JP5866854B2 - カップ状容器の密封シール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カップ状容器に液体等の内容物を充填した後、開口部をフィルム等の蓋材でシールするカップ状容器の密封シール装置に関するものである。
開口部の周縁にフランジ状のシール部が形成されたカップ状の容器を、容器搬送コンベヤによって間欠的に搬送し、これら容器の搬送経路に設けられた充填ポジション、シールポジション等の処理位置に順次停止させ、各処理位置に設けられた充填手段、シール手段等によってそれぞれの処理を行うようにしたカップ状容器の充填シール装置が広く知られている。
前記カップ状容器の充填シール装置に設けられている容器搬送コンベヤは、上端の開口部の周縁にフランジ状のシール部を有するカップ状容器を、両側に配置されたエンドレスチェーン間に掛け渡した多数のプレート(容器保持部材)に形成した容器保持孔内に1個ずつ挿入し、前記シール部を下面側から支持して搬送するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
前記充填シール装置では、各処理位置でそれぞれの処理を行うようになっており、前記シールポジションでは、容器保持部材に保持されているカップ状容器の開口部上にフィルムシートからなる蓋材を供給し、カップ状容器の停止位置の上方に設置したシールヘッドを下降させて押圧することにより、前記蓋材を容器のフランジ部(シール部)に溶着して容器の開口部をシールするようにしている。
前記シールポジションにおいて、シールヘッドを下降させて蓋材および容器を上方から押圧して処理を行うと、前記保持部材のプレートに負荷がかかり、下方に向けて撓んでしまうという問題があった。そこで、前記特許文献1に記載した発明では、前記プレートに形成された各容器保持孔の両側に下面側から当接して前記プレートを支持する部材を設けており、しかも、シールヘッドによって押圧する際には、前記支持する部材が水平を維持するようにしている。
特許文献1に記載された発明では、一枚のプレートからなる保持部材に複数の円形をした容器保持孔を形成し、この容器保持孔内にそれぞれカップ状の容器を収容して搬送するようになっており、異なるサイズの容器に兼用する場合には、容器保持孔が形成されているプレートを容器のサイズに応じて交換しなければならない。そこで、各容器保持部材を一対の保持プレートから構成し、容器のサイズが変更になった場合には、両保持プレートの間隔を調整して兼用を可能にしたカップ状容器のシール装置が用いられるようになっている(特許文献2および特許文献3参照)。
特許文献2および特許文献3に記載された発明のように容器保持部材(特許文献2ではホルダプレート、特許文献3ではカップ保持部材と呼んでいる)を分割すると、両保持部材間に隙間ができるため、隙間の部分では、シールヘッドによって押圧しても十分シールすることができないという問題がある。そこで、シールポジションの容器保持部材が停止する位置の上方に別の支持部材を配置し、この支持部材によってシールヘッドを受けるようにして、カップ状容器のシール部全周を完全にシールできるようにしている。
特許第4356387号公報 実用新案登録第2541918号公報 実公昭63−38177号公報
容器搬送コンベヤには、両側のエンドレスチェーン間に多数の容器保持部材が設けられており、各部材の厚さには製作上の誤差があるので、この保持部材の下方に従来と同様の受け部材(前記特許文献1の支持レール62)を配置してシールを行うと、保持部材の厚さの誤差により、その上方に配置された支持部材の上面(支持面)の高さが前後の支持部材間で異なり、支持面が同一平面とならず全周でシールが不完全になってしまうという問題が発生する。