JP4806346B2 - 袋包装食品の口部シール装置 - Google Patents
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Description
上記袋包装おにぎり製造装置は、おにぎり製造部と、包装部と、袋口シール部とからなる。
おにぎり製造部のターンテーブルにおにぎり1個分の飯塊が投入されると、該ターンテーブルの間欠回転中におにぎりが造られ、該おにぎりは包装部に受け渡される。包装部では、おにぎりを直線移動させる間に包装シートによっておにぎりを包みながら四角形の包装袋を形成して、袋口シール部のターンテーブルに受け渡す。袋口シール部では、食品収容済み袋がターンテーブルを回転する途上で、袋の口部を熱溶着によってシールする。
又、予め製造された袋におにぎりを投入して、袋口をシールする場合には、上記袋包装おにぎり製造装置を使用することはできない。
本発明は、その内の袋の口部をシールする装置を明らかにするものである。
ガイド部材(2)の前記投入ステーションS1側後端に、縦向き姿勢から横向き姿勢に反転可能に支持され且つ横向き姿勢のままガイド部材(2)に沿って前後進可能且つシールステーションS2からオーバラン不可に配備された搬送部材(3)と、
縦向き姿勢の搬送部材(3)の上端部に設けられ、食品収容済み袋(7)を口部(73)を上向きにして収容可能な受け部(33)と、
シールステーションS2に配備され該シールステーション上の横向き食品収容済み袋(7)のシール予定部の周辺を上下から挟んで保持する保持手段(4)と、
シールステーションS2に配備され該シールステーション上の横向き食品収容済み袋(7)のシール予定部を上下から挟んでシールするシール手段(5)とを含む。
上記の如く、食品収容済み袋(7)を口部(73)を上にして受け部(33)に投入するから、四角形の袋(71)内の食品は、自重で袋底に位置する。従って、袋(71)に対する食品の位置が一定する。
投入ステーションS1では、保持手段(4)が動作して、横向き姿勢の食品収容済み袋(7)のシール予定部の周辺を上下から挟んで保持する
上記状態で、シール手段(5)が動作して、袋口部(73)のシール予定部をシールする。
袋口部(73)のシールが終了すると、保持手段(4)、シール手段(5)は元位置に復帰し、搬送部材(3)はガイド部材(2)をスライドして後退し、投入ステーションS1にて前記とは逆方向に反転して縦向き姿勢に戻る。
搬送部材(3)の上端に位置している受け部(33)から、口部(73)を閉じた食品収容済み袋(7)を取り出し、次の食品収容済み袋(7)を受け部(33)に投入する。
上記動作を繰り返して、食品収容済み袋(7)の口部(73)のシールを連続的に行うことができる。
図4は、上記食品収容済み袋(7)の口部(73)を、上段の帯状シール部(74)と、下断の線状シール部(75)で二重にシールした状態を示している。
図3の二点鎖線で示す如く、食品収容済み袋(7)の襠(72)(72)の口部(73)側を内側に押し込んだ状態で、口部(73)にシールが施されており、帯状シール部(74)及び線状シール部(75)は、襠(72)の幅中心に位置しており、襠(72)(72)の上端は凹んでいる。食品収容済み袋(7)の両面の口部(73)側は、線状シール部(75)側へ対称的に傾斜した斜面(76)(76)となっている。
実施例でのシールは、口部(73)に対して押圧しつつ加熱して溶着させる熱シールである。
袋(71)は熱溶着の利くシートによって形成されている。実施例では、該シートは、二枚重ねフィルムの間にシート状海苔を挟んで、両フィルムの外周部を溶着してなる、公知の食品包装用シートである。
以下の説明で、シールステーションS2側を「前」、投入ステーションS1側を「後」とする。
ガイド部材(2)は、前後に長い平行側壁(21)(21)の下端間を底板(22)で繋いで形成され、縦断面が上向きコ字状を呈している。
搬送部材(3)は、縦長の平行側板(31)(31)の上端間と下部をステー板(34)(32)で連結し、上端に食品収容済み袋(7)の受け部(33)を形成している。
側板(31)(31)には、長手方向に真直案内溝孔(38)(38)が開設され、ガイド部材(2)上に設けた軸(20)が案内溝孔(38)(38)を貫通している。
搬送部材(3)は、案内溝孔(38)(38)の上端が軸(20)に当たって、垂直に垂下しており、下端を後方上向きに持ち上げると、横向き姿勢に回転し、横向き姿勢のまま手押して前進させることができる。
上ステー板(34)は、受け部(33)の底板(30)を兼用しており、受け部(33)に投入された食品収容済み袋(7)の底面を支えて食品収容済み袋(7)の高さ位置を決める。
搬送部材(3)のスライドストロークは、案内溝孔(38)の長さ又は適所に設けたストッパ(図示せず)で決まり、オーバランすることはない。
受け部材(41)は、食品収容済み袋(7)の前記ガイド部材(2)からはみ出た部分の下面を載せて支えるものであり、水平部(41a)と、該水平部(41a)の後端から斜め下向きに延びる傾斜部(41b)を有している。該傾斜部(41b)の角度は、図4に示す口部(73)を閉じた食品収容済み袋(7)の斜面(76)に対応している。
