみである。一般に、塩分を高濃度に含有するコンクリートにおいて、高い流動性を得ることを目的として、AE減水剤を使用しても、充分な流動性を確保することが難しいことが知られている。また、一方で、充分な流動性を確保するために減水剤の添加量を多くすると、得られるコンクリートの凝結が遅延するといった問題が知られている。このため、これまで、減水剤等の添加剤の少ない添加量で、高い流動性の、塩分を高濃度に含有するセメント組成物を得ることができなかった。
特開平1−160852号 特開2008−214147号 特開2005−281112号
本発明は、塩分の影響を受けることなく、より減水性能が高く、流動保持性に優れ、かつ、高い流動性を有する高塩分含有セメント組成物を製造することのできる高塩分含有セメント組成物用添加剤を提供することにある。
本発明は、下記一般式(1)で表される化合物1種以上の単量体A及び/又は下記一般式(2)で表される化合物1種以上の単量体Bと、
アクリル酸及び/又はその塩である単量体Cとを構成単位として含有する共重合体を1種以上含有する高塩分含有セメント組成物用添加剤であって、
前記単量体A及び/又は前記単量体Bと、前記単量体Cとの質量比が、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C)=70〜90:10〜30であり、
前記単量体Aと、前記単量体Bとの質量比が(単量体A):(単量体B)=0〜100:100〜0であり、かつ、前記共重合体中のオキシアルキレン基の平均付加モル数が50〜150である高塩分含有セメント組成物用添加剤である。
(式中、Rは炭素数2〜5のアルケニル基、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレンイミン基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を表し、mは0〜30の整数、nは10〜150の整数である。)
(式中、R、Rは水素又はメチル基、Aは炭素数2〜4のアルキレンイミン基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、Xは水素又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、aは0〜2の整数、oは0〜30の整数、pは10〜150の整数である。)
本発明の高塩分含有セメント添加剤を使用することにより、経済的で、塩分の影響を受けることなく、より減水性能が高く、流動保持性に優れ、かつ、高い流動性を有する高塩分含有セメント組成物を製造することができる。
本発明は、一般式(1)で表される化合物1種以上の単量体A及び/又は一般式(2)で表される化合物1種以上の単量体Bと、
アクリル酸及び/又はその塩である単量体Cとを構成単位として含有する共重合体を1種以上含有する高塩分含有セメント組成物用添加剤(以下、本添加剤という。)である。
(式中、Rは炭素数2〜5のアルケニル基、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレンイミン基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を表し、mは0〜30の整数、nは10〜150の整数である。)
(式中、R、Rは水素又はメチル基、Aは炭素数2〜4のアルキレンイミン基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、Xは水素又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、aは0〜2の整数、oは0〜30の整数、pは10〜150の整数である。)
これにより、本発明は、塩分の影響を受けることなく、より減水性能が高く、流動保持性に優れ、かつ、高い流動性を有する高塩分含有セメント組成物(以下、本セメント組成物という。)を得ることができるため好ましい。
本添加剤は、共重合体を1種以上含有する。本添加剤では、共重合体が、単量体A及び/又は単量体Bを構成単位として含有することにより、得られるセメントの分散性が良好となるので好ましく、単量体Cを構成単位として含有することにより本添加剤のセメントへの吸着性が良好となるので好ましい。
本添加剤は、共重合体を1〜60質量%含有することが好ましい。共重合体の含有量が1質量%未満であると、本セメント組成物へ本添加剤を大量に添加しなければならず、手間がかかるおそれがあるため、便宜上好ましくなく、含有量が60質量%超であると、本添加剤の溶液粘度が高くなり、ポンプ等による取り扱いが困難となるおそれがあるため好ましくない。共重合体の含有量は5〜50質量%であることが特に好ましい。
本添加剤は、適宜必要に応じて固体の状態でも溶液の状態でも使用できるが、共重合体を含有する水溶液の状態で使用することが好ましい。これにより、本添加剤を生コンプラント等で添加することが容易となるので好ましい。