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、搬送方向に分割された一対の保持部材間にカップ状容器を保持して搬送する容器搬送手段を備え、所定の搬送停止位置で、カップ状容器の開口部の周縁に張り出して形成されたシール部に、シート状の蓋材をシールしてカップ状容器を密封するカップ状容器の密封シール装置において、前記所定の搬送停止位置に、前記一対の保持部材間からカップ状容器を持ち上げる容器昇降手段と、前記一対の保持部材の上方で上昇されたカップ状容器の搬送方向前後から一対の支持部材を接近させて、カップ状容器の周囲を取り囲み、カップ状容器の前記シール部を下方から支持する容器支持手段と、この容器支持手段によって支持されたカップ状容器のシール部に、シート状の蓋材を押し付けて開口部を密封する蓋材シール手段と、前記一対の保持部材の下方に配置され保持部材を下方から受ける受け部材とを備え、前記一対の支持部材および前記一対の保持部材は、シール部にシート状の蓋材を押し付ける蓋材シール手段の押圧により、一対の支持部材が押し下げられるとその下方に位置している一対の保持部材がともに押し下げられるように構成されるとともに、前記受け部材は押し下げられる前記一対の保持部材を下方から受けるように配置され、前記受け部材は、分割された各保持部材のそれぞれに対応して設けられ、少なくとも何れか一方の受け部材に、受け部材を常時上方へ付勢させるとともに、前記保持部材を介する蓋材シール手段の押圧力による高さの変化を許容する反発力発生手段を設けたことを特徴とするものである。
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記カップ状容器の開口部をシート状の蓋材で密封する前記所定の搬送停止位置が、搬送方向前後に2箇所設けられ、前記搬送停止位置に設けられた2組の容器支持手段の、搬送方向前方側の支持部材と搬送方向後方側の支持部材との合わせ面の位置を、2箇所の搬送停止位置において支持されるカップ状容器の中心に対して搬送方向の前後にずらしたことを特徴とするものである。
本発明のカップ状容器の密封シール装置は、分割された一対の保持部材のそれぞれに対応して受け部材を設け、これら受け部材の少なくとも何れか一方に、上方からの押圧力に対して反発力を発生させる反発力発生手段を設けたので、一対の保持部材の制作誤差等による上下方向の段差を吸収することができ、カップ状容器のシール部の全周に亘り均一なシールが可能である。
図1はカップ状容器の充填シール装置の全体の構成を示す側面図である。(実施例1) 図2はシールポジションの搬送方向を横断する断面図である。 図3はシールポジションの搬送方向に沿う断面図である。 図4は2箇所のシールポジションを比較する平面図であり、下部が第1シールポジションジョン、上部が第2シールポジションを示す。
容器搬送コンベヤは、上流側と下流側の左右に配置されたスプロケットにエンドレスチェーンが掛け回され、これら左右のエンドレスチェーン間に容器保持手段が多数取り付けられている。各容器保持手段は、分割されて搬送方向前後の2枚の保持部材から構成されており、これら一対の保持部材に形成された凹部内にカップ状容器が保持される。容器搬送コンベヤは間欠的に走行しており、容器保持手段に保持されているカップ状容器は、充填ポジション、シールポジション等の処理位置に順次停止して各種の処理を受ける。シールポジションには、容器搬送コンベヤの容器保持手段が停止する位置の上方に容器支持手段と、容器保持手段に保持されているカップ状容器を押し上げて上方の容器支持手段に受け渡す昇降手段が配置されている。容器支持手段は、カップ状容器を受け入れる円弧状の凹部を備えた一対の支持部材を有し、これら支持部材は開閉できるようになっており、両支持部材を接近させて、昇降手段によって押し上げられたカップ状容器の周囲を前記凹部によって取り囲み、カップ状容器の上端開口部の外周に形成されているフランジ状のシール部を下面から支持する。容器支持手段が支持している各カップ状容器の上方に、カップ状容器の開口部上に供給されたフィルムをシール部に押し付けて溶着させるシールヘッドと、このシールヘッドによって押し下げられた容器支持手段を介して押し下げられる容器保持手段の各保持部材を、スプリングによる反発力で受ける受け部材が配置されており、シールヘッドを下降させて蓋材用のフィルムをカップ状容器のシール部に押し付けて溶着する際に、一対の保持部材をそれぞれ受け部材で受けることにより、両保持部材の製造誤差等による段差を吸収して全周に亘り完全なシールを行うという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。