受け部材(41)の下面にシリンダ等を用いた第1昇降駆動装置(45)が連繋されている。
押え部材(42)の水平部(42a)の前後長さは、受け部材(41)の水平部(41a)の前後長さより短い。これは、押え部材(42)が食品収容済み袋(7)の口部(73)側を押圧したとき、食品収容済み袋(7)のシール予定部を露出させておく必要があるためによる。
押え部材(42)は、シリンダ等を用いた第2昇降駆動装置(46)で昇降駆動される。
押圧部材(51)はヒータ(図示せず)を内蔵している。
押圧部材(51)の下面には、図4に示す食品収容済み袋(7)の帯状シール部(74)と線状シール部(75)に対応して、帯状押圧部(51a)と線状押圧部(51b)が形成されている。
尚、実施例では、シール手段(5)の受け台(52)は保持手段(4)の受け部材(41)の水平部(41a)が兼用している。
食品収容済み袋(7)は、自重も加わって受け部(33)の底板(30)に載り、前板(35)とバネ作用のある脊板(36)に挟まって受け部(33)に保持される。
図2aに示す如く、作業者がガイド部材(2)を軸(20)を中心に反転させ、その姿勢のまま、図2bに示す如く、手動で搬送部材(3)を前進させ、食品収容済み袋(7)をシールステーションS2に搬送する。
食品収容済み袋(7)は、受け部(33)の受け部(33)と脊板(36)に挟圧ぎみに保持され、又食品収容済み袋(7)の左右は、ガイド部材(2)の側壁(21)(21)でガイドされているから、食品収容済み袋(7)は受け部(33)から位置ズレすることなく、シールステーションS2に達する。
シール済みの食品収容済み袋(7)を取り出して、次の食品収容済み袋(7)を受け部(33)に投入する。
上記動作を繰り返して、半自動で食品収容済み袋(7)の口部(73)に対して連続的にシールを行なうことができる。
更に、受け部材(41)及び受け台(52)は、昇降させずに、上昇位置に対応する高さで固定しておいてもよい。
3 搬送部材
4 保持手段
41 受け部材
42 押圧部材
5 シール手段
51 押圧部材
52 受け台
6 突込み部材
7 食品収容済み袋
Claims (8)
- おにぎり等の食品を収容し両側に襠を有する略四角形の袋(以下、「食品収容済み袋」)の上端口部をシールする装置であって、
食品収容済み袋(7)を投入する投入ステーションS1からシールするシールステーションS2に向けて設けられたガイド部材(2)と、
ガイド部材(2)の前記投入ステーションS1側後端に、縦向き姿勢から横向き姿勢に反転可能に支持され且つ横向き姿勢のままガイド部材(2)に沿って前後進可能且つシールステーションS2からオーバラン不可に配備された搬送部材(3)と、
縦向き姿勢の搬送部材(3)の上端部に設けられ、食品収容済み袋(7)を口部(73)を上向きにして収容可能な受け部(33)と、
シールステーションS2に配備され該シールステーション上の横向き食品収容済み袋(7)のシール予定部の周辺を上下から挟んで保持する保持手段(4)と、
シールステーションS2に配備され該シールステーション上の横向き食品収容済み袋(7)のシール予定部を上下から挟んでシールするシール手段(5)とを含む、食品収容済み袋の口部シール装置。 - シールステーションS2に、食品収容済み袋(7)の両襠(72)(72)の口部(73)側を、保持手段(4)が該口部(73)を挟む前に、内側に突き込む一対の突込み部材(6)(6)が、食品収容済み袋(7)の移行路の両側に配備されている、請求項1に記載の食品収容済み食品の口部シール装置。
- 保持手段(4)は、食品収容済み袋(7)の口部(73)側下面を支える受け部材(41)と、該袋口部側上面を押さえる押え部材(42)とによって構成される、請求項1又は2に記載の食品収容済み袋の口部シール装置。
- 受け部材(41)及び押え部材(42)には、両者で食品収容済み袋(7)を挟んで保持した状態で、襠幅がシール予定部へ徐々に狭まる様に上下から押さえる斜面(41b)(42b)が形成されている、請求項3に記載の食品収容済み袋の口部シール装置。
- シール手段(5)は、袋口部(73)の下面を支える受け台(52)と、該受け台(52)に接近離間可能に配備された押圧部材(51)とによって構成されている、請求項1乃至4の何れかに記載の食品収容済み袋の口部シール装置。
- 受け部材(41)は、シール手段(5)の受け台(52)を兼用している、請求項5に記載の食品収容済み袋の口部シール装置。
- 受け部材(41)と、押圧部材(51)は互いに接近離間可能に配備されて、食品収容済み袋(7)の移行路を開放可能である、請求項5又は6に記載の食品収容済み袋の口部シール装置。
- 搬送部材(3)のガイド部材(2)上での反転動作、スライド動作は手動で行う、請求項1乃至7の何れかに記載の食品収容済み袋の口部シール装置。
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