本添加剤では、共重合体が、単量体Aとして、一般式(1)で表される化合物1種以上を構成単位として含有する。
本発明の一般式(1)で表される化合物において、Rは炭素数2〜5のアルケニル基である。アルケニル基の炭素数が2〜5でないと、得られる本セメント組成物の分散性が低下するおそれがあるので好ましくない。アルケニル基の炭素数は、3,4又は5が好ましく、5が特に好ましい。
本発明の一般式(1)で表される化合物において、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基である。Rはアルキル基の炭素数が5以上であると、得られる本セメント組成物中に過大の空気が連行されるおそれがあるので好ましくない。アルキル基の炭素数は、1〜3が好ましい。本発明では、Rは、空気連行性が良好な点から、具体的には、水素、メチル基、エチル基、プロピル基が好ましく、水素又はメチル基が特に好ましい。
本発明の一般式(1)で表される化合物において、Aは炭素数2〜4のアルキレンイミン基である。アルキレンイミン基の炭素数が2〜4がでないと、得られる本セメント組成物の分散性が低下するおそれがあるので好ましくない。アルキルイミン基の炭素数は、2又は3が好ましい。本発明では、アルキルイミン基は、具体的には、得られる本セメント組成物の分散性が良好なことから、エチレンイミン基やプロピレンイミン基が好ましく、エチレンイミン基が特に好ましい。
本発明の一般式(1)で表される化合物において、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基である。オキシアルキレン基の炭素数が2〜4でないと、得られる本セメント組成物の分散性が低下するおそれがあるので好ましくない。オキシアルキレン基の炭素数は、2又は3が好ましい。本発明では、オキシアルキレン基は、具体的には、得られる本セメント組成物の分散性が良好なことから、プロピレンオキシド基やエチレンオキシド基が好ましく、エチレンオキシド基が特に好ましい。なお、本発明では、AOは、同一でも異なっていてもよく、異なる場合は、−(AO)n−はランダム付加、ブロック付加又は交互付加のいずれの付加形式でもよい。
本発明の一般式(1)で表される化合物において、mは0〜30の整数である。mが31以上であると、得られる本セメント組成物中に過大の空気が連行されるおそれがあるので好ましくない。mは、5〜25の整数が好ましく、10〜20の整数が特に好ましい。
本発明の一般式(1)で表される化合物において、nは10〜150の整数である。nが10〜150の整数でないと、得られる本セメント組成物の分散性が低下するおそれがあるので好ましくない。nは、20〜120の整数が好ましく、30〜90の整数が特に好ましい。
本発明の一般式(1)で表される化合物は、メトキシポリエチレングリコールビニルエーテル(25EO)、メトキシポリエチレングリコール(25EO)−ポリエチレンイミン(10)アリルエーテル、メトキシポリエチレングリコール(50EO)−ポリエチレンイミン(10)アリルエーテル、メトキシポリエチレングリコール(100EO)−ポリエチレンイミン(25)アリルエーテル、メトキシポリエチレングリコール(135EO)−ポリエチレンイミン(10)ビニルエーテル等が挙げられる。
本発明の一般式(1)で表される化合物は、適宜必要に応じて、市販品を使用したり、合成して得たものを使用することができる。本発明の一般式(1)で表される化合物を製造するには、例えば、撹拌装置がついた反応装置において、メチルビニルエーテルとメトキシポリエチレングリコールとを、弱酸の水銀塩触媒の存在下にエーテル交換させて、得られた反応液を中和処理及び水洗処理をした後に単量体を得る方法が挙げられる。
本添加剤では、共重合体が、単量体Bとして、一般式(2)で表される化合物1種以上を構成単位として含有する。
本発明の一般式(2)で表される化合物において、R、Rは水素又はメチル基である。
本発明の一般式(2)で表される化合物において、Aは炭素数2〜4のアルキレンイミン基である。アルキレンイミン基の炭素数が2〜4でないと、得られる本セメント組成物の分散性が低下するおそれがあるので好ましくない。アルキレンイミン基の炭素数は、2又は3が好ましい。本発明では、アルキレンイミン基は、具体的には、得られる本セメント組成物の分散性が良好なことから、エチレンイミン基やプロピレンイミン基が好ましく、エチレンイミン基が特に好ましい。
本発明の一般式(2)で表される化合物において、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基である。オキシアルキレン基の炭素数が2〜4でないと、得られる本セメント組成物の分散性が低下するおそれがあるので好ましくない。本発明では、オキシアルキレン基は、具体的には、得られる本セメント組成物の分散性が良好なことから、エチレンオキシド基やプロピレンオキシド基が好ましく、エチレンオキシド基が特に好ましい。なお、本発明では、AOは、同一でも異なっていてもよく、異なる場合は、−(AO)p−はランダム付加、ブロック付加又は交互付加のいずれの付加形式でもよい。
