JP5867887B2 - 食鳥脱毛装置の作動方法と食鳥脱毛装置に使用するためのピッキングバンク - Google Patents

食鳥脱毛装置の作動方法と食鳥脱毛装置に使用するためのピッキングバンク Download PDF

Info

Publication number
JP5867887B2
JP5867887B2 JP2015502097A JP2015502097A JP5867887B2 JP 5867887 B2 JP5867887 B2 JP 5867887B2 JP 2015502097 A JP2015502097 A JP 2015502097A JP 2015502097 A JP2015502097 A JP 2015502097A JP 5867887 B2 JP5867887 B2 JP 5867887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
picking
gas
air
bank
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015502097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015514399A (ja
Inventor
ミケール ラマ、
ミケール ラマ、
オーレ バク、
オーレ バク、
ポール ケルスン、
ポール ケルスン、
ウフェ トラーネ、
ウフェ トラーネ、
Original Assignee
リンコ フード システム アグシャセルスガーッブ
リンコ フード システム アグシャセルスガーッブ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リンコ フード システム アグシャセルスガーッブ, リンコ フード システム アグシャセルスガーッブ filed Critical リンコ フード システム アグシャセルスガーッブ
Publication of JP2015514399A publication Critical patent/JP2015514399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5867887B2 publication Critical patent/JP5867887B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C21/00Processing poultry
    • A22C21/02Plucking mechanisms for poultry
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C21/00Processing poultry
    • A22C21/02Plucking mechanisms for poultry
    • A22C21/022Plucking mechanisms for poultry with fingers

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Description

本発明は、複数のピッキングヘッドを回転させるのに駆動機構が使用される食鳥脱毛装置の作動方法に関し、また、少なくとも一つのカバー部材と複数のピッキングヘッドとピッキングヘッドを回転させるための駆動機構とを包含して、ピッキングヘッドの各々が、カバー部材の開口部から突出する軸でカバー部材の外側に取り付けられ、軸がベアリングに支持され、ピッキングヘッドと反対にあるカバー部材の内側に駆動機構が配設されるようなピッキングバンクに関する。
このような食鳥脱毛装置は数十年にわたって周知であるが、継続的な開発の対象となっており、出願人自身の特許出願である特許文献1に最近の改良装置例が記載されている。
一般的には駆動機構の少なくとも一部を包囲するハウジングの形のカバー部材から突出する軸を介して駆動される回転ピッキングヘッドを備えるピッキングバンクの全体構造は、概ね変更の無いのままである。したがって、水、羽毛、および砂塵への露出を含む非常に苛酷な条件の下で常に機能しなければならない駆動機構、特に軸ベアリングの保護、またピッキングバンクの内側への羽毛または夾雑物の蓄積の防止の必要性が、長らく認識されている。砂塵および細かい羽毛はわずか数ミリメートルの大きさであり、最小の間隙にも侵入してピッキングバンクの内部に入る。この作用は、羽毛除去を補助するためピッキングバンクの外側正面に大量の水を使用することにより強められるが、それは、水分が砂塵および羽毛に付着してベアリングを腐食させることで、その寿命をかなり短くするからである。