この実施例に係るカップ状容器の密封シール装置は、上部が大径で下部に向かって次第に小径になる形状のカップ状容器2を、容器搬送手段(容器搬送コンベヤ4)によって間欠的に搬送し、充填ポジション、シールポジション等の各容器処理位置に順次停止させてそれぞれの処理を行うようになっている。容器搬送コンベヤ4は、機枠6内の上流部の両側と下流部の両側にそれぞれ配置されたスプロケット8、10に、それぞれエンドレスチェーン12が掛け回され、これら両側チェーン12間に多数の容器保持手段14が取り付けられている。
この実施例では、各容器保持手段14は、搬送方向の前後に配置された一対の保持部材(保持プレート14A、14B)から構成されており、これら両保持プレート14A、14Bの間隔を調整して複数種類のカップ状容器2に対応できるようになっている。そのため、上流側のスプロケット8と下流側のスプロケット10は、それぞれ両側に2枚ずつ配置され、各上流側と下流側のスプロケット8、10間に亘ってそれぞれエンドレスチェーン12が掛け回されている。つまり、左右両側に2本ずつエンドレスチェーン12が配置されている(図2に容器搬送コンベヤ4の一方の側の2本のチェーン12A、12Bを示す)。そして、外側の2本のチェーン12(一方は12A)間に一方の保持プレート14Aが、また、内側の2本のチェーン(一方は12B)間に他方の保持プレート14Bがそれぞれ取り付けられている。外側の一対のエンドレスチェーン12Aと内側の一対のエンドレスチェーン12Bとの位相を変えることができるようになっており、前後一対の保持プレート14A、14Bの間隔をカップ状容器2のサイズに応じて変更する。
容器保持手段14を構成する前後一対の保持プレート14A、14Bは、互いに向かい合う面にカップ状容器2を保持するための凹部14Aa、14Ba(図3参照)が形成されており、両者14A、14Bの凹部14Aa、14Baによってカップ状容器2を保持する。この容器保持手段14によって保持されるカップ状容器2は、上端の開口部の周縁に外方へ張り出したフランジ部(後に説明するシール部2a)が形成されており、このフランジ部が、前後一対の保持プレート14A、14Bの前記凹部14Aa、14Baの周縁部上に載った状態で保持される。
両側に配置された各エンドレスチェーン12(12A、12B)は、それぞれ支持レール16A、16B(図2参照)によって支持されている。これら支持レール16A、16Bは、ベース18上に所定の間隔で配置された支柱(図示を省略)に固定した支持体20によって支持されている。前記各支持レール16A、16Bは、このレール16A、16Bが取り付けられている取付体22の下面に固定され、前記支持体20を貫通するピン24を介して支持されており、取付体22と支持体20との間に配置されたスプリング26によって常時上方に付勢されている。従って、前記保持プレート14A、14Bを介してエンドレスチェーン12A、12Bに上方から荷重が作用すると、スプリング26を撓めてエンドレスチェーン12A、12Bが下降することによりその荷重を吸収することができる。
前記容器搬送コンベヤ4の上流端(図1の右端)の上方に、カップ状容器2を前記一対の保持プレート14A、14Bを有する容器保持手段14に供給する容器供給装置28が設けられている。前記容器保持手段14が上流側のスプロケット8の周囲を下方から上方へ回転して水平になった時点で、容器供給装置28からこの容器保持手段14に所定個数のカップ状容器2が供給される。容器保持手段14にカップ状容器2が供給された容器搬送コンベヤ4は、間欠的に前進、停止を行い、各カップ状容器2を前記各容器処理ポジションに順次停止させる。