本発明の一般式(2)で表される化合物において、Xは水素又は炭素数1〜3のアルキル基である。アルキル基の炭素数が4以上であると、得られる本セメント組成物中に過大な空気が連行されるおそれがあるので好ましくない。本発明では、Xは、空気連行性の良好な点から、具体的には、水素、メチル基、エチル基、プロピル基が好ましく、水素又はメチル基が特に好ましい。
本発明の一般式(2)で表される化合物において、aは0〜2の整数である。得られる本セメント組成物の分散性が良好なことから、aは、2が特に好ましい。
本発明の一般式(2)で表される化合物において、oは0〜30の整数である。oが31以上であると、得られる本セメント組成物中に過大な空気が連行されるおそれがあるので好ましくない。oは5〜25の整数が好ましく、10〜20の整数が特に好ましい。
本発明の一般式(2)で表される化合物において、pは10〜150の整数である。pが、10〜150の整数でないと、得られる本セメント組成物の分散性が低下するおそれがあるので好ましくない。pは、20〜120の整数が好ましく、30〜90の整数が特に好ましい。
本発明の一般式(2)で表される化合物は、oが0で、pが10〜150の整数の化合物としては、メトキシポリエチレングリコールアクリレート(11EO)、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(11EO)、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(25EO)、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(50EO)、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(100EO)、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(135EO)、メトキシポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコールメタクリレート(11EO3PO)、メトキシポリエチレングリコール−メタリルカルボン酸エステル(25EO)が挙げられる。
本発明の一般式(2)で表される化合物は、oが1〜30の整数で、pが10〜150の整数の化合物としては、具体的には、メトキシポリエチレングリコール(11EO)−ポリエチレンイミン(10)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(11EO)−ポリエチレンイミン(10)メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール(25EO)−ポリエチレンイミン(15)メタクリレート 、メトキシポリエチレングリコール(50EO)−ポリエチレンイミン(10)メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール(100EO)−ポリエチレンイミン(15)メタクリレート 、メトキシポリエチレングリコール(135EO)−ポリエチレンイミン(10)メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール(11EO)ポリプロピレングリコール(3PO)−ポリエチレンイミン(10)メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール(25EO)−メタリルカルボン酸エステルが挙げられる。
本発明の一般式(2)で表される化合物は、適宜必要に応じて、市販品を使用するか、又は、合成して得たものを使用することができる。本発明の一般式(2)で表される化合物は、例えば、撹拌装置がついた反応装置において、メタクリル酸とメトキシポリエチレングリコールを硫酸触媒の存在下に脱水エステル化反応させ、得られた反応液を中和処理及び水洗処理を経た後に単量体を得る方法が挙げられる。
本添加剤では、共重合体が、単量体Cとして、アクリル酸及び/又はその塩を構成単位として含有する。本発明において、アクリル酸及び/又はその塩は、適宜必要に応じて、市販の製品を使用することができる。本発明では、アクリル酸の塩は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩及びアルキルアンモニウム塩からなる群より選ばれる1種以上であることが好ましい。
本発明では、単量体A及び/又は単量体Bと、単量体Cとの質量比が、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C)=70〜90:10〜30である。質量比が、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C)=70〜90:10〜30の範囲外であると、得られる本添加剤の減水性が低下したり、得られる本セメント組成物の流動性が低下するおそれがあるので好ましくない。本発明では、質量比が、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C)=75〜85:15〜25であることが好ましい。