これらの課題に対する解決法の例は、軸の周囲でのスリーブの使用を開示している特許文献2と、三つのシールによるセットを各軸に使用することを教示している特許文献3に見られる。この分野での25年の開発期間を表すこれら二つの公報の発明と他の同様の発明は、理論上は良好に機能するが、実際には最新の食鳥処理産業で求められる頑強性が欠如している。やはり特許文献2に説明されているように、微細な羽毛は最小の開口部にも侵入して驚くべきことに研磨作用を及ぼし、ゆえに頻繁な保守および修理の必要性が生じ、これは先行技術の解決法が適用されてもやはり問題である。特に、羽毛内での砂塵の含有量が大抵は高いことにより軸シールが短期間で磨滅し、これらの交換は時間とコストの両方を浪費する。また、ピッキングバンクの内側を清掃する試みは、それ自体が機械部品、ベアリング、およびシールの破損という結果を生じることが知られている。
国際公開第2007071236号パンフレット 米国特許第4175302号明細書 米国特許第7175516号明細書
そのため、食鳥脱毛装置を作動させるための方法を提供することが本発明の第一の目的であり、駆動機構および他の機械部品の劣化がさらに最小化される食鳥脱毛装置のためのピッキングバンクを設けることが第二の目的である
この第一の目的は、ガスまたは空気がカバー部材の内側の流入経路に沿って前方へ駆動機構まで流され、装置が作動する時にガスまたは空気がピッキングヘッドを囲繞する空気よりも低い相対湿度を有するという方法により、達成される。
第二の目的は、ガスまたは空気をカバー部材の内側の流入経路に沿って駆動機構へ誘導するのに適した一つ以上の導流体を包含するピッキングバンクにより達成され、一つ以上の導流体へガスまたは空気を案内するのに適した吸入口はピッキングヘッドから離れる方向に向けられている。
「導流体」の語はここでは、流れを起こす圧力差を発生させる送風器または圧縮器のような能動的コンポーネントであれ、他で発生された既存の流れを所望の方向に誘導する偏向器のような受動的デバイスであれ、流入経路に沿った流れを発生させることの可能ないかなるデバイスも意味するものと理解される。
先行技術では、駆動機構を保護する唯一の手法が、水分、羽毛、および夾雑物をこれから遠ざけることであることは、常に容認されてきた。本発明は、密封ではなく送風によってこの考え方から離脱することに相当する。装置が作動している時にピッキングヘッドを囲繞する空気よりも低い相対湿度のガスまたは空気を使用すると、通常動作中にピッキングバンクへ侵入する水分が、カバー部材の内側に蓄積する代わりに、送風除去されうることを保証する。システムへ入る夾雑物は比較的乾燥した条件ゆえに付着せず、代わりにガスまたは空気によりシステムから徐々に吹き飛ばされる。
通常動作中に、ピッキングヘッドの周囲のエリアは通常、食鳥が脱毛前に高温の水で熱湯処理されたことによる非常に高い湿度を特徴とし、そのためガスまたは空気を一つ以上の導流体へ案内するのに適した吸入口はこれから離れる方向に向けられている。屠殺場の他のエリアの湿度が等しいかより高いという稀な場合には、導流体に通じる吸入口はまたここにも配置されるべきではない。
ある程度の水分の進入を受け入れてしまうと、ピッキングバンクのすべての部品の間の密着はもはや必要なく、そのためピッキングバンクは密封に関しても同じ高品質のものである必要はない。羽毛が挟まりうる密着ジョイントが少ないので、これは、羽毛の研磨特性もそれほど問題ではなくなるという付加的な利点を伴う。
有利な実施形態において、ガスまたは空気の流れはカバー部材の内側に過圧を発生させるのに適しており、ピッキングバンクの内側の圧力が好ましくは常に外側の圧力よりも高いことを意味する。こうして、夾雑物、羽毛、および水がピッキングバンクへ侵入することが有効に防止される。内側での200〜250ミリバールの過圧が現在では有利であると考えられ、ガスまたは空気は好ましくは10〜25m/秒でカバー部材の中を通過する。
軸シャフトの周囲に小さな間隙を設け、こうしてガスまたは空気の一部が漏出すると有利であることも判明している。内側に過圧が存在し、且つ/または、ガスや空気の速度および方向が正しい時には、夾雑物、羽毛、および水の潜在的な進入とは反対の方向でのガスまたは空気の細い流れが各シャフトに発生して、ピッキングバンクへのこれらの流入を防止する結果となる。