容器供給装置28の下流側に充填ポジション(第1充填ポジションAおよび第2充填ポジションB)が配置されており、この充填ポジションA、Bに、搬送されてきたカップ状容器2内に液体等の内容物を充填する充填装置(第1充填装置30および第2充填装置32)が設けられている。この実施例では内容物の充填が2回に分けて行われるようになっており、間欠的に搬送されるカップ状容器2の1ピッチ分の間隔をあけて2台の充填装置30、32が配置されているが、必ずしも2台に限るものではない。
充填装置30、32の下流側に第1シールポジションCが配置されている。さらにこの第1シールポジションCから、間欠的に搬送されるカップ状容器2の2ピッチ分下流側に第2シールポジションDが配置されている。これら第1および第2シールポジションC、Dにそれぞれカップ状容器2に蓋材を貼り付けてシールを行う蓋材シール手段としての第1シール装置34および第2シール装置36が設けられている。これらのシール装置34、36について、図1ないし図3により説明する。なお、第1シール装置34と第2シール装置36は基本的な構成は共通なので、全体の構成は第1シール装置34について説明し、第2シール装置36については第1シール装置34と異なる部分についてだけ説明する。
間欠的に走行、停止する容器搬送コンベヤ4の容器保持手段14が第1シールポジションCに停止する位置の上方に、カップ状容器2の開口部を蓋材用のフィルムによりシールを行う際に、このカップ状容器2を支持する容器支持手段38が配置されている。この容器支持手段38は、容器搬送コンベヤ4の搬送方向の前後に配置された一対の支持部材(支持プレート)38A、38Bを有しており、これら支持プレート38A、38Bを接近、離隔させるようになっている。前記容器搬送コンベヤ4に取り付けられている多数の容器保持手段14は、それぞれ一対の保持プレート14A、14Bを有しており、これら一対の保持プレート14A、14Bの互いに向かい合う面に、保持するカップ状容器2の数だけの凹部14Aa、14Baが等間隔で形成されている。一対の支持プレート38A、38Bの、これら保持プレート14A、14Bの凹部14Aa、14Baと上下に対応する位置に、カップ状容器2の上部外周を取り囲む円弧状の凹部38Aa、38Baが形成されている(図3参照)。両支持プレート38A、38Bを最も接近させると、カップ状容器2の上端部(外周にフランジ状のシール部2aが形成されている部分)の外径とほぼ同じまたは僅かに大きい内径の円が形成される。
第1シールポジションCの、前記容器搬送コンベヤ4の外側に、左右それぞれ一対の支柱40がベース18上に直立して固定されている。これら各一対の支柱40は容器搬送コンベヤ4の搬送方向に沿って並んでおり、この両支柱40上に、緩衝用スプリング42およびガイドロッド支持部材44を介して水平なガイドロッド46が容器搬送コンベヤ4の搬送方向と平行して配置されている。このガイドロッド46に2個のスライダ48が摺動自在に嵌合している。これら両スライダ48に前記一対の支持プレート38A、38Bがそれぞれ連結されている。容器搬送コンベヤ4の両側に配置されている各一対の支柱40のさらに外側に、前記機枠6の側壁に回転可能に支持された2本の水平な回動軸50が搬送方向と直交する方向を向けて配置されている。
容器搬送コンベヤ4の左右両側に配置された各2本の平行な回動軸50には、それぞれギヤ(図示せず)が固定されて互いに噛み合っている。従って、回動軸50の一方をモータ等の駆動手段によって一方向に回動させると、他方の回動軸50が逆方向に同じ回転角度だけ回転する。これら回動軸50には、それぞれ下向きのレバー52が連結され、両回動軸50の回動に伴って逆方向に揺動する。これらレバー52の下部寄りに長孔52aが形成され、この長孔52a内に前記支持プレート38A、38Bの端部に連結されている軸部38Ab、38Bbが貫通しており、この長孔52a内で軸部38Ab、38Bbが相対的に移動できるようになっている。前記回動軸50の一方を回転させると、両回動軸50が互いに逆方向に回動し、この回動に伴ってレバー52が揺動することにより一対の支持プレート38A、38Bが接近、離隔する。