また、本添加剤では、単量体Aと、単量体Bとの質量比が(単量体A):(単量体B)=0〜100:100〜0である。本発明では、単量体Aと、単量体Bとの質量比が(単量体A):(単量体B)=0〜100:100〜0であることにより得られる本セメント組成物の分散性が良好であるので好ましい。本発明では、単量体Aと、単量体Bとの質量比が(単量体A):(単量体B)=30〜70:70〜30であることが好ましい。
また、本添加剤では、共重合体中のオキシアルキレン基の平均付加モル数が50〜150である。共重合体中のオキシアルキレン基の平均付加モル数が50〜150であることにより、得られる本セメント組成物の分散性が良好であり、かつ、スランプフローの流動保持性が良好となるので好ましい。本発明では、共重合体中のオキシアルキレン基の平均付加モル数は75〜125であることが好ましい。
本発明では、共重合体が、構成単位として、さらに、一般式(3)で表される化合物1種以上の単量体Dを、前記単量体A及び/又は前記単量体Bと、前記単量体Cと、前記単量体Dとの質量比が、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C):(単量体D)=70〜90:10〜30:0〜10の割合で含有することが好ましい。
(式中、Rは水素又はメチル基、Zは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルキルアンモニウムを表す。)
本発明では、一般式(3)で表される化合物1種以上の単量体Dを含有することにより、得られる本セメント組成物中において、共重合体のセメントに対する吸着特性が良好となり、本セメント組成物の分散性が良好となるため好ましい。
本発明の一般式(3)で表される化合物において、Rは水素又はメチル基であり、Zは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルキルアンモニウムである。
本発明では、共重合体の質量比が、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C):(単量体D)=70〜90:10〜30:0〜10であることにより、得られる本セメント組成物中において、共重合体のセメントに対する吸着特性が良好となり、本セメント組成物の分散性が良好となるため好ましい。共重合体の質量比は、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C):(単量体D)=75〜85:15〜25:1〜10であることが好ましい。
本添加剤における共重合体の質量平均分子量は10,000〜100,000であることが好ましい。これにより、本添加剤は、海水や海砂を使用した場合にも、塩分の影響を受けることがなく、良好な流動性を有する本セメント組成物を得ることができるので好ましい。共重合体の質量平均分子量が10,000未満であると、得られる本セメント組成物の分散性が低下するおそれがあるので好ましくなく、質量平均分子量が100,000超であると、本セメント組成物中のセメントが凝集しやすくなるおそれがあるので好ましくない。質量平均分子量は、25,000〜70,000であることが特に好ましい。なお、本願明細書において、質量平均分子量は、ゲルパミュエーションクロマトグラフィによるポリエチレングリコールを基準とする方法で測定することが好ましい。
本添加剤における共重合体は、特開平5−306152号公報、特開平6−211949号公報、特開平9−286647号公報、特開平10−236858号公報、特開2004−307590公報、特開2011−102221公報に示されるような周知の重合方法により製造することができる。
本添加剤は、本発明の共重合体の他に、さらに、適宜必要に応じて、他の共重合体を含有することができる。他の共重合体としては、特に限定されないが、より減水性能が高く、流動保持性に優れるなどの本発明の効果を損なわない程度の配合比率に留めることが望ましい。他の共重合体の含有量は、本発明の共重合体の合計質量に対して30質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることが特に好ましく、0質量%であることが最も好ましい。
本セメント組成物中の塩分濃度は、セメント組成物1mあたり、2〜40kgであることが好ましい。セメント組成物1mあたりの塩分の含有量が2kg未満であると、高塩分濃度下での本添加剤特有の高い分散性の効果が得られないおそれがあるので好ましくなく、含有量が40kg超であると、得られる本セメント組成物の分散性やスランプフローの流動保持性が低下するおそれがあるので好ましくない。塩分濃度の含有量は、セメント組成物1mあたり、2〜20kgであることが特に好ましく、2〜10kgであることが最も好ましい。なお、本願明細書において、塩分とは、JIS A 6205「鉄筋コンクリート用防錆剤」に規定されている塩分を示す。