内側に送風することと過圧の使用が可能であることとは、ピッキングバンクでの細菌の成長が防止されるか少なくとも抑制されるという付加的な利点を有する。過圧は、鳥に由来する有機物がピッキングバンクに蓄積するのを防止し、乾燥条件は、通常の清掃作業では除去が困難であるバイオフィルムを生成することが知られている細菌の成長を阻止する。
食品産業での使用に適した何らかのガスが原則として使用されるが、現時点では、乾燥大気、オゾン、またはこれらの混合物を使用することが好ましい。オゾンは有効な殺菌剤であるという利点を有するが、オゾン発生器またはタンクの用意を必要とし、機械オペレータに対するある周知の健康問題を伴う。他方、空気は入手が容易で非毒性である。空気の湿度を低下させたい場合には、通常は食鳥処理施設で必ず見られる低温保管ルームからの空気を加熱するだけでこれが達成されうるが、除湿器を使用することも当然可能である。
流入経路に沿って送られる前に空気が摂氏約80度を上回る温度まで加熱される場合には、こうしてピッキングバンクの加熱という結果を生じ、これは少なくとも一部の細菌を死滅させるには充分である。同様の利点は、当然だがガスまたはガスと空気の混合物の加熱と関連したものであろう。
流入経路に沿ったガスまたは空気の流れは、当業者には容易に想像しうる多数の手法で達成されてよく、一つの手法は圧縮ガスまたは圧縮空気を使用することである。圧力タンクまたは圧縮器から放出されると、圧力はガスまたは空気の推進を引き起こし、これはピッキングバンクの全長に沿ってガスまたは空気を運ぶのに充分なものでありうる。異なるガス/空気の混合物を使用する時には、一方が圧縮されて他方の推進に使用されるか、適切な混合を達成するために圧力が使用されうる。しかし、推進は、送風器の使用によっても達成または補助され、流れの方向は偏向器によって、または単にピッキングバンクを適切な形状とすることにより制御されうる。
完全密封ハウジングに駆動機構を収容する必要はもはやないので、ガスまたは空気はカバー部材の表面に沿って簡単に案内されうるが、中空の密閉断面構成のピッキングバンクを使用することと、中空を介してピッキングバンクにガスまたは空気を流すことがやはり有利であると考えられる。最適な保護、乾燥、そしておそらくは駆動機構の殺菌を達成するため、カバー部材の中空にこれが実質上完全に配設されることが好ましいが、そのサイズゆえに、モータは通常、カバー部材の外側に配設されなければならないだろう。
カバー部材の設計と関係なく、ピッキングバンクの第1端部の流入口からガスまたは空気を注入すること、および/または、ピッキングバンクの第2端部の流出口からガスまたは空気を抜き出すことが有利でありうる。機械オペレータにとっての潜在的健康リスクを伴うガス、とりわけオゾンまたは同様のガスを使用する時には、使用済みガスの収集を容易にするので特に有利であるが、軸開口部を介して流出する時には、ガスのすべてを再収集することが通常は可能ではないだろう。
再収集されたガスまたは空気は流入口へ戻されて直ちに再利用されるか、調整、殺菌、濃縮、および/または異なる供給源からのガス/空気との混合のための処理ステーションへ送られる。
上述した発明は、ピッキングヘッドが一連の相互嵌合歯車により、ベルト駆動装置により、または個別モータにより駆動されるかどうかに関係なく、いかなるタイプのピッキングバンクにも使用されうる。しかし、歯車に基づく駆動機構は比較的複雑であり、そのため保守および修理の必要性の減少から特に利益を受ける。ここで、「駆動機構」という表現は、カバー部材の内側に配置されてピッキングヘッドの回転を起こすのに使用される歯車、ベルト、チェーン、スプロケット、プーリ、ベアリング等に適用されることを主に想定したものであるのに対して、実際のモータは離れたところに配置されることが多いことに注意すべきである。しかし、個々のピッキングヘッドの軸へ直接に接続された一連の小型モータを使用する場合には、軸およびモータも駆動機構の部品であると考えられ、劣化から保護されなければならない。
以下では、発明の実施形態を示す図面を参照して、より細かい詳細について発明が説明される。
食鳥脱毛装置の概略端面図である。 ピッキングバンクの斜視図である。 A‐A線で記された図2のピッキングバンクの断面図である。 図3aにBと記された詳細の拡大図である。