第1シールポジションCに設けられた前記支持プレート38A、38Bが接近したときの複数の円弧状凹部38Aa、38Baと、その下方に停止した容器保持手段14の両保持プレート14A、14Bに設けられた容器保持用凹部14Aa、14Baとが上下に重なり合った位置の上方に、それぞれシールヘッド54が昇降可能に設けられている。これらシールヘッド54は、エアシリンダ56の作動により昇降する。各シールヘッド54はそれぞれ、カップ状容器2の上端開口部の周囲に形成されているフランジ状のシール部2aとほぼ同じ径を有する環状シール部54aを備えており、後に説明するように容器支持手段38に支持されているカップ状容器2のシール部2aに蓋材としてのフィルム60を押し付けて溶着する。また、この第1シールポジションCのシールヘッド54の内部には、環状シール部54aに対して相対的に昇降可能なトリミング用のカッタ62(図3参照)が設けられており、環状シール部54aによって蓋材フィルム60をカップ状容器2のフランジ状シール部2aに溶着した後、その外周部を蓋64の形状(図4参照)に切断する。なお、この実施例では、蓋64の形状は、カップ状容器2の円形の開口部を覆う円形部64aと、蓋62を剥がす際の操作部となる舌状部64bを有しているが、この形状に限定されるものではない。
前記第1シールポジションCのシールヘッド54は、カップ状容器2のシール部2aに溶着された蓋材フィルム60の周囲を切断するためのトリミング用カッタ62を備えているが、第2シールポジションDに設けられたシールヘッド58には、前記蓋材フィルム60がすでに切断された蓋64が装着された状態で搬送されてくるので、トリミング用のカッタは設けられていない。
第1および第2シールポジションC、Dの、停止した容器保持手段14に保持されている各カップ状容器2の左右両側の位置に、それぞれ受け部材66が配置されている。これら受け部材66は、図2および図3に示すように、直立した板状部材68の上部に、スプリング70を介して配置されている。この実施例では、各受け部材66は、搬送方向の前後に位置する一対の保持プレート14A、14Bに対応して2個ずつ設けられている。これら受け部材66は、スプリング70によって常時上方へ付勢されストッパ74によって上昇位置を規制されており、上方から押されると、スプリング70を撓めて下降することによって高さの変化を許容する。2個一組の受け部材66は、容器保持手段14に保持されている各カップ状容器2の両側に配置されているので、容器2の数よりも1箇所多い数が配置されている(例えば、カップ状容器2の数が6個の場合には各カップ状容器2の両側に合計7箇所の受け部材66が配置されている)。これら受け部材66を上方へ付勢するスプリング70が、請求項1に記載した反発力発生手段を構成している。
シールポジションC、Dの、停止した容器保持手段14に保持されている各カップ状容器2の下方に、容器昇降手段としての昇降部材76が配置されている。この昇降部材76は、カップ状容器2の底部2bを受け入れる円形の皿状部76aと、上端にこの皿状部76aが固定され、昇降可能に支持されている昇降軸76bとを備えており、サーボシリンダ等の駆動手段78(図1参照)によって昇降される。
なお、第1シールポジションCに配置した第1シール装置34の容器支持手段38と、第2シールポジションDに配置した第2シール装置36の容器支持手段80は、基本的に同一の構造をしているが、この実施例では、容器支持手段38の両支持プレート38A、38Bを接近させたときの合わせ面F1の位置と、容器支持手段80の前後の支持プレート80a、80bを接近させたときの合わせ面F2の位置とを、カップ状容器2の中心に対して異ならせている。