本添加剤は、単位水量が195kg/m以下の本セメント組成物、又は、目標スランプフローが45cm以上の本セメント組成物に使用することが好ましい。これにより、本セメント添加剤は、本セメント組成物に対して充分な分散性と流動保持性を発揮する効果が得られるので好ましい。
本添加剤は、単位水量が160〜190kg/mの本セメント組成物に使用することが好ましく、また、目標スランプフローが45〜80cmの本セメント組成物に使用することが好ましい。
本添加剤は、さらに、増粘剤を含有することが好ましい。これにより、得られる本セメント組成物の分離抵抗性を向上させることができ、また、高流動コンクリートや水中コンクリートへの適用が容易になるので好ましい。増粘剤は、本添加剤に対して、1〜20質量%含有することが好ましく、3〜10質量%含有することが特に好ましい。
本添加剤は、適宜必要に応じて、得られる本セメント組成物の凝結特性ならびにスランプフローの流動保持性を調整するために、オキシカルボン酸及び/又はその塩、糖類、糖アルコール類等の遅延効果を有する化合物を含有することができる。オキシカルボン酸としては、クエン酸、グルコン酸、フマル酸等が好ましく、またその塩としては、アルカリ金属塩が好ましい。また、糖類としてはマルトース、ラクトース、キシロース、サッカロース等が好ましく、糖アルコール類としては、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール等が好ましい。これらの遅延効果を有する化合物の含有量は、本添加剤中の共重合体の総質量に対して、5〜40質量%が好ましく、10〜30質量%が特に好ましい。
また、本添加剤は、適宜必要に応じて、他の添加剤を含有することができる。他の添加剤としては、従来より慣用されているAE剤、ポリサッカライド誘導体、リグニン誘導体、乾燥収縮低減剤、促進剤、起泡剤、消泡剤、防錆剤、急結剤、水溶性高分子物質等が挙げられる。他の添加剤は、本添加剤に対して、1〜20質量%含有することが好ましい。
本発明では、本添加剤、セメント、骨材、及び、淡水、汽水及び海水からなる群より選ばれる1種以上を含有する本セメント組成物が好ましい。
本セメント組成物では、セメントは、市販のセメントを使用することができる。なかでも、汎用性の点で、普通ポルトランドセメント及び/又は高炉セメントを使用することが好ましい。本発明では、得られる本セメント組成物の耐久性が良好であることや、セメント添加剤の添加量が少なくすむことによるコストの点等から、高炉セメントが特に好ましい。
本発明では、骨材としては、海砂、陸砂、山砂、砕砂等を使用することが好ましい。なかでも、骨材としては、便宜性がよいことや、コストの点等から、除塩前の海砂が特に好ましい。
本発明では、混練水として、淡水、汽水及び海水からなる群より選ばれる1種以上が好ましい。なかでも、混練水としては、本発明のセメント添加剤が従来の技術と比較して効果が発揮される条件としては、塩分を含有するという点で、汽水又は海水が好ましい。
本セメント組成物は、適宜必要に応じて、他の構成材料を含有することができる。例えば、鉄筋を使用するセメント組成物においては、必要に応じて塩分による防錆性を確保した防錆被覆された鉄筋を使用したり、ステンレス筋を用いたりすることができる。
本セメント組成物は、従来より公知の方法により製造することができ、例えば日本土木学会制定のコンクリート標準示方書や建築学会制定の日本建築学会が作成した建築工事標準仕様書に準じた公知の設備及び公知の手法で作製することができる。具体的には、本セメント組成物は、予め混練水に本添加剤を混和した後、セメント、骨材等の他の原材料をミキサーに投入して製造する方法や、本セメント組成物の全ての原料をまとめて、ミキサーに投入して製造する方法が好ましい。本セメント組成物は、JIS A 5308に準じた生コンプラントで製造することが好ましい。
本セメント組成物は、単位水量195kg/m以下であることが好ましい。本セメント組成物は、単位水量195kg/m超であると、高塩分条件下での分散性や流動保持性の効果が従来技術と変わらなくなる傾向にあるので好ましくない。本セメント組成物は、単位水量160〜190kg/mであることが特に好ましい。
また、本セメント組成物は、目標スランプフローが45cm以上であることが好ましい。本セメント組成物の目標スランプフローが45cm未満であると、高塩分濃度下での本添加剤特有の高い分散性の効果が得られなくなるおそれがあるので好ましくない。本セメント組成物は、目標スランプフローが45〜80cmであることが特に好ましい。
本セメント組成物は、従来より公知の方法により施工できる。また、硬化、養生方法としては、特に限定されるものではないが現場養生法や促進養生法等が挙げられる。
以下に、本発明の実施例(実施例1〜17)及び比較例(1〜9)を示す。