図1に示された食鳥脱毛装置1は、頭上コンベヤ4のシャックル3から懸架された装置へ鳥死骸2が給送される食鳥処理ラインの一部である。装置への給送に先立って、鳥は通常、熱湯処理設備(不図示)を通過しており、当該設備では、羽毛を緩めてその後の屠体からの除去を容易にするため高温の水が散布されている。
食鳥脱毛装置1は、少なくとも4本の直立体と少なくとも2本の水平ガーダとを有するフレーム5を包含し、各ガーダは一対の直立体の間で水平方向に延在する。むしり部品は、実質上同一であるが鏡像を成す二つの脱毛アセンブリ6を包含し、このアセンブリは矢印Hの方向にガーダに沿って摺動可能である支持体7に取り付けられている。個々の脱毛アセンブリ6は、矢印Vの方向に支持体7上で上下に摺動することにより垂直方向の配置を調節できる。代替的なガーダは、アセンブリ6の垂直位置を調節するため直立体の上で摺動可能である。懸架された鳥2の両側でピッキングヘッド8が鳥の表面と同時に接触できるように、二つの脱毛アセンブリ6はコンベヤ4の両側部位に配設される。当業者にはよく知られているように、このタイプの食鳥脱毛装置は通常、列状に配設された一連のピッキングヘッドが設けられるため、鳥2の各部品は装置内の経路上でいくつかのピッキングヘッドを通過する。そのため、図1に示されたピッキングヘッド8の各々は図面の平面上に延在するピッキングヘッドの列に相当し、このようなピッキングヘッドの列は通常、6から24個のピッキングヘッドを有するピッキングバンクの一部である。周知の脱毛装置は現在、合計で176個までのピッキングヘッドを有する。
図1に示された脱毛アセンブリ6の各々は、共通の駆動機構(不図示)を備える一つの整合的なピッキングバンクとして設けられるか、相互に隣接して配設されておそらくは共通のハウジングに包囲される個々のピッキングバンクによるグループであってもよい。
グループで使用されるように設計されたピッキングバンク10の例が、図2および3に示されている。このピッキングバンクは、カバー部材13の開口部から突出する軸12を回転させるための独自のモータ11を有し、見やすくするためピッキングヘッドは取り外されている。軸12を回転させるのに使用される駆動機構を包囲する中空の管形ハウジングを一緒に形成するように、カバー部材13は支持板14に装着されている。ピッキングバンクの端部は端板15により密閉され、ハウジングの上下側面は、隣接のピッキングバンクが近接並置状態で配設されながら相互位置および角度の調節を可能とするように、ともに湾曲している。
この実施形態において、駆動機構16は相互に嵌合する一連の歯車であり、その一つがモータ11により駆動されるが、駆動機構が広く使用されているチェーン駆動のベルトタイプのものであるか、いくつかの小型モータが各ピッキングバンクと連動するようなピッキングバンクにも適用されることが理解されるべきである。
図2の右側に見られる端板15は3個の開口部151,152,153を備え、そのうち中央の開口部152は、食鳥脱毛装置にピッキングバンクを取り付ける時の使用が想定され、装置のピンまたは同様の突出部が開口部へ簡単に挿入される。他の開口部の一方、この事例では最上部の開口部151は、端板15の上側を押すか引くことで中央開口部152を中心としてピッキングバンクを回転させてその動作角度を変化させうる、油圧シリンダなどの位置調節デバイスの装着に使用される。最後の開口部、この事例では最下部の開口部153は、ピッキングバンクの内側へのアクセスを提供してガスまたは空気のための流入口として機能する。
以下では、単純性のため、異なる意図が明記されないかぎり、すべてのガス、空気、および混合物についての共通名称として、「ガス」の語が使用されるだろう。
図3aに見られるように、駆動機構16は、カバー部材13と支持板14とにより画定されるスペースの大部分を占めるが、それにもかかわらず、ガスが長さ方向に通過することが可能である。それからガスは、流入開口部を包含する端板15と反対にある端板15の開口部(不図示)を介して抜き出されるが、図2および3bに矢印Gで図示されているように軸12と軸ベアリング17との間の開口部を介してガスが漏出可能である。やはりベアリングが軸を支持しなければならないので、これらの軸開口部は通常は0.5mm未満の幅を有するが、最適なサイズは、使用される軸、ベアリング、およびピッキングヘッドのタイプに、また処理される鳥の種類に応じたものであり、そのため実験によって判断されなければならない。同様に、ガス流の制御および最適化を行うため、ベアリングおよび/または軸は、長手方向の水路のような輪郭を備えうる。図3bでガスまたは空気の辿る経路から分かるように、開口部がラビリンスを形成することにも注意すべきである。これは、ピッキングバンクの外側の清掃中には特に、夾雑物および水の侵入を防止するのに役立つ。