図4は、下部に示す図が、第1シールポジションCの容器支持手段38に支持されているカップ状容器2を示す平面図、上部に示す図が、第2シールポジションDの容器支持手段80に支持されているカップ状容器2を示す平面図であり、2箇所に設けられた容器支持手段38、80の、搬送方向前方側の支持プレート38A、80Aと搬送方向後方側の支持プレート38B、80Bとの合わせ面F1、F2の位置を変えている。つまり、図4の下部に示すように、第1シールポジションCでは、搬送方向前方側の支持プレート38Aと搬送方向後方側の支持プレート38Bとの合わせ面F1を、支持されているカップ状容器2の、搬送方向(矢印P参照)を横断する方向の中心線O1に対して、搬送方向後方側へずらし、一方、図4の上部に示すように、第2シールポジションDでは、搬送方向前後の支持プレート80A、80Bの合わせ面F2を、カップ状容器2の搬送方向Pを横断する方向の中心線O2に対して、搬送方向前方側へずらしている。この場合に、第1シールポジションCの容器支持手段38と第2シールポジションDの容器支持手段80の全体としての幅(搬送方向前後の長さ)が同一である場合には、第1シールポジションCの、搬送方向前方側の支持プレート38Aの搬送方向前後の長さL1を、第2シールポジションDの、搬送方向前方側の支持プレート80Aの搬送方向前後の長さL3よりも長くし、第1シールポジションCの、搬送方向後方側の支持プレート38Bの搬送方向前後の長さL2を、第2シールポジションDの、搬送方向後方側の支持プレート80Bの搬送方向前後の長さL4よりも短くしている。2箇所の容器支持手段38、80の前後の支持プレート38A、38B、80A、80Bの合わせ面F1、F2は、完全に密着させていても隙間ができるので、シールヘッド54、58によってシールを行う際に、この合わせ面F1、F2でのシールが不完全になってしまうおそれがあるが、このように合わせ面F1、F2の位置を変えた2回のシール工程を行うことにより完全なシールが可能である。
前記容器搬送コンベヤ4によって搬送されているカップ状容器2の開口部の上方と、前記第1シール装置34のシールヘッド54の下面との間に、蓋材であるフィルム60が供給される。蓋材フィルム60は、この実施例に係る密封シール装置の外部に設置されたロール状のフィルムから引き出され、図示しない導入ローラ等を介してこの密封シール装置内に導入される。密封シール装置内に導入された蓋材フィルム60は、方向変換ローラ82によって容器搬送コンベヤ4の搬送方向Pと逆方向に向けられた後、駆動ローラ84およびアイドルローラ86等を介して容器搬送コンベヤ4の搬送面上まで引き下げられた後、前記第1シール装置34の下方に供給される。
蓋材フィルム60は、第1シール装置34で、下降したシールヘッド54によりカップ状容器2のフランジ状のシール部2aに溶着され、トリミング用カッタ62によって切り抜かれてフィルム60の本体部から蓋64として切り離される。蓋64の部分が切り抜かれたフィルム60の残部は、排出ローラ88等を介してロール90に巻き取られる。
以上の構成に係るカップ状容器の密封シール装置の作動について説明する。容器搬送コンベヤ4は、両側のエンドレスチェーン12間に多数の容器保持手段14が取り付けられており、図1の矢印P方向に間欠的に走行している。この容器搬送コンベヤ4の容器保持手段14が、上流側スプロケット8の周囲を回転して上面側に現れると、この密封シール装置の上流端に設けられている容器供給装置28から、各容器保持手段14にカップ状容器2が供給される。各容器保持手段14にはそれぞれ複数個のカップ状容器2を保持する凹部14Aa、14Baが形成されており、同時に所定個数のカップ状容器2が供給される。カップ状容器2は、上端開口部の周縁にフランジ状のシール部2a(図2参照)が形成されており、このシール部2aが、前記容器保持手段14の両保持プレート14A、14Bに形成されている凹部14Aa、14Baの周縁部に係合して保持され、容器保持手段14に吊り下げられた状態で搬送される。
前記容器供給装置28から供給されたカップ状の容器2は、容器搬送コンベヤ4の間欠的な走行によって前進と停止を繰り返しており、最初の処理位置である第1充填ポジションAに停止すると、上方に設けられた第1充填装置30から所定量の液体等の内容物が充填される。カップ状の容器2内に第1回目の充填が行われた後、この容器2はさらに1ピッチ前進して第2充填ポジションBに設けられた第2充填装置32の下方に停止して2回目の充填が行われる。この2回目の充填でカップ状容器2内に予め設定された量の液体等の内容物が充填される。