[共重合体の製造]
(共重合体1)
撹拌機、pH装置、温度計及び滴下ロートを備えた反応容器中に、単量体として、メトキシポリエチレングリコールアリルエーテル(75EO)80質量部及びアクリル酸ナトリウム20質量部、水122質量部、3−メルカプトプロピオン酸1.0質量部、30質量%過酸化水素水1.9質量部及び硫酸第一鉄七水和物0.03質量部を投入した後、撹拌を行いながら、温度30℃以下、pH6.0以下に保った状態で反応を行った。反応中は、温度30℃以下、pH6.0以下になるように調整しながら撹拌を継続し、還元剤としてロンガリット3.0質量部を添加して30分反応させた。反応終了後、固形分濃度45質量%の共重合体1を含有する水溶液を227g得た。
(共重合体2〜12)
表1に記載の質量比に基づいて、単量体の合計を100質量部にすること以外は、共重合体1と同様にして操作を行い、固形分濃度45質量%の共重合体2〜12を含有する水溶液を得た。
共重合体の質量平均分子量、オキシアルキレン基の平均付加モル数を、使用した単量体と併せて表1に示す。
なお、質量平均分子量の測定は、GPC分析により、ポリエチレングリコール換算で算出した。質量平均分子量の測定において、カラムはshodex OHパック SB−804x2、移動相は0.1mol NaSO、メタノール/水=20wt%/80wt%、温度:60℃、送液速度:0.8ml/minの測定条件で行った。
[セメント組成物用添加剤の製造]
表2に示す配合比に従い、得られた共重合体1〜13を含有する水溶液に、水や所要の成分を加えて、共重合体1〜12の濃度20質量%の水溶液に調整して、それぞれ、添加剤1〜18を得た。得られた添加剤1〜18を表2に示す。
[セメント組成物(コンクリート)の調製]
表6に示す配合比及び表3に示す仕様(配合I、II)に従い、下記材料を使用して、JIS A 1150の規定に準じて、スランプフロー45cm±5cm、且つ、JIS A 1128の規定に準じて、目標空気量4.5±0.5%のコンクリート(実施例1〜17,比較例1〜14)を調製した。コンクリートの練混ぜは、練混ぜ量が80リットルとなるようにそれぞれ材料を計量した後、100リットルパン型強制練りミキサーに全材料を投入後、120秒間練混ぜてコンクリ−トを調製した。得られたコンクリート(実施例1〜17,比較例1〜9)を表6にまとめて示す。
(使用材料)
・セメント:普通ポルトランドセメント(太平洋セメント社製、密度3.16)
高炉セメントB種(太平洋セメント社製、密度3.04)
・細骨材:大井川水系産陸砂(密度2.60、FM=2.66)
・粗骨材:青梅産砕石(密度2.66、MS=20mm、FM=6.71)
・練混ぜ水:水道水と高塩分水の2水準とし、また、高塩分水は、人工海水100kg/mと水道水90kg/mとを混合して製造した。この練混ぜ水を使用することで、セメント組成物中の塩分濃度は約4.1kg/mになった。
なお、人工海水は、JIS A 6205「鉄筋コンクリート用防錆剤」の附属書I・表1及び2に記載の塩分溶液に則り、調製した。得られた、塩分溶液の1リットル当たりの各組成物の含有量は、塩化ナトリウムが24.5g、塩化マグネシウムが11.1g、硫酸ナトリウムが4.1g、塩化カルシウムが1.2g及び塩化カリウムが0.7gであった。
・増粘剤:信越化学工業社製hiメトローズ90SH−30000を使用した。
[評価方法]
表4、5の評価基準にしたがい、得られたコンクリートの高塩分濃度における減水性の判定及び経過時間に伴う流動保持性の判定を行った。
表4の減水性の評価は、淡水使用時のセメント添加剤の添加量に対する高塩分水使用時のセメント添加剤の添加量の質量比を百分率で表したものである。すなわち、セメント添加剤の添加量の質量比が、小さいほど、塩分の影響を受けにくく、得られるセメント組成物の分散性が優れるという判断ができる。
また、表5の経過時間に伴う流動保持性の評価は、高塩分水使用時におけるコンクリートの練混ぜ直後と60分経過後のスランプフローの低下量を表したものである。すなわち、スランプフローの低下量が小さいほど、得られるセメント組成物の流動保持性が優れるという判断ができる。
[評価結果]
実施例1〜17、比較例1〜9について評価を行った。試験結果及び判定結果を表6に示す。なお、表6中の「添加量(C×質量%)」とは、目標とするスランプフローを得るために必要とするセメント添加剤のセメント質量に対する質量比を百分率で表したものである。また、「水道水使用」とは、練混ぜ水に水道水を使用した場合を表したものであり、同様に「高塩分水使用」とは、練混ぜ水に高塩分水を使用した場合を表したものである。
表6より、実施例1〜12の減水性の判定はBであるのに対し、比較例1〜6はEであった。また、実施例13〜17の減水性の判定はAであるのに対して、比較例7〜9はEであった。これにより、本発明のセメント添加剤は、配合I及び配合IIのどちらの条件でも減水性が、従来のセメント添加剤と比較して優れていることが分かる。