軸開口部を介して流出するガスまたは空気が多いほど、こうしてピッキングバンクへ侵入する羽毛、夾雑物、および水が少なくなるが、すべてのガスまたは空気が軸開口部を介して流出する場合には流入部から最も遠い軸開口部で充分な流れを達成するのは困難となりうる。そのため、一方の端板15の流入開口部153から反対の端板の流出部までの一次流をピッキングバンクの中に設けること、および/またはピッキングバンクの長さにわたっていくつかの流入口を分散させることが有利であろう。ガスの分散に関する問題の程度は当然、ピッキングバンクの設計、とりわけその長さに依存し、これに従って流入口等の設置が設計されなければならないだろう。
水の進入に対して、またピッキングバンク10への羽毛および夾雑物の侵入に対して可能な限り最良な保護を達成するため、内側に一定の過圧が保持される。しかし、圧力の自然な変動によって結果的に時々は過圧が失われるようにし、そして不要物を吹き飛ばすことのできる過圧の再確立に頼ることも可能である。同様に、短時間での規則的な圧力の上昇を、おそらくは液体と気体のいずれかの洗浄剤の導入との組合せで、洗浄目的に使用してもよい。
図2,3a,3bの実施形態において、ピッキングバンクは、それ自体が流路を形成する中空の密閉構成のものであるが、本発明は、より開放的な構成のピッキングバンクにも関する。一例として、ピッキングバンクが支持板14なしで製作されうる、および/またはカバー部材13が平面でありうる。このような事例では、例えば図2の矢印Gと実質上平行な方向にガスがピッキング列の裏側へ吹き付けられ、軸開口部へ侵入しないあらゆるガスは単純に残留してピッキングバンクの側面および端部を介して漏出しうる。しかし、ガスは図2のように端部からも注入され、その際には、ガスの流れを所望の方向に誘導するように機能する一つ以上のフィン状バッフルまたは偏向器をピッキングバンクが備えうる。
当業者には理解されるように、ガスの流れパターンは、これがピッキングバンクと出会う際の方向および速度に強く依存し、そのためこれらの要因は所与の設計のピッキングバンクについて所望の流れパターンを達成するように調節されうる。しかし、ガスは少なくとも10m/秒、しかし25m/秒を超えずに移動することが好ましい。所望のガス速度を達成するには送風器が使用されうるが、食鳥脱毛装置に関連して設けられる圧縮器により、または圧力タンクに蓄積されたガスを使用することにより、ガスを圧縮することも可能である。
図2,3a,3bに示されたタイプのピッキングバンクでは、低温保管ルームからの低温空気を使用することと、流入開口部153を介してこれを300l/分で注入してピッキングバンクの内側に200〜250ミリバールの過圧を発生させると好都合であることが判明している。しかし、軸の数、各軸の開口部のサイズ、およびピッキングバンクの全体的気密度に応じて、過圧を維持するのにより多くの空気またはガスを使用する必要がありうる。他の事例では、より低い圧力で作動することも容認可能であるが、大気圧を上回る150ミリバール以上の圧力を常に維持することが好ましい。
ガスは原則として、オゾンまたは二酸化炭素のように食品産業での使用が承認されているいかなるガスでもよいが、入手可能性および価格ゆえに、大気の使用が好都合であることが多い。この事例では、ガス供給源は単純に、大気をピッキングバンクへ誘導する送風器でありうるが、熱湯処理プロセスでの水の使用ゆえに、食鳥脱毛装置の外側であっても大気が比較的高湿度であることが多いだろう。羽毛、夾雑物、および水分を吹き飛ばすガスの能力、および/または進入を防止する過圧のみに頼る場合には、これは問題ではないだろうが、ガスが低い相対湿度を有することが好ましい。これは、乾燥器エリアからの空気を使用することにより、または空気を加熱して相対湿度を低下させることにより、簡単に達成されうる。一例として、摂氏20度の温度の大気から始めてこれを摂氏60度まで加熱する場合には、相対湿度は100%から13%まで低下するが、別の言い方をすると、最初の含水量の7倍以上も加湿できることになるだろう。ガスの加熱は、細菌の少なくとも一部が死滅するというさらなる利点も有し、摂氏84度以上までガスを加熱した場合には、抗菌性洗浄剤の使用の必要が回避されることが多い。しかし、このような高温で装置を運転すると、使用される材料の劣化を起こすため、短い間隔のみで、または装置が運転されていない時の清掃作業の一部として、高温ガスを印加することが好ましい。