第1および第2充填ポジションA、Bで充填が行われたカップ状容器2は、間欠的に搬送されて第1シールポジションCに停止する。第1シールポジションCでは、停止した容器保持手段14の上方に容器支持手段38が配置されており、この容器支持手段38の両支持プレート38A、38Bは、2本の回動軸50の逆方向への回転によって両レバー52の下部が外側に揺動することにより互いに離隔している。この状態で、容器保持手段14に保持されているカップ状容器2の下方に配置されている昇降部材76を、サーボシリンダ78の作動によって上昇させる。図3に示すように、昇降部材76が実線に示す位置から想像線に示す位置まで上昇して、カップ状容器2を持ち上げ、そのフランジ状のシール部2aを上方に配置された容器支持手段38の両支持プレート38A、38Bの上面よりも僅かに上方へ突出させる。
昇降部材76によってカップ状容器2を持ち上げた後、前記両回動軸50を逆回転させて両支持プレート38A、38Bを接近させ、両円弧状凹部38Aa、38Baで囲むようにしてカップ状容器2の上端のシール部2aを下面から支持する。その後、エアシリンダ56の作動によって第1シール装置34のシールヘッド54を下降させる。第1シールポジションCには、容器支持手段38とシールヘッド54の間に蓋材としてのフィルム60が供給されている。シールヘッド54が下降してその環状シール部54aと容器支持部材38の上面(カップ状容器2のシール部2aの下面側を支持している円弧状凹部38Aa、38Baの周縁部)との間に、カップ状容器2のシール部2aと蓋材フィルム60を挟み込んで押圧し、これら両者2a、60を溶着する。その後、第1シール装置34のシールヘッド54に設けられているトリミングカッタ62によって、フィルム60を蓋64の形状に切断する。
シールヘッド54を下降させて押圧すると、容器支持手段38が下方へ押され、その下方に位置している容器保持手段14に押し付けられる。容器支持手段38は、一対の支持プレート38A、38Bからなっており、これら両支持プレート38A、38Bはスライダ48を介してガイドロッド46に嵌合している。このガイドロッド46は、両端部がスプリング42を介して支柱40上に支持されており、支持プレート38A、38Bにかかる下方への荷重はこのスプリング42によって吸収される。
容器支持手段38がシールヘッド54によって上方から押されて押し下げられると、その下方に位置している容器保持手段14がともに押し下げられて、各カップ状容器2の両側に配置されている受け部材66に押し付けられる。これら受け部材66は、板状部材68上に、それぞれスプリング70を介して2個ずつ設けられている。これら2個の受け部材66は、各保持プレート14A、14Bに対応して配置されており、一対の保持プレート14A、14Bに段差があった場合でも、この段差を吸収することができるので、両支持プレート38A、38Bを平坦な状態にしてシールヘッド54によるシールを行うことができる。なお、シールヘッド54による上方からの押圧力によって容器支持手段38を介して容器保持手段14が下方へ押し下げられる力を前記受け部材66で受けるとともに、容器保持手段14は、その両端部が連結されているエンドレスチェーン12が支持レール16A、16Bを上方へ付勢するスプリング26によって支持されており、下方への移動を吸収される。また、容器支持手段38は、その両端部に固定されたスライダ48がスライド可能に嵌合しているガイドロッド46がスプリング42によって支持されており、このスプリング42によって下方への変位を吸収される。