また、実施例1〜12及び実施例13〜17の経過時間に伴う流動保持性の判定はA又はBであるのに対して、比較例1〜6及び比較例7〜9はそれぞれB又はCであった。これにより、本発明のセメント添加剤は、配合I及び配合IIのどちらの条件でも経過時間に伴う流動保持性が、従来のセメント添加剤と比較して優れていることが分かる。以上より、本発明のセメント添加剤は、様々な使用材料や配合条件においても、減水性及び経過時間に伴う流動保持性が、従来技術と比較して優れていることが分かる。
本添加剤は、淡水のみならず、塩分を含有する海水や海砂、さらには塩分を含有し、かつ、塩分濃度が大きく変動する汽水にも適用でき、これら練混ぜ水や細骨材由来の塩分を含有する高塩分含有セメント組成物に最適である。また、本発明の高塩分含有セメント組成物は、打設の合理化・省力化の点から高流動コンクリートを製造する場合や、水中コンクリートとして使用する際に最適である。

Claims (7)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物1種以上の単量体A及び/又は下記一般式(2)で表される化合物1種以上の単量体Bと、
    アクリル酸及び/又はその塩である単量体Cとを構成単位として含有する共重合体を1種以上含有する高塩分含有セメント組成物用添加剤であって、
    前記単量体A及び/又は前記単量体Bと、前記単量体Cとの質量比が、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C)=70〜90:10〜30であり、
    前記単量体Aと、前記単量体Bとの質量比が、(単量体A):(単量体B)=0〜100:100〜0であり、かつ、前記共重合体中のオキシアルキレン基の平均付加モル数が50〜150である高塩分含有セメント組成物用添加剤であって、
    前記高塩分含有セメント組成物中の塩分濃度が、セメント組成物1m あたり、2〜40kgである、高塩分含有セメント組成物用添加剤
    (式中、Rは炭素数2〜5のアルケニル基、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレンイミン基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を表し、mは0〜30の整数、nは10〜150の整数である。)
    (式中、R、Rは水素又はメチル基、Aは炭素数2〜4のアルキレンイミン基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、Xは水素又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、aは0〜2の整数、oは0〜30の整数、pは10〜150の整数である。)
  2. 前記共重合体が、構成単位として、さらに、下記一般式(3)で表される化合物1種以上の単量体Dを、前記単量体A及び/又は前記単量体Bと、前記単量体Cと、前記単量体Dとの質量比が、(単量体A及び/又は単量体B):(単量体C):(単量体D)=70〜90:10〜30:0〜10の割合で含む請求項1に記載の高塩分含有セメント組成物用添加剤。
    (式中、Rは水素又はメチル基、Zは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルキルアンモニウムを表す。)
  3. 前記共重合体の質量平均分子量が10,000〜100,000である請求項1又は2に記載の高塩分含有セメント組成物用添加剤。
  4. 単位水量が195kg/m以下の高塩分含有セメント組成物、又は、目標スランプフローが45cm以上の高塩分含有セメント組成物に使用するための請求項1〜のいずれかに記載の高塩分含有セメント組成物用添加剤。
  5. さらに、増粘剤を含有する請求項1〜のいずれかに記載の高塩分含有セメント組成物用添加剤。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の高塩分含有セメント組成物用添加剤、セメント、骨材、及び、淡水、汽水及び海水からなる群より選ばれる1種以上を含有する高塩分含有セメント組成物であって、
    前記高塩分含有セメント組成物中の塩分濃度が、セメント組成物1m あたり、2〜40kgである、高塩分含有セメント組成物
  7. 前記セメントが、普通ポルトランドセメント及び/又は高炉セメントである請求項に記載の高塩分含有セメント組成物。
JP2012003448A 2012-01-11 2012-01-11 高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物 Active JP5868189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012003448A JP5868189B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012003448A JP5868189B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013142051A JP2013142051A (ja) 2013-07-22