他のタイプのガスはタンクで納入されるか、オゾン発生器のような適当な設備で発生されなければならず、このようなガスはいくつかの事例ではやはり加熱されることが理解されるべきである。
ガスをピッキングバンクへ出入させるための適当な設備の用意は、使用されるガスのタイプと、システムで使用される圧縮器、タンク、送風器、加熱器等のタイプおよび位置に依存するが、共通のチューブ類およびパイプシステムに基づくことが可能なので、これは当業者にとって何の問題も含まないだろう。
上述したことを別にすると、材料の選択を含めてピッキングバンクの他の詳細は先行技術のままでありうる。
1 食鳥脱毛装置
2 鳥
3 シャックル
4 頭上コンベヤ
5 フレーム
6 脱毛アセンブリ
7 支持体
8 ピッキングヘッド
10 ピッキングバンク
11 モータ
12 軸
13 カバー部材
14 支持板
15 端板
16 駆動機構
17 軸ベアリング
151,152,153 開口部

Claims (15)

  1. ピッキングバンクの複数のピッキングヘッドを回転させるのに駆動機構が使用される食鳥脱毛装置の作動方法であって、前記ピッキングヘッドの各々が、カバー部材の開口部から突出してベアリングに支持される軸で前記カバー部材の外側に取り付けられ、前記駆動機構が前記ピッキングヘッドと反対にある前記カバー部材の内側に配設される方法であって、
    ガスまたは空気が前記カバー部材の前記内側の流入経路に沿って前方へ前記駆動機構まで流され、前記食鳥脱毛装置が作動している時に前記ガスまたは空気が前記ピッキングヘッドを囲繞する空気よりも低い相対湿度を有する、ことを特徴とする方法。
  2. 前記ガスまたは空気の流れが、前記外側の圧力よりも好ましくは常に高い過圧を前記カバー部材の前記内側に生じさせる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ガスまたは空気が、乾燥大気、オゾン、およびこれらの混合物で構成されるグループから選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記流入経路に沿って流される前に前記ガスまたは空気が摂氏約80度を上回る温度まで加熱される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 加圧ガスまたは空気が使用される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記ピッキングバンクが中空の密閉断面構成で製作され、前記ガスまたは空気が前記中空を介して前記ピッキングバンクの中を流される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ピッキングバンクの第1端部の流入開口部を介してガスまたは空気が注入され、且つ/または、前記ピッキングバンクの第2端部の流出開口部からガスまたは空気が抜き出される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 少なくとも一つのカバー部材と、複数のピッキングヘッドと、前記ピッキングヘッドを回転させるための駆動機構と、を包含し、前記ピッキングヘッドの各々が、前記カバー部材の開口部から突出する軸で前記カバー部材の外側に取り付けられ、前記軸がベアリングに支持され、前記駆動機構が前記ピッキングヘッドと反対にある前記カバー部材の内側に配設される、食鳥脱毛装置に使用するためのピッキングバンクであって、
    前記カバー部材の前記内側の流入経路に沿って前記駆動機構へガスまたは空気を誘導するのに適した一つ以上の導流体をさらに包含し、前記一つ以上の導流体へガスまたは空気を案内するのに適した吸入口が前記ピッキングヘッドから離れる方向を向いている、ことを特徴とするピッキングバンク。
  9. 前記ピッキングバンクの第1端部にあるガスまたは空気のための流入開口部、および/または、前記ピッキングバンクの第2端部にあるガスまたは空気のための流出開口部をさらに含む、請求項8に記載のピッキングバンク。
  10. 前記導流体が送風器、圧縮器、および/または偏向器を含む、請求項8または9に記載のピッキングバンク。