第1シールポジションCで蓋64が溶着されたカップ状容器2は、間欠的に2ピッチ分搬送されて第2シールポジションDに送られる。この第2シールポジションDでも、前記第1シールポジションCと同様にエアシリンダ78によって上昇された昇降部材76によって、カップ状容器2のシール部2aが両支持プレート80A、80Bの上面よりも上方まで押し上げられる。この位置で両支持プレート80A、80Bが接近されて円弧状凹部80Aa、80Baでカップ状容器2を囲み、そのシール部2aの下面を支持する。この状態で、エアシリンダ56によってシールヘッド58が下降して2回目のシール工程が行われる。第2シールポジションDでは、容器保持手段14が停止した位置の上方に配置されている容器支持手段80の、前後の支持プレート80A、80Bの合わせ面F2の位置が、第1シールポジションCに設けられている容器支持手段38の前後の支持プレート38A、38Bの合わせ面F1の位置とずれている。従って、第1シールポジションCで両支持プレート38A、38Bの合わせ面F1の隙間のためにシールが不完全であった場合でも、この第2回目のシール工程によりシール部2a全周に亘り完全なシールを行うことができる。
2回のシール工程によって蓋64の全周に亘って完全に貼り付けられてシールされたカップ状容器2は、さらに間欠的に搬送されて、図示しない排出ポジションまで送られてこのカップ状容器の密封シール装置から排出される。なお、前記実施例では、受け部材68が、それぞれスプリング70によって上方へ付勢されて、搬送方向前後の保持プレート14A、14Bに対しそれぞれ反発力を生じさせるようにしていたが、何れか一方の保持プレートだけに反発力を生じさせる構成とすることもできる。この場合には、反発力を生じさせる側の受け部材を他方の受け部材よりも高い位置にセットしておく必要がある。
2 カップ状容器
2a カップ状容器のシール部
4 容器搬送手段(容器搬送コンベヤ)
14A 保持部材(保持プレート)
14B 保持部材(保持プレート)
34 蓋材シール手段(第1シール装置)
36 蓋材シール手段(第2シール装置)
38 容器支持手段
38A 支持部材(支持プレート)
38B 支持部材(支持プレート)
66 受け部材
76 容器昇降手段(昇降部材)

Claims (2)

  1. 搬送方向に分割された一対の保持部材間にカップ状容器を保持して搬送する容器搬送手段を備え、所定の搬送停止位置で、カップ状容器の開口部の周縁に張り出して形成されたシール部に、シート状の蓋材をシールしてカップ状容器を密封するカップ状容器の密封シール装置において、
    前記所定の搬送停止位置に、前記一対の保持部材間からカップ状容器を持ち上げる容器昇降手段と、前記一対の保持部材の上方で上昇されたカップ状容器の搬送方向前後から一対の支持部材を接近させて、カップ状容器の周囲を取り囲み、カップ状容器の前記シール部を下方から支持する容器支持手段と、この容器支持手段によって支持されたカップ状容器のシール部に、シート状の蓋材を押し付けて開口部を密封する蓋材シール手段と、前記一対の保持部材の下方に配置され保持部材を下方から受ける受け部材とを備え、
    前記一対の支持部材および前記一対の保持部材は、シール部にシート状の蓋材を押し付ける蓋材シール手段の押圧により、一対の支持部材が押し下げられるとその下方に位置している一対の保持部材がともに押し下げられるように構成されるとともに、前記受け部材は押し下げられる前記一対の保持部材を下方から受けるように配置され、
    前記受け部材は、分割された各保持部材のそれぞれに対応して設けられ、少なくとも何れか一方の受け部材に、受け部材を常時上方へ付勢させるとともに、前記保持部材を介する蓋材シール手段の押圧力による高さの変化を許容する反発力発生手段を設けたことを特徴とするカップ状容器の密封シール装置。
  2. 前記カップ状容器の開口部をシート状の蓋材で密封する前記所定の搬送停止位置が、搬送方向前後に2箇所設けられ、
    前記搬送停止位置に設けられた2組の容器支持手段の、搬送方向前方側の支持部材と搬送方向後方側の支持部材との合わせ面の位置を、2箇所の搬送停止位置において支持されるカップ状容器の中心に対して搬送方向の前後にずらしたことを特徴とする請求項1に記載のカップ状容器の密封シール装置。
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