JP5868189B2 true JP5868189B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=49038823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012003448A Active JP5868189B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5868189B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015048392A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社日本触媒 水溶性共重合体の製造方法
JP6837824B2 (ja) * 2016-12-16 2021-03-03 花王株式会社 水硬性組成物
JP6884046B2 (ja) * 2017-06-15 2021-06-09 日本製紙株式会社 液状レオロジー改質剤
CN115925356A (zh) * 2022-11-25 2023-04-07 华能陇东能源有限责任公司正宁电厂 一种掺焦化废水浓盐水快速渗水混凝土及其制备方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3126617B2 (ja) * 1994-04-26 2001-01-22 花王株式会社 高強度コンクリート組成物
CN101054274B (zh) * 2001-05-28 2011-04-20 株式会社日本触媒 水泥掺合料和水泥组合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013142051A (ja) 2013-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU640545B2 (en) Additive composition for cement admixture
JP5868189B2 (ja) 高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物
JP6893821B2 (ja) セメント用添加剤およびセメント組成物
KR20190122211A (ko) 콘크리트 조성물 및 이의 제조 방법
JP6260037B2 (ja) コンクリート用多機能混和剤
JP6324204B2 (ja) トンネル覆工用コンクリート組成物およびその製造方法
JP5868188B2 (ja) 高塩分含有セメント組成物用添加剤及び高塩分含有セメント組成物
KR102381094B1 (ko) 감소된 할라이드 함량을 갖는 양이온성 중합체의 제조 방법
CN105189403B (zh) 水硬性粉体用强度提高剂组合物和水硬性粉体硬化体的强度提高方法
ES2769579T3 (es) Método para mejorar la resistencia de un producto endurecido de una composición hidráulica
JP5822397B2 (ja) 高炉セメントを用いたaeコンクリート組成物
JP6905795B2 (ja) 吹付コンクリート組成物およびその製造方法
JP7103691B2 (ja) 水硬性組成物用添加剤及び水硬性組成物
JP4772004B2 (ja) 収縮低減機能と減水機能を併せ持つ一液型セメント用添加剤組成物及びセメント組成物
JP6739291B2 (ja) セメント用添加剤およびセメント組成物
JP4842229B2 (ja) 自己流動性水硬性組成物ならびにそれを用いたスラリーおよび硬化物
JP2010215462A (ja) 水硬性組成物用添加剤組成物
JP5100366B2 (ja) 水硬性組成物用混和剤
JP4357994B2 (ja) コンクリート混和剤
JP5805476B2 (ja) 水硬性組成物
JP2004091259A (ja) セメント配合物及びその使用方法
JP2011116587A (ja) 水硬性組成物用早強剤
JP6362531B2 (ja) 水硬性組成物
JP7099767B1 (ja) 水硬性組成物用混和剤及び水硬性組成物
RU2529189C2 (ru) Диспергирующее вещество, содержащее сополимерную смесь

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5868189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117