  11. オゾンタンクまたは空気コンプレッサのような少なくとも一つのガスまたは空気供給源をさらに含む、請求項8〜10のいずれか1項に記載のピッキングバンク。
  12. ガスまたは空気のための加熱器をさらに含む、請求項8〜11のいずれか1項に記載のピッキングバンク。
  13. 前記カバー部材が中空の密閉断面構成で製作され、前記中空がガスまたは気体の流路として機能するのに適している、請求項8〜12のいずれか1項に記載のピッキングバンク。
  14. 前記駆動機構が前記カバー部材の前記中空に実質上完全に配設される、請求項13に記載のピッキングバンク。
  15. 前記駆動機構が一連の相互嵌合歯車を含み、各々がピッキングヘッドに接続され、前記歯車の少なくとも一つが駆動される、請求項8〜14のいずれか1項に記載のピッキングバンク。
JP2015502097A 2012-03-28 2012-03-28 食鳥脱毛装置の作動方法と食鳥脱毛装置に使用するためのピッキングバンク Active JP5867887B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/DK2012/050095 WO2013143539A1 (en) 2012-03-28 2012-03-28 A method for operating a poultry defeathering apparatus and a picking bank for use in a poultry defeathering apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015514399A JP2015514399A (ja) 2015-05-21
JP5867887B2 true JP5867887B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=45952398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015502097A Active JP5867887B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 食鳥脱毛装置の作動方法と食鳥脱毛装置に使用するためのピッキングバンク

Country Status (11)

Country Link
US (1) US9107427B2 (ja)
EP (1) EP2830426B1 (ja)
JP (1) JP5867887B2 (ja)
KR (1) KR101921705B1 (ja)
CN (1) CN104486951B (ja)
BR (1) BR112014024114B8 (ja)
CA (1) CA2872013C (ja)
ES (1) ES2582641T3 (ja)
PL (1) PL2830426T3 (ja)
RU (1) RU2585855C2 (ja)
WO (1) WO2013143539A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9809387B2 (en) * 2016-03-14 2017-11-07 Chuan Yang Foods Machine Co., Ltd. Anti-sticking conveyor belt and conveyor strips of frying machine
CN113924999B (zh) * 2021-11-03 2023-03-24 广西壮族自治区畜牧研究所 一种用于收集鸵鸟羽毛的拔毛器
KR102401129B1 (ko) * 2022-02-22 2022-05-20 편진호 도계용 샤클 세척기구

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3561040A (en) * 1968-08-02 1971-02-09 Food Equipment Inc Spraying apparatus and method for use in conjunction with fowl defeathering apparatus
NL6814207A (ja) 1968-10-04 1970-04-07
NL155175B (nl) 1968-10-24 1977-12-15 Stork Amsterdam Inrichting voor het plukken van gevogelte.
US3665539A (en) * 1970-04-09 1972-05-30 Food Equipment Inc Automatic shackle washer
US3716892A (en) * 1970-10-19 1973-02-20 Int Agri Systems Method and apparatus for processing poultry
US3797068A (en) * 1972-04-06 1974-03-19 Food Equipment Inc Fowl agitating and wetting system
CA1002712A (en) * 1973-01-25 1977-01-04 Johannes J. Smorenburg Poultry processing equipment
US4175302A (en) 1978-07-28 1979-11-27 Simon-Johnson, Inc. Sealed feather picking unit
US4199842A (en) * 1978-11-08 1980-04-29 Bergeron Camille F Feather removing apparatus and method
US4514879A (en) 1983-01-26 1985-05-07 Hazenbroek Jacobus E Suspended feather picker with rotatable sections
US4868950A (en) * 1989-01-03 1989-09-26 Centennial Machine Company, Inc. Fowl scalding apparatus and method
WO1995014387A1 (en) * 1993-11-26 1995-06-01 British Technology Group Limited Plucking apparatus for poultry
JP2001254837A (ja) * 2000-03-08 2001-09-21 Shimadaya Corp 食品加工に用いる容器固定型ミキサーの軸封構造
DE10148568A1 (de) 2001-10-01 2003-04-24 Bernhard Wichelmann Verfahren und Vorrichtung zur Vorbereitung von geschlachtetem Geflügel auf das Rupfen
US7175516B2 (en) 2002-01-18 2007-02-13 Memco Poultry processing hub and belt assembly
US20040147211A1 (en) 2003-01-24 2004-07-29 Mostoller Charles R. Poultry defeathering process and apparatus
US6918825B2 (en) * 2003-08-26 2005-07-19 Everett T. Conaway Poultry de-feathering apparatus and method
CN2855088Y (zh) * 2005-12-20 2007-01-10 翁楚隆 一种家禽脱毛机
ATE521241T1 (de) 2005-12-21 2011-09-15 Linco Food Systems As Geflügelrupfgerät
CN101946819A (zh) * 2010-08-19 2011-01-19 陈志中 家禽拔毛装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015514399A (ja) 2015-05-21
KR20140147848A (ko) 2014-12-30
US9107427B2 (en) 2015-08-18
BR112014024114A2 (pt) 2017-06-20
KR101921705B1 (ko) 2018-11-26
RU2585855C2 (ru) 2016-06-10
RU2014141003A (ru) 2016-05-20
EP2830426A1 (en) 2015-02-04
PL2830426T3 (pl) 2016-11-30
CN104486951A (zh) 2015-04-01
BR112014024114B1 (pt) 2019-11-05
US20150133040A1 (en) 2015-05-14
EP2830426B1 (en) 2016-04-20
BR112014024114B8 (pt) 2023-02-14
CA2872013A1 (en) 2013-10-03
CN104486951B (zh) 2016-11-09
WO2013143539A1 (en) 2013-10-03
CA2872013C (en) 2016-10-11
ES2582641T3 (es) 2016-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5867887B2 (ja) 食鳥脱毛装置の作動方法と食鳥脱毛装置に使用するためのピッキングバンク
CA2203429C (en) Method and apparatus for steam pasteurization of meat
JP4659782B2 (ja) 果実類及び果菜類の表皮洗浄システム
ES2700655T3 (es) Sistema de atemperado con depuración del líquido de proceso
CN103668840A (zh) 拉幅机的热风喷嘴和使用该热风喷嘴的拉幅机的热风喷射装置
CN104908302B (zh) 用于运输塑料容器或粗加工成品的运输装置和方法
JP2009544312A (ja) 家禽用熱処理装置及び家禽用熱処理方法
CN105766700B (zh) 基于机器视觉的鸡蛋对靶定向清洗杀菌涂膜装置及方法
US9210949B2 (en) Method and means for extending the shelf life of food products
KR20110029502A (ko) 과일 열수 세척장치
BR112017012194B1 (pt) Aparelho e método para carregar produto em contêineres
ES2339785T3 (es) Metodo y sistema para escaldar aves de corral muertas.
CN108452363A (zh) 一种高效的紫外线空气杀菌消毒装置
JP4724189B2 (ja) 長手農作物の洗浄装置
KR20080050479A (ko) 긴 음식물 제품을 컨디셔닝된 공기 유동으로 처리하기 위한장치
US20220134393A1 (en) Methods and Systems for Automated Cleaning of Immersion Tanks
KR20220110256A (ko) 컨베이어 세척기에서 적어도 하나의 공동을 갖는 피세정 물품 세정
JP5938027B2 (ja) スチーム洗浄装置
CN110327696A (zh) 一种列车空调滤网横向传送清洗设备
JP5064422B2 (ja) 水産加工品の製造装置および製造方法
KR102077045B1 (ko) 육류 포장제품 살균장치
KR20170060344A (ko) 어망 세척 및 건조 설비
JP2001341707A (ja) 容器蓋殺菌装置
EP1804588A2 (en) Device and method for removing liquid from a food strand
JP2008517597A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5867887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250